JP2010101256A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量で,固定コアへの圧入結合力を強化し得るばね受け部材を備える電磁式燃料噴射弁を提供する。
【解決手段】固定コア6に圧入されるばね受け部材41と,弁部26を弁座8との着座方向に付勢すべくばね受け部材41及び可動コア25間に縮設される戻しばね42とを備える電磁式燃料噴射弁において,ばね受け部材41を,薄肉円筒部54と,この薄肉円筒部54の後端から同軸状に延びる外側円筒部53a,この外側円筒部53aの後端に屈曲部53cを介し一体に連結されて外側円筒部53aの内周面に密着する内側円筒部53bからなる厚肉円筒部53とで構成し,薄肉円筒部54及び厚肉円筒部53を固定コア6に圧入して,その薄肉円筒部54の前端部で戻しばね42の後端を支承する。
【選択図】 図2

Description

本発明は,弁座及びその後方に配置される円筒状の固定コアを有する弁ハウジングと,その固定コアを囲繞するように配設されるコイルと,固定コアに圧入される筒状のばね受け部材と,前記固定コアの前端に対向する可動コアと,この可動コアの前端に連設され,前記弁座に離着座可能に対向する弁部と,この弁部を前記弁座との着座方向に付勢すべく前記ばね受け部材及び可動コア間に縮設される戻しばねとを備える電磁式燃料噴射弁に関し,特に上記ばね受け部材の改良に関する。
かゝる電磁式燃料噴射弁は,特許文献1に開示されるように既に知られている。
特開平4−231672号公報
従来のかゝる電磁式燃料噴射弁のばね受け部材は,その固定コアへの所望の圧入結合力を確保するために,厚肉の素材をもって構成されているので,それが電磁式燃料噴射弁の軽量化及びコストダウンを図る上の一障害となる。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,軽量で,しかも固定コアへの圧入結合力を強化し得るばね受け部材を備える電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,弁座及びその後方に配置される円筒状の固定コアを有する弁ハウジングと,その固定コアを囲繞するように配設されるコイルと,固定コアに圧入される筒状のばね受け部材と,前記固定コアの前端に対向する可動コアと,この可動コアの前端に連設され,前記弁座に離着座可能に対向する弁部と,この弁部を前記弁座との着座方向に付勢すべく前記ばね受け部材及び可動コア間に縮設される戻しばねとを備える電磁式燃料噴射弁において,前記ばね受け部材を,薄肉円筒部と,この薄肉円筒部の後端から同軸状に延びる外側円筒部,この外側円筒部の後端に屈曲部を介し一体に連結されて外側円筒部の内周面に密着する内側円筒部からなる厚肉円筒部とで構成し,前記薄肉円筒部及び厚肉円筒部を前記固定コアに圧入して,その薄肉円筒部の前端部で前記戻しばねの後端を支承したことを第1の特徴とする。
また,本発明は,第1の特徴に加えて,前記薄肉円筒部の,前記戻しばねの後端を支承する前端部を,その前端に向かって小径となる縮径部に形成した第2の特徴とする。
さらに,本発明は,第2の特徴に加えて,前記縮径部及び前記外側円筒部間を連結する薄肉円筒部の後部を,前記外側円筒部と同径に形成したことを第3の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,ばね受け部材は,戻しばねを支承する薄肉円筒部と,中空部内周面に強力に圧入結合される厚肉円筒部とで構成され,それぞれの肉厚がそれぞれの機能に対応することになるから,ばね受け部材の軽量化を図ることができる。
しかも,ばね受け部材の固定コアへの圧入時,薄肉円筒部は,肉厚が厚肉円筒部の1/2と薄く,剛性が比較的低く,固定コアの内周面に従って変形し易いことから,ばね受け部材に対する比較的小さい圧入荷重をもって中空部の内周面に圧入スムーズに圧入することができると共に,圧入屑の発生を防ぐことができる。また,厚肉円筒部は,薄肉円筒部より厚肉で剛性が比較的高いので,ばね受け部材に対する圧入荷重を上げることにより,この厚肉円筒部を中空部内に強力に圧入し,その圧入結合力を効果的に高めることができる。
また,厚肉円筒部の外側円筒部は,内側円筒部に同軸状に連なっているから,厚肉円筒部の中空部への圧入が内側円筒部によってスムーズに誘導されることにより,圧入屑の発生を防ぐことができる。
本発明の第2の特徴によれば,縮径部は,薄肉円筒部の固定コア内周面への圧入をスムーズに誘導して,圧入屑の発生を抑えることができるのみならず,縮径部の先端は,中空部の内周面から内方に変位するので,これが戻しばねの線径より薄肉であっても,戻しばねの線材の中心部を安定よく支承することができる。
本発明の第3の特徴によれば,薄肉円筒部は,外側円筒部と同径に形成されることで,厚肉円筒部の中空部への圧入が内側円筒部によってスムーズに誘導されること,並びに圧入荷重の急激な変化が抑えられることにより,圧入屑の発生を防ぐことができる。
本発明の実施の形態を,添付図面に示す本発明の好適な実施例に基づいて以下に説明する。
図1は本発明の実施例に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図,図2は図1の2部拡大図,図3は同電磁式燃料噴射弁におけるばね受け部材の一部を破断した斜視図,図4は上記ばね受け部材の製造工程説明図である。
図1において,電磁式燃料噴射弁Iは,エンジンの吸気路部材P1に設けられる取り付け孔1に前端部が装着され,エンジンの吸気行程時,ガス燃料を吸気路部材P1内に噴射することができる。
この噴射弁Iの弁ハウジング2は,その前端側から弁座部材3,磁性円筒体4,非磁性カラー5,固定コア6及び燃料入口筒7を同軸上に順次配置して,相互に液密に結合して構成される。
弁座部材3は合成樹脂製であって,その中心部には燃料噴孔10が形成され,この燃料噴孔10が開口する後端面は平坦な弁座8に形成される。この弁座部材3の外周には,弁座部材3の後端部に位置する第1嵌合部11,弁座部材3の前端部に位置する第2嵌合部12及び,これら第1及び第2嵌合部12,13間に位置する環状の連結凹部13とが形成され,さらに第1及び第2嵌合部12,13の外周には環状の第1及び第2シール溝14,15がそれぞれ設けられる。これら第1及び第2シール溝14,15には,Oリング等の第1及び第2シール部材16,17がそれぞれ装着される。第2嵌合部12の前端面は,第2シール溝15に向かって大径となるテーパ面12aに形成され,このテーパ面12aは,第2シール部材17を第2シール溝15に装着する際,第2シール部材17の拡径を誘導して,その装着をし易くする。
一方,磁性円筒体4の内周には,その前端側から嵌合連結孔18,この嵌合連結孔18の後端に環状段部19を介して連なる,嵌合連結孔18より小径の環状凹部20と,この環状凹部20の後端に連なる,それより小径の摺動案内孔21とが設けられ,また磁性円筒体4の前端には,薄肉のカシメ筒部22が形成される。その嵌合連結孔18には弁座部材3の前記第2嵌合部12が嵌合され,その際,前記第1シール部材16が嵌合連結孔21の内周面に密接して嵌合連結孔21をシールする。そして上記カシメ筒部22が弁座部材3の前記連結凹部13側にカシメられることにより,磁性円筒体4及び弁座部材3間が結合される。
その際,連結凹部13は,カシメ工具の先端部を受け入れて,カシメ筒部22の半径方向内方へのカシメ加工をし易くする。また磁性円筒体4の環状段部19と弁座部材3の後端面との間において,第1嵌合部11の嵌合連結孔18への嵌合深さを規制して弁座8の軸方向位置を調整する環状のシム23が保持される。
弁座部材3の前記第2嵌合部12は,前記エンジンの吸気路部材P1の取り付け孔1に嵌合されるようになっており,その際,前記第2シール部材17は,取り付け孔1の内周面に密接して取り付け孔1をシールする。
前記磁性円筒体4内には円筒状の可動コア25が収容される。この可動コア25は,前記摺動案内孔21に摺動自在に嵌合されると共に,後端面が非磁性カラー5の内側で前記固定コア6前端の吸引面に対向するように配置される。この可動コア25の前端には,それより小径の弁部26が同軸状に一体に連設されており,この弁部26の外周には環状凹部28が形成される。この環状凹部28は,磁性円筒体4の前記環状凹部20との間に環状の燃料室36を画成する。
また弁部26の前端面にはゴム製の着座部材29が焼き付けて結合される。この着座部材29は,前記弁座8に着座したり離座することで燃料噴孔10を開閉することができる。可動コア25の後端面にはストッパゴム30が焼き付けており,固定コア6が可動コア25を吸引したとき,このストッパゴム30が固定コア6の前端面に当接することで,着座部材29が弁座8から所定ストローク離座するようになっている。
磁性円筒体4から固定コア6にかけて,それらの外周にコイル組立体31が配設される。このコイル組立体31は,磁性円筒体4から固定コア6にかけて,それらの外周面に嵌合されるボビン32と,このボビン32の外周に巻装されるコイル33とからなっており,ボビン32の後端外周部には,後方へ突出してカプラ端子47の基端を支持する端子支持部32aが一体に形成されており,上記カプラ端子にはコイル33の端末が電着される。
コイル組立体31の外周にはコイルハウジング34が配設される。このコイルハウジング34は磁性体であって,その前端には,磁性円筒体4の外周面に圧入結合されてボビン32の前端面を支承する内向きフランジ34aを有しており,このコイルハウジング34の後端部内周面には,固定コア6の後端部外周面に同じく圧入結合されてボビン32の後端面に当接する環状のヨーク35が嵌合される。その嵌合も圧入である。コイルハウジング34の胴部には,その後端から内向きフランジ34a近傍まで延びるU字状の開口部51が設けられ,このU字状開口部51は,ボビン32の前記端子支持部32aを受容するようになっている。
弁ハウジング2には,磁性円筒体4,コイルハウジング34及び燃料入口筒7の外周面を覆う樹脂モールド層45が射出成形により形成される。その際,この樹脂モールド層45には,その成形と同時に成形されて前記カプラ端子47を保持するカプラ46が一体に連設される。上記樹脂モールド層45は,その成形時,溶融樹脂がコイルハウジング34の前記U字状開口部51を通してコイルハウジング34の内部空間に充填されることで,コイル33を埋封する。
図1及び図2に示すように,可動コア25には,その後端面から軸方向に延びて弁部26の前端面手前で終わる有底の縦孔37と,この縦孔37を前記燃料室36に連通する複数の横孔38とが設けられ,上記縦孔37の底面はばね座39に形成される。したがって,可動コア25において,ばね座39は,可動コア25よりも前方にオフセット配置されることになる。
また前記固定コア6は,その中心を貫通する中空部6aを有しており,その中空部6a内周面には,燃料入口筒7及び前記縦孔37間を連通する円筒状のばね受け部材41が圧入により固着される。その際,このばね受け部材41及び前記弁座8間には,コイルばねより戻しばね42が縮設され,これによって可動コア25は,弁座8との着座方向に方向に付勢される。上記ばね受け部材41については,後で詳述する。
前記縦孔37は,ばね座39から立ち上がり戻しばね42の前端部外周に適合する小径孔37aと,この小径孔37aより大径で,小径孔37aの後端から可動コア25の後端面まで延びる大径孔37bとで構成され,大径孔37bに前記横孔38の内端が開口する。こうすることで,大径孔37bの内周面と戻しばね42の外周面とで,その間に前記横孔38に連なる筒状間隙43が画成される。また固定コア6の中空部6aは,ばね受け部材41に支承される戻しばね42の後端部外周が適合するように形成される。
前記燃料入口筒7は後端にフランジ7fを有しており,このフランジ7fに重なるフランジ48fを有する燃料フィルタ48が燃料入口筒7後端部の燃料入口7aに圧入により装着される。燃料入口筒7のフランジ7fと,前記樹脂モールド層45の後端面との間に環状溝49が画成され,それにシール部材50が装着される。このシール部材50は,燃料入口筒7をガス燃料分配管P2に挿入したとき,その内周面に密接するようになっている。
而して,コイル33の消磁状態では,可動コア25は,戻しばね42の付勢力により前方に押圧され,着座部材29を弁座8に着座させている。この状態では,図示しないガス燃料タンクから分配管P2に送られたガス燃料は,燃料入口筒7に流入して燃料フィルタ48で濾過され,そしてばね受け部材41内部,可動コア25の縦孔37及び横孔38を通って磁性円筒体4内,特に燃料室39内で待機する。
コイル33を通電により励起すると,それにより生ずる磁束が固定コア6,ヨーク35,コイルハウジング34,磁性円筒体4及び可動コア25を順次走り,その磁力により可動コア25が戻しばね42のセット荷重に抗して固定コア6に吸引され,可動コア25のストッパゴム30が固定コア6の前端面に当接することで,着座部材29の弁座8に対する開き限界が規制される。すると磁性円筒体4内に待機していたガス燃料が弁座8を通過して燃料噴孔10からエンジンの吸気路部材P1内に噴射される。上記戻しばね42のセット荷重は,固定コア6の中空部6aへのばね受け部材41の圧入位置の調節により調整される。
さて,上記ばね受け部材41について,図2及び図3を参照しながら説明する。
ばね受け部材41は,薄肉円筒部54と,その後端に連なる厚肉円筒部53とよりなるプレス製のもので,その厚肉円筒部53は,薄肉円筒部54の後端に一体に連なる,それと同径の外側円筒部53aと,この外側円筒部53aの後端から屈曲反転して外側円筒部53aの内周面に密着する内側円筒部53bとで構成される。即ち,外側円筒部53a及び内側円筒部53bは,屈曲部53cを介して一体に連結される。したがって,薄肉円筒部54の肉厚は,厚肉円筒部53の1/2となる。また,薄肉円筒部54,外側円筒部53a及び内側円筒部53bの肉厚は,コイル状の戻しばね42の線径より小さく,図示例では,その線径の略1/2となっている。
薄肉円筒部54の前端部は,外周からテーパ状に絞られた縮径部54aに形成される。この縮径部54aを除く薄肉円筒部54の後部と,それに続く外側円筒部53aとの外径は,前記中空部6aの内周面の内径よりも,圧入代分,大径に設定される。
一方,ばね受け部材41を圧入する固定コア6の中空部6aの入口,即ち後端開口部の周縁には,ばね受け部材41の圧入を誘導するテーパ部6a1が形成される。
ばね受け部材41の固定コア6への取り付けに当たっては,ばね受け部材41は,その縮径部54aを先頭にして,固定コア6のテーパ部6a1から中空部6aへと圧入される。その際,縮径部54aは,テーパ部6a1との協働により薄肉円筒部54を中空部6a内の圧入位置へとスムーズに誘導する。しかも,薄肉円筒部54は,肉厚が厚肉円筒部53の1/2と薄く,剛性が比較的低く,中空部6aの内周面に従って変形し易いことから,ばね受け部材41に対する比較的小さい圧入荷重をもって中空部6aの内周面に圧入スムーズに圧入することができると共に,圧入屑の発生を防ぐことができる。
続いて,厚肉円筒部53が中空部6aに圧入されるのであるが,厚肉円筒部53は,薄肉円筒部54より厚肉で剛性が比較的高いので,ばね受け部材41に対する圧入荷重を上げることにより,この厚肉円筒部53を中空部6a内に強力に圧入し,その圧入結合力を効果的に高めることができる。しかも,厚肉円筒部53の外側円筒部53aは,内側円筒部53bに同径で連続しているから,厚肉円筒部53の中空部6aへの圧入が内側円筒部53bによってスムーズに誘導されること,並びに圧入荷重の急激な変化が抑えられることにより,この場合も圧入屑の発生を防ぐことができる。このときのばね受け部材41の圧入深さの設定により,前端の縮径部54aで後端を支承される戻しばね42のセット荷重が決定される。
このように,ばね受け部材41は,戻しばね42を支承する薄肉円筒部54と,中空部6a内周面に強力に圧入結合される厚肉円筒部53とで構成され,それぞれの肉厚がそれぞれの機能に対応しているので,ばね受け部材41の軽量化を図ることができる。
また,縮径部54aの先端は,中空部6aの内周面から内方に変位するので,これが戻しばね42の線径より肉薄でも,戻しばね42の線材の中心部を安定よく支承することができる。
次に,上記ばね受け部材41の製造方法について,図4(A)〜(F)を参照しながら説明する。
先ず,(A)において,戻しばね42の線径より薄いステンレス鋼板から円板状のブランク60を打ち抜く。
次に,(B)において,ブランク60に絞り加工を加えて,外向きの鍔62,胴部63及び底部64からなる鍔付き円筒体60を得る。
次に,(C)において,上記鍔付き円筒体60の底部64の中心部に下孔65を穿つ。
次に,(D)において,下孔65を拡張しつゝ,底部64を内側円筒部53bとして胴部63側に曲げて,その内周面に密着させる。したがって,前記胴部63は,内側円筒部53bと重なる外側円筒部53aと,内側円筒部53bと重ならない薄肉円筒部54とを含むことになる。
次に,(E)において,鍔62を切除する。
最後に,(F)において,薄肉円筒部54の先端部を絞って縮径部54aを形成する。
かくして,戻しばね42の線径より薄いステンレス鋼板から前記ばね受け部材41を能率よく製造することができる。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。上記ばね受け部材41は,ガソリン等の液体燃料を扱う電磁式燃料噴射弁にも適用可能である。
本発明の実施例に係る電磁式燃料噴射弁の縦断面図。 図1の2部拡大図。 同電磁式燃料噴射弁におけるばね受け部材の一部を破断した斜視図。 上記ばね受け部材の製造工程説明図。
符号の説明
I・・・・・電磁式燃料噴射弁
2・・・・・弁ハウジング
6・・・・・固定コア
8・・・・・弁座
25・・・・可動コア
26・・・・弁部
33・・・・コイル
41・・・・ばね受け部材
42・・・・戻しばね
53・・・・厚肉円筒部
53a・・・外側円筒部
53b・・・内側円筒部
53c・・・縮径部
54・・・・薄肉円筒部
54a・・・縮径部
54b・・・後部

Claims (3)

  1. 弁座(8)及びその後方に配置される円筒状の固定コア(6)を有する弁ハウジング(2)と,その固定コア(6)を囲繞するように配設されるコイル(33)と,固定コア(6)に圧入される筒状のばね受け部材(41)と,前記固定コア(6)の前端に対向する可動コア(25)と,この可動コア(25)の前端に連設され,前記弁座(8)に離着座可能に対向する弁部(26)と,この弁部(26)を前記弁座(8)との着座方向に付勢すべく前記ばね受け部材(41)及び可動コア(25)間に縮設される戻しばね(42)とを備える電磁式燃料噴射弁において,
    前記ばね受け部材(41)を,薄肉円筒部(54)と,この薄肉円筒部(54)の後端から同軸状に延びる外側円筒部(53a),この外側円筒部(53a)の後端に屈曲部(53c)を介し一体に連結されて外側円筒部(53a)の内周面に密着する内側円筒部(53b)からなる厚肉円筒部(53)とで構成し,前記薄肉円筒部(54)及び厚肉円筒部(53)を前記固定コア(6)に圧入して,その薄肉円筒部(54)の前端部で前記戻しばね(42)の後端を支承したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  2. 請求項1記載の電磁式燃料噴射弁において,
    前記薄肉円筒部(54)の,前記戻しばね(42)の後端を支承する前端部を,その前端に向かって漸次小径となる縮径部(54a)に形成したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
  3. 請求項2記載の電磁式燃料噴射弁において,
    前記縮径部(54a)及び前記外側円筒部(53a)間を連結する薄肉円筒部(54)の後部(54b)を,前記外側円筒部(53a)と同径に形成したことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
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