JP2002089400A - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

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JP2002089400A
JP2002089400A JP2000281756A JP2000281756A JP2002089400A JP 2002089400 A JP2002089400 A JP 2002089400A JP 2000281756 A JP2000281756 A JP 2000281756A JP 2000281756 A JP2000281756 A JP 2000281756A JP 2002089400 A JP2002089400 A JP 2002089400A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁式燃料噴射弁において,弁組立体の軸方
向摺動を案内する第1及び第2ガイド部の同軸配置を高
精度をもって簡単に得られるようにする。 【解決手段】 弁座部材3に,弁組立体Vの弁部16を
支持する第1ガイド部9と同軸の第1嵌合筒部3aを形
成し,弁ハウジング2には,弁組立体Vの可動コア12
を支持する第2ガイド部13と同軸で第1嵌合筒部3a
に圧入される第2嵌合筒部2aを形成し,第1嵌合筒部
3aの外周には,その先端側からテーパ状の誘導面4
0,その大径部より大径で円筒状の同軸調整面41と,
それより大径で円筒状の圧入面42とを先端側から順次
形成し,圧入後,第1及び第2嵌合筒部3a,2a間に
全周溶接を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,主として内燃機関
の燃料供給系に使用される電磁式燃料噴射弁に関し,特
に,弁座を有する弁座部材と,この弁座部材の他端部に
一端部を結合する弁ハウジングと,この弁ハウジングの
他端部に非磁性の環状スペーサを介して結合される固定
コアと,この固定コアに対向するよう弁ハウジングに摺
動可能に収容される可動コア,及びこの可動コアに杆部
を介して連設されて弁座と協働する弁部からなる弁組立
体とを備え,弁座部材及び環状スペーサに,弁組立体の
弁部及び可動コアをそれぞれ軸方向摺動自在に支承する
第1ガイド部及び第2ガイド部をそれぞれ設けたものゝ
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,かゝる電磁式燃料噴射弁は,例え
ば特開平11−166461号公報に開示されているよ
うに,既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かゝる電磁式燃料噴射
弁において,弁座部材及び環状スペーサにそれぞれ設け
られた第1及び第2ガイド部は,弁組立体の両端部を支
承して,その開閉姿勢を規制し,燃料噴射量の安定化を
図るためのものである。
【0004】しかしながら,弁ハウジングを挟んで配設
される環状スペーサ及び弁座部材に,第1及び第2ガイ
ド部を高精度をもって同軸上に配置することは,製作上
極めて困難である。
【0005】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,弁組立体の軸方向摺動を案内する第1及び第2ガ
イド部の同軸配置を,高精度をもって簡単に得ることが
できるようにした,前記電磁式燃料噴射弁を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,弁座を有する弁座部材と,この弁座部材
の他端部に一端部を結合する弁ハウジングと,この弁ハ
ウジングの他端部に非磁性の環状スペーサを介して結合
される固定コアと,この固定コアに対向するよう弁ハウ
ジングに摺動可能に収容される可動コア,及びこの可動
コアに杆部を介して連設されて弁座と協働する弁部から
なる弁組立体とを備え,弁座部材及び環状スペーサに,
弁組立体の弁部及び可動コアをそれぞれ軸方向摺動自在
に支承する第1ガイド部及び第2ガイド部をそれぞれ設
けた,電磁式燃料噴射弁において,弁座部材に第1ガイ
ド部と同軸の第1嵌合筒部を,また弁ハウジングには,
第2ガイド部と同軸で第1嵌合筒部に圧入される第2嵌
合筒部をそれぞれ形成し,第1嵌合筒部の外周には,そ
の先端側から,第2嵌合筒部への第1嵌合筒部の挿入を
誘導するテーパ状の誘導面,この誘導面の大径部より大
径の円筒状をなして第2嵌合筒部の内周面に適合し得る
同軸調整面と,この同軸調整面より大径の円筒状をなし
て第2嵌合筒部の内周面に圧入される圧入面とを順次形
成すると共に,相隣る誘導面と同軸調整面,同軸調整面
と圧入面を第1,第2円弧面を介してそれぞれ接続し,
第1及び第2嵌合筒部間に,それらの全周に渡る溶接を
施したことを第1の特徴とする。
【0007】尚,前記第1及び第2ガイド部は,後述す
るガイド孔9及びガイド面13に対応する。
【0008】この第1の特徴によれば,弁座部材には第
1嵌合筒部と第1ガイド部の同軸加工を施すことによ
り,第1嵌合筒部及び第1ガイド部の高精度の同軸性を
容易に得ることができ,また環状スペーサを固着した弁
ハウジングには第2嵌合筒部と第2ガイド部の同軸加工
を施すことにより,第2嵌合筒部及び第2ガイド部の高
精度の同軸性を容易に得ることができ,したがって,第
1及び第2嵌合筒部を相互に圧入嵌合したとき,第1ガ
イド部及び第2ガイド部の同軸性も高精度なものとする
ことができる。そして,これら第1及び第2ガイド部に
よって,弁体及び可動コアは傾くことなく開閉姿勢を正
しく規制されるので,弁体の開弁間隙の安定化,延いて
は燃料の噴射特性の安定化に寄与し得る。
【0009】特に,第1嵌合筒部を第2嵌合筒部に圧入
する際には,先ず,第1嵌合筒部のテーパ状の誘導面が
第2嵌合筒部内への進入を誘導し,次いで円筒状の同軸
調整面が第2嵌合筒部の内周面に適合して両嵌合筒部部
の同軸性を確保し,最後に円筒状の圧入面が第2嵌合筒
部に内周面に圧入されることにより第1及び第2嵌合筒
部を強固に結合するので,第1及び第2嵌合筒部の高い
同軸性を保持しながら,これらを強固に結合することが
できる。
【0010】またその際,相隣る誘導面と同軸調整面,
同軸調整面と圧入面の各間の段差部が円弧面となってい
るから,各円弧面が後続の同軸調整面や圧入面の第1嵌
合筒部内への嵌入を誘導する機能を発揮して,第1嵌合
筒部の第2嵌合筒部への圧入を,両者の同軸性を正確に
維持しつゝスムーズに行わせる。したがって,切粉を発
生させることもなく,切粉による燃料通路の閉塞を未然
に回避することができる。
【0011】また第1及び第2嵌合筒部間には,それら
の全周に渡る溶接を施したので,両嵌合筒部間の結合力
を強化すると共に,特別なシール部材を用いることな
く,両嵌合筒部の嵌合部からの燃料漏れを確実に防ぐこ
とができる。
【0012】また本発明は,第1の特徴に加えて,第1
嵌合筒部の,第2嵌合筒部から露出した外周面と第2嵌
合筒部の端面との間の環状隅部にレーザビームによる溶
接を施したことを第2の特徴とする。
【0013】この第2の特徴によれば,溶接不要な部分
への入熱を回避しながら第1及び第2嵌合筒部間の全周
溶接を容易,的確に行うことができる。
【0014】さらに本発明は,弁座部材を弁ハウジング
より硬度の高い素材で構成し,レーザビームの照射点
を,第1嵌合筒部の外周面と第2嵌合筒部の端面との交
点から第2嵌合筒部側にオフセットした位置に設定した
ことを第3の特徴とする。
【0015】この第3の特徴によれば,高硬度材の第1
嵌合筒部と低硬度材の第2嵌合筒部との嵌合部を,第1
嵌合筒部の割れを回避しながら溶接することができる。
また電磁式燃料噴射弁の作動中でも,上記溶接部に割れ
が発生することを防ぐことができる。
【0016】さらに本発明は,第2の特徴に加えて,レ
ーザビームの照射点の,前記交点から第2嵌合筒部側へ
のオフセット量を0.1〜1mmに設定したことを第3
の特徴とする。
【0017】この第4の特徴によれば,高硬度材の第1
嵌合筒部の割れを回避しつゝ,第1及び第2嵌合筒部間
の溶接強度を確保することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0019】図1は本発明に係る内燃機関用電磁式燃料
噴射弁の縦断面図,図2は図1の要部拡大図,図3は上
記電磁式燃料噴射弁における弁座部材及び弁ハウジング
の嵌合部構造を示す分解拡大図,図4は同弁座部材及び
弁ハウジングの溶接部構造を示す拡大断面図である。
【0020】先ず,図1及び図2において,内燃機関用
電磁式燃料噴射弁Iのケーシング1は,円筒状の弁ハウ
ジング2(磁性体)と,この弁ハウジング2の前端部に
液密に結合される有底円筒状の弁座部材3と,弁ハウジ
ング2の後端に環状スペーサ4を挟んで液密に結合され
る円筒状の固定コア5とから構成される。
【0021】環状スペーサ4は,非磁性金属,例えばス
テンレス鋼製であり,その両端面に弁ハウジング2及び
固定コア5が突き当てられて液密に全周溶接される。
【0022】弁座部材3及び弁ハウジング2の対向端部
には,第1嵌合筒部3a及び第2嵌合筒部2aがそれぞ
れ形成される。そして第1嵌合筒部3aが第2嵌合筒部
2a内にストッパプレート6と共に圧入され,ストッパ
プレート6は,弁ハウジング2と弁座部材3間で挟持さ
れる。第1及び第2嵌合筒部3a,2aの嵌合後は,第
1嵌合筒部2aから露出した第1嵌合筒部3aの外周面
と第2嵌合筒部2aの端面とに挟まれる環状隅部の全周
に渡りレーザビーム溶接が施され,これにより弁ハウジ
ング2及び弁座部材3が相互に液密に結合される。上記
第1及び第2嵌合筒部3a,2aの嵌合部構造,並びに
溶接部構造については後述する。
【0023】弁座部材3は,その前端面に開口する弁孔
7と,この弁孔7の内端に連なる円錐状の弁座8と,こ
の弁座8の大径部に連なる円筒状のガイド孔9とを備え
ており,そのガイド孔9は,前記第2嵌合筒部2aと同
軸状に形成される。
【0024】弁座部材3の前端面には,上記弁孔7と連
通する複数の燃料噴孔11を有する鋼板製のインジェク
タプレート10が液密に全周溶接される。
【0025】弁ハウジング2及び環状スペーサ4内に
は,固定コア5の前端面に対向する可動コア12が収容
され,環状スペーサ4の内周面には,可動コア12を軸
方向摺動自在に支承する環状のガイド面13が突設され
る。
【0026】可動コア12は,その一端面から前記弁座
8側に延びる小径の杆部15を一体に備えており,この
杆部15の先端に,前記弁座8に着座し得る球状の弁部
16が溶接により固着される。これら可動コア12,杆
部15及び弁部16によって弁組立体Vが構成される。
【0027】弁部16は,前記ガイド孔9に軸方向摺動
自在に支承されるもので,その外周面には,ガイド孔9
内での燃料の流通を可能にする複数の面取り部17が等
間隔に並べて形成される。
【0028】前記ストッパプレート6には,杆部15が
貫通する切欠き18が設けられており,このストッパプ
レート6の,弁座8側端面に対向するストッパフランジ
19が杆部15の中間部に形成されている。これらスト
ッパプレート6及びストッパフランジ19間には,弁部
16の閉弁時,即ち弁座8への着座時,弁部16の開弁
ストロークに対応する間隙gが設けられる。
【0029】一方,固定コア5及び可動コア12間に
は,弁部16の閉弁時,即ち弁部16の弁座8への着座
時でも,両コア5,12の当接を避けるに足る間隙が設
けられる。
【0030】固定コア5は,可動コア12の通孔20を
介して弁ハウジング10内と連通する中空部21を有し
ており,その中空部21に,可動コア12を弁部16の
閉じ方向,即ち弁座8への着座方向に付勢するコイル状
の弁ばね22と,この弁ばね22の後端を支承するパイ
プ状のリテーナ23とが収容される。
【0031】その際,可動コア12の後端面には,弁ば
ね22の前端部を受容する位置決め凹部24が形成され
る。また弁ばね22のセット荷重は,リテーナ23の中
空部21への圧入深さによって調整される。
【0032】固定コア5の後端には,パイプ状のリテー
ナ23を介して固定コア5の中空部21に連通する燃料
入口25を持つ入口筒26が一体に連設され,その燃料
入口25に燃料フィルタ35が装着される。
【0033】環状スペーサ4及び固定コア5の外周には
コイル組立体28が嵌装される。このコイル組立体28
は,環状スペーサ4及び固定コア5に外周面に嵌合する
ボビン29と,これに巻装されるコイル30とからなっ
ており,このコイル組立体28を囲繞するコイルハウジ
ング31の一端部が弁ハウジング2の外周面に溶接によ
り結合される。
【0034】コイルハウジング31,コイル組立体28
及び固定コア5は合成樹脂製の被覆体32内に埋封さ
れ,この被覆体32の中間部には,前記コイル30に連
なる接続端子33を収容する備えたカプラ34が一体に
連設される。
【0035】この被覆体32の前端面と,弁座部材3の
前端部に嵌着される合成樹脂製のキャップ35との間に
環状溝36が画成され,この環状溝36に,弁ハウジン
グ2の外周面に密接するOリング37が装着され,この
Oリング37は,この電磁式燃料噴射弁Iを図示しない
エンジンの燃料噴射弁取り付け孔に装着したとき,その
取り付け孔の内周面に密接するようになっている。
【0036】而して,図2に示すように,コイル30を
消磁した状態では,弁ばね22の付勢力で弁組立体Vが
前方に押圧され,弁部18を弁座8に着座させている。
したがって,図示しない燃料ポンプから燃料フィルタ3
5及び入口筒26を通して弁ハウジング1内に供給され
た高圧燃料は,弁ハウジング1内に待機させられる。
【0037】コイル30を通電により励磁すると,それ
により生ずる磁束が固定コア5,コイルハウジング3
1,弁ハウジング10及び可動コア12を順次走り,そ
の磁力により可動コア12が弁部18と共に固定コア5
に吸引され,弁座8が開放されるので,弁ハウジング1
0内の高圧燃料が弁部16の面取り部17を経て燃料出
口13を通過し,燃料噴孔11からエンジンの吸気弁に
向かって噴射される。このとき,弁組立体Vのストッパ
フランジ19が弁ハウジング2に固着したストッパプレ
ート6に当接することにより,弁部16の開弁限界が規
定される。
【0038】このような電磁式燃料噴射弁Iの作動中,
弁組立体Vの開閉姿勢は,その両端部が環状スペーサ4
のガイド面13及び弁座部材3のガイド孔9により支承
されることにより常に正しく規制され,傾くことがない
ので,弁組立体Vの開弁量,即ち燃料噴射量に狂いが生
ずることを回避し,噴射特性の安定化を図ることができ
る。
【0039】特に,弁座部材3には第1嵌合筒部3aと
ガイド孔9の同軸加工を施すことにより,第1嵌合筒部
3a及びガイド孔9の高精度の同軸性を容易に得ること
ができ,また環状スペーサ4を溶接結合した弁ハウジン
グ3には第2嵌合筒部2aと第2ガイド部の同軸加工を
施すことにより,第2嵌合筒部2a及びガイド孔面13
の高精度の同軸性を容易に得ることができ,したがっ
て,第1及び第2嵌合筒部3a,2aを相互に圧入嵌合
したとき,ガイド孔9及びガイド孔面13の同軸性も高
精度なものとすることができる。
【0040】さて,第1及び第2嵌合筒部3a,2aの
嵌合部構造について図3により説明する。
【0041】第2嵌合筒部2aの内周面は段付きのない
円筒状に形成される。他方,第1嵌合筒部3aの外周に
は,その先端側から,第2嵌合筒部2aへの第1嵌合筒
部3aの挿入を誘導するテーパ状の誘導面40,この誘
導面40の大径部より大径の円筒状をなして第2嵌合筒
部2aの内周面に適合し得る同軸調整面41と,この同
軸調整面41より大径の円筒状をなして第2嵌合筒部2
aの内周面に圧入される圧入面42とが順次形成され,
また相隣る誘導面40及び同軸調整面41間には,それ
らを接続第1円弧面43が,また相隣る同軸調整面41
及び圧入面42間には,それらを接続する第2円弧面4
4が形成される。
【0042】而して,第1嵌合筒部3aを第2嵌合筒部
2aに圧入する際には,先ず,第1嵌合筒部3aのテー
パ状の誘導面40が第2嵌合筒部2a内への進入を誘導
し,次いで円筒状の同軸調整面41が第2嵌合筒部2a
の内周面に適合して両嵌合筒部3a,2aの同軸性を確
保し,最後に円筒状の圧入面42が第2嵌合筒部2aの
内周面に圧入されることにより,第1及び第2嵌合筒部
3a,2aは高い同軸性を保持しながら,強固に結合さ
れる。
【0043】またその際,相隣る誘導面40と同軸調整
面41,同軸調整面41と圧入面42の各間の段差部が
第1,第2円弧面43,44となっているから,各円弧
面43,44が後続の同軸調整面41や圧入面42の第
1嵌合筒部3a内への嵌入を誘導する機能を発揮して,
第1嵌合筒部3aの第2嵌合筒部2aへの圧入を,両者
の同軸性を的確に維持しつゝスムーズに行わせる。
【0044】その結果,第1及び第2嵌合筒部3a,2
a,並びガイド孔9及びガイド面13の同軸性をより高
精度なものとすることができ,弁組立体Vの開閉姿勢の
安定化を得て,燃料噴射特性の向上に大きく貢献するこ
とができる。また第1嵌合筒部3aの第2嵌合筒部2a
への圧入がスムーズであるので,圧入荷重を軽減できる
のみならず,切粉の発生を回避でき,切粉による燃料通
路の閉塞を未然に回避することができる。
【0045】次に,第1及び第2嵌合筒部3a,2aの
溶接部構造について図4により説明する。
【0046】弁座8及びガイド孔9を有する弁座部材3
は,耐摩耗性を必要とすることから高硬度材で構成され
る。例えばマルテンサイト系ステンレス材(SUS44
0C)やSK材から削り出した後,焼き入れ処理をした
ものである。一方,弁ハウジング3は,磁性を必要とす
ることから,オーステナイト又はフェライト系ステンレ
ス材から削り出したもので,弁座部材3よりも低硬度で
ある。
【0047】このように硬度を異にする弁座部材3の第
1嵌合筒部3aと弁ハウジング3の第2嵌合筒部2aと
のレーザビーム溶接に当たっては,レーザトーチTを,
それの発射するレーザビームBの方向が弁ハウジング3
の端面に対して斜めになり,且つ照射点Pが第1嵌合筒
部3aの外周面と第2嵌合筒部2aの端面との交点Pか
ら第2嵌合筒部2a側に所定距離eオフセットした位置
に設定する。そして,図示しない治具で弁座部材3及び
弁ハウジング3を回転させながら,レーザトーチTから
レーザビームBを発射すれば,先ず第2嵌合筒部2a側
で溶け込みAが起こり,その溶け込みAが周囲にに広が
って,第1嵌合筒部3aにも及ぶことになる。
【0048】このように,第1嵌合筒部3aでは,レー
ザビームBによる直接の入熱を受けずに,溶け込みが比
較的緩徐に行われるので,再焼き入れの状態とはならな
い。しかも,低硬度材の第2嵌合筒部2aが高硬度材の
弁座部材3に溶け込むと共に,高硬度材中の割れ原因元
素が低硬度材によって希釈される。さらに,高硬度材の
溶け込みは低硬度材より小さいため,高硬度材,即ち第
1嵌合筒部3aの凝固までの温度変化も比較的小さく,
第1嵌合筒部3aからの炭化物の析出を抑えることがで
きる。その結果,第1及び第2嵌合筒部3a,2aを,
高硬度材の第1嵌合筒部3aに割れが発生することを回
避しつゝ相互に溶接することができ,また電磁式燃料噴
射弁Iの作動中でも,それらの溶接部に割れが発生する
ことを防ぐことができる。
【0049】前記所定距離eは,0.1〜1mmの範囲
で設定することが好ましい。何故ならば,実験によれ
ば,照射点Pのオフセット距離が0.1mm未満である
と,高硬度材の第1嵌合筒部3aへのレーザビームBに
よる入熱が激しくなり,割れ防止の効果が少なく,1m
mを超えると,同第1嵌合筒部3aの溶け込みが過少と
なり,溶接強度の確保が困難となるからである。
【0050】上記のように圧入結合された第1及び第2
嵌合筒部3a,2a間のレーザビームBによる全周溶接
によれば,溶接不要な部分への入熱を確実に回避しなが
ら,両嵌合筒部3a,2aの結合力を強化すると共に,
両嵌合筒部3a,2aの嵌合部をシールして燃料漏れを
確実に防ぐことができる。したがって,その嵌合部に特
別なシール部材を介裝する必要がなくなり,部品点数の
削減をもたらすことになる。
【0051】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可
能である。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,弁座を有する弁座部材と,この弁座部材の他端部に
一端部を結合する弁ハウジングと,この弁ハウジングの
他端部に非磁性の環状スペーサを介して結合される固定
コアと,この固定コアに対向するよう弁ハウジングに摺
動可能に収容される可動コア,及びこの可動コアに杆部
を介して連設されて弁座と協働する弁部からなる弁組立
体とを備え,弁座部材及び環状スペーサに,弁組立体の
弁部及び可動コアをそれぞれ軸方向摺動自在に支承する
第1ガイド部及び第2ガイド部をそれぞれ設けた,電磁
式燃料噴射弁において,弁座部材に第1ガイド部と同軸
の第1嵌合筒部を,また弁ハウジングには,第2ガイド
部と同軸で第1嵌合筒部に圧入される第2嵌合筒部をそ
れぞれ形成し,第1嵌合筒部の外周には,その先端側か
ら,第2嵌合筒部への第1嵌合筒部の挿入を誘導するテ
ーパ状の誘導面,この誘導面の大径部より大径の円筒状
をなして第2嵌合筒部の内周面に適合し得る同軸調整面
と,この同軸調整面より大径の円筒状をなして第2嵌合
筒部の内周面に圧入される圧入面とを順次形成すると共
に,相隣る誘導面と同軸調整面,同軸調整面と圧入面を
第1,第2円弧面を介してそれぞれ接続し,第1及び第
2嵌合筒部間に,それらの全周に渡る溶接を施したの
で,第1及び第2嵌合筒部,並び第1ガイド部及び第2
ガイド部の同軸性をより高精度なものとすることがで
き,弁組立体の開閉姿勢の高い安定化を得て,燃料噴射
特性の向上に大きく貢献することができる。また第1嵌
合筒部の第2嵌合筒部への圧入がスムーズであり,圧入
荷重を軽減できるのみならず,切粉の発生を回避して,
切粉による燃料通路の閉塞を未然に回避することができ
る。また第1及び第2嵌合筒部間の全周溶接により,両
嵌合筒部間の結合力を強化すると共に,特別なシール部
材を用いることなく,両嵌合筒部の嵌合部からの燃料漏
れを確実に防ぐことができる。
【0053】また本発明の第2の特徴によれば,第1嵌
合筒部の,第2嵌合筒部から露出した外周面と第2嵌合
筒部の端面との間の環状隅部にレーザビームによる溶接
を施したので,溶接不要な部分への入熱を回避しながら
第1及び第2嵌合筒部間の全周溶接を容易,的確に行う
ことができる。
【0054】さらに本発明の第3の特徴によれば,弁座
部材を弁ハウジングより硬度の高い素材で構成し,レー
ザビームの照射点を,第1嵌合筒部の外周面と第2嵌合
筒部の端面との交点から第2嵌合筒部側にオフセットし
た位置に設定したので,高硬度材の第1嵌合筒部と低硬
度材の第2嵌合筒部との嵌合部を,第1嵌合筒部の割れ
を回避しながら溶接することができる。また電磁式燃料
噴射弁の作動中でも,上記溶接部に割れが発生すること
を防ぐことができる。
【0055】さらに本発明の第4の特徴によれば,レー
ザビームの照射点の,前記交点から第2嵌合筒部側への
オフセット量を0.1〜1mmに設定したので,高硬度
材の第1嵌合筒部の割れを回避しつゝ,第1及び第2嵌
合筒部間の溶接強度を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る内燃機関用電磁式燃料噴射弁の縦
断面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】上記電磁式燃料噴射弁における弁座部材及び弁
ハウジングの嵌合部構造を示す分解拡大図。
【図4】同弁座部材及び弁ハウジングの溶接部構造を示
す拡大断面図。
【符号の説明】
e・・・・・オフセット量 B・・・・・ビーム I・・・・・電磁式燃料噴射弁 P・・・・・ビーム照射点 V・・・・・弁組立体 2・・・・・弁ハウジング 2a・・・・第2嵌合筒部 3・・・・・弁座部材 3a・・・・第1嵌合筒部 4・・・・・スペーサ 5・・・・・固定コア 8・・・・・弁座 9・・・・・第1ガイド部(ガイド孔) 12・・・・可動コア 13・・・・第2ガイド部(ガイド面) 40・・・・誘導面 41・・・・同軸調整面 42・・・・圧入面 43・・・・第1円弧面 44・・・・第2円弧面
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 61/12 F02M 61/12 61/18 360 61/18 360D

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座(8)を有する弁座部材(3)と,
    この弁座部材(3)の他端部に一端部を結合する弁ハウ
    ジング(2)と,この弁ハウジング(2)の他端部に非
    磁性の環状スペーサ(4)を介して結合される固定コア
    (5)と,この固定コア(5)に対向するよう弁ハウジ
    ング(2)に摺動可能に収容される可動コア(12),
    及びこの可動コア(12)に杆部(15)を介して連設
    されて弁座(8)と協働する弁部(16)からなる弁組
    立体(V)とを備え,弁座部材(3)及び環状スペーサ
    (4)に,弁組立体(V)の弁部(16)及び可動コア
    (12)をそれぞれ軸方向摺動自在に支承する第1ガイ
    ド部(9)及び第2ガイド部(13)をそれぞれ設け
    た,電磁式燃料噴射弁において,弁座部材(3)に第1
    ガイド部(9)と同軸の第1嵌合筒部(3a)を,また
    弁ハウジング(2)には,第2ガイド部(13)と同軸
    で第1嵌合筒部(3a)に圧入される第2嵌合筒部(2
    a)をそれぞれ形成し,第1嵌合筒部(3a)の外周に
    は,その先端側から,第2嵌合筒部(2a)への第1嵌
    合筒部(3a)の挿入を誘導するテーパ状の誘導面(4
    0),この誘導面(40)の大径部より大径の円筒状を
    なして第2嵌合筒部(2a)の内周面に適合し得る同軸
    調整面(41)と,この同軸調整面(41)より大径の
    円筒状をなして第2嵌合筒部(2a)の内周面に圧入さ
    れる圧入面(42)とを順次形成すると共に,相隣る誘
    導面(40)と同軸調整面(41),同軸調整面(4
    1)と圧入面(42)を第1,第2円弧面(43,4
    4)を介してそれぞれ接続し,第1及び第2嵌合筒部
    (3a,2a)間に,それらの全周に渡る溶接を施した
    ことを特徴とする,電磁式燃料噴射弁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁式燃料噴射弁におい
    て,第1嵌合筒部(3a)の,第2嵌合筒部(2a)か
    ら露出した外周面と第2嵌合筒部(2a)の端面との間
    の環状隅部にレーザビーム(B)による溶接を施したこ
    とを特徴とする,電磁式燃料噴射弁。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電磁式燃料噴射弁におい
    て,弁座部材(3)を弁ハウジング(2)より硬度の高
    い素材で構成し,レーザビーム(B)の照射点(P)
    を,第1嵌合筒部(3a)の外周面と第2嵌合筒部(2
    a)の端面との交点から第2嵌合筒部(2a)側にオフ
    セットした位置に設定したことを特徴とする,電磁式燃
    料噴射弁。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の電磁式燃料噴射弁におい
    て,レーザビーム(B)の照射点(P)の,前記交点
    (P)から第2嵌合筒部(2a)側へのオフセット量
    (e)を0.1〜1mmに設定したことを特徴とする,
    電磁式燃料噴射弁。
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