JP2009131850A - 接点材料の表面洗浄装置及び接点材料の表面洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
接点材料の表面全面を洗浄することができ、しかも、多数個の接点材料を連続的に効率よく洗浄することができる接点材料の表面洗浄装置を提供する。
【解決手段】
絶縁材料で形成された複数の反応容器1の片側を吹き出し口2として開放する。希ガスと反応性ガスをプラズマ生成用ガスとして各反応容器1に導入すると共に大気圧近傍の圧力下で各反応容器1内にグロー放電を発生させる。これらのグロー放電により生成されるプラズマ5をプラズマジェットとして各反応容器1の吹き出し口2からそれぞれ吹き出して接点材料6の表面に供給することによって接点材料6の表面の汚染物を除去する。
【選択図】図2
Description
C+O2→CO2↑ …(1)
のような反応を接点材料6の表面で起こし、接点材料6の表面に存在している有機物の汚染物を二酸化炭素ガスとして揮発させて除去して洗浄を行うことができる。
Ag2S+H2→2Ag+H2S↑ …(2)
2AgCl2+H2→2Ag+2HCl↑ …(3)
のような反応を接点材料6の表面で起こし、接点材料6の表面に存在している硫化物や塩化物の汚染物から硫化水素ガスや塩酸ガスを揮発させて除去して金属銀へ還元することによって洗浄を行うことができる。
CuO+H2→Cu+H2O↑ …(4)
または
NiO+H2→Ni+H2O↑ …(5)
のような反応を接点材料6の表面で起こし、接点材料6の表面に存在している酸化物の汚染物から水蒸気を揮発させて除去して金属銅や金属ニッケルへ還元することによって洗浄を行うことができる。
図3に示す表面洗浄装置を用いて接点材料6の表面に付着する有機物を除去して洗浄を行った。接点材料6としては図4に示すように、銅バネ材30の表面に銅−ニッケル合金層31を形成し、銅−ニッケル合金層31の表面に金−銀合金層32を形成し、金−銀合金層32の表面に金クラッド材33を形成したものを用いた。
図1に示す表面洗浄装置を用いて接点材料6の表面に存在する硫化物や塩化物を除去して洗浄を行った。接点材料6としては図5に示すように、銅バネ材30の表面に銅−ニッケル合金層31を形成し、銅−ニッケル合金層31の表面に金−銀合金層32を形成したものを用いた。
図2に示す表面洗浄装置を用いて接点材料6の表面に存在する有機物、硫化物、塩化物を除去して洗浄を行った。接点材料6としては図5に示すものを用いた。
図1に示す表面洗浄装置を用いて接点材料6の表面に存在する酸化物を除去して洗浄を行った。接点材料6としては図6に示すように、銅バネ材30の表面に銀−ニッケル合金層34を形成したものを用いた。
図2に示す表面洗浄装置を用いて接点材料6の表面に存在する有機物、酸化物を除去して洗浄を行った。接点材料6としては図6に示すものを用いた。
実施例1と同様にして接点材料6の洗浄を行った後、アルコール系の潤滑剤7を用いて接点材料6の表面に厚み約1nmの耐腐食膜8を形成した。耐腐食膜8を形成するにあたっては、図7に示すように、潤滑剤7を上面が開放された貯留容器25に入れ、貯留容器25の上方を通過するように多数個の接点材料6を保持した金属フープ材22を搬送し、揮発した潤滑剤7を接点材料6の表面に付着させるようにした。この時、接点材料6が貯留容器25側(下側)に向くように金属フープ材22を180°回転させるようにした。
2 吹き出し口
3 電極
4 電極
5 プラズマ
5a 酸素プラズマ
5b 水素プラズマ
6 接点材料
7 潤滑剤
8 耐腐食膜
Claims (7)
- 絶縁材料で形成された複数の反応容器の片側を吹き出し口として開放し、希ガスと反応性ガスをプラズマ生成用ガスとして各反応容器に導入すると共に大気圧近傍の圧力下で各反応容器内にグロー放電を発生させ、これらのグロー放電により生成されるプラズマをプラズマジェットとして各反応容器の吹き出し口からそれぞれ吹き出して接点材料の表面に供給することによって接点材料の表面の汚染物を除去することを特徴とする接点材料の表面洗浄装置。
- 反応容器を略円筒状に形成し、反応容器内にグロー放電を発生させるための電極を反応容器の外側に設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の接点材料の表面洗浄装置。
- 反応容器を略角形筒状に形成し、吹き出し口を幅広に形成し、反応容器内にグロー放電を発生させるための電極を反応容器の外側に設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の接点材料の表面洗浄装置。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の接点材料の表面洗浄装置を用いて銀を含む接点材料の表面の洗浄を行うにあたって、反応性ガスとして酸素ガスを用いることによって酸素プラズマを生成し、この酸素プラズマをプラズマジェットとして少なくとも一つの反応容器の吹き出し口から吹き出して接点材料の表面に供給することによって接点材料の表面の有機物を除去し、次に、反応性ガスとして水素ガスを用いることによって水素プラズマを生成し、この水素プラズマをプラズマジェットとして他の少なくとも一つの反応容器の吹き出し口から吹き出して接点材料の表面に供給することによって接点材料の表面の硫化物や塩化物を除去することを特徴とする接点材料の表面洗浄方法。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の接点材料の表面洗浄装置を用いて銅やニッケルを含む接点材料の表面の洗浄を行うにあたって、反応性ガスとして水素ガスを用いることによって水素プラズマを生成し、この水素プラズマをプラズマジェットとして各反応容器の吹き出し口から吹き出して接点材料の表面に供給することによって接点材料の表面の酸化物を除去することを特徴とする接点材料の表面洗浄方法。
- 請求項1乃至3のいずれかに記載の接点材料の表面洗浄装置を用いて銅やニッケルを含む接点材料の表面の洗浄を行うにあたって、反応性ガスとして酸素ガスを用いることによって酸素プラズマを生成し、この酸素プラズマをプラズマジェットとして少なくとも一つの反応容器の吹き出し口から吹き出して接点材料の表面に供給することによって接点材料の表面の有機物を除去し、次に、反応性ガスとして水素ガスを用いることによって水素プラズマを生成し、この水素プラズマをプラズマジェットとして他の少なくとも一つの反応容器の吹き出し口から吹き出して接点材料の表面に供給することによって接点材料の表面の酸化物を除去することを特徴とする接点材料の表面洗浄方法。
- プラズマによる洗浄後に接点材料の表面に潤滑剤を薄く付着させることによって耐腐食膜を形成することを特徴とする請求項4乃至6のいずれかに記載の接点材料の表面洗浄方法。
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