JP2009131350A - 滑り止めマット及びその製造方法 - Google Patents

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【課題】本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、建築物や、鉄道車両、バス等の乗物の出入口部に敷設する凹凸形状のある滑り止めマットにおいて、エンボス加工によって発現しうる基材層の裏面側の凹凸差を無くし、粘着剤層との間に空気が入り込むことがなく、床材との接着強度を確保したオレフィン系樹脂製の滑り止めマットを提供することを目的とする。
【解決手段】オレフィン系樹脂組成物からなる基材層に粘着剤層が積層されてなる滑り止めマットであって、基材層の表面に連続する凹凸エンボスが施され、且つ基材層の裏面の凹凸差が200μm以下で、前記基材層裏面から基材層表面の凸部までの厚さが3.0mm以下とすることによって、粘着剤層との間に空気が入り込むことがなく、床材との接着強度を確保したオレフィン系樹脂製の滑り止めマットを得る。
【選択図】 図1

Description

この発明は、建築物や、鉄道車両、バス等の乗物の出入口部等で使用される滑り止めマット及びその製造方法に関するものである。
従来から、建築物や、鉄道車両、バス等の乗物の出入口部には、凹凸の表面形状をした塩化ビニル樹脂(PVC)や加硫ゴムからなる滑り止めマットが多く採用されている。これらは、一定の性能を発揮するうえに、加工が容易で経済的にも優れた床材とされている。
しかしながら、PVC製の床材は火災時において、多量の発煙と共に塩化水素等の有毒ガスを発生することから、火災にみまわれた避難者がこれら有毒ガス等を吸引し、生命の危機にさらされてしまう等の問題や、また廃棄時に焼却する場合には、その強い酸化作用によって、焼却施設の損傷を早めてしまうだけでなく、適切でない焼却処理によっては、有害なダイオキシンを発生させ環境汚染をもたらすという問題があった。
そこで、近年ではPVC材料に代えて、燃焼時に有毒ガスの発生が少ない、エチレンー酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエステル樹脂等のポリオレフィン系樹脂製の床材が多く使われるようになっている。
また、加硫ゴムからなる滑り止めマットも、滑り止めとしては確かな性能を発揮するものではあるが、汚れ易くまた汚れが取れにくいことから、濃色に着色せざるをえず、意匠的に限定され好ましいものではなかった。
特許文献1においては、凹凸形状のある床材として、任意の帯状模様の表面上のみに凹凸模様を施した装飾性、意匠性に優れた床材が提案されている。また、出願人は特許文献2において、連続した凹凸形状のあるポリオレフィン系樹脂製の透明な滑り止めマットを開示している。しかしながら、いずれの発明も、エンボス加工によって発現しうる基材層の裏面側の凹凸面については述べておらず、裏面側の凹凸面に粘着剤が均一に積層されず、積層面に空気を含んだり、床材との確実な接着強度が得られなくて改善が求められていた。
特開平6−171056号報 特願2006−265037
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、建築物や、鉄道車両、バス等の乗物の出入口部に敷設する凹凸形状のある滑り止めマットにおいて、エンボス加工によって発現しうる基材層の裏面側の凹凸差を無くし、粘着剤層との間に空気が入り込むことがなく、床材との接着強度を確保したオレフィン系樹脂製の滑り止めマットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]オレフィン系樹脂組成物からなる基材層に粘着剤層が積層されてなる滑り止めマットにおいて、基材層の表面に連続する凹凸エンボスが施され、且つ基材層の裏面の凹凸差が200μm以下であって、前記基材層裏面から基材層表面の凸部までの厚さが3.0mm以下であることを特徴とする滑り止めマット。
[2]前記凹凸エンボスの凸部と凹部の高さの差が0.5〜2.0mmであることを特徴とする前項1に記載の滑り止めマット。
[3]前記粘着剤層の厚みが100〜200μmであって、滑り止めマットを剥がすときの剥離強度が20N/25mm以上であることを特徴とする前項1又は2に記載の滑り止めマット。
[4]前記滑り止めマットが透明であって、床面が滑り止めマットを透して見えることを特徴とする前項1乃至3のいずれかに記載の滑り止めマット。
[5]オレフィン系樹脂組成物からなる基材層に粘着剤層が積層されてなる滑り止めマットの製造方法において、基材層に予熱を与え、基材層の表面にエンボス加工を行うときに基材層裏面側に離型シートを挿入し、エンボス加工後に前記離型シートを剥がし取ることを特徴とする滑り止めマットの製造方法。
本発明の滑り止めマットは、オレフィン系樹脂組成物からなる滑り止めマットであるので、燃焼時有害ガスの発生がなく、しかも汚れにくいので長く使用することができ、廃棄時は安全に焼却処分することができる。また、連続する凹凸エンボスが施されているので、優れた滑り止め効果を発揮し、掃除もし易い。また、基材層の厚さを3.0mm以下としているので、歩行者が滑り止めマットの端で躓くことのない安全な滑り止めマットとすることができる。さらに基材層の裏面の凹凸差が200μm以下であるので、粘着剤層を積層するときに、基材層と粘着剤層との間に空気が入り込むことがなく、床材との接着強度を確保することができる。
また、[2]の発明では、前記凹凸エンボスの凸部と凹部の高さの差が0.5〜2.0mmであるので、十分な滑り止め効果を得ることができる。
さらに、[3]の発明では、粘着剤層の厚みが100〜200μmであるので、オレフィン系樹脂組成物からなる滑り止めマットの基材層に強く接着することができ、粘着剤層内で材料破壊することもない粘着剤層とすることができる。また、滑り止めマットを剥がすときの剥離強度が20N/25mm以上であるので、被着体となる床材とも十分な接着力を得ることができる。
[4]の発明では、前記滑り止めマットが透明で、床面が滑り止めマットを透して見えるので、滑り止めマットの下側の床材の意匠をそのまま生かすことができる。
[5]の発明では、オレフィン系樹脂組成物からなる基材層に粘着剤層が積層されてなる滑り止めマットの製造方法において、基材層に予熱を与え基材層の表面にエンボス加工を行うときに、基材層裏面側に離型シートを挿入し、エンボス加工後に前記離型シートを剥がし取るようにして滑り止めマットを製造するので、エンボス加工を施しても基材層の裏面の凹凸差が200μm以下となり、粘着剤層を積層するときに、基材層と粘着剤層との間に空気が入り込むことがなく、床材との接着強度を確保することのできる滑り止めマットの製造方法とすることができる。
以下、図面を参照して更に詳しく説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す滑り止めマット1を示す模式的断面図であり、2は基材層、3は粘着剤層、4は粘着剤層を保護するために積層する離型材層を示している。本発明の滑り止めマットはオレフィン系樹脂組成物からなっており、透明で、基材層表面に連続した凹凸形状(凹凸差0.5〜2.0mm)の加工が施されていて、一定以上の滑り抵抗値を有する滑り止めマットとしている。(滑り抵抗値とは、JIS A 1454のC.S.R値(Coefficient of Slip Resistance)で、0.5以上を合格とした。)凹凸差が0.5mmを下回るようなものでは、十分な滑り抵抗値を得ることができない。また、凹凸差が2.0mmを上回ると凹部の厚さが薄くなることから、滑り止めマットとしての強度が不足し好ましくない。
前記基材層裏面から基材層表面の凸部までの厚さは、薄いほど歩行時に違和感を感じることはないが、3.0mm以下であることが好ましい。3.0mmを超えると、滑り止めマットの端に歩行者の靴等が引っかかることが多くなる。
凹凸の形状としては特に限定しないが、矩形であったり、畝状やノコギリ状であってもかまわない。また、谷に溜まった土や砂などの汚れを端まで移動して取り除きやすくするには、凹凸形状の谷と山の高さは一定で巾方向に平行で直線的に連続しているのが好ましい。
本発明の基材層の裏面の凹凸差が200μm以下とする滑り止めマットの凹凸の製造方法は、図2のように予熱ロール7と加熱ロール11で基材層2をガラス転移点以上に加熱し、エンボスロール8(金属製)と押さえロール9(ゴム製)の間を通過させて凹凸形状の加工を施すが、このとき、基材層2の裏面側と押さえロール9間に離型シート12を挿入することにより基材層2の裏面の平坦なものが得られ、その後、離型シート12を巻き取っている。
離型シート12を挿入しない通常の加工方法では、基材層2の厚みが3.0mm以下で、直線的に連続した凹凸形状を付与する場合には、図1に示すように、基材層2の表面側の影響を受けて裏面側に500μm程度の凹凸差10が発生することは避けることはできなかった。押さえロール9を金属製にして基材層裏面を平滑な面とすることは可能であるが、金属同士のローラーを押さえあって加工することは難易度が高く通常は行わない方法である。そこで、本発明の方法では、基材層2の裏面側と押さえロール9間に離型シート12を挿入することにより、押さえロール9表面が硬なることにより、押さえつけられた基材層2の樹脂が押さえロール9側に押し込まれるのを防ぐことから基材層2の裏面が凹凸差200μm以下の平滑な面に加工されるものと思われる。
離型シート12は特に限定されるものではなく、一般によく使われている樹脂製シートでもよいし、本発明の基材層と同じオレフィン系樹脂組成物からなるシートでもよい。離型シート12の厚みは、基材層2の厚みの0.2〜1.0倍程度のものがよい。あまり薄くなると基材層2の裏面側に凹凸差が発生しやすくなり好ましくない。また、離型シート12の弾性率は、基材層2の弾性率の0.8倍以上がよい。0.8倍未満では、離型シート12が柔らかくなり、基材層2の裏面の凹凸差10をなくすことはできない。
また、本発明の粘着剤層3を形成する粘着剤は、特に限定されるものではないが、耐候性や透明性に優れるアクリル樹脂系粘着剤が好ましく用いられる。粘着剤を基材層の裏面に積層する方法は、予め離型材層4に粘着剤を塗り、乾燥させ、この離型材層付き粘着剤層に、基材層を積層する。また、粘着剤としては2液架橋型のものが、接着力が強く、また凝集力も強くベタツキも少なく好ましい。塗布量としては100〜250g/m(乾燥時)が好ましい。本発明の滑り止めマットを床材に貼着し、剥がすときの剥離強度としては、20N/25mm以上あり、被着体に糊残りのないことが望ましい。
粘着剤層3の厚みは、100〜200μmであることが好ましい。100μmを下回ると粘着力が弱く、使用中に剥がれてしまうことがある。200μmを超えると、粘着力は良好であるが剥がすときに粘着剤層内の破壊が起こり、糊残りとなることから好ましくない。
このようにして、凹凸形状の付けられた基材層2裏面に、離型材層付き粘着剤層を積層し、指定されたサイズに裁断して滑り止めマットとするものである。
オレフィン系樹脂組成物の樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンメチルアクリレート、ポリスチレン樹脂等を例示でき、中でもポリプロピレン樹脂を主成分とするものが汚れにくく加工性もよく好適である。
滑り止めマットを構成するオレフィン系樹脂の主成分として、ポリプロピレン樹脂50〜80重量%とするのが好ましい。50重量%を下回ると、汚染性、耐磨耗性に問題が発現する。80重量%を超えると滑り止めマットは硬くなり施工がし難くなる。より好ましくは60〜75重量%がよい。また、前記オレフィン系樹脂組成物には、柔軟性を付与して施工性のよい滑り止めマットとするために、オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂を20〜50重量%添加している。より好ましくは25〜40重量%がよい。オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂としては、ポリプロピレン樹脂に微分散するエチレン・プロピレン共重合体の樹脂を挙げる事が出来る。
また、加工性を向上させるために、石油樹脂系の低分子量域の樹脂や熱可塑性オリゴマーや天然系樹脂を0〜10重量%まで添加してもよい。石油樹脂系の低分子量域の樹脂としてはC系石油樹脂、天然系樹脂としてはテルペン樹脂を挙げる事が出来る。
またその他顔料、染料などの着色剤や帯電防止剤、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などの薬剤を、本発明の効果をそこなわない範囲で添加することができる。
次に、この発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
ポリプロピレン樹脂65重量%、EPDM(エチレンプロピレンジエン三元共重合体)樹脂30重量%(オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂)、テルペン樹脂(天然樹脂系の低分子量域の樹脂)5重量%を混合し、加熱溶融してカレンダー機にて1.8mm厚の基材層にした。その後、該基材層を100℃の予熱ローラーと加熱ロールで加熱してから、表面が凹凸形状のエンボスロール(金属製)と押さえロール(ゴム製)の間を通過させ、同時に押さえロール側に離型シート(厚さ0.4mmで基材層と同一構成の樹脂シート)を挿入してエンボス加工を行った。その後、直ちに離型シートを剥がして巻き取った。基材層表面の凹部の巾は2.5mm、凸部の巾が2.5mmで凹凸の高さの差が1.0mmで、基材層裏面から基材層表面の凸部までの厚さが2.2mm、基材層裏面の凹凸差は100μmの基材層を得た。さらに別の工程でアクリル系粘着剤(2液架橋型)を離型材層にナイフコーターで300g/m(Wet時)塗布した後に乾燥し、粘着剤層の厚みが150μmの離型材層付き粘着剤層を得、前記基材層に離型材層付き粘着剤層を空気の入らないように貼り合わせた後、マットの形状に裁断し滑り止めマットを作製した。該滑り止めマットの透明性は十分で、剥離試験では、剥離強度は35N/25mmであった。また、粘着剤層は、基材層裏面に着いて剥離され、被着体にほとんど残らないものであった。また、滑り抵抗値は、1.0で合格であった。
<実施例2>
実施例1において、離型材層にナイフコーターで250g/m(Wet時)塗布した後に乾燥し粘着剤層の厚みが125μmの離型材層付き粘着剤層を得た以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。該滑り止めマットの透明性は実施例1よりわずかに良好で、剥離試験では、剥離強度は28N/25mmであった。また、粘着剤層は、基材層裏面に着いて剥離され、被着体に全く残らないものであった。
<実施例3>
実施例1において、エンボスロール(金属製)を交換して、基材層の凹凸の高さの差が1.6mm、基材層裏面から基材層表面の凸部までの厚さが2.6mm、基材層裏面の凹凸差は170μmの基材層を得た。該滑り止めマットの透明性は実施例1と同様に良好で、剥離試験では、剥離強度は28N/25mmであった。また、粘着剤層は、基材層裏面に着いて剥離され、被着体には残らないものであった。また、滑り抵抗値は、1.10で合格であった。
<比較例1>
実施例1において、エンボス加工時に、予熱ローラーと過熱ロールで加熱した基材層をエンボスロールと押さえロールの間を通過させるときに離型シートを挿入しないで加工した以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。基材層裏面の凹凸差は300μmを越える基材層となり、基材層に離型材層付き粘着剤層を貼り合わせるときに空気を含んでいた。滑り止めマットの透明性は気泡があるため不十分で、剥離試験では、剥離強度は15N/25mmであった。
<比較例2>
実施例1において、離型シートとして、厚さ0.2mmで基材層と同一構成の樹脂シートを挿入してエンボス加工を行った以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。基材層裏面の凹凸差は230μmとなり、基材層に離型材層付き粘着剤層を貼り合わせるときにわずかな空気を含んでいたため、滑り止めマットの透明性は不十分で、剥離試験では、剥離強度は17N/25mmであった。
<比較例3>
実施例1において、エンボスロール(金属製)と押さえロール間の距離を調整し、凹凸の高さの差を0.3mmとした以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。該滑り止めマットの透明性、剥離強度とも問題なかったが、滑り抵抗値は、0.43で合格であった。
<参考例1>
実施例1において、押さえロールをゴム製から、基材層の裏面に梨地状の凹凸を付ける金属ロールに交換し、基材層裏面に梨地状凹凸形状の凹凸差を30μmとした以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。剥離試験では、剥離強度は35N/25mmであった。また、粘着剤層は、基材層裏面について剥離され、被着体に残らないものであったが、ロール交換と調整に時間を費やし、非常にロスの多い方法であった。
<参考例2>
実施例1において、離型紙にナイフコーターで420g/m(Wet時)塗布した後に乾燥し粘着剤層の厚みが210μmの離型紙付き粘着剤層を得た以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。剥離試験では、剥離強度は40N/25mmであったが、粘着剤層は、基材層裏面と被着体にそれぞれ残って剥離された。
なお、実施例1を燃焼させ、燃焼ガスを採取し、ガスクロマトグラフィーで定性分析したところ、塩素ガスや塩化水素ガスは検出されなかった。
<剥離強度の評価方法>
JIS A 5536に準拠し、剥離強度の測定をした。20N/25mm以上を合格とした。
本発明の一実施形態を示す模式断面図である。 本発明の製造工程の一実施形態を示す模式図である。
符号の説明
1 滑り止めマット
2 基材層
3 粘着剤層
4 離型材層
5 凸部
6 凹部
7 予熱ロール
8 エンボスロール
9 押さえロール
10 基材層裏面の凹凸差
11 加熱ロール
12 離型シート

Claims (5)

  1. オレフィン系樹脂組成物からなる基材層に粘着剤層が積層されてなる滑り止めマットにおいて、基材層の表面に連続する凹凸エンボスが施され、且つ基材層の裏面の凹凸差が200μm以下であって、前記基材層裏面から基材層表面の凸部までの厚さが3.0mm以下であることを特徴とする滑り止めマット。
  2. 前記凹凸エンボスの凸部と凹部の高さの差が0.5〜2.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の滑り止めマット。
  3. 前記粘着剤層の厚みが100〜200μmであって、滑り止めマットを剥がすときの剥離強度が20N/25mm以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の滑り止めマット。
  4. 前記滑り止めマットが透明であって、床面が滑り止めマットを透して見えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の滑り止めマット。
  5. オレフィン系樹脂組成物からなる基材層に粘着剤層が積層されてなる滑り止めマットの製造方法において、基材層に予熱を与え、基材層の表面にエンボス加工を行うときに基材層裏面側に離型シートを挿入し、エンボス加工後に前記離型シートを剥がし取ることを特徴とする滑り止めマットの製造方法。
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