JP2006241722A - 簡易施工用滑り止めマット - Google Patents

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栄治 阪口
Junichi Takeda
潤一 武田
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宏明 石井
Yoshihiro Shibayama
誉宏 柴山
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Abstract

【課題】建築物や鉄道車両、バス等の乗物の出入口部に敷設する滑り止めマットにおいて、汚れが着きにくく、掃除がし易く、透明で下側の床材の意匠をそのまま生かすことができ、乾燥部分と湿潤部分での滑り抵抗に差が少なく、しかも燃焼時に有毒ガスや煙を発生しにくい滑り止めマットを提供することを目的とする。
【解決手段】オレフィン系樹脂組成物のみからなる滑り止めマットにおいて、表面に凹凸形状の加工が施され、巾方向に直線的に連続した凹凸形状とすることによって、汚れが着きにくく、掃除がし易く適切な滑り止めマットが得られることを見出し本発明に到達した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、建築物や鉄道車両、バス等の乗物の出入口部で使用される滑り止めマットに関するものである。
従来から、建築物や、鉄道車両、バス等の乗物の出入口部には、凹凸形状をした塩化ビニル樹脂(PVC)や加硫ゴムからなる滑り止めマットが多く採用されていた。これらは、一定の性能を発揮するうえに、加工が容易で経済的にも優れた床材とされている。
しかしながら、PVC製の床材は火災時において、多量の発煙と共に塩化水素等の有毒ガスを発生することから、火災にみまわれた避難者がこれら有毒ガス等を吸入し、人命が危機にさらされてしまう等の問題や、また廃棄時に焼却する場合には、その強い酸化作用によって、焼却施設の損傷を早めてしまうだけでなく、適切でない焼却処理によっては、有害なダイオキシンを発生させ環境汚染をもたらすという問題があった。
そこで、近年ではPVC材料に代えて、燃焼時に有毒ガスの発生が少ない、エチレンー酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合樹脂、ポリエステル樹脂等のポリオレフィン系樹脂製の床材が多く使われるように提案されるようになっている。
また、加硫ゴムからなる滑り止めマットも、滑り止めとしては確かな性能を発揮するものではあるが、汚れ易くまた汚れが取れにくいことから、濃色に着色せざるをえず、意匠的に限定され好ましいものではなかった。
特許文献1においては、滑り抵抗係数の異なる2種類の樹脂を混合し、表面に現われる露出割合を略一定として、表面が平坦で清掃性に優れた防滑性床材を開示している。また、凹凸形状のある床材として特許文献2では、任意の帯状模様の表面上のみに凹凸模様を施した装飾性、意匠性に優れた床材が提案されている。しかしながら、本発明のように、意匠性及び清掃性に優れたポリオレフィン系樹脂製の滑り止めマットについては、未だ提案されていない。
特開2001−254504号報 特開平6−171056号報
本発明は、かかる技術的背景に鑑みてなされたものであって、建築物や鉄道車両、バス等の乗物の出入口部に敷設する滑り止めマットにおいて、汚れが着きにくく、掃除がし易く、透明で下側の床材の意匠をそのまま生かすことのできるポリオレフィン系樹脂製の滑り止めマットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
[1]オレフィン系樹脂組成物のみからなる滑り止めマットにおいて、表面に凹凸形状の加工が施され、巾方向に平行で直線的に連続した凹凸形状としたことを特徴とする滑り止めマット。
[2]前記凹凸形状の凹部の巾が0.3〜10mm、凸部の巾が0.3〜10mmで凹凸の厚さの差が0.3〜2.0mmであることを特徴とする前項1に記載の滑り止めマット。
[3]前記凸部の巾が0.3〜10mmであって、さらに前記凸部に2個以上の凸部を巾方向に平行で直線的に連続して形成したことを特徴とする前項1または2に記載の滑り止めマット。
[4]前記滑り止めマットにおいて、乾燥時の滑り抵抗値Xが0.95〜1.45、湿潤時の滑り抵抗値Yが0.6〜1.05であり、1.0<X/Y<1.4の関係であることを特徴とする前項1乃至3のいずれかに記載の滑り止めマット。
[5]前記滑り止めマットにおいて、マット周辺部の一辺以上が凹凸形状の凹部の厚さまたは凹部の厚さ以下であって凸部のない形状になっていることを特徴とする前項1乃至4のいずれかに記載の滑り止めマット。
[6]前記オレフィン系樹脂組成物がポリプロピレン樹脂50〜80重量%、オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂20〜50重量%とからなる前項1乃至5のいずれかに記載の滑り止めマット
[7]前記滑り止めマットのヘイズ値が1〜50%で、床材上に固着した時下側の床材が見える程度に透明であることを特徴とする前項1乃至6のいずれかに記載の滑り止めマット。
オレフィン系樹脂組成物のみからなる滑り止めマットであるので、汚れにくく燃焼時有害ガスを発生しないので安全である。表面に凹凸形状の加工が施されているので、滑り抵抗値が大きくなり滑りにくくなる。また巾方向に平行で直線的に連続した凹凸形状としているので、端まで汚れを移動しやすく掃除がし易い。
また、前記凹凸形状の凹部の巾が0.3〜10mm、凸部の巾が0.3〜10mmで凹凸の厚さの差が0.3〜2.0mmとしているので滑り抵抗値が大きくなり滑りにくくなる。
さらに前記凸部に2個以上の凸部を巾方向に平行で直線的に連続して形成しているので滑り抵抗値がさらに大きくなり滑りにくくすることができる。
滑り止めマットにおいて、乾燥時の滑り抵抗値Xが0.95〜1.45、湿潤時の滑り抵抗値Yが0.6〜1.05であり、1.0<X/Y<1.4の関係であるので、乾燥時と湿潤時において滑りにくく、しかも乾燥時と湿潤時の滑り抵抗値に大きな差がないので、雨降りとか汚れ等が付着した時でも滑りにくく安全な滑り止めマットである。
滑り止めマットにおいて、マット周辺部の一辺以上に凹凸形状がなく、凹部の厚さまたは凹部の厚さ以下になっているので、人が滑り止めマットの周辺部に足を引っ掛けて、マットが床から剥がれるのを防いでいる。
前記オレフィン系樹脂組成物がポリプロピレン樹脂50〜80重量%としているので、汚染性、耐磨耗性に優れた性能を発揮しうる滑り止めマットである。また、前記オレフィン系樹脂組成物には、オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂20〜50重量%としているので、ポリプロピレン樹脂のみでは硬くなってしまうところ、柔軟性が付与されて施工性のよい滑り止めマットとすることができる。
また、前記滑り止めマットのヘイズ値が1〜50%であるので、床材上に貼着した時下側の床材が見える程度に透明であり、床材の意匠性をそのまま表現することができる。また、人が滑り止めマットが存在することを認識できる程度の透明性なので、不意に滑り抵抗値の高いマットに足をとられる危険性を防ぐことができる。
以下、図面を参照して更に詳しく説明する。図1は、本実施形態の滑り止めマットを示す模式的斜視図であり、2は凸部(山)、3は凹部(谷)、4は凸部(山)の巾、5は凹部(谷)の巾、6は凸部と凹部の高さの差を示している。本発明の滑り止めマットはオレフィン系樹脂組成物のみからなっており、表面の巾方向に平行に直線的に連続した凹凸形状の加工が施されことを特徴としている。オレフィン系樹脂組成物の樹脂としては、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリブテン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレンメチルアクリレート、ポリスチレン樹脂等を例示できる。中でもポリプロピレン樹脂がよい。凹凸の形状としては特に限定しないが、図1〜図3にあるように、矩形であったり、畝状やノコギリ状であってもかまわない。但し、凹凸形状の谷と山の高さは一定で巾方向に平行で直線的に連続して加工されていることがよい。これは、谷に溜まった土や砂などの汚れを端まで移動して取り除きやすいからである。
また、前記凹凸形状の凹部の巾は0.3〜10mm、凸部の巾が0.3〜10mmで凹凸の厚さの差が0.3〜2.0mmであることが好ましい。この凸部間隔があまり広いと、床材の滑り抵抗値と差がなくなってしまい、滑り止めマットの意味をなさなくなってしまう。また、凸部間隔が狭くなると滑り抵抗値が減少し、かえって滑りやすくなってしまい危険である。好ましくは1.0〜5mmである。また、凹凸の厚さの差が0.3mmより少ないとほとんど凹凸がなくなってしまい、滑り抵抗値を上げることが出来ない。2.0mmを超えて滑り抵抗値を上げるような構造にするとると、かえって通行する人の歩行運動の妨げになり好ましくない。より好ましい凹凸の厚さの差は0.5〜1.5mmである。
また、図2のように凸部のなかにさらに凸部を2個形成したものにおいては、滑り抵抗値を適度に上げることができ、滑り止めマットとして好ましい形状である。
さらに、本発明の滑り止めマットにおいて、乾燥時の滑り抵抗値Xが0.95〜1.45で、湿潤時の滑り抵抗値Yが0.6〜1.05であって、1.0<X/Y<1.4の関係であることが好ましい。このことは乾燥時と湿潤時において滑りにくいのは当然のこと、乾燥時と湿潤時の滑り抵抗値に大きな差がないことを意味し、晴天時の滑りやすさと、雨降りとか汚れが付着したときの滑りやすさに差がなく安全な滑り止めマットであることを示している。
本発明の滑り止めマットの凹凸の付け方は、オレフィン系樹脂組成物の樹脂板から削り出したり、加熱したエンボスロールを加圧して作ってもよいが、図6のように、加熱溶融したオレフィン系樹脂組成物をエンボスロールと加圧ロールの間を通過させ冷却する方法が効率的で好ましい。
図4は本発明の滑り止めマットの周辺を巾2cmで凹部の厚さに、凸部を削り落としたもので、ボーダーの意匠を付与し、床材に貼着したときに、端から剥がれにくいようにした。
また、本発明の滑り止めマットを床材に貼着する方法は、床材に接着材を塗り、滑り止めマットを貼ってもよいし、予め滑り止めマットの製造工程において接着材を塗布し離型紙を貼り、施工時に離型紙を剥がして床材に貼着する方法にしてもよい。また、接着材としては2液架橋型のものが、接着力が強く、また凝集力も強いことからベタツキもなく好ましい。塗布量としては100〜300g/m(乾燥時)が好ましい。本発明の滑り止めマットを床材に貼着したときの剥離強度としては、25N/25mm以上あることが望ましい。
滑り止めマットを構成するオレフィン系樹脂の主成分として、ポリプロピレン樹脂50〜80重量%とするのが好ましい。50重量%を下回ると、汚染性、耐磨耗性に問題が発現する。80重量%を超えると滑り止めマットは硬くなり施工がし難くなる。より好ましくは60〜75重量%がよい。また、前記オレフィン系樹脂組成物には、柔軟性を付与して施工性のよい滑り止めマットとするために、オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂20〜50重量%添加している。より好ましくは25〜40重量%がよい。オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂としては、ポリプロピレン樹脂に微分散するエチレン・プロピレン共重合体の樹脂を挙げる事が出来る。本発明においてはマットが透明であることを重要視しており、透明なポリプロピレン樹脂にオレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂を添加したときに白濁しにくいものを選択しなければならない。
また、加工性を向上させるために、石油樹脂系の低分子量域の樹脂や熱可塑性オリゴマーや天然系樹脂を0〜10重量%まで添加してもよい。石油樹脂系の低分子量域の樹脂としてはC系石油樹脂、天然系樹脂としてはテルペン樹脂を挙げる事が出来る。
本発明の滑り止めマットはヘイズ値が1〜50%であることが好ましい。床材上に滑り止めマットを貼着したときに、下側の床材が見え、床材の意匠性をそのまま生かせるように透明にしている。また、あまり透明過ぎると、人間が滑り止めマットを識別できなくて危険なこともある。より好ましいヘイズ値は2〜30%である。
またその他顔料、染料などの着色剤や帯電防止剤、難燃剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤などの薬剤を、本発明の効果をそこなわない範囲で添加することができる。
次に、この発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
ポリプロピレン樹脂65重量%、EPDM(エチレンプロピレンジエン三元共重合体)樹脂30重量%(オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂)、テルペン樹脂(天然樹脂系の低分子量域の樹脂)5重量%を混合し、加熱溶融してカレンダー機にて1.4mm厚のシートにした後直ぐに図6のように、図1の凹凸形状となるエンボスロールと加圧ロールの間を通過させ、凹部の巾は2.5mm、凸部の巾が2.5mmで凹凸の厚さの差が1.0mmのシートを得た。次に別の工程でアクリル系接着剤(2液架橋型)を離型紙にナイフコーターで150g/m(乾燥時)塗布し乾燥してから、前記シートを貼り合わせた後、マットの形状に裁断し滑り止めマットを作製した。滑り止めマットのヘイズ値は5%、乾燥時の滑り抵抗値Xが1.064、湿潤時の滑り抵抗値Yが0.800、X/Y=1.33の結果を得た。また、剥離強度は30N/25mmであった。
<実施例2>
図2の凹凸形状とした以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。各種物性を表1に示した。
<実施例3>
図3の凹凸形状とした以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。各種物性を表1に示した。
<実施例4>
図4のようにマット周辺部を凹部の厚さに、凸部を削り落とした以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。各種物性を表1に示した。
<比較例1>
図5のように凹部を曲線形状とした以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。各種物性を表1に示した。
<実施例5>
ポリプロピレン樹脂55重量%、EPDM樹脂40重量%、テルペン樹脂5重量%を混合した以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。各種物性を表1に示した。
<比較例2>
塩化ビニル樹脂50重量%、可塑剤50重量%とした以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。各種物性を表1に示した。
<比較例3>
実施例1においてエンボスロールと加圧ロールの間を通過させずに加工した以外は実施例1と同様にして滑り止めマットを得た。各種物性を表1に示した。
<汚染性の評価方法>
JIS A1454に準拠し、色、光沢の変化及び膨れの無いものを○、少しでもみられるものを×とした。
<掃除のし易さ評価方法>
滑り止めマットに砂をまき、ホウキで取り除こうとしたとき、簡単に取り除けるものを○、時間がかかるものを△、取り除けないものを×とした。
<ヘイズ値の測定方法>
JIS K7105に準拠し、ヘイズ値の測定をした。
<滑り抵抗値の測定方法>
滑り試験機(O−Y.PSM)を用い、巾方向に対し直角方向のC.S.R(値滑り抵抗値)を算出した。
Figure 2006241722
上記表1から明らかなように、この発明の実施例1〜5においては、汚れが着きにくく、掃除がし易く、透明で下側の床材の意匠をそのまま生かすことのできる滑り止めマットを得ることが出来た。比較例1では、滑り抵抗値やヘイズ値は良好であるが、掃除のし易さに問題があり不合格と判定された。比較例2では滑り抵抗値に乾燥時と湿潤時に差があり危険と判断した。比較例3においては、エンボスが付与されず滑り抵抗値が低くなり不合格と判定された。
更に、実施例1と比較例2の滑り止めマットとについて、NBS燃焼試験、を行った。これらの結果を表2に示す。なお、NBS燃焼試験法とは、密閉した発煙箱の中に試料を垂直に置き、その正面にあるヒーターから輻射熱を当てながらバーナーの炎も当て有炎燃焼させ、発煙箱中に発生した煙に対して光電管により光透過率を測定し、この光透過率(T)から下記算出式に基づいて煙濃度(Ds)を算出するものである。
Ds=132log(100/T)
試験開始後4分のDs値及び最大Ds値を求めた。更に、発煙箱中のガスを回収バックに採取し、検知管で分析を行った。
Figure 2006241722
上記表2から明らかなように、この発明の実施例1においては、比較例2と較べDs値も明らかに低く、有害ガスの発生も少なかった。
また、耐磨耗性について、JIS A1454に準拠し、実施例1と比較例2についてテーバー磨耗試験を行ない、表面の凹凸が無くなり平滑になるまでの回転数をみたところ、実施例1では5000以上、比較例2では1000となり、本発明の耐磨耗性についての優位性が確認できた。
本発明の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態を示す斜視図である。 本発明の比較例の一実施形態を示す斜視図である。 凹凸形状を付けるエンボス工程の概略図である。
符号の説明
1 滑り止めマット
2 凸部(山)
3 凹部(谷)
4 凸部(山)の巾
5 凹部(谷)の巾
6 凸部と凹部の高さの差
7 ボーター部
8 加圧ロール
9 エンボスロール
10 溶融樹脂

Claims (7)

  1. オレフィン系樹脂組成物のみからなる滑り止めマットにおいて、表面に凹凸形状の加工が施され、巾方向に平行で直線的に連続した凹凸形状としたことを特徴とする滑り止めマット。
  2. 前記凹凸形状の凹部の巾が0.3〜10mm、凸部の巾が0.3〜10mmで凹凸の厚さの差が0.3〜2.0mmであることを特徴とする請求項1に記載の滑り止めマット。
  3. 前記凸部の巾が0.3〜10mmであって、さらに前記凸部に2個以上の凸部を巾方向に平行で直線的に連続して形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の滑り止めマット。
  4. 前記滑り止めマットにおいて、乾燥時の滑り抵抗値Xが0.95〜1.45、湿潤時の滑り抵抗値Yが0.6〜1.05であり、1.0<X/Y<1.4の関係であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の滑り止めマット。
  5. 前記滑り止めマットにおいて、マット周辺部の一辺以上が凹凸形状の凹部の厚さまたは凹部の厚さ以下であって凸部のない形状になっていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の滑り止めマット。
  6. 前記オレフィン系樹脂組成物がポリプロピレン樹脂50〜80重量%、オレフィン系熱可塑性エラストマー系相容化樹脂20〜50重量%とからなる請求項1乃至5のいずれかに記載の滑り止めマット。
  7. 前記滑り止めマットのヘイズ値が1〜50%で、床材上に固着した時下側の床材が見える程度に透明であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の滑り止めマット。
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