JP3865716B2 - 塗膜劣化評価用シートとそれを用いた塗膜劣化評価方法 - Google Patents

塗膜劣化評価用シートとそれを用いた塗膜劣化評価方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、外装材の塗膜劣化を評価するための塗膜劣化評価用シートとそれを用いた塗膜劣化評価方法に関するものである。さらに詳しくは、この出願の発明は、弾性樹脂層と、その片面に設けた粘着層と、粘着面を覆う剥離紙と、剥離紙を剥がした後に粘着面を覆うための透明フィルムを有することを特徴とする塗膜劣化評価用シートと、それを用いた塗膜劣化評価方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
外壁材、屋根材等の外装材としては、表面に柄、目地等の凹凸模様、着色、塗装等の施された多種多様の意匠を有するものが提供されているが、外装材は、その用途上、風雨や紫外線に長期間曝されるため劣化が起こりやすく、とくに塗膜の劣化に関してはクレームの対照となりやすい。
【0003】
塗膜の劣化が見られた場合には、外装材の塗装や張り替えなどの補修を実施するのが一般的であるが、塗膜劣化は目視のみでは判定し難く、最善の補修方法を選択することが困難であるという問題があった。
【0004】
外装材における塗膜劣化の評価方法としては、JIS K5600−8−6が知られている(非特許文献1)。この規格では、透明粘着テープを塗膜に押し付け、剥がした後、テープを白色または黒色の背景面に置き、粘着テープへの付着物の付着状況から塗膜劣化を評価する。しかし、このような方法では、粘着面が剥き出しとなるため、採取した付着物を保存、運搬することができず、付着物の量や種類は、現場において目視で評価するしかなかった。したがって、付着物がカビや埃等の外的因子によるものなのか、エフロレッセンス等の外装材劣化によるものなのか、あるいは、塗膜そのものが剥離するほど内部まで進行したものなのかを判断することが困難であり、不要な補修に時間や費用を費やす場合もあったのが実情である。
【0005】
【非特許文献1】
日本規格協会発行「JIS 塗料一般試験方法 第8部:塗膜劣化の評価−、第6節:白亜化の等級 JIS K5600−8−6」,平成11年4月20日
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この出願の発明は、以上のとおりの事情に鑑みてなされたものであり、従来技術の問題点を解消し、現場における目視での塗膜劣化評価だけでなく、塗膜劣化の化学的、分光学的評価や、劣化状況の経時変化の把握をも可能とする新しい塗膜劣化評価方法とそのための塗膜劣化評価用シートを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この出願の発明は、上記の課題を解決するものとして、まず第1には、弾性樹脂層と、その両面に設けた粘着層と、一方の粘着面を覆う剥離紙と、剥離紙を剥がした後に粘着面を覆うための透明フィルムと、もう一方の粘着面を覆う透明フィルムを有することを特徴とする塗膜劣化評価用シートを提供する。
【0008】
また、この出願の発明は、第2には、離紙を剥がした後に粘着面を覆うための透明フィルムと、もう一方の粘着面を覆う透明フィルムが一体化されている前記の塗膜劣化評価用シートを提供する。
【0009】
さらに、この出願の発明は、第3には、両面が同一色である前記の塗膜劣化評価用シートを提供する。
【0010】
この出願の発明は、第には、弾性樹脂層が発泡倍率3〜50倍の発泡ポリスチレンシートからなる前記いずれかの塗膜劣化評価用シートを、さらに、第には、粘着層が弾性樹脂層に対して3.5〜8.0N/10mmの粘着力を有する前記いずれかの塗膜劣化評価用シートを提供する。
【0011】
そして、この出願の発明は、第には、粘着層は、透明フィルムに対して0.1〜1.5N/10mmの粘着力を有することを特徴とする前記いずれかの塗膜劣化評価用シートを提供する。
【0012】
には、この出願の発明は、弾性樹脂層と、その両面に設けた粘着層と、一方の粘着面を覆う剥離紙と、剥離紙を剥がした後に粘着面を覆うための透明フィルムと、もう一方の粘着面を覆う透明フィルムを有する塗膜劣化評価用シートであって、もう一方の粘着面を覆う透明フィルムを残して、剥離紙、粘着層および弾性樹脂層に切り込みを設けて分割してなることを特徴とする塗膜劣化評価用シートを提供する。
【0013】
また、第には、この出願の発明は、前記いずれかの塗膜劣化評価用シートを用いて外装材の塗膜劣化を評価する方法であって、塗膜劣化評価用シートの剥離紙を剥がし、粘着面を外装材表面に押圧した後、粘着面を透明フィルムで覆い、採取された付着物の付着量を付着物のない粘着面と比較することを特徴とする塗膜劣化評価方法をも提供する。
【0014】
【発明の実施の形態】
この出願の発明の塗膜劣化評価用シート(1)の一例を図1(a)に示した。塗膜劣化評価用シート(1)は、支持体シートとしての弾性樹脂層(2)と、少なくともその片面、すなわち弾性樹脂層(2)の片面もしくは両面に設けた粘着層(3)と、粘着面(31)を覆う剥離紙(4)と、剥離紙(4)を剥がし、塗膜表面の付着物を採取した後に粘着層を覆うための透明フィルム(5)を有するものである。
【0015】
この出願の発明では、このような塗膜劣化評価用シート(1)を用いて塗膜劣化の状態を評価する場合には、図1(b)に示されるように、
▲1▼ 塗膜劣化評価用シート(1)の剥離紙(4)を剥がし、
▲2▼ 露わになった粘着面(31)を試験体である外装材(6)表面に押圧した後、
▲3▼ 粘着面(31)と、採取された付着物(61)を透明フィルム(5)で覆い、粘着面(31)への付着物(61)の付着状態を観察する。
【0016】
このとき、外装材(6)の塗膜劣化状況は、粘着面(31)への付着物(61)の付着状態を、図1(c)に示されるような、剥離紙(4)を剥がした後、試験体(6)表面に押圧することなく、粘着面(31)を透明フィルム(5)で覆った比較用塗膜劣化評価用シート(1’)と比較することにより判定しやすくなる。
【0017】
また、図2(a)に示されるように、塗膜劣化評価用シート(1)において、弾性樹脂層(2)の両面に粘着層(3、3’)を設け、一方の粘着面(31’)を予め透明フィルム(5’)で覆われたものとすれば、もう一方の面(31)を用いて上記▲1▼〜▲3▼の操作を行った後で両面を比較して塗膜の劣化状況を判定することができ、好ましい。
【0018】
このように、付着物採取面(11)と未採取面(11’)を比較するためには、塗膜劣化評価用シート(1)の両面(11、11’)は同一の色とすることが望ましい。例えば、均一な色調を呈する弾性樹脂層(2)の両面(21、21’)に、ほぼ無色透明な粘着層(3、3’)を設けてもよいし、弾性樹脂層(2)の両面(21、21’)に、同一色に着色された粘着層(3、3’)を設けてもよい。このとき色はとくに限定されないが、外装材(6)の塗膜劣化の状況を判定しやすい色、例えば、白または黒とすることが望ましい。
【0019】
この出願の発明の塗膜劣化評価用シート(1)において、支持体としての弾性樹脂層(2)の材質はとくに限定されないが、外装材(6)表面は多くの凹凸を有する場合が多いことから、外装材(6)表面に馴染んで密着しやすい柔軟な材料を用いることが望ましい。例えば、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン等を発泡剤により発泡させた発泡樹脂や、繊維を交絡して熱融着させたフェルト等の不織布からなるものとすることが望ましい。具体的には、発泡倍率3〜50%のポリスチレンシートが好ましく例示される。また、このような弾性樹脂層(2)の厚さはとくに限定されず、評価すべき外装材(6)塗膜の種類によって適宜変更できるが、好ましくは、1mm〜10mmとする。
【0020】
また、この出願の発明の塗膜劣化評価用シート(1)では、粘着層(3)は、粘着物質が弾性樹脂層(2)から剥離して試験体である外装材(6)に付着することがなく、塗膜劣化を評価するのに十分な粘着力を有していればよく、その組成等はとくに限定されない。例えば、でんぷん糊、にかわ、アラビアゴム等の天然粘着物質やポリビニルアルコール系、酢酸ビニル系、アクリル系、ポリウレタン系、エチレン−酢酸ビニル共重合体系等の合成粘着物質が適用できる。好ましくは、粘着層(3)は、弾性樹脂層(2)に対して3.5〜8.0N/10mmの粘着力を有するものとする。
【0021】
この粘着力が3.5N/10mm未満の場合には、粘着層(3)が弾性樹脂層(2)から剥離して試験体である外装材(6)に付着してしまう等の不都合を生じやすい。一方、粘着力が8.0N/10mmを超える程過度の場合は、塗膜劣化評価用シート(1)の機能にとっては寄与しないものであって、かえって素材の選択やコスト面において好ましくない。
【0022】
そしてまた、この粘着層(3)については、粘着面(31)を試験体である外装材(6)表面に押圧することで採取された付着物(61)を分析するために、一旦貼りつけた透明フィルム(5)を剥がすことが必要になる場合があることから、このことを考慮する場合には、透明フィルム(5)に対しての粘着力として、0.1〜1.5N/10mmの粘着力を有することが好ましい。粘着力が0.1N/10mm未満の場合には、透明フィルム(5)がすぐに剥れてしまい粘着面(31)の保護機能が充分でなく、一方、1.5N/10mmを超える場合には、透明フィルム(5)が剥がれにくくなり、無理に剥がそうとすると粘着面(31)が破壊されるという事態が生じかねない。
【0023】
そして、この出願の発明の塗膜劣化評価用シート(1)においては、上記のように、付着物(61)を採取後に粘着面(31)に貼り付けた透明フィルム(5)を、付着物(61)の化学分析等のために剥がしやすくすることを目的として、透明フィルム(5)の粘着層(3)側の面に離型シートを配設一体化しておいてもよいし、あるいは離型剤を塗布しておいてもよい。
【0024】
さらに、この出願の発明の塗膜劣化評価用シート(1)における、透明フィルム(5)については、粘着層(3、3’)との所要の密着性を有し、透明性が高く、粘着面(31、31’)の色調や付着物(61)を目視で確認しやすいものであればよく、その材質はとくに限定されない。具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリエステル、各種ナイロン樹脂等のホモポリマーや2種以上のコポリマー、あるいはこれらのブレンドポリマーからなるフィルムが適用される。また、これらの樹脂単層からなるフィルムであっても、2層以上の多層フィルムであってもよく、延伸や表面処理等の加工を施したフィルムであってもよい。さらに、透明フィルム(5)は、必要に応じて可塑剤等の充填剤や添加剤を含有するものであってもよい。
【0025】
塗膜劣化評価用シート(1)が、図1(a)に示されるように、弾性樹脂層(2)片面のみに粘着層(3)を有するものである場合には、透明フィルム(5)は、粘着層(3)と一部で結合一体化され、剥離紙(4)を剥がした後も塗膜劣化評価用シート(1)の一体となっていることが望ましい。一方、塗膜劣化評価用シート(1)が、図2(a)に示されるように、弾性樹脂層(2)の両面に粘着層(3、3’)を有し、一方の粘着面(31’)を比較対照用として用いる場合には、透明フィルム(5)は、剥離紙を剥がした後に粘着面を覆うための透明フィルム(5)と、もう一方の粘着面を覆う透明フィルム(5’)が一体化(51)され、塗膜劣化評価用シート(1)の粘着面(31、31’)を挟んで覆うようなものであることが望ましい。
【0026】
そして、弾性樹脂層(2)の両面に粘着層(3、3’)を有している後者の場合には、たとえば図3に例示したように、もう一方の粘着面(31’)を覆う透明フィルム(5’)を残して、剥離紙(4)、粘着層(3)および弾性樹脂層(2)に切り込みを設けて分割してもよい。この分割された塗膜劣化評価用シートでは、たとえば分割された領域A、Bの各々について、剥離紙(4)を各々別個に剥がした後に外装材(6)の異なる箇所への押圧して異なる個所の付着物を採取することで、同一の外装材(6)であっても塗膜の劣化を総合的に評価すること等が可能とされる。たとえばこのように、単一の塗膜劣化評価用シートであっても、領域A、B等を区分して複数箇所塗膜からの付着物の採取による評価が可能となり、さらには、外装材(6)のほぼ同じ塗膜表面であっても異なる条件下での付着物の採取による塗膜劣化の評価が可能とされる。
【0027】
この出願の発明では、以上のとおりの塗膜劣化評価用シート(1)を用いることにより、現場における外装材塗膜劣化の評価だけでなく、採取した付着物(61)の保存や評価・分析設備を有する施設までの運搬も可能となる。そのため、採取した付着物(61)の性質や量を、目視だけでなく、各種の化学的あるいは分光学的手法により評価したり、その量や種類の経時変化を観測したりすることも可能となる。例えば、弾性樹脂層(2)として、ある程度透光性を有する材料を用いれば、採取された付着物(61)を透過顕微鏡等により観察、分析し、その種類や発生原因を解明することも可能となる。
【0028】
具体的には、付着物が埃等によるものであり、水洗で除去できるものなのか、カビや藻類によるものであり、防カビ処理が必要なのか、エフロレッセンスの発生によるものであり、防水塗装等を要するものなのか、あるいは塗膜自体が剥離し、外装材内部まで劣化が進行しており、外装材の張り替えを要するものであるのかを判断できるようになり、最善の対応を選択、提供することが可能となる。従来の塗膜劣化評価方法では、目視や経験による予測が主な判断材料であったが、本願発明の塗膜劣化評価用シートを用いることにより、より的確な判断が可能となり、外装材のメンテナンスに無駄な費用や時間を費やすことがなくなる。
【0029】
以下、実施例を示し、この発明の実施の形態についてさらに詳しく説明する。もちろん、この発明は以下の例に限定されるものではなく、細部については様々な態様が可能であることは言うまでもない。
【0030】
【実施例】
<実施例1>
ポリエチレン発泡体を支持体とする両面テープ(黒色:スリオンテープNo.5565、白色:スリオンテープNo. 5567;いずれも株式会社スリオンテック製)の一面の剥離紙を剥がし、露出した粘着面を、非シリコーン系背面剥離剤(ピーロイル1050:一方社油脂工業(株)製)を塗布したポリエステル製の透明フィルム(厚さ約0.10mm)に貼り、図2に模式的に示した構成の塗膜劣化評価用シート(白、黒)を作製した。
【0031】
得られた塗膜劣化評価用シートの特性を表1に示した。
【0032】
【表1】
Figure 0003865716
【0033】
これらの塗膜劣化評価用シートの剥離紙を剥がし、粘着面を外装材(経過年数モデル初期、1〜2年、2〜3年、5年以上)表面に押圧した後、透明フィルムで粘着面を覆い、付着物の付着状況を未付着面と比較した。
【0034】
得られた塗膜劣化評価用シートを用いて、各外装材から採取された付着物を比較したところ、目視では、JIS K5600−8−6と同等の評価が可能であった。
【0035】
また、透明フィルムを剥がして、付着物を化学分析と分光分析に供することも可能であった。
【0036】
【発明の効果】
この出願の発明により、外装材の塗膜劣化を、外装材表面から採取される付着物の付着量や付着状況から評価できるだけでなく、付着物を保存して化学的に分析したり、塗膜劣化状況の経時変化を把握したりすることをも可能とする塗膜劣化評価用シートとそれを用いた塗膜劣化評価方法が提供される。
【0037】
この出願の発明の塗膜劣化評価用シートを用いることにより、外装材の劣化状況を適確に判断し、最善の補修方法を選択、提供することが可能となるため、メンテナンスに無駄な費用や時間を費やすことがなくなり、有用性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の塗膜劣化評価用シート(1面タイプ)の一例を示した概略模式断面図である。
【図2】この出願の発明の塗膜劣化評価用シートの(2面タイプ)の一例を示した概略模式断面図である。
【図3】切り込みによって分割された領域A、Bを有する塗膜劣化評価用シートの一例を示した概略模式断面図である。
【符号の説明】
1 塗膜劣化評価用シート
1’ 比較用塗膜劣化評価用シート
2 弾性樹脂層
21 弾性樹脂層表面
21’ 弾性樹脂層表面
3 粘着層
3’ 粘着層
31 粘着面
31’ 粘着面
4 剥離紙
5 透明フィルム
5’ 透明フィルム
51 透明フィルム(一体化)
6 試験体、外装材
61 付着物

Claims (8)

  1. 弾性樹脂層と、その両面に設けた粘着層と、一方の粘着面を覆う剥離紙と、剥離紙を剥がした後に粘着面を覆うための透明フィルムと、もう一方の粘着面を覆う透明フィルムを有することを特徴とする塗膜劣化評価用シート。
  2. 離紙を剥がした後に粘着面を覆うための透明フィルムと、もう一方の粘着面を覆う透明フィルムが一体化されている請求項1の塗膜劣化評価用シート。
  3. 両面が同一色である請求項1またはのいずれかの塗膜劣化評価用シート。
  4. 弾性樹脂層は、発泡倍率3〜50倍の発泡ポリスチレンシートからなる請求項1ないし3のいずれかの塗膜劣化評価用シート。
  5. 粘着層は、弾性樹脂層に対して3.5〜8.0N/10mmの粘着力を有する請求項1ないし4のいずれかの塗膜劣化評価用シート。
  6. 粘着層は、透明フィルムに対して0.1〜1.5N/10mmの粘着力を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかの塗膜劣化評価用シート。
  7. 弾性樹脂層と、その両面に設けた粘着層と、一方の粘着面を覆う剥離紙と、剥離紙を剥がした後に粘着面を覆うための透明フィルムと、もう一方の粘着面を覆う透明フィルムを有する塗膜劣化評価用シートであって、もう一方の粘着面を覆う透明フィルムを残して、剥離紙、粘着層および弾性樹脂層に切り込みを設けて分割してなることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかの塗膜劣化評価用シート。
  8. 請求項1ないし7のいずれかの塗膜劣化評価用シートを用いて外装材の塗膜劣化を評価する方法であって、塗膜劣化評価用シートの剥離紙を剥がし、粘着面を外装材表面に押圧した後、粘着面を透明フィルムで覆い、採取された付着物の付着量を付着物のない粘着面と比較することを特徴とする塗膜劣化評価方法
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