JP5010413B2 - 膜の付着力検査方法、膜の付着力検査装置、および製品の製造方法 - Google Patents

膜の付着力検査方法、膜の付着力検査装置、および製品の製造方法 Download PDF

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本発明は、母材の表面に形成された膜の付着力検査方法、膜の付着力検査装置、および製品の製造方法に関する。
母材の表面に形成された膜の付着力の検査方法としては、碁盤目テープ試験(JIS K −5600)が知られている。この試験は、母材の表面に形成された塗膜に、カッターを用いて碁盤目状の切れ目を入れ、その塗膜の表面に粘着テープを貼り付け、その後、粘着テープを剥がして、この粘着テープとともに母材から剥離した塗膜の升目の数を計測し、その数に基づいて、塗膜の付着力(剥離強度)を検査する方法である。
しかしながら、碁盤目テープ試験においては、塗膜への切れ目の深さや、粘着テープの剥がす角度などによって塗膜の剥離状態が微妙に影響を受ける。そのため、再現性に乏しく、信頼性が低いものであった。
また、膜の付着力の検査方法としては、デュポン衝撃試験(JIS K −5600)が知られている。この試験は、一定曲率を有する撃芯と、撃芯と同じ曲率を有する凹状の曲面が設けられた受台との間に、塗膜が撃芯側となるようにして被検査物を挟み、一定の高さから所定の重さの錘を撃芯の上に落下させる。そして、錘が撃芯に衝突した際に加わる衝撃力に対する塗膜の抵抗性を、割れ、剥がれの形態で評価するようにしている。その他、ハンマーヘッドの表面に粘着テープを貼り付けたハンマーで塗膜を叩き、粘着テープに付着した塗膜に基づいて塗膜の付着力の検査を行う技術が提案されている(特許文献1を参照)。
しかしながら、これらの検査方法においては、塗膜側に衝撃を加えるため、剥離の発生する場所が局所的となる。すなわち、撃芯やハンマーヘッドの周縁に当たる部分の塗膜に剥離が発生するようになる。そのため、剥離面積が小さすぎて正確な検査ができず、また、定量的な検査を行うこともできなかった。
特開平10−19762号公報
本発明は、衝撃変形をさせた部分の広い範囲で膜の剥離が起こり得るようにすることで、正確かつ定量的な検査を行うことができる膜の付着力検査方法、膜の付着力検査装置、および製品の製造方法を提供する。
本発明の一態様によれば、受台の凹部が設けられた上面に、膜が形成された母材の前記膜が形成された側を当接させること、前記膜が形成された母材の前記膜が形成された面と対向する面の前記凹部に対応する位置に衝撃力を加え、前記膜が形成された面に衝撃変形を生じさせること、前記衝撃変形が生じた領域を含む前記膜の表面に粘着テープを貼り付け、前記粘着テープを引き剥がすことで前記膜の少なくとも一部を剥離させること及び前記膜の剥離面積を測定すること、を有することを特徴とする膜の付着力検査方法が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、凹部が設けられ、膜が形成された母材の前記膜が形成された側を当接させる上面を有した受台と、前記膜が形成された母材の前記膜が形成された面と対向する面の前記凹部に対応する位置に衝撃力を加え、前記膜が形成された面に衝撃変形を生じさせる衝撃変形手段と、前記衝撃変形が生じた領域を含む前記膜の表面に透明な粘着テープを貼り付ける第1の貼付手段と、貼り付けた前記透明な粘着テープを剥がす剥離手段と、剥がした前記透明な粘着テープを台紙に貼り付ける第2の貼付手段と、前記透明な粘着テープに付着した前記膜の面積を測定する面積測定手段と、を備えことを特徴とする膜の付着力検査装置が提供される。
また、本発明の他の一態様によれば、凹部が設けられ、膜が形成された母材の前記膜が形成された側を当接させる上面を有した受台と、前記膜が形成された母材の前記膜が形成された面と対向する面の前記凹部に対応する位置に衝撃力を加え、前記膜が形成された面に衝撃変形を生じさせる衝撃変形手段と、前記衝撃変形が生じた領域を含む前記膜の表面に粘着テープを貼り付ける第3の貼付手段と、貼り付けた前記粘着テープを剥がす剥離手段と、前記粘着テープを剥がした跡に形成された膜剥離部の面積を測定する面積測定手段と、を備えことを特徴とする膜の付着力検査装置が提供される。
さらにまた、本発明の他の一態様によれば、膜の付着力検査方法により膜の付着力を測定し、所定の閾値に基づいて合否の判定を行うこと、を特徴とする製品の製造方法が提供される。
本発明によれば、衝撃変形をさせた部分の広い範囲で膜の剥離が起こり得るようにすることで、正確かつ定量的な検査を行うことができる膜の付着力検査方法、膜の付着力検査装置、および製品の製造方法が提供される。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示をする。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る膜の付着力検査装置を例示するための模式平面図である。
図1に示すように、膜の付着力検査装置1(以下、付着力検査装置1という)は、搬送手段8に被検査物9を搬入、載置するための搬入手段2と、被検査物9を衝撃変形させるための衝撃変形手段3と、衝撃変形が生じた部分の膜表面9b1に透明な粘着テープ10を貼り、これを剥がす貼付・剥離手段4と、剥がした透明な粘着テープ10を台紙12に貼り付ける貼付手段5と、透明な粘着テープ10に付着した膜9b2の面積を測定する面積測定手段6と、透明な粘着テープ10が貼り付けられた台紙12を付着力検査装置1外に搬出するための搬出手段7と、各手段間における被検査物9などの搬送や保持をする搬送手段8を備えている。尚、図中の矢印は、被検査物9などの搬送方向を表している。
図2は、衝撃変形手段を例示するための模式断面図である。尚、図中の矢印は、錘34の落下方向を表している。
図2に示すように、衝撃変形手段3は、基台30を備えている。基台30は、天板30aと、側板30b、30cと、底板30dとで箱状に形成されている。また、基台30の内部であって、底板30dの上面には受台31が設けられている。基台30の側面であって、側板30b、30cが設けられていない側の面は開放されており、この面を通じて、受台31への被検査物9の受け渡しが行われる。また、天板30aの略中央部分にはガイド孔30eが設けられ、ガイド孔30eを挿通するようにして撃芯32が設けられている。
受台31は、柱状形状を呈し、その上面には、撃芯32と同じ曲率を有する凹状の曲面(例えば、半球面)が設けられている。
撃芯32は、軸部32aと、軸部32aの一方の端面に設けられた頭部32bとを備えている。また、軸部32aの他方の端面には所定の曲率を有する凸状の曲面(例えば、半球面)が設けられている。また、撃芯32の軸部32aを、ガイド孔30eに挿通させることで、撃芯32の倒れが抑制されつつ上下動が可能とされている。
そして、軸部32aの端面に設けられた凸状の曲面と、受台31の上面に設けられた凹状の曲面との軸中心同士が一致するような位置に、ガイド孔30eと受台31が設けられている。
被検査物9には、母材9aと、母材9aの表面に形成された膜9bと、を有する。そして、被検査物9は、膜9bを受台31の上面に当接させるようにして載置される。また、受台31の上面に載置された被検査物9の母材9aに当接させるようにして撃芯32が載置される。そのため、母材9aの膜9bが形成された面と対向する面に衝撃力を加え、膜9bが形成された面に衝撃変形を生じさせることができるようになっている。すなわち、被検査物9の母材9a側から衝撃を加えて被検査物9を衝撃変形させることができるようになっている。
また、被検査物9は、試験片であってもよいし、例えば、各種製品の部品など(例えば、各種部品、筐体、カバーなど)であってもよい。また、膜9bは、母材9aの表面に形成された膜体であればよく、そのようなものとしては、例えば、塗装膜、蒸着膜、電気メッキや化学メッキによる膜、溶射膜、電着膜などを例示することができる。また、膜9bは、母材9aの少なくとも1面に形成されていればよく、例えば、衝撃力を加える面にも膜9bが形成されていてもよい。
天板30aの上面には、レール33が立設している。そして、レール33には、撃芯32の頭部32bに向けて落下可能となるように錘34が設けられている。また、錘34が落下する際には、レール33により案内がされて錘34が確実に撃芯32の頭部32bに当たるようになっている。尚、錘34の上昇と落下の開始は、操作者が行うことができるし、工業用ロボットのような図示しない上昇手段を設けて錘34の上昇と落下の開始を行わせるようにすることもできる。
また、衝撃変形手段3に被検査物9が搬入される際には、膜9bが下側となるような向きにされるが、被検査物9が搬出され搬送手段8上に載置される際には、膜9bが上側になるよう反転される。ただし、これに限定されるわけではなく、被検査物9が搬出され搬送手段8上に載置される際にも膜9bが下側となるような向きにすることができる。この場合には、後述する貼付・剥離手段4、貼付手段5、面積測定手段6において、被検査物9の下側(膜9bが形成されている側)より各作業を行うようにすればよい。
図3は、貼付・剥離手段、貼付手段、面積測定手段を例示するための模式図である。
図3(a)は貼付・剥離手段、図3(b)は貼付手段、図3(c)は面積測定手段を例示するための模式図である。
図3(a)に示すように、貼付・剥離手段4は、衝撃変形した被検査物9の膜表面9b1に透明な粘着テープ10をローラなどで押圧して貼り付ける貼付手段11と、貼り付けた透明な粘着テープ10の一端を握持して、これを被検査物9の膜表面9b1に対して略垂直方向に引き剥がす剥離手段22と、を備えている。その他、透明な粘着テープ10を所定の長さに切断し、これを貼付部分に供給する図示しない粘着テープ供給手段や、透明な粘着テープ10の引き剥がしが終了した被検査物9を付着力検査装置1の外部に排出する図示しない排出手段などを備えている。
また、後述する面積測定手段6における測定精度を向上させる観点から、透明な粘着テープ10を押圧して貼り付ける際には、膜表面9b1に完全に密着させるようにすることが好ましく、また、貼り付けた透明な粘着テープ10を引き剥がす際には、なるべく短時間に引き剥がすようにすることが好ましい。
尚、貼付・剥離手段4に貼付手段11と剥離手段22とを設けるものとしたが、これらを別々に設けるようにして、その間の搬送を搬送手段8により行うようにすることもできる。
図3(b)に示すように、貼付手段5は、剥離手段22により引き剥がされた透明な粘着テープ10を台紙12に押圧して貼り付ける貼付ローラ13を備えている。その他、所定の長さに切断された台紙12を供給する図示しない台紙供給手段などを備えている。尚、図中の9b2は透明な粘着テープに付着した膜である。
また、後述する面積測定手段6における測定精度を向上させる観点から、台紙12の色は、透明な粘着テープに付着した膜9b2の色との明度の差が大きくなるようなものを選択することが好ましい。台紙12の材質は特に限定されないが、例えば、紙(ケント紙など)やプラスチックなどとすることができる。
図3(c)に示すように、面積測定手段6は、透明な粘着テープに付着した膜9b2の画像を撮像する撮像手段14、撮像用の照明手段14aと、撮像された画像データ15aを処理する画像処理手段15と、処理された画像データ16aから付着した膜9b2の面積を演算する面積演算手段16などを備えている。撮像手段14としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device) カメラなどを例示することができる。
画像処理手段15における処理は、例えば、二値化処理などを例示することができる。この二値化処理においては、所定の閾値に基づいて、明度の画像データ15aを画素毎に二つの値に振り分ける。すなわち、画像データ15aを画素毎に明部(例えば、「1」)と暗部(例えば、「0」)の二つの値に振り分ける。尚、明度による二値化処理に限定されるわけではなく、例えば、色相差により剥離された部分を区別するようにすることもできる。尚、面積演算手段16により演算されたデータと、予め定められた閾値などに基づいて膜の付着力の良否判断を行う図示しない判断手段を設けるようにすることもできる。
搬入手段2、搬出手段7としては、例えば、工業用ロボットなどのような既知の搬入、搬出手段を用いることができる。
また、搬送手段8には、回転テーブル8aが設けられ、図示しない制御モータやインデックスユニットなどにより間欠駆動ができるようになっている。そして、搬入から搬出までの間において、回転テーブル8aの停止時に前述の各作業が行えるようになっている。また、回転テーブル8aには、被検査物9や台紙12などを保持するための図示しない保持手段が設けられている。そのようなものとしては、例えば、真空チャックや機械的チャックなどを例示することができる。
尚、回転テーブル8aが設けられた搬送手段8を例示したが、これに限定されるわけではなく、例えば、フリーフローコンベアなどのような直線搬送が可能なものとすることもできる。その場合は、搬送方向に沿って、搬入手段2、衝撃変形手段3、貼付・剥離手段4、貼付手段5、面積測定手段6、搬出手段7を配設するようにすればよい。また、回転テーブル8aに換えて、例えば、中心位置に工業用ロボットを配設し、工業用ロボットにより被検査物9などの搬入、搬出、搬送を行うこともできる。また、被検査物9などの搬入、搬出、搬送を操作者が行うようにすることもできる。また、中心位置に工業用ロボットを配設するものとすれば、搬入手段2、搬出手段7、搬送手段8の機能を兼ねることができ、被検査物9などの搬入、搬出、搬送を操作者が行うようにすれば、搬入手段2、搬出手段7、搬送手段8を省くこともできる。
次に、膜の付着力検査方法を付着力検査装置1の作用とともに説明する。
まず、搬入手段2により被検査物9が回転テーブル8a上に載置、保持される。そして、回転テーブル8aが所定のピッチ回転することにより被検査物9が衝撃変形手段3の前まで搬送され、その場で停止する。
次に、被検査物9が、図示しない搬入手段により衝撃変形手段3内に搬入され、受台31の上面に載置される。この際、膜9bを受台31の上面に当接させるようにして載置される。そして、母材9aに当接させるようにして撃芯32が載置され、所定の高さから錘34を撃芯32の頭部32bに向けて落下させる。すなわち、母材9aの膜9bが形成された面と対向する面に衝撃力を加え、膜9bが形成された面に衝撃変形を生じさせる。
錘34の落下による衝撃で変形した被検査物9は、衝撃変形手段3内から搬出され、回転テーブル8a上に載置、保持される。この際、膜9bが上側になるよう反転される。そして、回転テーブル8aが所定のピッチ回転することにより衝撃変形した被検査物9が貼付・剥離手段4の前まで搬送され、その場で停止する。
次に、被検査物9が、図示しない搬入手段により貼付・剥離手段4内に搬入される。そして、図示しない粘着テープ供給手段により、所定の長さに切断された透明な粘着テープ10が衝撃変形した部分の膜表面9b1を覆うように供給される。次に、貼付手段11で押圧することにより、透明な粘着テープ10を膜表面9b1に密着するようにして貼り付ける。そして、貼り付けた透明な粘着テープ10の一端を剥離手段22で握持して、透明な粘着テープ10を被検査物9の膜表面9b1に対して略垂直方向に引き剥がす。すなわち、衝撃変形が生じた部分の膜表面9b1に透明な粘着テープ10を貼り付け、透明な粘着テープ10を引き剥がすことで膜表面9b1の少なくとも一部を剥離させる。
引き剥がされた粘着テープ10は、貼付・剥離手段4内から搬出され、回転テーブル8a上に載置、保持される。この際、粘着テープ10の引き剥がしが終了した被検査物9は、付着力検査装置1の外部に排出される。そして、回転テーブル8aが所定のピッチ回転することにより引き剥がされた粘着テープ10が貼付手段5の前まで搬送され、その場で停止する。
次に、引き剥がされた粘着テープ10が、図示しない搬入手段により貼付手段5内に搬入され、図示しない台紙供給手段により供給された台紙12上に貼り付けられる。この際、貼付ローラ13で押圧することにより粘着テープ10が台紙12に密着するようにして貼り付けられる。粘着テープ10が貼り付けられた台紙12は、貼付手段5内から搬出され、回転テーブル8a上に載置、保持される。そして、回転テーブル8aが所定のピッチ回転することにより粘着テープ10が貼り付けられた台紙12が面積測定手段6の前まで搬送され、その場で停止する。
次に、粘着テープ10が貼り付けられた台紙12が、図示しない搬入手段により面積測定手段6内に搬入される。そして、撮像手段14により、透明な粘着テープ10に付着した膜9b2の画像が撮像される。この際、粘着テープ10に付着した膜9b2の部分が照明手段14aにより照らされる。そして、撮像された膜9b2の画像データ15aを画像処理手段15において二値化処理する。二値化処理がされた画像データ16aを面積演算手段16において演算することにより、付着した膜9b2の面積を求める。すなわち、前述したように引き剥がした粘着テープ10を台紙12に貼り付け、膜の剥離面積の測定は、粘着テープ10に付着した膜9b2の面積を測定することにより実行される。
面積測定が終了した粘着テープ10が貼り付けられた台紙12は、面積測定手段6内から搬出され、回転テーブル8a上に載置、保持される。そして、回転テーブル8aが所定のピッチ回転することにより粘着テープ10が貼り付けられた台紙12が搬出手段7の前まで搬送され、その場で停止する。
次に、粘着テープ10が貼り付けられた台紙12が、搬出手段7により付着力検査装置1から搬出される。以後、必要があれは前述の手順を繰り返すことで膜の付着力検査を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、母材9a側から衝撃を加えるようにしているので、被検査物9の衝撃変形部分にある膜表面9b1全体に伸び変形を与えることができる。そのため、剥離面積を大きくすることができるので検査精度を向上させることができ、また、定量的な検査を行うこともできるようになる。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る膜の付着力検査装置を例示するための模式平面図である。
尚、図1で説明をしたものと同様の部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図4に示すように、付着力検査装置1aは、被検査物9を付着力検査装置1aに備えられた搬送手段8に搬入、載置するための搬入手段2と、被検査物9を衝撃変形させるための衝撃変形手段3と、衝撃変形が生じた部分の膜表面9b1に粘着テープ10aを貼り、これを剥がす貼付・剥離手段4と、粘着テープ10aに付着することで剥離した膜剥離部9b3に色素材料を含有する顔料粉末17aを塗布する塗布手段17と、顔料粉末17aが塗布された膜剥離部9b3の面積を測定する面積測定手段6aと、被検査物9を付着力検査装置1aから搬出するための搬出手段7aと、各手段間における被検査物9などの搬送や保持をする搬送手段8を備えている。尚、図中の矢印は、被検査物9などの搬送方向を表している。
図5は、貼付・剥離手段、塗布手段、面積測定手段を例示するための模式図である。
図5(a)は貼付・剥離手段4、図5(c)は塗布手段17、図5(d)は面積測定手段を例示するための模式図である。図5(b)は剥離の様子を例示するための模式図である。
図5(a)に示す貼付・剥離手段4は、図3(a)で説明をしたものと同様のものである。剥離手段22で粘着テープ10aを引き剥がすと、図5(b)に示すように、膜9bの一部が剥離して膜剥離部9b3が形成される。尚、粘着テープ10aは透明である必要はなく、不透明であってもよい。ここで、前述の場合には、粘着テープ10に付着した膜9b2の面積を測定したが、本実施の形態においては、被検査物9の膜剥離部9b3の面積を測定する。
図5(c)に示すように塗布手段17は、膜剥離部9b3に色素材料を含有する顔料粉末17aを塗布するためのノズル17b、余分な顔料粉末17aを除去するためのブローノズル17cなどを備えている。顔料粉末17aは、例えば、トナーのような色素材料を含有する粉体を例示することができる。顔料粉末17aの色は、特に限定されないが膜9bの色との明度の差が大きくなるようなものを選択することが好ましい。
ノズル17bには、窒素ガスなどを供給する図示しないガス供給手段と、顔料粉末17aを供給する図示しない粉体供給手段が接続されている。そして、所定量の顔料粉末17aが混入された窒素ガスなどを膜剥離部9b3に向けて噴射させることで、膜剥離部9b3に顔料粉末17aが塗布されるようになっている。
ブローノズル17cには、窒素ガスなどを供給する図示しないガス供給手段が接続されており、窒素ガスなどを噴出させることで余分な顔料粉末17aを除去することができるようになっている。尚、除去された顔料粉末17aを吸引、集積するための図示しない吸引手段を設けるようにすることもできる。
塗布手段17は必ずしも必要ではないが、塗布手段17を設けて膜剥離部9b3に顔料粉末17aを塗布するようにすれば、膜剥離部9b3と膜9bとの明度の差を大きくすることができるので、後述する面積測定の精度を向上させることができる。
図5(d)に示す面積測定手段6は、図3(c)で説明をしたものと同様のものである。撮像された膜剥離部9b3の画像データ15bは、画像処理手段15において二値化処理などが行われる。そして、面積演算手段16において処理された画像データ16bを演算することで膜剥離部9b3の面積が求められる。
次に、膜の付着力検査方法を付着力検査装置1aの作用とともに説明する。
尚、前述した付着力検査装置1と同様の部分についてはその説明を省略する。
まず、搬入手段2により被検査物9が付着力検査装置1a内に搬入され、衝撃変形手段3により衝撃変形を生じさせる。すなわち、母材9aの膜9bが形成された面と対向する面に衝撃力を加え、膜9bが形成された面に衝撃変形を生じさせる。
次に、貼付・剥離手段4により、膜9bの一部が剥離されて膜剥離部9b3が形成される。すなわち、衝撃変形が生じた部分の膜表面9b1に粘着テープ10aを貼り付け、粘着テープ10aを引き剥がすことで膜表面9b1の少なくとも一部を剥離させる。
そして、被検査物9は、貼付・剥離手段4内から搬出され、回転テーブル8a上に載置、保持される。この際、粘着テープ10aは、付着力検査装置1の外部に排出される。そして、回転テーブル8aが所定のピッチ回転することにより被検査物9が塗布手段17の前まで搬送され、その場で停止する。
次に、被検査物9が、図示しない搬入手段により塗布手段17内に搬入される。そして、ノズル17bから色素材料を含有する顔料粉末17aを噴出させて、顔料粉末17aを膜剥離部9b3に塗布する。その後、余分な顔料粉末17aは、ブローノズル17cから噴出される窒素ガスなどにより除去される。膜剥離部9b3に顔料粉末17aが塗布された被検査物9は、塗布手段17内から搬出され、回転テーブル8a上に載置、保持される。そして、回転テーブル8aが所定のピッチ回転することにより膜剥離部9b3に顔料粉末17aが塗布された被検査物9が面積測定手段6の前まで搬送され、その場で停止する。
次に、膜剥離部9b3に顔料粉末17aが塗布された被検査物9が、図示しない搬入手段により面積測定手段6内に搬入される。そして、撮像手段14により、顔料粉末17aが塗布された膜剥離部9b3の画像が撮像される。この際、膜剥離部9b3が照明手段14aにより照らされる。撮像された膜剥離部9b3の画像データ15bを画像処理手段15において二値化処理する。二値化処理がされた画像データ16bを面積演算手段16において演算することにより、膜剥離部9b3の面積を求める。すなわち、膜の剥離面積の測定は、剥離させた跡に形成された膜剥離部9b3を測定することにより実行される。
面積測定が終了した被検査物9は、面積測定手段6内から搬出され、回転テーブル8a上に載置、保持される。そして、回転テーブル8aが所定のピッチ回転することにより被検査物9が搬出手段7の前まで搬送され、その場で停止する。
次に、被検査物9が、搬出手段7により付着力検査装置1aから搬出される。以後、必要があれは前述の手順を繰り返すことで膜の付着力検査を行うことができる。
以上説明したように、本実施の形態においても、母材9a側から衝撃を加えるようにしているので、被検査物9の衝撃変形部分にある膜表面9b1全体に伸び変形を与えることができる。そのため、剥離面積を大きくすることができるので検査精度を向上させることができ、また、定量的な検査を行うこともできる。
また、膜9bの色に応じて適切な色素材料を含有する顔料粉末17aを任意に選択することができるので、より明度の差を大きくすることができる。そのため、面積測定の精度を向上させることができる。
また、剥離した部分の面積を直接測定することができるので測定精度をより高めることができる。例えば、粘着テープ10に付着するゴミや、粘着テープ10と台紙12との間に形成される気泡などの影響を無くすことができる。
ここで、母材9aの材質や厚みが異なる場合には、衝撃力による歪み量が異なるものとなる。その場合、歪み量が所定の値となるような衝撃力を被検査物9に加えるようにすることが好ましい。例えば、母材9aがアルミニウムと鉄の場合において、同じ衝撃力を加えるものとすればアルミニウムの方が歪み量は大きくなる。そのため、剥離する膜の面積も大きくなる。しかしながら、膜が形成された部品などの使用状況を考慮すれば、材質がアルミニウムの部品と材質が鉄の部品とでは、材質がアルミニウムの部品の方が加えられる加重などが少ないものとされている。そのため、両者を同じ条件で測定するものとすれば、母材9aがアルミニウムの場合の測定が過剰な条件下で行われることになる。
本発明者は検討の結果、母材の歪み量が所定の値となるような衝撃力を被検査物9に加えるようにすれば、母材9aの材質や厚みが異なる場合であっても適切な測定を行うことができるとの知見を得た。
図6〜図8は、衝撃力による歪み量を所定の値とすることができる衝撃変形手段の要部を例示するための模式図である。
尚、図中に示す矢印は錘34の落下方向を表している。また、図2で説明をしたものと同様の部分には同じ符号を付し、その説明は省略する。また、要部以外の部分は図2に例示をしたものと同様のため省略している。
まず、衝撃変形手段3aについて説明をする。
図6に示すように、衝撃変形手段3aには上面に凹状の曲面が設けられた受台31が備えられている。そして、凹状の曲面の直上であって、膜9bの表面上には、歪み量測定手段としての歪みゲージ18が設けられている。歪みゲージ18は制御部19と接続され、歪み量をデジタル表示したり、アナログ出力したりすることができるようになっている。
次に、衝撃力による母材の歪み量を所定の値にする方法について説明をする。
まず、被検査物9に衝撃力が加えられる前の歪みゲージ18の値(初期値)を図示しない記憶手段などに記憶する。そして、図6(a)に示すように、撃芯32の頭部32bに向けて錘34を落下させることで被検査物9に衝撃変形を生じさせる。
次に、図6(b)に示すように、衝撃変形が生じた後の歪みゲージ18の値(最大変形値)を求め、この値(最大変形値)から前述の初期値を差し引くことで被検査物9の歪み量を求める。このようにして求めた歪み量が所定の値となるように、錘34の落下距離を調整する。
本実施の形態によれば、衝撃力による母材9aの歪み量を所定の値とすることができるので母材9aの材質や厚みが異なる場合であっても適切な測定を行うことができる。この場合、衝撃による変形部分の歪み量を直接測定することができるので、測定精度を高めることができる。
次に、衝撃変形手段3bについて説明をする。
図7に示すように、衝撃変形手段3bには、撃芯32が設けられている。そして、撃芯32の軸部32aには、変位を測定するためのマーク21が貼り付けられている。また、マーク21を撮像可能な位置には、歪み量測定手段としての高速度カメラ20が設けられている。
次に、衝撃力による母材の歪み量を所定の値にする方法について説明をする。
まず、被検査物9に衝撃力が加えられる前のマーク21の位置(初期位置)を高速度カメラ20により撮影する。そして、図7(a)に示すように、撃芯32の頭部32bに向けて錘34を落下させることで被検査物9に衝撃変形を生じさせる。
次に、図7(b)に示すように、衝撃変形が生じるまでの間のマーク21の位置変化を高速度カメラ20で撮影する。そして、最大変形位置から前述の初期位置を差し引くことで被検査物9の歪み量を求める。このようにして求めた歪み量が所定の値となるように、錘34の落下距離を調整する。
尚、説明の便宜上、変位測定に高速度カメラ20を用いる場合を説明したが、例えば、レーザ変位計などのような非接触式変位計を使用することもできる。
本実施の形態においても、衝撃力による母材9aの歪み量を所定の値とすることができるので母材9aの材質や厚みが異なる場合であっても適切な測定を行うことができる。この場合、歪みゲージ18を用いる場合に比べて測定精度は低下するが、母材9aの材質や厚みにかかわらず測定を行うことができる。例えば、母材9aに割れが生じると歪みゲージ18による測定が困難となるが、本実施の形態によればそのような場合であっても適切な測定を行うことができる。
次に、衝撃変形手段3cについて説明をする。尚、図6、図7で説明をしたものと同様の部分についての説明は省略する。
図8に示すように、衝撃変形手段3cには、図6で説明をした歪みゲージ18、制御部19と、図7で説明をした高速度カメラ20、マーク21が設けられている。
本実施の形態においては、歪みゲージ18と高速度カメラ20とを切り替えることにより歪み量を測定することもできるし、両者による測定をすることもできる。そのため、測定の汎用性を高めることができるとともに、両者を併せて用いることで測定精度を高めることもできる。
次に、本実施の形態に係る付着力検査方法(付着力検査装置)を用いた製品の製造方法について例示をする。
一般的に、金属材料、電気製品、電子部品、機械装置などにおいては、材料自体、部品、筐体などの製品の表面が塗装膜、メッキ、溶射膜、蒸着膜、電着膜などで覆われている場合が多い。このような製品の製造工程において、一部の部品を抜き出して本実施の形態に係る付着力検査方法(付着力検査装置)を用いた付着力の検査を行い、所定の閾値に基づいて合否の判定を行うようにすることができる。また、不合格となった場合には膜の形成条件(例えば、温度条件、電流値、母材表面の粗さなどの諸条件)を変更するなどして膜の付着力の適正化を図るようにすることもできる。
本実施の形態に係る付着力検査方法(付着力検査装置)によれば、試験片のみならず実際の製品を直接検査することができるので、より実際に即した測定を行うことができる。また、前述したように母材9a側から衝撃を加えるようにしているので、被検査物9の衝撃変形部分にある膜表面9b1全体に伸び変形を与えることができる。そのため、剥離面積を大きくすることができるので検査精度を向上させることができ、また、定量的な検査を行うこともできる。また、歪み量が所定の値となるような衝撃力を被検査物9に加えるようにすることができるので、母材9aの材質や厚みが異なる場合であっても適切な測定を行うことができる。
その結果、市場における製品の膜の剥離を抑制することができるとともに、製造工程における製品の膜の剥離を抑制することで生産性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、付着力検査装置1、1aなどが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本発明の第1の実施の形態に係る膜の付着力検査装置を例示するための模式平面図である。 衝撃変形手段を例示するための模式断面図である。尚、図中の矢印は、錘34の落下方向を表している。 貼付・剥離手段、貼付手段、面積測定手段を例示するための模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る膜の付着力検査装置を例示するための模式平面図である。 貼付・剥離手段、塗布手段、面積測定手段を例示するための模式図である。 衝撃力による歪み量を所定の値とすることができる衝撃変形手段の要部を例示するための模式図である。 衝撃力による歪み量を所定の値とすることができる衝撃変形手段の要部を例示するための模式図である。 衝撃力による歪み量を所定の値とすることができる衝撃変形手段の要部を例示するための模式図である。
符号の説明
1 付着力検査装置、1a 付着力検査装置、3 衝撃変形手段、3a 衝撃変形手段、3b 衝撃変形手段、3c 衝撃変形手段、4 貼付・剥離手段、5 貼付手段、6 面積測定手段、9 被検査物、9a 母材、9b 膜、9b1 膜表面、9b2 膜、9b3 膜剥離部、10 粘着テープ、10a 粘着テープ、12 台紙、14 撮像手段、15 画像処理手段、15a 画像データ、16 面積演算手段、16a 画像データ、17 塗布手段、17a 顔料粉末、17b ノズル、17c ブローノズル、18 歪みゲージ、19 制御部、20 高速度カメラ、21 マーク、22 剥離手段、34 錘

Claims (11)

  1. 受台の凹部が設けられた上面に、膜が形成された母材の前記膜が形成された側を当接させること、
    前記膜が形成された母材の前記膜が形成された面と対向する面の前記凹部に対応する位置に衝撃力を加え、前記膜が形成された面に衝撃変形を生じさせること
    前記衝撃変形が生じた領域を含む前記膜の表面に粘着テープを貼り付け、前記粘着テープを引き剥がすことで前記膜の少なくとも一部を剥離させること
    及び前記膜の剥離面積を測定すること、を有することを特徴とする膜の付着力検査方法。
  2. 前記粘着テープは透明体からなり、前記引き剥がした前記粘着テープを台紙に貼り付け、前記膜の剥離面積の測定は、前記粘着テープに付着した前記膜の面積を測定することにより実行すること、を特徴とする請求項1記載の膜の付着力検査方法。
  3. 前記膜の剥離面積の測定は、前記剥離させた跡に形成された膜剥離部を測定することにより実行すること、を特徴とする請求項1記載の膜の付着力検査方法。
  4. 前記膜剥離部に顔料粉末を塗布すること、を特徴とする請求項3記載の膜の付着力検査方法。
  5. 異なる母材について前記衝撃力による前記母材の歪み量が一定となるように前記衝撃力を調整すること、を特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の膜の付着力検査方法。
  6. 凹部が設けられ、膜が形成された母材の前記膜が形成された側を当接させる上面を有した受台と、
    前記膜が形成された母材の前記膜が形成された面と対向する面の前記凹部に対応する位置に衝撃力を加え、前記膜が形成された面に衝撃変形を生じさせる衝撃変形手段と、
    前記衝撃変形が生じた領域を含む前記膜の表面に透明な粘着テープを貼り付ける第1の貼付手段と、
    貼り付けた前記透明な粘着テープを剥がす剥離手段と、
    剥がした前記透明な粘着テープを台紙に貼り付ける第2の貼付手段と、
    前記透明な粘着テープに付着した前記膜の面積を測定する面積測定手段と、
    を備えたことを特徴とする膜の付着力検査装置。
  7. 凹部が設けられ、膜が形成された母材の前記膜が形成された側を当接させる上面を有した受台と、
    前記膜が形成された母材の前記膜が形成された面と対向する面の前記凹部に対応する位置に衝撃力を加え、前記膜が形成された面に衝撃変形を生じさせる衝撃変形手段と、
    前記衝撃変形が生じた領域を含む前記膜の表面に粘着テープを貼り付ける第3の貼付手段と、
    貼り付けた前記粘着テープを剥がす剥離手段と、
    前記粘着テープを剥がした跡に形成された膜剥離部の面積を測定する面積測定手段と、 を備えたことを特徴とする膜の付着力検査装置。
  8. 前記膜剥離部に顔料粉末を塗布する塗布手段をさらに備えたこと、を特徴とする請求項7記載の膜の付着力検査装置。
  9. 前記衝撃力による前記母材の歪み量を測定する歪み量測定手段をさらに備えたこと、を特徴とする請求項6〜8のいずれか1つに記載の膜の付着力検査方法。
  10. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の膜の付着力検査方法により膜の付着力を測定し、所定の閾値に基づいて合否の判定を行うこと、を特徴とする製品の製造方法。
  11. 前記判定において不合格となった場合には、前記膜の形成条件を変更すること、を特徴とする請求項10記載の製品の製造方法。
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