JP2009129655A - 電磁スイッチ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電磁スイッチ1によれば、収容孔34の周壁部には、端子金具6を軸方向に移動自在に支持するガイド溝37が設けられている。これにより、ガイド溝37によって端子金具6を支持しながら、端子金具6の先端に収容孔34を通過させ、さらに支持孔35を貫通させることができる。このため、収容孔34が軸方向に深く、端子金具6が長尺板状に設けられている場合でも、端子金具6の差し込みおよび貫通を容易に行うことができる。この結果、コネクタ7の構成工程を自動化することができる。
【選択図】図1
Description
請求項1に記載の電磁スイッチは、ソレノイドコイルを内蔵し、ソレノイドコイルへの通電により軸方向に変位する可動接点を自身の軸方向一方側に突出させて保持するスイッチ本体と、スイッチ本体の軸方向一方側に装着され、可動接点を軸方向に移動自在に収容するとともに、可動接点の当接を受ける固定接点を保持する接点カバーと、ソレノイドコイルと電気的に接続される長尺板状の端子金具とを備える。
請求項2に記載の電磁スイッチによれば、端子金具ガイド手段は、収容孔の周壁部に設けられ、端子金具の2つの側部が嵌合する2本のガイド溝である。
この手段は、端子金具ガイド手段の一形態を示すものである。
請求項3に記載の電磁スイッチによれば、端子金具は、2つの側部が厚み方向に挟持されるように、2つのガイド溝に対して軽圧入されている。
これにより、端子金具の振動を抑制できるので、端子金具の耐振強度を向上させることができる。また、このような端子金具ガイド手段における軽圧入構造は、例えば、スタータのように頻繁に加振される機器の電磁スイッチに対して極めて効果的に作用する。
なお、この手段における軽圧入とは、ガイド溝をなす溝壁面が側部の厚み方向の両端面に面接触した状態で、端子金具を滑らせることができる程度の圧入を意味する。
請求項4に記載の電磁スイッチによれば、端子金具は、自身の幅方向に挟持されるように、2つのガイド溝に対して軽圧入されている。
これにより、請求項3の手段と同様の効果を得ることができる。
なお、この手段における軽圧入とは、ガイド溝をなす溝底面が端子金具の幅方向の両端に接触した状態で、端子金具を滑らせることができる程度の圧入を意味する。
請求項5に記載の電磁スイッチによれば、ガイド溝は、収容孔の周壁部に取り付けられた軟質材に、側部の厚み方向および端子金具の幅方向に締め代が生じるように設けられている。
これにより、軽圧入構造によって耐振強度を向上させるとともに、端子金具に対する防水性も向上させることができる。
また、端子金具ガイド手段は、収容孔の周壁部に設けられ、端子金具の2つの側部が嵌合する2本のガイド溝である。
最良の形態3の電磁スイッチによれば、端子金具は、自身の幅方向に挟持されるように、2つのガイド溝に対して軽圧入されている。
最良の形態4の電磁スイッチによれば、ガイド溝は、収容孔の周壁部に取り付けられた軟質材に、側部の厚み方向および端子金具の幅方向に締め代が生じるように設けられている。
実施例1の電磁スイッチ1の構成を、図1ないし図4を用いて説明する。
電磁スイッチ1は、例えば、モータ(図示せず)およびモータからの出力により回転するピニオン(図示せず)とともにスタータ(図示せず)を構成し、ピニオンを押出してエンジン(図示せず)のリングギヤ(図示せず)に噛み合せ、モータの電気回路への通電をオンし、モータに出力を発生させてエンジンを始動するものである。
実施例1の電磁スイッチ1によれば、収容孔34の周壁部には、端子金具6を軸方向に移動自在に支持するガイド溝37が設けられている。
これにより、ガイド溝37によって端子金具6を支持しながら、端子金具6の先端に収容孔34を通過させ、さらに支持孔35を貫通させることができる。このため、収容孔34が軸方向に深く、端子金具6が長尺板状に設けられている場合でも、端子金具6の差し込みおよび貫通を容易に行うことができる。この結果、コネクタ7の構成工程を自動化することができる。
なお、このようなガイド溝37は、打ち抜きにより容易に設けることができるので、ガイド溝37の設定による工数増加は極めて少ない。
これにより、端子金具6の振動が抑制されるので、端子金具6の耐振強度が向上する。また、このようなガイド溝37における軽圧入構造は、スタータのように頻繁に加振される機器の電磁スイッチ1に対して極めて効果的に作用する。
これにより、実施例2の電磁スイッチ1と同様の効果を得ることができる。
これにより、耐振強度を向上させるとともに、端子金具6に対する防水性も向上させることができる。
実施例1〜実施例4のガイド溝37は、収容孔34の周壁面自体を膨出させたり、周壁面を軟質材46により膨出させたりすることで設けられていたが、例えば、周壁面を窪ませることでガイド溝37を設けてもよい。
また、実施例1〜実施例4の端子金具6は、自身の本体の側方にガイド片32が延設され、ガイド片32により支持されていたが、ガイド片32を設けることなく本体の側部を直接的に端子金具ガイド手段により支持するようにしてもよい。
さらに、実施例1〜実施例4の端子金具ガイド手段はガイド溝37であったが、例えば、端子金具ガイド手段を収容孔34の周壁部に設けた1本の隆起部とし、ガイド片32の側部に溝を設けるとともに、このガイド片32の溝に隆起部を嵌合させることで端子金具6を支持するようにしてもよい。
2 ソレノイドコイル
3 スイッチ本体
5 接点カバー
6 端子金具
16 可動接点
21 固定接点
30 引出し端(ソレノイドコイルの引出し端)
32 ガイド片(端子金具の2つの側部)
34 収容孔
35 支持孔
37 ガイド溝(端子金具ガイド手段)
46 軟質材
Claims (5)
- ソレノイドコイルを内蔵し、このソレノイドコイルへの通電により軸方向に変位する可動接点を自身の軸方向一方側に突出させて保持するスイッチ本体と、
このスイッチ本体の軸方向一方側に装着され、前記可動接点を軸方向に移動自在に収容するとともに、前記可動接点の当接を受ける固定接点を保持する接点カバーと、
前記ソレノイドコイルと電気的に接続される長尺板状の端子金具とを備える電磁スイッチにおいて、
前記接点カバーは、前記ソレノイドコイルの引出し端と接続される前記端子金具の根元側の部分を収容する収容孔、および前記端子金具を先端側で支持する支持孔を同軸的に有し、
前記端子金具は、自身の先端が前記収容孔および前記支持孔を順次に通過するように差し入れられて、前記接点カバーの軸方向一方側に貫通し、
前記収容孔の周壁部には、前記端子金具を軸方向に移動自在に支持する端子金具ガイド手段が形成されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項1に記載の電磁スイッチにおいて、
前記端子金具ガイド手段は、前記収容孔の周壁部に設けられ、前記端子金具の2つの側部が嵌合する2本のガイド溝であることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項2に記載の電磁スイッチにおいて、
前記端子金具は、前記2つの側部が厚み方向に挟持されるように、前記2つのガイド溝に対して軽圧入されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項2に記載の電磁スイッチにおいて、
前記端子金具は、自身の幅方向に挟持されるように、前記2つのガイド溝に対して軽圧入されていることを特徴とする電磁スイッチ。 - 請求項2に記載の電磁スイッチにおいて、
前記ガイド溝は、前記収容孔の周壁部に取り付けられた軟質材に、前記側部の厚み方向および前記端子金具の幅方向に締め代が生じるように設けられていることを特徴とする電磁スイッチ。
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JPH0341904A (ja) * | 1989-07-10 | 1991-02-22 | Yoshida Kogyo Kk <Ykk> | スライドファスナーチェンのスペース形成方法 |
JP2006177160A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Denso Corp | スタータ用マグネットスイッチ |
-
2007
- 2007-11-22 JP JP2007302416A patent/JP4941248B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2006177160A (ja) * | 2004-12-20 | 2006-07-06 | Denso Corp | スタータ用マグネットスイッチ |
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