JP2009129311A - 管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】管理対象者ごとに的確に食事の摂取状況や医薬品、医薬部外品、更には、化粧品等の使用状況を管理することが可能な管理システムを提供する。
【解決手段】本発明は、管理対象者の健康に関わる食品等の摂取/使用状況を管理するシステム1であって、管理対象者ごとの管理対象物品の摂取/使用状況に関する情報及びその者の健康状態に関する情報が登録されるデータベースDBを保有し、管理手段(サーバ4)との間でデータの授受を行う端末側通信手段8と、管理対象物品に関する情報や管理手段からの情報を出力し、管理対象物品を選択するタッチパネル式モニター3Aを有する携帯端末3とを備え、管理手段は、選択された管理対象物品と、データベースDBに登録された情報とから、当該管理対象者の健康管理のための所定の指導情報を携帯端末3に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明は、管理対象者の健康に関わる食品等の摂取/使用状況を管理するシステム1であって、管理対象者ごとの管理対象物品の摂取/使用状況に関する情報及びその者の健康状態に関する情報が登録されるデータベースDBを保有し、管理手段(サーバ4)との間でデータの授受を行う端末側通信手段8と、管理対象物品に関する情報や管理手段からの情報を出力し、管理対象物品を選択するタッチパネル式モニター3Aを有する携帯端末3とを備え、管理手段は、選択された管理対象物品と、データベースDBに登録された情報とから、当該管理対象者の健康管理のための所定の指導情報を携帯端末3に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に、病院や学校、企業等において患者や学生、社員等の管理対象者ごとに健康に関わる食品や医薬品、医薬部外品、更には化粧品等の摂取/使用状況の管理を行うためのシステムに関するものである。
従来より病院などでは、管理対象者となる入院患者の食事は、医師により当該管理対象者の疾病状態や治療方針に適応した食事となるように調理部門の栄養士に指示され、該栄養士は管理対象者ごとに対応したメニューに基づいたものが病院食として提供されている(例えば、特許文献1参照)。また、当該病院内には、食品等が販売されている売店が設置されており、患者は、売店にて任意に食品等を購入することができる。
特開平8−210768号公報
しかしながら、従来の係る病院等における患者への食事の提供は、食事の種類や量が栄養士により管理されているのみであったため、実際に患者が食べた量、即ち、食事の摂取状況を管理することは困難であった。また、売店などにて購入された食品を摂取した場合には、実際の食品摂取量を医師などの管理者が把握することができず、精度の高い食事指導を行うことができないという問題がある。
更に、従来のシステムでは、食事は管理者側から一方的に提供されるものであったため、実際には、どのような食事が自らの疾病状態や健康状態に適していないものであるのか、又は、どのような食事が最も適しているのかが理解しがたい。そのため、退院後、患者自らが食事のメニューを考えた場合に、思い違いなどが生じ、適切な食事療法を実現することが困難となる問題がある。
また、疾病状態によっては、少量であれば許容される食品であっても、当該症状がある場合には、不適切であると指導されることで、全く摂取することができないと考え、満足度の高い食事を摂取することができず、生活の質が低下する問題もある。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、管理対象者ごとに的確に食事の摂取状況や医薬品、医薬部外品、更には、化粧品等の使用状況を管理することが可能な管理システムを提供する。
本発明は、管理対象者の健康に関わる食品、医薬品、医薬部外品、又は、化粧品のうちから選ばれる少なくとも一つの管理対象物品について、管理対象者による摂取/使用状況を管理するための管理システムであって、管理対象者ごとの管理対象物品の摂取/使用状況に関する情報、又は、当該情報及び管理対象者ごとの健康状態に関する情報が登録されるデータベースを保有し、管理対象者ごとに管理対象物品の摂取/使用状況を管理するための管理手段と、該管理手段との間でデータの授受を行うための端末側通信手段と、管理対象物品に関する情報及び管理手段からの情報を出力するための端末側出力手段と、出力された管理対象物品を選択するための端末側入力手段を有する携帯端末とを備え、管理手段は、携帯端末にて管理対象者により選択された管理対象物品と、データベースに登録された情報とから、当該管理対象者の健康管理のための所定の指導情報を携帯端末に送信することを特徴とする。
請求項2の発明は、上記発明において、管理手段のデータベースには、管理対象者による管理対象物品の実際の摂取/使用状況に関する情報が登録されることを特徴とする。
請求項3の発明は、上記各発明において、管理手段は、データベースに登録された情報を出力し、且つ、当該登録情報を更新するための管理者側端末を有することを特徴とする。
請求項4の発明は、上記各発明において、管理対象物品が陳列されるショーケースと、該ショーケースに設けられたケース側端末とを備え、該ケース側端末は、陳列されている管理対象物品に関する情報を保有すると共に、携帯端末は、ケース側端末に近づくことで当該ケース側端末が保有する管理対象物品に関する情報を受信する機能を有し、受信した当該管理対象物品に関する情報を端末側出力手段にて出力することを特徴とする。
請求項5の発明は、上記請求項1乃至請求項3の発明において、管理手段は、調理部門に設置されて管理対象物品に関する情報として配膳可能な料理に関する情報を入力するための管理側入力手段、及び、携帯端末にて選択される管理対象物品の情報としての料理の注文情報を出力する管理側出力手段を備え、管理手段は、携帯端末からの料理の注文情報と、データベースに登録された管理対象者の健康状態に関する情報とから、当該管理対象者に応じた食品摂取のための指導情報を携帯端末に送信することを特徴とする。
請求項6の発明は、上記発明において、管理手段は、管理対象者の健康状態に関する情報を参照し、携帯端末からの料理の注文情報に基づく料理が当該管理対象者に不適切であると判断した場合、当該料理の注文を禁止することを特徴とする。
請求項7の発明は、上記請求項5又は請求項6の発明において、管理手段は、管理対象者による摂取後の料理の残量を検出する残量検出手段を備え、配膳された料理に関する情報と残量とから管理対象者による実際の摂取量を把握することを特徴とする。
請求項8の発明は、上記発明において、相互に区画され、それぞれ料理が収納される複数の収納部が構成された食器を備え、残量検出手段は、各収納部内の料理の残量をそれぞれ検出することを特徴とする。
本発明によれば、管理対象者の健康に関わる食品、医薬品、医薬部外品、又は、化粧品のうちから選ばれる少なくとも一つの管理対象物品について、管理対象者による摂取/使用状況を管理するための管理システムであって、管理対象者ごとの管理対象物品の摂取/使用状況に関する情報、又は、当該情報及び管理対象者ごとの健康状態に関する情報が登録されるデータベースを保有し、管理対象者ごとに管理対象物品の摂取/使用状況を管理するための管理手段と、該管理手段との間でデータの授受を行うための端末側通信手段と、管理対象物品に関する情報及び管理手段からの情報を出力するための端末側出力手段と、出力された管理対象物品を選択するための端末側入力手段を有する携帯端末とを備え、管理手段は、携帯端末にて管理対象者により選択された管理対象物品と、データベースに登録された情報とから、当該管理対象者の健康管理のための所定の指導情報を携帯端末に送信するので、管理対象者は、携帯端末によって、管理対象物品の摂取/使用状況に関する情報、又は、当該情報と自己の健康状態に関する情報を入手することができ、以後の管理対象物品の摂取や使用に際し役立てることが可能となる。
また、これらの情報と、選択された管理対象物品に関する情報とから自己の健康管理のための所定の指導情報を把握することが可能となるため、自己の健康状態では、具体的にどの物品が適しており、また、どの物品が不適切であるかを認識することができる。これにより、具体的な情報を元に、管理対象物品の選択、摂取/使用を行うことが可能となり、意識的な健康管理を実現することが可能となる。
請求項2の発明によれば、上記発明に加えて、管理手段のデータベースには、管理対象者による管理対象物品の実際の摂取/使用状況に関する情報が登録されるので、当該情報に基づき管理手段は、携帯端末にて管理対象者により選択された管理対象物品と、データベースに登録された情報とから、当該管理対象者の健康管理のための所定の指導情報を携帯端末に送信することが可能となる。
従って、より精度の高い指導を行うことが可能となると共に、管理対象者の信頼性が向上する。
請求項3の発明によれば、上記各発明において、管理手段は、データベースに登録された情報を出力するための管理者側端末を有するので、当該管理者側端末を用いて管理者が各管理対象者の各情報を把握することができる。従って、管理対象者の管理対象物品に関する摂取/使用状態を認識することができ、適切な指導を行うことが可能となる。
また、管理者側端末では、上記登録情報の更新を行うことができるため、管理対象者の状態に応じて当該登録情報を更新することができ、より正確な情報として利用することが可能となる。
請求項4の発明によれば、上記各発明において、管理対象物品が陳列されるショーケースと、該ショーケースに設けられたケース側端末とを備え、該ケース側端末は、陳列されている管理対象物品に関する情報を保有すると共に、携帯端末は、ケース側端末に近づくことで当該ケース側端末が保有する管理対象物品に関する情報を受信する機能を有し、受信した当該管理対象物品に関する情報を端末側出力手段にて出力するので、ショーケースに近づくことで携帯端末には、当該ショーケースに陳列される管理対象物品についての情報を出力することができる。
そのため、ショーケースに近づいてこれから選択しようとする管理対象物品に関する情報を円滑に携帯端末より出力することができ、管理対象者に必要な情報を的確に提供することが可能となる。
また、当該管理対象物品に関する情報は、近づく携帯端末に出力されることから、格別にショーケース周辺にタグや表示板によって表示する必要がなくなる。そのため、ショーケース周辺を簡素化でき、美感の向上を図ることが可能となる。
請求項5の発明によれば、上記請求項1乃至請求項3の発明において、管理手段は、調理部門に設置されて管理対象物品に関する情報として配膳可能な料理に関する情報を入力するための管理側入力手段、及び、携帯端末にて選択される管理対象物品の情報としての料理の注文情報を出力する管理側出力手段を備え、管理手段は、携帯端末からの料理の注文情報と、データベースに登録された管理対象者の健康状態に関する情報とから、当該管理対象者に応じた食品摂取のための指導情報を携帯端末に送信するので、自己の健康状態では、具体的にどの食品が適しており、また、どの食品が不適切であるかを認識することができる。これにより、具体的な指導情報を元に、配膳可能な料理から注文する料理を選択することが可能となり、意識的な食品摂取管理を実現することができる。
請求項6の発明によれば、上記に加えて、管理手段は、管理対象者の健康状態に関する情報を参照し、携帯端末からの料理の注文情報に基づく料理が当該管理対象者に不適切であると判断した場合、当該料理の注文を禁止することにより、当該管理対象者に適切な料理を選択するように促すことが可能となる。従って、管理対象者は、意識的に自らの健康状態に適した料理を選択することが可能となる。
請求項7の発明によれば、上記請求項5又は請求項6の発明において、管理手段は、管理対象者による摂取後の料理の残量を検出する残量検出手段を備え、配膳された料理に関する情報と残量とから管理対象者による実際の摂取量を把握することにより、精度の高い食品摂取情報を取得することができる。そのため、より正確な食品摂取のための指導情報を提供することが可能となる。
請求項8の発明によれば、上記において、相互に区画され、それぞれ料理が収納される複数の収納部が構成された食器を備え、残量検出手段は、各収納部内の料理の残量をそれぞれ検出することにより、各収納部内の料理のより正確な摂取状況を把握することが可能となり、精度の高い食品摂取のための指導を実現することができる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1は本発明の実施例の管理システム1の構成図を示している。本発明の管理システム1は所定の閉鎖環境、即ち、入外出や食事の規制が行われている施設、具体的には、病院(入院患者を対象)、寮施設、養成所、健康管理センター等において、入所(寮)者である管理対象者の管理に使用されるシステムである。
本実施例の管理システム1は、主に、病院における入院患者(管理対象者)の食事摂取管理に使用されるシステムであり、管理対象者である患者一人一人が携帯するように準備された携帯端末3(図2)と、当該病院内に設置されるサーバ4と、管理者である医師等の管理者側端末10と、病院内の配膳食(管理対象物品)を準備する調理部門に設けられる調理部側端末11と、病院内の購買施設(売店)に配設され、食品(管理対象物品)を陳列するショーケース5と、食事を配膳するのに用いられる配膳ワゴン6などから構成される。
ここで、上記携帯端末3は、図2に示されるように容易に携帯可能なカード型端末により構成される。なお、当該携帯端末3は携帯可能なものであれば、当該形状に限定されるものではない。この携帯端末3は、サーバ4やショーケース5のケース側端末7などとの間で可視光通信によりデータの授受を行う端末側通信手段8を採用する。そのため、当該実施例では、病院内における照明手段(LED照明)から照射される可視光を用いて当該携帯端末3とサーバ4等とのデータの授受が可能とされる。
そして、この携帯端末3は、表面にタッチパネル式(端末側入力手段)のモニター(端末側出力手段)3Aが設けられ、サーバ4やショーケース5のケース側端末7などから受け取ったデータの表示と入力が可能とされる。また、この携帯端末3は、各患者のベッドサイドなどに設けられるスタンド9にセットすることによって、充電が行われる。なお、充電終了後は、モニター3Aには、所定の充電完了状態を示す表示が行われる。なお、図2では、スタンド9は、所定の吊下部材に携帯端末3を吊下することにより、充電するものであるが、これに限定されるものではなく、所定の位置に載置することにより充電するものであっても良い。
サーバ4は、可視光通信によるネットワークを介したデータの送受信機能と、後述する管理手段を構成するソフトウエアを備えたコンピュータである。サーバ4は、図1に示すように当該病院の各患者のカルテ情報が記載され、該サーバ4と共に管理手段を構成する医療データベースMDBと、後述する食品摂取状況や、医薬品の処方状況等の個人データを保有し、サーバ4と共に管理手段を構成するデータベースDBとリンクされており、最新のデータがサーバ4によって一元管理される構成とされている。
管理者側端末10は、管理者である医師等が医療データベースMDBやデータベースDBから各管理対象者の個人データを出力し、又は、新たにカルテ情報や食品摂取情報を加除修正等の入力を行うものである。当該管理者側端末10は、サーバ4と可視光通信や無線、若しくは有線によるネットワークを介したデータの送受信機能を備えている。
また、調理部側端末11は、病院内の調理部、例えば管理対象物品である配膳食を構成する複数の料理を作成する管理栄養士等が、配膳可能な料理に関する情報を入力するための管理側入力手段11Aと、各患者の携帯端末3にて選択される料理の注文情報を出力する管理側出力手段11Bとを備えている。管理側入力手段11Aは、キーボードやタッチパネル、スキャナーなどにより構成され、各料理の品名や写真のみならず、当該料理に含まれる栄養成分やエネルギー、アレルギーに関する情報、塩分量など、当該料理に関する複数の情報を入力可能とする。当該調理部側端末11は、サーバ4と可視光通信や無線、若しくは有線によるネットワークを介したデータの送受信機能を備えている。そのため前記情報は、当該サーバ4を介してデータベースDBに記録され、管理され、各携帯端末3にて選択された料理の注文情報は、サーバ4を介して管理側出力手段11Bより出力可能とされる。なお、当該管理側出力手段11Bは、ディスプレイやプリンター等の表示(出力)手段に限定されるものではなく、スピーカーなどによって音声により出力するものであっても良い。
ショーケース5は、病院内の購買施設(売店)に配設されるものであって、図1に示すように内部に複数段の陳列棚22を架設した陳列室21を構成した本体20により構成されている。各陳列棚22上面には、食品等の商品(管理対象物品)が載置され、各商品には、当該商品の情報を記録したICタグが取り付けられている。各陳列棚22の棚下面には、当該陳列棚22上の商品のICタグ内の情報を読み取るための情報読取手段としてのタグリーダー24が設けられている。この陳列室21の例えば前部上端には、陳列室21内及び陳列室21前方を照明すると共に、可視光通信手段を構成する照明手段(本実施例ではLED照明)23を備えている。当該照明手段23には、本体20天板内に設けられ、タグリーダー24にて読み込まれ、照明手段23を介して取得された情報を保有するケース側端末7が接続されている。
これにより、各タグリーダー24にて読み込まれ、ケース側端末7に保有された商品情報は、当該ケース側端末7に上記携帯端末3が近づくことで、可視光通信手段によって該携帯端末3に送信される。
配膳ワゴン6は、図1に示すような断熱性の本体30内に専用の食器(図3に断面図を示す)31に盛りつけられた食事を保温するための温蔵庫32と、食事を冷却或いは保温する冷/温切換可能な切換庫33と、温蔵庫32や切換庫33を独立して加熱するための電気ヒータ34と、切換庫33を冷却するための冷却装置35とを備えたものであり、車輪36により移動可能とされている。この配膳ワゴン6には前記サーバ4との間で無線ネットワークを介したデータの送受信を行うための通信手段37と、検出手段を構成する計量器38などが設けられている。
そして、前記電気ヒータ34や冷却装置35は通信手段37を介してサーバ4に接続されて通電や運転を制御される。なお、当該配膳ワゴン6に制御手段としてのマイクロコンピュータを備え、これにより、電気ヒータ34や冷却装置35の制御を行っても良い。また、計量器38は食器や食事の重量を量るものであり、通信手段37を介してサーバ4に接続されている。
一方、本実施例における食器31は、図3に示すように上方に開口を有する本体41と、当該本体41上面開口を開閉自在に閉塞する蓋部材42とから構成されており、本体41には、仕切によって複数の収容部40が形成されていると共に、蓋部材42の下面には、各収容部40毎に区画して開閉自在に閉塞する仕切42Aが形成されている。
各収容部40内には、料理を盛りつけるための容器43がそれぞれ収容されると共に、当該収容部40底面には、計量器38により各容器43の重量を計測するための計量孔44が形成されている。
これにより、配膳ワゴン6内に収容された状態で、計量器38により各食器31のそれぞれの収容部40内に収容された容器43の重量を計測することができる。
次に、本発明の管理システム1の動作を説明する。前記携帯端末3は各患者ごとのIDを付与されて当該患者又は付添人に渡される。サーバ4には各患者のIDに関連付けて当該患者名、当該患者の疾病、容態の推移、投薬状況、アレルギーの有無、禁忌物質等の健康状態に関する個人データが医療データベースMDBとして保持されており、食事摂取状況が同じく個人データとしてデータベースDBに保持されているものとする。なお、医療データベースMDBに記載される各患者(管理対象者)のカルテ情報は、管理者である医師等の管理者側端末10のみによって情報の加除修正が可能とされるものとする。
(1)購買施設を利用した際の食事摂取管理
先ず、図4を参照して携帯端末3を用いた食事摂取管理動作について説明する。図4は、いずれも携帯端末3のタッチパネル式モニター3Aに表示される画面を示している。初めに、患者又は付添人は、自らに割り当てられた携帯端末3を所持して購買施設に入る。
先ず、図4を参照して携帯端末3を用いた食事摂取管理動作について説明する。図4は、いずれも携帯端末3のタッチパネル式モニター3Aに表示される画面を示している。初めに、患者又は付添人は、自らに割り当てられた携帯端末3を所持して購買施設に入る。
(1−1)準備動作
そして、購買施設における食品等の商品の選択を行うに際し、準備処理を行う。画面S1は、携帯端末3に表示される初期画面を示している。当該画面S1に触れる若しくは、購買施設内に入ることによって、携帯端末3には、画面S2が表示される。当該画面S2は、当該所持しているものが既にIDを取得している患者等の会員であるか、それ以外の外来者(一般)であるか否かの選択を行う。本実施例における携帯端末3は、購買施設の入口などに設置し、管理対象者である入院患者のみならず、一般の外来者にも使用可能とするため、当該動作を行う。
そして、購買施設における食品等の商品の選択を行うに際し、準備処理を行う。画面S1は、携帯端末3に表示される初期画面を示している。当該画面S1に触れる若しくは、購買施設内に入ることによって、携帯端末3には、画面S2が表示される。当該画面S2は、当該所持しているものが既にIDを取得している患者等の会員であるか、それ以外の外来者(一般)であるか否かの選択を行う。本実施例における携帯端末3は、購買施設の入口などに設置し、管理対象者である入院患者のみならず、一般の外来者にも使用可能とするため、当該動作を行う。
そして、この場合における携帯端末3の所持者は、既にIDが割り当てられた患者(登録済みの管理対象者)であることから、モニター3Aによって会員である旨を入力する。これにより、モニター3Aには、各患者毎に登録されたパスワード入力を行う画面S3が表示される。
この画面S3では、テンキーが表示され、これを用いてID毎に登録されているパスワードの入力を行う。入力されたパスワードは、当該携帯端末3自体に割り当てられたIDと共に、端末側通信手段8により病院内で用いられる照明等の可視光を用いてサーバ4に送信する。サーバ4は、当該IDとパスワードとが照合することを条件として該当する患者(管理対象者)に関する個人データを医療データベースMDB及びデータベースDBから読み取り、主な個人データを可視光通信を介して当該携帯端末3に送信する。
これにより、当該携帯端末3は、端末側通信手段8により、当該個人データを受信し、モニター3Aに表示する(画面S4)。ここでは、管理対象者である患者の顔画像、登録番号、氏名、年齢、性別、病名/症状、アレルギー物質名(禁忌物質名)を表示する。また、この画面S4には、前画面に戻る「戻るキー」及び当該患者に応じた健康管理のための指導情報を表示する「アドバイスキー」が設けられている。そのため、「戻るキー」が操作されることにより、前画面である画面S3が表示され、「アドバイスキー」が操作されることにより、画面S5が表示される。
「アドバイスキー」を操作することで、前記患者の氏名等と共に、個人データとして端末側通信手段8にて受信された健康管理のための指導情報がモニター3Aに表示される(画面S5)。この健康管理のための指導情報としては、当該患者の疾患状態に応じたものであり、主に食品選択を行う上で有用となる情報、例えば、「動物性脂質を控えてください」「塩分を控えてください」「鉄分を摂取してください」「グレープフルーツは避けてください」など具体的な物質名や栄養成分名を挙げた指導情報であることが好ましい。これにより、準備動作を終了する。なお、本実施例では、当該準備動作は、購買施設内のみで実行可能としているが、これに限定されるものではなく、当該管理システム1が設けられる病院内のいずれにおいて実行可能なものとしても良い。
そして、指導情報が表示される画面S5には、商品選択を可能とする「買い物へキー」や、既に購入が予定されている商品を表示する「買い物かごを見るキー」が設けられている。
(1−2)商品選択・管理指導
商品選択を開始する際には、「買い物へキー」を操作し、商品選択が可能な状態とする。この状態で、購買施設に設置されているショーケース5に近づくことにより、ケース側端末7から当該携帯端末3の端末側通信手段8へのデータの送信が可能となる。
商品選択を開始する際には、「買い物へキー」を操作し、商品選択が可能な状態とする。この状態で、購買施設に設置されているショーケース5に近づくことにより、ケース側端末7から当該携帯端末3の端末側通信手段8へのデータの送信が可能となる。
ここで、ショーケース5には、各陳列棚22にICタグが取り付けられた商品が載置されることにより、当該ICタグに記録された当該商品の情報は、陳列棚22の棚下面に設けられたタグリーダー24によって読み込まれる。そして、各商品の情報を読み込んだタグリーダー24は、可視光通信手段を構成する照明手段23によって、ケース側端末7に当該情報が送信されている。
そのため、当該携帯端末3を所持した患者がショーケース5に近づくと、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、ケース側端末7から当該ショーケース5の各陳列棚22に陳列される商品に関する情報、ここでは、当該商品画像が携帯端末3の端末側通信手段8に送信される。端末側通信手段8にて受信された各商品画像は、モニター3Aに表示される(画面S6)。
なお、ショーケース5にケース側端末7を複数設けて、携帯端末3が最も近づいたケース側端末7よりショーケース5に陳列される商品に関する情報を受信可能としても良い。
携帯端末3のモニター3Aには、ショーケース5の陳列棚22に陳列される各商品の画像が表示される。実施例としての画面S6には、9つの商品画像が表示されている。当該画面S6において、何れかの商品画像に触れることにより、当該商品を該患者がすべて摂取した場合、当該食品の摂取による健康への影響が適切であるか否かを表示する(画面S7)。
即ち、携帯端末3のモニター3Aの商品選択(入力)により、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、サーバ4に送信する。サーバ4は、当該患者に関する医療データベースMDB及びデータベースDBから読み込まれる個人データと、当該商品に関する情報(具体的には、原材料、量、エネルギー、栄養成分等)とから当該商品を摂取することが当該患者にとって適切なものであるか否かを判断する。そして、当該摂取適否に関する指導情報を前記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。
適切である旨の指導情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該選択された商品画像(この場合「カツ丼」)と、当該商品を当該患者がすべて摂取することによる健康への影響が適切である旨、この場合「○」の表示が行う。
不適切である旨の指導情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該選択された商品画像(この場合「カツ丼」)と、当該商品を当該患者がすべて摂取することによる健康への影響が不適切である旨、この場合「×」の表示が行う。
また、この摂取適否に関する指導情報が表示された画面S7には、前画面に戻る「戻るキー」と、当該選択した商品に関する詳細な情報を表示する「商品情報キー」、及び、当該選択した商品の購入を購入リストとして入力(記載)する「買い物かごへキー」が設けられている。
そのため、「商品情報キー」が選択(入力)されると、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、ケース側端末7に送信する。ケース側端末7は、当該選択された商品に関する詳細な情報(具体的には、原材料、量、エネルギー、栄養成分等)を前記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。なお、本実施例では、この場合商品に関する詳細な情報は、含有するアレルギー物質名(禁忌物質名)、エネルギー、栄養成分(タンパク質の含有量、脂質の含有量)などから構成される。
そして、当該商品に関する詳細な情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該選択された商品に関する詳細な情報を表示する(画面S8)。
また、この商品詳細情報が表示された画面S8には、前画面に戻る「戻るキー」と、当該選択した商品を摂取した場合の指導情報を表示する「アドバイスキー」、及び、当該選択した商品の購入を購入リストとして入力(記載)する「買い物かごへキー」が設けられている。
そのため、「アドバイスキー」が選択(入力)されると、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、サーバ4に送信する。サーバ4は、当該患者に関する医療データベースMDB及びデータベースDBから読み込まれる個人データと、当該商品に関する情報(具体的には、原材料、量、エネルギー、栄養成分等)とから当該患者が当該商品を摂取することについての具体的な健康管理のための指導情報を前記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。
当該指導情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該患者が当該商品を摂取することについての具体的な健康管理のための指導情報、例えば「塩分量が少々多めです。」や「バランスの良い食事を心がけてください。」「健康に大きな影響を及ぼすアレルギー物質が含まれています。摂取しないでください。」などの指導情報が表示される(画面S9)。
これにより、管理対象者である患者は、当該指導情報を参考にして商品、この場合、食品の選択を行うことが可能となり、具体的に、自らの健康状態に対応した食事療法を実現することができる。また、当該指導情報には、現在処方されている医薬品の服用に対する禁忌物質名が含まれている旨を表示することによって、当該禁忌物質が摂取されてしまう不都合を回避し、適切な治療を実現することが可能となる。
この具体的な指導情報が表示された画面S9には、当該商品の選択を取り消す(取消入力する)「キャンセルキー」と、当該選択した商品を購入リストとして入力(記載)する「買い物かごへキー」と、「アドバイスキー」が設けられている。
ここで、上述した如き画面S7、S8及びS9に設けられている「買い物かごへキー」が選択されると、携帯端末3は、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、その旨をサーバ4に送信する。サーバ4は、データベースDBの当該患者毎の個人データとして当該商品が選択されたことを記載する。具体的には、データベースDBに設けられる当該患者の購入リストに選択された商品名を記載する。
そして、サーバ4は、当該患者の個人データである購入リストに記載された商品名を前記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。これにより、携帯端末3のモニター3Aには、購入リストとして現在選択されている商品名を表示する(画面S10)。この場合、当該商品名と共に、価格などの付加情報を表示しても良い。
なお、この購入リストを表示する画面S10には、前画面に戻る「戻るキー」と、当該選択した商品を摂取した場合の指導情報を表示する「アドバイスキー」、及び、商品選択画面である画面S6に戻るための「買い物へキー」が設けられている。また、当該画面S10には、「削除キー」が設けられている。この削除キーは、当該画面S10に表示されている購入リストに挙げられた商品名が記載されている部分に触れることにより当該商品を選択し、削除キーを操作することで、当該商品を購入リストから削除操作するものである。
具体的には、当該削除キーを操作することで、携帯端末3は、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、その旨をサーバ4に送信する。サーバ4は、データベースDBの当該患者の購入リストに記録された商品名の内、削除操作が行われた商品名を削除し、削除した購入リストを当該携帯端末3に送信する。これにより、携帯端末3のモニター3Aには、当該選択された商品が削除された状態の購入リストが表示される。
また、画面S9及びS10に設けられる「アドバイスキー」が選択されると、携帯端末3は、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、その旨をサーバ4に送信する。サーバ4は、当該患者に関する医療データベースMDB及びデータベースDBから読み込まれる個人データと、当該患者の購入リストに選択されている商品すべてに関する情報とから、当該患者が選択されているすべての商品を摂取することについての具体的、且つ、総合的な健康管理のための指導情報を前記照明手段23を介して当該携帯端末3に送信する。これにより、携帯端末3のモニター3Aには、購入が予定されているすべての商品を摂取したものと仮定される状況に対する具体的な健康管理のための指導情報が表示される(画面S11)。
また、この総合摂食指導情報が表示された画面S11には、前画面に戻る「戻るキー」と、商品選択画面である画面S6に戻るための「買い物へキー」と、商品選択動作を終了する「終了キー」が設けられている。
そのため、「終了キー」が選択(入力)されると、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、その旨をサーバ4に送信する。サーバ4は、当該患者に関する個人データのデータベースDBに現在購入リストに記載されている商品が実際に摂食されたものとして記録する。このとき、サーバ4は、各商品の栄養成分やカロリーなどの詳細な情報と共に、各栄養成分毎に摂取量を合計して、当該日時において摂取されたものであるとみなして当該患者のデータベースDBに記録する。また、サーバ4は、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、商品選択動作が終了した旨を当該携帯端末3に送信する。これにより、携帯端末3は、商品選択動作を終了し、モニター3Aに終了画面S12を表示する。
これにより、管理対象者である入院患者は、携帯端末3によって、食品の摂取に関する情報や自己の健康状態に関する情報を入手することができると共に、当該情報に加えて自己の健康管理のための所定の指導情報を把握することが可能となるため、自己の健康状態では、具体的にどの物品が適しており、また、どの物品が不適切であるかを認識することができる。これにより、具体的な情報を元に、食品の選択、摂取を行うことが可能となり、意識的な健康管理を実現することが可能となる。
特に、本実施例では、購入リストに挙げられている商品すべてを摂取した場合における指導情報を表示した後に終了動作を実行するものであるため、商品、この場合、食品の購入ごとに確実に健康管理のための指導情報を提供することができ、より一層、効果的な食事指導を実現することが可能となる。
また、本実施例では、管理対象物品である食品等の商品が陳列されるショーケース5のケース側端末7に各管理対象者である患者が携帯端末3を近づけることで、当該携帯端末3には、係るショーケース5に陳列される商品についての情報を出力することができる。
そのため、ショーケース5に近づいてこれから選択しようとする商品に関する情報を円滑に携帯端末より出力することができ、患者等の管理対象者に必要な情報を的確に提供することが可能となる。
また、当該管理対象物品である商品に関する情報は、近づく携帯端末3に出力されることから、例えば、アレルギー物質の有無を表示する札や、カロリー表示などの健康管理に有用となる情報をショーケース5周辺にタグや表示板によって表示する必要がなくなる。そのため、ショーケース5周辺を簡素化でき、美感の向上を図ることが可能となる。また、当該情報を必要とする対象者にのみ必要とされる情報を提供することができるため、情報伝達性を高めることができ、高度な食事療法を実現することが可能となる。
(1−3)個人データの修正
管理対象者である患者は、上述した如き商品選択動作を実行し、実際に購入したものを摂取した後、その結果が現在データベースDBに登録されている状態と異なる場合、即ち、購入したものすべてを摂取せずに残した場合や、摂取しなかった場合は、当該登録情報を修正する動作を行う。即ち、携帯端末3のモニター3Aを操作することにより、「修正」を選択し、修正対象となる個人データをサーバ4を介して読み出す。そして、対応する日時、摂取されたものと登録された商品に関する情報を選択し、当該情報の修正する。サーバ4は、修正された情報を、実際の摂取状況に関する情報として登録する。
管理対象者である患者は、上述した如き商品選択動作を実行し、実際に購入したものを摂取した後、その結果が現在データベースDBに登録されている状態と異なる場合、即ち、購入したものすべてを摂取せずに残した場合や、摂取しなかった場合は、当該登録情報を修正する動作を行う。即ち、携帯端末3のモニター3Aを操作することにより、「修正」を選択し、修正対象となる個人データをサーバ4を介して読み出す。そして、対応する日時、摂取されたものと登録された商品に関する情報を選択し、当該情報の修正する。サーバ4は、修正された情報を、実際の摂取状況に関する情報として登録する。
これにより、実際の摂取状況に応じてデータベースDBに登録されている情報を修正(更新)することが可能となり、より精度の高い指導情報を提供することが可能となり、当該システムの信頼性が向上する。
(2)病院内での配膳食の摂取管理
次に、携帯端末3を用いた配膳食の摂取管理動作について説明する。
次に、携帯端末3を用いた配膳食の摂取管理動作について説明する。
(2−1)配膳食に関する情報の構築
先ず、調理部では、管理対象物品である配膳食を構成する料理に関する情報の入力作業を行う。調理部では、その日毎の朝食、昼食、夕食毎に配膳可能な複数のメニュー(料理)を作成し、各メニューに関する情報、例えば、各料理の品名や写真、当該料理に含まれる栄養成分やエネルギー、アレルギーに関する情報、塩分量など、当該料理に関する複数の情報を管理側入力手段11Aにより、入力する。各食事毎に入力された料理に関する情報は、調理部側端末11によりサーバ4を介してデータベースDBに記録される。
先ず、調理部では、管理対象物品である配膳食を構成する料理に関する情報の入力作業を行う。調理部では、その日毎の朝食、昼食、夕食毎に配膳可能な複数のメニュー(料理)を作成し、各メニューに関する情報、例えば、各料理の品名や写真、当該料理に含まれる栄養成分やエネルギー、アレルギーに関する情報、塩分量など、当該料理に関する複数の情報を管理側入力手段11Aにより、入力する。各食事毎に入力された料理に関する情報は、調理部側端末11によりサーバ4を介してデータベースDBに記録される。
(2−2)配膳食の選択・管理指導
携帯端末3が割り当てられた管理対象者である患者又は付添人は、当該携帯端末3のモニター3Aに表示される画面を操作することにより、配膳食の選択動作を実行する。先ず初めに、病院内の何れかの場所において、携帯端末3のモニター3Aを操作し、端末側通信手段8により配膳食の選択することを病院内で用いられる照明等の可視光を用いてサーバ4に送信する。
携帯端末3が割り当てられた管理対象者である患者又は付添人は、当該携帯端末3のモニター3Aに表示される画面を操作することにより、配膳食の選択動作を実行する。先ず初めに、病院内の何れかの場所において、携帯端末3のモニター3Aを操作し、端末側通信手段8により配膳食の選択することを病院内で用いられる照明等の可視光を用いてサーバ4に送信する。
サーバ4は、当該配膳食の選択操作に基づき、データベースDBから選択可能な食事(何日の朝食、昼食、夕食など)に関する情報を読み取り、可視光通信を介して当該携帯端末3に送信する。これにより、当該携帯端末3は、端末側通信手段8により選択可能な食事に関する情報を表示し、これからメニューを決定する配膳食を選択(入力)し、その旨をサーバ4に送信する。
これにより、サーバ4は、該当する日時における食事に関する情報をデータベースDMから読み取り、当該携帯端末3に送信する。当該携帯端末3は、当該食事に関する情報を受信し、モニター3Aに複数あるメニューを表示する。管理対象者である患者は、その中から、希望するメニューを選択(入力)し、端末側通信手段8を介してサーバ4に送信する。
当該サーバ4は、選択されたメニューに関する情報(具体的には、原材料、量、エネルギー、栄養成分等)と、医療データベースMDBやデータベースDBに登録された当該管理対象者の個人データとを参照し、当該メニューを摂取することが当該患者にとって適切なものであるか否かを判断する。そして、当該摂取適否に関する指導情報を記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。
適切である旨の指導情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該選択されたメニュー(料理)を当該患者がすべて摂取することによる健康への影響が適切である旨、この場合「○」の表示が行う。なお、これに加えて、管理対象者である患者に応じた食品摂取のための指導情報を表示しても良い。患者が当該メニューを配膳食として選択する場合には、「注文」を操作(入力)し、サーバ4は、当該メニューが該患者の配膳食を構成するものとしてデータベースDBに登録する。
他方、不適切である旨の指導情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該選択されたメニュー(料理)を該患者がすべて摂取することによる健康への影響が不適切である旨、この場合「×」の表示を行う。この場合、配膳食として当該メニューは不適切であることから、「注文」操作(入力)は禁止する。また、この場合も、具体的に、当該選択されたメニューにどういった栄養成分が含まれていることから不適切であるか等、当該管理対象者である患者に応じた食品摂取のための指導情報を表示することが望ましい。
係る動作を複数回、繰り返すことによって、例えば、主食、副菜、主菜等から構成される当該配膳食を決定する。当該配膳食を決定する過程において、サーバ4は、全体の栄養成分バランスが不適切である場合には、その旨の指導情報を当該携帯端末3に送信し、メニューの変更を促しても良い。
これにより、管理対象者である患者は、携帯端末3によって、管理対象物品である提示された複数の配膳可能な料理(メニュー)から自己の健康管理に適したものであるかどうかの指導情報を把握することが可能となるため、自己の健康状態では、具体的にどの料理が適しており、また、どのような料理が不適切であるかを認識することができる。これにより、具体的な指導情報を元に、管理対象物品である配膳食のメニューの選択、摂取を行うことが可能となり、意識的な健康管理を実現することが可能となる。
従って、管理システム1による摂食管理が行われていた入院中に意識的な食事管理が実現されることで、退院後であっても、自己の健康状態に適した食事を実現することが可能となる。これにより、総合的な食事(食品摂取)管理を実現することができ、健康の増進に大きく寄与することが可能となる。
特に、本実施例では、該患者がすべて摂取することによる健康への影響が不適切である場合には、当該料理(メニュー)の注文操作は禁止する。これにより、当該患者に適切な料理(メニュー)を選択するように促すことが可能となり、意識的に自らの健康状態にとって適した料理を選択することが可能となる。
(2−3)配膳食の組膳
そして、各管理対象者である患者により注文された配膳食に関する情報は、サーバ4を介してデータベースDBに登録されている。そのため、調理部門の管理栄養士等の管理者は、管理側入力手段11Aにより、注文確認の入力を行う。サーバ4はデータベースDBに登録された各患者の配膳食に関する注文情報を管理側出力手段11Bのディスプレイやプリンタなどによって出力する。当該出力された配膳食に関する注文情報を元に、管理栄養士等は、各患者の配膳食を作成する。
そして、各管理対象者である患者により注文された配膳食に関する情報は、サーバ4を介してデータベースDBに登録されている。そのため、調理部門の管理栄養士等の管理者は、管理側入力手段11Aにより、注文確認の入力を行う。サーバ4はデータベースDBに登録された各患者の配膳食に関する注文情報を管理側出力手段11Bのディスプレイやプリンタなどによって出力する。当該出力された配膳食に関する注文情報を元に、管理栄養士等は、各患者の配膳食を作成する。
このとき、各患者に提供される配膳食は、上述した如き複数の収容部40が区画された食器31に盛りつけられる。そのため、管理栄養士等の管理者は、各収容部40のいずれの場所にどのようなメニュー(料理)が盛りつけられているかを管理側入力手段11Aによって各配膳食毎に入力し、サーバ4は、当該配膳に関する情報をデータベースDBに登録する。
そして、組膳された配膳食は、当該注文を行った管理対象者である患者のものであることを識別可能な状態として配膳ワゴン6に収容する。これにより、配膳ワゴン6に設けられている計量器38は、食前の各食器31の各収容部40内に収容されているメニュー(料理)の重量(予め容器43の重量は、差し引かれている)を量り、当該重量に関する情報を料理の種類を特定して通信手段37によりサーバ4に送信する。サーバ4は、当該重量に関する情報を食前の情報としてデータベースDBに登録する。
(2−4)配膳食の摂取・残量検出
その後、当該配膳ワゴン6を病棟などの患者の飲食施設、若しくは、病室に移動させ、各患者に対応した配膳食を配膳ワゴン6から取り出し、該患者に配膳する。各患者は、当該配膳された配膳食を摂取した後は、当該食器31を配膳ワゴン6に下膳する。配膳ワゴン6では、計量器38により下膳された食器31の各収容部40内に残されたメニュー(料理)の重量、即ち摂取後の料理の残量を量り、下膳された各料理の重量に関する情報を各患者毎に対応させて通信手段37によりサーバ4に送信する。
その後、当該配膳ワゴン6を病棟などの患者の飲食施設、若しくは、病室に移動させ、各患者に対応した配膳食を配膳ワゴン6から取り出し、該患者に配膳する。各患者は、当該配膳された配膳食を摂取した後は、当該食器31を配膳ワゴン6に下膳する。配膳ワゴン6では、計量器38により下膳された食器31の各収容部40内に残されたメニュー(料理)の重量、即ち摂取後の料理の残量を量り、下膳された各料理の重量に関する情報を各患者毎に対応させて通信手段37によりサーバ4に送信する。
サーバ4は、配膳前の当該患者の配膳食に関する情報をデータベースDBから読み出し、当該食前の各料理の重量と食後の各料理の重量との差を算出し、管理対象者である患者が実際に摂取した量を取得する。そして、各料理毎の摂取量から実際に摂取されたものと推測される栄養成分量を算出し、当該摂取栄養分に関する情報を当該日時において該患者が摂取した情報としてデータベースDBに登録する。
各商品の栄養成分やカロリーなどの詳細な情報と共に、各栄養成分毎に摂取量を合計して、当該日時において摂取されたものであるとみなして当該患者のデータベースDBに記録する。
これにより、配膳された料理に関する情報と残量とから管理対象者である患者の実際の摂取量を把握することが可能となり、精度の高い食品摂取情報を取得することができる。そのため、より正確な食品摂取のための指導情報を提供することが可能となる。
また、本実施例では、配膳食として提供される各料理は、相互に区画された複数の収容部40を備えた食器31に盛りつけられ、それぞれの収容部40内に盛りつけられた料理の残量を検出することで、より正確な摂取状況を把握することが可能となり、精度の高い食品摂取のための指導を実現することができる。
(3)総合的な食品摂取管理
上述したようにデータベースDBには、管理対象者である患者毎に病院内の購買施設にて購入された食品や配膳食に関する摂取情報が登録されている。当該摂取情報は、摂取日時や摂取エネルギー、栄養成分毎の摂取量などの詳細な食品摂取に関する情報が含まれている。また、これに加えて、医療データベースDBやデータベースDBには、医師等の管理者によって当該管理対象者である患者が一日に摂取することが適切なエネルギー量や栄養成分の摂取量に関する情報が登録されている。
上述したようにデータベースDBには、管理対象者である患者毎に病院内の購買施設にて購入された食品や配膳食に関する摂取情報が登録されている。当該摂取情報は、摂取日時や摂取エネルギー、栄養成分毎の摂取量などの詳細な食品摂取に関する情報が含まれている。また、これに加えて、医療データベースDBやデータベースDBには、医師等の管理者によって当該管理対象者である患者が一日に摂取することが適切なエネルギー量や栄養成分の摂取量に関する情報が登録されている。
そのため、サーバ4は、各食品(栄養成分やカロリーなど)の適切な摂取量に関する情報と、これまでに摂取されている各食品(栄養成分やカロリーなど)の量に関する情報とを比較することによって、商品(食品)選択時や、配膳食の選択時などにおいて、不足している栄養成分などを積極的に摂取するような指導情報や、現在過剰に摂取している栄養成分などは控えるような指導情報を対応する携帯端末3に送信することができる。
これによって、一日の内の一食のみならず、全体の食事バランスを勘案して過不足なく適切な栄養成分摂取及びカロリー摂取が可能となるような食事指導を実現することができる。また、管理対象者である患者は、現在の健康状態では、摂取が望ましくない食品等も選択肢に入れた状態で商品(食品)選択や配膳食の選択を行うことによって、実効性の高い指導情報を得ることが可能となり、当該管理システム1からの管理が終了した後も、自ら適切な食品摂取管理を実現することが可能となる。
また、医師等の管理者は、管理者側端末10によって、各管理対象者である患者毎のデータベースDBに登録された情報を出力することができる。この際に、当該管理者側端末10では、当該情報について、各食事毎の摂取状況や、摂取された栄養成分毎の摂取状況などを表示することができ、各情報を把握することができる。従って、管理対象者である患者の食品に関する摂取状態を的確に認識することができ、適切な指導を行うことが可能となる。
図5では、一例としてカルシウムの摂取推移を摂取必要量と対比させて表示している。黒丸は、実際の摂取量を示し、白丸は、本日の摂取量を示している。該摂取推移を示すグラフを医療指導(食事指導)に用いることによって、当該摂取推移から以後予想される摂取推移を示し、現在当該栄養成分の摂取が不足(過剰)となっていることを視覚的に認識させ、病気(この場合骨粗しょう症)発症の抑止効果を向上させることが可能となる。
また、管理者側端末10では、上記登録情報の更新を行うことができるため、管理対象者の状態に応じて当該登録情報を更新することができ、より正確な情報として利用することが可能となる。
また、これ以外にも、医師等の管理者は、管理者側端末10によって、医療データベースMDBに登録された医薬品の処方状況に関する情報と、データベースDBに登録された当該食事摂取状況に関する情報とサーバ4を介して取得し、これらを対比させることによって、医療の精度を向上させることが可能となる。
なお、本実施例では、管理対象者を病院の入院患者とし、当該入院患者の病院内における購買施設での商品選択情報や、配膳食に関する情報を用いて、食品摂取管理を実現しているが、これ以外にも、携帯端末3を購買施設の入口に設け、外来者の食事摂取管理を実現しても良い。ここで、図6を参照して携帯端末3を用いた外来者の食事摂取管理について説明する。
(4−1)準備動作
まず、購買施設における食品等の商品の選択を行うに際し、準備処理を行う。上記実施例と同様に先ず携帯端末3に表示される初期画面S1に触れることで、既に登録されている会員であるか、それ以外の外来者(一般)であるかを選択する画面S2が表示される。
まず、購買施設における食品等の商品の選択を行うに際し、準備処理を行う。上記実施例と同様に先ず携帯端末3に表示される初期画面S1に触れることで、既に登録されている会員であるか、それ以外の外来者(一般)であるかを選択する画面S2が表示される。
そして、この場合における携帯端末3の所持者は、IDが割り当てられていない外来者であることから、モニター3Aによって会員である旨を入力する。これにより、モニター3Aには、当該管理対象者の健康状態に関する情報を入力するための画面が表示される。先ず初めに、画面S14が表示され、テンキーの表示と、年齢入力を指示する表示が行われる。これを用いて管理対象者は、自己の年齢を入力する。次に、画面S15が表示され、該当するアレルギーの選択(入力)を指示する表示が行われる。ここでは、アレルギー物質として、小麦、卵、乳、そば、落花生などを一例として挙げている。そして、当該画面S15に表示されている「次へキー」を操作することにより、画面S16が表示される。この画面S16は、管理対象者の症状の選択(入力)を指示する表示が行われる。ここでは、症状として、メタボリック、高脂血症、高血圧、糖尿病、腎臓・肝臓疾患などが一例としてあげられている。そして、当該画面S16に表示されている「終了キー」を操作することにより、管理対象者の健康状態に関する情報入力動作を終了し、商品選択が可能な状態として画面S6を表示する。また、携帯端末3は、当該情報を端末側通信手段8により病院内で用いられる照明等の可視光を用いてサーバ4に送信する。サーバ4は、当該外来者に関する個人データとしてデータベースDBに登録する。
(4−2)商品選択・管理指導
この状態で、携帯端末3を所持した管理対象者が購買施設に設置されているショーケース5に近づくことにより、ケース側端末7から当該携帯端末3の端末側通信手段8へのデータの送信が可能となる。
この状態で、携帯端末3を所持した管理対象者が購買施設に設置されているショーケース5に近づくことにより、ケース側端末7から当該携帯端末3の端末側通信手段8へのデータの送信が可能となる。
これにより、上記実施例と同様に、当該携帯端末3を所持した管理対象者がショーケース5に近づくと、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、ケース側端末7から当該ショーケース5の各陳列棚22に陳列される商品に関する情報、ここでは、当該商品画像が携帯端末3の端末側通信手段8に送信される。端末側通信手段8にて受信された各商品画像は、モニター3Aに表示される(画面S6)。
当該画面S6において、何れかの商品画像に触れることにより、当該商品を該患者がすべて摂取した場合、当該食品の摂取による健康への影響が適切であるか否かを表示する(画面S17)。
即ち、携帯端末3のモニター3Aの商品選択(入力)により、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、サーバ4に送信する。サーバ4は、データベースDBから読み込まれる当該管理対象者に関する個人データと、当該商品に関する情報(具体的には、原材料、量、エネルギー、栄養成分等)とから当該商品を摂取することが当該管理対象者にとって適切なものであるか否かを判断する。そして、当該摂取適否に関する指導情報を前記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。
適切である旨の指導情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該選択された商品画像と、当該商品を当該管理対象者がすべて摂取することによる健康への影響が適切である旨、この場合「○」の表示が行う。
不適切である旨の指導情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該選択された商品画像(この場合「ビビンバ丼」)と、当該商品を当該管理対象者がすべて摂取することによる健康への影響が不適切である旨、この場合「×」の表示が行う(画面S17)。
また、この摂取適否に関する指導情報が表示された画面S17には、前画面に戻る「戻るキー」と、当該選択した商品に関する詳細な情報を表示する「商品情報キー」、及び、当該選択した商品の購入を購入リストとして入力(記載)する「買い物かごへキー」が設けられている。
そのため、「商品情報キー」が選択(入力)されると、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、ケース側端末7に送信する。ケース側端末7は、当該選択された商品に関する詳細な情報(具体的には、原材料、量、エネルギー、栄養成分等)を前記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。なお、本実施例では、この場合商品に関する詳細な情報は、含有するアレルギー物質名(禁忌物質名)、エネルギー、栄養成分(タンパク質の含有量、脂質の含有量)などから構成される。
そして、当該商品に関する詳細な情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該選択された商品に関する詳細な情報を表示する(画面S18)。
また、この商品詳細情報が表示された画面S18には、前画面に戻る「戻るキー」と、当該選択した商品を摂取した場合の指導情報を表示する「アドバイスキー」、及び、当該選択した商品の購入を購入リストとして入力(記載)する「買い物かごへキー」が設けられている。
そのため、「アドバイスキー」が選択(入力)されると、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、サーバ4に送信する。サーバ4は、当該管理対象者に関するデータベースDBから読み込まれる個人データと、当該商品に関する情報(具体的には、原材料、量、エネルギー、栄養成分等)とから当該患者が当該商品を摂取することについての具体的な健康管理のための指導情報を前記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。
当該指導情報を受信した携帯端末3は、モニター3Aに当該患者が当該商品を摂取することについての具体的な健康管理のための指導情報、例えば「塩分量が少々多めです。」や「バランスの良い食事を心がけてください。」「健康に大きな影響を及ぼすアレルギー物質が含まれています。摂取しないでください。」などの指導情報が表示される(画面S19)。
これにより、管理対象者は、当該指導情報を参考にして商品、この場合、食品の選択を行うことが可能となり、具体的に、自らの健康状態に対応した食事療法を実現することができる。
この具体的な指導情報が表示された画面S19には、当該商品の選択を取り消す(取消入力する)「キャンセルキー」と、当該選択した商品を購入リストとして入力(記載)する「買い物かごへキー」と、「アドバイスキー」が設けられている。
ここで、上述した如き画面S17、S18及びS19に設けられている「買い物かごへキー」が選択されると、携帯端末3は、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、その旨をサーバ4に送信する。サーバ4は、データベースDBの当該管理対象者毎の個人データとして当該商品が選択されたことを記載する。具体的には、データベースDBに設けられる当該管理対象者の購入リストに選択された商品名を記載する。
そして、サーバ4は、当該管理対象者の個人データである購入リストに記載された商品名を前記照明手段23を介して、当該携帯端末3に送信する。これにより、携帯端末3のモニター3Aには、購入リストとして現在選択されている商品名を表示する(画面S20)。この場合、当該商品名と共に、価格などの付加情報を表示しても良い。
なお、この購入リストを表示する画面S20には、前画面に戻る「戻るキー」と、当該選択した商品を摂取した場合の指導情報を表示する「アドバイスキー」、及び、商品選択画面である画面S6に戻るための「買い物へキー」が設けられている。また、当該画面S20には、「削除キー」が設けられている。この削除キーは、当該画面S20に表示されている購入リストに挙げられた商品名が記載されている部分に触れることにより当該商品を選択し、削除キーを操作することで、当該商品を購入リストから削除操作するものである。
また、画面S19及びS20に設けられる「アドバイスキー」が選択されると、携帯端末3は、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、その旨をサーバ4に送信する。サーバ4は、当該管理対象者に関するデータベースDBから読み込まれる個人データと、当該管理対象者の購入リストに選択されている商品すべてに関する情報とから、当該管理対象者が選択されているすべての商品を摂取することについての具体的、且つ、総合的な健康管理のための指導情報を前記照明手段23を介して当該携帯端末3に送信する。これにより、携帯端末3のモニター3Aには、購入が予定されているすべての商品を摂取したものと仮定される状況に対する具体的な健康管理のための指導情報が表示される(画面S21)。
また、この総合摂食指導情報が表示された画面S21には、前画面に戻る「戻るキー」と、商品選択画面である画面S6に戻るための「買い物へキー」と、商品選択動作を終了する「終了キー」が設けられている。
そのため、「終了キー」が選択(入力)されると、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、その旨をサーバ4に送信し、商品選択動作を終了する。また、サーバ4は、可視光通信手段を構成する照明手段23を介して、商品選択動作が終了した旨を当該携帯端末3に送信する。これにより、携帯端末3は、商品選択動作を終了し、モニター3Aに終了画面S12を表示する。
これにより、データベースDBに登録されていない外来者であっても、管理対象者として、携帯端末3を用いて、自己の健康状態に関する情報を入力し、食品の摂取に関する情報や自己の健康管理のための所定の指導情報を把握することが可能となる。そのため、自己の健康状態では、具体的にどの物品が適しており、また、どの物品が不適切であるかを認識することができる。これにより、具体的な情報を元に、食品の選択、摂取を行うことが可能となり、意識的な健康管理を実現することが可能となる。
また、上記実施例では、携帯端末3に設けられた端末側出力手段としてタッチパネル式モニター3Aを挙げているが、これに限定されるものではなく、小型プリンタや、音声などであっても良い。また、上記実施例では、管理システム1が採用される施設が病院であるため、携帯端末3とサーバ4又はケース側端末7との通信を行う端末側通信手段として可視光通信を用いているが、これ以外の施設にて使用する場合には、可視光通信に限定されるものではなく、無線や有線によるネットワークにより構成しても良い。
なお、上記実施例における当該管理システム1は、管理対象者である患者の健康に関わる食品から構成される管理対象物品について、患者による食品の摂取状況を管理するためのものであり、管理施設である病院に設けられるデータベースDB(医療データベースMDBを含む)に登録された患者の疾病状況や服薬状況等の健康状態に関する情報と、これまでの食品(購買施設にて購入したものや配膳食)の摂取状況に関する情報とから患者の健康管理のための食品摂取指導情報を携帯端末3を用いて提供するシステムである。
本発明の管理システムは、当該実施例に限定されるものではなく、例えば化粧品などを販売する店舗などにおいて、管理対象者の化粧品の摂取状況を管理するものとして用いても良い。この場合、個人データが当該店舗が管理するデータベースに登録されている管理対象者による化粧品の使用状況や購入状況を管理するものであり、当該データベースに登録された管理対象者の健康に関する情報、例えば、肌のアレルギー状態に関する情報と、これまでの化粧品の使用状況(化粧品の使用履歴)に関する情報とから管理対象者の化粧品使用指導情報を携帯端末3を用いて提供するものに応用しても良い。
また、これ以外にも、例えば、薬局などの店舗などにおいて、管理対象者の市販の医薬品や医薬部外品等の使用状況を管理するものとして用いても良い。この場合も、個人データが当該店舗が管理するデータベースに登録されている管理対象者による医薬品や医薬部外品の使用状況や購入状況を管理するものであり、当該データベースに登録された管理対象者の健康に関する情報、例えば、疾病状況や服薬状況等の健康状態に関する情報と、これまでの医薬品や医薬部外品の使用状況(医薬品や医薬部外品の使用履歴)に関する情報とから管理対象者の医薬品や医薬部外品の使用指導情報を携帯端末3を用いて提供するものとしても良い。
また、コンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの店舗(管理施設)において、管理対象者の健康に関わる食品、医薬品、医薬部外品、化粧品の内の少なくとも一つの管理対象物品について、管理対象者による食品の摂取状況や、医薬品の使用状況、医薬部外品の使用状況、化粧品の使用状況を管理するものであって、管理施設に設けられるデータベースに登録された管理対象者の疾病状況(疾病履歴)や、食品の摂取状況(摂取履歴)、服薬状況(服薬履歴)、医薬部外品の使用状況(使用履歴)、化粧品の使用状況(使用履歴)等の健康状態に関する情報とから管理対象者の健康管理のための食品摂取指導情報や、医薬品や医薬部外品、化粧品等の使用指導情報を携帯端末3を用いて提供しても良い。
これにより、管理対象者は、携帯端末3によって、管理対象物品の摂取/使用状況に関する情報、又は、当該情報と自己の健康状態に関する情報を入手することができ、以後の管理対象物品の摂取や使用に際し役立てることが可能となる。従って、これらの情報と、選択された管理対象物品に関する情報とから自己の健康管理のための所定の指導情報を把握することが可能となるため、自己の健康状態では、具体的にどの物品が適しており、また、どの物品が不適切であるかを認識することができる。これにより、具体的な情報を元に、管理対象物品の選択、摂取/使用を行うことが可能となり、意識的な健康管理を実現することが可能となる。
MDB 医療データベース
DB データベース
1 管理システム
3 携帯端末
3A タッチパネル式モニター(端末側入力手段及び端末側出力手段)
4 サーバ(管理手段)
5 ショーケース
6 配膳ワゴン
7 ケース側端末
8 端末側通信手段(可視光通信手段)
9 スタンド
10 管理者側端末
11 調理部側端末
11A 管理側入力手段
11B 管理側出力手段
20 本体
21 陳列室
22 陳列棚
23 照明手段(LED照明)
24 タグリーダー
30 本体
31 食器
32 温蔵庫
33 切換庫
34 電気ヒータ
35 冷却装置
36 車輪
37 通信手段
38 計量器(残量検出手段)
40 収容部
41 本体
42 蓋部材
42A 仕切
43 容器
44 計量孔
DB データベース
1 管理システム
3 携帯端末
3A タッチパネル式モニター(端末側入力手段及び端末側出力手段)
4 サーバ(管理手段)
5 ショーケース
6 配膳ワゴン
7 ケース側端末
8 端末側通信手段(可視光通信手段)
9 スタンド
10 管理者側端末
11 調理部側端末
11A 管理側入力手段
11B 管理側出力手段
20 本体
21 陳列室
22 陳列棚
23 照明手段(LED照明)
24 タグリーダー
30 本体
31 食器
32 温蔵庫
33 切換庫
34 電気ヒータ
35 冷却装置
36 車輪
37 通信手段
38 計量器(残量検出手段)
40 収容部
41 本体
42 蓋部材
42A 仕切
43 容器
44 計量孔
Claims (8)
- 管理対象者の健康に関わる食品、医薬品、医薬部外品、又は、化粧品のうちから選ばれる少なくとも一つの管理対象物品について、前記管理対象者による摂取/使用状況を管理するための管理システムであって、
前記管理対象者ごとの前記管理対象物品の摂取/使用状況に関する情報、又は、当該情報及び前記管理対象者ごとの健康状態に関する情報が登録されるデータベースを保有し、前記管理対象者ごとに前記管理対象物品の摂取/使用状況を管理するための管理手段と、
該管理手段との間でデータの授受を行うための端末側通信手段と、前記管理対象物品に関する情報及び前記管理手段からの情報を出力するための端末側出力手段と、出力された前記管理対象物品を選択するための端末側入力手段を有する携帯端末とを備え、
前記管理手段は、前記携帯端末にて前記管理対象者により選択された前記管理対象物品と、前記データベースに登録された情報とから、当該管理対象者の健康管理のための所定の指導情報を前記携帯端末に送信することを特徴とする管理システム。 - 前記管理手段のデータベースには、前記管理対象者による前記管理対象物品の実際の摂取/使用状況に関する情報が登録されることを特徴とする請求項1に記載の管理システム。
- 前記管理手段は、前記データベースに登録された情報を出力し、且つ、当該登録情報を更新するための管理者側端末を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の管理システム。
- 前記管理対象物品が陳列されるショーケースと、該ショーケースに設けられたケース側端末とを備え、
該ケース側端末は、陳列されている前記管理対象物品に関する情報を保有すると共に、
前記携帯端末は、前記ケース側端末に近づくことで当該ケース側端末が保有する前記管理対象物品に関する情報を受信する機能を有し、受信した当該管理対象物品に関する情報を前記端末側出力手段にて出力することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の管理システム。 - 前記管理手段は、調理部門に設置されて前記管理対象物品に関する情報として配膳可能な料理に関する情報を入力するための管理側入力手段、及び、前記携帯端末にて選択される前記管理対象物品の情報としての料理の注文情報を出力する管理側出力手段を備え、
前記管理手段は、前記携帯端末からの前記料理の注文情報と、前記データベースに登録された前記管理対象者の健康状態に関する情報とから、当該管理対象者に応じた食品摂取のための指導情報を前記携帯端末に送信することを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の管理システム。 - 前記管理手段は、前記管理対象者の健康状態に関する情報を参照し、前記携帯端末からの前記料理の注文情報に基づく料理が当該管理対象者に不適切であると判断した場合、当該料理の注文を禁止することを特徴とする請求項5に記載の管理システム。
- 前記管理手段は、前記管理対象者による摂取後の料理の残量を検出する残量検出手段を備え、配膳された料理に関する情報と残量とから前記管理対象者による実際の摂取量を把握することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の管理システム。
- 相互に区画され、それぞれ前記料理が収納される複数の収納部が構成された食器を備え、前記残量検出手段は、前記各収納部内の料理の残量をそれぞれ検出することを特徴とする請求項7に記載の管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007305537A JP2009129311A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 管理システム |
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JP2007305537A JP2009129311A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 管理システム |
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JP2009129311A true JP2009129311A (ja) | 2009-06-11 |
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ID=40820140
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007305537A Pending JP2009129311A (ja) | 2007-11-27 | 2007-11-27 | 管理システム |
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