JP7456615B2 - 飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラム - Google Patents

飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7456615B2
JP7456615B2 JP2020129179A JP2020129179A JP7456615B2 JP 7456615 B2 JP7456615 B2 JP 7456615B2 JP 2020129179 A JP2020129179 A JP 2020129179A JP 2020129179 A JP2020129179 A JP 2020129179A JP 7456615 B2 JP7456615 B2 JP 7456615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recommended
user
dish
food
serving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020129179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022025958A (ja
Inventor
智子 矢津田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aivick
Original Assignee
Aivick
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aivick filed Critical Aivick
Priority to JP2020129179A priority Critical patent/JP7456615B2/ja
Publication of JP2022025958A publication Critical patent/JP2022025958A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7456615B2 publication Critical patent/JP7456615B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、盛付皿に独立して盛り付けられた料理が複数配置されている食堂における飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラムに関する。
盛付皿に独立して盛り付けられた料理が複数配置されている食堂において、使用者は、並んでいる盛付皿の順番に、あるいは、使用者の好みに応じて盛付皿の料理を取皿によそいながら、食事する料理を選択していく。
このような食堂における料理の配膳システムとしては、例えば、特許文献1のように、無線タグリーダを備えた配膳トレイと、無線タグを備えた容器と、各容器の重量を測定する重量測定装置とを有する配膳システムであって、料理を盛り付けた容器を重量測定容器で測定することにより、その測定結果に基づいた料理の情報(食材情報、栄養情報および料金)が無線タグに記録され、無線タグリーダに全容器の料理の情報(献立の情報)が表示される配膳システムが知られている。
特許文献2には、使用者により採られた料理の重量の減少値を測定し、それに基づいて料理の情報が確認できるシステムが開示されている。また特許文献2のシステムは、各食事の料理の情報を蓄積することによって、日々の食生活を管理することできる。
特開2009-252195号公報 特開2018-49393号公報
しかし、いずれの場合も、食事する料理を選択した後に、各料理の情報を確認するものである。つまり、料理の選択は、食事直前における使用者の判断によって決定される。そのため、例えば、ダイエットを強く意識しているときとそうでないときで、選択される料理および料理の盛付量は変わってくる。また食堂に並んだ料理の好み等によっても選択される料理および料理の盛付量は変わってくる。
本発明は、予め使用者の情報および食堂に並べられた料理の情報を登録することにより、使用者にとって好ましい料理および料理の盛付量を提示する飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラムを提供することを目的としている。
本発明の飲食管理システムは、盛付皿に独立して盛り付けられた料理が複数配置されている食堂における飲食管理システムであって、前記複数の盛付皿と、管理装置とを有し、前記盛付皿は、料理が盛り付けられる皿本体と、表示部と、重量検知手段とを備え、前記管理装置は、ユーザの1回の食事に推奨される栄養素を示す推奨栄養データと各料理に含まれる栄養素を示す献立栄養データとを参照して、前記推奨栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように各料理の推奨分量を計算する推奨分量取得手段と、前記盛付皿の表示部に、当該料理の推奨分量を表示する推奨分量表示手段と、前記盛付皿の重量検知手段を用いて、当該料理の摂取量を算出する摂取量取得手段と、前記盛付皿の表示部に、当該料理の摂取量を表示する摂取量表示手段とを備えていることを特徴としている。ここで摂取量とは、盛付皿から取った料理の量をいい、ユーザがその後食べる量をいう。
本発明の飲食管理システムは、予め登録したデータに基づいた各料理の推奨分量を計算し、盛付皿の表示部に当該料理の推奨分量および当該料理の摂取量を表示するため、ユーザはその表示を確認しながら当該料理をよそうだけで、ユーザの1回の食事に推奨される栄養素を摂取できるように料理を取ることができる。そのため、ユーザ毎の目的に沿った食事の管理ができる。
本発明の飲食管理システムであって、前記推奨分量取得手段が、ユーザの食事に関するデータを考慮して前記料理毎の推奨分量を計算するものが好ましい。この場合、ユーザの好みや疾患等の条件によって摂取してはいけない食材や料理の優先順位などが考慮されるため、ユーザに優しい食事の管理ができる。
本発明の飲食管理システムであって、前記食堂の利用を受け付けるユーザ登録手段を有するものが好ましい。
本発明の飲食管理システムであって、前記摂取量取得手段が、前記皿本体に盛り付けられた料理の減少量に基づいて前記摂取量を算出するものが好ましい。
本発明の飲食管理システムであって、前記盛付皿がユーザ確認手段を備え、前記推奨分量表示手段は、前記ユーザ確認手段で確認した当該ユーザの推奨分量を当該盛付皿の表示部に表示し、前記摂取量表示手段は、前記ユーザ確認手段で確認した当該ユーザの摂取量を当該盛付皿の表示部に表示するものが好ましい。
本発明の飲食管理システムであって、食堂内においてユーザを識別するための無線タグを有し、前記盛付皿が前記無線タグを読み取るタグリーダ(ユーザ確認手段)を備え、前記推奨分量表示手段は、前記タグリーダが前記無線タグを検知している間、当該ユーザの推奨分量を当該盛付皿の表示部に表示し、前記摂取量表示手段は、前記タグリーダが前記無線タグを検知している間、当該ユーザの摂取量を当該盛付皿の表示部に表示し、前記摂取量取得手段は、前記タグリーダが前記無線タグを検知している間、当該料理の重量を前記重量検知手段に検知させ、前記タグリーダが前記無線タグを検知しなくなった時点での前記重量検知手段の検知した料理の重量を前記摂取量として確定するものが好ましい。
このように盛付皿がユーザを確認する手段を備えている場合、本システムを複数のユーザで同時に利用しても正確に料理の推奨分量および摂取量が表示される。
本発明の飲食管理システムであって、前記推奨分量取得手段は、さらに、前記料理のいずれか一つの摂取量を算出後、当該摂取量から摂取した料理の栄養素を示す摂取栄養データを算出し、前記推奨栄養データから当該摂取栄養データを差し引いた推奨残栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように摂取していない残りの料理の推奨分量を再計算するものが好ましい。この場合、一つの料理の摂取量が当該料理の推奨分量と異なっていても、推奨された栄養を摂取できるように残りの料理の推奨分量が再計算される。そのため、ユーザはその日の体調や気分に応じて料理をよそっても、推奨栄養データに近い栄養を取ることができる。
本発明の飲食管理システムであって、前記盛付皿に、前記料理を小分けにした複数の小皿が載せられているものが好ましい。
本発明の飲食管理システムであって、前記表示部は、第1表示部と、第2表示部とが設けられており、前記第1表示部は、前記推奨分量を表示し、前記第2表示部は、前記摂取量を表示するものが好ましい。
本発明の飲食管理システムであって、前記推奨栄養データは、ユーザのヘルスデータ、ユーザの目的データ、あるいは、ユーザの食事データからなる群の少なくとも一つを要因として作成されているものが好ましい。
本発明の飲食管理システムであって、前記管理装置と接続されるユーザ端末を有し、前記ユーザ端末が、当該ユーザの前記推奨栄養データおよび/または当該ユーザの各料理の推奨分量を示す推奨分量データ、ならびに、当該ユーザの各料理の摂取量を示す摂取量データを前記管理装置から読み取るユーザ情報読取手段を備えているものが好ましい。この場合、ユーザの過去の食事をユーザ端末で確認することができる。
本発明の飲食管理システムであって、前記管理装置は、当該ユーザの各料理の摂取量を示す摂取量データおよび各料理の単位重量当たりの価格を示す料理価格データに基づいて全料理の値段を計算する決済手段を備えているものが好ましい。この場合、各料理の摂取量から正確に食事の値段を計算することができる。
本発明の飲食管理方法は、料理が盛り付けられる皿本体と、表示部と、重量検知手段とを有する複数の盛付皿に独立して盛り付けられた複数の料理が配置された食堂におけるユーザの食事量を管理する飲食管理方法であって、前記ユーザの1回の食事に推奨される栄養素を示す推奨栄養データと各料理に含まれる栄養素を示す献立栄養データとを参照して、前記推奨栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように各料理の推奨分量を計算する工程と、前記盛付皿の表示部に、当該料理の推奨分量を表示する工程と、前記盛付皿の重量検知手段を用いて、当該料理の摂取量を算出する工程と、前記盛付皿の表示部に、当該料理の摂取量を表示する工程とを有することを特徴としている。
本発明の飲食管理用プログラムは、料理が盛り付けられる皿本体と、表示部と、重量検知手段とを有する複数の盛付皿に独立して盛り付けられた複数の料理が配置された食堂におけるユーザの食事量を管理する飲食管理用プログラムであって、前記ユーザの1回の食事に推奨される栄養素を示す推奨栄養データと各料理に含まれる栄養素を示す献立栄養データとを参照して、前記推奨栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように各料理の推奨分量を計算する処理と、前記盛付皿の表示部に、当該料理の推奨分量を表示する処理と、前記盛付皿の重量検知手段を用いて、当該料理の摂取量を算出する処理と、前記盛付皿の表示部に、当該料理の摂取量を表示する処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
本発明の飲食管理システム、本発明の飲食管理方法および本発明の飲食管理用プログラムは、複数の盛付皿に独立して盛り付けられた複数の料理が配置されている食堂において、各ユーザは、予め登録したデータに基づいた栄養素量を正確に摂取することができる。特に、健康志向やスポーツ等の特定の目的を有するユーザにとっても好ましいシステムである。
本発明の飲食管理システムの第1実施形態を示す概略図である。 図2a、図2bはユーザデータベースの一部を示す表であり、図2cは料理栄養データベースの一部を示す表であり、図2dはユーザの推奨分量データを示す表である。 図3aはユーザの登録状況を示す概略図であり、図3b及び図3cはユーザによって料理を摂取する前後を示す概略図であり、図3dはユーザが次の盛付皿に移動した直後を示す概略図であり、図3eは異なるユーザが同時に利用している様子を示す概略図である。 図4aはユーザが第1の料理を摂取する前後の推奨分量データを示す表であり、図4bは推奨分量取得手段の他の形態を示す工程図である。 発明の飲食管理システムの第2実施形態を示す概略図である。 図6a、図6bはそれぞれユーザ端末に表示される画面の一例である。 本発明の飲食管理システムの第3実施形態を示す概略図である。 本発明の飲食管理システムの第4実施形態を示す概略図である。
次に、本発明の第1の実施形態について説明する。
飲食管理システム1は、図1に示すように、料理が盛り付けられた盛付皿30が複数並べられた食堂に用いられる。詳しくは、食堂の利用を受け付けるユーザ登録手段(IDリーダ10)と、ユーザ識別手段(無線タグ20)と、複数の盛付皿30と、管理装置40とを有する。
食堂としては、盛付皿に独立して盛り付けられた料理が複数配置されておれば、特に限定されず、例えば、社員食堂、学生寮、スポーツ選手の寮の食堂、学校の食堂や、多数の料理から自由に選べるビュッフェ形式(またはバイキング形式)のレストランなどが挙げられる。そして、ここで並べられる複数の料理が当回の食堂の献立となる。
[ユーザ登録手段(IDリーダ10)]
ユーザ登録手段は、食堂の入口に設けられたIDリーダ10である。例えば、飲食管理システム1に登録されたユーザであることを示すバーコードを読み取るバーコードリーダなどが挙げられる。これによりユーザが食堂に来たことを管理装置40に知らせる。なお、バーコードは、所定のアプリを介してユーザ端末のスマートフォンに表示させたり、プリントアウトして表示させたりすることが挙げられる。
このIDリーダ10は、管理装置40と接続されている。その接続方法は、有線であっても無線であってもよい。
[ユーザ識別手段(無線タグ20)]
ユーザ識別手段は、食堂内において、特に各盛付皿30の前において、ユーザを識別するためものである。この実施形態では、番号などの識別データが記録された無線タグ20(RFID)が用いられている。無線タグ20は、無線通信のためのICチップを内蔵したものである。この無線タグ20は、例えば、複数の料理を運ぶためのお盆15に取り付けられている。
管理装置40は、当該ユーザと無線タグ20の識別データとの組み合わせを記憶することにより、食堂内でユーザを認識する。詳しくは、ユーザAによるユーザ登録と同時に、管理装置40と接続されたタグリーダ22でユーザAが取ったお盆15の無線タグ20の識別データを読み取り、ユーザAと当該識別データの組み合わせを記憶する。
ここで無線タグ20は、お盆15に取り付けているが、無線タグ20の取付箇所は、ユーザが食堂内において持ち運べるものであれば、その取付箇所は特に限定されるものではない。例えば、ユーザに埋設されていてもよく、ウエラブル機器等に取り付けられていてもよい。また無線タグ20として、データを記録できるものを使用し、管理装置40と接続されたタグライター(図示せず)でユーザの識別IDを無線タグ20に付与するようにしてもよい。
[盛付皿30]
盛付皿30は、料理が盛り付けられる皿本体31と、表示部32と、重量検知手段33とを備えている。また盛付皿30は、タグリーダ34を備えている。さらに盛付皿30は、管理装置40との通信を行うデータ通信部35を備えている。このデータ通信部35は、有線または無線により管理装置40と接続されている。
皿本体31は、複数人数分の料理を盛り付けることが可能な大皿である。なお、皿本体31に、料理が所定の量に小分けされた複数の小皿または容器を載せてもよい。
表示部32は、例えば、液晶ディスプレイ等によって構成されている。表示部32は、皿本体31の前方に配置されているが、当該盛付皿30の料理をよそいながら確認できれば、その配置位置は特に限定されない。表示部32は、後述する推奨分量を表示する第1表示部32aと、取った料理の量を示す摂取量を表示する第2表示部32bとを有する。第1表示部32aと第2表示部32bとは、図1に示すように並んで設けるのが好ましい。それにより、後述するようにユーザは、量を確認しながら料理を取ることができる。
重量検知手段33は、皿本体31およびその皿本体31に盛り付けられている料理の重量を測定する。そして、使用者が皿本体31から取り皿に料理を取ることによって減少した量を測定する。
タグリーダ34は、無線タグ20を読み取るものであり、皿本体31に隣接して設けられている。このタグリーダ34で無線タグ20を読み取ることにより、管理装置40は、ユーザが当該盛付皿30の前にいることを認識する。つまり、ユーザが当該盛付皿30の料理を取ろうとしていることを認識する。このようにタグリーダ34は、ユーザの位置を確認する盛付皿30のユーザ確認手段である。
[管理装置40]
管理装置40は、記憶部41と、制御部42とを備えている。また管理装置40は、ユーザ登録手段(IDリーダ10)および盛付皿30と通信を行う装置通信部45を備えている。この装置通信部45は、インターネット等のネットワークを介して接続できるようにしてもよい。
[管理装置の記憶部41]
記憶部41は、例えば、メモリやハードディスク等のデータ記録装置によって構成されている。記憶部41には、ユーザデータベース411と、各料理に含まれる栄養素を示す料理栄養データベース412とが設けられている。
また記憶部41は、飲食管理システム1を制御するための各種データや各種プログラムが記録されている。
ユーザデータベース411は、図2aに示すように、推奨栄養データおよび/または推奨栄養データを算出するために必要なデータが記録される。またユーザデータベース411には、図2bに示すように、ユーザの食事に関するデータを記録してもよい。
推奨栄養データは、図2aに示すように、各ユーザの1回の食事に推奨される各栄養素の量を示す。栄養素は、食材に含まれる各種栄養成分をいう。栄養素としては、例えば、カロリー、糖質、タンパク質、脂質、塩分、食物繊維、鉄、亜鉛、ビタミンA、ビタミンB1等の各種ビタミン、カリウムやマグネシウム等の各種ミネラル等が挙げられる。しかし、食の栄養成分を示すものであれば特にこれらに限定されるものではない。このような推奨栄養データは、この飲食管理システム1に登録されているユーザ毎に作成される。
推奨栄養データを算出するために必要なデータとしては、図2aに示すように、ユーザのヘルスデータや、ユーザの目的データや、ユーザの過去の食事データなどが挙げられる。またこれらのデータに基づいて、推奨栄養データを算出するためのメソッド(計算式)も挙げられる。
ユーザのヘルスデータは、例えば、身長、体重、年齢、性別、血液データ、血圧、運動量、アレルギー等の体質や耐性などの情報が挙げられる。例えば、血液検査等の医療機関の健康診断の結果や、DNA検査による体質・耐性情報などが挙げられる。また当日の気分や体調等を登録してもよい。
ユーザの目的データは、例えば、栄養バランスのとれた健康維持・改善、ダイエット、メタボ対策、アスリートの筋力アップ(特に、各種競技に基づいた筋力アップ)、糖尿、腎疾疾患等の様々な疾患への対策などの目的が挙げられる。さらには、妊婦や幼児の健康維持等の目的も挙げられる。
過去の食事データは、所定期間にユーザが摂取した栄養素のデータである。具体的には、所定期間における各食事で摂取した栄養素の量やその平均値などが挙げられる。例えば、図2aの「過去の摂取栄養量」は、飲食管理システム1で得られるユーザが摂取した各料理の摂取量である摂取量データを用いて算出したものであり、過去の食事の摂取量データと後述する栄養素データとから、各食事で摂取した栄養素の量を算出したデータである。なお、飲食管理システム1を用いずに食事を行った場合は、各ユーザが食事毎に別途登録してもよい。
これらのデータを用いた推奨栄養データを算出するためのメソッド(計算式)は、上述のデータに基づいて目的に応じて栄養素を配分させるものである。例えば、ユーザのヘルスデータを用いて厚生労働省が掲げる栄養摂取基準に合致するように栄養素を配分させるメソッド、健康維持・改善、ダイエット、メタボ対策、筋肉増強や各種競技のアスリート対策、糖尿病や腎臓病等の疾患対策等の各ユーザの目的に応じて栄養素を配分させるメソッドなどが挙げられる。これらのメソッドを単独で使用してもよく、または複数を複合させたメソッドとしてもよい。その場合、各メソッドの優先順位等を決めてもよい。
また目的等に応じて栄養素の過不足率(栄養素量の許容範囲)を栄養素毎に決定したり、目的に応じて栄養素の優先順位等を決定してもよい。例えば、優先順位の低い栄養素については、過不足率(許容範囲)を広く設定したりすることが考えられる。
さらに、そのようなメソッドにおいて、所定期間における過去の食事データおよび理想の栄養素の摂取量(または平均摂取量)を比較し、理想の栄養素の摂取量(または平均摂取量)に近づくように次回の推奨栄養データを調整してもよい。例えば、所定期間の食事において、特定の栄養素(例えば、カロリー)が不足または過剰であると判断された場合、推奨栄養データの特定の栄養素値(例えば、カロリー値)を上げるまたは下げるなどが考えられる。
なお、推奨栄養データを算出するために必要なデータとしては、上述の各種データおよびメソッドを挙げたが、ユーザへの栄養素を制限する要因であれば、上記に限定されるものではない。
また図2aのユーザデータベース411には、推奨栄養データを記載しているが、推奨栄養データを算出するために必要なデータを記録するだけとし、後述する推奨分量取得手段において、推奨分量を算出すると同時に推奨栄養データを算出するようにしてもよい。
ユーザの食事に関するデータは、ユーザの食材、料理等の嗜好データやユーザの各種食材に対するアレルギーのデータ等が挙げられる。
ユーザの食材、料理等の嗜好データは、例えば、図2bに示すように、料理の好み、食材の好み、調理方法の好み等が挙げられる。またユーザの好みとは別に、目的に応じて揚げ物を控える等も嗜好データとして挙げられる。さらにユーザの嗜好データとして、例えば、本出願人の特許第6715501号のお勧め提示装置を利用してもよい。
ユーザの各種食材に対するアレルギーデータは、上述したDNA検査やアレルギー検査で調べることができる。例えば、図2bのデータでは、アレルギーを示す食材には「〇」を付けている。
これらユーザの食事に関するデータは、後述するように推奨分量取得手段において各料理の推奨分量を計算する際、献立中の料理の選択および優先順位等を定める。例えば、推奨分量を算出する際、好きな食材が用いられた料理等の優先順位を高くしたり、嫌いな食材またはアレルギーのある食材が用いられた料理を摂取しないようにしたりする。
なお、ユーザの各種食材に関するデータとしては、上述の各種データを挙げたが、栄養素以外でユーザが摂取する料理を制限する要因であれば、上記に限定されるものではない。例えば、主食を1品、主菜を1品、副菜を2品等のように、選択する料理の数なども挙げられる。
料理栄養データベース412は、例えば、図2cに示すように、所定の期間に出される料理の栄養素データが記録される。
そして、献立栄養データとは、食堂に出されている献立の料理名、各料理に含まれる栄養素名、単位重量当たりの栄養素の量である。例えば、図2cにおいて、本日の献立で「〇」に該当する料理の群の栄養素データが当回の献立栄養データとなる。栄養素は、上述の推奨栄養データと同じとする。
また献立栄養データには、栄養素に関するデータだけでなく、各料理に含まれる食材名、各料理の調理方法や、各料理のグループ名(例えば、主食、主菜、副菜、汁物など)等、各料理に関するデータを記録してもよい。
[管理装置の制御部42]
制御部42は、図1に戻って、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路によって構成されている。制御部42は、記憶部41に記録されたプログラム(ソフトウエア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。具体的に、制御部42は、推奨分量取得手段421と、推奨分量表示手段422と、摂取量取得手段423と、摂取量表示手段424として機能する。
推奨分量取得手段421は、当該ユーザの推奨栄養データと料理栄養データベース412の献立栄養データとを参照して、当該ユーザの推奨栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように、献立の料理毎の推奨分量を計算する。
具体的には、当該推奨栄養データと献立の料理栄養データを読み取り、栄養素毎に、ユーザに推奨させる栄養素の量に対して所定の過不足率内に収まるように料理の推奨分量を計算する。なお、図2aでは、推奨栄養データとして、多くの栄養素を挙げているが、献立の料理から全ての栄養素を所定の過不足率内に収めることができないことも考えられる。そのような場合、例えば、優先順位の高い栄養素群の推奨栄養データに基づいて料理の推奨分量を計算させることが考えられる。しかし、その具体的な条件や計算方法は、特に限定されるものではない。
また推奨分量の計算にあたり、ユーザの食事に関するデータを考慮させるのが好ましい。例えば、ユーザの食事に関するデータに基づいて、献立で選択してはいけない料理を決定する。またある栄養素が複数の料理で摂取できる場合、料理や食材の優先順位に基づいて料理を選択したり、それら料理の推奨分量の配分を計算させたりすることが挙げられる。しかし、推奨分量の計算にあたり、ユーザの食事に関するデータを考慮するのであれば、具体的な方法は、特に限定されるものではない。
このようにして計算された推奨分量は、例えば、図2dに示すように表すことができる。ここではユーザAにはひじきご飯が推奨されているため、白ご飯は0gとなっている。このような推奨分量は、料理毎の推奨分量を示す推奨分量データとしてユーザデータベース411に記録してもよい。
推奨分量表示手段422は、タグリーダ34が無線タグ20を検知している状態において、当該タグリーダ34が設けられた盛付皿30の料理の推奨分量を、当該盛付皿30の第1表示部32aに表示する。一方、タグリーダ34が無線タグ20を検知していない状態では推奨分量を第1表示部32aに表示しない。なお、推奨分量が「0」の場合は、数字の代わりに「×」と表示するようにしてもよい。
摂取量取得手段423は、タグリーダ34が無線タグ20を検知している状態において、当該タグリーダ34が設けられた盛付皿30の料理をよそったとき、その料理の減少した重量を重量検知手段33に検知させ、そして、タグリーダ34が無線タグ20を検知しなくなった時点における重量検知手段33の検知した当該料理の重量を当該料理の摂取量として確定する。例えば、料理が直接皿本体31に盛り付けられている場合は、検知した重量が摂取量となる。一方、小皿等に載せてある場合は、予め測定した小皿の重量を引いて摂取量とする。また摂取量取得手段423は、算出した摂取量を摂取量データとして、図2aに示すように、ユーザデータベース411に記録する。例えば、無線タグ20がタグリーダ34に検知されなくなった時点で当該料理の摂取量を各料理の摂取量を示す摂取量データとしてユーザデータベース411に記録する。
摂取量表示手段424は、タグリーダ34が無線タグ20を検知している状態において、当該タグリーダ34が設けられた盛付皿30の料理の摂取量を当該盛付皿30の第2表示部32bに表示する。そして、タグリーダ34に無線タグ20が検知されなくなった状態では摂取量を第2表示部32bに表示しない。なお、表示方法としては、ユーザが摂取量を理解できれば、特に限定されない。例えば、そのまま摂取量を表示してもよく、推奨分量に対して過不足分量を表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは、理想の摂取量に対してどれくらい差があるかを理解できる。
このように図1の飲食管理システム1は構成されており、ユーザAは次のようにしてシステムを利用する。
初めにユーザが食堂へ入場し、ユーザAは無線タブ20が取り付けられたお盆15を受け取り、例えば、図3aのようにお盆15をタグリーダ22の上に置く。その後、IDリーダ10(ユーザ登録手段)にバーコードが表示されたスマートフォン16をかざし、ユーザの登録を行う。このとき管理装置40は、タグリーダ22にお盆15の無線タグ20の番号を読ませ、当該番号の無線タグ20を備えたお盆15をユーザAが取ったことを認識する。
このユーザAの登録を受けて、推奨分量取得手段421がユーザAの各料理の推奨分量を計算する。
次いで、ユーザAは食堂内を進み、図3bに示すように、第1の盛付皿30の前にあるタグリーダ34の上にお盆15を置く。これにより、タグリーダ34は無線タグ20の当該番号を検知し、管理装置40はユーザAが第1の盛付皿30の前に来たことを認識する。そして、第1の盛付皿30の表示部32の第1表示部32aに当該料理の推奨分量が表示される。これによりユーザAは、当該料理の推奨分量を一目で確認することができる。
次に、ユーザAは、図3cに示すように、推奨分量を確認しながら、料理を第1の盛付皿30の皿本体31からよそう。このとき、引き続きタグリーダ34は無線タグ20を検知しているため、第1の盛付皿30の第2表示部32bに料理の摂取量が表示される。このようにユーザAは第1表示部32aの表示と第2表示部32bの表示を比較しながら各料理をよそうことができる。
第1の盛付皿30の料理のよそいが完了すると、ユーザAは、お盆15を持って、次の料理に向かう。これにより無線タグ20はタグリーダ34から離れる。つまり、無線タグ20はタグリーダ34に検知されなくなる。それと同時に、第1の盛付皿の第1表示部32aおよび第2表示部32bの表示が消え、かつ、その時点での料理をよそった量が摂取量としてユーザデータベース411に記録される。
次に、図3dに示すように、ユーザAは次の第2の盛付皿30の前まで進み、お盆15を第2の盛付皿30のタグリーダ34の上に置く。これにより第2の盛付皿の第1表示部32aにユーザAの当該料理の推奨分量が表示される。このようにユーザAは、食堂内の献立の料理を順番に、かつ、正確に取ることができる。なお、図3eに示すように、第1の盛付皿30のタグリーダ34の上に、次のユーザBがお盆15を置くことにより、ユーザBの推奨分量が第1の盛付皿30の第1表示部32aに推奨分量が表示される。
なお、ユーザAが第1の盛付皿30に戻って、当該料理を再度よそった場合は、先ほどの摂取量に追加するように表示し、当該料理を戻した場合は、先ほどの摂取量から削減するように表示するのが好ましい。
このように飲食管理システム1は、複数の盛付皿に独立して盛り付けられた複数の料理が配置されている食堂において、予め登録した栄養素を取るように盛付皿の表示部に当該料理の推奨分量と当該料理の摂取量を表示するため、ユーザは予め登録した栄養素量を摂取できるように正確に料理を取ることができる。また飲食管理システム1は、ユーザ毎に各料理の推奨分量を知らせることができるため、複数のユーザが食堂内にいても、ユーザ間の混乱を避けることができる。
なお、図1の飲食管理システム1の説明では、ユーザ自身が料理をよそうことを前提としているが、第三者が料理を取り、全ての料理を取ったお膳をユーザに渡すようにしてもよい。この場合も、同様の効果が得られる。
図1の飲食管理システム1は上記に限定されるものではない。
上記の説明ではユーザ登録手段として、バーコードを読み取るIDリーダを挙げたが、当該食堂をこれから利用することを登録するのであれば、特に限定されるものではない。例えば、赤外線通信等の近距離通信を用いてユーザ端末(例えばスマートフォン等の携帯端末)からユーザIDをリーダに読ませてもよく、ユーザ情報を記録した無線通信のためのICチップを内蔵した無線タグをタグリーダに読ませてもよい。またキーボード等の入力手段で使用者の氏名または登録番号等を入力して登録してもよい。このように無線・有線のいずれの方法が挙げられる。さらに、例えば、インターネット等のネットワークを介して接続させて、所定の期間内に食堂を利用することを遠方から登録してもよい。
上記の説明ではユーザ識別手段として、無線タグを挙げたが、食堂内においてユーザを識別するものであれば、特に限定されるものではない。例えば、盛付皿30の前にキーボード等の入力手段を設け、ユーザを識別する登録番号等を打ち込むようにしてもよい。
上記の説明では盛付皿の表示部として、左右に隣接した2つの画面からなる表示部を挙げたが、料理を取る前に料理の推奨分量を確認でき、料理を取りながら摂取量が確認できれば、特に限定されるものではない。例えば、第1表示部と第2表示部の位置は上下に隣接していてもよく、多少離れていてもよい。また一つの表示画面に、料理を取る前に推奨分量の数値を表示し、その後、料理を取っている最中は摂取量を表示するようにしてもよい。さらに、表示部として、インターネット等のネットワークを介してユーザ端末を利用してもよい。
上記の説明において、各種データベースは管理装置の記憶部に設けられているが、外部のサーバに格納しておいてもよい。その場合、制御部の各手段は、外部のサーバの各種データベースにアクセスし、各データを読み取って作動する。
上記の説明では、重量検知手段で皿本体およびその皿本体に盛り付けられている料理の重量を測定させているが、皿本体の隣に秤等の重量検知手段を配置させ、料理をよそった量を測定させてもよい。
さらに、飲食管理システム1の他の形態について説明する。例えば、図1の飲食管理システム1の場合、第1の料理をよそったとき、その摂取量と、推奨分量とが異なると、残りの料理を推奨分量に従って取っても、推奨栄養データとずれることとなる。次に説明する形態は、そのようなずれを最小とするシステムである。
この形態では、推奨分量取得手段421が、さらに、料理のいずれか一つの摂取量を算出後、当該摂取量から摂取した料理の栄養素を示す摂取栄養データを算出し、推奨栄養データから当該摂取栄養データを差し引いた推奨残栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように摂取していない残りの料理の推奨分量を再計算するものである。
他の構成は、図1の飲食管理システム1と実質的に同じものである。
推奨分量取得手段421について詳述すると、献立にあるいずれかの料理についての摂取量データがユーザデータベース411に書き込まれると、当該料理の摂取量および献立栄養データから摂取した各栄養素の量(摂取栄養データ)を算出する。そして、推奨栄養データから当該摂取栄養データを差し引いて、その差し引いた値(推奨残栄養データ)に対して所定の過不足率内に収まるように残りの料理の推奨分量を再計算する。例えば、図4aに示すようにユーザAの「ステーキ」の推奨分量が「150g」であるのに対して、ユーザAのステーキの摂取量が「200g」であったとする。この場合、「ステーキ」によって取るべき栄養素が多くなるため、再計算によって残りの料理である「肉じゃが」、「ひじきご飯」の推奨分量を小さくしている。これにより最終的には1回の食事が推奨栄養データに近づくように残りの料理の量を修正推奨分量として再計算する。
つまり、この形態の推奨分量取得手段421は、図4bに示すように、ユーザの登録を受けて、献立にある「n個」の料理について推奨分量を算出する。次いで、ユーザが献立の中の一つの料理を取り、その摂取量を検知することにより、残りの「n-1個」の料理について再計算する。さらに他の料理を取り、その摂取量を検知することにより、さらに残りの「n-2個」の料理について再計算する。このように摂取量を検知するたびに、残りの料理の推奨分量を再計算するものである。
このように各料理の摂取量に応じてその他の残りの料理の推奨分量を再計算するため、ユーザはその日の体調や気分に応じて料理をよそっても、推奨栄養データに近い栄養を取ることができる。
図5の飲食管理システム1Bは、管理装置40とインターネット等のネットワークを介して接続されるユーザ端末50を有するものである。
ユーザ端末50は、表示部51と、入力部52と、端末通信部53と、端末記憶部54と、端末制御部55とを含んだスマートフォンである。しかし、タブレット等の他の携帯端末であってもよく、パーソナルコンピュータであってもよい。
表示部51は、図6a、図6bに示すように、飲食管理システム1Bのコンテンツ画面を表示させるものである。例えば、液晶ディスプレイ等によって構成される。
入力部52は、端末制御部55に操作信号等を出力する。例えば、タッチパネル、キーボード、マウス等が挙げられる。
端末通信部53は、インターネット等のネットワークを介して他の機器と通信する。
端末記憶部54は、ユーザ端末50を制御するための各種プログラムや各種データ等が記録される。
端末制御部55は、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路によって構成され、ユーザ端末50の各部を制御する。具体的には、飲食管理システムのユーザ情報読取手段551と、食事履歴取得手段552と、画像表示手段553として機能する。
ユーザ情報読取手段551は、管理装置40の記憶部41のユーザデータベース411から当該ユーザのデータを読み取る。読み取るデータとしては、当該ユーザの推奨栄養データ、各料理の推奨分量を示す推奨分量データ、各料理の摂取量を示す摂取量データなどが挙げられる。
食事履歴取得手段552は、読み取ったユーザのデータに基づいて、食事履歴に関するデータベースを作成し、それを表示させる画像を作成する。例えば、図6aは、一回の食事に関する推奨分量データ(画面の「あなたに適した分量」)、摂取量データ(画面の「実際に食べた分量」)、その食事によって摂取した栄養素データ(画面の「栄養成分」)を表示する画面である。また図6bは所定の期間における栄養素の摂取状況を示すグラフである。
画像表示手段553は、食事履歴取得手段552によって作成された画像を表示部62に表示させる。
このように飲食管理システム1Bにおいて、ユーザは自己の端末において成果を確認することができる。
図7の飲食管理システム1Cは、図1の飲食管理システム1において、ユーザ識別手段(無線タグ20)および盛付皿30のユーザ確認手段(タグリーダ34)を備えていないものである。このシステムは複数のユーザが同時に使用するのではなく、ユーザ毎に使用するものである。
詳しくは、初めにユーザが食堂に入場をし、ユーザ登録を行う。飲食管理システム1Cはこのユーザの登録を受けて、管理装置40が各料理の推奨分量を計算し、図7に示すように、各盛付皿30の第1表示部32aに当該料理の推奨分量を全部表示する。
このようにすべての料理の推奨分量が一度に確認することができるため、推奨されている料理を一度確認し、その後、ユーザはゆとりをもって各料理を取ることができる。この飲食管理システム1Cは、食堂内において第三者が一度に全部の料理を取ってお膳にしてユーザに渡す場合に好ましい。つまり、すべての料理が表示されている状態で各料理をよそうことができるため、他人の料理をよそうことが簡単にできる。
図8の飲食管理システム1Dは、決済出力装置60を備えたものである。本発明の飲食管理システムは、1食におけるユーザの摂取量を正確に取得できるため、決済なども簡単にできる。
決済出力装置60は、リーダ61および表示部62を備えている。リーダ61は、管理装置40と接続されている。
飲食管理システム1Dの記憶部41には、料理価格データベース415が設けられている。この料理価格データベース415には、各料理の単位重量当たりの料理の価格が記載された料理価格データが記録されている。
飲食管理システム1Dの制御部42は、摂取量データおよび料理価格データに基づいて全料理の値段を計算する決済手段427を有している。
他の構成は、図1、5、7の飲食管理システム1、1B、1Cに利用できる。
このように構成されているため、飲食管理システム1Cは、料理を取り終わった後、決済出力装置60のリーダ61に無線タグ20を接続することにより、決済手段427が全料理の値段を計算し、表示部62に表示される。このように管理装置40にユーザ毎に各料理の摂取量が摂取量データに記録されているため、簡単に決済をすることができる。
飲食管理システム 1、1B,1C、1D
IDリーダ 10
お盆 15
スマートフォン 16
無線タグ 20
タグライター 22
盛付皿 30
皿本体 31
表示部 32
第1表示部 32a
第2表示部 32b
重量検知手段 33
タグリーダ 34
データ通信部 35
管理装置 40
記憶部 41
ユーザデータベース 411
料理栄養データベース 412
料理価格データベース 415
制御部 42
推奨分量取得手段 421
推奨分量表示手段 422
摂取量取得手段 423
摂取量表示手段 424
決済手段 427
装置通信部 45
ユーザ端末 50
表示部 51
入力部 52
端末通信部 53
端末記憶部 54
端末制御部 55
ユーザ情報読取手段 551
食事履歴取得手段 552
画像表示手段 553
決済出力装置 60
リーダ 61
表示部 62

Claims (14)

  1. 盛付皿に独立して盛り付けられた料理が複数配置されている食堂における飲食管理システムであって、
    数の前記盛付皿と、
    管理装置とを有し、
    前記盛付皿は、料理が盛り付けられる皿本体と、表示部と、重量検知手段とを備え、
    前記管理装置は、
    ユーザの1回の食事に推奨される栄養素を示す推奨栄養データと各料理に含まれる栄養素を示す献立栄養データとを参照して、前記推奨栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように各料理の推奨分量を計算する推奨分量取得手段と、
    前記盛付皿の表示部に、当該料理の推奨分量を表示する推奨分量表示手段と、
    前記盛付皿の重量検知手段を用いて、当該料理の摂取量を算出する摂取量取得手段と、
    前記盛付皿の表示部に、当該料理の摂取量を表示する摂取量表示手段とを備えている、
    飲食管理システム。
  2. 前記推奨分量取得手段が、ユーザの食事に関するデータを考慮して前記各料理の推奨分量を計算する、
    請求項1記載の飲食管理システム。
  3. 前記食堂の利用を受け付けるユーザ登録手段を有する、
    請求項1または2記載の飲食管理システム。
  4. 前記摂取量取得手段が、前記皿本体に盛り付けられた当該料理の減少量に基づいて前記摂取量を算出する、
    請求項1から3のいずれかに記載の飲食管理システム。
  5. 前記盛付皿がユーザ確認手段を備え、
    前記推奨分量表示手段は、前記ユーザ確認手段で確認した当該ユーザの推奨分量を当該盛付皿の表示部に表示し、
    前記摂取量表示手段は、前記ユーザ確認手段で確認した当該ユーザの摂取量を当該盛付皿の表示部に表示する、
    請求項1から4のいずれかに記載の飲食管理システム。
  6. 食堂内においてユーザを識別するための無線タグを有し、
    前記盛付皿が前記無線タグを読み取るタグリーダを備え、
    前記推奨分量表示手段は、前記タグリーダが前記無線タグを検知している間、当該ユーザの推奨分量を当該盛付皿の表示部に表示し、
    前記摂取量表示手段は、前記タグリーダが前記無線タグを検知している間、当該ユーザの摂取量を当該盛付皿の表示部に表示し、
    前記摂取量取得手段は、前記タグリーダが前記無線タグを検知している間、当該料理の重量を前記重量検知手段に検知させ、前記タグリーダが前記無線タグを検知しなくなった時点での前記重量検知手段の検知した料理の重量を前記摂取量として確定する、
    請求項1から4のいずれかに記載の飲食管理システム。
  7. 前記推奨分量取得手段は、さらに、前記料理のいずれか一つの摂取量を算出後、当該摂取量から摂取した料理の栄養素を示す摂取栄養データを算出し、前記推奨栄養データから当該摂取栄養データを差し引いた推奨残栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように摂取していない残りの料理の推奨分量を再計算する、
    請求項1から6のいずれかに記載の飲食管理システム。
  8. 前記盛付皿の少なくとも一つに、前記料理を小分けにした複数の小皿が載せられている、
    請求項1から7のいずれかに記載の飲食管理システム。
  9. 前記表示部は、第1表示部と、第2表示部とが設けられており、
    前記第1表示部は、前記推奨分量を表示し、
    前記第2表示部は、前記摂取量を表示する、
    請求項1から8のいずれかに記載の飲食管理システム。
  10. 前記推奨栄養データは、ユーザのヘルスデータ、ユーザの目的データ、あるいは、ユーザの食事データからなる群の少なくとも一つを要因として作成されている、
    請求項1から9のいずれかに記載の飲食管理システム。
  11. 前記管理装置と接続されるユーザ端末を有し、
    前記ユーザ端末が、当該ユーザの前記推奨栄養データおよび/または当該ユーザの各料理の推奨分量を示す推奨分量データ、ならびに、当該ユーザの各料理の摂取量を示す摂取量データを前記管理装置から読み取るユーザ情報読取手段を備えている、
    請求項1から10のいずれかに記載の飲食管理システム。
  12. 前記管理装置は、当該ユーザの各料理の摂取量を示す摂取量データおよび各料理の単位重量当たりの価格を示す料理価格データに基づいて全料理の値段を計算する決済手段を備えている、
    請求項1から11のいずれかに記載の飲食管理システム。
  13. 料理が盛り付けられる皿本体と、表示部と、重量検知手段とを有する複数の盛付皿に独立して盛り付けられた複数の料理が配置された食堂におけるユーザの食事量をコンピュータにより管理する飲食管理方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記ユーザの1回の食事に推奨される栄養素を示す推奨栄養データと各料理に含まれる栄養素を示す献立栄養データとを参照して、前記推奨栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように各料理の推奨分量を計算する工程と、
    前記盛付皿の表示部に、当該料理の推奨分量を表示する工程と、
    前記盛付皿の重量検知手段を用いて、当該料理の摂取量を算出する工程と、
    前記盛付皿の表示部に、当該料理の摂取量を表示する工程とを有する、
    飲食管理方法。
  14. 料理が盛り付けられる皿本体と、表示部と、重量検知手段とを有する複数の盛付皿に独立して盛り付けられた複数の料理が配置された食堂におけるユーザの食事量を管理する飲食管理用プログラムであって、
    前記ユーザの1回の食事に推奨される栄養素を示す推奨栄養データと各料理に含まれる栄養素を示す献立栄養データとを参照して、前記推奨栄養データに対して所定の過不足率内に収まるように各料理の推奨分量を計算する処理と、
    前記盛付皿の表示部に、当該料理の推奨分量を表示する処理と、
    前記盛付皿の重量検知手段を用いて、当該料理の摂取量を算出する処理と、
    前記盛付皿の表示部に、当該料理の摂取量を表示する処理とをコンピュータに実行させる、
    飲食管理用プログラム。
JP2020129179A 2020-07-30 2020-07-30 飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラム Active JP7456615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020129179A JP7456615B2 (ja) 2020-07-30 2020-07-30 飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020129179A JP7456615B2 (ja) 2020-07-30 2020-07-30 飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022025958A JP2022025958A (ja) 2022-02-10
JP7456615B2 true JP7456615B2 (ja) 2024-03-27

Family

ID=80264864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020129179A Active JP7456615B2 (ja) 2020-07-30 2020-07-30 飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7456615B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023163190A1 (ja) * 2022-02-27 2023-08-31 国立大学法人信州大学 情報処理システム、情報処理プログラム、情報処理方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071647A (ja) 2005-09-06 2007-03-22 Toru Mikoyama 惣菜販売システム
JP2018049393A (ja) 2016-09-20 2018-03-29 ヤフー株式会社 健康管理装置、健康管理システム、及び健康管理方法
JP2019022545A (ja) 2017-07-21 2019-02-14 大日本印刷株式会社 食事管理用食器

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007071647A (ja) 2005-09-06 2007-03-22 Toru Mikoyama 惣菜販売システム
JP2018049393A (ja) 2016-09-20 2018-03-29 ヤフー株式会社 健康管理装置、健康管理システム、及び健康管理方法
JP2019022545A (ja) 2017-07-21 2019-02-14 大日本印刷株式会社 食事管理用食器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022025958A (ja) 2022-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7432454B1 (en) Nutrition intake tracker
JP3171825U (ja) 健康管理機能を具有する電子スケール
US8884752B2 (en) Medication usage monitoring and reminding device and method
JP6112591B1 (ja) 創作物供給システム
CN112017756B (zh) 一种基于人脸识别自助打餐系统的饮食营养分析方法
JP2007328464A (ja) 購買活動管理装置、制御方法、制御プログラムおよびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002222263A (ja) 健康の自己管理用携帯端末、及び健康の自己管理支援システム
JP2018049393A (ja) 健康管理装置、健康管理システム、及び健康管理方法
WO2010070645A1 (en) Method and system for monitoring eating habits
EP3642845A1 (en) System and methods for calculating, displaying, modifying, and using single dietary intake score reflective of optimal quantity and quality of consumables
JP2010003222A (ja) 健康支援システム
JP2006251871A (ja) 健康管理システム
JP2002024404A (ja) 総合健康情報管理システム及び総合健康情報管理方法並びに万歩計付携帯情報端末及びgps機能付携帯情報端末
JP7456615B2 (ja) 飲食管理システム、飲食管理方法および飲食管理用プログラム
WO2014108923A1 (en) Method and system for suggesting at least one edible item to one or more customers
JP2007286985A (ja) 飲食物の摂取量を算出する携帯端末装置、サーバ及びシステム
JP2022530263A (ja) 食べ物測定方法、装置及びプログラム
JP2003085289A (ja) 食生活改善支援装置
JP2008046965A (ja) インターネット等を介した個人生体情報管理および健康管理支援システム
KR101580016B1 (ko) 식단 평가 시스템 및 그 방법
WO2012011919A1 (en) Medication usage monitoring and reminding device and method
JP2011150585A (ja) 献立作成システム
JP2005141502A (ja) 食品情報管理システム
TWM338984U (en) Electronic weight scales
JP2008204319A (ja) 食事管理装置およびそのプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240124

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20240126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7456615

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150