JP2018049393A - 健康管理装置、健康管理システム、及び健康管理方法 - Google Patents

健康管理装置、健康管理システム、及び健康管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの健康を適切に管理できる健康管理装置、健康管理システム、及び健康管理方法を提供する。【解決手段】健康管理装置は、ユーザが摂取する食品の栄養素及び当該栄養素の含有量を含む栄養データを、栄養データ出力装置から取得する栄養データ取得手段と、ユーザの身体に関するヘルスデータを含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶部から、ユーザデータを取得するユーザデータ取得手段と、ヘルスデータに対応する栄養素の必要摂取量を記憶した必要栄養データを記憶する必要栄養データ記憶部から、ヘルスデータに対応した必要栄養データを取得する必要栄養データ取得手段と、栄養データ及び必要栄養データに基づいて、ユーザが摂取すべき栄養素及び当該栄養素の摂取量を含む、栄養過不足データを算出する過不足量算出手段と、算出された栄養過不足データに基づいた通知データをユーザ端末に出力する通知手段と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、ユーザの健康を管理する健康管理装置、健康管理システム、及び健康管理方法に関する。
従来、ユーザの健康を管理する装置として、食事の摂取カロリーや摂取栄養素を算出して表示させる装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の装置は、食品を提供する店舗の調理スタッフにより、装置本体に設けられた操作キーが操作されることで、食品が選択され、記憶部に記憶されたテーブルデータから、食品に対応した単位当りのカロリーが読み込まれる。次いで、重量測定装置により食品の重量が測定されると、読み込んだ食品の単位当たりのカロリーと重量測定結果とに基づいて、食品のカロリーが算出される。
また、食品が載置される各食器には、裏面に無線タグが設けられ、食器を載置する配膳トレイにタグリーダが設けられる。そして、上記のように、食品とそのカロリーとが算出されると、食器の無線タグに、食品IDやカロリーが記録され、配膳トレイを精算所の所定値に設置することで、決済処理と同時に、食器の無線タグから各食品のカロリーが読み出され、その合計カロリーがディスプレイに表示される。
特開2009−252195号公報
ところで、上記特許文献1に記載の装置では、配膳トレイに載置されている各食品の合計カロリーを取得することができ、ユーザは、食事に含まれるカロリーに基づいて健康を管理することができる。
しかしながら、人の健康管理は、個々のユーザの年齢や性別、体調等によってそれぞれ異なる。上記特許文献1に記載の装置では、食品に含まれる合計カロリーをユーザに知らせることができるが、それがユーザにとって適切なカロリー量である否かを判断することはできない。よって、個々のユーザは、ディスプレイに表示された合計カロリーから、ユーザ自身で適切なカロリーであるか否かを判断する必要がある。
しかしながら、日常の生活において、日々の食事の栄養管理を毎回欠かさず行うことは困難である。特に健常者である程、食事の栄養管理を行わない可能性が高い。
本発明は、ユーザの健康を適切に管理できる健康管理装置、健康管理システム、及び健康管理方法を提供することを目的とする。
本発明の健康管理装置は、ユーザが摂取する食品の栄養素及び当該栄養素の含有量を含む栄養データを、栄養データ出力装置から取得する栄養データ取得手段と、前記ユーザの身体に関するヘルスデータを含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶部から、前記ユーザデータを取得するユーザデータ取得手段と、前記ヘルスデータに対応する前記栄養素の必要摂取量を記憶した必要栄養データを記憶する必要栄養データ記憶部から、前記ユーザデータの前記ヘルスデータに対応した必要栄養データを取得する必要栄養データ取得手段と、前記栄養データ及び前記必要栄養データに基づいて、前記ユーザが摂取すべき前記栄養素及び当該栄養素の摂取量を含む、栄養過不足データを算出する過不足量算出手段と、算出された前記栄養過不足データに基づいた通知データを前記ユーザのユーザ端末に出力する通知手段と、を備える、ことを特徴とする。
本発明では、栄養データと、ヘルスデータを含むユーザデータとに基づいて、ユーザが不足している栄養素とその不足量(栄養過不足データ)が算出され、栄養過不足データに基づいた通知がユーザ端末に送信される。これにより、ユーザは、日々の食生活において不足している栄養素を把握することができ、適切に健康を管理することができる。
第一実施形態の健康管理システムの概略構成を示すブロック図。 第一実施形態の栄養測定システムを示す概略図。 第一実施形態の健康管理装置の概略を示すブロック図。 第一実施形態のユーザ端末の概略構成を示すブロック図。 第一実施形態の健康管理システムの健康管理方法における栄養データ取得処理を示すフローチャート。 第一実施形態の健康管理システムの健康管理方法における栄養管理処理を示すフローチャート。 第一実施形態の健康管理システムの健康管理方法における通知処理を示すフローチャート。 第一実施形態の判定処理を示すフローチャート。 第二実施形態の健康管理システムの概略構成を示すブロック図。 第二実施形態のサーバの概略構成を示すブロック図。 第二実施形態の通知処理における第一通知データ送信処理を示すフローチャート。 第三実施形態の栄養測定システムの概略を示す図。 第三実施形態の健康管理システムの健康管理方法における栄養データ取得処理を示すフローチャート。
[第一実施形態]
以下、本発明に係る第一実施形態について説明する。
図1は、第一実施形態の健康管理システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、健康管理システム1は、栄養測定システム10と、健康管理装置であるサーバ20と、ユーザ端末30と、がネットワークを介して通信可能に接続されている。本実施形態の健康管理システム1では、サーバ20は、栄養データ出力装置13からユーザが摂取した食品の栄養データを受信する。そして、サーバ20に記憶されているユーザデータと、受信した栄養データとに基づいて、ユーザの栄養の摂取傾向を算出し、過不足している栄養素に関するレコメンド(通知データ)をユーザ端末30に送信する。
なお、本発明における栄養素とは、タンパク質、脂肪、炭水化物、塩分、鉄分等の栄養素に加え、熱量(カロリー)を含むものとする。また、本発明の食品は、飲食物全般を指し、調理済みの食品、調理前の食品(食材)、飲料品を含むものとする。
以下、各構成について詳細に説明する。
[栄養測定システム10]
栄養測定システム10は、食品を提供する施設、例えば、企業や学校等の食堂や、各種レストラン等に設けられている。この栄養測定システム10としては、特に、ユーザが採りたい食品を自由に選択できる、所謂ブッフェ方式(又はバイキング方式)の施設に設けられることが好ましい。従って、以下、ブッフェ方式の施設に設けられる栄養測定システム10について説明する。
図2は、本実施形態の栄養測定システム10を示す概略図である。
ここで、本例の食品提供施設は、図2に示すように、食品が載置される載置台11から、食器12に対して食品を盛り付け、当該食品が盛り付けられた食器を栄養データ出力装置13の所定の決済台131に載置して決済処理を行う。
(載置台)
載置台11は、図2に示すように、載置部111と、第一重量測定部112と、IDリーダー113(ID取得部)と、載置台メモリ114と、データ通信部115(データ送信部)と、載置台制御部116と、を備えている。載置台11は、食品提供施設において複数設けられている。
載置部111は、食品が載置される部分であり、施設において調理された食品は、まずこの載置部111に載置される。
第一重量測定部112は、載置部111の食品の重量を測定する重量計を含んで構成されており、食品がユーザにより採られた際の重量の減少値を測定する。つまり、ユーザにより採られた食品の重量が測定される。
IDリーダー113は、本発明のID取得部であり、ユーザを識別するためのユーザIDを読み取る装置である。IDリーダー113としては、例えば、ユーザIDを記録したカード媒体からユーザIDを読み取るカードリーダーであってもよく、ユーザIDを記録したユーザ端末(例えばスマートフォン等の携帯端末)を翳すことでユーザIDを読み取るリーダー等であってもよい。また、赤外線通信やブルートゥース(登録商標)等の近距離通信を用いてユーザ端末からユーザIDを読み取ってもよい。
載置台メモリ114は、載置部111に載置される食品を識別するための食品ID(食品識別データ)が記録される。この食品IDは、書き換え可能であり、載置される食品が変更される毎に、書き換えられる。なお、本実施形態では、食品IDとして、各食品に対応した識別データを例示するがこれに限定されない。つまり、載置台11を識別する識別データが記録されていてもよい。この場合では、栄養データ出力装置13の記憶部(施設記憶部135)において、各載置台11の識別データに対して、載置される食品を記録した載置台データを記録しておけばよい。
データ通信部115は、栄養データ出力装置13と通信する。データ通信部115として、有線により栄養データ出力装置と接続されてもよく、無線により栄養データ出力装置13と接続されていてもよい。
載置台制御部116は、例えば、載置台メモリ114とともに、マイコン(マイクロコントローラ)として構成されている。この載置台制御部116は、IDリーダー113によりユーザIDが読み取られた後、第一重量計測部により重量の減少値が計測された場合に、当該ユーザIDと、重量の減少値と、載置台メモリ114に記録される食品識別データと、を栄養データ出力装置13に出力する。
(栄養データ出力装置)
栄養データ出力装置13は、POS端末等を用いることができる。この栄養データ出力装置13は、図2に示すように、例えば、決済台131と、IDリーダー132(ID取得部)と、表示ディスプレイ133と、施設通信部134と、施設記憶部135と、施設制御部136と、等を含んで構成されている。
決済台131は、食品が盛り込まれた食器(又は当該食器を載置するトレイ)を載置する部分である。決済台131には、食器又はトレイが載置されたか否かを判定するセンサが設けられており、センサにより食器又はトレイの載置が検知されると、決済台131から、決済を要求する旨の決済要求が施設制御部136に出力される。
IDリーダー132は、載置台11のIDリーダー113と同様であり、ユーザIDを読み取る。
表示ディスプレイ133は、決済台に載置された食品(食器に盛られた食品)に含まれる栄養素やその含有量、及び食品の価格が表示される。
施設通信部134は、載置台11のデータ通信部115と通信する施設内通信部134Aと、インターネット等のネットワークを介してサーバ20と通信する外部通信部134Bとを含む。
施設記憶部135は、例えばメモリ、ハードディスク等のデータ記録装置により構成されている。施設記憶部135は、栄養データ出力装置13や栄養測定システム10を制御するための各種データや各種プログラムが記憶される。この施設記憶部135は、本発明の食品別栄養データ記憶部として機能し、各種データの1つとして、食品と、当該食品に含まれる栄養素及びその含有量を関連付けた施設側食品別栄養データが記憶される。
具体的には、施設記憶部135に記憶される施設側食品別栄養データには、食品ID(食品識別データ)、食品IDに対応する食品名データ(料理)、含有栄養素データ、使用材料データ、価格データ等を含む食品別栄養データが複数記憶される。
食品IDは、食品を識別するためのデータであり、載置台メモリ114に記憶される食品IDに対応する。
食品名データは、食品IDにて特定される食品の名称(料理メニュー名等)である。
含有栄養素データは、食品IDにて特定される食品に含まれる栄養素と、当該食品の単位重量当たりの各栄養素の含有量や、熱量(カロリー)等を示すデータである。
使用材料データは、食品IDにて特定される食品に含まれる食品材料(食材)のデータである。使用材料データとしては、具体的な材料名が記録されていてもよく、食材に対応する食品ID等が記録されていてもよい。
また、使用材料データとして、食品に含まれる各食材の割合が記録されていてもよい。例えば、人参、玉葱、豚肉の各食材を用いた食品において、単位重量当たりに含まれる人参、玉葱、豚肉の各重量比や、当該単位重量当たりに含まれる人参、玉葱、豚肉の各々の栄養素やその含有量が記録されていてもよい。
価格データは、例えば単位重量当たりの食品の価格である。なお、食品提供施設における食品の提供方式により、当該価格データはなくてもよい。例えば、食品を量り売りする食品提供施設では、当該価格データが設定されるが、所謂食べ放題方式等、時間当たりの価格が設定されている場合では、価格データが設定されていなくてもよく、特定の食品のみ設定されていてもよい。
また、載置台メモリ114に、載置台11を識別する識別データ(載置台ID)が記録される場合では、載置台IDと、載置台11に載置される食品(食品ID)とを関連付けた載置台データが記憶されていてもよい。
施設制御部136は、CPU(Central Processing Unit)等の演算回路、RAM(Random Access Memory)等の記憶回路により構成され、栄養データ出力装置13や栄養測定システム10の各部を制御する。この施設制御部136は、施設記憶部135等に記憶されているプログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。
具体的には、施設制御部136は、上記プログラムを読み込み実行することで、図2に示すように、処理開始手段136A、摂取食品受信手段136B、栄養算出手段136C、決済手段136D、及び栄養データ出力手段136Eとして機能する。
処理開始手段136Aは、決済台131にトレイが載置されたか否かを判定する。具体的には、決済台131から決済要求が入力されたか否かを判定する。また、処理開始手段136Aは、決済要求が入力された場合に、更に、IDリーダー132からユーザIDを取得する。
摂取食品受信手段136Bは、載置台11から送信されるユーザIDと、重量の減少値と、載置台メモリ114に記録される食品識別データとを受信し、ユーザ摂取食品データとして施設記憶部135に一時的に記憶する。
栄養算出手段136Cは、各ユーザが載置台11から取得した食品に含まれる栄養素及びその含有量を算出する。具体的には、栄養算出手段136Cは、処理開始手段136Aの処理によりIDリーダー132から読み取られたユーザIDに対応するユーザ摂取食品データを、施設記憶部135から読み取る。そして、栄養算出手段136Cは、施設記憶部135に記憶された食品別栄養データと、ユーザ摂取食品データとに基づいて、ユーザが食器に盛り付けた食品に含まれる栄養素と、その栄養素の含有量を算出する。
決済手段136Dは、ユーザ摂取食品データから食品に係る価格を算出し、決済処理を行う。例えば、クレジットカードや電子マネー等を用いた決済処理としては、公知の技術を用いることができ、例えばIDリーダー132からクレジットカードや電子マネーに係るデータを読み出し、所定の決済機関サーバと通信を行うことで決済処理を実施する。また、例えば施設のスタッフによる手動決済を行う場合では、決済手段136Dは、算出された価格を表示ディスプレイ133に表示させる。
栄養データ出力手段136Eは、算出された栄養素及び各栄養素の含有量を、表示ディスプレイ133に表示させるとともに、当該栄養素及び各栄養素の含有量とユーザIDとを関連付けた栄養データを、サーバ20に送信する。
[サーバの構成]
次に、本発明の健康管理装置として機能するサーバ20について説明する。
図3は、本実施形態の健康管理装置であるサーバ20の概略を示すブロック図である。
サーバ20は、コンピュータであり、図3に示すように、サーバ通信部21、サーバ記憶部22、サーバ制御部23を含んで構成される。
サーバ通信部21は、ネットワークを介して栄養測定システム10(栄養データ出力装置13)やユーザ端末30と通信する。
サーバ記憶部22は、例えばメモリ、ハードディスク等のデータ記録装置により構成されている。サーバ記憶部22には、サーバ20を制御するための各種データや各種プログラム等が記憶される。
サーバ記憶部22は、ユーザデータ記憶部、栄養管理データ記憶部、必要栄養データ記憶部、食品別栄養データ記憶部として機能する。つまり、サーバ記憶部22には、各ユーザの身体に関するヘルスデータを含むユーザデータを記憶するユーザDB221、各ユーザの栄養データが蓄積される栄養管理DB222、人が活動する上で必要となる栄養素量が記録される必要栄養DB223、食品及びその食品に含まれる栄養素や含有量を記憶する食品別栄養DB224と等が設けられる。
以下、上記各データの詳細について説明する。
ユーザDB221に記憶されるユーザデータは、健康管理システム1を利用するユーザ毎に作成されるデータである。
このユーザデータには、ユーザID、プロフィールデータ、ヘルスデータ、関係ユーザデータ等が記録される。
ユーザIDは、ユーザを識別するためのデータであり、栄養測定システム10において各IDリーダー113,132にて読み取られるユーザIDと同一である。
プロフィールデータは、ユーザのプロフィールに関し、例えば居所、職場や学校の住所、職業、趣味等が記録される。
ヘルスデータは、ユーザの身体に関するデータであり、例えば性別、年齢、身長や体重、1日当りの運動量、疾病の有無、喫煙や飲酒の有無、健康診断の結果を蓄積した診断データ等が記録される。
関係ユーザデータは、ユーザと所定の関係性を有する他のユーザのユーザIDが記録される。所定の関係性としては、例えば、友人関係、恋人関係、家族関係、親族関係等の人間関係が挙げられる。
また、ユーザデータとして、その他、食品に対する嗜好データ等が記録されてもよい。
このユーザデータは、例えば、ユーザがユーザ端末30を操作することで、ユーザ自らが入力する自己申告型のデータとなる。
なお、ユーザが、ソーシャルネットワークサービスや、ヘルスケアおよびフィットネスサービス等を提供するアプリケーションを利用している場合、これらのアプリケーションから取得したデータをユーザデータに記録してもよい。
例えば、サーバ制御部23は、ソーシャルネットワークサービスにおけるログデータから、ソーシャルグラフデータを取得し、取得したソーシャルグラフデータに基づいて友人関係を有する他のユーザを抽出し、抽出したユーザのユーザIDを、関係ユーザデータに記録してもよい。また、サーバ制御部23は、当該ログデータに含まれている食品の名前や食品の画像データ等に基づいて、ユーザの食品に対する嗜好を分析し、分析結果をユーザデータに記録してもよい。例えば、名前や画像データの出現頻度が一定値よりも高い食品は、ユーザが好んでいる食品であると判定する。また、食品に対するユーザのコメント(「美味しい」や「まずい」等)が抽出された場合は、その感想に基づいてユーザの嗜好性を分析する。
また、サーバ制御部23は、ヘルスケアおよびフィットネスサービス等における管理データから、性別、年齢、身長、体重や、ユーザの1日当たりの運動量を取得して、ヘルスデータに記録してもよい。
栄養管理DB222に記憶される栄養管理データには、ユーザIDと、栄養データ、日時データ、栄養過不足データ、傾向データ等が含まれる。
栄養データは、栄養測定システム10から送信される栄養データであり、日時データは、当該栄養データが測定された日時である。栄養測定システム10からサーバ20に栄養データが送信されると、当該栄養データと、栄養データを取得した日時とが、栄養管理データに記憶され蓄積される。
栄養過不足データは、蓄積された栄養データから判定される栄養の取得傾向であり、所定期間(例えば1日や1週間等)の栄養データの蓄積結果に基づいて算出された、過不足している栄養素や過不足量が記録される。
傾向データは、各栄養素の摂取傾向を示すデータである。ここで、上述したユーザデータが自己申告型のデータであるのに対し、栄養管理データは、栄養測定システムにより測定された栄養データ及び当該栄養データに基づいて判定されたデータとなる。したがって、傾向データは、ユーザが認識していない食品の傾向(潜在的な嗜好性)等が反映されたデータとなる。
なお、ユーザが、ソーシャルネットワークサービスや、ヘルスケアおよびフィットネスサービス等を提供するアプリケーションを利用している場合、これらのアプリケーションから取得したデータを栄養管理データに記録してもよい。
例えば、サーバ制御部23は、ソーシャルネットワークサービスなどのログデータから、ユーザが撮影した料理の画像などを取得し、取得した画像を分析して料理に含まれる栄養素および含有量を求めて栄養データを生成し、栄養管理データに記録してもよい。また、サーバ制御部23は、カロリーの消費量を管理するヘルスケアサービスなどの管理データから、ユーザの食事の記録データを取得し、取得した記録データに基づいてユーザが摂取した栄養素および含有量を求めて栄養データを生成し、栄養管理データに記録してもよい。
必要栄養DB223に記憶される必要栄養データは、例えば性別、年齢、身長や体重、1日当りの運動量、疾病の有無、喫煙や飲酒の有無、健康診断結果等のヘルスデータに対応した、各栄養素の必要摂取量(理想摂取量)が記録される。例えば、30代の男性の1日の理想カロリー取得量が2500kcal等のデータが、テーブルデータとして記録される。
食品別栄養DB224に記憶されるサーバ側食品別栄養データは、食品ID、食品IDに対応する食品名データ、含有栄養素データ等を含む。ここで、サーバ側食品別栄養データに含まれる各種データは、上述した施設側食品別栄養データと同様である。しかしながら、施設側食品別栄養データは、食品提供施設にて提供する食品に関するデータのみでよく、これに対し、サーバ側食品別栄養データは、食品提供施設にて提供される食品以外のより多くの食品に関するデータが記録される。例えば、施設側食品別栄養データは、当該施設で提供される調理済みの食品(料理)に対するデータのみとなるが、サーバ側食品別栄養データでは、複数の店舗で提供している調理済みの食品(料理)の他、これらの料理に含まれる食品(食材)に対応するデータも記録される。
また、価格データが記録されていなくてもよいが、例えば、当該食品に対する全国の価格平均値等が記録されていてもよい。
サーバ制御部23は、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路により構成され、サーバ20の動作を制御する。このサーバ制御部23は、サーバ記憶部22等に記憶されているプログラムの中から所定のアプリケーション等のプログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。そして、サーバ制御部23は、上記各種処理を実行することで、図3に示すように、栄養データ取得手段231、ユーザデータ取得手段232、必要栄養データ取得手段233、過不足量算出手段234、画像取得手段235、食品画像検出手段236、栄養検出手段237、及び通知手段238として機能する。
栄養データ取得手段231は、栄養測定システム10からユーザID及び栄養データを受信し、栄養管理データに記憶する。
ユーザデータ取得手段232は、ユーザIDに対応するユーザデータを取得する(読み込む)。
必要栄養データ取得手段233は、ユーザIDに対応したユーザデータと、必要栄養データとに基づいて、当該ユーザIDに特定されるユーザに要求される各栄養素の必要摂取量を取得する(読み込む)。
過不足量算出手段234は、栄養データから、傾向データを判定し、栄養管理DB222を更新する。また、過不足量算出手段234は、栄養管理データに記録される栄養データと、各栄養素の必要摂取量と等に基づいて、各ユーザの各栄養素に対する過不足量(栄養過不足データ)を算出して、栄養管理DB222を更新する。
画像取得手段235は、ユーザ端末30から送信された撮像画像を受信する。
食品画像検出手段236、受信した撮像画像を画像解析することで、撮像画像内の食品画像を検出する。
栄養検出手段237は、サーバ側食品栄養データに基づいて、食品画像検出手段236により検出された食品画像の食品の各栄養素及びその含有量を読み込む。また、栄養検出手段237は、栄養過不足データに対して、検出された栄養素(検出栄養素)が最適な量となるか否かを判定する。
通知手段238は、栄養過不足データに基づいた通知データをユーザ端末30に送信する。
各機能構成の詳細な動作については後述する。
[ユーザ端末の構成]
次に、ユーザ端末30の構成について説明する。図4は、本実施形態のユーザ端末30の概略構成を示すブロック図である。
ユーザ端末30は、コンピュータであり、好ましくは、ユーザが容易に携帯可能なスマートフォン、携帯電話端末、タブレット端末、ウェアラブル型端末装置により構成される。このユーザ端末30は、図4に示すように、表示部31と、撮像部32と、入力操作部34と、端末通信部33と、端末記憶部35と、端末制御部36と、を含んで構成される。
表示部31は、例えば液晶ディスプレイ等により構成され、端末制御部36の制御の下、例えば撮像部32により撮像された撮像画像や、健康管理システム1のコンテンツ画面等を表示させる。
撮像部32は、例えばレンズ等の光学系、光学系を通過した画像光を撮像する撮像素子を備え、画像を撮像する。
入力操作部34は、ユーザ操作による操作信号を端末制御部36に出力する。入力操作部34としては、例えば、表示部31と一体に設けられたタッチパネル、キーボード及びマウス等の入力装置を例示できる。
端末通信部33は、ネットワークを介して他の機器(例えばサーバ20等)と通信する。
端末記憶部35は、例えばメモリ、ハードディスク等のデータ記録装置により構成されている。端末記憶部35には、ユーザ端末30を制御するための各種プログラムや各種データ等が記憶される。
端末制御部36は、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路により構成され、ユーザ端末30の各部を制御する。端末制御部36は、端末記憶部35等に記憶されているプログラムの中から所定のアプリケーション等のプログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行し、撮像制御手段361、通知取得手段362、画像処理手段363、表示制御手段364等として機能する。
撮像制御手段361は、撮像部32を制御して撮像画像を撮像させる。
通知取得手段362は、サーバ20からの通知データを取得(受信)する。
画像処理手段363は、通知データとして表示形態変更指令データを取得した場合に、当該表示形態変更指令データの指令内容に従って、撮像画像内の食品画像の表示形態を変更する。
表示制御手段364は、撮像部32により撮像された撮像画像や、画像処理手段363により処理された画像を表示部31に表示させる。
[健康管理システムを用いた健康管理方法]
次に、上述したような健康管理システム1の健康管理処理(健康管理方法)について説明する。
健康管理システム1では、サーバ20は、まず、栄養データを取得する栄養データ取得処理を実施する。そして、サーバ20は、栄養管理データに蓄積された栄養データに基づいて各ユーザの栄養過不足データを算出する栄養管理処理を実施する。この後、栄養過不足データに基づいた通知データを送信する通知処理を実施する。
(栄養データ取得処理)
まず、健康管理処理における栄養データ取得処理について説明する。
図5は、本実施形態の健康管理システム1の健康管理方法における栄養データ取得処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、ユーザが、栄養測定システム10が設けられた食品提供施設(例えば食堂等)において食品を摂取することで測定される。
つまり、ユーザは、食品提供施設において、食器12及び食器12を載置するトレイ121を手にし、食品が載置された載置台11が複数設けられるブース内で、ユーザが食べたい食品を選択する。そして、ユーザは、食品を選択すると、ユーザ端末30又はユーザIDが記録されたIDカード(例えば社員証等)をIDリーダー113に翳す。これにより、載置台11の載置台制御部116は、IDリーダー113からユーザIDを読み取る(ステップS11)。
この後、ユーザ(又は施設スタッフ)が載置部111から食品を食器12に盛り付けると、第一重量測定部112により減少した重量(減少値)が測定されて載置台制御部116に出力される。載置台制御部116は、入力された減少値と、載置台メモリ114に記憶される食品IDと、ユーザIDと、を栄養データ出力装置13に送信する(ステップS12)。
栄養データ出力装置13の摂取食品受信手段136Bは、ユーザID及び減少値を受信すると、施設記憶部135に、受信したユーザIDに関連付けて、食品ID及びその減少値を含むユーザ摂取食品データを記憶する(ステップS13)。
このように、ユーザが食品を食器12に盛り付ける毎にIDリーダー113にてユーザIDが取得されることで、ユーザが複数の食品を食器12に盛り付けた場合でも、個々の食品に対する食品IDとその減少値とが取得され、施設記憶部135にユーザIDと関連付けてユーザ摂取食品データとして記録されることになる。そして、ユーザは、食べたい全ての食品を食器12に盛り付けると、決済台131にトレイ121を載置する。
栄養データ出力装置13の処理開始手段136Aは、決済台131にトレイ121が載置されたか否かを判定する。つまり、処理開始手段136Aは、決済台131から決済要求が入力されたか否かを判定する(ステップS14)。
ステップS14にてNoと判定された場合は、ユーザが食品を選択中であるので、ステップS13に戻る。
ステップS14にてYesと判定された場合、処理開始手段136Aは、例えば、IDリーダー132にユーザ端末30又はIDカードを翳す旨を表示ディスプレイ133に表示させ、IDリーダー132からユーザIDを読み取る(ステップS15)。
そして、栄養算出手段136Cは、施設記憶部135からステップS15にて読み取ったユーザIDに対応するユーザ摂取食品データを読み出す。また、栄養算出手段136Cは、施設記憶部135から、食品IDに対応する施設側食品別栄養データから、当該食品の単位重量当たりに含まれる栄養素とその含有量を読み取る。そして、栄養算出手段136Cは、読み取った含有量に対して減少値を乗算し、食器12に盛り付けられた食品に含まれる栄養素及びその含有量を算出する。
さらに、栄養算出手段136Cは、当該処理を、ユーザIDに対応付けられて記録されている全ての食品IDの食品に対して実施し、栄養素毎に含有量の合計値を算出し、栄養データを生成する(ステップS16)。つまり、食器12に盛り付けられた全ての食品に含まれる各栄養素と、栄養素毎の含有量が算出される。そして、これらの各栄養素と、栄養素毎の含有量とを含む栄養データを生成する。
この後、決済手段136Dは、食器12に盛り付けられた食品に係る費用を算出して決済処理を実施する(ステップS17)。この際、栄養データ出力手段136Eは、表示ディスプレイ133に対して、食品に係る費用と、ステップS16にて算出された各栄養素及びその含有量を表示ディスプレイ133に表示させることが好ましい。これにより、ユーザは、表示ディスプレイ133に表示された価格と各栄養素の含有量とを参考に、食品を購入するか否かを判断することができる。
ステップS17の後、栄養データ出力手段136Eは、栄養データ及びユーザIDをサーバ20に送信する(ステップS18)。
また、ステップS18の後、施設記憶部135に記憶されたユーザ摂取食品データは削除される。
サーバ20の栄養データ取得手段231は、ステップS18により栄養データ出力装置13からユーザIDを受信すると、栄養管理DB222を更新する(後述するステップS21)。すなわち、栄養データ取得手段231は、受信したユーザIDに対応する栄養管理データを特定し、当該栄養管理データに、受信した栄養データを書き加える(蓄積させる)処理を実施する。
(栄養管理処理)
次に、健康管理処理における栄養管理処理について説明する。
本実施形態では、後述する通知処理として、ユーザがユーザ端末30の撮像部32により食品を撮像してサーバ20に送信する。そして、サーバ20において、当該食品の撮像画像を解析した上で、撮像画像に含まれる食品にユーザの過不足栄養素が含まれる場合に、通知データをユーザ端末30に送信し、ユーザ端末30にてその食品を強調表示させるAR処理(拡張現実処理)を実施する。ユーザが撮像画像を撮像するタイミングで、ユーザにとって過不足傾向となる栄養素が何であるかを判定する栄養管理処理を実施すると、AR処理が遅延してユーザに快適な操作環境を提供することが困難となる。
よって、本実施形態では、ユーザ端末30のAR処理の前に、栄養管理処理が実施されていることが好ましい。本実施形態では、サーバ20は、上述した栄養データ取得処理により、栄養データが取得されたタイミングで、栄養管理処理を実施する例を用いて説明する。なお、ここでは、栄養データの取得タイミングで、栄養管理処理を実施するが、これに限定されず、例えば、予め設定された周期(例えば1日周期や1週周期等)で、予め設定された時刻(例えば、ユーザが食品を摂取する可能性も低い深夜時間等)に栄養管理処理を実施してもよく、ユーザ端末30から開始要求データを受信した際に栄養管理処理を実施してもよい。
図6は、本実施形態の健康管理システム1の健康管理方法における栄養管理処理を示すフローチャートである。
栄養管理処理では、上述の栄養データ取得処理により、栄養データ取得手段231は、栄養データ及びユーザIDを受信し、栄養管理DB222(栄養管理データ)を更新する(ステップS21)。
この後、ユーザデータ取得手段232は、ステップS21において受信したユーザIDに対応するユーザデータをユーザDB221から読み出す(ステップS22)。
また、必要栄養データ取得手段233は、必要栄養DB223に記憶される必要栄養データから、ステップS22にて読み出されたユーザデータのヘルスデータに対応する各栄養素の必要摂取量を取得する(読み出す)(ステップS23)。
次に、過不足量算出手段234は、例えば栄養管理データに記録される所定期間(例えば1日)の栄養データを読み出し、栄養素毎の含有量の合計値(ユーザが摂取した栄養素毎の摂取量)を算出する(ステップS24)。なお、この所定期間としては、予め設定された期間としてもよく、ユーザにより適宜設定された期間であってもよい。
そして、過不足量算出手段234は、所定期間毎の栄養データから算出される栄養過不足データの時系列の変化から、傾向データを判定し、栄養管理データを更新する(ステップS25)。例えば、ある栄養素に関し、連続して所定回数(例えば10回)以上過剰栄養素であると判定された場合に、当該栄養素を過剰摂取傾向と判定する。また、当該栄養素を含む食品の摂取嗜好性が高いと判定してもよい。
さらに、過不足量算出手段234は、栄養素毎に、摂取量から必要摂取量を引いた値である栄養過不足データを算出し、栄養管理データを更新する(ステップS26)。栄養過不足データの値が正値である場合は、当該栄養素が充足していることを示し、栄養過不足データの値が負値である場合は、当該栄養素が不足していることを示す。ここで、過不足データが正値であり、その絶対値が栄養素毎に設定された所定の第一閾値以上である場合に、過剰栄養素と判定される。また、過不足データが負値であり、その絶対値が栄養素毎に設定された所定の第二閾値以下である場合に不足栄養素と判定される。
この際、過不足量算出手段234は、傾向データに基づいて、必要摂取量又は栄養過不足データを補正してもよい。例えば、傾向データとして、過剰摂取傾向と記録された栄養素に関し、ステップS23により読み出された必要摂取量を所定値だけ減算補正した上で、上記のように栄養過不足データを算出する。なお、過不足量算出手段234は、摂取量からステップS23により読み出された必要摂取量を減算した栄養過不足データを、所定値だけ加算補正してもよい。なお、この所定値としては、例えば、ヘルスデータ毎に設定することができる。例えば、ヘルスデータとして糖尿病である旨が記録されおり、糖質に関して過剰摂取傾向となる傾向データが記録されている場合では、健常者で糖質が過剰摂取傾向となるユーザに比べて前記所定値の値を大きくする。
なお、本実施形態では、傾向データに基づいて栄養過不足データを補正するために、図6に示す様に、ステップS25において傾向データを判定した後にステップS26の処理を実施しているが、これに限定されない。ステップS26により栄養過不足データを算出した後、ステップS25の処理を実施して、傾向データを判定してもよい。この場合、現在の期間を含めた傾向データを判定することができる。この場合、判定された傾向データによって、先に算出された栄養過不足データを補正することもできる。
(通知処理)
次に、通知処理について説明する。
図7は、本実施形態の健康管理システム1の通知処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、例えば、ユーザが食事をとる際等において、ユーザ端末30を操作して、食品の撮像画像を撮像してAR処理を実施する旨の操作を実施することで、サーバ20からユーザ端末30に通知データが送信される。
すなわち、ユーザ端末30において、ユーザにより入力操作部34が操作され、健康管理システム1を用いて最適な食品を選択するための専用のアプリケーションソフトウェアを実施する旨の操作信号が入力される。
これにより、ユーザ端末30は、サーバ20に対して処理を開始する旨の開始要求データを送信する(ステップS31)。
サーバ20の通知手段238は、ユーザIDとともに開始要求データを受信すると(ステップS51)、ユーザIDに対応した栄養管理データを参照し、栄養過不足データに基づく通知データ(第一通知データ)をユーザ端末30に送信する(ステップS52)。
ここで、この第一通知データは、過剰栄養素及び不足栄養素と、その過不足量を含むデータである。
また、第一通知データとしては、過不足している栄養素とその過不足量だけでなく、当該栄養素の過不足を解消する食品を含ませてもよい。当該食品としては、酢豚やハンバーグ等の調理済みの食品名をであってもよく、人参や玉葱、豚肉といった食材であってもよい。この場合では、通知手段238は、サーバ側食品別栄養データから過不足栄養素を含む食品を検索して第一通知データに含ませてもよい。なお、この際、通知手段238は、検索された食品から、栄養管理データに記録された傾向データや、ユーザデータに記録されている嗜好データに記録されるユーザが好む食品を抽出して第一通知データに含ませることが好ましい。
さらに、第一通知データとして、その他、上記のように検索された食品の献立データ(例えば、献立を記録したデータや、献立を掲載するWebページ等のコンテンツを紹介するデータ等)や、食品や当該食品を調理するために必要な食材を販売する店舗や、最安値で食品を販売する店舗に関する店舗データ等を含ませてもよい。当該処理の詳細な説明は、以降の第二実施形態において説明する。
ユーザ端末30の表示制御手段364は、ステップS52にて送信された第一通知データを受信すると(ステップS32)、表示部31に当該第一通知データに含まれる各データを表示させる(ステップS33)。これにより、ユーザは、自分にとってどの栄養素がどの程度過不足しているかを認識することが可能となる。また、第一データとして、その栄養素が含まれる食品(食材)が含まれていれば、自分がどのような食品を摂取すべきかを認識することができる。
この後、端末制御部36は、ユーザによる入力操作部34の操作により、食品に含まれる栄養素をAR表示させる旨の操作信号が入力されたか否かを判定する(ステップS34)。
ステップS34においてYesと判定されると、撮像制御手段361は、撮像部32を制御して、撮像画像を撮像する(ステップS35)。また、端末制御部36は、ステップS35にて撮像された撮像画像を、ユーザIDとともに、サーバ20に送信する(ステップS36)。
サーバ20の画像取得手段235は、ユーザ端末30から撮像画像及びユーザIDを受信すると(ステップS53)、当該撮像画像を、サーバ記憶部22(例えば一時記憶メモリ)に記憶する。
そして、食品画像検出手段236は、受信した撮像画像を画像解析し、撮像画像に含まれる食品の食品画像を検出する(ステップS54)。この画像解析では、食品画像の食品を検出するのみであってもよく、さらに、その食品に含まれる食材を検出してもよい。例えば、酢豚の撮像画像が送信された場合、酢豚に含まれる玉葱、人参、豚肉等をそれぞれ食品画像として検出してもよい。なお、画像解析方法としては公知の技術を利用でき、例えばサーバ記憶部22に、各食材の比較画像を記憶しておく。そして、撮像画像から算出される特徴量と、比較画像から算出される特徴量の類似度に基づいて、撮像画像内の食品画像を検出する。このような画像解析方法は、例えばディープラーニングの手法を用いることで、食品画像の検出精度を向上させることができる。
次に、栄養検出手段237は、食品別栄養DB224に記憶されるサーバ側食品別栄養データから、ステップS54にて検出された各食品画像に含まれる栄養素及び含有量を、読み出す(ステップS55)。
この後、栄養検出手段237は、ステップS51において開始要求データとともに受信したユーザIDに対応する栄養管理データから、栄養過不足データを読み出す(ステップS56)。
そして、栄養検出手段237は、栄養管理データの各栄養素に対する栄養過不足データを参照し、ステップS55において検出された各栄養素(検出栄養素)について、判定処理を実施する(ステップS57)。
図8は、栄養検出手段による判定処理を示すフローチャートである。
具体的には、栄養検出手段237は、図8に示す様に、検出栄養素が、栄養過不足データに記録される過不足栄養素であるか否かを判定する(ステップS571)。
ステップS571において、Noと判定された場合、当該検出栄養素が、ユーザにとって不足栄養素(栄養過不足データが栄養素毎に設定された第二閾値以下となる栄養素)ではなく、過剰栄養素(栄養過不足データが栄養素毎に設定された第一閾値以上となる栄養素)でもない、最適摂取量の栄養素であることを意味する。言い換えれば、食品画像の食品が当該栄養素に対して検出栄養素の過不足を解消する最適食品であることを意味する。
この場合、栄養検出手段237は、さらに、撮像画像の食品を摂取した際に、当該検出栄養素が過剰栄養素に変化するか否かを判定する(ステップS572)。
このステップS572では、栄養検出手段237は、例えば撮像画像から食品の重量を推定し、当該食品に含まれる栄養素の含有量を推算する。食品の重量の推定処理では、例えば、複数の食品画像とその食品の重量とを記録したサンプルデータに基づいて、撮像画像の食品と類似する画像を特定し、食品の重量を推定する。ディープラーニングの手法を用いて、サンプルデータのデータ数及び推定回数が増えることで、重量推定精度を高めることが可能となる。そして、栄養検出手段237は、推定された重量に対してステップS55にて検出された検出栄養素の単位重量当たりの含有量を乗算して、撮像画像の食品に含まれる栄養素の含有量を推算する。
そして、栄養検出手段237は、栄養過不足データに対して、推算された含有量を加算して、栄養素毎に設定された第一閾値以上となるか否かを判定する。ここで、当該値が第一閾値以上となる場合は、食品を摂取することで、過剰栄養素となることを意味する。
ステップS572において、Noと判定された場合、栄養検出手段237は、検出栄養素が、撮像画像の食品を摂取しても、最適摂取量が維持される(栄養過不足データが第二閾値から第一閾値の間となる)第一判定栄養素である旨を示す第一フラグデータを、例えばサーバ記憶部22に記憶する(ステップS573)。なお、この際、検出栄養素、及び食品摂取による栄養過不足データの変化値等も、第一フラグデータとともに記憶してもよい。この栄養過不足データの変化値とは、食品摂取による当該検出栄養素の摂取量であり、栄養管理データに記録された栄養過不足データに対して、食品に含まれる検出栄養素の含有量の推算値を加算した値となる。
一方、ステップS572において、Yesと判定された場合、栄養検出手段237は、検出栄養素が、撮像画像の食品を摂取することで、最適摂取量から過剰摂取に変化してしまう第二判定栄養素である旨を示す第二フラグデータを、例えばサーバ記憶部22に記憶する(ステップS574)。なお、第一フラグデータと同様、検出栄養素、及び栄養過不足データの変化値等も、第二フラグデータとともに記憶してもよい。
また、ステップS571においてYesと判定された場合、栄養検出手段237は、検出栄養素が、ユーザにとって不足栄養素であるか否かを判定する(ステップS575)。
ステップS575において、Yesと判定された場合、栄養検出手段237は、さらに、撮像画像の食品を摂取した際に、当該不足栄養素が過剰栄養素に変化するか否かを判定する(ステップS576)。
このステップS576では、栄養検出手段237は、ステップS572と同様、撮像画像内の食品の検出栄養素に対する含有量を推算し、栄養過不足データに推算した含有量を加算した値(栄養過不足データの変化値)が第一閾値以上となるか否かを判定する。
このステップS576において、Yesと判定された場合、栄養検出手段237は、検出栄養素が、撮像画像の食品を摂取することで、不足栄養素から過剰栄養素に変化してしまう第三判定栄養素である旨を示す第三フラグデータを、例えばサーバ記憶部22に記憶する(ステップS577)。なお、第一フラグデータと同様、検出栄養素、及び栄養過不足データの変化値等も、第三フラグデータとともに記憶してもよい。
ステップS576においてNoと判定された場合、栄養検出手段237は、さらに、撮像画像の食品を摂取した際に、当該不足栄養素が不足栄養素のままであるか否かを判定する(ステップS578)。
このステップS578では、栄養検出手段237は、ステップS576において算出された栄養過不足データの変化値が、第二閾値以下であるかを判定する。
ステップS578においてYesと判定された場合、栄養検出手段237は、検出栄養素が、撮像画像の食品を摂取しても、不足栄養素のままである第四判定栄養素である旨を示す第四フラグデータを、例えばサーバ記憶部22に記憶する(ステップS579)。なお、この際、検出栄養素、及び栄養過不足データの変化値等も、第四フラグデータとともに記憶してもよい。
ステップS578においてNoと判定された場合、栄養検出手段237は、検出栄養素が、撮像画像の食品を摂取することで、不足栄養素から、最適摂取栄養素に変化する旨を示す第五フラグデータを、例えばサーバ記憶部22に記憶する(ステップS580)。なお、この際、検出栄養素、及び栄養過不足データの変化値等も、第五フラグデータとともに記憶してもよい。この場合、当該検出栄養素の摂取に関して、食品画像の食品は最適食品であることを意味する。
また、ステップS575においてNoと判定された場合、つまり、検出栄養素が過剰栄養素である場合、栄養検出手段237は、過剰摂取栄養素である検出栄養素が、撮像画像の食品を摂取することで、さらに過剰摂取傾向となることを示す第六フラグデータを、例えばサーバ記憶部22に記憶する(ステップS581)。なお、この際、検出栄養素、及び栄養過不足データの変化値等も、第六フラグデータとともに記憶してもよい。
以上の後、栄養検出手段237は、全ての検出栄養素に対して、ステップS571からステップS581の処理が完了したか否かを判定し(ステップS582)、Noの場合は、ステップS571に戻って他の検出栄養素に対する判定処理を行う。
ステップS582においてYesと判定された場合、通知手段238は、判定処理の結果に基づいた通知データ(第二通知データ)をユーザ端末30に送信する(図7;ステップS58)。
ステップS58により通知手段238から送信される第二通知データは、ユーザ端末30の表示部31に表示される食品の撮像画像の表示形態を変更する旨の表示形態変更指令データを含む。
すなわち、第二通知データには、各検出栄養素に対するフラグデータに応じて、表示部31に表示される撮像画像の食品画像の表示形態を変化させる指令が含まれる。
例えば、検出栄養素が第一フラグデータである場合、当該検出栄養素の摂取に関して特に問題がない食品(第一食品)であり、この場合、第一食品を示す白色点滅画像を食品画像に重畳させる旨の第一表示形態変更指令データが含まれる。
検出栄養素が第二フラグデータである場合、摂取により当該検出栄養素が過剰栄養素となる食品(第二食品)であり、この場合、第二食品を示す橙色点滅画像を食品画像に重畳させる旨の第二表示形態変更指令データが含まれる。
検出栄養素が第三フラグデータである場合、当該検出栄養素がユーザにとって不足しているが、摂取によって過剰摂取になってしまう食品(第三食品)であり、この場合、第三食品を示す黄色点滅画像を食品画像に重畳させる旨の第三表示形態変更指令データが含まれる。
検出栄養素が第四フラグデータである場合、当該検出栄養素がユーザにとって不足しているが、摂取しても不足栄養素のままとなる食品(第四食品)であり、この場合、第四食品を示す緑色点滅画像を食品画像に重畳させる旨の第四表示形態変更指令データが含まれる。
検出栄養素が第五フラグデータである場合、摂取により当該検出栄養素が最適摂取栄養素となる最適食品(第五食品)であり、この場合、第五食品を示す青色点滅画像を食品画像に重畳させる旨の第五表示形態変更指令データが含まれる。
検出栄養素が第六フラグデータである場合、当該検出栄養素がユーザにより過剰摂取されており、摂取により更に過剰傾向が進行する食品(第六食品)であり、この場合、第六食品を示す赤色点滅画像を食品画像に重畳させる旨の第六表示形態変更指令データが含まれる。
また、食品画像に重畳させる点滅画像の点滅速度を過不足量に応じて設定し、表示形態変更指令データに含ませてもよい。
例えば、検出栄養素に対して、第二フラグデータ、第三フラグデータ、第六フラグデータが記録されている場合に、過剰率(例えば栄養過不足データの変化値を第一閾値で除算した値)に応じて点滅速度を上昇させる。この場合、過剰量が多い程早く点滅する点滅画像が重畳されることになる。
また、検出栄養素に対して、第四フラグデータが記録されている場合に、不足率(例えば栄養過不足データの変化値を第二閾値で除算した値)に応じて点滅速度を減少させる。この場合、不足率が多い程早く点滅する点滅画像が重畳されることになる。
さらに、検出栄養素に対して、第一フラグデータや第五フラグデータが記録されている場合でも、栄養過不足データの変化値が基準値(例えば第一閾値及び第二閾値の中間値)から離れるに従って点滅速度を上昇させてもよい。
また、上記例では、栄養の過不足傾向に応じた色の点滅画像を表示させ、その点滅速度を過不足量に応じて変化させる例であるが、その他、過不足傾向に応じて点滅画像を変化させ、過不足量に応じて色を変化させる等の表示形態としてもよく、如何なる表示形態を用いてもよい。
なお、検出栄養素が検出されなかった場合(例えば食品以外が撮像された場合等)では、第二通知データは送信されない。
一方、ユーザ端末30の画像処理手段363は、ステップS58により送信された第二通知データを受信すると(ステップS37)、第二通知データに含まれる表示形態変更指令データに基づいて、撮像画像を画像処理する(ステップS38)。そして、表示制御手段364は、画像処理された撮像画像を表示部31に表示させる(ステップS39)。
この際、画像処理手段363は、予め設定されたデフォルト表示モードで、画像処理を実施する。
デフォルト表示モードは、ユーザにより適宜設定可能となっており、例えば、
・ユーザが指定した栄養素に対する表示を優先する第一設定モード
・検出栄養素のうち不足栄養素に対する表示を優先する第二設定モード
・検出栄養素のうち過剰栄養素に対する表示を優先する第三設定モード
・過剰栄養素に対する過剰率と不足栄養素に対する不足率とに基づいた表示を優先する第四設定モード
等が挙げられる。
第一設定モードでは、例えばカロリー等の栄養素をユーザが予め設定しておく。そして、画像処理手段363は、第二通知データに含まれる、当該ユーザが予め設定した栄養素に対する表示形態変更指令データを読み込み、当該表示形態変更指令データに基づいて撮像画像を処理する。
第二設定モードでは、第二通知データから、不足栄養素に対する表示形態変更指令データ(第三〜第五表示形態変更指令データ)を読み込む。そして、画像処理手段363は、これらの表示形態変更指令データのうち、不足率が最も大きい栄養素に対する表示形態変更指令データを読み込んで撮像画像を処理する。なお、不足栄養素に対する表示形態変更指令データが無い場合、第三設定モードに変更される。
第三設定モードでは、第二通知データから、過剰栄養素に対する表示形態変更指令データ(第二、第三、第六表示形態変更指令データ)を読み込む。そして、画像処理手段363は、これらの表示形態変更指令データのうち、過剰率が最も大きい栄養素に対する表示形態変更指令データを読み込んで撮像画像を処理する。なお、過剰栄養素に対する表示形態変更指令データが無い場合、第二設定モードに変更される。
第四設定モードでは、画像処理手段363は、第二通知データから、過剰率及び不足率を読み出し、過剰率と基準値(例えば「1」)との差、不足率と基準値(例えば「1」)との差を算出する。そして、これらのうち大きい方を優先して撮像画像を処理する。例えば、過剰率と基準値との差が、不足率と基準値との差よりも大きい場合、第三設定モードにより撮像画像を処理する。また、過剰率と基準値との差が、不足率と基準値との差よりも小さい場合、第二設定モードにより撮像画像を処理する。
また、画像処理手段363は、ユーザによる入力操作部34の操作により、表示モードを変更する旨の操作信号が入力されたか否かを判定する(ステップS40)。
ステップS40によりYesと判定された場合、ステップS38に戻り、画像処理手段363は、設定入力された表示モードに基づいて、撮像画像を画像処理する。
例えば、デフォルト表示モードが第一表示モードであり、カロリーに対するAR処理(撮像画像の画像処理及び当該処理画像の表示)が実施されていた際に、ユーザにより、カルシウムの過不足を表示させる旨(カルシウムを指定する第一設定モードへの変更)の操作信号が入力される。この場合、画像処理手段363は、第二通知データに含まれる、カルシウムに対する表示形態変更指令データを読み込み、当該表示形態変更指令データに基づいて撮像画像を処理する。
ステップS40においてNoと判定されると、端末制御部36は、処理を継続するか否かを判定する(ステップS41)。例えば、ユーザによる入力操作部34の操作により、通知処理を終了させる旨の操作信号が入力されると、ステップS40においてNoと判定されて通知処理を終了させる。また、ユーザによる撮像画像の撮像処理が継続されるとステップS35の処理に戻る。
[第一実施形態の作用効果]
本実施形態の健康管理システム1は、健康管理装置であるサーバ20は、栄養データ取得手段231が、ユーザが摂取する食品の栄養データを受信して、その栄養データをサーバ記憶部22に記憶する。また、ユーザデータ取得手段232は、ユーザの身体や健康に関連するヘルスデータを含むユーザデータを取得し、必要栄養データ取得手段は、ユーザのヘルスデータと必要栄養データとに基づいて、ユーザが所定期間において必要とする(摂取すべき)各栄養素とその栄養素の必要摂取量を読み出す。さらに、過不足量算出手段234は、栄養データと、各栄養素の必要摂取量とから、栄養過不足データを算出する。そして、通知手段238は、この栄養過不足データに基づいた通知データをユーザ端末30に送信する。
このような健康管理システム1では、ユーザのヘルスデータに基づいて各栄養素に対する正確な必要摂取量を求めることができる。つまり、単にユーザが摂取した栄養データのみからユーザが摂取すべき栄養素やその摂取量を通知する場合に比べて、個々のユーザに対して精度の高い栄養過不足データを算出することができる。そして、このような栄養過不足データに基づいた通知データをユーザ端末30に送信することで、ユーザにとってより適切な健康支援を行うことができ、ユーザの健康促進を図ることができる。
また、栄養データ取得手段231は、栄養データを取得すると、栄養管理DB222に蓄積して記憶する。よって、過不足量算出手段234は、過去の栄養データに基づいて栄養過不足データを算出することができる。
さらに、栄養データ取得手段231は、栄養データとその栄養データの取得日とを併せて栄養管理DB222に記憶する。このため、過不足量算出手段234は、ユーザの食事における各栄養素の取得傾向(傾向データ)を判定することができる。この傾向データは、ユーザが設定入力する嗜好データとは異なり、実際にユーザが摂取した食品に基づいて判定されるユーザの食事傾向であり、ユーザの潜在的な嗜好データとなる。よって、過不足量算出手段234が、傾向データに基づいて、必要摂取量又は栄養過不足データを補正することで、ユーザの潜在的な嗜好性等を考慮したより高精度な栄養過不足データを得ることができる。
例えば、所定の1期間において不足栄養素と判定されている場合でも、複数期間に亘って当該栄養素が過剰栄養素とされている場合がある。このような場合、本実施形態では、当該栄養素が過剰摂取傾向である旨の傾向データが記録され、栄養過不足データの算出時に、通常よりも必要摂取量が少なくなるように、栄養過不足データが補正されることになる。したがって、このような栄養過不足データに基づいた通知データが送信されることで、ユーザはより適切に健康を管理することが可能となる。
本実施形態では、健康管理システム1では、ユーザ端末30にて食品を撮像した撮像画像に対してAR処理を実施する。つまり、サーバ20の画像取得手段235は、ユーザ端末30から送信された食品の撮像画像を取得し、食品画像検出手段236は、当該撮像画像に含まれる食品画像を検出する。そして、栄養検出手段237は、その食品画像の食品に含まれる栄養素(検出栄養素)と栄養素含有量を検出する。また、栄養検出手段237は、検出栄養素とユーザの栄養過不足データとに基づいて、その食品がユーザにより摂取された際に、各検出栄養素が最適摂取栄養素となるか、不足栄養素となるか、過剰栄養素となるかを判定する。通知手段238は、この判定結果に応じた通知データ(第二通知データ)をユーザ端末30に送信する。
これにより、ユーザは、撮像画像にて撮像された食品が、ユーザにとって健康に適した栄養素を含む食品であるか否か、その栄養素含有量が適切であるか否かを容易に判断することができる。
また、この際、通知手段238は、ユーザ端末30の表示部31に表示される撮像画像を、栄養過不足データに基づいた表示形態に変更する旨の表示形態変更指令データを含む第二通知データを送信する。
これにより、ユーザ端末30の画像処理手段363は、サーバ20から第二通知データを取得すると、表示形態変更指令データに基づいて、撮像画像の表示形態を変更する(例えば、栄養過不足データに基づいた色の点滅画像を栄養過不足量の大きさに応じた点滅速度で重畳表示させる)ことができる。よって、ユーザは、表示部31に表示された撮像画像(画像処理手段363による画像処理後の撮像画像)を参照することで、画像によって直感的にその食品が自分にとって有益であるか否かを判定することが可能となる。
本実施形態では、サーバ20と通信可能に接続される栄養データ出力装置13は、食品提供施設に設けられる栄養測定システム10に含まれている。そして、この栄養測定システム10では、載置台11の載置部111に食品を載置し、載置された食品の重量を第一重量測定部112により測定する。よって、第一重量測定部112により測定される重量の減少値により、ユーザが載置部111から食品を自分の食器12に移した食品の重量が測定できる。また、載置台11は、IDリーダー113を有し、ユーザが食品を取る前にIDリーダー113にユーザ端末30等を翳すことで、ユーザIDを取得する。よって、どのユーザが、食品を食器12に移したかが容易に判定できる。
そして、載置台11は、栄養データ出力装置13と通信可能に接続されており、これらのユーザID、食品ID、重量減少値を栄養データ出力装置13に出力し、栄養データ出力装置13は当該データを記憶しておく。そして、栄養データ出力装置13では、IDリーダー132によりユーザIDを取得すると、記憶している対応するユーザIDに関連付けられた食品IDをその食品の重量減少値(ユーザの食品摂取量)を読み出し、各食品に含まれる各栄養素と、それらの栄養素の含有量を算出する。そして、栄養素毎に含有量を集計して栄養データを生成し、サーバ20に送信する。
このような本実施形態では、ユーザは、IDリーダー113,132において、自身のユーザ端末30又は専用のIDカードを翳すだけで、ユーザが摂取する食品に対する各栄養素の含有量を算出できる。よって、ユーザに栄養素や栄養素含有量を算出させたり、専用のアプリケーションを立ち上げさせたりする手間を省け、手軽に、かつ精度よく栄養データを取得することが可能となる。また、食品提供施設側においても、例えば食器等に重量センサを設ける必要がないため、栄養データを取得するための設備費用を抑えることができる。
[第二実施形態]
次に、本発明に係る第二実施形態について説明する。
第一実施形態では、ユーザの栄養データに基づいた通知データ(第一通知データ及び第二通知データ)が、ユーザが操作するユーザ端末30に送信される例を示した。これに対して、本実施形態では、ユーザと所定の関係にある他のユーザの栄養データに基づいた通知データがユーザ端末30に送信される点等で上記第一実施形態と相違する。
なお、以降の説明にあたり、既に説明した事項については同符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
図9は、第二実施形態の健康管理システム1の概略構成を示すシステムブロック図である。
本実施形態では、図9に示す様に、インターネット等のネットワークを介して、栄養測定システム10やサーバ20、ユーザ端末30と通信可能な店舗端末40が設けられる。
店舗端末40は、食品を提供する店舗や、当該店舗を管理する管理会社等に設けられる端末装置であり、コンピュータにより構成されている。すなわち、店舗端末40は、例えば、図9に示す様に、店舗側通信部41、店舗側記憶部42、及び店舗側制御部43等を含んで構成されている。
店舗側通信部41は、ネットワークを介して他の機器(例えばサーバ20等)と通信する。
店舗側記憶部42は、例えばメモリ、ハードディスク等のデータ記録装置により構成されている。店舗側記憶部42には、店舗端末40を制御するための各種プログラムや各種データ等が記憶される。
また、店舗側記憶部42には、インターネットと介して閲覧可能な店舗を紹介するための広告コンテンツや広告データ等が記憶される。また、店舗を利用するユーザを管理する店舗ユーザデータ等が記録されていてもよい。店舗ユーザデータとしては、サーバ20に記憶されるユーザデータとの関連付けを行うために、健康管理システム1を利用するユーザのユーザIDが関連付けられていることが好ましい。
店舗側制御部43は、CPU等の演算回路、RAM等の記憶回路により構成され、店舗端末40の各部を制御する。店舗側制御部43は、店舗側記憶部42等に記憶されているプログラムの中から所定のアプリケーション等のプログラム(ソフトウェア)をRAMに展開し、RAMに展開されたプログラムとの協働で、各種処理を実行する。当該各種処理としては、例えば、店舗データをサーバ20やユーザ端末30に送信するデータ送信処理、サーバ20やユーザ端末30から送信される各種データを受信するデータ受信処理等が挙げられる。
図10は、第二実施形態のサーバ20の概略を示すブロック図である。
図10に示す様に、本実施形態のサーバ20において、サーバ記憶部22は、第一実施形態と同様にユーザDB221、栄養管理DB222、必要栄養DB223、食品別栄養DB224を備える他、献立DB225及び店舗DB226を備える。
これらの献立DB225や店舗DB226は、本発明の食品提供データ記憶部に相当する。また、献立DB225に記憶される献立データは、食品の調理方法、つまり提供方法に関するデータであり、本発明の食品提供データとなる。店舗DB226に記憶される店舗データは、食品や食材を提供する店舗に関するデータであり、本発明の食品提供データとなる。
献立DB225は、複数の献立データを記憶する。献立データは、献立ID、食品ID、食品名データ、食材名データ、献立内容データ、ランクデータ等を含む。
献立IDは、献立データを識別するためのデータである。
食品ID及び食品名データは、例えばサーバ側食品別栄養データに記録される食品ID及び食品名データと同一である。献立データの食品IDとしては、調理済みの食品(料理)の食品IDが記録される。
食材IDは、食品IDにて特定される食品に含まれる食品材料を識別するための識別データである。なお、食品別栄養DB224では、食材も食品として食品IDが付されてサーバ側食品別栄養データとして登録されるが、そのうちの食材に相当する食品の食品IDが献立データの食材IDに記録される。
例えば、食品別栄養DB224には、「酢豚」に対する食品IDのサーバ側食品別栄養データ、「玉葱」に対する食品IDのサーバ側食品別栄養データ、及び「豚肉」に対する食品IDのサーバ側食品別栄養データがそれぞれ登録される。これに対して、献立IDには、「酢豚」に対する食品IDの献立データが登録されるが、「玉葱」や「豚肉」に対する食品IDの献立データは登録されず、「酢豚」の献立データの食材IDとして、「玉葱」に対する食材ID、「豚肉」に対する食材IDが記録される。なお、「玉葱」や「豚肉」等の食材IDは、サーバ側食品別栄養データの「玉葱」や「豚肉」等の食品IDと同一であってもよい。
献立内容データは、献立の内容を示すデータであり、食品IDに対応する料理の具体的な調理方法を示すテキストや画像等が記録される。なお、献立内容データとして、例えばインターネット上に閲覧されるWebページへのリンクデータ等が記録されていてもよい。
ランクデータは、献立IDにて特定される献立データの料理の人気度を記録するものであり、例えば、ユーザ端末30により閲覧される回数や、ユーザ端末30から送信される献立データに対する評価点を集計することでランク付けされる。
なお、この献立データは、健康管理システム1を利用するユーザのユーザ端末30から閲覧可能となり、かつ、ユーザ端末30から送信される献立データが登録又は編集されることで献立DB225が更新される。
店舗DB226は、複数の店舗データを記憶する。店舗データは、店舗ID、店舗種別データ、店舗プロフィールデータ、提供食品データ、含有栄養データ、広告データ等を含む。
店舗IDは、店舗を識別するための識別データである。
店舗種別データは、店舗の種別を特定するための識別データである。店舗の種別としては、例えば、スーパーマーケットやレストラン等の食品の提供販売方法の種別を識別するためのデータが記録される。
店舗プロフィールデータは、店舗名や、店舗の居所、営業時間、客層等の店舗の特徴を示す各種データが記録される。
提供食品データは、店舗にて提供可能な食品を示すデータであり、例えば食品IDが記録される。
含有栄養データは、各食品IDに関連付けられるデータであり、その食品に含まれる栄養素及び栄養素の含有量を記録する。
広告データは、店舗を紹介するためのコンテンツデータである。広告データとしては、例えば店舗端末40にインターネット上で閲覧可能に公開される広告コンテンツ(Webページ)へのリンクデータ等が記録されていてもよい。
また、本実施形態では、ユーザDB221に記憶されるユーザデータには、さらに対象ユーザID等が含まれる。
対象ユーザIDは、第一通知データとして、どのユーザの栄養管理データに基づくデータを送信するかを記録する。この対象ユーザIDとしては、栄養管理データを参照する対象となるユーザIDが記録されており、当該対象ユーザIDのユーザは、関係ユーザデータに記録されるユーザIDからユーザが指定したユーザとなる。
すなわち、ユーザは、ユーザ端末30からインターネットを介してサーバ20の専用コンテンツにアクセスすることで、当該ユーザのユーザデータを閲覧及び編集することが可能であり、ユーザデータの対象ユーザデータを編集することで、所定の関係にあるユーザを対象ユーザとして指定する。これにより、サーバ20は、対象ユーザのユーザ端末30に、対象ユーザとして登録を許可するか否かの案内通知を出力する。そして、対象ユーザのユーザ端末30から、登録を許可する旨のデータが送信されると、ユーザデータに対象ユーザIDが記録される。
本実施形態のサーバ制御部23は、第一実施形態と同様、栄養データ取得手段231、ユーザデータ取得手段232、必要栄養データ取得手段233、過不足量算出手段234、画像取得手段235、食品画像検出手段236、栄養検出手段237、及び通知手段238として機能する他、店舗登録手段239、関連データ取得手段240等としても機能する。
店舗登録手段239は、店舗端末40から店舗データを受信し、店舗データを登録する。
関連データ取得手段240は、最適食品取得手段、提供データ取得手段としても機能し、通知手段238により通知データを送信する際に、通知データに含ませる各種データを読み込む。
[健康管理システムを用いた健康管理方法]
本実施形態では、第一実施形態と同様の処理により、サーバ20からユーザ端末30に通知データ送信する。ここで、第一実施形態では、第一通知データとして、ユーザ本人の栄養過不足データに基づいたデータがユーザ端末30に送信された。
これに対して、本実施形態では、ユーザデータに記録される対象ユーザデータを参照し、ユーザと対象ユーザとの栄養過不足データに基づく通知データがユーザ端末30に送信される。例えば、仕事等で外出している夫の栄養過不足データに基づいた通知データが、自宅で家事を行う妻のユーザ端末30に送信される。
また、この際、通知手段238は、通知データとして、過不足栄養素とその過不足量のみならず、過不足栄養素を過不足の解消に適した食品、食材、献立、食材の販売店舗、食品の提供店舗等を含むデータをユーザ端末30に送信する。
このため、本実施形態では、サーバ20は、サーバ記憶部22の献立DB225に予め複数の献立データを記憶しており、店舗DB226に複数の店舗データを記憶している。
ここで、献立DB225は、上述したように、ユーザ端末30から送信される献立データを受信することで更新される。
(店舗データの登録)
一方、店舗DB226の各店舗データは、店舗端末40からの登録処理により登録され、登録された店舗データは、店舗端末から自由に編集可能となる。
店舗データの登録では、店舗管理者が店舗端末40を操作することで、店舗側制御部43がサーバ20のサーバ記憶部22に記憶されている、店舗登録用のコンテンツにアクセスする。そして、当該コンテンツの案内に従って、店舗管理者が店舗データを設定入力することで、店舗端末40からサーバ20に店舗種別、店舗プロフィールデータ、提供食品データ、含有栄養データ、広告データが送信される。
この後、サーバ20の店舗登録手段239は、店舗端末40に対して、健康管理システム1を利用するためのシステム使用料を請求する請求案内データを送信する。そして、店舗端末40において、当該請求案内データに基づいた課金処理を実施する。店舗登録手段239は、課金処理が終了すると、入力された各データに店舗IDを付与して、店舗データとして店舗DB226に登録する。なお、課金処理としては、例えば電子マネー等を用いた公知の電子決済技術を用いてもよく、銀行振り込み等を行った後に、サーバ20の管理者が入金を確認したことをサーバ20に設定入力してもよい。
このように登録された店舗データは、店舗端末40から店舗IDを用いて自由にアクセスすることができ、適宜更新することが可能となる。
(通知処理)
本実施形態では、図5や図6に示す処理により、各ユーザの栄養データが取得され、各ユーザの栄養管理データが更新される。
この後、図7に示すような、第一実施形態と略同様の処理により、通知処理が実施されるが、本実施形態では、ステップS31及びステップS52の処理において、第一実施形態と相違する。
すなわち、第一実施形態では、ステップS31において、ユーザが健康管理システム1を利用する専用のアプリケーションを起動することをトリガーとして、開始要求データがユーザ端末30からサーバ20に送信された。これに対して、本実施形態では、さらに、第一通知データを送信する時刻(又は日時)を端末記憶部35に記憶しておき、ユーザ端末30において計時される内部時刻が、当該設定時刻になった際に、開始要求データをサーバ20に送信する。
よって、本実施形態では、ユーザが任意のタイミングで第一通知データを受け取ることができるとともに、ユーザが設定した設定時刻においても第一通知データを受け取ることができる。
なお、上記は、ユーザ端末30に設定時刻を記憶しておく例であるが、これに限定されず、第一通知データを送信する時刻をサーバ20のサーバ記憶部22(例えばユーザデータ)に記憶しておいてもよい。この場合、設定時刻における第一通知データの送信は、ユーザ端末30から開始要求データを送信する必要がない。つまり、通知手段238は、サーバ20において計時される内部時刻を参照し、登録された設定時刻となった場合に、第一通知データをユーザ端末30に送信する。
そして、本実施形態では、ステップS52において、以下の処理を実施する。
図11は、第二実施形態の通知処理における第一通知データ送信処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、ステップS52の処理において、図11に示す様に、ユーザデータ取得手段232は、まず、ステップS51にて取得したユーザIDに対応するユーザデータをユーザDB221から読み出す(ステップS521)。
次に、関連データ取得手段240は、栄養管理DB222から、ユーザID及び対象ユーザIDの栄養管理データを読み出す(ステップS522)。
また、関連データ取得手段240は、読み出した栄養管理データの栄養過不足データや傾向データを参照して、栄養過不足データに記録される栄養素の過不足を解消する食品(食品ID)をサーバ側食品別栄養データから検索し、更に、検索された食品IDに対応する献立データを献立DB225から検索する(ステップS523)。
ここで、栄養過不足データのみならず、傾向データを参照することで、栄養過不足データにおいて不足栄養素とされている栄養素であっても、傾向データにおいて、過剰摂取傾向と記録される場合は、当該栄養素の含有量が少ない食品の食品IDや献立データが検索されることになる。
また、対象ユーザが複数いる場合は、各ユーザのヘルスデータを参照して優先ユーザを特定し、優先ユーザの栄養過不足データや傾向データに基づく献立データを優先的に検索してもよい。例えば、関連データ取得手段240は、年齢が80歳以上であるユーザや、疾病等の身体に異常が有るユーザを優先ユーザとして特定する。そして、優先ユーザの栄養管理データに基づいて検索された複数の献立データから、他の対象ユーザの不足栄養素を僅かでも補える献立データ、他の対象ユーザの過剰栄養素の含有量が少ない食品や献立データを抽出する。
また、関連データ取得手段240は、検索した食品IDや、献立データに記録されている食材IDを読み込み、当該食品IDや食材IDを、提供食品データとして含む店舗データを、店舗DB226から検索する(ステップS524)。
この際、関連データ取得手段240は、店舗データの提供食品データに、献立データの食品ID(調理済みの料理)が記録される場合、その献立データの食材IDが提供食品データに記録されていなくてもよい。一方、関連データ取得手段240は、店舗データの提供食品データに、献立データの食材IDが記録される場合、その献立データの食品IDが提供食品データに記録されていなくてもよい。
そして、関連データ取得手段240は、検索された店舗データから価格が最安値となる店舗データを抽出する。この際、関連データ取得手段240は、食品毎、食材毎の最安値となる店舗データを抽出する。さらに、献立データに記録される全ての食材を同一店舗で購入した際の価格を算出し、当該価格が最安値となる店舗データを抽出する。
この後、通知手段238は、栄養過不足データや傾向データ、ステップS523にて検索された献立データ、ステップS524にて検索された店舗データを含む第一通知データをユーザ端末30に送信する(ステップS525)。
つまり、本実施形態では、第一通知データとして、ユーザ(自分)及び対象ユーザ(例えば家族や恋人)における過剰栄養素及び不足栄養素、及びその過不足量に加え、当該栄養素の過不足を解消するための食品や、その食品を調理するための献立、その食品を最安値で提供する店舗(レストラン等の飲食店や、通信販売を行うネットショップ)や、料理を調理する際に必要となる食材を最安値で提供する店舗(スーパーマーケット等の小売店)、全ての食材を同一店で購入した際に最安値となる店舗、これらの店舗の店舗広告が含まれることになる。
[第二実施形態の作用効果]
本実施形態では、通知手段238は、ユーザデータに記録された対象ユーザIDとユーザIDとのユーザに関する栄養管理データに基づいた第一通知データをユーザ端末30に送信する。
このため、ユーザは、第一通知データを参照することで、自分だけでなく、自分と所定の関係にある他のユーザ、例えば家族や恋人や同居人等の栄養過不足データを知ることができる。この場合、ユーザは、自分のみならず、同居している人の栄養状態に基づいた食事を用意したり、同居人にアドバイスしたりすることができる。
また、この第一通知データには、献立データや、献立の料理を作る際の食材を提供する店舗に関する店舗データが含まれる。よって、通知を受けたユーザが、過不足栄養素の情報のみでは、どのような食事を用意すればよいか分からない場合であっても、栄養素の過不足を解消できる料理の献立や、料理を提供する店舗、料理を調理する際の食材を提供する店舗、これらの料理や食事を最安値で提供する店舗を知ることができる。
例えば、夫が出先でどのような栄養の食事をとっているかを把握することで、家にいる妻が夫の不足栄養素を補う食事を用意することができる。また、過不足栄養素を補う料理の献立や、食材を最安値で販売する店舗を知ることができるので、食事の用意に係る手間(例えば献立を考える手間や、最安値を調べる手間)等を軽減できる。よって、本実施形態の健康管理システム1により、経済的で、かつ家族全員の健康を考慮した最適な食生活を支援することができる。
[第三実施形態]
上述した第一実施形態では、食品提供施設に設けられる栄養測定システム10として、ユーザはIDリーダー113にユーザ端末30等を翳してユーザIDを読み込ませ、その後、載置台11の食品を食器12に移動させる例を示した。この場合、載置台11から食品を取る際に毎回IDリーダー113に翳す必要があるので不便であり、かつ、1人ずつしか載置台から食品を取ることができない。第三実施形態では、これを改善する栄養測定システム10Aの例を説明する。
図12は、第三実施形態の栄養測定システム10Aの概略を示す図である。
本実施形態の栄養測定システム10Aは、第一実施形態と同様、ユーザが採りたい食品を自由に選択できる、所謂ブッフェ方式(又はバイキング方式)の施設に設けられるシステムである。この栄養測定システム10Aは、図12に示す様に、載置台11と、食器12と、栄養データ出力装置13とを備える。
ここで、本実施形態の載置台11には、IDリーダー113が設けられない。また、載置台11は、データ通信部115の代わりに第一通信部115Aを備える。この第一通信部115Aは、近距離通信装置であり、例えばブルートゥース(登録商標)や赤外線通信等により食器12に設けられた第二通信部12Cと通信する。
食器12は、第二重量測定部12Aと、制御チップ12Bと、第二通信部12Cと、を備える。
第二重量測定部12Aは、食器12に載置された食品の重量を測定する重量計を含んで構成され、重量増加値を出力する。つまり、ユーザにより、載置台11から食器12に食品が移動された際に、移動された食品の重量が測定される。
制御チップ12Bは、食器12に割り当てられた食器タグデータ等を記憶するメモリを備える。また、制御チップ12Bは、食器12に盛り付けられた食品の食品IDを特定する食品特定手段として機能する。
具体的には、制御チップ12Bは、複数の載置台11から食品ID及び重量減少値が送信された際に、第二重量測定部12Aにより測定される重量増大値と重量減少値との差が最小値となる重量減少値を特定し、当該重量減少値とともに送信された食品IDを食器に盛り付けられた食品であるとして、メモリに記憶する。また、その食品IDに関連付けて、第二重量測定部12Aにより測定された重量増加値を記憶する。
第二通信部12Cは、例えばブルートゥース(登録商標)や赤外線通信等の近距離通信装置であり、第一通信部115Aや、施設内通信部134Aと通信する。
栄養データ出力装置13は、第一実施形態と略同様の構成を有する。
ここで、本実施形態の栄養データ出力装置13の施設内通信部134Aは、第二通信部12Cと通信可能な近距離通信装置により構成される。
また、本実施形態では、施設制御部136の摂取食品受信手段136Bは、食器12の第二通信部12Cから送信される食品ID及びその食品の重量増加値を取得する。
そして、栄養算出手段136Cは、栄養データの算出において、第二通信部12Cから送信される重量増加値を用いる。
(栄養データ取得処理)
次に、本実施形態の栄養データ取得処理について説明する。
図13は、本実施形態の健康管理システム1の健康管理方法における栄養データ取得処理を示すフローチャートである。
本実施形態では、第一実施形態と同様、ユーザが、栄養測定システム10が設けられた食品提供施設(例えば食堂等)において食品を摂取することで測定される。
本実施形態では、ユーザが載置台11から食品を食器12に盛り付けると、載置台11において、第一重量測定部112により減少した重量(重量減少値)が測定されて載置台制御部116に出力される。載置台制御部116は、入力された重量減少値と、載置台メモリ114に記憶される食品IDとを、第一通信部115Aから食器12に送信する(ステップS111)。
この際、載置台11の周辺に複数の人が存在する場合、各人の食器12に対して食品IDと重量減少値とが送信されることになる。また、複数台の載置台11が近接する場合、他の載置台11からのデータ(食品ID及び重量減少値)も食器12に送信される。
食器12に設けられた制御チップ12Bは、このような載置台11からのデータ(載置送信データ)を受信すると(ステップS112)、第二重量測定部12Aから出力される重量増加値と、載置台11から取得した重量減少値とを比較し、重量減少値と重量増加値との差が最小となる載置送信データを選択する(ステップS113)。そして、選択した載置送信データの食品ID及び第二重量測定部12Aにて測定された重量増加値を関連付けてメモリに記憶する。
これにより、複数の人が載置台11から食品を順次取って各人の食器12に盛り付けた場合でも、また、近接する他の載置台11からの載置送信データが送信された場合でも、ユーザが食器12に盛り付けられた食品の食品IDを精度よく取得することが可能となる。
そして、ユーザは、食べたい全ての食品を食器12に盛り付けると、決済台131にトレイ121を載置する。
栄養データ出力装置13では、ステップS14の処理により、処理開始手段136Aが、決済台131にトレイ121が載置されたか否かを判定する。ステップS14にてNoと判定された場合は、ユーザが食品を選択中であるので、決済台131にトレイ121が載置されるまで待機する(ステップS14に戻る)。
ステップS14にてYesと判定された場合、処理開始手段136Aは、例えば、表示ディスプレイ133にIDリーダー132にユーザ端末30又はIDカードを翳す旨を表示させ、IDリーダー132からユーザIDを読み取る(ステップS15)。
そして、摂取食品受信手段136Bは、食器12に対してデータ送信要求を送信する(ステップS114)。食器12の制御チップ12Bは、データ送信要求を受信すると(ステップS115)、制御チップ12Bのメモリに記憶されている食器タグデータ、食品ID、及び食品IDに関連付けられた重量増加値を栄養データ出力装置13に送信する(ステップS116)。
この後、栄養データ出力装置13は、食器12からのデータを受信すると(ステップS117)、第一実施形態と同様のステップS16からステップS18の処理を実施する。ここで、食器タグデータを受信することにより、例えば、他の人が手にする食器12から送信されるデータを除外することが可能となる。
[第三実施形態の作用効果]
本実施形態の栄養測定システム10では、載置台11から食器12に対して、食品IDと重量減少値が送信される。そして、食器12は、第二重量測定部12Aを有し、この第二重量測定部12Aにて測定される重量増加値と受信した重量減少値との差が最小となる食品IDを食器12に盛り付けられた食品として、メモリに記憶する。この後、食器12から栄養データ出力装置13に対して、食品IDと重量増加値とが送信され、栄養データ出力装置13において、栄養データが算出されてサーバ20に送信される。
このような構成では、ユーザは、載置台11から食品を採取する際に、ユーザ端末30やIDカードとIDリーダー113に翳す必要がなく、食品を手軽に食器に盛り付けることができる。また、食器12の制御チップ12Bは、載置送信データのうち、重量減少値と第二重量測定部12Aにより測定された重量増加値との差が最小となる載置送信データを採用して食品IDを取得する。これにより、載置台11が近接して複数設けられている場合でも、食器12に載置された食品の食品IDを正確に取得することができる。
[第四実施形態]
次に、第四実施形態について説明する。
上記第一実施形態及び第三実施形態では、栄養データ出力装置13は、施設側食品別栄養データから栄養データを算出した。これに対して、本実施形態では、更に、ユーザに基づいて栄養データを補正する点で上記実施形態と相違する。
本実施形態では、栄養算出手段136Cは、IDリーダー132からユーザIDを受信すると、サーバ20に対して、当該ユーザIDとともに、栄養管理データの送信を要求する要求データを送信する。
これにより、サーバ20は、栄養データ出力装置13に対して、当該ユーザIDの栄養管理データを送信する。
この後、栄養算出手段136Cは、上記実施形態と同様、施設側食品別栄養データと、載置台11(又は第三実施形態における食器12)から受信した食品ID及び重量減少値(又は第三実施形態における重量増加値)に基づいて、食品毎の栄養素及びその含有量を算出する。この際、栄養算出手段136Cは、食事傾向取得手段として機能し、サーバ20から受信した栄養管理データの傾向データに基づいて、ユーザの食事における栄養素の取得傾向を推定して、栄養素の含有量を補正する。
例えば、ブッフェ方式では、ユーザ自身がトング等の器具を用いて食品を食器12に載置する。したがって、ユーザは、自身が好む具材(食材)を多く食器12に盛り付ける傾向が有る。本実施形態では、このようなユーザによる具材の選択傾向を、傾向データから判定して栄養素の含有量を補正する。
具体的には、栄養算出手段136Cは、食品IDに対応する施設側食品別栄養データの使用材料データとして、複数のデータが記憶されているか否かを判定する。複数の使用材料データが記録されていない場合(例えばステーキ等の場合)、第一実施形態と同様、施設側食品別栄養データから食品に含まれる栄養素及びその含有量を算出する。
一方、施設側食品別栄養データの使用材料データとして、複数のデータが記憶されている場合、その使用材用データに、過剰摂取傾向とされた栄養素を含む食材が含まれるか否か、また、摂取不足傾向とされた栄養素を含む食材が含まれるか否かを判定する。
そして、栄養算出手段136Cは、過剰摂取傾向とされた栄養素が含まれる場合、当該栄養素の含有量を所定の第一補正値(例えば1.1等)を乗算し、摂取不足傾向をされた栄養素が含まれる場合、当該栄養素の含有量を所定の第二補正値(例えば0.9等)を乗算して、栄養素含有量を補正する。
なお、栄養素含有量の補正方法としては、上記に限定されるものではない。例えば、試料材料データとして、各食材の割合が記録されている場合、傾向データに基づいて、当該割合を所定値だけ増減させた上で、食品に含まれる各栄養素の含有量を算出してもよい。
このような本実施形態では、ユーザの食事の摂取傾向に基づき、ユーザの行動を予測した栄養データが算出されることになる。これにより、より正確な栄養データを算出することができる。
なお、上記の例では、ユーザの傾向データに基づいて栄養データを補正する例であるが、ユーザデータに基づいた栄養データの補正を行ってもよい。例えばユーザデータとしてダイエット中等のヘルスデータ記録されている場合、例えば脂肪やカロリー等の所定の栄養素に対して所定の補正値を乗算してもよい。
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で、以下に示される変形をも含むものである。
[変形例1]
上記第一実施形態において、栄養データ出力装置13が表示ディスプレイ133を備え、決済台131にトレイ121が載置された後、算出された栄養データが表示ディスプレイ133に表示される例を示した。
これに対して、各載置台11が表示ディスプレイを備え、ユーザが載置台11から食品をトング等で取り上げた際に、表示ディスプレイに取り上げた食品の栄養データを表示させてもよい。この場合、載置台11の第一重量測定部112において、重量減少値が算出されると、当該重量減少値と食品IDとが栄養データ出力装置13に送信される。そして、栄養データ出力装置13において、食品IDの食品に含まれる栄養素及び重量減少値に対する栄養素の含有量が算出され、載置台11に送信される。載置台11は、受信した栄養素及びその含有量を表示ディスプレイに表示させる。
このような構成では、ユーザが食品と食器に盛り付ける前に、食品に含まれる栄養素や含有量を知ることができる。
[変形例2]
上記実施形態では、食器に盛り付けられた食品が全てユーザにより摂取されるものとして栄養データが算出された。これに対して、食べ残し等があった場合、その食べ残し分の栄養素含有量を減算する構成としてもよい。
例えば、第三実施形態に示す栄養測定システム10Aにおいて、ユーザが食事を摂取した後、施設スタッフにより食器12が所定の回収場所に移される。回収場所には、食器12の第二通信部12Cと通信可能で、かつ栄養データ出力装置13に接続される通信装置が設けられる。
また、栄養データ出力装置13は、例えば、トレイ121が決済台131に載置された際に、IDリーダー132から読み込んだユーザIDと、食器12から送信される食器タグデータ、食品ID、食品の重量増加値を施設記憶部135に一時記憶しておく。
そして、ユーザが食事を終えて、食器12が回収場所に移されると、食器12の制御チップ12Bは、第二通信部12Cと通信装置との通信接続を確立させる。この後、制御チップ12Bは、第二重量測定部12Aにより食器12に載置される食品の重量を測定し、当該重量を食器タグデータとともに、通信装置を介して栄養データ出力装置13に送信する。
栄養データ出力装置13は、食器タグデータに基づいて、当該食器に盛り付けられていた食品ID及びユーザIDを特定する。そして、施設記憶部135に一時記憶されているデータからユーザIDに対応したデータを読み出し、食品の重量増加値から、食べ残しに相当する重量を減算して、ユーザが摂取した食品の重量を補正する。
その後、食品IDと、補正した重量と、施設側食品別栄養データとに基づいて、ユーザの栄養データを算出する。
このような構成とすることで、ユーザが摂取した食品のより正確な栄養データを取得することができる。
なお、上記例は、第三実施形態に示す栄養測定システム10Aの例であるが、第一実施形態では、ユーザが食事をとる各テーブルに対して各種センサを設けることで、ユーザの食べ残し量を算出することができる。
例えば、テーブルに対して、ユーザの着席を検知する検知センサを設けることで、ユーザが食事を採り終わったか否かを判定することができる。また、テーブルに対して、重量センサを設けることで、ユーザが摂取した食事の量(食べ残した食品の重量)を算出することができる。
[変形例3]
また、上記第三実施形態において、IDリーダー132からユーザIDを取得する例を示したが、上述のようにユーザが食事を採るテーブルにIDリーダーを設ける構成としてもよい。
例えば、ユーザの着席を検知する検知センサにおいてユーザが着席したことを検知すると、テーブルに設けられたIDリーダーがユーザIDを読み取る構成等が例示できる。
[変形例4]
上記各実施形態では、サーバ20の栄養データ取得手段231は、食品提供施設である栄養測定システム10の栄養データ出力装置13から送信される栄養データを取得する例を示したが、これに限定されない。
例えば、サーバ20のサーバ制御部23は、ユーザ端末30から、例えば「ラーメンを食べた」等の食品を摂取した旨の摂取食品データを受信する。そして、栄養データ取得手段231は、当該摂取食品データの食品の平均的な栄養素及びその含有量を、例えば食品別栄養DB224から読み込み、ユーザが摂取した食品の栄養データとしてもよい。
また、ユーザが摂取した食品の撮像画像を送信してもよい。この場合、画像取得手段235が、ユーザ端末30から送信された食品の撮像画像を取得し、食品画像検出手段236により、その撮像画像に含まれる食品(食材)を画像解析によって検出する。そして、栄養検出手段237により当該食品に含まれる栄養素及びその含有量を食品別栄養DB224から読み込み、栄養データ取得手段231は、当該読み込まれた栄養素及びその含有量を栄養データとして取得して栄養管理データに蓄積して記憶する。
上記の例では、健康管理装置であるサーバ20が、ユーザ端末30から送信される摂取食品データや撮像画像に基づいて栄養データを出力するものであり、健康管理装置が栄養データ出力装置としても機能する。
また、栄養データの測定手法としては、上記各実施形態に説明したものに限定されず、例えば、食品に赤外線を照射してその吸光スペクトルを測定することで食品に含まれる栄養素とその含有量を解析するものであってもよい。この場合、例えば食品の栄養解析を行う公知の装置等を用いることができる。
また、ユーザ端末30において、食品の撮像画像から画像解析により食品に含まれる栄養素とその含有量を解析するものであってもよい。この場合、例えばユーザ端末30に、食品の撮像画像から栄養解析を実施する専用アプリケーションをインストールすることで実現することもでき、ユーザ端末30を栄養データ出力装置として機能させることができる。
[変形例5]
第一実施形態の栄養管理処理において、ステップS23では、ステップS22にて読み込んだヘルスデータに対応する各栄養素の必要摂取量を読み出す例を示したが、これに限定されない。
例えば、必要栄養データ取得手段233は、ヘルスデータに記録されている各種データから必要摂取量を算出してもよい。例えば、必要摂取量の1つである必要摂取カロリーを算出する場合、必要栄養データ取得手段233は、ユーザの性別、身長、体重等に基づいて標準体重を算出し、年齢毎に設定されている(例えば厚生労働省により発表されている)基礎代謝基準値と標準体重とに基づいて基礎代謝量を算出する。そして、ヘルスデータに記録されている1日の運動量と、基礎代謝量とに基づいて、1日の必要摂取カロリーを算出する。
[変形例6]
第一実施形態のステップS23において、ヘルスデータに加えて、その他のユーザデータに基づいて必要摂取量を取得してもよい。すなわち、上記第一実施形態では、過不足量算出手段234が傾向データに基づいて、必要摂取量又は栄養過不足データを補正する旨の例を示したが、これに限定されない。
例えば、必要栄養データとして、ヘルスデータと傾向データとに対応した各栄養素の必要摂取量を記憶しておく。この場合、必要栄養データ取得手段233は、ヘルスデータに加え、栄養管理データに記録されている傾向データを読み込み、これらのヘルスデータ及び傾向データに対応した各栄養素の必要摂取量を必要栄養データから読み出す。
[変形例7]
第一実施形態では、傾向データに基づいて必要摂取量又は栄養過不足データを補正する例を示し、上記変形例6では、ヘルスデータ及び傾向データに基づいた必要摂取量を取得する例を示した。
これに対して、傾向データに代わりに、又は傾向データに加えて、その他のデータを用いて、必要摂取量又は栄養過不足データの補正や、必要摂取量の取得を行ってもよい。
例えば、第一実施形態において、サーバ記憶部22に、環境係数を記憶しておく。この環境係数は、居住地の気候レベルに応じた補正係数であり、例えば、必要摂取量の1つであるカロリーに関し、15〜25℃を基準温度として環境係数を1とし、15℃以下の場合に、気温が低くなるに従って値が大きくなる環境係数を設定し、25℃以上の場合に、気温が高くなるに従って値が小さくなる環境係数を設定しておく。
そして、必要栄養データ取得手段233は、ステップS23と同様に、各栄養素に対して栄養素毎の必要摂取量を読み出す。また、過不足量算出手段234は、ユーザデータのプロフィールデータから居所を読み出し、さらに、現在日時から当該居所における気温データを取得する。なお、気温データの取得は、例えば、現在の気温や、1日の気温変化を時間単位でインターネット上に公開する所定のWebサーバ等から取得することができる。
この後、過不足量算出手段234は、気温データに対応した環境係数を読み出し、ステップS23において読み出された対応する必要摂取量(例えば上記の例ではカロリー)に対して環境係数をかけ合せて補正する。この場合、例えば、ユーザが寒冷地にいる場合では、必要摂取カロリーが多くなるように算出され、熱帯地にいる場合では、必要摂取カロリーが少なくなるように算出され、ユーザの居所に対応した最適な健康管理を行うことができる。
なお、上記例では、ユーザデータのヘルスデータに加えて、プロフィールデータ等を用いて、必要摂取量を取得する例であるが、ユーザ端末30(例えばGPS装置を搭載したスマートフォン等)からユーザの現在位置を取得してもよい。この場合、ユーザの現在の状況に対してより適切な必要摂取量に対応した通知データをユーザ端末30に送信できる。
また、プロフィールデータ以外のその他のデータ、例えば食品の嗜好性を示すデータ等を用いてもよい。具体例を挙げると、好物の食品に含まれる栄養素の必要摂取量に関し、過不足量算出手段234は、ステップS23により読み出された必要摂取量から所定値だけ減算補正してもよい。また、苦手な食品に含まれる栄養素の必要摂取量に関し、過不足量算出手段234は、ステップS23により読み出された必要摂取量から所定値だけ加算補正してもよい。この場合、補正された必要摂取量を用いて算出された栄養過不足データに基づいた通知データにより、ユーザの健康をより適切に管理できる。例えば、日々の生活において過剰摂取される可能性がある栄養素(好物の食品に含まれる栄養素)の必要摂取量が減らされることで、ユーザが好物を過剰摂取した際の健康への影響を低減できる。また、苦手な食品に含まれる栄養素を他の食品から多く摂取できる可能性も高まり、例えばユーザが苦手な食品を食べ残した場合でも、当該栄養素の摂取不足が抑制されて健康への影響を低減できる。
さらに、ユーザ端末30に設けられたGPS装置等の位置検出部や、加速度センサやジャイロセンサ等の各種モーション検出部から、ユーザの位置データや、ユーザの移動における加速度やユーザの姿勢等に関するモーションデータを取得し、ユーザデータに蓄積して記憶してもよい。この場合、サーバ制御部23は、これらの位置データやモーションデータの時系列に沿った変化から、ユーザの運動状況を判定することができ、判断したユーザの運動状況に基づいて、必要摂取量又は栄養過不足データを補正する。
例えば、サーバ制御部23は、所定期間(例えば1時間等)における位置データの変化やモーションデータ(例えば加速度)に基づいて、日常のユーザの運動状況を判定する。より具体的には、例えば、時間当たりのユーザの位置データの変動値やモーションデータの変動値から、ユーザが歩行しているか、自動車等の移動手段を用いているかを判定し、さらに、ユーザの平均的な歩行速度を算出する。また、所定期間(例えば1週間等)における位置データやモーションデータから、ユーザの日常の運動の有無や、運動周期、運動時間、運動種類、運動強度等を判定する。例えば、1日のうちの決まった時刻帯において、モーションデータの変動値が通常より大きい場合、当該時刻帯において運動していると判定でき、さらに、位置データの軌跡が道路に沿っている場合ではジョギングと判定でき、グラウンド内である場合にサッカー等のスポーツを行っていると判定でき、位置データに変動が無い場合では、筋肉トレーニングを行っていると判定することができる。なお、モーションデータ(加速度等)の変動値から運動強度を判定することもできる。
このような場合、過不足量算出手段234は、ステップS23により読み出された必要摂取量に対して、上記のように判定されたユーザの運動状況に応じて設定されている値を加算する。これにより、例えばカロリーに関して、ユーザの運動状況に応じたカロリー消費量だけ栄養過不足データが加算されることになり、日常において運動を日課としているユーザに対してカロリー不足による健康への影響が抑制されることになる。
また、判定された日常の歩行速度が、人の平均的な歩行速度よりも遅い場合では、過不足量算出手段234は、ステップS23により読み出された所定栄養素(例えばカロリー)に対する必要摂取量に対して、予め設定された値を減算してもよい。
ユーザデータのプロフィールデータに記録される運動の有無のみでは、ユーザが実際にどの程度の運動を行っているのかが不明であるため、正確な栄養過不足データを算出することが困難である。これに対し、上記のようにユーザの位置データ及びモーションデータに基づいて判定される運動状況に基づいて、栄養過不足データを補正することで、各ユーザの運動状況に対して適正な栄養過不足データを算出することができる。
上記は、ユーザの位置データやモーションデータから判定された運動状況に基づく栄養過不足データの補正を例示したが、さらに、ユーザのヘルスデータを更に参照することもできる。この場合、ユーザのより詳細な運動状況を判定することが可能となる。
例えば、ユーザのヘルスデータに記録される体重が、当該ユーザの性別における平均体重よりも重く、上記のように判定されたユーザの運動状況において所定時刻帯にジョギングしている旨が判定された場合、ユーザがダイエット中であると判定する。一方、ヘルスデータに記録される体重が平均体重よりも軽く、判定されたユーザの運動状況において、所定時刻帯に運動を行っている旨が判定された場合、スポーツを趣味としている、又はアスリートであると判定する。また、ヘルスデータに記録される体重が平均体重よりも重く、判定されたユーザの運動状況におけるモーションデータの変動値が所定値以上である場合等では、ボディビルダー等の筋肉を日常から鍛えているユーザであると判定してもよい。
過不足量算出手段234は、このように判定された運動状況の判定に基づいて、栄養過不足データを補正することで、それぞれのユーザの運動目的に応じた栄養過不足データを得ることができる。例えば、ダイエット中のユーザに対して、カロリーを抑えつつ、栄養不足とならない通知データを送信することが可能となり、筋肉トレーニングを行うユーザに対して、筋肉増強に適した食材が含まれる食品の献立を含ませることが可能となる。
したがって、ユーザの健康管理のみならず、ユーザの日々の生活や趣味等に適した食生活を提案することが可能となる。
上記各例は、過不足量算出手段234が必要摂取量を補正する例であるが、栄養過不足データを補正してもよい。また、必要栄養データとして、現在位置の温度や、ユーザの食品の嗜好性毎の各栄養素の必要摂取量が記録されていてもよい。
[変形例8]
上記第一実施形態において、栄養検出手段237は、撮像画像から食品全体に対する含有栄養素及びその栄養含有量を検出して、過不足栄養素であるか否かを判定したが、これに限定されない。
例えば、栄養検出手段237は、食品に含まれる食品材料(食材)毎に含有栄養素及び栄養含有量を検出してもよい。この場合、通知手段238は、通知データ(表示形態変更指令データ)として、食品材料毎の表示形態を変更する旨の指令データとなる。
例えば、人参、玉葱、豚肉を食材とした食品である酢豚の撮像画像において、人参に含まれるカロテンが不足栄養素、豚肉に含まれる脂肪が過剰栄養素である場合、人参の食品画像に例えば青色の重畳画像を重畳させて点滅させ、豚肉の食品画像に例えば赤色の重畳画像を重畳させて点滅表示させ、玉葱の食品画像の表示形態は変更させない旨の表示形態変更指令データを送信する。この際、その過不足量に応じて、過不足量の絶対値が大きい場合に点滅速度を早め、少ない場合に点滅速度を遅くする等の処理を行ってもよく、重畳画像の色の濃淡により過不足量を表示してもよい。
[変形例9]
上記第一実施形態において、ユーザ端末30が、位置データを測定する位置計測装置(例えばGPS装置等)を有し、撮像画像とともに位置データを送信してもよい。
この場合、サーバ20は、サーバ記憶部22に、例えば、店舗データを記憶する。店舗データは、第二実施形態と同様の店舗データを用いることができる。また、各店舗データに、当該店舗にて提供する食品(料理)と、その食品のサンプル画像データと、その食品に含まれる各栄養素及び栄養素含有量と、を記憶しておく。
このような構成では、撮像画像内の食品画像に対して、より正確な栄養素の算出を行うことができる。
例えば、レストランにおいて調理済み食品を提供する場合に、ユーザがユーザ端末30を操作して、レストランのメニューや提供食品のサンプルを撮像すると、その撮像画像と位置データとが、サーバ20に送信される。
また、サーバ20の食品画像検出手段236は、位置データに基づいて、撮像画像が採られた場所が店舗であるか否かを判定する。ここで、店舗でない場合は、第一実施形態と同様の処理を実施する。一方、位置データが店舗である場合、店舗データに記録されたサンプル画像データに基づいて、食品画像を検出し、その食品に対する栄養素や栄養素含有量を読み込む。この場合、撮像画像の食品は、店舗データに記録されている料理のいずれかの画像であるため、食品画像を高精度に検出することが可能となる。また、店舗にて提供する食品の重量は略一定であり、用いられる食材も同じものとなる。よって、栄養検出手段237において、食品に含まれる検出栄養素を検出する際の検出精度が向上し、その含有量の算出も高精度に算出することができる。これにより、第二通知データの信頼性が向上し、ユーザ端末30において、より正確なAR表示を行うことができる。
さらに、この場合では、撮像画像内の食品に対して、重量を推定する処理や、含有栄養素を推算する処理が不要となるため、これらの処理に係る処理負荷も軽減できる。すなわち、撮像画像に対して迅速に、栄養過不足データに基づく重畳画像を重畳させて表示させることができる。
[変形例10]
第二実施形態において、関連データ取得手段240は、栄養過不足データに基づいた献立データや店舗データを読み込む例を示したが、これに限定されず、その他様々なデータを取得して通知データに含ませてもよい。
例えば、サーバ20において、ユーザデータとして、ユーザの居所(例えば冷蔵庫等)に保存されている食材(保存食材)の食品IDやその保存量を含む保存食品データを記録しておいてもよい。この場合、関連データ取得手段240は、献立データに含まれる食材及び使用量と、保存食品データに記録されている保存食材及び保存量とに基づいて、献立データの食品を調理する上で不足する食材を算出する。そして、不足する食材を販売する店舗を店舗データから抽出し、そのうちの販売価格が最安値となる店舗を店舗紹介データとして取得する。これにより、ユーザに対してより利便性の高いサービスを提供することができる。
さらに、ユーザや対象ユーザの嗜好データに基づいて、献立データを検索してもよい。例えば、栄養素の過不足を解消する献立データが複数検索された場合において、関連データ取得手段240は、嗜好データにおいて好きな食材や調味料、調理法等が記録されている場合に、当該嗜好データに基づいた食材や調味料、調理方法を含む献立データを選択する。これにより、ユーザは、自分の好きな食品を摂取しつつ、必要な栄養素を過不足なく摂取することが可能となる。
さらには、ユーザデータに、ユーザが苦手とする食材や調味料、調理方法等を示す苦手食品データが記録されている場合、関連データ取得手段240は、献立データの食材IDに、苦手食品データに対応する食材IDが記録されているか判定する。そして、苦手食品データに対応する食材IDが記録されている場合、代替食材を検索する。例えば、栄養素としてカロテンが不足するユーザに関し、カロテンを含む「人参」を食材IDとした献立データが検索される。この際、関連データ取得手段240は、ユーザデータの苦手食品データに「人参」が記録されている場合、「人参」と同等のカロテンを含有する他の食材(たとえば、モロヘイヤ等)を、食品別栄養DB224から代替食材として検索する。そして、通知手段238は、第一通知データに、「人参」の代替食品として「モロヘイヤ」を利用可能である旨のデータを含ませて、ユーザ端末30に送信する。
これにより、ユーザは、苦手とする食品を無理に摂取せずとも栄養素の過不足を解消できることを容易に認識することができるので、健康管理の適切な支援を行うことができる。
[変形例11]
第二実施形態において、関連データ取得手段240は、検索した店舗データから、食品や食材の価格が最安値、又は、全ての食材の総価格が最安値となる店舗データを抽出する例を示したが、これに限定されない。例えば、価格(又は総価格)を価格が安い順に並び替えてその上位所定数の店舗データを抽出してもよい。
また、献立データに含まれる複数の食材のうち、所定数以上の食材を取り扱う店舗の店舗データを優先して抽出してもよく、検索された店舗データから、ユーザの居所に近い店舗や、ユーザの居所を配達区間に含む店舗の店舗データを優先して抽出してもよい。
また、これらの抽出優先度を、ユーザが設定可能としてもよい。この場合、ユーザ端末30からサーバ20に、抽出優先度を指定する優先設定データを予め送信し、ユーザデータに記録しておくことで実現できる。
[変形例12]
第二実施形態において、通知手段238は、第一通知データに、更に店舗で用いるクーポンを付与してもよい。例えば、関連データ取得手段240により検索された献立データの食品や食材を購入する際に割引サービスを受けることが可能なクーポン等が挙げられる。このようなクーポンを付与することで、ユーザが健康管理システム1を利用する機会が増大し、ユーザや対象ユーザの健康管理をより促進することができるとともに、店舗側にとっても、ユーザの来店数が増えることで、大きな利益を得ることができる。
[変形例13]
さらに、店舗種別データとして、レストラン等の飲食店が記録されている場合では、第一通知データとして、店舗の予約を行う店舗予約コンテンツへのリンクデータ等を第一通知データに含ませてもよい。この場合、ユーザ端末30において、当該リンクデータからサーバ20を介して店舗予約コンテンツにアクセスし、予約を完了させると、通知手段238は、店舗端末40に第三通知データを送信する構成としてもよい。第三通知データとしては、店舗を予約したユーザの栄養管理データを含ませることができる。
店舗管理者は、このような栄養管理データを含む第三通知データが送信されることで、栄養素の過不足を解消可能な食品をユーザに提供することができる。この際、当該栄養素の過不足を解消可能な食品に対するクーポン等の割引サービスを付与することで、上記変形例12と同様、ユーザや対象ユーザの健康管理をより促進することができ、かる店舗側も大きな利益を得ることができる。
[変形例14]
変形例13では、通知手段238は、店舗端末40に、個々のユーザの栄養管理データを含む第三通知データを出力する例であるが、複数のユーザの栄養管理データに基づく栄養摂取傾向を送信してもよい。
例えば、サーバ20は、施設(例えば企業や学校、病院等)を利用する各ユーザの栄養管理データを抽出して、栄養過不足データに記録される栄養素毎の過不足量の平均値を算出する。また、傾向データに関して、各栄養素に関して、過剰摂取傾向となるユーザ数、摂取不足傾向となるユーザ数をそれぞれ算出する。そして、これらの栄養素毎の過不足量の平均値や各摂取傾向のユーザ数を含む第三通知データを、例えば施設に設けられた端末又は施設内に設けられた食堂等の食品提供施設に設けられた端末等に送信する。
この場合、施設は、第三通知データを、当該施設を利用する人の健康状態を把握するための1つの指標として用いることができる。例えば、企業の食堂においては、企業内で働く人の食事健康を把握することで、社員の健康維持のための献立を考案することも可能となる。
[変形例15]
第一実施形態において、栄養データを受信したタイミングで栄養管理処理が実施される例を示したが、これに限定されない。例えば、通知処理が実施されるタイミング、すなわち、第一実施形態においては、ユーザにより食品が撮像されて、過不足栄養素を含む食品を表示させるAR処理の要求が受信された場合に、栄養管理処理が実施されてもよい。この場合、現時点でのユーザの栄養過不足データに基づいた通知データが生成されることになり、より適切な通知を行うことができる。
[変形例16]
第一実施形態において、サーバ20に設けられるサーバ記憶部22に、ユーザDB221、栄養管理DB222、必要栄養DB223、食品別栄養DB224が設けられる例、第二実施形態において、サーバ記憶部22にさらに献立DB225、及び店舗DB226が設けられる例を示した。これに対して、少なくとも1つ以上のデータベースが他のデータサーバに設けられる構成としてもよい。
また、サーバ制御部23が、栄養データ取得手段231、ユーザデータ取得手段232、必要栄養データ取得手段233、過不足量算出手段234、画像取得手段235、食品画像検出手段236、栄養検出手段237、通知手段238、店舗登録手段239、及び関連データ取得手段240として機能する例を示したが、これらのうちの少なくとも1つ以上が他のサーバの制御部により実施される構成などとしてもよい。
また、ユーザ端末30の端末制御部36が食品画像検出手段236として機能し、検出された食品画像の食品IDをサーバ20に送信してもよい。
上記第一実施形態では、第二通知データが表示形態変更指令データを含み、ユーザ端末30においてAR処理を実施させる例を示したがこれに限定されない。
例えば、第二通知データとして、撮像画像に含まれる食品がユーザにとって第一食品から第六食品のいずれに相当するかを、例えばプッシュ通知等によりテキスト表示させるものであってもよい。
その他、本発明の実施の際の具体的な構造及び手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
1…健康管理システム、10,10A…栄養測定システム、11…載置台、12…食器、12A…第二重量測定部、12B…制御チップ、12C…第二通信部、13…栄養データ出力装置、20…サーバ、21…サーバ通信部、22…サーバ記憶部、23…サーバ制御部、30…ユーザ端末、31…表示部、32…撮像部、33…端末通信部、34…入力操作部、35…端末記憶部、36…端末制御部、40…店舗端末、112…第一重量測定部、113…IDリーダー、114…載置台メモリ、115…データ通信部、115A…第一通信部、116…載置台制御部、132…IDリーダー、133…表示ディスプレイ、134…施設通信部、135…施設記憶部、136…施設制御部、136A…処理開始手段、136B…摂取食品受信手段、136C…栄養算出手段、136E…栄養データ出力手段、231…栄養データ取得手段、232…ユーザデータ取得手段、233…必要栄養データ取得手段、234…過不足量算出手段、235…画像取得手段、236…食品画像検出手段、237…栄養検出手段、238…通知手段、239…店舗登録手段、240…関連データ取得手段、361…撮像制御手段、362…通知取得手段、363…画像処理手段、364…表示制御手段。

Claims (13)

  1. ユーザが摂取する食品の栄養素及び当該栄養素の含有量を含む栄養データを、栄養データ出力装置から取得する栄養データ取得手段と、
    前記ユーザの身体に関するヘルスデータを含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶部から、前記ユーザデータを取得するユーザデータ取得手段と、
    前記ヘルスデータに対応する前記栄養素の必要摂取量を記憶した必要栄養データを記憶する必要栄養データ記憶部から、前記ユーザデータの前記ヘルスデータに対応した必要栄養データを取得する必要栄養データ取得手段と、
    前記栄養データ及び前記必要栄養データに基づいて、前記ユーザが摂取すべき前記栄養素及び当該栄養素の摂取量を含む、栄養過不足データを算出する過不足量算出手段と、
    算出された前記栄養過不足データに基づいた通知データを前記ユーザのユーザ端末に出力する通知手段と、
    を備える、ことを特徴とする健康管理装置。
  2. 請求項1に記載の健康管理装置において、
    前記栄養データ取得手段は、前記栄養データを、前記ユーザを識別するユーザIDと関連付けて栄養管理データ記憶部に記憶し、
    前記過不足量算出手段は、前記栄養管理データ記憶部に蓄積された前記栄養データから、前記ユーザが摂取した栄養素及び当該栄養素の含有量の時系列に沿った変化と、前記必要栄養データとに基づいて、前記栄養過不足データを算出する、
    ことを特徴とする健康管理装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の健康管理装置において、
    前記ユーザデータは、前記ユーザと所定の人間関係にある他のユーザを示す関係ユーザデータを含み、
    前記通知手段は、前記ユーザと所定の人間関係にある他のユーザの前記栄養データに基づく前記通知データを前記ユーザ端末に出力する
    ことを特徴とする健康管理装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の健康管理装置において、
    複数の食品と、前記食品に含まれる栄養素及び当該栄養素の含有量を記憶する食品別栄養データ記憶部から、前記栄養過不足データに対応する食品である最適食品を取得する最適食品取得手段と、
    前記食品の提供方法又は提供場所に関する食品提供データを記憶する食品提供データ記憶部から、前記最適食品に対応する食品提供データを取得する提供データ取得手段と、を備え、
    前記通知手段は、前記最適食品及び前記食品提供データを含む通知データを出力する
    ことを特徴とする健康管理装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の健康管理装置において、
    前記ユーザ端末に設けられた撮像部により撮像される撮像画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像画像から食品画像を検出する食品画像検出手段と、
    複数の食品と、前記食品に含まれる栄養素及び当該栄養素の含有量を記憶する食品別栄養データ記憶部から、前記検出された前記食品画像の食品の前記栄養素を検出する栄養検出手段と、を更に備え、
    前記通知手段は、前記検出された前記食品画像の食品に、前記栄養過不足データにおいて過不足とされた栄養素を含む食品が含まれている場合に、前記ユーザ端末に過不足栄養素が含まれる食品である旨の通知データを出力する
    ことを特徴とする健康管理装置。
  6. 請求項5に記載の健康管理装置において、
    前記通知データは、前記ユーザ端末に設けられた表示部に表示される前記撮像画像に対して、前記過不足とされた栄養素を含む食品に対応する前記食品画像の表示形態を変更する旨の表示形態変更指令データを含む
    ことを特徴とする健康管理装置。
  7. 請求項6に記載の健康管理装置において、
    前記表示形態変更指令データは、前記栄養素の過不足量に応じて表示形態を変更させる旨のデータである
    ことを特徴とする健康管理装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の健康管理装置と、
    前記健康管理装置と通信可能に接続され、前記健康管理装置から送信される前記通知データを受信する通知取得手段を備えた前記ユーザ端末と、
    を備えたことを特徴とする健康管理システム。
  9. 請求項8に記載の健康管理システムにおいて、
    前記ユーザ端末は、画像を撮像する撮像部と、撮像された前記撮像画像を表示部に表示させる表示制御手段と、を備え、
    前記健康管理装置は、前記ユーザ端末に設けられた撮像部により撮像される撮像画像を取得する画像取得手段と、
    前記撮像画像から食品画像を検出する食品画像検出手段と、
    複数の食品と、前記食品に含まれる栄養素及び当該栄養素の含有量を記憶する食品別栄養データ記憶部から、前記検出された前記食品画像の食品の前記栄養素を検出する栄養検出手段と、を更に備え、
    前記通知手段は、前記検出された前記食品画像の食品に、前記栄養過不足データにおいて過不足とされた栄養素を含む食品が含まれている場合に、前記ユーザ端末に過不足栄養素が含まれる食品である旨の通知データを出力し、
    前記ユーザ端末の前記表示制御手段は、前記通知データに基づいて、前記表示部に表示される前記撮像画像に対して、前記過不足とされた食品の前記食品画像の表示形態を変更する
    ことを特徴とする健康管理システム。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の健康管理システムにおいて、
    前記食品を提供する食品提供施設に設けられて、前記健康管理装置に通信可能に接続された栄養測定システムを含み、
    前記栄養測定システムは、前記食品が載置される載置台と、前記載置台と通信可能に接続される栄養データ出力装置と、を備え、
    前記載置台は、
    前記ユーザを識別するユーザIDを取得するID取得部と、
    前記載置台に載置された前記食品の重量の減少値を測定する第一重量測定部と、
    前記載置台に載置された前記食品を識別する食品識別データと、前記第一重量測定部により測定された前記減少値と、前記ID取得部により読み込まれた前記ユーザIDと、を前記栄養データ出力装置に送信するデータ送信部とを備え、
    前記栄養データ出力装置は、
    前記食品と、前記食品が含有する単位重量当たりの栄養素及びその栄養素の含有量とを関連付けて記憶する食品別栄養データ記憶部から、前記食品識別データに対応した食品の前記単位重量当たりの栄養素及びその栄養素の含有量を読み込み、前記減少値に対応する前記食品の重量から当該食品の栄養素及び当該栄養素の含有量を含む前記栄養データを算出する栄養算出手段と、
    前記栄養データと前記ユーザIDとを関連付けて前記健康管理装置に送信する栄養データ出力手段と、を備える
    ことを特徴とする健康管理システム。
  11. 請求項8又は請求項9に記載の健康管理システムにおいて、
    前記食品を提供する食品提供施設に設けられて、前記健康管理装置に通信可能に接続された栄養測定システムを含み、
    前記栄養測定システムは、前記食品が載置される載置台と、前記載置台と通信可能な食器と、前記食器と通信可能な栄養データ出力装置と、を備え、
    前記載置台は、
    前記載置台に載置された前記食品の重量の減少値を測定する第一重量測定部と、
    前記載置台に載置された前記食品を識別する食品識別データ、及び前記第一重量測定部により測定された前記減少値、を前記食器に送信する第一通信部と、を備え、
    前記食器は、
    前記食器の重量の増大値を計測する第二重量測定部と、
    前記減少値が前記増大値と略同一となる前記載置台から送信された前記食品識別データを特定する食品特定手段と、
    前記特定された食品識別データ、及び前記増大値を前記栄養データ出力装置に送信する第二通信部と、を備え、
    前記栄養データ出力装置は、
    前記ユーザを識別するユーザIDを取得するID取得部と、
    前記食品と、前記食品が含有する単位重量当たりの栄養素及びその栄養素の含有量とを関連付けて記憶する食品別栄養データ記憶部から、前記食品識別データに対応した食品の前記単位重量当たりの栄養素及びその栄養素の含有量を読み込み、前記増大値に対応する前記食品の重量から当該食品の栄養素及び当該栄養素の含有量を含む前記栄養データを算出する栄養算出手段と、
    前記栄養データと前記ユーザIDとを関連付けて前記健康管理装置に送信する栄養データ出力手段と、を備える
    ことを特徴とする健康管理システム。
  12. 請求項10又は請求項11に記載の健康管理システムにおいて、
    前記栄養データ取得手段は、前記栄養データを、前記ユーザを識別するユーザIDと関連付けて栄養管理データ記憶部に記憶し、
    前記栄養データ出力装置は、
    前記健康管理装置から、前記栄養データに基づいて判定される前記ユーザの食事における各栄養素の取得傾向を取得する食事傾向取得手段を備え、
    前記栄養算出手段は、前記推定された各栄養素の取得傾向に応じて、前記栄養データを補正する
    ことを特徴とする健康管理システム。
  13. コンピュータによりユーザの健康を管理する健康管理方法であって、
    前記コンピュータは、栄養データ取得手段と、ユーザデータ取得手段と、必要栄養データ取得手段と、過不足量算出手段と、通知手段と、を備え、
    前記栄養データ取得手段により、前記ユーザが摂取する食品の栄養素及び当該栄養素の含有量を含む栄養データを、栄養データ出力装置から取得し、
    前記ユーザデータ取得手段により、前記ユーザの身体に関するヘルスデータを含むユーザデータを記憶するユーザデータ記憶部から、前記ユーザデータを取得し、
    前記必要栄養データ取得手段により、前記ヘルスデータに対応する前記栄養素の必要摂取量を記憶した必要栄養データを記憶する必要栄養データ記憶部から、前記ユーザデータの前記ヘルスデータに対応した必要栄養データを取得し、
    前記過不足量算出手段により、前記栄養データ及び前記必要栄養データに基づいて、前記ユーザが摂取すべき前記栄養素及び当該栄養素の摂取量を含む、栄養過不足データを算出し、
    前記通知手段により、算出された前記栄養過不足データに基づいた通知データを前記ユーザ端末に出力する
    ことを特徴とする健康管理方法。
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