JP2017102614A - 電子機器 - Google Patents

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規和 横井
Norikazu Yokoi
規和 横井
秀雄 宝珠山
Hideo Hojuyama
秀雄 宝珠山
康之 元木
Yasuyuki Motoki
康之 元木
斉弘 安田
Narihiro Yasuda
斉弘 安田
さゆり 立川
Sayuri Tachikawa
さゆり 立川
政一 関口
Masaichi Sekiguchi
政一 関口
直樹 關口
Naoki Sekiguchi
直樹 關口
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Abstract

【課題】食生活の管理を適切に支援することが可能な電子機器を提供する。
【解決手段】電子機器は、設定された摂取量の情報を取得する第1取得部(122)と、前記摂取量の情報をユーザの状態に基づいて補正する補正部(122)と、前記ユーザが実際に摂取した量及び前記ユーザがこれから摂取しようとする量の少なくとも一方の情報を取得する第2取得部(122)と、前記補正部が補正した摂取量の情報と前記第2取得部が取得した量の情報とに基づき、情報を報知する制御部(122)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に関する。
ユーザの食生活の管理を支援する電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来から、食生活の管理を支援するのが難しいという問題が知られている。
特開2014−167716号公報
本発明の電子機器は、設定された摂取量の情報を取得する第1取得部(122)と、前記摂取量の情報をユーザの状態に基づいて補正する補正部(122)と、前記ユーザが実際に摂取した量及び前記ユーザがこれから摂取しようとする量の少なくとも一方の情報を取得する第2取得部(122)と、前記補正部が補正した摂取量の情報と前記第2取得部が取得した量の情報とに基づき、情報を報知する制御部(122)を備える。
本発明の電子機器は、薬を処方されたユーザが装着、または該ユーザの近傍にある検出機器(310、320、330)が検出した情報を入力する入力部(341、342)と、前記入力部が入力する情報に基づいて前記薬の効果を判断する判断部(341)と、を備えている。
第1の実施形態に係る電子機器システムの構成を示すブロック図である。 装着装置の斜視図である。 図3(a)は、摂取カロリー量情報の一例を示す図であり、図3(b)は、消費カロリー量情報の一例を示す図である。 カロリー量DBのデータ構造の一例を示す図である。 装着装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 装着装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 情報処理装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図8(a)は、注文を促す場合の表示の一例を示す図であり、図8(b)は、注文を妨げる場合の表示の一例を示す図である。 図9は、購入を妨げる場合の表示の一例を示す図である。 第2の実施形態に係るカロリー量DBのデータ構造の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る装着装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その1)である。 第2の実施形態に係る装着装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その2)である。 第2の実施形態に係る装着装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャート(その3)である。 第2の実施形態に係る情報処理装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る情報処理装置の制御部が実行する処理の一例を示すフローチャートである。 図16は第3の実施形態に係る電子機器システムの構成を示す模式図である。 図17は第3の実施形態に係る電子機器システムの構成を示すブロック図である。 図18(a)は、第1装着装置の斜視図であり、図18(b)は、第1装着装置および第2装着装置を装着したユーザを示す図であり、図18(c)、図18(d)、図18(e)は、撮像部が撮像する画像を示す図である。 図19は(a)、第2装着装置が実行する処理を示すフローチャートであり、図19(b)は、温湿度計が実行する処理を示すフローチャートであり、図19(c)は、第1装着装置が実行するユーザ情報取得処理を示すフローチャートであり、図19(d)は、第1装着装置が実行するユーザ情報送信処理を示すフローチャートである。 図20は、管理サーバが実行する処理を示すフローチャートである。 図21は、管理サーバが実行する処理を示すフローチャートである。 図22(a)は、ユーザ情報データテーブルを示す図であり、図22(b)は、薬データテーブルを示す図である。 図23は、第4の実施形態に係る電子機器システムの構成を示す模式図である。 図24は、管理サーバが実行する処理を示すフローチャートである。 図25(a)は、食事制限データテーブルを示す図であり、図25(b)は、食事データテーブルを示す図であり、図25(c)は、撮像部の撮像する画像を示す図である。
《第1の実施形態》
以下、第1の実施形態に係る電子機器システムについて、図1〜図8に基づいて、詳細に説明する。図1には、第1の実施形態に係る電子機器システム500の構成がブロック図にて示されている。
電子機器システム500は、図1に示すように、装着装置10と情報処理装置20とを備える。装着装置10と情報処理装置20とは、ネットワーク30に接続されている。本実施形態の電子機器システム500は、装着装置10を装着するユーザに対して食生活の管理を支援するシステムである。
(装着装置10)
装着装置10は、例えばユーザが身体(顔)に装着する眼鏡型の端末である。装着装置10は、図1に示すように、撮像部102、表示部104、操作部106、マイク108、スピーカ110、活動検出部112、時刻検出部114、位置検出部116、記憶部118、通信部120、及び制御部122を備える。図2には、装着装置10が斜視図にて示されている。図2に示すように、装着装置10は、眼鏡型のフレーム130を備える。なお、図1において図示され、図2において図示されていない装着装置10の構成は、フレーム130の内部や、フレーム130の一部に設けられているものとする。
撮像部102は、レンズ、撮像素子、画像処理部などを備え、静止画や動画などの画像を撮影するものである。撮像部102は、図2に示すように、フレーム130の端部近傍(例えばユーザの右目近傍)に設けられている。このため、ユーザが装着装置10を装着した状態では、ユーザが向いている(見ている)方向の画像を撮影することができる。
表示部104は、フレーム130の内部又はフレーム130の近傍に設けられたプロジェクタと、プロジェクタからの投影像をユーザの目に導くためのプリズムと、を有する。表示部104は、制御部122の指示の下、各種情報を表示する。装着装置10を装着したユーザは、表示部104が投影した情報を視認できると共に、外界像をシースルーで視認できるようになっている。なお、図2に示す表示部104は一例であって、大きさやデザインは適宜変更することができる。
操作部106は、フレーム130に設けられたタッチパッドであり、ユーザの指の動きを検知して、ユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作情報を制御部122に送信する。即ち、本実施形態において、操作部106は、接触式の操作部である。
マイク108は、フレーム130に設けられ、装着装置10を装着するユーザが発声した音声などを収集する。マイク108が収集した音声は、不図示の音声認識部により音声認識され、音声認識の結果は、制御部122に送信される。制御部122は、音声認識に基づく処理(例えばコマンドの実行処理など)を実行する。なお、制御部122が音声認識を行ってもよい。
スピーカ110は、フレーム130に設けられ、制御部122の指示の下、音声を出力する。スピーカ110としては、イヤホンやヘッドホンのほか、指向性があって、主に装着装置10を装着したユーザの耳に向けて音声を提供することが可能なスピーカなどを採用することができる。
活動検出部112は、例えば加速度センサを有しており、装着装置10を装着するユーザが歩いた歩数を検出し、検出した歩数を制御部122に送信する。なお、活動検出部112として角速度センサ(ジャイロ)を用いてもよい。
時刻検出部114は、例えば時計を内蔵しており、時刻を検出し、検出した時刻を制御部122に送信する。
位置検出部116は、例えばGPS(Global Positioning System)センサを有しており、装着装置10の位置を検出し、位置情報(例えば緯度、経度)を制御部122に送信する。なお、位置検出部116は、例えば複数のWi−Fi基地局との通信状態から位置を検出してもよいし、その他の方法により位置を検出してもよい。
記憶部118は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリである。記憶部118は、所定日数(例えば1週間)における目標摂取カロリー量や、所定日数の間で摂取及び消費したカロリー量の合計である総摂取カロリー量などの摂取カロリー量情報を記憶する。また、記憶部118は、歩数から消費したカロリー量を得るための、歩数と消費カロリー量とを関連付けた情報(消費カロリー量情報)を記憶する。ここで、図3(a)及び図3(b)に基づいて、記憶部118に記憶された情報(摂取カロリー量情報及び消費カロリー量情報)の一例を説明する。
図3(a)は、摂取カロリー量情報の一例を示す図であり、図3(b)は、消費カロリー量情報の一例を示す図である。図3(a)に示すように、摂取カロリー量情報として、所定日数(例えば1週間)における目標摂取カロリー量、所定日数の間で摂取及び消費したカロリー量の合計である総摂取カロリー量などの情報が格納される。目標摂取カロリー量は、ユーザの操作部106への操作及び/又はマイク108への音声入力などによって変更することができる。これに代えて、制御部122は、例えば入力されたユーザの年齢や性別から基礎代謝量を求め、この基礎代謝量から目標摂取カロリー量を決めるようにしてもよい。この場合、制御部122は、ユーザの要望やユーザの体重に基づき、体重を減少させたい場合には目標摂取カロリー量を減少させるように補正し、体重を増加させたい場合には目標カロリー量を増加させるように補正してもよい。総摂取カロリー量は、ユーザが食事などでカロリーを摂取すると摂取したカロリー量が加算され、運動などによってユーザの通常の活動量に比べてより多くのカロリーが消費されると消費したカロリー量の少なくとも一部が減算されるようにしてもよい。また、総摂取カロリー量は、所定日数を経過すると初期化(消去)されて0kcalとすればよい。
図3(b)に示すように、消費カロリー量情報として、歩数と消費カロリー量とを対応付けた情報が格納される。消費カロリー量情報は、歩数と消費カロリー量との関係式の場合でもよいし、テーブルの場合でも良い。これにより、歩数から消費カロリー量を算出することができる。なお、消費カロリー量情報が関係式として記憶されている場合、関係式は、比例の場合に限らず、2次関数など、その他の場合でもよい。これに代えて、もしくはこれと併用してユーザが体重計で測定した体重の情報を用いて、体重が増加傾向か、減少傾向かに応じて消費カロリー量情報を算出したり補正したりしてもよい。
通信部120は、他の機器と無線通信(例えば携帯電話回線や無線LAN(Local Area Network)などを用いた通信)を行う。通信部120が行う通信は、例えばBluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)などである。通信部120は、インターネットなどのネットワーク30に接続し、ネットワーク30に接続された他の機器(例えば情報処理装置20)との間で通信を行う。また、通信部120は、不図示の体重計の通信部との通信によりユーザの体重情報を入手してもよい。この場合、制御部122は、ユーザが体重を計測した時刻や、食事からどのくらい後に体重計測をしたかという情報を付帯情報として記憶部118に記憶させてもよい。これは、食事直前と食事直後とでは体重が異なるからであり、制御部122は、入力した体重に食事前後に応じた補正を行うようにしてもよい。なお、不図示の体重計の通信部との通信は、通信部120とは別の通信部(例えば、近接通信や人体通信)により行うようにしてもよい。
制御部122は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを備える。制御部122では、CPUがROMなどに格納されているプログラムを実行することにより、装着装置10全体を制御する。制御部122が実行する処理の詳細については後述する。
(情報処理装置20)
情報処理装置20は、例えばレストランなどの食事を提供する店舗に設置されたサーバである。情報処理装置20は、図1に示すように、通信部202、記憶部204、及び制御部206を備える。
通信部202は、ネットワーク30を介して、他の機器(例えば装着装置10)と無線通信又は有線通信を行う。通信部202が行う通信は、装着装置10の通信部120が行う通信として挙げた例と同じである。
記憶部204は、例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクなどである。記憶部204は、レストランなどの店舗で使用されるメニュー表に記載された料理のカロリー量の情報を記憶する。ここで、図4に基づいて、記憶部204に記憶された情報(カロリー量DB22)の一例について説明する。
図4には、カロリー量DB22のデータ構造の一例が示されている。図4に示すように、カロリー量DB22は、料理名、画像データ、及びカロリー量の各フィールドを有している。料理名のフィールドには、レストランなどの店舗で提供される料理の名称(例えば、グリルドサーモン、ラザニア、サーロインステーキなど)の情報が格納される。画像データのフィールドには、料理の画像のデータファイルが格納される。画像としては、例えばメニュー表に載せる料理の画像を採用することができる。カロリー量のフィールドには、料理のカロリー量の情報が格納される。
制御部206は、CPU、RAM、ROMなどを備える。制御部206は、CPUがROMなどに格納されているプログラムを実行することにより、情報処理装置20全体を制御する。制御部206が実行する処理の詳細については後述する。
(連携処理)
次に、第1の実施形態に係る電子機器システム500において実行される、装着装置10と情報処理装置20との連携処理について説明する。図5及び図6は、装着装置10の制御部122が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図7は、情報処理装置20の制御部206が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、前提として、装着装置10には、装着装置10を装着するユーザに対して食生活の管理を支援するアプリ(食生活支援アプリ)がインストールされているものとする。また、記憶部118には、所定日数としての例えば1週間における目標摂取カロリー量が記憶されており、装着装置10の制御部122は、このカロリー量に基づいて食生活の管理を支援するものとする。
図5の処理では、まず、ステップS10において、制御部122は、位置検出部116で検出された位置情報と記憶部118に記憶されている地図情報とに基づいて、装着装置10を装着するユーザがレストランなどの食事を提供する店舗に入店するまで待機する。装着装置10を装着するユーザが店舗に入店した段階で、ステップS12に移行する。ステップS12に移行すると、制御部122は、食生活支援アプリを起動する。なお、制御部122は、装着装置10を装着するユーザが店舗に入店したことで食生活支援アプリを起動する場合に限らず、装着装置10を装着するユーザの操作部106への操作などに応じて食生活支援アプリを起動してもよい。
次いで、ステップS14では、制御部122は、記憶部118に記憶された摂取カロリー量情報(図3(a)参照)に基づいて、摂取可能カロリー量を算出する。具体的には、制御部122は、目標摂取カロリー量から総摂取カロリー量を減算することで摂取可能カロリー量を算出する。例えば、図3(a)の場合において、制御部122は、12000kcalを1週間の残りで摂取可能カロリー量として算出する。
次いで、ステップS16では、制御部122は、前回の食事から今回の食事までの間でユーザが消費したカロリー量を算出する。例えば、制御部122は、活動検出部112で検出された、前回の食事から今回の食事までの間に歩いた歩数と、記憶部118に記憶された消費カロリー量情報(図3(b)参照)と、に基づいて、ユーザが消費したカロリー量を算出する。なお、食事間隔のカロリー量を算出するのに代えて、もしくは併用して1日(直近24時間)の消費カロリー量や、数日の消費カロリー量の平均値などを算出してもよい。
次いで、ステップS18では、制御部122は、ステップS14で算出した摂取可能カロリー量に対して、ステップS16で算出した消費カロリー量を加算する補正を行う。例えば、図3(a)の場合において、ユーザが消費したカロリー量が500kcalであり通常の消費カロリーよりも100kcal余分に消費したとすると、制御部122は、12100kcalを補正後の摂取可能カロリー量とする。なお、制御部122は、ユーザが体重の増加を望んでいる場合には、ユーザが消費したカロリー以内(500kcal以内)で摂取可能カロリーを補正すればよい。
次いで、ステップS20では、制御部122は、ユーザが消費したカロリー量に基づいて、記憶部118に記憶された摂取カロリー量情報(図3(a)参照)の総摂取カロリー量を更新する。例えば、図3(a)の場合において、ステップS18で補正したカロリー量が100kcalであったとすると、制御部122は、総摂取カロリー量を1900kcalに更新する。なお、このステップS20は省略してもよい。
次いで、ステップS22では、制御部122は、カレンダー機能(不図示)によって検出された現在の日付、時刻検出部114で検出された現在の時刻、及びステップS18で補正した摂取可能カロリー量に基づいて、今回の食事で摂取が許容される摂取許容カロリー量を算出する。例えば、制御部122は、日付と時刻から、カロリー量を管理する1週間における残りの食事回数を算出し、摂取可能カロリー量を残りの食事回数で除算することで、摂取許容カロリー量を算出する。
ステップS22の後は、図6のステップS24に移行する。ステップS24に移行すると、制御部122は、ユーザによる操作部106の操作やマイク108への音声入力などに応じて、メニュー表に載っている料理の写真が、撮像部102を用いて撮影されたか否かを判断する。なお、この際に、制御部122は、“料理を撮影して下さい”とのコメントを、表示部104に表示させたり、スピーカ110から音声出力したりして、ユーザに料理の写真を撮影するよう促してもよい。これに代えて、メニュー表に載っているカロリー表示を撮影してもよい。
料理の写真が撮影された場合、ステップS24の判断は肯定されて、ステップS26に移行し、制御部122は、撮影された料理の画像を情報処理装置20の通信部202に送信する。一方、料理の写真が撮影されていない場合、ステップS24の判断は否定されて、ステップS36に移行する。
一方、情報処理装置20の制御部206は、図7の処理を開始した後、ステップS40において、装着装置10から料理の画像を受信するまで待機している。したがって、装着装置10において図6のステップS26の処理が行われた段階で、制御部206は、ステップS42に移行する。ステップS42では、制御部206は、記憶部204に記憶されているカロリー量DB22(図4参照)の画像データと受信した料理の画像とを比較し、受信した料理の画像に対応する料理名を特定する。
次いで、ステップS44では、制御部206は、カロリー量DB22を参照して、特定した料理名のカロリー量を取得する。次いで、ステップS46では、制御部206は、取得したカロリー量を装着装置10の通信部120に送信する。
図6に戻り、ステップS28では、制御部122は、情報処理装置20から料理のカロリー量を受信するまで待機する。なお、制御部122は、ステップS26の処理から所定時間(タイムアウトを示す時間であり、例えば5秒)が経過するまでに、情報処理装置20から料理のカロリー量を受信できない場合には、受信できない旨を表示部104に表示させたり、スピーカ110から音声出力させたりして、図5及び図6の処理を強制的に終了してもよい。
制御部122は、情報処理装置20から料理のカロリー量を受信した段階で、ステップS30に移行する。ステップS30に移行すると、制御部122は、ステップS28で受信した料理のカロリー量が、ステップS22で算出した摂取許容カロリー量以下か否かを判断する。料理のカロリー量が摂取許容カロリー量以下の場合、ステップS30の判断は肯定されて、ステップS32に移行し、制御部122は、料理の注文を促す表示を表示部104に表示する。一方、料理のカロリー量が摂取許容カロリー量より高い場合、ステップS30の判断は否定されて、ステップS34に移行し、制御部122は、料理の注文を妨げる表示を表示部104に表示する。
図8(a)は、注文を促す表示が表示部104に表示された場合の一例を示す図であり、図8(b)は、注文を妨げる表示が表示部104に表示された場合の一例を示す図である。図8(a)に示すように、例えばグリルドサーモンのように、料理のカロリー量が摂取許容カロリー量以下の場合には、表示部104に○が表示されて、装着装置10を装着するユーザは、シースルーで料理の写真を視認できると共に、当該写真に重畳して○の表示を視認することができる。なお、図8(a)に示すように、制御部122は、料理のカロリー量や、当該料理を摂取した場合における1週間(所定期間)の総摂取カロリー量及び残りの摂取可能カロリー量を表示部104に表示してもよい。
一方、図8(b)に示すように、例えばサーロインステーキのように、料理のカロリー量が摂取許容カロリー量より高い場合には、表示部104に×が表示されて、装着装置10を装着するユーザは、シースルーで料理の写真を視認できると共に、当該写真に重畳して×の表示を視認することができる。なお、図8(b)に示すように、制御部122は、料理のカロリー量や、当該料理を摂取した場合における1週間(所定期間)の総摂取カロリー量及び残りの摂取可能カロリー量に加えて、当該料理を摂取した場合に摂取許容カロリー量を超えた分のカロリー量を消費するための運動の例(例えば30分間のウォーキングなど)を表示してもよい。
ステップS32又はS34の後は、ステップS36に移行し、制御部122は、装着装置10を装着するユーザが料理を注文したか否かを判断する。この場合、制御部122は、装着装置10を装着するユーザの操作部106への操作及び/又はマイク108への音声入力に基づいて、料理を注文したか否かを判断することができる。
料理が注文されていない場合、ステップS36の判断は否定されて、ステップS24に戻る。一方、料理が注文された場合は、ステップS36の判断は肯定されて、ステップS38に移行する。ステップS38に移行すると、制御部122は、注文した料理のカロリー量に基づいて、記憶部118に記憶された摂取カロリー量情報(図3(a)参照)の総摂取カロリー量を更新する。なお、制御部122は、ステップS24において料理の写真が撮影された場合(ステップS24:Yes)には、ステップS28で受信したカロリー量を注文した料理のカロリー量とすることができる。ステップS24において料理の写真が撮影されていない場合(ステップS24:No)には、制御部122は、注文して運ばれてきた料理の画像を撮影して情報処理装置20に送信することで情報処理装置20から受信したカロリー量を注文した料理のカロリー量とすることができる。
以上詳細に説明したように、本第1の実施形態によれば、装着装置10の制御部122は、ユーザが摂取可能なカロリー量を取得し(S14)、この摂取可能カロリー量をユーザが消費したカロリー量に基づいて補正する(S18)。そして、制御部122は、補正した摂取可能カロリー量とユーザが摂取しようとするカロリー量とに基づいて、表示部104に表示を行わせる(S32、S34)。これにより、ユーザの状態に応じた摂取可能カロリー量を用いて食生活の管理を支援できるため、食生活の管理の適切な支援ができる。
また、本第1の実施形態では、制御部122は、摂取しようとする料理のカロリー量が摂取許容カロリー量以下の場合には、当該料理の注文(購入)を促す表示を表示部104に表示させている。これにより、ユーザは、当該料理を注文してもよいことが認識できる。
また、本第1の実施形態では、制御部122は、摂取しようとする料理のカロリー量が摂取許容カロリー量よりも高い場合には、当該料理の注文(購入)を妨げる表示を表示部104に表示させている。これにより、ユーザは、当該料理を注文することは好ましくないことが認識できる。
また、本第1の実施形態では、制御部122は、時刻検出部114が検出した時刻に応じて算出した摂取許容カロリー量に基づいて、料理の注文を促す表示又は妨げる表示を表示部104に表示させている。これにより、食事毎における食生活の管理支援の質を向上させることができる。
また、本第1の実施形態では、制御部122は、位置検出部116が検出した位置情報に応じて食生活支援アプリを起動して、料理の注文を促す表示又は妨げる表示を表示部104に表示させている。これにより、適切な場所において食生活の管理を支援することができる。
また、本第1の実施形態では、制御部122は、表示部104に摂取を促す表示又は摂取を妨げる表示をすることで、メニュー表の料理の写真に当該表示を重畳させているので、ユーザが表示部104に表示された内容を見落とすことを抑制できる。
なお、上記第1の実施形態では、1週間(所定日数)における目標摂取カロリー量に基づいて食生活の管理を支援しているが、食事の回数に応じた目標摂取カロリー量(例えば3回の食事での目標摂取カロリー量は2000kcalなど)に基づいて食生活の管理を支援してもよい。
なお、上記第1の実施形態において、活動検出部112は、加速度センサの他に、高度センサや気圧センサ、温度センサなどを含んでいてもよい。そして、制御部122は、これらのセンサの検出結果を加味して消費カロリー量を算出するようにしてもよい。例えば、制御部122は、高度センサや気圧センサに基づいてユーザが歩いた場所の高低差を検出し、この結果を加味して、消費カロリー量を算出してもよいし、温度センサに基づいてユーザが歩いた場所の温度を検出し、この結果を加味して、消費カロリー量を算出してもよい。また、前述したように、制御部122は、ユーザの基礎代謝量を加味して消費カロリー量を算出するようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、制御部122は、活動検出部112で検出されたユーザの活動に基づいて、ユーザの摂取可能なカロリー量を補正しているが、その他の方法で検出されたユーザの状態に基づいて、ユーザの摂取可能なカロリー量を補正してもよい。
なお、上記第1の実施形態において、制御部122は、料理の写真の撮影画像を情報処理装置20に送信して、当該料理のカロリー量を受信しているが、料理の情報を含むバーコードやQRコード(登録商標)などを撮影することで、当該料理のカロリー量を取得してもよい。
なお、上記第1の実施形態において、制御部122は、図6のステップS36における料理を注文したか否かの判断を、撮像部102によって、メニュー表が閉じられた画像が撮影されたことや、注文して運ばれてきた料理が撮影されたことなどに基づいて判断してもよい。なお、撮影された料理の画像が、注文して運ばれてきた料理の画像なのか、メニュー表の料理の写真の画像なのかは、撮影画像における料理の周囲の画像などから判断することができる。
なお、上記第1の実施形態において、記憶部118に、朝食、昼食、夕食の各食事において摂取できるカロリー量の上限値が記憶されていてもよい。そして、制御部122は、図5のステップS22において算出されたカロリー量が、記憶部118に記憶された各食事におけるカロリー量の上限値よりも高い場合には、当該カロリー量の上限値を摂取許容カロリー量としてもよい。例えば、記憶部118に、朝食、昼食、夕食の各食事において摂取してもよいカロリー量の上限値が、朝:500kcal、昼:800kcal、夜:700kcalと記憶されているとする。この場合に、図5のステップS22において算出されたカロリー量が900kcalであり且つ昼食と判断された場合には、上限値である800kcalを摂取許容カロリー量としてもよい。
なお、上記第1の実施形態において、制御部122は、表示部104に表示する注文を妨げる表示としてモザイクなどを表示し、摂取が好ましくない料理の写真をユーザが見れなくなるようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態において、制御部122は、注文を妨げる表示をする場合に、当該店舗において摂取許容カロリー量以下のカロリー量の料理を情報処理装置20から取得して、当該料理名を表示部104に表示させてもよい。この際、注文を妨げた料理と同系統の料理(例えば肉料理など)から優先して表示部104に表示させるようにしてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、制御部122は、ユーザが摂取可能なカロリー量をユーザが消費したカロリー量で補正する場合を例に示したが、これに限られない。制御部122は、コレステロール量や塩分量、糖分量などの管理することが好ましい指標に関して、ユーザが摂取可能な量をユーザの状態に基づいて補正し、補正した摂取可能な量とユーザが摂取しようとする量とに基づいて表示部104に表示する場合でもよい。また、これらの指標の2以上に関して、ユーザが摂取可能な量をユーザの状態に基づいて補正してもよい。
なお、上記第1の実施形態では、情報処理装置20が、レストランなどの食事を提供する店舗に設置されている場合を例に示したが、弁当などを販売するスーパーなどの店舗に設置されていてもよい。この場合、例えば、制御部122は、ユーザが購入しようとする弁当のカロリー量が摂取許容カロリー量以下の場合には購入を促す表示(例えば○の表示)をし、摂取許容カロリー量より高い場合には購入を妨げる表示(例えば×の表示)をする。図9は、購入を妨げる表示が表示部104に表示された場合の一例を示す図である。図9に示すように、購入を妨げる表示が表示部104に表示される場合には、装着装置10を装着するユーザは、シースルーで陳列された弁当を視認できると共に、当該弁当に重畳して×の表示を視認することができる。この際に、制御部122は、記憶部118に記憶されたデータベースなどを参照して、図9に示すように、摂取許容カロリー量以下の弁当を購入できる店舗を表示したり、摂取許容カロリー量以下の料理を摂取できる店舗を表示したりしてもよい。これにより、ユーザは、摂取許容カロリー量以下の弁当や料理をどこで得られるかの情報を取得できる。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態に係る電子機器システムについて、図10〜図15に基づいて、詳細に説明する。第2の実施形態に係る電子機器システムの構成は、第1の実施形態に係る電子機器システムの構成と同一又は同等であるため図示を省略する。なお、第1の実施形態では、情報処理装置20がレストランなどの食事を提供する店舗に設置されたサーバであったが、本第2の実施形態では、情報処理装置20は家庭などに設置されたサーバである。情報処理装置20の記憶部204には、図4に示したカロリー量DB22の代わりに、図10に示すカロリー量DB24が記憶されている。
図10には、カロリー量DB24のデータ構造の一例が示されている。図10に示すように、カロリー量DB24は、食材とカロリー量のフィールドを有している。食材のフィールドには、料理に使用される食材(豚挽き肉や、豆腐、長ネギ、サラダ油、砂糖など)の情報が格納される。カロリー量のフィールドには、各食材のカロリー量(図10では100グラムあたりのカロリー量を表示)の情報が格納される。
(連携処理)
次に、第2の実施形態に係る電子機器システムにおいて実行される、装着装置10と情報処理装置20との連携処理について説明する。図11から図13は、装着装置10の制御部122が実行する処理の一例を示すフローチャートである。図14及び図15は、情報処理装置20の制御部206が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、装着装置10には食生活支援アプリがインストールされていて、記憶部118に記憶された1週間における目標摂取カロリー量に基づいて食生活の管理を支援するものとする。
図11の処理では、まず、ステップS50において、制御部122は、食生活支援アプリがユーザによって起動されるまで待機する。この場合、ユーザの操作などに応じて制御部122が食生活支援アプリを起動した段階で、ステップS52に移行する。なお、制御部122は、ユーザによる操作部106への入力、又はマイク108への所定の音声の入力に応じて、食生活支援アプリを起動させるものとする。
ステップS52〜ステップS60では、第1の実施形態の図5のステップS14〜ステップS22と同様の処理を行う。ステップS60の後は、図12のステップS62に移行する。
ステップS62では、制御部122は、撮像部102を用いて、食卓などに置かれた料理の撮影を開始する。この場合において、制御部122は、ユーザによる操作部106の操作やマイク108への音声入力などに応じて撮影を開始してもよいし、食生活支援アプリが起動された段階で撮影を開始してもよい。
次いで、ステップS64では、制御部122は、ユーザによる操作部106の操作やマイク108への音声入力などに応じて、表示部104に料理の摂取に関する表示をするか又は既に表示されている摂取に関する表示を変更するか否かを判断する。摂取に関する表示をする又は表示を変更する場合は、ステップS64での判断が肯定されて、ステップS66に移行し、制御部122は、撮影された料理の画像を、食事前の画像であることの情報を付けて、情報処理装置20の通信部202に送信する。一方、摂取に関する表示をしない又は表示を変更しない場合は、ステップS64での判断が否定されて、ステップS76に移行する。
一方、情報処理装置20の制御部206は、図14の処理を開始した後、ステップS90において、装着装置10から食事前の画像であることの情報が付けられた料理の画像を受信するまで待機している。したがって、装着装置10において図12のステップS66の処理が行われた段階で、制御部206は、ステップS92に移行する。ステップS92では、制御部206は、受信した画像を解析して、料理に含まれる各食材と、各食材の量(質量)と、を推定する。各食材と各食材の量(質量)との推定は、例えば特開2014−167716号公報で記載されているような方法を用いることができる。例えば、制御部206は、画像解析によって得られた食材の色や形の特徴と記憶部204に記憶されている食材判別用のデータとを用いて各食材を推定することができる。また、制御部206は、画像解析により各食材の量を推定することができる。なお、制御部206は、画像解析による食材の推定と、匂いセンサ(不図示)により検知された匂いデータを用いた食材の推定と、を併用してもよい。匂いセンサは、例えば金属酸化物半導体やカーボンナノチューブを用いたガスセンサなどである。
次いで、ステップS94では、制御部206は、図10に示すようなカロリー量DB24を参照して、推定した食材と量から、料理のカロリー量を算出する。次いで、ステップS96では、制御部206は、算出した料理のカロリー量を記憶部204に記憶すると共に、装着装置10の通信部120に送信する。
図12に戻り、ステップS68では、制御部122は、情報処理装置20から料理のカロリー量を受信するまで待機し、受信した段階で、ステップS70に移行する。ステップS70に移行すると、制御部122は、料理のカロリー量が摂取許容カロリー量以下か否かを判断し、摂取許容カロリー量以下の場合にはステップS72に移行して、料理の摂取を促す表示を表示部104に表示する(図8(a)参照)。一方、料理のカロリー量が摂取許容カロリー量より大きい場合はステップS74に移行し、制御部122は、料理の摂取を妨げる表示を表示部104に表示する(図8(b)参照)。
ステップS72又はS74の後は、ステップS76に移行し、制御部122は、ユーザが料理の摂取を開始(食事を開始)したか否かを判断する。この場合、制御部122は、装着装置10を装着するユーザの操作部106への操作及び/又はマイク108への音声入力に基づいて、料理の摂取を開始したか否かを判断することができる。また、制御部122は、撮像部102が撮影した画像に基づいて、料理の摂取を開始したか否かを判断してもよい。例えば、制御部122は、ユーザが料理を食べる画像が撮影された場合に、料理の摂取を開始したと判断してもよい。これに代えて、制御部122は、国際公開第2014/097671号に開示されている食器用器具を用いて料理の摂取を開始したと判断してもよい。この場合、制御部122は、通信部120と食器用器具の通信部との通信結果に基づき上述の判断をすればよい。なお、食器用器具の通信部との通信は、通信部120とは別の通信部(例えば、近接通信や人体通信)により行うようにしてもよい。
料理の摂取が開始された場合は、ステップS76の判断は肯定されて、図13のステップS78に移行する。一方、料理の摂取が開始されていない場合は、ステップS76の判断は否定されて、ステップS62に戻る。なお、ユーザが食事を取ることを断念することもあり得るため、制御部122は、ユーザの操作部106の操作及び/又はマイク108への音声入力によって食事を取らないことが入力された場合には、図11から図13の処理を強制的に終了するようにしてもよい。
ステップS78では、制御部122は、ユーザによる料理の摂取が終了(食事が終了)するまで待機する。この場合、制御部122は、ユーザの操作部106への操作及び/又はマイク108への音声入力に基づいて、料理の摂取が終了したか否かを判断することができる。
料理の摂取が終了した段階で、ステップS80に移行し、制御部122は、食事後の料理を撮影し、当該撮影画像を食事後の画像であることの情報を付けて情報処理装置20の通信部202に送信する。
一方、情報処理装置20の制御部206は、図15の処理を開始した後、ステップS100において、装着装置10から食事後の画像であることの情報が付けられた料理の画像を受信するまで待機している。したがって、装着装置10において図13のステップS80の処理が行われた段階で、制御部206は、ステップS102に移行する。ステップS102では、制御部206は、受信した画像を解析して、食材と食材の量(質量)を推定する。
次いで、ステップS104では、制御部206は、カロリー量DB24を参照して、推定した食材と量からカロリー量を算出する。次いで、ステップS106では、制御部206は、記憶部204に記憶しておいた食事前の料理のカロリー量からステップS104で算出したカロリー量を減算して、摂取カロリー量を算出する。次いで、ステップS108では、算出した摂取カロリー量を装着装置10の通信部120に送信する。
なお、図12のステップS64の判断が否定されて摂取に関する表示をしない状態で、料理の摂取を開始する場合もある。この場合、記憶部204には食事前の料理のカロリー量が記憶されていない。したがって、このような場合には、装着装置10の制御部122は、図13のステップS80において、食事後の料理の画像と共に、ステップS62で撮影され、記憶部118に記憶された食事前の料理の画像を情報処理装置20に送信する。これにより、情報処理装置20の制御部206は、摂取カロリー量を算出することができる。
図13に戻り、ステップS82では、制御部122は、情報処理装置20から摂取カロリー量を受信するまで待機し、受信した段階で、ステップS84に移行する。ステップS84に移行すると、制御部122は、摂取カロリー量に基づいて、記憶部118に記憶された摂取カロリー量情報(図3(a)参照)の総摂取カロリー量を更新する。次いで、ステップS86では、制御部122は、ユーザが摂取した摂取カロリー量や、1週間(所定期間)における残りの摂取可能カロリー量などを表示部104に表示させる。
以上詳細に説明したように、本第2の実施形態によれば、装着装置10の制御部122は、ユーザが実際に摂取したカロリー量を取得し(S82)、補正した摂取可能カロリー量とユーザが実際に摂取したカロリー量とに基づいて、表示部104に表示させる(S86)。これにより、ユーザは実際に摂取したカロリー量が考慮された表示(例えば、残りの摂取可能カロリー量など)を見ることができ、食生活に関するユーザの意識を向上させることができる。
また、本第2の実施形態では、制御部122は、摂取しようとする料理のカロリー量が、摂取許容カロリー量以下の場合には料理の摂取を促す表示をし(S72)、摂取許容カロリー量よりも大きい場合には料理の摂取を妨げる表示をする(S74)。これにより、ユーザは、当該料理を摂取してもよいこと又は摂取することは好ましくないことが容易に認識できる。
なお、上記第2の実施形態において、情報処理装置20の制御部206は、装着装置10から送信された料理の撮影画像の解析することで料理の調理方法を推定し、この調理方法を加味して、料理のカロリー量を算出してもよい。
なお、上記第1、第2の実施形態において、装着装置10の制御部122は、残りの摂取可能カロリー量に基づいて、残り日数で当該カロリー量を達成するための食事の情報や運動の情報などを表示部104に表示させてもよい。
なお、上記第1、第2の実施形態において、装着装置10の制御部122は、ユーザによる操作部106の操作及び/又はマイク108への音声入力に応じて、記憶部118に記憶された摂取カロリー量情報(図3(a)参照)の総摂取カロリー量を変更してもよい。これにより、例えばユーザが間食をした場合などにおいて摂取したカロリー量を総摂取カロリー量に反映させることができる。
なお、上記第1、第2の実施形態において、図5、6のフローチャート及び図11から13のフローチャートは、ユーザが装着する装着装置10の制御部122が実行する場合を例に示したが、この場合に限られない。ユーザが携帯するスマートフォンなどの携帯装置(携帯電話)の制御部が実行する場合でもよいし、サーバなどの情報処理装置の制御部が実行する場合でもよい。この場合、携帯装置のカメラで撮影し、摂取するまたは摂取しようとしている食事のカロリーを計算することとしてもよい。
なお、上記第1、第2の実施形態において、情報処理装置20は、レストランなどの店舗や家庭に設置されている場合に限られず、装着装置10がアクセス可能であれば、その他の場所に設置されている場合でもよい。
なお、上記第1、第2の実施形態において、複数のユーザの摂取カロリー量情報と生活情報(例えば食事時間、就寝時間、起床時間など)とを関連付けたデータが、ビックデータとしてサーバなどの情報処理装置に記憶されてもよい。これにより、どのような生活を送っているユーザが病気(例えば糖尿病など)を発症し易いかの情報を得ることができる。
なお、上記第1の実施形態では、ユーザがレストランなどで食事をする場合を例に説明し、上記第2の実施形態では、ユーザが家庭で食事をする場合を例に示したが、上記第1の実施形態と上記第2の実施形態とを適宜組み合わせて、ユーザの一日における総摂取カロリー量を取得するようにしてもよい。また、ユーザがレストランなどの家以外の場所で食事をする場合でも、第2の実施形態で説明した方法を適用してもよい。
上述の第1、2の実施形態において、装着装置10で歩数を計数して消費カロリーを求めたが、消費カロリーの算出の仕方はこれらに限られない。たとえば、ユーザが装着した腕時計型端末、ペンダント型端末などの装置で消費カロリーを算出して、装着装置10や携帯装置に送信して第1、2の実施形態の制御を行うこととしてもよい。また、装着装置10や携帯装置に情報を送信せずに、腕時計型端末、ペンダント型端末で消費カロリーの算出および第1、2の実施形態の制御を行うこととしてもよい。さらに、ユーザが装着した腕時計型端末、ペンダント型端末などの装置から受信した情報をもとに、装着装置10や携帯装置で消費カロリーを算出し、第1、2の実施形態の制御を行うこととしてもよい。
上記の第1、2の実施形態で説明した注文を促す場合の表示、注文を妨げる場合の表示、購入を妨げる場合の表示などの表示に変えて音声などにより報知する構成としてもよい。さらに、携帯装置、腕時計型端末、ペンダント型端末などの他の装置へ情報を送信し、表示あるいは音声による報知を行うこととしてもよい。
《第3の実施形態》
以下、第3の実施形態に係る電子機器システムについて、図16〜図22に基づいて、詳細に説明する。図16は、第3の実施形態に係る電子機器システム400の構成を模式的に示す図である。
電子機器システム400は、図16に示すように、ユーザ用システム390と、管理サーバ340と、薬局サーバ350と、病院サーバ360と、を備える。ユーザ用システム390は、第1装着装置310と、第2装着装置320と、温湿度計330と、を含む。第1装着装置310と管理サーバ340とはインターネットなどのネットワーク301に接続されている。また、管理サーバ340、薬局サーバ350および病院サーバ360はインターネットなどのネットワーク302に接続されている。ただし、これに限らず、第1装着装置310、管理サーバ340、薬局サーバ350および病院サーバ360が同一のネットワークに接続されていてもよい。
なお、本実施形態では、ユーザは、通信販売業者との間で、通信販売業者がユーザの身体の状態の情報、周囲の環境の情報などを収集し、活用することに承諾する契約を結んでいるものとする。また、薬局は、通信販売業者との間で、通信販売業者からの指示に応じてユーザに対して薬を配送する契約を結んでいるものとする。
以下、図17のブロック図、及び図18に基づいて、第1装着装置310、第2装着装置320、温湿度計330、管理サーバ340、薬局サーバ350および病院サーバ360について説明する。
(第1装着装置310)
第1装着装置310は、図18(a)および図18(b)に示すように、ユーザが身体(顔)に装着する眼鏡型の端末である。第1装着装置310は、眼鏡型のフレーム410を備えている。なお、図17において図示され、図18(a)において図示されていない第1装着装置310の構成は、フレーム410の内部や、フレーム410の一部に設けられているものとする。
第1装着装置310は、図17に示すように、操作部308、加速度センサ309、撮像部312、表示部313、記憶部314、第1通信部315、第2通信部316、位置検出部317、マイク318、スピーカ319、および制御部311等を備える。
操作部308は、フレーム410に設けられた接触式の操作部(タッチパッド)であり、ユーザの指の動きを検知して、ユーザからの操作を受け付け、受け付けた操作情報を制御部311に送信する。
加速度センサ309は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)を用いたセンサであり、第1装着装置310の加速度を検出する。
撮像部312は、レンズ、撮像素子、画像処理部などを備え、静止画や動画を撮像するものである。撮像部312はフレーム410の端部近傍(ユーザの右目近傍)に設けられている。このため、ユーザが第1装着装置310を装着した状態では、ユーザが向いている(見ている)方向の画像を撮像することができる。
表示部313は、フレーム410内部又はフレーム410近傍に設けられたプロジェクタと、プロジェクタからの投影像をユーザの目に導くためのプリズムとを有している。表示部313は、制御部311の指示の下、各種情報を表示する。なお、図18(a)に示す表示部313は一例であって、大きさやデザインは適宜変更することができる。
なお、撮像部312、表示部313、操作部308については、例えば、米国公開特許2013/0044042号にもその詳細が開示されている。
記憶部314は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、撮像部312が撮像した画像(画像データ)や、表示部313に表示する画面のデータなどを記憶する。
第1通信部315は、ネットワーク301に接続されている他の機器(管理サーバ340等)と通信(例えば無線通信)する。第2通信部316は、例えばWiFi(Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、TransferJet(登録商標)などの近接通信を用いて第2装着装置320および温湿度計330と通信する。なお、第2通信部316は、人体を介した人体通信などを用いて第2装着装置320と通信してもよい。
位置検出部317は、例えば、GPS(Global Positioning System)モジュールを含み、第1装着装置310の位置(例えば緯度及び経度)を検出し、制御部311に出力する。
マイク318は、フレーム410に設けられ、ユーザの周囲の音声及びユーザが発した音声を収集する音声収集装置である。
スピーカ319は、例えば、フレーム410に設けられ、制御部311の制御の下、音声を出力する音声出力装置である。なお、スピーカ319としては、イヤホンやヘッドホンのほか、指向性があり、主に第1装着装置310を装着するユーザの耳に向けて音声情報を提供することが可能なスピーカなどを採用することができる。
制御部311は、第1装着装置310全体を統括的に制御する。制御部311は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えている。制御部311が実行する処理の詳細については後述する。
(第2装着装置320)
第2装着装置320は、ユーザが装着可能な電子機器であり、例えば図18(b)に示すように、衣服などに設けられている。ただし、これに限らず、第2装着装置320は、腕時計型端末,リストバンド型端末などであってもよい。なお、第2装着装置320を衣服に設ける場合にはユーザの肌に接する衣服(肌着、下着、ファンデーションなど)であって、生体情報取得部322がユーザの肌に接する位置に設けることが好ましい。更に、第2装着装置320に着脱機能を設けて、衣服から着脱可能としてもよい。
第2装着装置320は、図17に示すように、生体情報取得部322、通信部323、記憶部324、制御部321等を備える。
生体情報取得部322は、ユーザの生体情報を取得するものであり、例えば、体温計、心拍数センサ、脈拍センサ、発汗量センサなどを含んでいる。
通信部323は、第1装着装置310の第2通信部316との間で近接通信する。
記憶部324は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、生体情報取得部322が取得した生体情報などを記憶する。
制御部321は、CPU、RAM、ROM等を備え、第2装着装置320全体を統括的に制御する。制御部321が実行する処理の詳細については後述する。
(温湿度計330)
温湿度計330は、ユーザの自宅やオフィスなどに設置された電子機器である。図17に示すように、温湿度計330は、温度取得部332、湿度取得部333、通信部334、記憶部335、制御部331等を備える。
温度取得部332は、設置された場所の温度を取得する。湿度取得部333は、温湿度計330が設置された場所の湿度を取得する。
通信部334は、第1装着装置310の第2通信部316と近接通信する。
記憶部335は、例えば、フラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリであり、温度取得部332が取得した温度および湿度取得部333が取得した湿度などを記憶する。
制御部331は、CPU、RAM、ROM等を備え、温湿度計330全体を統括的に制御する。制御部331が実行する処理の詳細については後述する。
(管理サーバ340)
管理サーバ340は、例えば通信販売業者のデータセンタなどに設置されているコンピュータであり、第1装着装置310から入力される情報を解析し、解析結果に基づいて各種処理を実行する。
管理サーバ340は、図17に示すように、制御部341と、通信部342と、記憶部343とを備える。
制御部341は、CPU、RAM、ROM等を備え、管理サーバ340全体を統括的に制御する。制御部341が実行する処理の詳細については後述する。
通信部342は、図16のネットワーク301を介して第1装着装置310と通信し、かつネットワーク302を介して薬局サーバ350および病院サーバ360と通信するものである。通信部342は、ネットワーク301,302に有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。
記憶部343は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクドライブ等であり、ユーザ情報データテーブルや、薬データテーブルなど(図22(a)および図22(b)参照)が格納されている。
ユーザ情報データテーブルは、図22(a)に示すように、ユーザの情報(生体情報、位置の履歴、音声データ、画像データ、温度・湿度等)を格納する。音声データは例えばmp3形式ファイル、画像データはJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式の静止画ファイル、またはMPEG(Moving Picture Experts Group)形式の動画ファイルとして保存される。なお、ユーザ情報データテーブルには図22(a)に示したもの以外の情報(ユーザの年齢、性別、持病など)が格納されてもよい。
薬データテーブルには、図22(b)に示すように、ユーザの薬に関する情報(過去に服用した薬、現在服用している薬、薬の服用回数、処方された量等)が格納されている。
なお、図22(a)および図22(b)においては、一人のユーザ(ユーザA)に関するデータテーブルを示しているが、記憶部343は複数のユーザに関するデータテーブルを記憶しているものとする。
(薬局サーバ350)
薬局サーバ350は、例えば薬局に設置されているコンピュータであり、管理サーバ340から入力される情報(薬の情報)に基づいて、薬を手配する処理を実行する。なお、管理サーバ340を所有する通信販売業者と、薬局サーバ350を所有する薬局とは、例えば同一の業者であってもよい。
薬局サーバ350は、図17に示すように、制御部351と、通信部352と、記憶部353とを備える。
制御部351は、CPU、RAM、ROM等を備え、薬局サーバ350全体を統括的に制御する。通信部352は、ネットワーク302を介して、管理サーバ340と通信する。通信部352は、ネットワーク301,302に有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。
記憶部353は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクドライブ等である。記憶部353は、薬局においてユーザに処方された薬の情報を保持する。なお、記憶部353には、管理サーバ340の記憶部343が記憶する薬データテーブルと同様の薬データテーブルが格納されてもよい。
(病院サーバ360)
病院サーバ360は、病院に設置されているコンピュータであり、管理サーバ340を介して入力される情報に基づいて所定の処理を実行する。
病院サーバ360は、図17に示すように、制御部361と、通信部362と、記憶部363とを備える。
制御部361は、CPU、RAM、ROM等を備え、病院サーバ360全体を統括的に制御する。通信部362は、ネットワーク302を介して、管理サーバ340と通信する。通信部362は、ネットワーク301,302に有線接続されてもよいし、無線接続されてもよい。記憶部363は、例えばフラッシュメモリ等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクドライブ等であり、例えばユーザの診察に関する情報(電子カルテ情報であり、ユーザの氏名、症状、予約の日時、担当医等を含む)を格納する。
次に、電子機器システム400の処理について、図19〜図21のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。
(第2装着装置320の処理)
図19(a)には第2装着装置320の制御部321が実行する処理がフローチャートにて示されている。なお、図19(a)の処理は、第2装着装置320の不図示の電源がオンされたタイミング、制御部321に対して不図示の入力部から処理開始の指示が入力されたタイミング、第2装着装置320がユーザによって装着されたことを不図示の検出部が検出したタイミング等の所定のタイミングから開始されるものとする。
図19(a)の処理においては、まず、ステップS310において、制御部321は、生体情報取得部322を用いて、ユーザの生体情報を取得する。次いで、ステップS312において、制御部321は、生体情報を、取得した時刻(不図示の時刻取得部より取得)とともに記憶部324に記憶する。
次いで、ステップS314において、制御部321は、所定時間が経過したか否かを判断する。ここで、所定時間とは、例えば1時間、1日(24時間)などである。ステップS314の判断が否定された場合、制御部321はステップS310に戻り、ステップS314の判断が肯定されるまで、ステップS310、S312の処理を繰り返す。なお、ステップS310、S312の処理は、例えば毎秒または毎分など、定期的に実行される。一方、ステップS314の判断が肯定された場合には、制御部321はステップS316に移行する。
ステップS316に移行すると、制御部321は、通信部323を介して、ユーザの生体情報を第1装着装置310に送信する。なお、ステップS316の後、図19(a)の処理は終了するが、処理の停止条件を満足していない場合(例えば、ユーザが第2装着装置320を装着し続けている場合)には、制御部321は、再度、図19(a)の処理を開始する。
このように、第2装着装置320では、定期的にユーザの生体情報を収集し、所定時間経過する度に、収集した生体情報を第1装着装置310に送信するようになっている。
(温湿度計330の処理)
図19(b)には温湿度計330の制御部331が実行する処理がフローチャートにて示されている。なお、図19(b)の処理は、例えば制御部331に対して不図示の入力部から処理開始の指示が入力されたタイミングや、第1装着装置310からの指示等の所定のタイミングから開始されるものとする。本実施形態において、制御部331は、第2装着装置320がユーザの生体情報を取得するタイミングで図19(b)の処理を開始するものとする。
図19(b)の処理においては、まず、ステップS320において、制御部331は、温度取得部332を用いて、温度(例えばユーザの自宅の気温)を取得する。次いで、ステップS322において、制御部331は、湿度取得部333を用いて、湿度(例えばユーザの自宅の湿度)を取得する。なお、ステップS320、S322の処理は同時に行われてもよいし、逆順に行われてもよい。
次いで、ステップS324において、制御部331は、温度および湿度を、取得した時刻とともに記憶部335に記憶する。
次いで、ステップS326において、制御部331は、所定時間が経過したか否かを判断する。ここで、所定時間とは、例えば1時間、1日(24時間)などである。ステップS326の判断が否定された場合、制御部331はステップS320に戻り、ステップS326の判断が肯定されるまで、ステップS320〜S324の処理を繰り返す。なお、ステップS320〜S324の処理は、例えば毎秒または毎分など、定期的に実行される。一方、ステップS326の判断が肯定された場合には、制御部331はステップS328に移行する。
ステップS328に移行すると、制御部331は、通信部334を介して、温度および湿度を第1装着装置310に送信する。なお、ステップS328の後、図19(b)の処理は終了するが、処理の停止条件を満足していない場合(例えば、ユーザが温湿度計330の電源をオフにしていない場合)には、制御部331は、再度、図19(b)の処理を開始する。
このように、温湿度計330では、定期的に温度、湿度の情報を収集し、所定時間経過する度に、収集した情報を第1装着装置310に送信するようになっている。なお、制御部331は、人感センサ等を用いて温湿度計330の近傍にユーザが存在することを検出できる間に、温度、湿度の情報を収集してもよい。
(第1装着装置310のユーザ情報取得処理)
図19(c)には第1装着装置310の制御部311が実行するユーザ情報取得処理がフローチャートにて示されている。なお、図19(c)の処理は、第1装着装置310の不図示の電源がオンされたタイミング、制御部311に対して不図示の入力部から処理開始の指示が入力されたタイミング、第2装着装置320がユーザによって装着されたことを不図示の検出部が検出したタイミング、図19(a)と図19(b)との少なくとも1つのフローチャートが実行されているタイミング等の所定のタイミングから開始されるものとする。
図19(c)の処理では、まず、ステップS330において、制御部311は、撮像部312を用いて、ユーザの視線方向の画像を撮像する。例えば、図18(c)に示すようにユーザが怪我をした場合には、ユーザが指を見る可能性が高いことから、撮像部312は、怪我をした部分の画像を撮像することになる。また、ユーザが薬を服用した場合には、撮像部312は、図18(d)に示すような薬の容器や包装の画像を撮像することになる。この場合、薬の容器や包装や薬にICチップを設けて、このICチップと第2通信部316との通信をトリガーとして制御部311が撮像部312に撮像を行わせるようにしてもよい。なお、このICチップと第2装着装置320の通信部323とが通信を行うようにしてもよい。更に、撮像部312は、例えば、ユーザの自宅内、自宅周辺、訪れた場所などを撮像する。
次いで、ステップS332において、制御部311は、マイク318を用いて、ユーザの発する音声およびユーザ周辺の音声を取得する。ユーザの発する音声とは、例えばユーザの声、くしゃみ、咳、いびき、呼吸音などである。ユーザ周辺の音声とは、例えばユーザ以外の人の声、自動車や工事現場の発する音、動物の鳴き声などである。
次いで、ステップS333において、制御部311は、位置検出部317を用いて、第1装着装置310の位置(緯度、経度)、すなわちユーザの位置を取得する。
次いで、ステップS334において、制御部311は、加速度センサ309を用いて、第1装着装置310の加速度を取得する。なお、ステップS334の後、図19(c)の処理は終了するが、処理の停止条件を満足していない場合(例えば、ユーザが第1装着装置310の装着を解除していない場合)には、制御部311は、再度、図19(c)の処理を開始する。これにより、図19(c)の処理は、例えば毎秒、毎分など定期的に実行されるようになっている。
なお、ステップS330からS334の処理は、同時に実行されてもよいし、処理順が図19(c)とは異なっていてもよい。
(第1装着装置310のユーザ情報送信処理)
図19(d)には第1装着装置310の制御部311が実行するユーザ情報送信処理がフローチャートにて示されている。なお、図19(d)の処理は、通常、図19(c)の処理と同時並行的に実行される処理であるが、図19(c)の処理が行われていない場合に、実行されてもよい。なお、図19(d)の処理の前提として、図19(a)〜図19(c)の少なくとも1つの処理が同時並行的に実行されているものとする。
図19(d)の処理においては、まず、ステップS336において、制御部311は、第2通信部316を介して、第2装着装置320から送信される生体情報や、温湿度計330から送信される温度、湿度の情報を受信するまで待機する。すなわち、図19(a)のステップS316又は図19(b)のステップS328の処理が実行されたタイミングで、制御部311はステップS338に移行する。
ステップS338に移行すると、制御部311は、生体情報、温度、湿度の情報の他、図19(c)の処理で収集される画像データ、音声データ、位置、加速度などの情報を含むユーザの情報を、第1通信部315を介して、管理サーバ340に送信する。例えば、ステップS316、S328が1日に1回定時に行われる場合には、ステップS338も当該定時に実行される。ステップS338の後は、図19(d)の全処理を終了するが、処理の停止条件を満足していない場合(例えば、ユーザが第1装着装置310の電源をオフしていない場合)には、制御部311は、再度、図19(d)の処理を開始する。これにより、図19(d)の処理は、例えば毎秒、毎分など定期的に実行されるようになっている。
(管理サーバ340の処理)
次に、図20、図21のフローチャートに沿って、管理サーバ340の制御部341の処理について詳細に説明する。本処理の前提として、少なくとも第1装着装置310により図19(d)の処理が実行されているものとする。
図20の処理では、まず、ステップS340において、制御部341は、第1装着装置310から送信されるユーザの情報を受信するまで待機する。この場合、図19(d)のステップS338の処理が実行されると、制御部341はステップS342に移行する。
ステップS342に移行すると、制御部341は、ユーザの情報を記憶部343のユーザ情報データテーブルに記憶し、ユーザの情報を解析する。なお、ユーザの年齢、性別などは、例えばユーザが通信販売業者と契約する際に、制御部341に登録されているものとする。なお、制御部341は、例えば、体温や心拍数などの変化が、予め用意されている病気ごとのテンプレートと一致している場合に、ユーザが病気であると判定したり、傷の画像がユーザ情報データテーブルに格納された場合に、ユーザが怪我をしたと判定してもよい。このとき、制御部341は、傷と同時に撮像されている傷以外の画像に基づいて、傷の長さや深さを推定してもよい。また、制御部341は、例えば、体温が高く、音声データに咳やくしゃみの音が含まれている場合に、ユーザが病気である(風邪をひいている)と判定してもよい。また、制御部341は、ユーザが高熱であり、かつ所定時間より前の画像データに人の多く集まっている場所が含まれている場合、感染症(例えばインフルエンザ)に感染したものと判定してもよい。また、制御部341は、ユーザの自宅の温度が低い(10℃前後)、湿度が低い(30%以下など)の場合、ユーザが感染症にかかりやすい状況にあると判定してもよい。また、制御部341は、音声データとして、ユーザ周辺の音声(動物の鳴き声、工事現場の音、自動車の音など)を検出できた場合には、当該ユーザの周辺の音声から、病名等を特定してもよい。例えば、制御部341は、音声データから、ユーザがペットを飼っていることや動物に接触したこと等を判断できた場合には、動物が媒介する病気に感染している可能性があると判断してもよい。また、制御部341は、ユーザの咳とともに、工事現場の音や自動車の音が多く検出される場合に、粉塵によりぜんそくなど呼吸器系の病気を患っている可能性があると判断してもよい。更に、制御部341は、位置検出部317の出力に基づくユーザの行動エリアと、記憶部343に記憶されている地図情報とを比較して、ユーザの行動エリアに化学工場や動物園などのユーザのアレルギーを引き起こす施設があるかどうかを認識して、上述の判定を行うようにしてもよい。上記のような判定(解析)は、いわゆるビッグデータ解析であり、例えば、ユーザの年代、性別、病歴、生体情報、位置(居住地や職場の位置等)、行動履歴、環境情報(温度、湿度等)、過去に服用した薬の履歴などに基づいており、さらに当該ユーザの情報と他のユーザの情報との比較、過去の症例、インターネットや学術論文に公開された情報などにも基づくものである。これにより、例えば、ユーザの年代に基づくことで、子供に対して生活習慣病などの大人がかかりやすい病気の可能性が高いと判断することがなくなり、大人に対してはしかなど子供がかかりやすい病気の可能性が高いと判断することがなくなるので、ユーザの病気を適切に判断することが可能となる。また、例えば、ユーザの位置、画像などから得られるユーザの行動履歴に基づいて病気を判断することで、伝染病や感染症に感染する危険のある地域やアレルゲン(花粉などのアレルギーの原因物質)が発生する地域に行ったか否か等に基づき、ユーザの病気を適切に判断することができる。また、例えば、ユーザの性別に基づくことで、男性に対して女性がかかりやすい病気の可能性が高いと判断したり、女性に対して男性がかかりやすい病気の可能性が高いと判断することがなくなる。なお、制御部341は、ユーザの病気や怪我の情報を記憶部343に記憶する。
次いで、ステップS344において、制御部341は、ユーザの情報の解析に基づき、ユーザに病気や怪我があるか否かを判断する。このステップS344の判断が否定された場合には、制御部341は、図20の処理を終了する。一方、ステップS344の判断が肯定された場合、制御部341は、ステップS346に移行する。
ステップS346に移行した場合、制御部341は、医者の診察が必要であるか否かを判断する。例えば38℃以上などの高熱が数日以上続いているなど、病気や怪我が重篤な場合は、制御部341は診察が必要であると判断する。なお、制御部341は、医者の診察が必要か否かを、管理サーバ340の記憶部343に記憶されている判断基準に基づいて判断するようにすればよい。ステップS346の判断が否定された場合、制御部341は、ステップS350に移行する。一方、ステップS346の判断が肯定された場合、制御部341は、ステップS348に移行する。
ステップS348に移行すると、制御部341は、通信部342を介して、第1装着装置310に、診察を推奨する連絡を送信する。このとき制御部341は、第1装着装置310に、「病院で診察を受けてください」などのメッセージとともに、予約のための情報を送信するものとする。予約のための情報は、例えばユーザの位置から所定範囲に存在する病院の予約用サイトのURL、メールアドレス、電話番号、診察時間などの情報である。ユーザは、第1装着装置310が受信した情報を用いて病院に診察の予約をしたり、問い合わせをすることができる。なお、ステップS348の後、制御部341は図20の処理を終了する。なお、ユーザが診察を受け、医師の処方箋に基づいて調剤薬局において薬が処方された場合には、当該薬の情報が、病院サーバ360等から管理サーバ340に送信され、記憶部343の薬データテーブルに格納される。なお、第1装着装置310の撮像部312が、図18(e)に示す薬の処方履歴を記載した書類(お薬手帳など)の画像を撮像した場合には、当該画像から得られる薬の情報を薬データテーブルに格納するようにしてもよい。
一方、ステップS350に移行すると、制御部341は、薬が必要であるか否かを判断する。制御部341は、解析の結果、例えばユーザの怪我や病気が軽度のもの(放置してもすぐに完治する程度のもの)であった場合には、薬は不要と判断する。一方、ユーザの怪我や病気の完治のためには放置すべきではないと認識した場合、薬が必要と判断する。なお、例えば、ユーザ用システム390において得られるデータから、ユーザが女性であり、妊娠していることが判明した場合には、薬は不要と判断してもよい。ステップS350の判断が否定された場合、図20の処理は終了する。一方、ステップS350の判断が肯定された場合、制御部341は、ステップS352に移行する。
ステップS352に移行した場合、制御部341は、薬の情報を決定する。薬の情報とは、薬の種類、量、服用方法などである。なお、制御部341は、薬の効能等の情報を格納した薬の効能データベースを参照して、ユーザはどのような薬をどの程度服用すべきかを決定する。制御部341が決定した薬の情報は、記憶部343の薬データテーブル(図22(b)参照)に格納される。なお、制御部341は、ユーザが過去に服用した薬の効果を管理サーバ340が保持している場合には、過去に服用した薬で効果が大きかった薬を今回服用すべき薬として決定してもよい。これにより、ユーザにとって効果の大きい薬を処方する薬として決定することができる。
次いで、ステップS354では、制御部341は、通信部342を介して、薬の情報を薬局サーバ350に送信する。薬局では、薬局サーバ350の受信した薬の情報に基づいて、薬を用意し、ユーザに配送する。なお、制御部341は、薬の情報を薬局サーバ350とともに第1装着装置310に送信してもよい。これにより、第1装着装置310の表示部313に薬の情報を表示することができるので、ユーザは配送されてくる薬を認識することができる。なお、ユーザは、薬の情報が表示された段階で、第1装着装置310の操作部308を用いて、薬の配送を拒否したり、薬の配送が必要か否かを選択してもよい。
次いで、制御部341は、ユーザに配送された薬の効果を確認する処理(ステップS356のサブルーチン)に移行する。ステップS356においては、具体的には、図21のフローチャートに沿った処理が実行される。なお、図21の処理が開始される前に、制御部341は、薬局サーバ350に対し、薬局がユーザに配送した薬の使用期限の情報を送信するよう要求し、該情報を取得した後、薬データベースに格納するものとする。
図21の処理では、まず、ステップS370において、制御部341は、図20のステップS340と同様、第1装着装置310から送信されるユーザの情報を受信するまで待機する。この場合、図19(d)のステップS338の処理が実行されたタイミングで、制御部341はステップS372に移行する。
ステップS372に移行すると、制御部341は、ユーザの情報を記憶部343のユーザ情報データテーブルに記憶し、ユーザの情報を解析する。例えば、制御部341は、ユーザの体温の変化や画像データ、咳やくしゃみなどの音声データ等の変化の有無などに基づいて、病気が完治したか否かを判断する。また、制御部341は、画像データや、薬の容器や包装や薬にICチップと第1装着装置310(または第2装着装置320)との通信履歴に基づいて、薬を用法・用量に従って服用しているか否かを判断する。また、制御部341は、薬を用法・用量に従って服用しているにもかかわらず、病状が変化しない場合には、薬を変更する必要があるか否かを判断する。また、制御部341は、ユーザによる薬の服用回数に基づいて、薬の残量を確認し、処方した薬が全てなくなりそうか否かを判断する。その他、制御部341は、ユーザの情報に基づいて、薬の効果を判断したり、薬を変更する必要があるか、薬を新たに(追加で)配送する必要があるかを判断する。なお、制御部341は、解析の結果得られた、薬の残量の情報を用いて、薬データテーブルを更新する。
次いで、ステップS374では、制御部341は、ユーザの情報の解析結果に基づき、ユーザの病気や怪我が完治したか否かを判断する。このステップS374の判断が肯定された場合には、図21の効果を確認する処理を終了するとともに、図20の全処理を終了する。なお、ステップS374の判断が肯定された場合には、制御部341は、第1装着装置310を介してユーザに対し薬の服用を中止するよう報知するようにしてもよい。また、ユーザが薬の服用を中止した場合には、制御部341は、ユーザの手元に残っている薬の量を特定し、特定した薬の量を薬局サーバ350に通知してもよい。薬局では、通知された情報に基づいて、薬を回収して再利用するなどすることができる。一方、ステップS374の判断が否定された場合には、制御部341はステップS376に移行する。
ステップS376に移行した場合、制御部341は、薬を変更する必要があるか否か、あるいは処方した薬が全てなくなりそうか否かを判断する。このステップS376の判断が否定された場合には、制御部341は、ステップS370に戻る。一方、ステップS376の判断が肯定された場合には、制御部341は、ステップS378に移行する。
ステップS378に移行した場合、制御部341は、薬の情報を決定する。例えば、薬を変更する必要がある場合には、現在の薬と同一の効能で、効果がより大きい薬を次の薬の情報として決定する。あるいは、薬によりユーザに悪影響(めまい、発作、異常行動等)があった場合には、制御部341は、そのような副作用のない薬を次の薬として決定する。なお、ユーザへの悪影響(副作用)があったか否かは、第1装着装置310の加速度センサ309、位置検出部317、マイク318、第2装着装置320の生体情報取得部322などから検出することが可能である。例えばマイク318において取得される音声データからユーザが運転中と判断できた場合において、加速度や位置が急に変化した場合には、ユーザが意識を失い、自動車が急加速していた可能性があると判断することができる。また、位置は大きく変化せず、加速度が鉛直方向下向きに急に変化している場合、ユーザはめまいを起こしていた可能性があると判断することができる。また、薬が全てなくなりそうであるが、薬を変更する必要がない場合には、制御部341は、現在の薬と同一の薬を次の薬の情報として決定する。なお、制御部341は、ユーザの状態に応じて用法や用量を変更してもよい。
次いで、ステップS380では、制御部341は、通信部342を介して、薬の情報を薬局サーバ350に送信する。なお、このとき制御部341は、薬の情報を薬局サーバ350とともに第1装着装置310に送信してもよい。これにより、第1装着装置310の表示部313に薬の情報を表示することができるので、ユーザは配送されてくる薬を認識することができる。なお、ユーザは、薬の情報が表示された段階で、第1装着装置310の操作部308を用いて、薬の配送を拒否したり、薬の配送が必要か否かを選択してもよい。ステップS380の後は、制御部341はステップS370に戻る。
ステップS370に戻った後は、制御部341は、病気や怪我が完治するまで(ステップS374が肯定されるまで)、上記処理を繰り返す。
なお、薬局サーバ350の制御部351は、各ユーザの薬の使用量や各ユーザが保有する薬の使用期限に応じて、ストックする薬を調節してもよい。例えば、多くのユーザがインフルエンザに感染した場合、抗生物質などインフルエンザの治療のための薬を多くストックする。また、複数の薬局サーバ350のデータを製薬会社が収集することとすれば、製薬会社は生産調整(薬の大量生産、または生産量の減少など)を適切に行うことが可能となる。
以上、詳細に説明したように、本第3の実施形態によれば、管理サーバ340の制御部341は、薬を処方されたユーザが装着する第1装着装置310及び第2装着装置320、ならびにユーザの近傍にある温湿度計330が検出したユーザの情報に基づいて薬の効果を判断する(S372、S374)。これにより、第1装着装置310、第2装着装置320、温湿度計330でモニタリングされたユーザに関する種々情報に基づいて、ユーザに薬の効果が表れているかを精度よく判断することが可能となる。また、ユーザの情報はユーザ情報データテーブル(図22(a))に蓄積されるため、制御部341は、ユーザに薬を処方した後にも、ユーザの情報を常時確認し、薬を継続的に提供すべきか、薬を変更すべきか等について判断することができる。このため、ユーザには、必要な薬が適切なタイミングで提供されるようになり、管理サーバ340を所有する通信販売業者は、薬の継続的な販売機会を確保することができる。
また、本第3の実施形態においては、制御部341はユーザに処方された薬を変更するか否かを判断するので、ユーザの病気の状態や怪我の状態の変化を考慮して適切な薬をユーザに処方することができる。
また、本第3の実施形態において、制御部341は、第1装着装置310が検出したユーザの音声データを利用するので、音声データからユーザの健康状態や、薬の効果を適切に判断することが可能となる。
また、本第3の実施形態において、制御部341は、薬の服用前後に第1装着装置310、第2装着装置320が検出したユーザの情報を利用するので、薬の効果を適切に判断することができる。
また、本第3の実施形態において、制御部341は、薬局の薬局サーバ350と通信し、判断結果を薬局サーバ350に送信する。これにより、薬局は、薬が必要なユーザを特定できるので、ユーザに対して必要な薬を配送することができる。これにより、ユーザの使い勝手が向上するとともに、薬局による薬の販売を補助することができる。
また、本第3の実施形態においては、管理サーバ340の制御部341は、ユーザに病院での診察の予約を促すので、ユーザは診察が必要なことを速やかに知ることができる。なお、病院での診察後、病院サーバ360から薬局サーバ350に処方薬の情報を提供し、薬局から薬をユーザに配送してもよい。これにより、ユーザは薬局に行かず、自宅で薬を受け取ることができる。
また、本第3の実施形態においては、制御部341は、ユーザの年代(年齢、世代など)、性別、ユーザの位置(居住、勤務地域など)の少なくとも一つに基づいて、薬の判断を行う。これにより、制御部341は、ユーザと同世代、同地域の人のデータに基づき、薬についての判断をすることができる。特に、図21のフローチャートのステップS376で薬の変更を行うかどうかを制御部341が判断するときにユーザの同世代、同地域やアレルギーや、病歴などを参照することは有効である。
また、本第3の実施形態においては、第1装着装置310はユーザの動き(加速度)と、ユーザの位置を検出し、制御部341は動きと位置に基づき薬の判断を行う。これにより、例えば薬を服用した後に加速度や位置の急な変化があった場合に、薬によりユーザに異常が発生したため、薬を変更すべきと判断することができる。なお、制御部341は、ユーザに異常が発生したと判断した場合、例えば第1装着装置310などの機器に連絡をすることで、ユーザが無事であるか否かを確認してもよい。
なお、上記第3の実施形態では、制御部341が蓄積したデータを製薬会社に提供することで、製薬会社は薬の効果を確かめる情報を得ることが可能となる。また、薬が新薬の場合には、製薬会社は、制御部341が蓄積したデータを治験のデータとして利用することができる。例えば、製薬会社では、制御部341が蓄積したデータを利用して、薬の用法、用量を定めることができる。
なお、上記第3の実施形態では、制御部341は、ユーザの病気や怪我の度合い、環境等に応じて、第1装着装置310にユーザの健康管理に関する情報を送信してもよい。これにより、例えば「安静にしてください」、「傷口を濡らさないでください」、「家を暖かくしてください」などのメッセージが第1装着装置310の表示部313に表示されるので、ユーザは、病気や怪我を治すために留意すべきことを知ることができる。
なお、上記第3の実施形態において、管理サーバ340を使用する通信販売業者は、契約を交わしたユーザに対し、薬の割引などをしてもよい。これにより多くのユーザを集め、情報を多く蓄積し、解析の精度を高めることができる。
なお、上記第3の実施形態において、第1装着装置310として、眼鏡型端末に代えて、例えばコンタクトレンズ型端末を採用してもよい。コンタクトレンズ型端末を採用する場合には、涙の成分から血糖値などを検出してもよい。また、住宅やオフィスなどに、温湿度計330とともに例えばカメラ、マイクなどの据え置き型の電子機器を設置し、ユーザ周辺の情報(画像、音声など)を検出してもよい。
なお、上記第3の実施形態において、第2装着装置320および温湿度計330は、第1装着装置310を介さずに、管理サーバ340と直接通信してもよい。また、管理サーバ340が行った図20、図21のフローチャートの処理の一部またはすべてを薬局サーバ350や病院サーバ360に行わせるようにしてもよい。
《第4の実施形態》
以下、第4の実施形態に係る電子機器システムについて、図23〜図25に基づいて、詳細に説明する。図23は、第4の実施形態に係る電子機器システム600の構成を模式的に示す図である。
図23に示すように、電子機器システム600は、図16の電子機器システム400のユーザ用システム390に代えてユーザ用システム390aを備え、業者サーバ380をさらに備える。ユーザ用システム390aは、第1装着装置310、第2装着装置320、温湿度計330、端末装置370を含有する。端末装置370は、インターネットなどのネットワーク301に接続されている。業者サーバ380は、ネットワーク302に接続されている。なお、本第4の実施形態においても、ネットワーク301とネットワーク302が同一の(共通の)ネットワークであってもよい。また、本第4の実施形態では、業者サーバ380は、ユーザに食事(調理済みの料理・弁当など、調理前の食材など)を配送する業者に設けられるものとする。
第1装着装置310、第2装着装置320、温湿度計330、管理サーバ340は第3の実施形態と同様の構成である。
管理サーバ340の記憶部343は、図22(a)に示すユーザ情報データテーブル、図22(b)に示す薬データテーブルとともに、図25(a)に示す食事制限データテーブル、および図25(b)に示す食事データテーブルを記憶している。食事制限データテーブルは、各ユーザの食事制限に関する情報を格納するデータテーブルである。食事制限に関する情報とは、体重の目標(ダイエットの目標)、カロリー制限、塩分・糖質の制限(一日の摂取量の上限等)、アレルゲン、食べられない食材などである。食事データテーブルは、ユーザの食事に関する情報を格納するデータテーブルである。食事に関する情報とは、ユーザに配送される食材または弁当に関する情報であり、具体的には、ユーザに配送すべき食事のカロリー、糖質、塩分、使用不可食材等の情報である。なお、図25(b)にはユーザAについての食事データテーブルを示したが、記憶部343は他のユーザについての食事データテーブルも記憶するものとする。
(端末装置370)
端末装置370はユーザが所有する電子機器であり、例えばPC(Personnel computer)、タブレット型端末、スマートフォンなどである。ユーザは端末装置370の入力装置(キーボード、マウスなど)を用いて情報を入力することができる。端末装置370は管理サーバ340に情報を送信する。なお、例えば第1装着装置310が端末装置370と同等の機能を有する場合には、端末装置370をユーザ用システム390aから省略してもよい。
(業者サーバ380)
業者サーバ380は、管理サーバ340(図17の管理サーバ340の通信部342)と通信する。なお、管理サーバ340を所有する通信販売業者と、業者サーバ380を所有する業者とは、同一の業者でもよいし、提携関係にあってもよい。
図24には管理サーバ340の制御部341の実行する処理がフローチャートにて示されている。なお、図24の処理は、図20の処理と同時並行的に行われる処理である。
なお、図24の処理の前提として、ユーザは端末装置370を用いて、ユーザの情報として、例えば現在の身長、体重、体重の目標(ダイエットの目標)、アレルゲンなどを管理サーバ340に予め送信しておくものとする。この場合、制御部341は、受信した情報を食事制限データテーブルに格納する。例えばユーザAが端末装置370上でアレルゲンとして“そば”を入力した場合、制御部341は、食事制限データテーブルのユーザAの“アレルゲン”のフィールドに“そば”を入力する。また、ユーザAが端末装置370上でダイエットの目標として“6ヶ月で5kgの減量”を入力した場合、制御部341は食事制限として摂取カロリーの上限(例えば一日1500kcalなど)を定め、食事制限データテーブルのユーザAの“カロリー制限”のフィールドに格納する。このとき、制御部341は、第2装着装置320の検出する心拍数および脈拍などから、ユーザの基礎代謝量等を算出し、当該基礎代謝量等に基づいて摂取カロリーの上限を定めてもよい。また、制御部341は、図22(b)の薬データテーブルから、服用中の薬を把握し、当該薬とともに摂取すると人体に害のある食材を“アレルゲン”のフィールドに格納するようにしてもよい。なお、“アレルゲン”とは別のフィールド(例えば、“制限食材”など)を食事制限データテーブルに設けて、服用中の薬に関連して制限される食材の情報を格納するようにしてもよい。なお、第1装着装置310は、通信機能を有する体重計から体重などのデータを自動的に収集し、管理サーバ340に送信するものとしてもよい。この場合、制御部341は、収集した体重などのデータから基礎代謝量等を算出するようにしてもよい。なお、体重計から管理サーバ340に対して直接データを送信するようにしてもよい。
図24の処理においては、制御部341は、ステップS390において、食事決定タイミングが到来するまで待機する。食事決定タイミングは、例えば、朝・昼・夕の食事の数時間前であるものとする。食事決定タイミングが到来すると、制御部341は、ステップS392に移行する。
ステップS392に移行すると、制御部341は、食事の情報を決定する。このとき、制御部341は、食事制限データテーブルに基づき、食事の情報を決定する。すなわち、アレルゲン(制限食材)を含まず、かつ食事のカロリーや塩分の上限を考慮して、今回の食事における制限(食材、カロリー、塩分、使用不可食材等)を決定する。制御部341は、決定した食事の情報を記憶部343の食事データテーブルに格納する。
次いで、ステップS394では、制御部341は、通信部342を介して、食事の情報を業者サーバ380に送信する。業者は、業者サーバ380が受信し、ディスプレイ等に表示した食事の情報に基づき、食事を準備し、ユーザに配送する。なお、制御部341は、食事の情報を業者サーバ380とともに第1装着装置310に送信してもよい。
次いで、ステップS396では、ユーザが食事を終了したか否かを判断する。例えば、制御部341は、ユーザによる食事の摂取の状況を示す情報(例えば、図25(c)に示すような食後の食器の画像など)を取得した場合に、ユーザが食事を終了したと判断する。なお、国際公開第2014/097671号に記載されているように検出部が設けられた箸やフォークを用いてユーザの食事の状況を検出し、食事が終了したか否かを判断するようにしてもよい。ユーザが食事を終了した場合(ステップS396:肯定)、制御部341はステップS398に移行する。
ステップS398において、制御部341は、食事制限データテーブル及び食事データテーブルを更新する。制御部341は、撮像部312が撮像した画像等から配送した食事の摂取状況を把握し、残した食材があった場合には、図25(a)の食事制限データテーブルの“食べられない食材”のフィールドに格納する。なお、制御部341は、同一の食材を所定回数残した場合に、“食べられない食材”のフィールドに格納してもよい。
また、制御部341は、残した食材のカロリー、糖質、塩分を食事データテーブルの各フィールドの値から差し引く。なお、ユーザが実際に摂取したカロリーや糖質、塩分等を国際公開第2014/097671号の技術を用いて検出し、食事データテーブルの各値を更新するようにしてもよい。なお、ユーザが食事を食べている間に、ユーザ用システム390aにおいて取得されるユーザの情報から、血圧や血糖値に異常が生じたことが判明した場合には、血圧や血糖値に異常を生じさせたおそれのある食材を特定し、当該食材を食事制限データテーブルの“食べられない食材”のフィールドに格納してもよい。また、例えば数ヶ月など長期にわたってユーザが体重の目標を達成できない場合には、カロリー制限や糖質制限をより厳しく変更するようにしてもよい。
以上の処理により、図24の全処理が終了するが、制御部341は、継続的に図24の処理を繰り返す。
以上、詳細に説明したように、本第4の実施形態によれば、制御部341は、ユーザの情報や服用している薬の情報に基づいて、ユーザの食事に関する判断を行う。これにより、第3の実施形態と同様の効果のほか、ユーザの状態に対応した適切な食事に関する情報を決定することができる。例えばダイエット中のユーザに対しては、カロリーを抑えた食事とすることができるので、ユーザは、自らカロリー計算などを行うことなく、ダイエットに適した食事を摂ることができる。また、制御部341が、ユーザが服用している薬の情報に基づいて食事内容を判断することで、薬とともに摂取すると有害な食材をユーザに摂取させないようにすることができる。
また、本第4の実施形態によれば、制御部341は、業者サーバ380と通信し、判断結果(食事の情報)を業者サーバ380に送信する。これにより、ユーザは買い物に行くことなく、適切な食事をとることができる。例えば高齢者、病人、足を怪我した人など移動が困難なユーザや、商店から遠い場所に居住しているユーザの利便性が特に向上する。
なお、本第4の実施形態において、ユーザがレストランなどで外食した場合、または市販の弁当を食べた場合、第1装着装置310の撮像部312によりそれらの食事の画像を撮像し、管理サーバ340に送信してもよい。この場合、制御部341は、画像から当該食事に含まれる食材、カロリー、塩分などを取得し、以降の食事の情報を決定することができる。例えばユーザがレストランにおいて高カロリーな昼食を食べた場合、制御部341は、夕食においてカロリーを抑えた食事を提供するように決定することができる。なお、制御部341は、食事の画像などからユーザの摂取した食事を把握し、当該食事を提供したレストランや販売店などのサーバやウェブサイトからカロリーや塩分などの情報を取得してもよい。
なお、上記第4の実施形態においては、第1装着装置310の撮像する食事(配送した食事以外)の画像にアレルゲンが含まれている場合や服用している薬とともに摂取すると有害な食材が含まれている場合に、制御部341は、第1装着装置310に対して警告を送信してもよい。この場合、第1装着装置310の制御部311が表示部313上に警告のメッセージを表示したり、スピーカ319から警告音を発するようにすれば、ユーザが体に影響のある食材を摂取するのを防止することが可能となる。
なお、上記第4の実施形態では、図24の処理を図20の処理と同時並行的に行う場合について説明したが、これに限らず、図20の処理に図24の処理を組み込んで、一連の流れの中で図20、図24の処理を行うこととしてもよい。また、上記第4の実施形態では、制御部341は、図20の処理を行わなくてもよい。この場合、制御部341は、ユーザ用システム390aからユーザの情報を適宜受信し、図24の処理に利用すればよい。
なお、上記第1〜第4の実施形態における処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置(CPU)が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した各実施形態は本発明の好適な実施の例であり、上述の第1〜第4の実施形態とを適宜組み合わせることができる。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
10 装着装置
20 情報処理装置
22 カロリー量DB
24 カロリー量DB
30 ネットワーク
102 撮像部
104 表示部
106 操作部
108 マイク
110 スピーカ
112 活動検出部
114 時刻検出部
116 位置検出部
118 記憶部
120 通信部
122 制御部
202 通信部
204 記憶部
206 制御部
310 第1装着装置
320 第2装着装置
330 温湿度計
340 管理サーバ
341 制御部
342 通信部
350 薬局サーバ
360 病院サーバ
380 業者サーバ

Claims (22)

  1. 設定された摂取量の情報を取得する第1取得部と、
    前記摂取量の情報をユーザの状態に基づいて補正する補正部と、
    前記ユーザが実際に摂取した量及び前記ユーザがこれから摂取しようとする量の少なくとも一方の情報を取得する第2取得部と、
    前記補正部が補正した摂取量の情報と前記第2取得部が取得した量の情報とに基づき、情報を報知する制御部を備える電子機器。
  2. 前記摂取量は、食べ物の摂取によるエネルギー量であり、前記補正部は、前記ユーザの消費エネルギー量に基づいて前記摂取量の情報を補正する請求項1記載の電子機器。
  3. 前記ユーザの活動に関する情報を取得する活動情報取得部を備え、
    前記補正部は、前記活動情報取得部が取得した前記ユーザの活動に基づいて前記摂取量を補正する請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記制御部は、前記ユーザが摂取する食材の購入を促す情報及び前記ユーザが摂取する食材の摂取を促す情報の少なくとも一方を報知する請求項1から3のいずれか一項に記載の電子機器。
  5. 前記制御部は、前記ユーザが摂取する食材を購入できる場所の情報及び前記ユーザが摂取する食材を摂取できる場所の情報の少なくとも一方を報知する請求項1から4のいずれか一項に記載の電子機器。
  6. 前記制御部は、前記ユーザが摂取を控えるべき食材の購入を妨げる情報及び前記ユーザが摂取を控えるべき食材の摂取を妨げる情報の少なくとも一方を報知する請求項1から5のいずれか一項に記載の電子機器。
  7. 時刻を検出する時刻検出部を備え、
    前記制御部は、前記時刻検出部が検出した時刻により表示部に表示させる請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
  8. 前記ユーザの位置を取得する位置取得部を備え、
    前記制御部は、前記位置取得部が取得した位置により表示部に表示させる請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。
  9. 前記第1取得部は、前記ユーザが所定日数で摂取可能な量を取得する請求項1から8のいずれか一項に記載の電子機器。
  10. 前記表示部は、前記ユーザの身体に装着可能である請求項7から9のいずれか一項に記載の電子機器。
  11. 薬を処方されたユーザが装着、または該ユーザの近傍にある検出機器が検出した情報を入力する入力部と、
    前記入力部が入力する情報に基づいて前記薬の効果を判断する判断部と、を備える電子機器。
  12. 前記判断部は前記ユーザに処方された薬を変更するか否かを判断する請求項11に記載の電子機器。
  13. 前記判断部は、前記入力部が入力する情報及び前記ユーザに処方された薬の情報の少なくとも一方に基づいて、前記ユーザの食事に関する判断を行う請求項11または12に記載の電子機器。
  14. 前記入力部は、前記検出機器が検出した前記ユーザの音声データを入力する請求項11から13のいずれか一項に記載の電子機器。
  15. 前記入力部は、前記薬の服用前後に前記検出機器が検出した前記ユーザの情報を入力する請求項11から14のいずれか一項に記載の電子機器。
  16. 薬を保存または生産する機関の情報処理装置と通信する第1通信部を備える請求項11から15のいずれか一項に記載の電子機器。
  17. 前記第1通信部は、前記判断部の判断結果を、前記薬を保存または生産する機関の情報処理装置に送信する請求項16に記載の電子機器。
  18. 前記ユーザに食材または食事を提供する機関の情報処理装置と通信する第2通信部を備える請求項11から17のいずれか一項に記載の電子機器。
  19. 前記第2通信部は、前記判断部の判断結果を前記食材または食事を提供する機関の情報処理装置に送信する請求項18に記載の電子機器。
  20. 前記判断部は、前記ユーザの年代、性別、前記ユーザがいる地域の少なくとも一つに基づいて、前記薬の判断を行う請求項11から19のいずれか一項に記載の電子機器。
  21. 前記判断部は、前記ユーザが過去に服用した薬の効果に基づいて、前記薬の判断を行う請求項11から20のいずれか一項に記載の電子機器。
  22. 前記検出機器は、前記ユーザの動きと、前記ユーザの位置との少なくとも一方を検出し、
    前記判断部は、前記ユーザの動きと前記ユーザの位置との少なくとも一方に基づいて前記薬の判断を行う請求項11から21のいずれか一項に記載の電子機器。

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