JP2009128931A - 走行支援装置 - Google Patents

走行支援装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009128931A
JP2009128931A JP2007299750A JP2007299750A JP2009128931A JP 2009128931 A JP2009128931 A JP 2009128931A JP 2007299750 A JP2007299750 A JP 2007299750A JP 2007299750 A JP2007299750 A JP 2007299750A JP 2009128931 A JP2009128931 A JP 2009128931A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
lane
travel
straight
route
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007299750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4952533B2 (ja
Inventor
Akihisa Yokoyama
明久 横山
Takeshi Matsumura
健 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007299750A priority Critical patent/JP4952533B2/ja
Publication of JP2009128931A publication Critical patent/JP2009128931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4952533B2 publication Critical patent/JP4952533B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Navigation (AREA)

Abstract

【課題】交差点における交通流を円滑化することができる走行支援装置を提供する。
【解決手段】T字交差点T1に直進して接近する自車両C1が直進および右折可能なセンターラインCL寄りの右折可能車線上にあり、この自車両C1に次のT字交差点T2で右折する予定が無く、しかも、その後方にT字交差点T1を右折する後続車両C2がある場合、信号機S1の青色右折矢印灯の点灯に先立つ青色灯の点灯終期に、自車両C1には、左側車線への車線変更を促す所定のメッセージがナビゲーションシステムのディスプレイ画面およびスピーカによってなされる。このため、自車両C1は容易かつ円滑に左車線へ車線変更して右折可能車線から離脱することが可能となり、後続車両C2はT字交差点T1を円滑に右折することが可能となる。従って、T字交差点T1における右折車両の渋滞を緩和して交通流を円滑化することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の走行を支援する走行支援装置に関し、詳しくは、車両に車線変更を案内する走行支援装置に関するものである。
近年、車両の走行を支援する走行支援装置が種々提案されている。例えば特許文献1においては、車両の進路に応じて走行すべき車線を案内するものが提案されている。ここで、特許文献1には、指定した走行車線に通行不可となる地点がある場合、車両が通行不可となる地点に接近すると、車線変更するように音声案内することが記載されている。
特開2006−329832号公報
ところで、複数の方路のうち直進方路を除く特定方路のみへの進行を指示可能な信号機、例えば右折のみ指示可能な青色右折矢印灯(矢灯器)を有する右折矢印式信号機が設置された交差点において、直進と右折とが可能な特定車線に直進車両が進入して停車した場合、その後方にある右折予定の後続車は、青色右折矢印灯が点灯しても直ぐに右折することができず、少なくとも青色右折矢印灯が次に点灯まで信号待ちしなければならない。
このため、交差点の特定車線上には右折車両が渋滞することとなり、交差点の円滑な交通流が阻害される。この点、特許文献1に記載されたような走行支援装置では、交差点における交通流を円滑化することができない。
そこで、本発明は、交差点における交通流を円滑化することができる走行支援装置を提供することを課題とする。
本発明に係る走行支援装置は、複数の方路のうち直進方路を除く特定方路のみへの進行を指示可能な信号機が設置された交差点に接近する直進車両に対して車線変更を案内する走行支援装置であって、直進方路および特定方路へ進行可能な特定車線上に直進車両がある場合には、信号機が特定方路のみへの進行を指示するのに先立って、直進車両に車線変更を案内するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る走行支援装置では、交差点に接近する直進車両が直進方路および特定方路へ進行可能な特定車線上にある場合、信号機が特定方路のみへの進行を指示するのに先立って、直進車両に車線変更が案内される。このため、直進車両は容易かつ円滑に車線変更して特定車線から離脱することが可能となり、特定車線上にある後続車両は特定方路へ向けて交差点を円滑に通過することが可能となる。
本発明の走行支援装置においては、特定車線上に特定方路への進行を予定する後続車両があることを条件として直進車両に対する車線変更の案内をするのが好ましい。この場合、直進車両の不必要な車線変更が回避されて特定車線が直進車両の走行に有効に活用される。
ここで、直進車両および後続車にナビゲーションシステムと車車間通信システムとが搭載されている場合、特定方路への進行を予定する後続車両の有無は、その後続車両のナビゲーションシステムに予め登録された予定走行経路の情報を車車間通信システムにより取得して参照することにより判定可能である。また、特定方路への進行を予定する後続車両の有無は、その後続車両のウィンカー操作に基づく進路変更情報を車車間通信システムにより取得して参照することにより判定可能である。
本発明の走行支援装置においては、直進車両のナビゲーションシステムに予め登録された予定走行経路の情報を参照することにより、直進車両が予定走行経路を走行する上で特定車線の維持が必要な場合には、直進車両に対する車線変更の案内を回避するのが好ましい。この場合、直進車両の無理な車線変更が回避されて特定車線が直進車両の走行に有効に活用される。
本発明に係る走行支援装置によれば、交差点に接近する直進車両が直進方路および特定方路へ進行可能な特定車線上にある場合、信号機が特定方路のみへの進行を指示するのに先立って、直進車両に車線変更が案内されるため、直進車両は容易かつ円滑に車線変更して特定車線から離脱することが可能となり、特定車線上にある後続車は特定方路へ向けて交差点を円滑に通過することが可能となる。従って、本発明によれば、交差点における交通流を円滑化することができる。
ここで、特定車線上に特定方路への進行を予定する後続車両があることを条件として直進車両に対する車線変更の案内をするように構成された本発明の走行支援装置によれば、直進車両の不必要な車線変更が回避されて特定車線が直進車両の走行に有効に活用されるため、交差点における交通流を円滑化することができる。
また、直進車両の予定走行経路情報を参照して直進車両が予定走行経路を走行する上で特定車線の維持が必要な場合には、直進車両に対する車線変更の案内を回避するように構成された本発明の走行支援装置によれば、直進車両の無理な車線変更が回避されて特定車線が直進車両の走行に有効に活用されるため、交差点における交通流を円滑化することができる。
以下、図面を参照して本発明に係る走行支援装置の最良の実施形態を説明する。ここで、参照する図面において、図1は本発明の一実施形態に係る走行支援装置が車両の走行を支援する交差点付近の道路の模式図、図2は図1に示した自車両に搭載されている一実施形態に係る走行支援装置の構成を示す機能ブロック図、図3は図2に示した走行支援ECUの処理手順を示すフローチャートである。
一実施形態に係る走行支援装置は、例えば図1に示すような道路の交差点における交通流を円滑化するため、交差点に接近する直進車両に対し、適切な車線変更を案内することで車両の走行を支援する。
ここで、図1に例示した道路は、片側2車線の4車線道路に片側1車線の2車線道路がT字状に交差した2つのT字交差点T1,T2を有する。一方のT字交差点T1には、4車線道路の片側の2車線を図1の上方に向かって走行する車両に対応した信号機S1と、4車線道路の反対側の2車線を図1の下方に向かって走行する車両に対応した信号機S2と、2車線道路の片側の1車線を図1の左方に向かってを走行する車両に対応した信号機S3とが設置されている。なお、他方のT字交差点T2にも同様の信号機S1〜S3が設置されている。
信号機S1は、青色灯、黄色灯、赤色灯および青色右折矢印灯を有する右折矢印式信号機であり、青色灯の点灯により直進方路および右折方路(特定方路)への車両の進行を指示すると共に、赤色灯および青色右折矢印灯の同時点灯により直進方路を除く右折方路(特定方路)のみへの車両の進行を指示する。
一方、信号機S1,S2は、青色灯、黄色灯、赤色灯を有する標準信号機である。そして、これらの信号機S1〜S3の形式や点灯サイクル、点灯タイミングなどの情報を電波ビーコン(または光ビーコン)により付近の車両に向けて送信する路側機BがT字交差点T1,T2にそれぞれ設置されている。
ここで、一実施形態の走行支援装置は、例えば図1に示した4車線道路のセンターラインCL寄りの車線をT字交差点T1に向かって図1の上方に直進走行する自車両C1、すなわち、T字交差点T1において直進方路および右折方路(特定方路)へ進行可能なセンターラインCL寄りの右折可能車線(特定車線)上を直進走行する自車両C1に装備されている。
この走行支援装置は、図2に示すように、イグニションスイッチのオンにより作動を開始する走行支援ECU(Electric Control Unit)1、ナビゲーションシステム2、通信システム3などを備えて構成されている。
走行支援ECU1は、入出力インターフェースI/O、A/Dコンバータ、プログラムおよびデータを記憶したROM(Read Only Memory)、入力データ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、プログラムを実行するCPU(Central Processing Unit)等をハードウェアとして備えたマイクロコンピュータで構成されている。
ナビゲーションシステム2は、自車両C1の現在位置の情報を取得するためのGPS(Global Positioning System)受信機および自律航法装置、地図データを読み出すDVDドライブ、自車両C1の現在位置および予め登録された自車両Cの予定走行経路を地図上に重ねて画像表示するディスプレイ、自車両Cの予定走行経路に応じた案内音声を発するスピーカなどを備えている。
このナビゲーションシステム2は、GPS受信機および自律航法装置により取得した自車両C1の現在位置の情報と、地図データから得られる現在位置付近の交差点の位置情報とを走行支援ECU1に出力する。
通信システム3は、路車間通信部3Aと車車間通信部3Bとを備えている。路車間通信部3Aは、図1に示した路側機Bとの間で電波ビーコン(または光ビーコン)により通信することにより、信号機S1の形式や点灯サイクル、点灯タイミングなどの情報を取得し、その情報を走行支援ECU1に出力する。
一方、車車間通信部3Bは、図1に示した自車両C1の後方に位置する後続車両C2に装備された通信システム(図示省略)との間で無線通信手段により双方向通信することにより、後続車両C2のT字交差点T1における右折予定の有無の情報を取得し、その情報を走行支援ECU1に出力する。
この場合、車車間通信部3Bは、後続車両C2に装備されたナビゲーションシステム(図示省略)に予め登録されている後続車両C2の予定走行経路の情報および後続車両C2のウィンカーの操作方向の情報を取得する。
ここで、走行支援ECU1には、自車情報取得部1A、信号機情報取得部1B、後続車情報取得部1C、走行支援判定部1D、メッセージ出力部1Eがソフトウェアにより構成されている。
自車情報取得部1Aは、ナビゲーションシステム2と協働して自車情報取得手段を構成するものであり、ナビゲーションシステム2から自車両C1の現在位置の情報と、現在位置付近の直近の交差点の位置情報と、予め登録された自車両C1の予定走行経路の情報とを取得し、その情報信号を走行支援判定部1Dに送出する。
信号機情報取得部1Bは、通信システム3の路車間通信部3Aと協働して信号機情報取得手段を構成するものであり、路車間通信部3Aから信号機S1の形式や点灯サイクル、点灯タイミングなどの情報を取得し、その情報信号を走行支援判定部1Dに送出する。
後続車情報取得部1Cは、通信システム3の車車間通信部3Bと協働して後続車情報取得手段を構成するものであり、車車間通信部3Bから後続車両C2の予定走行経路の情報および後続車両C2のウィンカーの操作方向の情報を取得し、その情報信号を走行支援判定部1Dに送出する。
走行支援決定部1Dは、自車情報取得部1A、信号機情報取得部1Bおよび後続車情報取得部1Cから送出される各情報信号に基づいて走行支援の条件を判定し、その判定結果に応じT字交差点T1に接近する自車両C1に対して車線変更を促す走行支援を実行するか否かを決定する。そして、走行支援決定部1Dは、走行支援を実行すると決定した場合には、その支援決定信号を走行支援出力部1Eに送出する。
この走行支援決定部1Dは、自車情報取得部1Aから自車両C1の現在位置の情報信号および現在位置付近にある直近の交差点の位置の情報信号が入力されると、自車両C1が図1に例示したT字交差点T1の手前の所定距離の範囲にあるか否かを判定する。すなわち、自車両C1が直近の交差点に接近したか否かを判定する。
また、走行支援決定部1Dは、自車両C1の現在位置の情報信号に基づき、自車両C1が図1に例示したT字交差点T1を直進方路および右折方路(特定方路)へ進行可能な4車線道路のセンターラインCL寄りの右折可能車線上にあるか否かを判定する。すなわち、自車両C1が交差点を直進方路および特定方路へ進行可能な特定車線上にあるか否かを判定する。
さらに、走行支援決定部1Dは、自車両C1の予定走行経路の情報信号が自車情報取得部1Aから入力されると、自車両C1がT字交差点T1の次のT字交差点T2で右折する予定があるか否かを判定する。
走行支援決定部1Dは、信号機情報取得部1Bから信号機S1の形式や点灯サイクル、点灯タイミングなどの情報信号が入力されると、信号機S1の形式が右折矢印式信号機である場合、その信号機S1の点灯タイミングが青色灯の点灯終期であって、自車両C1が右折可能車線から離脱して左側車線へ容易に車線変更できるタイミングにあるか否かを判定する。すなわち、自車両C1が特定車線から離脱するように車線変更できるタイミングにあるか否かを判定する。
走行支援決定部1Dは、後続車情報取得部1Cから後続車両C2の予定走行経路の情報信号および後続車両C2のウィンカー操作の情報信号が入力されると、後続車両C2が直近のT字交差点T1を右折するのか否かを判定する。すなわち、後続車両C2が直近の交差点を特定方路へ進行するのか否かを判定する。
この判定において、走行支援決定部1Dは、後続車両C2の予定走行経路おける直近の交差点での右折予定の情報、または、後続車両C2の右折を指示するウィンカー操作の情報が入力された場合には、後続車両C2が直近のT字交差点T1を右折するものと判定する。
ここで、走行支援出力部1Eは、走行支援決定部1Dから支援決定信号が入力されと、ナビゲーションシステム2に所定のメッセージ信号を出力することにより、自車両C1に左側車線への車線変更を促す所定のメッセージ画像をディスプレイ画面に表示させ、かつ、自車両C1に左側車線への車線変更を促す所定のメッセージ音声をスピーカから発生させる。
以下、走行支援ECU1が実行する制御の処理手順を図3に示すフローチャートに沿って順次説明する。まず、ステップS1では、走行支援ECU1の自車情報取得部1Aがナビゲーションシステム2から自車情報として自車両C1の現在位置の情報と、現在位置付近の直近の交差点の位置情報と、予め登録された自車両C1の予定走行経路の情報とを取得する。
次のステップS2では、自車両C1が直近の交差点に接近したか否かを走行支援決定部1Dが判定する。ここで、図1に示すように、自車両C1がT字交差点T1の手前の所定距離の範囲にある場合には、YESと判定されて次のステップS3に進むが、そうでない場合にはNOと判定されてステップS1に戻る。
ステップS3では、自車両C1が直近の交差点を直進方路および特定方路へ進行可能な特定車線上にあるか否かを走行支援決定部1Dが判定する。ここで、図1に示すように、自車両C1がT字交差点T1を直進方路および右折方路(特定方路)へ進行可能な4車線道路のセンターラインCL寄りの右折可能車線上にある場合には、YESと判定されて次のステップS4に進むが、そうでない場合にはNOと判定されてステップS1に戻る。
次のステップS4では、信号機情報取得部1Bが通信システム3の路車間通信部3Aから信号機S1の形式や点灯サイクル、点灯タイミングなどの情報を取得する。続くステップS5では、信号機S1の形式が右折矢印式信号機である場合、その信号機S1の点灯タイミングが青色灯の点灯終期であって、自車両C1が図1に示した右折可能車線から離脱して左側車線へ容易に車線変更できるタイミングにあるか否かを走行支援決定部1Dが判定する。ここで、信号機S1が青色灯の点灯終期であれば、YESと判定されて次のステップS6に進むが、そうでない場合にはNOと判定されてリターンへ進む。
次のステップS6では、後続車情報取得部1Cが通信システム3の車車間通信部3Bから後続車両C2の予定走行経路の情報および後続車両C2のウィンカー操作の情報を取得する。続くステップS7では、後続車両C2が直近のT字交差点T1を右折方路(特定方路)へ向けて右折するのか否かを走行支援決定部1Dが判定する。
ここで、走行支援決定部1Dは、後続車両C2の予定走行経路おける右折予定の情報、または、後続車両C2の右折を指示するウィンカー操作の情報が入力された場合にはYESと判定し、そうでない場合にはNOと判定する。そして、走行支援決定部1DによるステップS7の判定結果がYESであれば次のステップS8に進むが、NOであればリターンへ進む。
次のステップS8では、自車情報取得部1Aから送出された自車両C1の予定走行経路の情報信号に基づき、自車両C1が次のT字交差点T2で右折する予定があるのか否かを走行支援決定部1Dが判定する。ここで、自車両C1が次のT字交差点T2で右折する予定が無い場合には、YESと判定されて次のステップS9に進むが、そうでない場合にはNOと判定されてリターンへ進む。
ステップS9では、走行支援決定部1Dから走行支援出力部1Eに支援決定信号が入力されることにより、走行支援出力部1Eがナビゲーションシステム2に所定のメッセージ信号を出力する。その結果、自車両C1に左側車線への車線変更を促す所定のメッセージ画像がナビゲーションシステム2のディスプレイ画面に表示され、かつ、自車両C1に左側車線への車線変更を促す所定のメッセージ音声がナビゲーションシステム2のスピーカから発せられる。こうして、自車両C1に対する左側車線への車線変更の案内がなされる。
以上説明したように、一実施形態の走行支援装置では、図1に示すように、自車両C1が直近のT字交差点T1の手前の所定距離の範囲にあってセンターラインCL寄りの右折可能車線(特定車線)上にあり、この自車両C1に次のT字交差点T2で右折する予定が無く、しかも、自車両C1の後続車両C2がT字交差点T1を右折するものと判定される場合、信号機S1の青色右折矢印灯の点灯に先立つ青色灯の点灯終期に、自車両C1には、左側車線への車線変更を促す所定のメッセージがナビゲーションシステム2のディスプレイ画面およびスピーカによってなされる。
このため、T字交差点T1を直進しようとする自車両C1は、容易かつ円滑に左側車線へ車線変更して右折可能車線(特定車線)から離脱することが可能となり、右折可能車線(特定車線)上にある後続車両C2は右折方路(特定方路)へ向けてT字交差点T1を円滑に右折することが可能となる。従って、一実施形態の走行支援装置によれば、T字交差点T1における右折可能車線上の右折車両の渋滞を緩和して交通流を円滑化することができる。
ここで、自車両C1の後続車両C2がT字交差点T1を右折しないものと判定される場合には、自車両C1に対する左側車線への車線変更を促す所定のメッセージがなされないため、直進車両である自車両C1の不必要な車線変更が回避される。従って、この場合には、右折可能車線(特定車線)を自車両C1の走行に有効に活用することができ、この点からもT字交差点T1における交通流を円滑化することができる。
また、自車両C1に次のT字交差点T2で右折する予定があり、自車両C1にとって右折可能車線(特定車線)を維持することが必要であるものと判定される場合にも、同様に自車両C1に対する左側車線への車線変更を促す所定のメッセージがなされないため、自車両C1の不必要な車線変更が回避される。従って、この場合にも、右折可能車線(特定車線)を自車両C1の走行に有効に活用することができ、この点からもT字交差点T1における交通流を円滑化することができる。
本発明に係る走行支援装置は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、図2に示した走行支援出力部1Eは、自車両C1に装備されているメータユニット4およびスピーカ5に所定のメッセージ信号を出力するように構成されていてもよい。この場合、自車両C1に左側車線への車線変更を促す所定のメッセージ画像は、メータユニット4に設けられた所定の表示部に表示され、所定のメッセージ音声はスピーカ5から発せられる。
また、図3のフローチャートに示した処理手順は、図4のフローチャートに示す処理手順に変更し、あるいは図5のフローチャートに示す処理手順に変更することができる。
図4のフローチャートに示す処理手順は、図3のフローチャートに示した処理手順のうち、ステップS8の判定結果がNOの場合には、ステップS10の処理を経てリターンへ進むように変更したものである。
ここで、ステップS10では、走行支援出力部1Eが自車両C1に車両変更を促す所定のメッセージ信号をナビゲーションシステム2に出力する。すなわち、図6に示すように、自車両C1に対しセンターラインCL寄りの右折可能車線から左側車線へ退避して後続車両C2を右折可能とさせた後、再び右折可能車線へ復帰することを促す所定のメッセージ信号をナビゲーションシステム2に出力する。
このようなステップS10の処理を走行支援ECU1が実行する走行支援装置では、次のT字交差点T2で右折する予定があってT字交差点T1の手前の右折可能車線(特定車線)を直進しようとする自車両C1は、容易かつ円滑に左側車線へ退避して後続車両C2を右折可能とさせた後、再び右折可能車線へ復帰することが可能となる。従って、この場合には、T字交差点T1における右折可能車線上の右折車両の渋滞を緩和して交通流を円滑化することができ、かつ、自車両C1も次のT字交差点T2で円滑に右折することが可能となる。
一方、図5のフローチャートに示す処理手順は、図3のフローチャートに示した処理手順のうち、ステップS6〜S8の処理を省略したものである。この場合、自車両C1の後方にT字交差点T1で右折する後続車両があるか否かに拘わらず、また、自車両C1に次のT字交差点T2で右折する予定があるか否かに拘わらず、自車両C1には左側車線への車線変更の案内がなされる。
従って、図5のフローチャートに示す処理を走行支援ECU1が実行する走行支援装置では、少なくとも、T字交差点T1における自車両C1の後方の右折可能車線上にある右折車両の渋滞を緩和して交通流を円滑化することができる。
本発明の一実施形態に係る走行支援装置が車両の走行を支援する交差点付近の道路の模式図である。 図1に示した自車両に搭載されている一実施形態に係る走行支援装置の構成を示す機能ブロック図である。 図2に示した走行支援ECUの処理手順を示すフローチャートである。 図3に示したフローチャートの変更例を示す部分フローチャートである。 図3に示したフローチャートの他の変更例を示すフローチャートである。 図4に示したフローチャートの処理による車両の走行支援態様を説明する図1に対応した道路の模式図である。
符号の説明
1…走行支援ECU、1A…自車情報取得部、1B…信号機情報取得部、1C…後続車情報取得部、1D…走行支援決定部、1E…走行支援出力部、2…ナビゲーションシステム、3…通信システム、3A…路車間通信部、3B…車車間通信部、4…メータユニット、5…スピーカ、B…路側機、C1…自車両、C2…後続車両、S1〜S3…信号機、T1,T2…T字交差点。

Claims (4)

  1. 複数の方路のうち直進方路を除く特定方路のみへの進行を指示可能な信号機が設置された交差点に接近する直進車両に対して車線変更を案内する走行支援装置であって、
    前記直進方路および特定方路へ進行可能な特定車線上に前記直進車両がある場合には、前記信号機が特定方路のみへの進行を指示するのに先立って、前記直進車両に車線変更の案内をするように構成されていることを特徴とする走行支援装置。
  2. 前記特定車線上に前記特定方路への進行を予定する後続車両があることを条件として前記直進車両に車線変更の案内をするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の走行支援装置。
  3. 前記特定方路への進行を予定する後続車両の有無は、その後続車両の予定走行経路情報を参照して判定するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の走行支援装置。
  4. 前記直進車両の予定走行経路情報を参照して直進車両が予定走行経路を走行する上で前記特定車線の維持が必要な場合には、前記車線変更の案内を回避するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1つの請求項に記載の走行支援装置。
JP2007299750A 2007-11-19 2007-11-19 走行支援装置 Expired - Fee Related JP4952533B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299750A JP4952533B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 走行支援装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007299750A JP4952533B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 走行支援装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009128931A true JP2009128931A (ja) 2009-06-11
JP4952533B2 JP4952533B2 (ja) 2012-06-13

Family

ID=40819839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007299750A Expired - Fee Related JP4952533B2 (ja) 2007-11-19 2007-11-19 走行支援装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4952533B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017045130A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 住友電気工業株式会社 運転支援装置、コンピュータプログラム及び運転支援システム
CN108490950A (zh) * 2018-04-23 2018-09-04 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种基于虚拟轨道的变道方法及系统
CN109584567A (zh) * 2018-12-29 2019-04-05 浙江方大智控科技有限公司 基于车路协同的交通管理方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112071100B (zh) * 2020-09-21 2021-10-12 安徽省萧县黄河故道园艺场 一种交通信号防遮挡多功能装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1089997A (ja) * 1996-07-16 1998-04-10 Aisin Aw Co Ltd 車両用ナビゲーション装置
JP2001208556A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Denso Corp 地図表示装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1089997A (ja) * 1996-07-16 1998-04-10 Aisin Aw Co Ltd 車両用ナビゲーション装置
JP2001208556A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Denso Corp 地図表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017045130A (ja) * 2015-08-24 2017-03-02 住友電気工業株式会社 運転支援装置、コンピュータプログラム及び運転支援システム
CN108490950A (zh) * 2018-04-23 2018-09-04 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种基于虚拟轨道的变道方法及系统
CN108490950B (zh) * 2018-04-23 2020-07-28 安徽江淮汽车集团股份有限公司 一种基于虚拟轨道的变道方法及系统
CN109584567A (zh) * 2018-12-29 2019-04-05 浙江方大智控科技有限公司 基于车路协同的交通管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4952533B2 (ja) 2012-06-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5093057B2 (ja) 交差点走行支援システム、走行支援システム、および車載装置
CN111754793B (zh) 车辆用驾驶辅助装置
JP3786053B2 (ja) 交通管制方法
JP2005189008A (ja) ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム
JPWO2010082302A1 (ja) 運転支援装置
JPWO2020016621A1 (ja) 走行支援方法及び走行支援装置
JP2016115247A (ja) 交通信号制御装置、コンピュータプログラム、及び交通信号制御方法
US11541892B2 (en) Vehicle control method and vehicle control device
WO2020012212A1 (ja) 走行支援方法及び走行支援装置
US20200211379A1 (en) Roundabout assist
JP2020027459A (ja) 自動運転支援装置
KR101698585B1 (ko) 능동형 차량 출발 알림 시스템 및 그 제어방법
CN111762167B (zh) 车辆用驾驶辅助装置
JP2011113503A (ja) 運転支援装置
JP4952533B2 (ja) 走行支援装置
KR20210030442A (ko) 주행 지원 방법 및 주행 지원 장치
CN112400096A (zh) 行驶辅助方法和行驶辅助装置
JP5056159B2 (ja) 交通信号制御システム、交通信号制御機、車載装置及び交通信号制御方法
JP5262654B2 (ja) 運転支援装置
JP2010286877A (ja) 車両用制御装置
JP5640576B2 (ja) 走行支援装置、及び走行支援システム
JP2003331400A (ja) 車両の制御装置
JP2022075292A (ja) 車両の運転支援装置
JP5125574B2 (ja) 経路探索装置、コンピュータプログラム及び経路探索方法
JP6165084B2 (ja) ナビゲーションシステム及びコンピュータプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120214

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120227

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4952533

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees