JP2009127655A - バルブアッセンブリ - Google Patents

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Abstract

【課題】バルブボディにリニアソレノイドバルブを取付ける挿着孔及び両者を固定する固定ピンの固定孔を正確に設けることができること。
【解決手段】バルブボディ10の挿着孔11にリニアソレノイドバルブ20を挿入し、バルブボディ10に設けた固定孔18に固定ピン17を挿入するだけで、堅固に固着でき、リニアソレノイドバルブ20の離脱を防止できる。このとき、リニアソレノイドバルブ20を挿入するバルブボディ10の挿着孔11は、固定ピン17を固定孔18に挿入する方向に対して略直角な対向面としたものであり、ドリルで固定孔18を穿設する場合でも、ドリルの歯の負荷が回転角度によって変化しないから、所望する固定孔18を穿設でき、バルブボディ10にリニアソレノイドバルブ20を取付ける挿着孔11及び両者を固定する固定ピン17の固定孔18を正確に設けることができ、作業性がよい。
【選択図】図4

Description

本発明は、リニアソレノイド等の電磁バルブの取付けを行うバルブアッセンブリに関し、特に、バルブボディにリニアソレノイド等の電磁バルブを取付けてなるバルブアッセンブリに関するものである。
従来のリニアソレノイドバルブとしては特許文献1に記載のものがある。
例えば、特許文献1の図2に示すように、リニアソレノイドバルブは、端部に円筒ボス部(42)を備えたコアステータ(35)(なお、ここで( )内の数字は特許文献1に記載の図面の構成部品を示すものである)を、バルブボディ(4A)のシリンダ端部の嵌合穴に挿入し、そこにピン(54)が打込まれて固定されている。詳しくは、コアステータ(35)の円筒ボス部(42)に嵌合面を設け、他方のバルブボディ(4A)の端部には対をなす嵌合穴を設けて、共に緩やかな嵌め合いを構成している。この嵌め合い部と接するように軸直角方向に少なくとも2箇所の小さな貫通穴(53)が設けられて、この貫通穴(53)にピン(54)が打込まれ、軸方向に所定の軸力を生じて固定されている。
ピン(54)による打込み固定の場合には、少なくとも円筒ボス部(42)の貫通穴(53)の半円中心と、バルブボディ(4A)側の貫通穴(53)の半円中心は互いに僅かにオフセットされていることが好ましく、このオフセット代だけピン(54)によって弾性変形を生じさせ、これによる適正な軸力の発生によって確実な固定が可能である。
また、ピン(54)はその長手軸方向がストレートであることに限らず、ピン側が湾曲していても構わず、テーパ構造を有していても構わず、打込んだときにピンの弾性力による軸力によって固定してもよい。
即ち、特許文献1に記載のリニアソレノイドバルブは、バルブボディ(4A)に直接スプール及びリニアソレノイド(1A)を組込むものである。
特開2007−120713
ところが、現今では、リニアソレノイドバルブが複数のバルブ側ポートを形成したスリーブと、そのバルブ側ポートを開閉するスプールと、そのスプールを駆動するプランジャと、そのプランジャを電磁力で駆動するコイルを有するソレノイドとを組付けて一体化して使用されるリニアソレノイドバルブの単体構造となっており、特許文献1の技術を直接使用することができない。
これをバルブボディに装着する構造を採用しようとすると、次のような方法が考えられる。
図5は従来のダイキャストで製造されるバルブボディにリニアソレノイドバルブの挿着孔を穿設する第1の方法を示す説明図であり、また、図6は従来のダイキャストで製造されるバルブボディにリニアソレノイドバルブの挿着孔を穿設する第2の方法を示す説明図である。
まず、図5(a)乃至(c)に示すように、バルブボディ1のダイキャスト時にリニアソレノイドバルブの挿着孔4よりも小径の断面が略蒲鉾形状の肉抜孔2を形成し、ダイキャストで断面が略蒲鉾形状の肉抜孔2を形成した後、肉抜孔2の直線部分に、固定ピン5の挿着孔3を穿設する。その後、肉抜孔2を特定のリニアソレノイドバルブの径に合致させるべく挿着孔4に拡径加工を行う第1の方法がある。
また、図6(a)乃至(c)に示すように、バルブボディ1のダイキャスト時にリニアソレノイドバルブの挿着孔4よりも小径の肉抜孔2Aを形成し、ダイキャストで形成した小径の肉抜孔2Aを形成した後、肉抜孔2Aの一部に固定ピン5の挿着孔3を穿設する。その後、肉抜孔2を特定のリニアソレノイドバルブの径に合致させるべく挿着孔4に拡径加工を行う第2の方法がある。
まず、上記方法1では、ダイキャストで断面が略蒲鉾形状の肉抜孔2を形成した後、その肉抜孔2の直線部分に固定ピンを挿入する挿着孔3を穿設する場合には、ドリルで容易に穿設することができる。しかし、肉抜孔2からその中心軸に沿って挿着孔4とすべく拡径加工を行う場合には、肉抜孔2の中心軸が捉え難いので、加工によって設計上の中心軸が得られない可能性がある。また、方法1では、略蒲鉾形状の直線部付近が厚肉となるため鋳巣が発生しやすいという問題もある。
また、上記方法2では、ダイキャストで形成した小径の肉抜孔2Aを形成した後、肉抜孔2Aの一部に固定ピンの挿着孔3を穿設する際、ドリルが肉抜孔2Aを通過する加工中にドリルに加わる負荷の違いにより、固定ピン5の挿着孔3を直線状に形成できなかったり、下降中にドリルが折れたり、バルブボディ1を噛んだりする可能性があり、加工効率が上がらないという可能性がある。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、バルブボディにリニアソレノイドバルブ等の電磁バルブを取付ける挿着孔及び両者を固定する固定ピンの固定孔を正確に設けることができるバルブアッセンブリの提供を目的とするものである。
請求項1にかかるバルブアッセンブリは、電磁バルブのスリーブを挿入する挿着孔を有し、前記挿着孔に前記電磁バルブを装着した状態で前記複数のバルブ側ポートと連繋するポートを配設したバルブボディと、前記バルブボディの前記挿着孔に装着した前記電磁バルブを前記バルブボディに設けた固定孔に挿入することによって両者を固着する固定ピンとを具備し、前記電磁バルブを挿入する前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記固定ピンを前記固定孔に挿入する方向に対して略直角な対向面を形成してなるものである。
ここで、上記電磁バルブは、リニアソレノイドバルブに限らず電磁的に駆動するバルブであればよい。上記バルブボディは、前記電磁バルブのスリーブの一部または全部を挿入する挿着孔を有し、前記電磁バルブの装着状態で前記複数のバルブ側ポートと連繋するポートを配設したものであり、前記挿着孔は一部開口していてもよいし、前記挿着孔の挿入口を除き全閉状態で形成されたものでもよい。
また、上記固定ピンは、前記バルブボディの前記挿着孔に挿入した前記電磁バルブを前記バルブボディに固定するもので、通常、円柱状が使用されるが、円柱状にテーパを付したものでもよいし、角柱状であってもよい。
そして、前記電磁バルブを挿入する前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部を、前記挿着孔を穿設した対向面を略平行面とすることは、前記固定孔に前記固定ピンを挿入する方向に対して略直角な平面を形成することにより、例えば、ドリルで穿設しても、その回転するドリルにドリルの長さ方向以外の外力が加わらないようにするものである。
更に、上記固定孔に前記固定ピンを挿入する方向に対して略直角な平面とは、原理的には、前記固定ピンを挿入する方向に対して直角な平面であるが、前記バルブボディをダイキャストで形成することがあるから、型抜きを考慮するとテーパにならざるを得ないから、略直角の意味で表現している。
請求項2にかかるバルブアッセンブリは、リニアソレノイドバルブのスリーブを挿入する挿着孔を有し、前記挿着孔に前記リニアソレノイドバルブを装着した状態で前記複数のバルブ側ポートと連繋するポートを配設したバルブボディと、前記バルブボディの前記挿着孔に装着した前記リニアソレノイドバルブを前記バルブボディに設けた固定孔に挿入することによって両者を固着する固定ピンとを具備し、前記リニアソレノイドバルブを挿入する前記バルブボディの前記挿着孔の固定ピン挿入部は、前記固定ピンを前記固定孔に挿入する方向に対して略直角な対向面としたものである。
ここで、上記バルブボディは、前記リニアソレノイドバルブのスリーブの一部または全部を挿入する挿着孔を有し、前記リニアソレノイドバルブの装着状態で前記複数のバルブ側ポートと連繋するポートを配設したものであり、前記挿着孔は一部開口していてもよいし、前記挿着孔の挿入口を除き全閉状態で形成されたものでもよい。
また、上記固定ピンは、前記バルブボディの前記挿着孔に挿入した前記リニアソレノイドバルブを前記バルブボディに固定するもので、通常、円柱状が使用されるが、円柱状にテーパを付したものでもよいし、角柱状であってもよい。
そして、前記リニアソレノイドバルブを挿入する前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部を、前記挿着孔を穿設した対向面を略平行面とすることは、前記固定孔に前記固定ピンを挿入する方向に対して略直角な平面を形成することにより、例えば、ドリルで穿設しても、その回転するドリルにドリルの長さ方向以外の外力が加わらないようにするものである。
更に、上記固定孔に前記固定ピンを挿入する方向に対して略直角な平面とは、原理的には、前記固定ピンを挿入する方向に対して直角な平面であるが、前記バルブボディをダイキャストで形成することがあるから、型抜きを考慮するとテーパにならざるを得ないから、略直角の意味で表現している。
請求項3にかかるバルブアッセンブリにおける前記バルブボディの前記挿着孔は、その長さ方向の一部、好ましくは、その端部から所定の深さまでの一部を、その断面外形が略U字形となるトンネル状としたものであるから、前記バルブボディの前記挿着孔の面積を維持し、かつ、前記バルブボディの前記挿着孔を、例えば、ドリルで穿設しても、その回転するドリルの回転角度毎の負荷が変化せず、かつ、ドリルの長さ方向以外の外力が加わらないから、固定ピンを挿入する方向に対して略直角な対向平面に前記固定孔を形成することができる。
ここで、断面略U字形状とは、その彎曲面で前記電磁バルブのスリーブと接触し、その平行面の位置をドリルの長さ方向以外の外力が加わらないように、固定ピンを挿入する方向に対して直角な平面としたものである。
請求項4にかかるバルブアッセンブリは、前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部と前記固定ピンが接触することのない位置関係に前記固定孔を設けたものである。
ここで、前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部と前記固定ピンが接触することのない位置関係とすることにより、例えば、ドリルを使用しても、そのドリルの長さ方向以外の外力を受けず、直線状に前記固定孔を穿設することができるものである。
請求項5にかかるバルブアッセンブリの前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部側は、一方側にフィードバックポート、反対側に前記固定ピンの前記固定孔を配設したものである。
ここで、前記フィードバックポートと前記固定孔は、その位置が略180度離れた位置に配設するものである。即ち、対向位置に配設するものであるが、多少のずれが問題となるものではない。
請求項6にかかるバルブアッセンブリの前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部側は、前記挿着孔を配設する箇所のみ端部から前記固定ピンを配設するに十分な深さまで、ダイキャストで成型した形状としたものである。
ここで、前記挿着孔の端部から前記固定ピンを配設するに十分な深さまでとは、前記固定孔を配設する箇所のみ、前記固定孔を設けるに十分な深さとすることを意味する。
請求項7にかかるバルブアッセンブリの前記固定孔に挿入する固定ピンは、単一としたものであり、複数個使用する必要性をなくしたものである。
請求項1の発明は、電磁バルブのスリーブを挿入する挿着孔、及び前記電磁バルブの装着状態で複数のバルブ側ポートと対向して連繋するポートを配設したバルブボディと、前記バルブボディの前記挿着孔に装着した前記電磁バルブを前記バルブボディに設けた固定孔に固定ピンを挿入することによって両者を固着するバルブアッセンブリにおいて、前記電磁バルブを挿入する前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記固定ピンを前記固定孔に挿入する方向に対して略直角な対向面、即ち、略平行面としたものである。
したがって、バルブボディの挿着孔に電磁バルブを挿入し、前記バルブボディに設けた固定孔に固定ピンを挿入するだけで、両者を堅固に固着でき、前記電磁バルブの離脱を防止できる。このとき、前記電磁バルブを挿入する前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記固定ピンを前記固定孔に挿入する方向に対して略直角な対向面としたものであり、仮に、ドリルで前記固定孔を穿設する場合でも、ドリルの刃の回転角度に対する負荷が回転位置によって変化しないから、所望する固定孔を穿設でき、前記バルブボディに電磁バルブを取付ける挿着孔及び両者を固定する固定ピンの固定孔を正確に設けることができる。また、ドリルで前記固定孔を穿設する場合でも、ドリルの歯の回転角度位置によって負荷が変化しないから、ドリルを折ったり、ドリルがバルブボディに噛み込むのを防止できる。
請求項2の発明は、リニアソレノイドバルブのスリーブを挿入する挿着孔、及び前記リニアソレノイドバルブの装着状態で複数のバルブ側ポートと対向して連繋するポートを配設したバルブボディと、前記バルブボディの前記挿着孔に装着した前記リニアソレノイドバルブを前記バルブボディに設けた固定孔に固定ピンを挿入することによって両者を固着するバルブアッセンブリにおいて、前記リニアソレノイドバルブを挿入する前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記固定ピンを前記固定孔に挿入する方向に対して略直角な対向面、即ち、略平行面としたものである。
したがって、バルブボディの挿着孔にリニアソレノイドバルブを挿入し、前記バルブボディに設けた固定孔に固定ピンを挿入するだけで、両者を堅固に固着でき、前記リニアソレノイドバルブの離脱を防止できる。このとき、前記リニアソレノイドバルブを挿入する前記バルブボディの前記挿着孔の固定ピン挿入部は、前記固定ピンを前記固定孔に挿入する方向に対して略直角な対向面としたものであり、仮に、ドリルで前記固定孔を穿設する場合でも、ドリルの刃の回転角度に対する負荷が回転位置によって変化しないから、所望する固定孔を穿設でき、前記バルブボディに電磁バルブを取付ける挿着孔及び両者を固定する固定ピンの固定孔を正確に設けることができる。また、ドリルで前記固定孔を穿設する場合でも、ドリルの歯の回転角度位置によって負荷が変化しないから、ドリルを折ったり、ドリルがバルブボディに噛み込むのを防止できる。
請求項3の発明のバルブアッセンブリにおいて、前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、その断面外形が略U字形となるトンネル状としたものであるから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、前記リニアソレノイドバルブと前記挿着孔との接触する面積を維持することができる。また、前記固定ピンを挿入する方向に対して略直角な対向平面に前記固着孔を、例えば、ドリルで穿設する場合でも、ドリルの長さ方向以外の外力が加わらないから、精度の高い直線状に穿設することができる。
請求項4の発明のバルブアッセンブリにおいて、前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記挿着孔の内面に前記固定ピンの長さ方向の外周が接触することのない位置関係であるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、例えば、ドリルを使用して穿設しても、そのドリルの長さ方向以外の外力を受けず、直線状に正確に前記固着孔を穿設することができる。
請求項5の発明のバルブアッセンブリにおいて、前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部側は、一方側にフィードバックポート、反対側に前記固定ピンの前記固着孔を配設したものであるから、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、前記固定ピンを前記固着孔に挿入する際に前記リニアソレノイドバルブまたは前記電磁バルブを装着する前記バルブボディの前記挿着孔側に押圧することができ、フィードバックポートの接触が密にできるから、フィードバックポートからの作動油のリークが少なくなり、調整圧を正確に制御することができる。
請求項6の発明のバルブアッセンブリにおいて、前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記固定ピンの前記挿着孔を配設する箇所のみ端部から前記固定ピンを配設するに十分な深さまで、ダイキャストで成型したものであるから、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の効果に加えて、前記固着孔の穿設加工が簡単となり、かつ、その加工時間も短くすることができる。
請求項7の発明のバルブアッセンブリにおいて、前記固定孔に挿入する固定ピンは、単一としたものであるから、請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の効果に加えて、複数個使用する必要性をなくし、作業性を向上することができる。また、固定ピンで押圧した場合には、前記リニアソレノイドバルブまたは前記電磁バルブを前記挿着孔に密着させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、実施の形態において、図中、実施の形態1と同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分であるから、ここでは重複する説明を省略する。
図1は本発明の実施の形態1にかかるバルブアッセンブリの全体構成を示す斜視図、図2は本発明の実施の形態1にかかるバルブアッセンブリで使用するリニアソレノイドバルブの全体構成を示す断面図、図3は本発明の実施の形態1にかかるバルブアッセンブリで使用するリニアソレノイドバルブの配置状態を示す図2の切断線A−Aに相当する箇所の断面の製造工程を示す図、図4は本発明の実施の形態1にかかるバルブアッセンブリにおけるリニアソレノイドバルブのフィードバックポートと固定ピンとの配置関係を示す断面図である。
図1において、アルミニウムのダイキャストで製造したバルブボディ10は、複数個のリニアソレノイドバルブ20A,20B,20C,・・・(以下、特定のリニアソレノイドバルブ20A,20B,20C,・・・を示さないときには、単に「20」と記す)が装着され、一体に取付けられるベース体となっている。バルブボディ10には、図2に示すように、複数個のリニアソレノイドバルブ20を挿入する複数の挿着孔11A,11B,11C,・・・(以下、特定のリニアソレノイドバルブ11A,11B,11C,・・・を示さないときには、単に「11」と記す)を有している。この挿着孔11には、リニアソレノイドバルブ20の装着状態で複数のバルブ側のポートに連繋するポートを配設し、これらポート間で接続され、形成された油路を開閉できる構成となっている。
バルブボディ10には、後述する固定ピン17の抜け止めを行うと共に、リニアソレノイドバルブ20のコネクタとしてのターミナル52にリード線を導き、保持するガイド板12を複数のボルト13によって固定している。
なお、本実施の形態におけるバルブボディ10の挿着孔11は、ダイキャストで形成した肉抜孔15を、仕上げ精度を上げるため拡径加工して形成している。
例えば、自動変速機の油圧回路に配設されるリニアソレノイドバルブ20は、図2に示すように、電流に基づいて作動し、電流に対応する油圧を図示されない摩擦係合要素のアクチュエータとして配設されている油圧サーボ機構に供給している。また、ソレノイド部40は磁気的に駆動する部分で、調圧バルブ部80はソレノイド部40を駆動することによって作動させられるバルブ部を構成している。
ソレノイド部40は、コイルアッセンブリ41、コイルアッセンブリ41に対して進退自在に配設されたプランジャ42、コイルアッセンブリ41を包囲して配設された外側ヨーク43及び前記コイルアッセンブリ41のコイル44に電流を供給するためのターミナル52を有している。
また、コイルアッセンブリ41は、ボビン45に巻線を巻装することによって形成されたコイル44の径方向の内方において、コイル44に隣接させて、コイル44の所定の箇所、本実施の形態においては前端(図において左端)の近傍より後方(図において右方)に延在させて配設された第2のヨーク筒状のエンド部47、コイル44の所定の箇所、本実施の形態においては前端の近傍より前方(図において左方)に配設された第1のヨークとしての環状のエンド部46、及びそれらのエンド部46とエンド部47間に配設された磁気抵抗部として形成された筒状の磁気遮蔽部48を備えている。ボビン45とエンド部46とエンド部47及び磁気遮蔽部48とは、溶接、ロー付け、焼結接合、接着等によって一体的に組付けられる。
コイルアッセンブリ41は、ターミナル52の部分を除いて略円筒状に形成され、コイルアッセンブリ41内(エンド部46、エンド部47及び磁気遮蔽部48の径方向の内方)には、軸方向において同じ径を有する中空部49が形成され、中空部49にプランジャ42が進退自在に、かつ、摺動自在に嵌入されている。したがって、プランジャ42は、中空部49に嵌入された状態でコイルアッセンブリ41によって保持されている。また、外側ヨーク43は、有底の筒状体からなり、筒状部及び円形の形状を有する底部を備え、深絞り、冷間鍛造等の塑性金属加工によって一体に形成されている。筒状部の前端にかしめ部が形成され、外側ヨーク43内にコイルアッセンブリ41を嵌入し、調圧バルブ部80をセットした後、かしめ部とスリーブ60の後端に形成されたフランジ部とをかしめて、ソレノイド部40及び調圧バルブ部80が一体的に組付けられている。
プランジャ42は、外周面が軸方向において同じ径を有し、軸方向においてコイル44より長く形成されている。そして、プランジャ42において、前端面(図において左端面)の中央に、調圧バルブ部80のスプール90の後端に形成されたプランジャ当接部91が当接させられ、後端面(図において右端面)には、前記底部から突出させて形成された当接部50が当接させられる。このように、底部に当接部50が形成され、かつ、当接部50の外周に非磁性体から成る外層が形成されるので、プランジャ42が外側ヨーク43に当接した状態において、プランジャ42と当接部50との間に磁路が形成されるのを抑制できる。
調圧バルブ部80は、スリーブ60、そのスリーブ60に対して進退自在に嵌入されたスプール90、スリーブ60の前端に取付けられ、スプール90がスリーブ60から抜け出すのを防止する抜止め用のエンドプレート61、エンドプレート61とスプール90の前端との間に配設され、スプール90をソレノイド部40側に向けて所定の弾性圧で付勢する付勢部材としてのコイルスプリング62を有している。
スプール90は、前端に形成され、コイルスプリング62の後端を収容する収容部を備えた中径のランド92、ランド92の後方に隣接させて形成された小径のグルーブ部93、グルーブ部93の後方に隣接させて形成された大径のランド94、ランド94の後方に隣接させて形成された小径のグルーブ部95、グルーブ部95の後方に隣接させて形成された大径のランド96、ランド96の後方に隣接させて形成された小径のグルーブ部97、及びグルーブ部97の後方に隣接させて形成されたプランジャ当接部91を有している。
グルーブ部97とプランジャ当接部91との間に環状の溝が形成され、その溝には弾性体からなる環状の薄板としてのダイヤフラム98の内周縁が取付けられ、ダイヤフラム98の外周縁はフランジ部51とエンド部46との間に挟持されている。ダイヤフラム98は、スリーブ60内の空間と中空部49とを区画し、スリーブ60内に発生した鉄粉等が中空部49に進入するのを防止している。
スリーブ60は、図示しないプライマリレギュレータバルブによって調整されたライン圧が入力圧として供給される入力ポート64、油圧サーボと接続され、出力圧を油圧サーボに対して出力するための出力ポート65、密閉されたフィードバックポート68とフィードバックポート69、入力圧をドレーンとするドレーンポート66、スリーブ60とランド92との間隙を抜けて流れた油をドレーンとするドレーンポート63、及びスリーブ60とランド96との間隙を抜けて流れた油をドレーンとするドレーンポート67を備え、フィードバックポート68とフィードバックポート69は、バルブボディ10とスリーブ60との間に形成されたフィードバック油路を介して出力ポート65と連通させられ、出力圧がフィードバック圧として供給され、ランド92、94の面積差に対応するフィードバック力を発生させ、そのフィードバック力でスプール90を後方に付勢している。
したがって、スプール90は、コイル44に電流を供給したときにプランジャ42に発生させられる推力、コイルスプリング62のスプリング荷重及びフィードバック力を受け、プランジャ当接部91をプランジャ42に当接させた状態で、プランジャ42と一体的に進退する。なお、本実施の形態においては、プランジャ当接部91がプランジャ42に当接させられるようになっているが、プランジャ42とスプール90との間に、所定の長さを有するシャフトを配設することもできる。即ち、ソレノイド部40は、直接的、間接的にスプール90を電磁力で駆動するコイル44を有する。
また、図3に示すように、アルミニウムのダイキャストで製造したバルブボディ10には、複数個のリニアソレノイドバルブ20が装着される挿着孔11を有している。この挿着孔11は、ダイキャストで製造されるとき、肉抜孔15が形成されている。肉抜孔15は挿着孔11よりも小径に形成されており、また、その挿着孔11の固定ピン挿入部16は、固定ピン17を固定孔18に挿入する方向に対して略直角な対向面とし、トンネル状(蒲鉾状)に肉抜きした断面略U字形状としている。固定ピン挿入部16は、固定ピン17の太さに対して1〜8mm程度加算した深さとしている。この固定ピン挿入部16は長円を長さ方向に1/2にした形状のものであるが、トンネル状(蒲鉾状)に肉抜きした断面略U字形状の外にも、長円柱、直方体形、立方体形とすることができる。何れにせよ、ダイキャストで製造したバルブボディ10の挿着孔11の固定ピン挿入部16は肉抜孔15の径よりも大きく形成されている。
バルブボディ10をダイキャストで製造した後、肉抜孔15の拡径処理を行って挿着孔11としている。本実施の形態では、通常、挿着孔11は肉抜孔15の円弧状部の仕上げ径を一致させるように形成している。挿着孔11は肉抜孔15の円弧状部と必ずしも一致させる必要はないが、挿着孔11を肉抜孔15の円弧状部に径を一致させると、挿着孔11に対してリニアソレノイドバルブ20と密に接触する面が広くなるから、安定した取付け状態が維持できる。
また、バルブボディ10をダイキャストで製造した後、肉抜孔15の固定ピン挿入部16には、断面略U字形状とした形状の略直角な対向面の固定ピン挿入部16側に、固定ピン17を挿入する方向に対して固定孔18を穿設する。固定孔18はドリル以外の例えば、放電加工等でも穿設可能であるが、本発明の実施例の効果は、特に、ドリルで穿設する場合に効果的である。
なお、このリニアソレノイドバルブ20を装着するバルブボディ10の挿着孔11の固定ピン挿入部16は、断面略U字形状、即ち、トンネル状としたバルブボディ10の挿着孔11の内側が、固定ピン17を固定孔18に挿入する方向に対して略直角な対向面としている。また、固定ピン17を固定孔18に挿入した後、固定ピン17の離脱を防止するため、固定ピン17の抜け止めを行うと共に、リニアソレノイドバルブ20のターミナル52にリード線を導き、保持するガイド板12を複数のボルト13によって固定している。
固定ピン17を挿入する方向に対して略直角な対向面にした挿着孔11の内側は、トンネル状に肉抜きした断面略U字形状とした形状としているが、固定ピン挿入部16は、挿着孔11の一部に、好ましくは、その開口する端部から固定ピン17の太さに対して1〜8mm程度加算した深さとなっている。
固定ピン挿入部16の開口を正面に見たとき、固定ピン挿入部16の壁面から0.5mm以上離れた位置に固定ピン17の固定孔18が穿設される。また、他方は、リニアソレノイドバルブ20の装着状態でスリーブ60の嵌合孔70に固定ピン17を挿入したとき、リニアソレノイドバルブ20の全体を固定ピン17を設けた側の反対側にスリーブ60を押圧し、挿着孔11の彎曲面にスリーブ60が密接できるように弾圧する位置としている。
このため、リニアソレノイドバルブ20のスリーブ60には、固定ピン17を装着したとき、リニアソレノイドバルブ20の全体または少なくともソレノイド部40側が挿着孔11の固定ピン17の反対側に移動するように位置決めされる。そして、挿着孔11を肉抜孔15の円弧状部に径を一致させ、挿着孔11に対してリニアソレノイドバルブ20と密に接触する面を広くすると、安定した取付け状態が維持できる。
更に、このとき、特に、フィードバックポート68とフィードバックポート69は、固定ピン17の反対側の面に形成されていると、フィードバックポート68からフィードバックポート69に帰還する帰還量がリークすることなく正確になるようにシール性を良くすることができる。即ち、フィードバックポート68及びフィードバックポート69側からみれば、固定ピン17の位置は反対側となる。この構成によって、フィードバックポート68からフィードバックポート69と挿着孔11とのシール性を良くすることができる。
このように、本実施の形態のバルブアッセンブリは、複数のドレーンポート63、入力ポート64、出力ポート65、ドレーンポート66、ドレーンポート67、フィードバックポート68、フィードバックポート69等のバルブ側ポートを形成したスリーブ60及びドレーンポート63、入力ポート64、出力ポート65、ドレーンポート66、ドレーンポート67、フィードバックポート69、フィードバックポート68等のバルブ側ポートを開閉するスプール90並びにスプール90を駆動するプランジャ42及びプランジャ42を電磁力で駆動するコイル44を有してなるリニアソレノイドバルブ20と、リニアソレノイドバルブ20のスリーブ60を挿入する挿着孔11を有し、リニアソレノイドバルブ20の装着状態で複数のドレーンポート63、入力ポート64、出力ポート65、ドレーンポート66、ドレーンポート67、フィードバックポート69、フィードバックポート68等のバルブ側ポートに連繋するポートを配設したバルブボディ10と、バルブボディ10の挿着孔11に装着したリニアソレノイドバルブ20をバルブボディ10に設けた固定孔18に挿入することによって両者を固着する固定ピン17を具備し、リニアソレノイドバルブ20を挿入するバルブボディ10の挿着孔11の内側は、固定ピン17を固定孔18に挿入する方向に対して略直角な対向面としたものである。
したがって、バルブボディ10の挿着孔11にリニアソレノイドバルブ20を挿入し、バルブボディ10に設けた固定孔18に固定ピン17を挿入するだけで、堅固に固着でき、リニアソレノイドバルブ20の離脱を防止できる。このとき、リニアソレノイドバルブ20を挿入するバルブボディ10の挿着孔11は、固定ピン17を固定孔18に挿入する方向に対して略直角な対向面としたものであり、仮に、ドリルで固定孔18を穿設する場合でも、ドリルの歯の負荷が回転角度によって変化しないから、所望する固定孔18を穿設でき、バルブボディ10にリニアソレノイドバルブ20を取付ける挿着孔11及び両者を固定する固定ピン17の固定孔18を正確に設けることができる。また、仮に、ドリルで固定孔18を穿設する場合でも、ドリルの刃の回転角度に対する負荷がドリルの回転角度によって変化しないから、ドリルを折ったり、ドリルがバルブボディ10に噛み込んでしまうのを防止できる。
ところで、図1乃至図3の実施の形態では、リニアソレノイドバルブ20について説明したが本発明を実施する場合には、リニアソレノイドバルブ20を一般の電磁バルブに使用することもできる。
即ち、本実施の形態のバルブアッセンブリは、複数のバルブ側ポートを形成したスリーブ60及びバルブ側ポートを開閉するスプール90並びにスプール90を駆動するコイル44を有してなる電磁バルブと、電磁バルブのスリーブ60を挿入する挿着孔11を有し、電磁バルブの装着状態で複数のバルブ側ポートに連繋するポートを配設したバルブボディ10と、バルブボディ10の挿着孔11に装着した電磁バルブをバルブボディ10に設けた固定孔18に挿入することによって両者を固着する固定ピン17を具備し、電磁バルブを挿入するバルブボディ10の挿着孔11の内側は、固定ピン17を固定孔18に挿入する方向に対して略直角な対向面とした構成とすることができる。
したがって、バルブボディ10の挿着孔11に電磁バルブを挿入し、バルブボディ10に設けた固定孔18に固定ピン17を挿入するだけで、堅固に固着でき、電磁バルブの離脱を防止できる。このとき、電磁バルブを挿入するバルブボディ10の挿着孔11は、固定ピン17を固定孔18に挿入する方向に対して略直角な対向面としたものであり、仮に、ドリルで固定孔18を穿設する場合でも、ドリルの歯の負荷が回転角度によって変化しないから、所望する固定孔18を穿設でき、バルブボディ10に電磁バルブを取付ける挿着孔11及び両者を固定する固定ピン17の固定孔18を正確に設けることができる。また、仮に、ドリルで固定孔18を穿設する場合でも、ドリルの刃の回転角度に対する負荷がドリルの回転角度によって変化しないから、ドリルを折ったり、ドリルがバルブボディ10に噛み込んでしまうのを防止できる。
また、本実施の形態のバルブアッセンブリのリニアソレノイドバルブ20または電磁バルブを装着するバルブボディ10の挿着孔11は、断面略U字形状としたものであるから、リニアソレノイドバルブ20または電磁バルブが挿着孔11で接触する面積を維持することができる。また、固定ピン17を挿入する方向に対して略直角な対向平面に固定孔18を、例えば、ドリルで穿設する場合でも、ドリルの長さ方向以外の外力が加わらないから、精度の高い直線状に穿設することができる。
また、本実施の形態のバルブアッセンブリのリニアソレノイドバルブ20または電磁バルブを装着するバルブボディ10の挿着孔11は、バルブボディ10の挿着孔11の内面に固定ピン17が接触することのない位置関係としたものであるから、例えば、ドリルを使用して穿設しても、そのドリルの長さ方向以外の外力を受けず、直線状に正確に固定孔18を穿設することができる。
そして、本実施の形態のバルブアッセンブリのリニアソレノイドバルブ20または電磁バルブを装着するバルブボディ10の挿着孔11は、その両側の一方側にフィードバックポート68とフィードバックポート69、反対側に固定ピン17の固定孔18を配設したものであるから、固定ピン17を固定孔18に挿入する際にリニアソレノイドバルブ20または電磁バルブを装着するバルブボディ10の挿着孔11側に押圧するように弾圧することができ、フィードバックポート68とフィードバックポート69の帰還量に漏れがなくなり、調整圧を正確に制御することができる。
更に、本実施の形態のバルブアッセンブリのリニアソレノイドバルブ20または電磁バルブを装着するバルブボディ10の挿着孔11の内側は、固定ピン17の挿着孔11を配設する箇所のみ端部から固定ピン17を配設するに十分な深さまで、ダイキャストで成型したものであるから、挿着孔11の穿設加工が簡単となり、かつ、その加工時間も短くすることができる。
更にまた、本実施の形態のバルブアッセンブリのリニアソレノイドバルブ20または電磁バルブを装着するバルブボディ10の挿着孔11は、その両側の一方側にフィードバックポート68とフィードバックポート69、反対側に固定ピン17の固定孔18を配設したものであるが、その配設位置の効果を顕著にするには、図4のように、フィードバックポート68とフィードバックポート69を固定ピン挿入部16側に配置するのが望ましい。
即ち、固定ピン17を固定孔18に挿入する際にリニアソレノイドバルブ20を装着するバルブボディ10の挿着孔11側に押圧するように弾圧するとき、リニアソレノイドバルブ20は抜止め用のエンドプレート61を中心に変化するから、固定ピン挿入部16側にフィードバックポート68とフィードバックポート69を配設すると、そのシール性を良くすることができ、調整圧を正確に制御することができる。
加えて、本実施の形態のバルブアッセンブリにおいては、固定孔18に挿入する固定ピン17は、単一としたものであるから、複数個使用する必要性をなくし、作業性を向上することができる。また、固定ピン18で押圧した場合には、リニアソレノイドバルブ20または電磁バルブを挿着孔11の一方の面側に密着させることができ、当該面のシール性を高めることができる。
図1は本発明の実施の形態にかかるバルブアッセンブリの全体構成を示す斜視図である。 図2は本発明の実施の形態にかかるバルブアッセンブリで使用するリニアソレノイドバルブの全体構成を示す断面図である。 図3は本発明の実施の形態にかかるバルブアッセンブリで使用するリニアソレノイドバルブの配置状態を示す図2の切断線A−Aに相当する箇所の断面の製造工程を示す図である。 図4は本発明の実施の形態にかかるバルブアッセンブリにおけるリニアソレノイドバルブのフィードバックポートと固定ピンとの配置関係を示す断面図である。 図5は従来のダイキャストで製造されるバルブボディにリニアソレノイドバルブの挿着孔を穿設する第1の方法を示す説明図である。 図6は従来のダイキャストで製造されるバルブボディにリニアソレノイドバルブの挿着孔を穿設する第2の方法を示す説明図である。
符号の説明
10 バルブボディ
11 挿着孔
16 固定ピン挿入部
17 固定ピン
18 固定孔
20 リニアソレノイドバルブ
42 プランジャ
44 コイル
40 ソレノイド部
60 スリーブ
69 フィードバックポート
68 フィードバックポート
90 スプール

Claims (7)

  1. 複数のバルブ側ポートを形成したスリーブ及び前記バルブ側ポートを開閉するスプール並びに前記スプールを電磁力で駆動するコイルを有する電磁バルブと、
    前記電磁バルブの前記スリーブを挿入する挿着孔を有し、前記電磁バルブの装着状態で前記複数のバルブ側ポートに連繋するポートを配設したバルブボディと、
    前記バルブボディの前記挿着孔に装着した前記電磁バルブを前記バルブボディに設けた固定孔に挿入することによって両者を固着する固定ピンとを具備し、
    前記電磁バルブを装着する前記バルブボディの前記挿着孔の一部に、前記固定ピンを前記固定孔に挿入する方向に対して略直角な対向面を形成してなる固定ピン挿入部を有することを特徴とするバルブアッセンブリ。
  2. 複数のバルブ側ポートを形成したスリーブ及び前記バルブ側ポートを開閉するスプール並びに前記スプールを駆動するプランジャ及び前記プランジャを電磁力で駆動するコイルを有してなるリニアソレノイドバルブと、
    前記リニアソレノイドバルブの前記スリーブを挿入する挿着孔を有し、前記リニアソレノイドバルブの装着状態で前記複数のバルブ側ポートに連繋するポートを配設したバルブボディと、
    前記バルブボディの前記挿着孔に装着した前記リニアソレノイドバルブを前記バルブボディに設けた固定孔に挿入することによって両者を固着する固定ピンとを具備し、
    前記リニアソレノイドバルブを装着する前記バルブボディの前記挿着孔の一部に、前記固定ピンを前記固定孔に挿入する方向に対して略直角な対向面を形成してなる固定ピン挿入部を有することを特徴とするバルブアッセンブリ。
  3. 前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記挿着孔の端部から所定の深さまでを、その断面外形が略U字形となるトンネル状としたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバルブアッセンブリ。
  4. 前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記バルブボディの前記挿着孔の内面に前記固定ピンの略中央部分が接触しない位置関係としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のバルブアッセンブリ。
  5. 前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部側は、その長さ方向の垂直断面からみて、両側の一方側にフィードバックポート、反対側に前記固定ピンを配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のバルブアッセンブリ。
  6. 前記バルブボディの前記挿着孔の一部に形成してなる固定ピン挿入部は、前記固定ピンの挿着孔を配設する箇所のみ端部から前記固定ピンを配設するに十分な深さまで、ダイキャストで成型したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載のバルブアッセンブリ。
  7. 前記固定孔に挿入する固定ピンは、単一としたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載のバルブアッセンブリ。
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