JP2009203991A - 電磁弁 - Google Patents

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Masaru Suzuki
勝 鈴木
Kazuya Sakai
和也 酒井
Masaya Seki
正哉 瀬木
Koichi Takanishi
孝一 高西
Kaori Fujita
かおり 藤田
Susumu Kuroki
進 黒木
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Abstract

【課題】磁気吸引力を増加させ得る電磁弁を提供する。
【解決手段】プランジャ24には、磁性材料で形成されるシャフト25が、その圧入部25aを当該プランジャ24に設けられる中心孔24cに挿入し、その基部25c,絞り部25bおよび先端部25dを突出部24bのスプール側端面から突出させるように、同軸的に固定される。絞り部25bは、プランジャ24の突出部24bのスプール側端面から突出するシャフト25の部位を一部径を小さくするように形成されている。そして、このシャフト25は、その先端部25dの外周面にて、ステータコア23のコア部40の内周面45により摺動自在に支持されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、コイルに供給される電流に応じたプランジャの移動によりスプールを作動させる電磁弁に関するものである。
従来より、コイルに供給される電流に応じたプランジャの移動によりスプールを作動させる電磁弁として、下記特許文献1に示す電磁弁装置が知られている。この電磁弁装置は、コイルに電流を供給することにより、ヨーク、プランジャおよびステータコアによって構成された磁気回路に磁束を流す。これにより、ステータコアの吸引部とプランジャとの間に磁気吸引力が発生する。
このとき、コイルに供給する電流値が制御されることにより、プランジャが当該プランジャに圧入固定されるシャフトを介してスプールを反リニアソレノイド方向へ押す力を調整し、出力ポートから流出する作動油の油圧が調整される。
特開2001−068335号公報
ところで、プランジャに圧入されるシャフトをステータコアのコア部により摺動自在に支持する場合には、プランジャからシャフトを介してコア部に磁束が漏れないように、非磁性材料のシャフトが採用される。
しかしながら、非磁性材料のシャフトをプランジャに圧入すると、この圧入された部分を磁気回路構成材として使用することができないため、磁気吸引力を増加させることが困難であった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、磁気吸引力を増加させ得る電磁弁を提供することにある。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲に記載の請求項1の電磁弁では、互いに同軸的に配置されたヨーク部(30)とコア部(40)とそれらの間に設けられた磁気抵抗部(51,54)とを有するステータコア(23)と、前記ステータコア内に配置されて前記コア部の吸引部(42)との間に生じる磁気吸引力により軸方向に移動するプランジャ(24)と、前記ステータコアを励磁して前記磁気吸引力を発生させるコイル(22)と、前記ステータコアに取り付けられる弁スリーブ(70)と、前記弁スリーブに摺動自在に案内支持されて前記プランジャの移動に応じて作動するスプール(80)と、を備える電磁弁(10)であって、前記プランジャには、磁性材料で形成されるシャフト(25)が、その一部(25a)を当該プランジャのスプール側端面に設けられる凹部(24c)に挿入し当該シャフトの他部(25b〜25d)を前記スプール側端面から突出させるように、同軸的に固定され、前記シャフトの他部には、前記プランジャ近傍に一部径を小さくした絞り部(25b)が形成され、前記シャフトの他部のうち前記絞り部よりも反プランジャ側の部位(25d)の外周面は、前記ステータコアのコア部の内周面(45)により摺動自在に支持されることを技術的特徴とする。
請求項1の発明では、プランジャには、磁性材料で形成されるシャフトが、その一部を当該プランジャのスプール側端面に設けられる凹部に挿入し当該シャフトの他部をスプール側端面から突出させるように、同軸的に固定される。このシャフトの他部には、プランジャ近傍に一部径を小さくした絞り部が形成される。そして、シャフトの他部のうち絞り部よりも反プランジャ側の部位の外周面は、ステータコアのコア部の内周面により摺動自在に支持される。
このように、プランジャの凹部には磁性材料で形成されるシャフトの一部が挿入されているので、この挿入部位が磁気回路構成材として使用でき、磁気吸引力を増加させることができる。
また、プランジャのスプール側端面から突出するシャフトの他部にはプランジャ近傍に一部径を小さくした絞り部が形成されているので、プランジャに挿入されるシャフトの一部から絞り部を介する反プランジャ側の部位への磁束の漏れが抑制される。これにより、プランジャは、シャフトの他部のうち絞り部よりも反プランジャ側の部位、すなわち、磁束の漏れが抑制されたシャフトの部位の外周面によりステータコアのコア部の内周面にて摺動自在に支持されることとなるので、支持部であるシャフトからコア部への磁束の漏れを防止することができる。
したがって、プランジャとステータコアとの間の磁気吸引力を増加させることができる。また、このような磁気吸引力の増加により、電磁弁の小型化を図ることもできる。
請求項2の発明では、コア部の内周面のプランジャ側縁は、絞り部を除くシャフトの他部のうち当該絞り部に連結するプランジャ側の端面外縁に近接するように形成される。絞り部を除くシャフトの他部のうち当該絞り部に連結するプランジャ側の部位には、凹部に挿入されるシャフトの一部を介してプランジャから磁束が流れるので、絞り部に連結するプランジャ側端面外縁とコア部の内周面のプランジャ側縁との間に磁気吸引力が生じることとなる。このように生じる磁気吸引力と、プランジャとコア部の吸引部との間に生じる磁気吸引力とをともに利用することで、磁気吸引力をさらに増加させることができる。
請求項3の発明では、ステータコアは、ヨーク部とコア部とを連結する薄肉部により上記磁気抵抗部を構成する。これにより、ステータコアにおいて、ヨーク部とコア部とが磁気抵抗部となるエアギャップを介して対向するように別体で形成される場合と比較して、同軸度が小さくなり、磁気吸引力を増加させる効果に加えてプランジャの摺動不良を抑制することができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について図1を参照して説明する。図1は、本第1実施形態に係る電磁弁10の構成概要を示す断面図である。
電磁弁10は、例えば、車両用自動変速機のオイルパン内部において油圧制御に用いられるもので、ソレノイド部20と、そのソレノイド部20の一端に設けられたスプール部60とによって構成されている。ソレノイド部20は、主に、磁性材料により有底円筒状に形成されるカバー21、コイル22、ステータコア23およびプランジャ24等を備えており、スプール部60は弁スリーブ70とスプール80等を備えている。
ステータコア23は、磁性材料よりなるヨーク部30及びコア部40を備えており、ヨーク部30およびコア部40は、磁気抵抗部(エアギャップ)51により磁気的に分離された状態にて、非磁性材料よりなるステンレスリング52を介して互いに同軸的に配置されている。
ヨーク部30は、環状のフランジ部31とこのフランジ部31の中央から円筒状に突出する円筒部32とを備えている。
コア部40は、略環状のフランジ部41の中央近傍から吸引部42が突出するように形成されている。吸引部42は、プランジャ24に対して磁気吸引力を発揮する役割を果たすもので、この吸引部42には、要求される吸引力特性等に応じて所定の勾配を有するようにテーパ部42aが形成されている。
コア部40には、反スプール側から内周面43を有する第1内周穴と、この内周面43よりも径の小さい内周面44を有する第2内周穴と、この内周面44よりも径の小さい内周面45を有する第3内周穴とが同軸的に形成されている。第1内周穴は、その内径がヨーク部30における円筒部32の中心穴の内径に等しくなるように形成されている。また、内周面43と内周面44とを連結する断部には磁気吸引力によりスプール側へ移動したプランジャ24を所定の位置までの移動に制限するためのストッパ53が固定されている。
ヨーク部30は、フランジ部31がカバー21の底部に嵌合するようにカバー21に収納されている。また、コア部40は、フランジ部41がカバー21の開口端に嵌合されるようにカバー21に収納されている。フランジ部31とフランジ部41との間であって円筒部32および吸引部42の外周にはボビンに巻回されたコイル22が配置されている。
プランジャ24は、磁性材料からなるプランジャ本体24aとこのプランジャ本体24aのスプール側端面から同軸的に小径の円筒状に突出する突出部24bとが一体に成形されており、突出部24bのスプール側端面中央にはプランジャ本体24aまで貫通する中心孔24cが形成されている。プランジャ本体24aは、その外径がヨーク部30における円筒部32の中心穴の内径よりも僅かに小さくなるように形成されている。突出部24bは、その外径がコア部40の第2内周穴の内径よりも僅かに小さくなるように形成されている。
プランジャ24の中心孔24cには、磁性材料にて形成されるシャフト25がその一部(以下、圧入部25aともいう)の圧入によりプランジャ24に対して同軸的に固定されている。
このとき、プランジャ24から突出するシャフト25の部位の突出部24b近傍には、一部径を小さくした円筒状の絞り部25bが形成されており、この絞り部25bにより突出部位のプランジャ側部位(以下、基部25cともいう)と突出部位の反プランジャ側部位(以下、先端部25dともいう)とが一体に連結されている。
この絞り部25bの外径は、基部25cから当該絞り部25bを介する先端部25dへの磁束の漏れが抑制可能であって、当該シャフト25に要求される強度を損なわない程度に設定されている。また、基部25cは、その外径がコア部40の第3内周穴の内径よりも僅かに小さくなるように形成されている。
シャフト25は、その先端部25dの外周面にて、ステータコア23のコア部40の内周面45に摺動自在に支持されている。これにより、プランジャ24は、ステータコア23内に同軸的であって摺動自在に支持されることとなる。
プランジャ24およびシャフト25は、プランジャ本体24aのコア側端面外縁近傍とコア部40の吸引部42との間に生じる磁気吸引力に加えて、突出部24bのコア側端面外縁近傍とコア部の内周面44のプランジャ側縁近傍との間に生じる磁気吸引力、および、シャフト25の基部25cのプランジャ側の端面外縁とコア部の内周面45のプランジャ側縁近傍との間に生じる磁気吸引力により、コア部40に近接する軸方向(スプール側)に移動する。
このようにソレノイド部20が構成されることにより、コイル22への通電に応じて、カバー21、ステータコア23およびプランジャ24に加えてシャフト25の圧入部25aおよび基部25cとでもって磁気回路が構成されることとなる。
このとき、プランジャ24は、シャフト25の先端部25dによりステータコア23のコア部40の内周面45にて摺動自在に支持されることとなるので、支持部であるシャフト25の先端部25dからコア部40へ磁束が漏れることもない。
カバー21の開口端側に位置するフランジ部41の外側面には、スプール80を摺動可能に嵌装する弁スリーブ70が配設されている。そして、カバー21の開口側筒状端部21aを、弁スリーブ70に形成されたフランジ部71とフランジ部41とを接合させた状態でかしめることにより、ソレノイド部20とスプール部60とが一体結合されている。
弁スリーブ70には、径の異なる第1弁孔72と第2弁孔73が形成されるとともに、この第2弁孔73に接続するばね収容孔74が形成されている。これら各弁孔72、73およびばね収容孔74は、ステータコア23およびプランジャ24と同軸上に延びるように形成されている。
スプール80には、第1弁孔72に嵌合する第1ランド部81および第2ランド部82と、第2弁孔73に嵌合する第3ランド部83が設けられており、第2ランド部82と第3ランド部83は互いに隣接して設けられている。
第1ランド部81および第2ランド部82は軸方向に所定量離間して設けられ、小径部84によって互いに連結されている。小径部84に対応して環状溝75が前記弁スリーブ70に形成され、この環状溝75に制御圧を出力する出力ポート76が連通されている。
また、弁スリーブ70には、第1ランド部81および第2ランド部82の互いに対向する端面にそれぞれ対応して開口する排出ポート77および供給ポート78が形成されている。さらに、弁スリーブ70には、ばね収容孔74に開口するドレンポート79が形成されている。なお、スプール80の一端には、シャフト25の先端部25dのスプール側端面に当接するシャフト部85が突設されている。
ばね収容孔74の開口端はその内周面に形成されたねじ孔に螺合するプラグ90によって閉塞され、このプラグ90とスプール80の間にばね91が設けられている。スプール80は、ばね91の付勢力によってプランジャ24に向けて押圧され、これにより、スプール80のシャフト部85を介してプランジャ24が、通常カバー21の底面に当接する初期位置に保持されている。かかるプランジャ24の初期位置において、プランジャ本体24aのスプール側端縁は、コア部40の吸引部42の端部に軸方向にてほぼ一致するように配置されている(図1参照)。
このように構成される本第1実施形態に係る電磁弁10の作用について、以下に説明する。コイル22が非励磁状態の場合には、スプール80は、ばね91の付勢力によりプランジャ24を反スプール方向に押圧し、プランジャ24をカバー21の底面に当接する初期位置に保持している。この非励磁状態においては、出力ポート76は、供給ポート78との連通が遮断されているとともに、排出ポート77に連通され、これによって出力ポート76は低圧に保持されている。
一方、コイル22に通電して励磁すると、カバー21、ステータコア23、プランジャ24およびシャフト25の圧入部25aおよび基部25cでもって構成される磁気回路に磁束が流れる。これにより、プランジャ本体24aのコア側端面外縁近傍とコア部40の吸引部42との間、突出部24bのコア側端面外縁近傍とコア部40の内周面44のプランジャ側縁近傍との間、および、シャフト25の基部25cのプランジャ側の端面外縁とコア部40の内周面45のプランジャ側縁近傍との間に、それぞれ磁気吸引力が発生する。
これらの磁気吸引力により、プランジャ24およびシャフト25がコア部40に近接する軸方向へ引き寄せられて、スプール80がばね91の付勢力に抗して反プランジャ方向に移動する。この移動により、第2ランド部82が供給ポート78を開口し始めるとともに、第1ランド部81が排出ポート77の開口面積を制限し始めるので、出力ポート76の制御圧は次第に上昇される。
このように本第1実施形態に係る電磁弁10では、コイル22に通電される電流値に応じて発生する上記各磁気吸引力と、ばね91の付勢力とがバランスする位置にスプール80が保持され、これによって上記制御圧はコイル22に通電された電流値に応じた圧力に制御される。
以上説明したように、本実施形態に係る電磁弁10では、プランジャ24には、磁性材料で形成されるシャフト25が、その圧入部25aを当該プランジャ24に設けられる中心孔24cに挿入し基部25c,絞り部25bおよび先端部25dを突出部24bのスプール側端面から突出させるように、同軸的に固定される。そして、このシャフト25は、その先端部25dの外周面にて、ステータコア23のコア部40の内周面45により摺動自在に支持されている。
このように、プランジャ24の中心孔24cには磁性材料で形成されるシャフト25の圧入部25aが挿入されているので、この圧入部25aが磁気回路構成材として使用でき、磁気吸引力を増加させることができる。
また、プランジャ24の突出部24bのスプール側端面から突出するシャフト25の部位には一部径を小さくした絞り部25bが形成されているので、圧入部25aおよび基部25cから絞り部25bを介する先端部25dへの磁束の漏れが抑制される。これにより、プランジャ24は、先端部25d、すなわち、磁束の漏れが抑制されたシャフト25の部位の外周面によりステータコア23のコア部40の内周面45にて摺動自在に支持されることとなるので、支持部であるシャフト25の先端部25dからコア部40への磁束の漏れを防止することができる。
したがって、プランジャ24とステータコア23との間の磁気吸引力を増加させることができる。また、このような磁気吸引力の増加により、電磁弁10の小型化を図ることもできる。
また、本実施形態に係る電磁弁10では、コア部40の内周面45のプランジャ側縁は、シャフト25の基部25cのプランジャ側の端面外縁に近接するように形成されている。この基部25cには、中心孔24cに挿入される圧入部25aを介してプランジャ24から磁束が流れるので、基部25cのプランジャ側端面外縁とコア部40の内周面45のプランジャ側縁との間に磁気吸引力が生じることとなる。このように生じる磁気吸引力と、プランジャ本体24aのコア側端面外縁近傍とコア部40の吸引部42との間に生じる磁気吸引力および突出部24bのコア側端面外縁近傍とコア部40の内周面44のプランジャ側縁近傍との間に生じる磁気吸引力とをともに利用することで、磁気吸引力をさらに増加させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について図2を参照して説明する。図2は、本発明の第2実施形態に係る電磁弁10の構成概要を示す断面図である。
本第2実施形態に係る電磁弁10は、上記第1実施形態にて述べた磁気抵抗部51およびステンレスリング52に代えて、薄肉部54を採用している点が、上記第1実施形態に係る電磁弁と異なる。したがって、第1実施形態の電磁弁と実質的に同一の構成部分には、同一符号を付し、その説明を省略する。
図2に示すように、ステータコア23は、上述したヨーク部30の円筒部32とコア部40の吸引部42とを薄肉部54により一体に連結するように構成されている。薄肉部54は、上記磁気回路において、磁気抵抗部51と同様に、ヨーク部30とコア部40との間の磁束の漏れを低減して、基部25cのプランジャ側端面外縁とコア部40の内周面45のプランジャ側縁との間、プランジャ本体24aのコア側端面外縁近傍とコア部40の吸引部42との間、および、突出部24bのコア側端面外縁近傍とコア部の内周面44のプランジャ側縁近傍との間のそれぞれに生じる磁気吸引力を増加させる磁気抵抗部としての役割を果たす。なお、ヨーク部30のフランジ部31は、円筒部32および吸引部42の外周にボビンに巻回されたコイル22を配置するために、円筒部32と別部材になっている。
これにより、ステータコア23において、ヨーク部30とコア部40とが磁気抵抗部となるエアギャップを介して対向するように別体で形成される場合と比較して、同軸度が小さくなり、上記第1実施形態にて述べた各磁気吸引力を増加させる効果に加えてプランジャ24の摺動不良を抑制することができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、以下のように具体化してもよく、その場合でも、上記各実施形態と同等の作用・効果が得られる。
(1)シャフト25に形成される絞り部25cは、円筒状に形成されることに限らず、切欠き形状や穴明き形状のように、基部25cから先端部25dへの磁束の漏れが抑制可能であって、当該シャフト25に要求される強度を損なわない形状であればどのような形状であってもよい。
(2)ステータコア23のコア部40の第2内周穴およびプランジャ24の突出部24bを廃止して、基部25cのプランジャ側端面外縁とコア部40の内周面45のプランジャ側縁との間に生じる磁気吸引力、および、プランジャ本体24aのコア側端面外縁近傍とコア部40の吸引部42との間に生じる磁気吸引力のみを利用するようにしてもよい。この場合、プランジャ24およびシャフト25をコア部40に近接する軸方向に移動させるための磁気吸引力は多少低下するが、コア部40の第2内周穴やプランジャ24の突出部24bの加工が不要になり製造コストを低減することができる。
(3)シャフト25の圧入部25aは、プランジャ24の中心孔24cに圧入されて固定されることに限らず、同軸的に固定される方法であればどのような固定方法であってもよい。
(4)プランジャ24には、スプール側端面中央に中心孔24cが形成されることに限らず、スプール側端面に凹部が形成されてもよい。このとき、シャフト25の圧入部25aは、この凹部に圧入等により固定可能に形成され、シャフト25の基部25c,絞り部25b,先端部25dはプランジャ24に対し同軸的に突出するように形成される。
(5)プランジャ24およびシャフト25は、別体であることに限らず、同一材料にて一体に形成されてもよい。
本発明の第1実施形態に係る電磁弁の構成概要を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電磁弁の構成概要を示す断面図である。
符号の説明
10…電磁弁
20…ソレノイド部
22…コイル
23…ステータコア
24…プランジャ
24a…プランジャ本体
24b…突出部
24c…中心孔
25…シャフト
25a…圧入部
25b…絞り部
25c…基部
25d…先端部
30…ヨーク部
40…コア部
42…吸引部
43,44,45…内周面
51…磁気抵抗部
54…薄肉部
60…スプール部
70…弁スリーブ
80…スプール

Claims (3)

  1. 互いに同軸的に配置されたヨーク部とコア部とそれらの間に設けられた磁気抵抗部とを有するステータコアと、
    前記ステータコア内に配置されて前記コア部の吸引部との間に生じる磁気吸引力により軸方向に移動するプランジャと、
    前記ステータコアを励磁して前記磁気吸引力を発生させるコイルと、
    前記ステータコアに取り付けられる弁スリーブと、
    前記弁スリーブに摺動自在に案内支持されて前記プランジャの移動に応じて作動するスプールと、
    を備える電磁弁であって、
    前記プランジャには、磁性材料で形成されるシャフトが、その一部を当該プランジャのスプール側端面に設けられる凹部に挿入し当該シャフトの他部を前記スプール側端面から突出させるように、同軸的に固定され、
    前記シャフトの他部には、前記プランジャ近傍に一部径を小さくした絞り部が形成され、
    前記シャフトの他部のうち前記絞り部よりも反プランジャ側の部位の外周面は、前記ステータコアのコア部の内周面により摺動自在に支持されることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記コア部の前記内周面のプランジャ側縁は、前記絞り部を除く前記シャフトの他部のうち前記絞り部に連結するプランジャ側の端面外縁に近接するように形成されることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記ステータコアは、前記ヨーク部と前記コア部の前記吸引部とを連結する薄肉部により前記磁気抵抗部を構成することを特徴とする請求項1または2に記載の電磁弁。
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