JP2009127287A - 車両ドア開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単品の駆動装置でクローザ作動及びリリース作動をそれぞれ行うことができ、且つ、パニック状態においてもリリース作動を阻害することなくキャンセリング作動を成立させることができる車両ドア開閉装置を提供する。
【解決手段】ラッチ機構と、ロッキング機構と、電動モータ47により駆動レバー81を所定の初期位置を起点に一側方向に回動して駆動力をラッチ機構に伝達し該ラッチ機構をハーフラッチ状態からフルラッチ状態に切り替え、一方、電動モータ47により駆動レバー81を他側方向に回動して駆動力をラッチ機構に伝達し該ラッチ機構をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えるアクチュエータ40と、ロッキング機構による車両ドアの解錠状態において、ドアハンドルの操作力がロッキング機構を介して伝達されて、電動モータ47及び駆動レバー81間の動力伝達を遮断するキャンセリング機構とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、車両ドア開閉装置に関するものである。
従来、車両ドア開閉装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この装置は、駆動装置(40)の駆動力をラッチ機構に伝達し、ハーフラッチ状態にある該ラッチ機構をフルラッチ状態にして車両ドアを閉作動(クローザ作動)させるものである。すなわち、この駆動装置において、電動モータ(47)の駆動により駆動レバー(62)が一側方向に回動すると、駆動ワイヤ(36)が引き出されてラッチ機構に伝達されるようになっている。
また、この車両ドア開閉装置は、クローザ作動中において、ドアハンドルの操作力をオープンレバーに伝達し、該オープンレバーに連結されたキャンセルケーブル(71)を介してレバー(70)を回動させることで、電動モータ及び駆動レバーの動力伝達を遮断する(キャンセリング作動)。このように、ドアハンドルの操作でクローザ作動をキャンセルすることで、例えば車両ドアによる挟み込みに対処し得るようになっている。
一方、上記したクローザ作動とは別に、駆動装置の駆動力をラッチ機構に伝達し、フルラッチ状態にある該ラッチ機構をアンラッチ状態にして車両ドアを開作動(リリース作動)させる車両ドア開閉装置も知られている。
特開2007−138534号公報(第7図)
ところで、クローザ作動及びリリース作動のそれぞれのために個別に駆動装置(電動モータ等)を設ける場合には、装置全体としての大型化及び部品点数の増大を余儀なくされ、ひいてはコストの増大を余儀なくされる。そこで、特許文献1の駆動装置において、電動モータをクローザ作動時とは逆方向に駆動し駆動レバーを他側方向に回動させてラッチ機構に伝達し、車両ドアを開作動させることが本出願人により検討されている。
この場合、ロッキング機構による車両ドアの施錠状態において、例えば利用者の所有する携帯機(電子キー)との通信に基づいてこれを解錠状態とし、ドアハンドルの操作で車両ドアを開作動する際に、ドアハンドルの早引きにより車両ドアが解錠状態になる前(以下、「パニック状態」ともいう)にドアハンドルが操作されてしまうと、前述のキャンセリング作動が働いて電動モータ及び駆動レバーの動力伝達が遮断されてしまい、リリース作動ができなくなってしまう。
本発明の目的は、単品の駆動装置でクローザ作動及びリリース作動をそれぞれ行うことができ、且つ、パニック状態においてもリリース作動を阻害することなくキャンセリング作動を成立させることができる車両ドア開閉装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両ドアを全閉状態で保持するフルラッチ状態、前記車両ドアを半ドア状態で保持するハーフラッチ状態及び前記車両ドアを保持しないアンラッチ状態で切り替え自在なラッチ機構と、前記車両ドアを施錠状態及び解錠状態で切り替え自在なロッキング機構と、駆動源及び駆動レバーを備え、前記駆動源により前記駆動レバーを所定の初期位置を起点に一側方向に回動して駆動力を前記ラッチ機構に伝達し該ラッチ機構をハーフラッチ状態からフルラッチ状態に切り替え、一方、前記駆動源により前記駆動レバーを前記所定の初期位置を起点に他側方向に回動して駆動力を前記ラッチ機構に伝達し該ラッチ機構をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える駆動装置と、前記車両ドアの解錠状態において、ドアハンドルの操作力が前記ロッキング機構を介して伝達されて、前記駆動源及び前記駆動レバー間の動力伝達を遮断するキャンセリング機構とを備えたことを要旨とする。
同構成によれば、前記駆動装置の前記駆動源により、前記駆動レバーを所定の初期位置を起点に一側方向に回動することで前記ラッチ機構がハーフラッチ状態からフルラッチ状態に切り替えられ(クローザ作動)、一方、前記駆動レバーを所定の初期位置を起点に他側方向に回動することで前記ラッチ機構がフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えられる(リリース作動)。このように、前記駆動装置(駆動源及び駆動レバー)を追加することなく単品のままで、クローザ作動及びリリース作動をそれぞれ行うことができる。また、前記ロッキング機構による前記車両ドアの解錠状態において、ドアハンドルの操作力が前記ロッキング機構を介して前記キャンセリング機構に伝達されることで、前記駆動源及び前記駆動レバー間の動力伝達が遮断される(キャンセリング作動)。従って、クローザ作動をドアハンドルの操作でキャンセルすることで、前記車両ドアによる挟み込みに対処することができる。一方、前記ロッキング機構による前記車両ドアの施錠状態において、車両ドアが解錠状態になる前(パニック状態)にドアハンドルが操作されたとしても、その操作力は解錠状態への移行が完了しない限り前記ロッキング機構を介して前記キャンセリング機構に伝達されることはない。従って、前記駆動装置では、前記駆動源及び前記駆動レバー間の動力伝達が遮断されることがないため、例えばリリース作動をドアハンドルの操作に関わらず継続して行うことができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両ドア開閉装置において、カム部を有するカムレバーを備え、前記駆動レバーは、前記所定の初期位置を起点に他側方向に回動する際に、前記カム部と係合することで前記カムレバーを回動し、前記ラッチ機構をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えることを要旨とする。
同構成によれば、前記駆動レバーは、前記所定の初期位置を起点とする他側方向への回動を、前記カム部において係合する前記カムレバーを介して前記ラッチ機構に伝達し、該ラッチ機構をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える。従って、前記駆動レバーの起点となる前記所定の初期位置にばらつきが生じたとしても、該駆動レバーと係合する前記カム部との間に、前記ラッチ機構が作動開始するまでの不感帯を設定しておくことで、このばらつきを好適に吸収することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両ドア開閉装置において、前記カム部と係合する前記駆動レバーは、前記所定の初期位置を起点に他側方向に回動する際に、前記カムレバーを一側方向に回動することを要旨とする。
同構成によれば、リリース作動に係る前記カムレバーの回動方向は、クローザ作動に係る前記駆動レバーの回動方向に一致する。従って、リリース作動及びクローザ作動のそれぞれにおいて、前記カムレバー及び前記駆動レバーの同一方向への回動を利用した同様の伝達構造を利用して前記ラッチ機構を作動させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両ドア開閉装置において、前記駆動源に回転駆動されるサンギヤと、外周面に係合部を有して前記サンギヤと同軸に配置されるリングギヤと、前記サンギヤ及び前記リングギヤに噛み合わされる遊星ギヤと、前記サンギヤと同軸に配置されて前記遊星ギヤに連結され、前記サンギヤの回転に伴い、前記リングギヤに対し、前記遊星ギヤが自転及び公転することで前記駆動レバーと一体で回動するキャリアとを備え、前記キャンセリング機構は、前記係合部に係合されて前記リングギヤを回転不能に係止するとともに、ドアハンドルの操作力が前記ロッキング機構を介して伝達されることで前記係合部における係合が解除されて前記リングギヤを回転可能にする係脱部材を備えることを要旨とする。
同構成によれば、前記駆動源及び前記駆動レバー間の回転伝達に遊星ギヤ機構(サンギヤ、リングギヤ、遊星ギヤ、キャリア)を利用するとともに、前記キャンセリング機構は、前記リングギヤの回転の可否を切り換える極めて簡易な構造の前記係脱部材にて、前記駆動源及び前記駆動レバー間の動力伝達を断接することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両ドア開閉装置において、前記駆動レバーの前記所定の初期位置を起点とする他側方向への回動により回動駆動されて前記ラッチ機構と係合し、該ラッチ機構をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える解除レバーを備え、前記キャンセリング機構は、前記解除レバーと同軸で該解除レバーに対する相対回動が許容され、前記車両ドアの解錠状態において、前記ロッキング機構及び前記解除レバーに係合可能な押圧部を有するキャンセルレバーを備え、前記車両ドアの解錠状態において、ドアハンドルの操作力が前記ロッキング機構を介して前記押圧部に伝達されることで前記キャンセルレバーを回動させ、前記駆動源及び前記駆動レバー間の動力伝達を遮断し、且つ、前記押圧部で前記解除レバーを押圧して該解除レバーを回動させることを要旨とする。
同構成によれば、前記キャンセリング機構のキャンセルレバーは、リリース作動に係る前記解除レバーと同軸に配置されることで、その配置スペースをよりコンパクト化することができる。また、前記キャンセルレバーは、キャンセリング作動時に前記押圧部で前記解除レバーを押圧して該解除レバーを回動させることで、例えばフルラッチ状態又はハーフラッチ状態にある前記ラッチ機構をアンラッチ状態に切り替えることができる。一方、前記キャンセルレバーは、前記解除レバーに対する相対回動が許容されていることで、該解除レバーに追従することなく前記解除レバー単独での回動を許容でき、リリース作動を阻害することはない。
本発明では、単品の駆動装置でクローザ作動及びリリース作動をそれぞれ行うことができ、且つ、パニック状態においてもリリース作動を阻害することなくキャンセリング作動を成立させることができる車両ドア開閉装置を提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図1は、本発明が適用される車両ドア1を示す正面図であり、図2はその平面図である。同図に示されるように、この車両ドア1は、車体2にヒンジ連結されてそのドア開口部を開閉する、いわゆるスウィングタイプであって、車両後方側の端部には、車体2側に固定されたU字状又はコ字状のストライカ3に係合されて車両ドア1を半ドア状態又は全閉状態に保持するドアラッチ装置10が搭載されている。このドアラッチ装置10は、車両ドア1の外側及び内側にそれぞれ設けられたアウトサイドドアハンドル4及びインサイドドアハンドル5にそれぞれ連結されており、いずれかのドアハンドル4,5からの操作力が伝達されることで、車両ドア1を開放すべく前記ストライカ3との係合を解除し得る。
また、上記ドアラッチ装置10は、車両ドア1内に搭載された駆動装置としてのアクチュエータ40に連結されており、該アクチュエータ40の一側方向への駆動力が伝達されることで、半ドア状態にある車両ドア1が全閉状態へと閉作動するように前記ストライカ3に係合される。あるいは、上記ドアラッチ装置10は、前記アクチュエータ40の他側方向への駆動力が伝達されることで、全閉状態又は半ドア状態にある車両ドア1を開放すべく前記ストライカ3との係合を解除する。なお、上記アクチュエータ40は、前記両ドアハンドル4,5にそれぞれ連結されており、いずれかのドアハンドル4,5からの操作力が伝達されることで、前記ドアラッチ装置10への駆動力の伝達を遮断し得る。
次に、ドアラッチ装置10の構造について図3〜図9に従って説明する。
図3〜図5は、上記ドアラッチ装置10の正面図であって、車両ドア1への搭載状態において車両後方側から見た立面図に相当する。また、図6〜図8は、上記ドアラッチ装置10の背面図であって、車両ドア1への搭載状態において車両前方側から見た立面図に相当する。さらに、図9は、上記ドアラッチ装置10の側面図であって、車両ドア1への搭載状態において車両幅方向外側から見た立面図に相当する。
同図に示されるように、ドアラッチ装置10の外形をなすとともに各種構成部品を収容・支持する本体部11には、板材からなるオープンレバー12が回動可能に支持されるとともに、該オープンレバー12は、トーションスプリング13に付勢されて所定の回動位置に保持されている。このオープンレバー12は、一側(図3の右側)の端部12aにおいて、周知の連結部材を介して前記アウトサイドドアハンドル4に連結されるとともに、該アウトサイドドアハンドル4の操作力が伝達されることで、トーションスプリング13に抗して図示時計回転方向に回動し、その他側(図3の左側)の端部12bを上昇させる。一方、上記オープンレバー12は、アウトサイドドアハンドル4の操作力が解放されることで、前記トーションスプリング13に付勢されて図示反時計回転方向に回動し、その端部12bを下降させる。そして、オープンレバー12は、上述した所定の回動位置に復帰する。
図6及び図9に示されるように、上記オープンレバー12の端部12bには、板材からなるオープンリンク14の下端が揺動可能に支持されている。このオープンリンク14は、ロッキング機構を構成するもので、その上下方向中間部には、L字状のフランジ14aが形成されている。また、前記本体部11には、前記オープンレバー12の上側で板材からなるキャンセルレバー76が回動可能に支持されるとともに、該キャンセルレバー76には、前記フランジ14aの上側で図6において紙面に直交する手前側に屈曲する板状の押圧部としてのキャンセル押圧部76aが形成されている。前記フランジ14aは、オープンリンク14がアンロック位置(図9に実線にて図示)にあるときに、図6に示すように、前記キャンセルレバー76のキャンセル押圧部76aに対し、下側から対向可能に配置されている。従って、この状態でオープンリンク14を上動させれば、フランジ14aにキャンセル押圧部76aが押圧されて前記キャンセルレバー76が図示反時計回転方向に回動する。一方、前記フランジ14aは、オープンリンク14がロック位置(図9に2点鎖線にて図示)にあるときに、前記キャンセル押圧部76aに対し、下側から対向不能に配置されている。従って、この状態でオープンリンク14を上動させても、フランジ14aはキャンセル押圧部76aを空振りする。なお、上記キャンセルレバー76は、キャンセル押圧部76aの下側に延出する取付片76bを形成するとともに、その回転軸を中心に図示反時計回転方向に回動することで該取付片76bを上昇させる。
オープンリンク14は、例えば前記オープンレバー12の回動に伴う端部12bの上昇によって上動する。また、前記本体部11には、インサイドドアハンドル5の操作力が伝達されるインサイドオープンレバー(図示略)が回動可能に支持されており、該インサイドオープンレバーがその回動に伴い前記フランジ14aを押圧することでも、オープンリンク14は上動する。
なお、前記オープンリンク14のアンロック位置及びロック位置の切り替えは、例えば利用者の所有する携帯機(電子キー)との通信に基づくロッキング機構を構成するアクチュエータの駆動、前記アウトサイドドアハンドル4に設けられたキーシリンダの操作、あるいは車両ドア1の室内側に設けられたロックボタンの操作で行われる。
また、前記本体部11には、前記キャンセルレバー76と同軸で、板材からなるリフトレバー15が回動可能に支持されるとともに、該リフトレバー15には、前記キャンセル押圧部76aの上側で該キャンセル押圧部76aの回動軌跡上に配置されるように図6において紙面に直交する手前側に屈曲する板状の係合片15aが形成されている。図14に図6のA−A線に沿う断面図を示したように、上記リフトレバー15は、前記キャンセルレバー76の軸方向一側(図14の上側)に隣接して該キャンセルレバー76に対し相対回動可能に設けられており、キャンセルレバー76が図6において反時計回転方向に回動するときに前記キャンセル押圧部76aにその係合片15aが押圧されることで前記キャンセルレバー76と一体で当該方向に回動する。一方、前記リフトレバー15は、前記キャンセルレバー76が図6において時計回転方向に回動するときは停止したまま図6に示す所定の回動位置に保持される。
図3に示されるように、前記本体部11には、前記オープンレバー12の上側で、ラッチ21が回動可能に支持されるとともに、該ラッチ21は、係合凹部21aを有してU字状に成形されている。なお、ラッチ21は、前記係合凹部21aを挟んでその一側及び他側(図3において時計回転方向及び反時計回転方向の側)にそれぞれ第1爪部21b及び第2爪部21cを形成するとともに、第1爪部21bの先端部には、係合凹部21aの反対側で第1係合部21dが形成され、第2爪部21cの先端部には、係合凹部21a側で第2係合部21eが形成されている。また、ラッチ21は、その回転軸を挟んで前記係合凹部21aの反対側に延出する従動凸部21fを形成する。このラッチ21は、前記本体部11に一端の保持されたラッチ付勢ばね22の他端が係止されることで、図示時計回転方向に回動する側に付勢されるとともに、該本体部11に設置されたラッチストッパ23に前記第1爪部21bの対向面が当接することで当該方向への回動が規制され、所定の回動位置に保持される。
さらに、前記本体部11には、前記オープンレバー12及びラッチ21の間で、ポール24が回動可能に支持されている。なお、図14に示したように、このポール24は、前記リフトレバー15と一体回動するように連結されている。上記ポール24は、その回転軸から一側及び他側(図3の右側及び左側)にそれぞれ延出する係合端部24a及び延出端部24bを形成する。このポール24は、前記本体部11に一端の保持されたポール付勢ばね26(図14参照)の他端が係止されることで、図3において反時計回転方向に回動する側、即ち係合端部24aを上昇させる側に付勢されるとともに、該本体部11に設置されたポールストッパ25に前記延出端部24bの対向面が当接することで当該方向への回動が規制され、前記リフトレバー15ともども所定の回動位置に保持される。このポール24は、前記ラッチ21等とともにラッチ機構20を構成する。
ここで、ラッチ機構20の基本的な動作について説明する。前記車両ドア1が開放されている状態では、図3に示されるように、前記ラッチ21は、前記ラッチストッパ23に前記第1爪部21bの対向面が当接することで所定の回動位置に保持されており、前記係合凹部21aは、車両ドア1の閉作動に伴う前記ストライカ3の進入経路に臨んで開口している。また、前記ポール24は、前記ポールストッパ25に前記延出端部24bの対向面が当接することで所定の回動位置に保持されており、係合端部24aは、前記第2爪部21cの下側に配置されている。なお、このときのラッチ機構20の状態をアンラッチ状態という。
次に、前記車両ドア1の閉作動に伴い、係合凹部21a内に前記ストライカ3が進入すると、該ストライカ3により係合凹部21aの内壁面が押圧されることで、図4に示されるように、前記ラッチ21は、前記ラッチ付勢ばね22に抗して図示反時計回転方向に回動し、前記第2係合部21eに前記係合端部24aが係止されることで回り止めされる。このとき、前記車両ドア1は、係合凹部21aにおいて前記ストライカ3と係合してこれを抜け止めする半ドア状態にあり、このときのラッチ機構20の状態をハーフラッチ状態という。
続いて、前記車両ドア1の更なる閉作動に伴い、係合凹部21a内に前記ストライカ3が更に進入すると、該ストライカ3により係合凹部21aの内壁面が押圧されることで、図5に示されるように、前記ラッチ21は、前記ラッチ付勢ばね22に抗して図示反時計回転方向に更に回動し、前記第1係合部21dに前記係合端部24aが係止されることで回り止めされる。このとき、前記車両ドア1は、係合凹部21aにおいて前記ストライカ3と係合してこれを抜け止めする全閉状態にあり、このときのラッチ機構20の状態をフルラッチ状態という。
また、上述したハーフラッチ状態又はフルラッチ状態において、前記ポール24が前記ポール付勢ばね26に抗して図示時計回転方向に回動されると、前記係合端部24aによる前記第1係合部21d又は第2係合部21eの係止が解除される。このとき、前記ラッチ21は、ラッチ付勢ばね22に付勢されて前記係合凹部21aの内壁面によりストライカ3を押圧しつつ、図示時計回転方向に回動する。そして、前記車両ドア1は、前記係合凹部21aにおける前記ストライカ3との係合を解除して開放可能となる。
従って、ラッチ機構20のハーフラッチ状態又はフルラッチ状態においてオープンリンク14がアンロック位置にあるとき、前記ドアハンドル4,5の操作により前述の態様でオープンリンク14を上動させれば、図8に示すようにフランジ14aにキャンセル押圧部76aが押圧されて前記キャンセルレバー76が図示反時計回転方向に回動するとともに、前記キャンセル押圧部76aに係合片15aが押圧されて前記リフトレバー15が図示反時計回転方向に回動する。これにより、前記ポール24がポール付勢ばね26に抗して図4又は図5において時計回転方向に回動することで、上述の態様で前記車両ドア1が開放可能となる。オープンリンク14がアンロック位置にあるロッキング機構の状態を、車両ドア1の解錠状態という。
なお、ラッチ機構20のフルラッチ状態又はハーフラッチ状態においてオープンリンク14がロック位置にあるとき、前記ドアハンドル4,5の操作により前述の態様でオープンリンク14を上動させても、前記キャンセルレバー76及び前記リフトレバー15が回動することはなく、従って前記車両ドア1も開放可能とはならない。オープンリンク14がロック位置にあるロッキング機構の状態を、車両ドア1の施錠状態という。
図6に示されるように、前記本体部11には、オープンレバー12の下側で、リリースケーブル27を構成する外側チューブ28の端部28aが保持されており、前記リフトレバー15は、前記係合片15aの反対側に延出する先端部15bにおいて、上記端部28aから引き出された駆動ワイヤ29の一端29aを保持する。従って、図7に示されるように、前記駆動ワイヤ29が端部28a内に引き込まれると、前記リフトレバー15が図示反時計回転方向に回動し、前記ポール24がポール付勢ばね26に抗して図4又は図5において時計回転方向に回動することで、上述の態様で前記車両ドア1が開放可能となる。なお、上記駆動ワイヤ29(リリースケーブル27)は、前記アクチュエータ40に連結されており、該アクチュエータ40の他側方向の駆動力が伝達されることで、前記駆動ワイヤ29が端部28a内に引き込まれる。
図3に示されるように、前記本体部11には、前記ラッチ21の上側で、動作レバー31が回動可能に支持されるとともに、この動作レバー31には、一側(図3の下側)に延出する駆動凸部31aが形成されている。この動作レバー31は、前記本体部11に一端の保持されたレバー付勢ばね(図示略)の他端が係止されることで、図示反時計回転方向に回動する側に付勢されるとともに、該本体部11に設置されたレバーストッパ32に当接することで当該方向への回動が規制され、所定の回動位置に保持される。なお、上記駆動凸部31aは、前記ラッチ機構20のハーフラッチ状態において、前記ラッチ21の従動凸部21fがその回動軌跡上に配置されるように設定されている(図4参照)。
また、動作レバー31は、その回転軸の上側で、円弧状のガイド面31bを形成するとともに、動作レバー31には、板材からなる2枚(図3では1枚のみ図示)のガイドプレート33が前記ガイド面31bを挟むように固着されている。なお、前記本体部11には、動作レバー31の下側で、クローザケーブル34を構成する外側チューブ35の端部35aが保持されており、これらガイドプレート33は、上記端部35aから引き出されて前記ガイド面31bに案内された駆動ワイヤ36の一端36aを保持する。従って、前記駆動ワイヤ36が端部35a内に引き込まれると、前記ガイドプレート33の固着された動作レバー31は、レバー付勢ばねに抗して図示時計回転方向に回動する。なお、上記駆動ワイヤ36(クローザケーブル34)は、前記アクチュエータ40に連結されており、該アクチュエータ40の一側方向の駆動力が伝達されることで、上記動作レバー31が図示時計回転方向に回動するように前記駆動ワイヤ36を端部35a内に引き込む。
ここで、図4に示されるラッチ機構20のハーフラッチ状態において、前記駆動ワイヤ36が引き込まれると、前記動作レバー31は、図示時計回転方向に回動することで、前記駆動凸部31aにて前記ラッチ21の従動凸部21fを押圧する。これにより、ラッチ21は、ラッチ付勢ばね22に抗して図示反時計回転方向に回動する。そして、前記係合凹部21aにおいて係合する前記ストライカ3が引っ張られ、ラッチ機構20のフルラッチ状態となる。このとき、前記車両ドア1は、半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。
次に、アクチュエータ40の構造について図10〜図13に従って説明する。なお、図10〜図12は、上記アクチュエータ40の正面図であって、車両ドア1への搭載状態において車両幅方向外側から見た立面図に相当する。また、図14は、上記アクチュエータ40の背面図である。
図10に示されるように、前記アクチュエータ40は、板材にて成形されたブラケット41に、該アクチュエータ40の外形をなすとともに各種構成部品を収容・支持する箱状のハウジング44が締結されることで、前記ブラケット41を介して車両ドア1内に固定・支持されている。なお、このブラケット41は、前記ドアラッチ装置10の本体部11に締結にて固定されている(図示省略)。
図13に示されるように、前記ハウジング44を構成する有底筒状のケース45は、有底円筒状をなすギヤ収容部45bを形成するとともに、該ギヤ収容部45bは、その円筒形状の径方向一側(図13の左側)が開口するように成形されている。また、前記ケース45は、ギヤ収容部45bの開口側(図13の左側)に連続する態様で有底多角筒状をなす収容部45cを形成する。つまり、上記ケース45の底壁は、円形と多角形とを組み合わせた形状を呈している。
ギヤ収容部45bは、その内径よりも小さい内径を有して底壁から円形に凹設された凹部45dを形成するとともに、その中央部には、ギヤ収容部45bの中心線に沿って軸線が伸びる出力軸49が回転自在に挿通されて、その先端部をケース45(ハウジング44)の外側に突出させている(図10参照)。
図13に示されるように、前記ギヤ収容部45bには、サンギヤ51が収容されている。このサンギヤ51は、前記出力軸49が相対回転自在に挿通される筒状のサンギヤ部52を形成するとともに、該サンギヤ部52の軸方向一側(図13において紙面に直交する手前側)端において径方向外側に延出する円盤状のフランジ部53を形成し、さらに、該フランジ部53の周縁部から軸方向他側(図13において紙面に直交する奥側)に伸びる筒状のウォームホイール部54を形成する。このウォームホイール部54は、ケース45に締結にて固定された電動モータ47(図10参照)の回転軸に固着されたウォームと噛み合う。なお、上記電動モータ47は、図示しない制御装置によって駆動制御されて、その回転軸を正転又は逆転させる。
前記凹部45d内には、前記ウォームホイール部54の内径よりも小さい外径を有して有底筒状をなすリングギヤ55が回転自在に支持されている。このリングギヤ55は、円環状の底壁部56を形成するとともに、該底壁部56の周縁部から軸方向一側(図13において紙面に直交する手前側)に伸びる筒状のリングギヤ部57を形成する。なお、上記リングギヤ部57の外周面には、前記ウォームホイール部54の軸方向の位置からずれた基端側において、所定のピッチの設定された複数の係合爪58がその全周に亘って形成されている。
前記サンギヤ部52及び前記リングギヤ部57の間には、これらに噛み合う複数(3つ)の遊星ギヤ59が所定角度ごとに配置されている。また、前記出力軸49には、前記サンギヤ部52の先端面に摺接する軸方向の位置で、キャリア60が固着されている。各遊星ギヤ59は、キャリア60に一端及び他端の保持された支持軸61が該遊星ギヤ59の軸方向に挿通されることで、支持軸61周りに回転可能に支持されている。従って、各遊星ギヤ59は、支持軸61を中心に自転可能であるとともに、この回転に伴って、前記出力軸49を中心に前記リングギヤ部57に沿って公転する。同時に、前記キャリア60は、前記出力軸49と一体で回転する。
なお、上記サンギヤ51(サンギヤ部52)、リングギヤ55(リングギヤ部57)、遊星ギヤ59及びキャリア60は、遊星ギヤ機構50を構成している。
図10に示されるように、前記ハウジング44の外側に突出する前記出力軸49の先端部には、モータレバー62が固着されている。このモータレバー62は、円弧状のガイド面62a及び該ガイド面62aを挟む一対のガイドプレート62bを有して半円形の滑車状に成形されている。前記ブラケット41には、モータレバー62の一側(図7の左側)で、前記クローザケーブル34を構成する外側チューブ35の端部35bが保持されており、これらガイドプレート62bは、上記端部35bから引き出されて前記ガイド面62aに案内された前記駆動ワイヤ36の他端36bを保持する。
本実施形態では、前記ガイドプレート62bに前記ガイド面62aに沿って延びる長孔62cが形成されるとともに、前記駆動ワイヤ36の他端36bは、前記長孔62cの範囲で移動可能に前記ガイドプレート62bに保持されている。そして、前記出力軸49とともにモータレバー62が一側方向(図10の反時計回転方向)に回動すると、端部35bから前記駆動ワイヤ36が引き出される。このとき、前記動作レバー31側で保持された駆動ワイヤ36が端部35a内に引き込まれることはいうまでもない。
なお、前記駆動レバー81は、前記動作レバー31を所定の回動位置に復帰させるレバー付勢ばねの付勢力が前記クローザケーブル34(駆動ワイヤ36)の張力として前記モータレバー62に伝達されることで、該モータレバー62と一体で図10に示した所定の初期位置に保持されている。
また、前記出力軸49の先端部には、板材からなる駆動レバー81が前記モータレバー62と一体回転するように固着されている。そして、前記ブラケット41には、切換カムレバー82が前記駆動レバー81とは異なる回転軸を中心に回動自在に連結されている。この切換カムレバー82の前記駆動レバー81寄りとなる長手方向中間部には、該駆動レバー81の他側方向(図10において時計回転方向)の回動軌跡上に配置されるカム部82aが形成されている。従って、前記モータレバー62とともに駆動レバー81が他側方向に回動すると、前記切換カムレバー82は、カム部82aが前記駆動レバー81に押圧されることで、一側方向(図10において反時計回転方向)に回動する。つまり、前記切換カムレバー82は、前記駆動レバー81(モータレバー62)の回転方向を反対側に切り換える。
なお、切換カムレバー82は、その回転軸周りに巻回され一端が前記ブラケット41に係止されたトーションスプリング83の他端が係止されることで、他側方向(図10において時計回転方向)に回動する側に付勢されるとともに、前記ブラケット41に形成されたレバーストッパ84に当接することで当該方向への回動が規制され、所定の回動位置に保持されている。所定の回動位置に保持された前記切換カムレバー82のカム部82a及び所定の初期位置に保持された前記駆動レバー81間には間隙が設定されており、該駆動レバー81が他側方向(図10において時計回転方向)に回動を開始してから前記カム部82aに当接するまでの間に空走区間が設定されている。また、駆動レバー81(及びモータレバー62)が所定の初期位置を起点に他側方向に回動する際、前記駆動ワイヤ36の他端36bは、前記長孔62c内を移動することで、前記端部35bに前記駆動ワイヤ36が押し込まれることはない。なお、駆動レバー81が所定の初期位置を起点に一側方向(図10において反時計回転方向)に回動する際、前記駆動レバー81が前記切換カムレバー82と干渉することなく空振りするように該駆動レバー81の形状は成形されている。
さらに、前記ブラケット41には、前記端部35bの近傍で、前記リリースケーブル27を構成する外側チューブ28の端部28bが保持されており、切換カムレバー82の先端部82bは、上記端部28bから引き出された前記駆動ワイヤ29の他端29bを保持する。そして、前述の態様で前記切換カムレバー82が一側方向(図10において反時計回転方向)に回動すると、端部28bから前記駆動ワイヤ29が引き出される。このとき、前記リフトレバー15側で保持された駆動ワイヤ29が端部28a内に引き込まれることはいうまでもない。なお、前記駆動レバー81と係合する前記カム部82aが、前記駆動ワイヤ29の他端29bが係止される切換カムレバー82の先端部82bよりも回動中心側に配置されているのは、これらのレバー比の設定によって前記リリースケーブル27の伝達応答性を向上するためである。
また、前記ブラケット41には、前記駆動レバー81の所定の初期位置への復帰状態を検出する初期位置スイッチ85及び前記駆動レバー81の他側方向へのフルストロークを検出するリミットスイッチ86が設けられている。
図13に示されるように、前記収容部45cは、前記凹部45dの径方向一側(図13の左側)に連続して当該方向と並行に長方形状に伸びるガイド溝45gを形成するとともに、該ガイド溝45gの先端に連続する扇形状のレバー側凹部45hを形成する。このレバー側凹部45hには、キャンセルレバー66に一体形成されたレバー軸部66aの一端が回転自在に挿通されて、その先端部をケース45(ハウジング44)の外側に突出させている(図10参照)。また、上記キャンセルレバー66は、前記ガイド溝45gとの干渉を避けたその上側で該ガイド溝45g側に延出する扇形状のレバー部66bを形成するとともに、該レバー部66bの先端部には、長孔状のカム孔66cが形成されている。このカム孔66cは、周方向一側(図13の時計回転方向の側)に対し他側(図13の反時計回転方向の側)がレバー軸部66a側に配置されるように曲成されている。
前記レバー軸部66a周りには、収容部45cの一側(図13の時計回転方向の側)の内壁面に一端の保持されたレバー付勢ばね67が巻回されている。前記キャンセルレバー66は、このレバー付勢ばね67の他端が係止されることで、図示反時計回転方向に回動する側に付勢されるとともに、該収容部45cの他側(図13の反時計回転方向の側)の内壁面に設置されたレバーストッパ68に前記レバー部66bの対向面が当接することで当該方向への回動が規制され、所定の回動位置に保持される。
前記ガイド溝45gには、該ガイド溝45gに沿う前記凹部45dの径方向に移動可能な板状のキャンセルギヤ69が装着されている。このキャンセルギヤ69は、一側(図13において紙面に直交する手前側)に突出して前記カム孔66cに挿通される係合ピン69aを形成するとともに、前記凹部45d側の先端部に、前記ガイド溝45gに臨む係合爪58と噛合可能な複数のギヤ側係合爪69bを形成する。図13(a)に示されるように、前記レバーストッパ68に前記レバー部66bの対向面が当接されて、前記キャンセルレバー66が所定の回動位置に保持されている状態では、前記キャンセルギヤ69は、その係合ピン69aが前記カム孔66cの内壁面に押圧されることで、凹部45d側に押し出され、そのギヤ側係合爪69bと前記リングギヤ55の係合爪58とが噛み合う。このとき、リングギヤ55は、回転不能に係止される。一方、図13(b)に示されるように、前記キャンセルレバー66が、前記レバー付勢ばね67に抗して図示時計回転方向に回動した状態では、前記キャンセルギヤ69は、その係合ピン69aが前記カム孔66cの内壁面に押圧されることで、レバー軸部66a側に引き戻され、前記リングギヤ55の係合爪58との噛合が解除される。このとき、リングギヤ55は、回転可能とされる。
図10に示されるように、前記ハウジング44(ケース45)の外側に突出する前記レバー軸部66aの先端部には、板材からなるレバー70が固着されている。なお、前記ハウジング44には、レバー70の近傍で、キャンセルケーブル71を構成する外側チューブ72の端部72aが保持されており、上記レバー70は、上記端部72aから引き出されたワイヤ73の一端73aを保持する。従って、前記ワイヤ73が端部72a内に引き込まれると、前記レバー70は、前記キャンセルレバー66とともに前記レバー付勢ばね67に抗して図示反時計回転方向(図13において時計回転方向)に回動する。上記ワイヤ73(キャンセルケーブル71)は、車両ドア1が解錠状態にあるとき、前記ドアハンドル4,5の操作力が伝達されることで、上記レバー70が図示反時計回転方向に回動するように前記ワイヤ73を端部72a内に引き込む。
ここで、アクチュエータ40の動作について説明する。前記係合爪58及びギヤ側係合爪69bの噛合により、前記リングギヤ55が回転不能に係止される状態において、前記電動モータ47が駆動され、その回転軸に固着されたウォームに噛み合うサンギヤ51(ウォームホイール部54)に一側方向(図13において時計回転方向)への回転動力が伝達されると、これに伴うサンギヤ部52の当該方向への回転により、前記遊星ギヤ59は、上記リングギヤ55に対し、他側方向(図13において反時計回転方向)に自転しつつ、一側方向(図13において時計回転方向)に公転する。そして、前記キャリア60(出力軸49)は、一側方向(図13において時計回転方向)への回転動力を出力する。つまり、前記遊星ギヤ機構50は、上記サンギヤ51、リングギヤ55及びキャリア60をそれぞれ入力軸、固定軸及び出力軸とする減速機構を構成している。このとき、出力軸49の回転に伴い、前記モータレバー62(及び駆動レバー81)が図10において反時計回転方向に回動することで、前記端部35bから前記駆動ワイヤ36が引き出される。
同様に、前記電動モータ47が上記とは逆方向に駆動されると、出力軸49の逆方向への回転に伴い、前記モータレバー62と一体で前記駆動レバー81が図10において時計回転方向に回動する。このとき、駆動レバー81により前記カム部82aが押圧されることで、前記切換カムレバー82が図10において反時計回転方向に回動し、前記端部28bから前記駆動ワイヤ29が引き出される。
なお、いずれの場合においても、前記リングギヤ55は、前記キャリア60(出力軸49)の回転の反力を受けて他側方向(図13において反時計回転方向)に回転しようとしており、前記キャンセルギヤ69は、このリングギヤ55の当該方向への回転を堅固に規制している。
一方、前記係合爪58及びギヤ側係合爪69bの噛合が解除されて、前記リングギヤ55が回転可能とされる状態では、前記キャリア60(出力軸49)からの回転動力の出力が停止される。これは、出力軸49側の負荷が大きいことから、サンギヤ51から各遊星ギヤ59に伝達される回転動力がリングギヤ55を回転させるだけとなり、各遊星ギヤ59が公転しなくなって、前記キャリア60が回転しないことによる。
図6に示されるように、前記本体部11には、前記キャンセルレバー76(取付片76b)の下側で、前記キャンセルケーブル71を構成する外側チューブ72の端部72bが保持されており、前記取付片76bは、上記端部72bから引き出されたワイヤ73の他端73bを保持する。従って、図8に示されるように、前記キャンセルレバー76がその回転軸を中心に図示反時計回転方向に回動すると、端部72bから前記ワイヤ73が引き出される。このとき、前記レバー70側で保持されたワイヤ73が端部72a内に引き込まれることはいうまでもない。これにより、前記キャンセルレバー66が、前記レバー付勢ばね67に抗して回動する。そして、前記キャンセルギヤ69のギヤ側係合爪69bは、前記リングギヤ55の係合爪58との噛合が解除され、リングギヤ55は回転可能とされる。つまり、車両ドア1の解錠状態であれば、いずれのドアハンドル4,5が操作される場合であっても、前記キャンセルレバー76には、前記オープンリンク14を介して前記取付片76bを上昇させるように操作力が伝達されることで、前記リングギヤ55は回転可能とされ、前記キャリア60(出力軸49)からの回転動力の出力が停止される。同時に、前記リフトレバー15には、前記キャンセルレバー76を介してその回転軸を中心に図示反時計回転方向に回動させように操作力が伝達されることで、前記リフトレバー15と一体回動する前記ポール24は、前記係合端部24aによる前記第1係合部21d又は第2係合部21eの係止を解除する。このとき、前記車両ドア1が開放可能となることは既述のとおりである。
ここで、本実施形態の動作について総括して説明する。
まず、車両ドア1の解錠状態において、車両ドア1が半ドア状態又は全閉状態にあり、前記ラッチ機構20が図4又は図5に示したハーフラッチ状態又はフルラッチ状態にあるとする。このとき、車両ドア1を開放すべく、前記アウトサイドドアハンドル4が操作されると、この操作力が前記オープンレバー12に伝達される。これにより、オープンレバー12が図3において時計回転方向に回動し、前記端部12bを上昇させる。そして、この端部12bの上昇に伴い、図6に示したオープンリンク14が上動することで、そのフランジ14aにより前記キャンセルレバー76のキャンセル押圧部76aが下側から押圧されるとともに、該キャンセル押圧部76aにより前記リフトレバー15の係合片15aが下側から押圧される。これにより、上記リフトレバー15が回動し、これと一体回動する前記ポール24が、図4又は図5において時計回転方向に回動すると、前記係合端部24aによる前記第1係合部21d又は第2係合部21eの係止が解除される。従って、前記ラッチ21は、ラッチ付勢ばね22に付勢されて前記係合凹部21aの内壁面によりストライカ3を押圧しつつ、図4又は図5において時計回転方向に回動する。そして、前記車両ドア1は、前記係合凹部21aにおける前記ストライカ3との係合を解除して開放可能となる。
一方、車両ドア1を開放すべく、前記インサイドドアハンドル5が開操作されると、インサイドオープンレバーにより前記オープンリンク14のフランジ14aが下側から押圧される。これにより、前記オープンリンク14が上動することで、上述の態様でリフトレバー15とともにポール24が回動する。従って、同様にして、前記車両ドア1は開放可能となる。
[クローザ作動]
次に、車両ドア1の解錠状態又は施錠状態において、車両ドア1が半ドア状態にあり、前記ラッチ機構20が図4に示したハーフラッチ状態にあるとする。そして、いずれのドアハンドル4,5も開操作されておらず、前記係合爪58及びギヤ側係合爪69bの噛合により、前記リングギヤ55が回転不能に係止される状態(図13(a)参照)にあるとする。このとき、前記電動モータ47が駆動され、前記サンギヤ51(ウォームホイール部54)に図13において時計回転方向への回転動力が伝達されると、前述の態様で前記キャリア60(出力軸49)は当該方向への回転動力を出力する。これに伴い、前記駆動レバー81(及びモータレバー62)が図10に示す所定の初期位置を起点に一側方向(図示反時計回転方向)に回動することで、前記駆動ワイヤ36は、前記端部35bから引き出されるとともに、前記端部35a内に引き込まれる(図5、図11参照)。従って、前記動作レバー31は、図4において時計回転方向に回動することで、前述の態様で前記係合凹部21aにおいて係合する前記ストライカ3が引っ張られ、ラッチ機構20のフルラッチ状態となる。そして、前記車両ドア1は、半ドア状態から全閉状態へと閉作動する。
なお、車両ドア1の全閉状態が検出されると、前記電動モータ47の駆動が停止される。このとき、前記動作レバー31は、前述したレバー付勢ばねに付勢されて、前記駆動ワイヤ36を前記端部35aから引き出しつつ、図6において反時計回転方向に回動して、前記レバーストッパ32により回動規制される所定の回動位置に復帰・保持される。同時に、前記駆動レバー81は、前記動作レバー31を所定の回動位置に復帰させるレバー付勢ばねの付勢力が前記クローザケーブル34(駆動ワイヤ36)の張力として前記モータレバー62に伝達されることで、該モータレバー62と一体で図10に示した所定の初期位置に復帰する。上述のクローズ作動に伴う駆動レバー81の回動において、前記切換カムレバー82との干渉がないのは既述のとおりである。
ちなみに、車両ドア1の全閉状態は、前記ラッチ機構20側のスイッチにより検出される。具体的には、ラッチ機構20のフルラッチ状態又はハーフラッチ状態において、ポール24が離れることでフルラッチ状態又はハーフラッチ状態を判定するポールスイッチと、ラッチ21の回転角度を検出するロータリエンコーダからなるラッチスイッチとを利用して車両ドア1の全閉状態が検出される。
[キャンセリング作動]
ここで、前記電動モータ47の駆動中、即ち車両ドア1の閉作動中に、該車両ドア1を開放すべく、いずれかのドアハンドル4,5が開操作されたとする。このとき、操作力の伝達により、前記オープンリンク14が上動することで、車両ドア1の解錠状態であれば、前記キャンセルレバー76は、上記キャンセル押圧部76aがフランジ14aに押圧され、その回転軸を中心に図6において時計回転方向に回動し、前記取付片76bを上昇させる(図8参照)。これに伴い、前記ワイヤ73は、前記端部72bから引き出されるとともに、図10に示した前記端部72a内に引き込まれる。従って、前記レバー70と一体で前記キャンセルレバー66が図13において時計回転方向に回動することで、前述の態様で前記キャンセルギヤ69のギヤ側係合爪69bは、前記リングギヤ55の係合爪58との噛合が解除され、リングギヤ55は回転可能とされる。そして、前記キャリア60(出力軸49)からの回転動力の出力が停止される。なお、ドアハンドル4,5が操作されることで、前記ラッチ機構20がアンラッチ状態に移行しうることはいうまでもない。このとき、ラッチ機構20をハーフラッチ状態からフルラッチ状態へと切り替えるべくラッチ21(従動凸部21f)と係合していた動作レバー31は、遊星ギヤ機構50を介した動力伝達が遮断されていることで、前記ラッチ機構20のアンラッチ状態への移行を許容する。その結果、前記車両ドア1が開放可能となる。
また、この状態で、ドアハンドル4,5の操作力が解放されると、前記キャンセルレバー66は、前記レバー付勢ばね67に付勢されて所定の回動位置に復帰され、前記キャンセルギヤ69は、そのギヤ側係合爪69bが前記リングギヤ55の係合爪58と噛み合うように、ガイド溝45gに沿って移動する。そして、前記リングギヤ55は、再び回転不能に係止される。また、前記キャンセルレバー66の回動に伴い、前記レバー70が図10において時計回転方向に回動することで、前記ワイヤ73は、前記端部72aから引き出されるとともに、図6に示した前記端部72b内に引き込まれる。従って、前記キャンセルレバー76は、図8において反時計回転方向に回動することで、図6に示す所定の回動位置に復帰・保持される。
なお、前記電動モータ47の駆動中、即ち車両ドア1の閉作動中に、該車両ドア1を開放すべく、いずれかのドアハンドル4,5が開操作されたとき、車両ドア1が施錠状態であれば、前記オープンリンク14の切り替えに係る前述のアクチュエータの駆動によって解錠状態に切り替えることで、同様のキャンセリング作動が可能となる。その後、当該アクチュエータの駆動によって施錠状態に再び切り替えれば(戻せば)よい。
[リリース作動]
車両ドア1の施錠状態において、車両ドア1が半ドア状態又は全閉状態にあり、前記ラッチ機構20が図4又は図5に示したハーフラッチ状態又はフルラッチ状態にあるとする。そして、いずれのドアハンドル4,5も開操作されておらず、前記係合爪58及びギヤ側係合爪69bの噛合により、前記リングギヤ55が回転不能に係止される状態(図13(a)参照)にあるとする。このとき、前記電動モータ47が逆方向に駆動され、前記サンギヤ51(ウォームホイール部54)に図13において反時計回転方向への回転動力が伝達されると、前述の態様で前記キャリア60(出力軸49)は当該方向への回転動力を出力する。これに伴い、前記モータレバー62と一体で前記駆動レバー81が図10に示す所定の初期位置を起点に他側方向(図示時計回転方向)に回動する。そして、前記切換カムレバー82は、前記カム部82aが前記駆動レバー81に押圧されることで、一側方向(図示反時計回転方向)に回動する。そして、前記駆動ワイヤ29は、前記端部28bから引き出されるとともに、前記端部28a内に引き込まれる(図7、図12参照)。従って、前記リフトレバー15は、前記キャンセルレバー76を残置したまま、前記ポール24と一体で図6において反時計回転方向に回動することで、前述の態様で前記係合端部24aによる前記第1係合部21d又は第2係合部21eの係止が解除される。そして、前記車両ドア1は、前記係合凹部21aにおける前記ストライカ3との係合を解除して開放可能となる。
なお、車両ドア1の開放可能状態への移行完了後は、前記駆動レバー81の他側方向(図12において時計回転方向)へのフルストロークが前記リミットスイッチ86にて検出されることで、前記電動モータ47は、前記出力軸49(キャリア60)と一体回動する前記モータレバー62及び前記駆動レバー81が一側方向(図12において反時計回転方向)に回動するように逆駆動される。これにより、前記駆動レバー81が図10に示す所定の初期位置に復帰される。このとき、前記駆動ワイヤ36(クローザケーブル34)の他端36bは、前記長孔62c内を移動することで、外側チューブ35の端部35b内に押し込まれることはない。そして、前記切換カムレバー82は、前記トーションスプリング83に付勢されて、他側方向(図12において時計回転方向)に回動し、前記レバーストッパ84により回動規制される所定の回動位置に復帰・保持される。また、前記リフトレバー15は、前記ポール24とともに前記ポール付勢ばね26に付勢されることで、前記駆動ワイヤ29を前記端部28aから引き出しつつ、図7において時計回転方向に回動し、前記ポール24が前記ポールストッパ25により回動規制される所定の回動位置に復帰・保持される。
特に、車両ドア1が施錠状態にあるとき、前記ラッチ機構20の状態に関わらず、前記オープンリンク14(フランジ14a)は前記キャンセルレバー76(キャンセル押圧部76a)に当接することはない。従って、例えば車両ドア1が前記オープンリンク14の切り替えに係る前述のアクチュエータの駆動によって施錠状態から解錠状態に移行しつつある状態でドアハンドル4,5が操作されたとしても、前述のキャンセルレバー76の作動に基づくリリース作動の中断(電動モータ47及び駆動レバー81間の動力伝達の遮断)が生じ得ず、リリース作動をドアハンドル4,5の操作に関わらず継続して行うことができる。また、車両ドア1の閉作動に伴いポール24(及びリフトレバー15)が回動する際には、前記キャンセルレバー76が回動することはないため、前記キャンセルケーブル71の座屈が防止される。
図15は、本実施形態における各作動(キャンセリング作動、クローザ作動、リリース作動)と車両ドア1の状態(施錠状態、解錠状態)との上記した関係を総括した一覧図である。各作動の成立及び非成立をそれぞれ○印及び×印で表している。また、施錠状態におけるキャンセリング作動は、解錠状態に切り替えてから施錠状態に戻すことで成立していることを△印で表している。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、アクチュエータ40の電動モータ47により、前記駆動レバー81を所定の初期位置を起点に一側方向に回動することで前記ラッチ機構20がハーフラッチ状態からフルラッチ状態に切り替えられ(クローザ作動)、一方、前記駆動レバー81を所定の初期位置を起点に他側方向に回動することで前記ラッチ機構20がフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えられる(リリース作動)。このように、前記アクチュエータ40(電動モータ47及び駆動レバー81)を追加することなく単品のままで、クローザ作動及びリリース作動をそれぞれ行うことができる。
また、前記オープンリンク14(ロッキング機構)による前記車両ドア1の解錠状態において、ドアハンドル4,5の操作力が前記オープンリンク14を介してキャンセルレバー76(キャンセリング機構)に伝達されることで、電動モータ47及び駆動レバー81間の動力伝達が遮断される(キャンセリング作動)。従って、クローザ作動をドアハンドル4,5の操作でキャンセルすることで、前記車両ドア1による挟み込みに対処することができる。
一方、前記オープンリンク14(ロッキング機構)による前記車両ドア1の施錠状態において、車両ドア1が解錠状態になる前(パニック状態)にドアハンドル4,5が操作されたとしても、その操作力は解錠状態への移行が完了しない限り前記オープンリンク14を介して前記キャンセルレバー76に伝達されることはない。従って、前記アクチュエータ40では、電動モータ47及び駆動レバー81間の動力伝達が遮断されることがないため、例えばリリース作動をドアハンドルの操作に関わらず継続して行うことができる。
(2)本実施形態では、前記駆動レバー81は、所定の初期位置を起点とする他側方向への回動を、前記カム部82aにおいて係合する前記切換カムレバー82を介して前記ラッチ機構20に伝達し、該ラッチ機構20をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える。従って、前記駆動レバー81の起点となる所定の初期位置にばらつきが生じたとしても、該駆動レバー81と係合する前記カム部82aとの間に、前記ラッチ機構20が作動開始するまでの不感帯を設定しておくことで、このばらつきを好適に吸収することができる。
また、前記駆動レバー81の回動に伴い、前記切換カムレバー82が回動する際、前記カム部82aの移動量に対し前記ラッチ機構20との連結部(先端部82b)の移動量(ストローク)をレバー比に応じて増幅したことで、リリース作動の応答性を向上することができる。
(3)本実施形態では、リリース作動に係る前記切換カムレバー82の回動方向は、クローザ作動に係る前記駆動レバー81(モータレバー62)の回動方向に一致する。従って、リリース作動及びクローザ作動のそれぞれにおいて、前記切換カムレバー82及び前記駆動レバー81の同一方向への回動を利用した同様の伝達構造(ケーブルの押し引き)を利用して前記ラッチ機構20を作動させることができる。
(4)本実施形態では、電動モータ47及び駆動レバー81間の回転伝達に遊星ギヤ機構50を利用するとともに、リングギヤ55の回転の可否を切り換える極めて簡易な構造の前記キャンセルギヤ69にて、電動モータ47及び駆動レバー81間の動力伝達を断接することができる。
(5)本実施形態では、キャンセルレバー76は、リリース作動に係るリフトレバー15と同軸に配置されることで、その配置スペースをよりコンパクト化することができる。また、前記キャンセルレバー76は、キャンセリング作動時に前記キャンセル押圧部76aで前記リフトレバー15の係合片15aを押圧して該リフトレバー15(ポール24)を回動させることで、例えばフルラッチ状態又はハーフラッチ状態にある前記ラッチ機構をアンラッチ状態に切り替えることができる。一方、前記キャンセルレバー76は、前記リフトレバー15に対する相対回動が許容されていることで、該リフトレバー15に追従することなく前記リフトレバー15単独での回動を許容でき、リリース作動を阻害することはない。
(6)本実施形態では、キャンセルレバー76を、オープンリンク14(フランジ14a)及びリフトレバー15(係合片15a)と係合する板状のキャンセル押圧部76aを有するのみの簡易な形状にできる。
(7)本実施形態では、駆動レバー81の回動量(ストローク)を増大させることなく、切換カムレバー82を介してこれを増幅してキャンセルレバー76に必要な回動量(ストローク)を確保することができるため、スペースの制約された車両ドア1内への搭載性を向上させることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、ドアハンドル4,5の操作力をキャンセリング機構へと伝達するロッキング機構としては、前記オープンリンク14の切り替え時にこれと係合する適宜の伝達部材(レバーなど)であってもよい。また、オープンリンク14の切り替えに係るアクチュエータが電磁ソレノイドの場合には、その出没する出力ロッドであってもよい。
・前記実施形態においては、ドアラッチ装置10の動作レバー31及びアクチュエータ40の駆動レバー81(モータレバー62)間を、クローザケーブル34を介して連結して駆動力の伝達を行うようにしたが、これらの間をギヤ結合により直結したり、あるいはリンクやカムを介して連結して駆動力の伝達を行ってもよい。
・前記実施形態においては、ドアラッチ装置10のリフトレバー15及びアクチュエータ40の駆動レバー81間を、切換カムレバー82及びリリースケーブル27を介して連結して駆動力の伝達を行うようにしたが、これらの間をギヤ結合により直結したり、あるいはリンクを介して連結して駆動力の伝達を行ってもよい。
・前記実施形態においては、ドアハンドル4,5の操作に係るキャンセルレバー76及びアクチュエータ40のレバー70間を、キャンセルケーブル71を介して連結して操作力の伝達を行うようにしたが、これらの間をギヤ結合により直結したり、あるいはリンクやカムを介して連結して操作力の伝達を行ってもよい。
本発明が適用される車両ドアを示す正面図。 車両ドアを示す平面図。 ドアラッチ装置を示す正面図。 ドアラッチ装置を示す正面図。 ドアラッチ装置を示す正面図。 ドアラッチ装置を示す背面図。 ドアラッチ装置を示す背面図。 ドアラッチ装置を示す背面図。 ドアラッチ装置を示す側面図。 アクチュエータを示す正面図。 アクチュエータを示す正面図。 アクチュエータを示す正面図。 (a)(b)は、アクチュエータを示す背面図。 図6のA−A線に沿った断面図。 車両ドアの状態と各作動の関係を示す一覧図。
符号の説明
1…車両ドア、3…ストライカ、4,5…ドアハンドル、10…ドアラッチ装置、11…本体部、14…オープンリンク(ロッキング機構)、15…リフトレバー(解除レバー)、20…ラッチ機構、21…ラッチ、24…ポール、31…動作レバー、34…クローザケーブル、40…アクチュエータ(駆動装置)、47…電動モータ(駆動源)、50…遊星ギヤ機構、51…サンギヤ、55…リングギヤ、58…係合爪(係合部)、59…遊星ギヤ、60…キャリア、62…モータレバー、66…キャンセルレバー(キャンセリング機構)、69…キャンセルギヤ(係脱部材)、70…レバー、71…キャンセルケーブル(キャンセリング機構)、76…キャンセルレバー(キャンセリング機構)、76a…キャンセル押圧部(押圧部)、81…駆動レバー、82…切換カムレバー(カムレバー)、82a…カム部。

Claims (5)

  1. 車両ドアを全閉状態で保持するフルラッチ状態、前記車両ドアを半ドア状態で保持するハーフラッチ状態及び前記車両ドアを保持しないアンラッチ状態で切り替え自在なラッチ機構と、
    前記車両ドアを施錠状態及び解錠状態で切り替え自在なロッキング機構と、
    駆動源及び駆動レバーを備え、前記駆動源により前記駆動レバーを所定の初期位置を起点に一側方向に回動して駆動力を前記ラッチ機構に伝達し該ラッチ機構をハーフラッチ状態からフルラッチ状態に切り替え、一方、前記駆動源により前記駆動レバーを前記所定の初期位置を起点に他側方向に回動して駆動力を前記ラッチ機構に伝達し該ラッチ機構をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える駆動装置と、
    前記車両ドアの解錠状態において、ドアハンドルの操作力が前記ロッキング機構を介して伝達されて、前記駆動源及び前記駆動レバー間の動力伝達を遮断するキャンセリング機構とを備えたことを特徴とする車両ドア開閉装置。
  2. 請求項1に記載の車両ドア開閉装置において、
    カム部を有するカムレバーを備え、
    前記駆動レバーは、前記所定の初期位置を起点に他側方向に回動する際に、前記カム部と係合することで前記カムレバーを回動し、前記ラッチ機構をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替えることを特徴とする車両ドア開閉装置。
  3. 請求項2に記載の車両ドア開閉装置において、
    前記カム部と係合する前記駆動レバーは、前記所定の初期位置を起点に他側方向に回動する際に、前記カムレバーを一側方向に回動することを特徴とする車両ドア開閉装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両ドア開閉装置において、
    前記駆動源に回転駆動されるサンギヤと、
    外周面に係合部を有して前記サンギヤと同軸に配置されるリングギヤと、
    前記サンギヤ及び前記リングギヤに噛み合わされる遊星ギヤと、
    前記サンギヤと同軸に配置されて前記遊星ギヤに連結され、前記サンギヤの回転に伴い、前記リングギヤに対し、前記遊星ギヤが自転及び公転することで前記駆動レバーと一体で回動するキャリアとを備え、
    前記キャンセリング機構は、前記係合部に係合されて前記リングギヤを回転不能に係止するとともに、ドアハンドルの操作力が前記ロッキング機構を介して伝達されることで前記係合部における係合が解除されて前記リングギヤを回転可能にする係脱部材を備えることを特徴とする車両ドア開閉装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両ドア開閉装置において、
    前記駆動レバーの前記所定の初期位置を起点とする他側方向への回動により回動駆動されて前記ラッチ機構と係合し、該ラッチ機構をフルラッチ状態又はハーフラッチ状態からアンラッチ状態に切り替える解除レバーを備え、
    前記キャンセリング機構は、
    前記解除レバーと同軸で該解除レバーに対する相対回動が許容され、前記車両ドアの解錠状態において、前記ロッキング機構及び前記解除レバーに係合可能な押圧部を有するキャンセルレバーを備え、
    前記車両ドアの解錠状態において、ドアハンドルの操作力が前記ロッキング機構を介して前記押圧部に伝達されることで前記キャンセルレバーを回動させ、前記駆動源及び前記駆動レバー間の動力伝達を遮断し、且つ、前記押圧部で前記解除レバーを押圧して該解除レバーを回動させることを特徴とする車両ドア開閉装置。
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