JP2002339623A - 車両用ロックのオープン及びクローズ装置 - Google Patents
車両用ロックのオープン及びクローズ装置Info
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Abstract
おいて、キャンセル作動時におけるキャンセルレバーの
待機位置への復帰を可能として、品質の向上を図る。 【解決手段】 キャンセルレバー19のキャンセルアー
ム部19aは、案内手段16a、16bにより挟持され
るとともに、断続部材17を接続位置から切断位置へ移
動させる方向からのみ、断続部材17と当接し得るよう
になっている。キャンセルレバー19は、その待機位置
からキャンセル方向への回動により、キャンセルアーム
部19aにより断続部材17を接続位置から切断位置へ
移動させた後、キャンセル位置から待機位置へ復帰する
ことができる。
Description
ロック手段をオープン作動させるオープン機能と、ロッ
ク手段をハーフラッチ状態からフルラッチ状態に移行さ
せるクローズ機能とを備える車両用ロックのオープン及
びクローズ装置に関する。
に係脱可能なラッチ、及びラッチに係脱可能なロッキン
グプレートを備えるロック手段と、モータにより、中立
位置から正逆2方向に回動可能な回動部材を有する駆動
手段とを備え、回動部材の中立位置から一方向への回動
により、ラッチとストライカとの係合を解除し、また、
同じく他方向への回動により、ラッチをハーフラッチ位
置からフルラッチ位置まで移動させるようにしたものは
公知である(例えば、特公平5−27748号公報参
照)。
従来の装置においては、駆動手段の作動中に、電気系統
の故障、あるいは他の原因により、モータの回転が途中
で停止し、回動部材が中立位置以外の位置に停止する
と、回動部材により作動させられたラッチ及びロッキン
グプレートの動きが拘束され、開閉体を開けることが困
難になったり、閉じることが困難になったりする等の問
題点がある。
外の位置に停止しても、回動部材と駆動レバーとを連係
している断続部材を、キャンセルレバーにより切断位置
へ移動させ、それらの連係を断って、駆動レバーの中立
位置への復帰を可能とすることによって、従来の問題点
を解消した車両用ロックのオープン及びクローズ装置
を、先に特許出願(特願平11−373611号)して
いる。
ャンセルレバーの長孔に摺動可能に係合されているた
め、キャンセルレバーにより断続部材を切断位置に移動
させると、キャンセルレバーが断続部材とともにキャン
セル位置に拘束され、待機位置へ復帰することが困難と
なり、品質の低下を招くおそれがある。
な問題点に鑑み、先の特許出願を改良し、キャンセル作
動時におけるキャンセルレバーの待機位置への復帰を可
能として、品質の向上を図ることができるようにした車
両用ロックのオープン及びクローズ装置を提供すること
を目的としている。
題は、次のようにして解決される。 (1) モータの作動により、ロック手段を、オープン作
動、及びハーフラッチ状態からフルラッチ状態へ移行さ
せることができるようにした車両用ロックのオープン及
びクローズ装置において、モータの正逆回転により、中
立位置から正逆2方向に回動させられる回動部材と、前
記回動部材に連係され、中立位置から一方向へ回動され
ることにより、前記ロック手段をオープン作動させ、同
じく他方向へ回動されることにより、前記ロック手段を
ハーフラッチ状態からフルラッチ状態へ移行させる駆動
レバーと、前記回動部材と駆動レバーとの間に配設さ
れ、前記回動部材と駆動レバーとを連係する接続位置と
連係を断つ切断位置とに移動可能な断続部材と、前記断
続部材を切断位置から接続位置へ付勢する付勢手段と、
予め定めた待機位置からキャンセル位置への回動によ
り、前記断続部材を接続位置から切断位置へ移動させ得
るように前記断続部材と当接し、またキャンセル位置か
ら待機位置への回動により、前記断続部材から離間する
キャンセルアーム部を有するキャンセルレバーとを備え
る。
を、オープン作動、及びハーフラッチ状態からフルラッ
チ状態へ移行させることができるようにした車両用ロッ
クのオープン及びクローズ装置において、前記モータの
正逆回転により、中立位置から正逆2方向に回動させら
れる回動部材と、前記回動部材に連係され、中立位置か
ら一方向への回動により、前記ロック手段をオープン作
動させ、同じく他方向への回動により、前記ロック手段
をハーフラッチ状態からフルラッチ状態へ移行させる駆
動レバーと、前記回動部材と駆動レバーとの間に配設さ
れ、前記回動部材と駆動レバーとを連係する接続位置
と、連係を断つ切断位置とに移動可能な断続部材と、前
記断続部材を切断位置から接続位置へ付勢する付勢手段
と、予め定めた待機位置からキャンセル位置への回動に
より、前記断続部材を接続位置から切断位置へ移動させ
得るように前記断続部材と当接し、またキャンセル位置
から待機位置への回動により、前記断続部材から離間す
るキャンセルアーム部を有するキャンセルレバーと、前
記キャンセルアーム部を、前記断続部材の移動方向に沿
って移動可能で、かつそれと直交する方向の移動を阻止
するように案内する案内手段を設ける。
駆動レバーに設ける。
内手段を、キャンセルアーム部の一側面と摺接し、断続
部材を移動可能に支持する支持部と、該支持部の近傍に
設けられ、前記キャンセルアーム部の他側面と摺接する
押さえ部とにより形成する。
て、回動部材と駆動レバーとを、同一の軸をもって枢支
し、前記回動部材に、前記軸を中心とする円弧状の空振
り孔及び該空振り部のほぼ中央から離心方向に延出する
係合部を有する係脱孔を、また前記駆動レバーに、前記
係脱孔と重合するように離心方向に延出する長孔をそれ
ぞれ穿設し、かつ前記断続部材を、前記係脱孔及び長孔
に摺動可能に係合し、前記係合部に係合する接続位置
と、前記係合部から離脱して、前記空振り部に進入する
切断位置に移動可能とする。
面に基づいて説明する。なお、以下の説明では、図1に
おける紙面手前を車両の「前方」、紙面奥を「後方」と
する。
下方向に開閉しうるように、上端が左右方向を向くヒン
ジ軸(図示略)をもって枢着されたバックドア(図示略)に
取り付けられるオープン及びクローズ装置で、車体側に
固着されるストライカ(2)と係合し、バックドアを閉止
状態に拘束するロック手段(3)と、ロック手段(3)をハ
ーフラッチ状態からフルラッチ状態へ作動させるクロー
ズ機能及びロック手段(3)をオープン作動させるオープ
ン機能を備えた駆動手段(4)とから形成されている。
ように、ハウジング(5)と、ハウジング(5)内に上下方
向を向く軸(6)により枢着され、ストライカ(2)と係脱
可能なラッチ(7)と、同様の軸(8)により枢着され、ラ
ッチ(7)の爪部(7a)(7b)に係脱可能なロッキングプレー
ト(9)とを有している。
た図14に示すオープン位置と、ストライカ(2)と辛う
じて係合している。図15に示すハーフラッチ位置と、
ストライカ(2)と完全に係合している図16に示すフル
ラッチ位置とに移動可能である。
をもって係合方向(図14〜図16において時計方向)
へ付勢され、かつ、ラッチ(7)がハーフラッチ位置にあ
るとき、ラッチ(7)の爪部(7a)に、また、同じくフルラ
ッチ位置にあるとき、爪部(7b)に、それぞれ係合し、各
位置において、ラッチ(7)のオープン方向(図14〜図
16において反時計方向)への回動を阻止する。
に回動可能なカムレバー(10)が固着されている。このカ
ムレバー(10)の遊端部には、上方を向く係合ピン(10a)
が固着され、また同じく外周縁には、カム部(10b)が設
けられている。
た基板(12)における水平部分に配設された検出スイッチ
で、カムレバー(10)のカム部(10b)と接触することによ
り、ラッチ(7)のハーフラッチ位置を検出する。
(12)の上部に取り付けられるモータ(13)と、基板(12)の
前面のほぼ中央部に前後方向を向く枢支軸(14)により枢
着される回動部材をなすセクタギヤ(15)と、同じくセク
タギヤ(15)と同枢支軸(14)上に枢着される駆動レバー(1
6)と、セクタギア(15)と駆動レバー(16)との間に配設さ
れる断続部材(17)と、基板(12)に前後方向を向く軸(18)
により枢着されるキャンセルレバー(19)と、図2に示す
ように、基板(12)の後面に前後方向を向く軸(20)により
枢着されるオープンレバー(21)とを有している。
ルに設けられたハンドルスイッチ(図示略)の操作により
正転制御され、また検出スイッチ(11)によるハーフラッ
チ検出により逆転制御されるようになっている。
た歯部(15a)が、モータ(13)の回転力を減速する減速機
構の出力ギヤ(22)に噛合し、図1及び図9に示す中立位
置から、モータ(13)によって、図5及び図10に示すオ
ープン位置と、図6及び図11に示すクローズ位置とに
回動されるようになっている。
すように、枢支軸(14)を中心とする左右方向を向く円弧
状の空振り部(23a)と、空振り部(23a)のほぼ中央から離
心方向へ延出する係合部(23b)とを有するほぼ逆T字状
の係脱孔(23)が設けられ、また同じく枢支軸(14)の近傍
には、カム部材(24)が固着されている。セクタギヤ(15)
における歯部(15a)とカム部材(24)との間には、枢支軸
(14)を中心とする円弧状の逃げ部(15b)が設けられてい
る。
に、図1及び図9に示す中立位置から、セクタギヤ(15)
とともに図5及び図10に示すオープン位置と、図6及
び図11に示すクローズ位置とに回動可能であり、かつ
その上部に、案内手段をなす支持部(16a)及び押さえ部
(16b)が設けられている。
中央に、セクタギヤ(15)の係脱孔(23)と重合する上下方
向の長孔(25)が設けられている。
て、前方へ所定量オフセットし、かつ支持部(16a)の左
方(軸(18)側寄り)側に設けられている。
d)が固着されたオープンアーム部(16c)が、また同じく
下方には、クローズアーム部(16e)が、それぞれ設けら
れている。
は、図5及び図10に示すように、クローズレバー(16)
のオープン位置への回動により、オープンレバー(21)を
オープン位置へ回動させるように、オープンレバー(21)
の上部と当接する。
に示すように、クローズレバー(16)がクローズ位置に回
動することにより、カムレバー(10)の係合ピン(10a)と
当接し、カムレバー(10)を介してラッチ(7)をハーフラ
ッチ位置からフルラッチ位置へ回動させる。
前後方向を向く鍔付きの軸状をなすとともに、セクタギ
ヤ(15)の係脱孔(23)及び駆動レバー(16)の長孔(25)に摺
動可能に係合し、主に図1に示すように、係脱孔(23)の
係合部(23b)に係合して、セクタギヤ(15)と駆動レバー
(16)とが一体になって回動し得るように両者を連係する
接続位置と、主に図7及び図8に示すように、空振り部
(23a)に進入し、セクタギヤ(15)と駆動レバー(16)との
連係を断つ切断位置とに移動可能である。
部材(17)を切断位置から接続位置へ向けて付勢する付勢
手段をなすばねである。
検出する第1の検出スイッチで、そのヒンジ型のアクチ
ュエータ(27a)が、カム部材(24)に設けられた第1のカ
ム面(29)と当接することにより、オンからオフに切り替
わるようになっている。
検出する第2の検出スイッチで、そのヒンジ型のアクチ
ュエータ(28a)が、カム部材(24)に設けられた第2のカ
ム面(30)と当接することにより、オンからオフに切り替
わるようになっている。
それぞれのアクチュエータ(27a)(28a)を同一方向へ向
け、かつセクタギヤ(15)の回動により、セクタギヤ(15)
の逃げ部(15b)内を相対的に移動し得るようにして、基
板(12)に配設されている。
定された支持台(図示略)に支持され、第1の検出スイッ
チ(27)に対して前方へオフセットしている。
第1の検出スイッチ(27)のアクチュエータ(27a)と当接
可能な第1のカム面(29)と、第1のカム面(29)の前方へ
設けられ、第2の検出スイッチ(28)のアクチュエータ(2
8a)と当接可能な第2のカム面(30)とを有している。な
お、図4において、下方が車両の前方、上方が後方であ
る。
面(29)(30)の一端側には、第1及び第2の検出スイッチ
(27)(28)のアクチュエータ(27a)(28a)に、そのヒンジ部
(27b)(28b)側から当接し、検出位置のばらつきを最小限
に抑える鋭角部(29a)(30a)が、また同じく他端側には、
各アクチュエータ(27a)(28a)に、その遊端部(27c)(28c)
側から当接し、カム面(29)(30)とアクチュエータ(27a)
(28a)との当接を円滑にする鈍角部(29b)(30b)が、それ
ぞれ設けられている。
は、図5に示すように、第1のカム面(29)が、第1の検
出スイッチ(27)のアクチュエータ(27a)から離れて、第
1の検出スイッチ(27)がオフからオンに切り替わること
により、セクタギヤ(15)を中立位置に復帰させるよう
に、モータ(13)が反転制御される。
は、図6に示すように、第2のカム面(30)が、第2の検
出スイッチ(28)のアクチュエータ(28a)から離れて、第
2の検出スイッチ(28)がオフからオンに切り替わること
により、セクタギヤ(15)を中立位置に復帰させるよう
に、モータ(13)が反転制御される。
置へ回動する場合は、第2のカム面(30)が、その鋭角部
(30a)側から第2の検出スイッチ(28)のアクチュエータ
(28a)に当接し、第2の検出スイッチ(28)をオンからオ
フに切り替え、その状態を保持しつつ、第1のカム面(2
9)が、その鋭角部(29a)側から第1検出スイッチ(27)の
アクチュエータ(27a)に当接して、第1の検出スイッチ
(27)をオンからオフに切り替えることにより、セクタギ
ヤ(15)の中立位置が検出されるようになっている。
a)が、第1の検出スイッチ(27)のアクチュエータ(27a)
に当接した時点で、セクタギヤ(15)の中立位置を検出し
得るようになっているので、検出位置のばらつきを最小
限に抑えて、セクタギヤ(15)を確実に中立位置に停止さ
せることができる。
位置と、図7及び図8に示すキャンセル位置とに移動可
能であるとともに、ばね(31)により待機位置へ付勢さ
れ、かつ駆動レバー(16)の支持部(16a)及び押さえ部(16
b)と交差し得るように延出するキャンセルアーム部(19
a)と、オープンレバー(21)の下部と当接可能なオープン
アーム部(19b)と、操作部(19c)とを有している。
7)の移動方向に沿って移動し得るように、支持部(16a)
と押さえ部(16b)との間に、その板厚方向(前後方向)
のがた付きが阻止されるように案内され、かつ断続部材
(17)を接続位置から切断位置へ移動させる方向からの
み、断続部材(17)と当接し得るようになっている。
レバー(16)がいずれの位置にあっても、断続部材(17)を
接続位置から切断位置へ移動させることができ、かつそ
れ自体及び駆動レバー(16)がいずれの位置に移動して
も、支持部(16a)と押さえ部(16b)とにより案内される長
さを有している。
なす押さえ部(16b)を、駆動レバー(16)に設けたが、そ
れに代えて、基板(12)に設けても良い。
(19b)は、キャンセルレバー(19)が待機位置からキャン
セル方向へ回動されることにより、オープンレバー(21)
の下部に当接し、オープンレバー(21)をオープン方向へ
回動させる。
バックドアのインナパネル側のトリムの一部を外すこと
により、外部から操作可能な位置に設けられる。
に、基板(12)に設けられた係止部(12a)に当接した待機
位置から、オープン方向(図2において反時計方向)へ
回動されることにより、下部がロッキングプレート(9)
の延長部(9a)に当接し、ロッキングプレート(9)をオー
プン方向へ回動させるようになっている。
に支持された付勢手段をなすねじりコイルばねで、オー
プンレバー(21)を待機位置に、また駆動レバー(16)を中
立位置に、それぞれ付勢している。
にあるとき、図10に示すように、ねじりコイルばね(3
2)の一方の脚部(32a)が駆動レバー(16)の係合ピン(16d)
に、また他方の脚部(32b)が係止部(12a)に、それぞれ係
合し、駆動レバー(16)をオープン位置から中立位置へ付
勢する。
るとき、図11に示すように、ねじりコイルばね(32)の
他方の脚部(32b)が駆動レバー(16)の係合ピン(16d)に、
また一方の脚部(32a)がオープンレバー(21)に、それぞ
れ係合し、駆動レバー(16)をクローズ位置から中立位置
へ、またオープンレバー(21)を待機位置へ、それぞれ付
勢するようになっている。
によって、駆動レバー(16)とオープンレバー(21)とを、
所定の方向へ付勢することができ、部品数の削減を図
り、構成の簡略化を図ることができる。
明する。 (オープン機能)バックドアが閉止状態にあるとき、駆
動手段(4)は、図1及び図9に示すように、セクタギヤ
(15)と駆動レバー(16)とが、中立位置において断続部材
(17)により接続されている。ロック手段(3)は、図16
に示すように、ラッチ(7)がフルラッチ位置にあり、ロ
ッキングプレート(9)がラッチ(7)の爪部(7b)に係合し
ている。
スイッチを操作すると、モータ(13)が正転する。セクタ
ギヤ(15)及び駆動レバー(16)は、ねじりコイルばね(32)
の付勢力に抗して、中立位置から図5及び図10に示す
オープン位置へ回動させられ、係合ピン(16d)及びオー
プンレバー(21)を介して、ロッキングプレート(9)をオ
ープン方向へ回動させ、ラッチ(7)とストライカ(2)と
の係合を解除させる。これによって、バックドアを開く
ことができる。
て、第1カム面(29)の鈍角部(29b)が、図5に示すよう
に、第1の検出スイッチ(27)のアクチュエータ(27a)か
ら離れると、セクターギヤ(15)のオープン位置が検出さ
れ、モータ(13)は逆転制御される。
ータ(13)により、オープン位置から中立位置へ回動させ
られ、第1及び第2のカム面(29)(30)が、その鈍角部(2
9b)(30b)側から第1及び第2の検出スイッチ(27)(28)の
アクチュエータ(27a)(28a)にそれぞれ当接して、セクタ
ギ(15)の中立位置が検出される。これにより、セクタギ
ヤ(15)及び駆動レバー(16)は、中立位置に停止する。
アを閉じると、ラッチ(7)は、ストライカ(2)と係合
し、図14に示すオープン位置から、図15に示すハー
フラッチ位置へ回動する。
して、ラッチ(7)のハーフラッチ位置を検出すると、モ
ータ(13)が逆転制御され、セクタギヤ(15)及び駆動レバ
ー(16)は、図6及び図11に示すように、クローズ位置
へ回動させられる。
ーム部(16e)及びカムレバー(10)を介して、ラッチ(7)
をハーフラッチ位置からフルラッチ位置へ強制的に回動
させ、バックドアを、半ドア状態から全閉位置に移動さ
せる。
すように、第2のカム面(30)が、第2の検出スイッチ(2
8)のアクチュエータ(28a)から離れると、セクタギヤ(1
5)のクローズ位置が検出され、モータ(13)は正転制御さ
れる。
ータ(13)により、中立位置に向けて回動させられ、第1
及び第2のカム面(29)(30)が、その鋭角部(29a)(30a)側
から第1及び第2の検出スイッチ(27)(28)のアクチュエ
ータ(27a)(28a)に当接することにより、セクタギヤ(15)
の中立位置が検出される。これにより、セクタギヤ(15)
及び駆動レバー(16)を、中立位置に確実に停止させるこ
とができる。
コイルばね(32)により待機位置に保持されているため、
その下部とロッキングプレート(9)の延長部(9a)との干
渉を防止することができ、確実な作動を得ることができ
る。
ば、モータ(13)または制御回路等の故障により、セクタ
ギヤ(15)及び駆動レバー(16)が、オープン位置またはそ
の付近に停止すると、図5及び図10に示すように、ロ
ッキングプレート(9)が、オープン位置に移動させられ
たオープンレバー(21)を介して、その係合方向への回動
が阻止されるため、一旦開けたバックドアを閉じること
ができなくなる。
キャンセルレバー(19)を、ばね(31)の付勢力に抗して、
待機位置からキャンセル位置に回動させ、キャンセルア
ーム部(19a)により、断続部材(17)をばね(26)の付勢力
に抗して、接続位置から切断位置へ移動させることによ
り、セクタギヤ(15)と駆動レバー(16)との連係が断たれ
る。
バー(16)が、ねじりコイルばね(32)の付勢力により中立
位置へ回動させられることにより、ロッキングプレート
(9)の拘束が解かれ、バックドアを閉じることができ
る。このとき、断続部材(17)は、空振り部(23a)の一端
に向けて移動し、切断位置に保持される。
付勢力により、キャンセル位置から待機位置へ復帰し、
キャンセルアーム部(19a)が切断位置にある断続部材(1
7)から離間する。
り、セクタギヤ(15)及び駆動レバー(16)が、クローズ位
置またはその付近に停止すると、図6及び図11に示す
ように、ラッチ(7)のオープン方向への回動が阻止され
るため、一旦閉じたバックドアを開けることができなく
なる。
に示すように、キャンセルレバー(19)をキャンセル位置
に回動させて、断続部材(17)を接続位置から切断位置に
移動させることにより、セクタギヤ(15)と駆動レバー(1
6)との連係を断つことができる。
バー(16)は、ねじりコイルばね(32)の付勢力により、中
立位置に復帰させられて、ラッチ(7)の拘束が解かれる
とともに、キャンセルレバー(19)のオープンアーム部(1
9b)及びオープンレバー(21)を介して、ロッキングプレ
ート(9)をオープン方向へ回動させ、バックドアを開け
ることができる。
5)は、モータ(13)により、停止位置から中立位置へ回動
させられ、中立位置において、断続部材(17)が、ばね(2
6)の付勢力によって切断位置から接続位置へ移動させら
れ、セクタギヤ(15)と駆動レバー(16)とを再び連係し
て、故障前の元の状態に復帰させることができる。
回動させられるとき、駆動レバー(16)は、ねじりコイル
ばね(32)により中立位置に保持されているため、セクタ
ギヤ(15)の回動に引きずられて、中立位置からずれるこ
とがないので、断続部材(17)を、切断位置から接続位置
へ確実に移動させることができる。
操作の際、キャンセルアーム部(19a)が、駆動レバー(1
6)の支持部(16a)と押さえ部(16b)との間に、板厚方向に
がた付くことがないように案内されているため、キャン
セルアーム部(19a)と断続部材(17)との係合を確実に
し、断続部材(17)を円滑に接続位置から切断位置へ移動
させることができる。
た後、キャンセルレバー(19)は、ばね(31)により待機位
置に復帰し、キャンセルアーム部(19a)と断続部材(17)
とが離間するため、駆動レバー(16)は、ねじりコイルば
ね(32)によって、中立位置に円滑かつ確実に回動するこ
とができる。
ることができる。 (a)請求項1記載の発明によると、モータまたはその
他の故障等により、回動部材が中立位置以外の位置に停
止しても、キャンセルレバーにより、断続部材を接続位
置から切断位置へ移動させて、駆動レバーの中立位置へ
の復帰を可能にするとともに、キャンセルレバーのキャ
ンセルアーム部が断続部材から離間して、キャンセルレ
バーを待機位置へ確実に復帰させることができるので、
安定したキャンセル作動を得ることができ、品質の向上
を図ることができる。
求項1の効果に加えて、挟持手段により、キャンセルレ
バーのキャンセルアーム部のがた付きが抑制され、キャ
ンセルアーム部と断続部材との当接を確実にし、断続部
材を切断位置へ円滑かつ確実に移動させることができ
る。
と、キャンセルアーム部のがた付きを効果的に抑えるこ
とができ、キャンセルアーム部と断続部材との当接をよ
り確実することができる。また、回動部材、駆動レバ
ー、及びキャンセルレバーが支持される基板に複雑な加
工を施す必要が無いので、構成の簡素化を図ることがで
きる。
部材と駆動手段とを同軸をもって枢着したので、駆動手
段の小型化が図られ、かつ簡単な構成により、回動部材
と駆動レバーとの連係を断続でき、確実な作動を得るこ
とができる。
ープン及びクローズ装置の正面図である。
装置の後面図である。
断面図である。
ある。
置にあるときの、要部の概略正面図でる。
置にあるときの、要部の概略正面図でる。
の、要部の概略正面図でる。
の、要部の概略正面図でる。
あるときの、要部の概略後面図でる。
位置にあるときの、要部の概略後面図でる。
位置にあるときの、要部の概略後面図でる。
動レバーが中立位置に復帰した状態の、要部の概略後面
図でる。
動レバーが中立位置に復帰した状態の、要部の概略後面
図でる。
平面図である。
段の平面図である。
の平面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 モータの作動により、ロック手段を、オ
ープン作動、及びハーフラッチ状態からフルラッチ状態
へ移行させることができるようにした車両用ロックのオ
ープン及びクローズ装置において、 モータの正逆回転により、中立位置から正逆2方向に回
動させられる回動部材と、 前記回動部材に連係され、中立位置から一方向へ回動さ
れることにより、前記ロック手段をオープン作動させ、
同じく他方向へ回動されることにより、前記ロック手段
をハーフラッチ状態からフルラッチ状態へ移行させる駆
動レバーと、 前記回動部材と駆動レバーとの間に配設され、前記回動
部材と駆動レバーとを連係する接続位置と連係を断つ切
断位置とに移動可能な断続部材と、 前記断続部材を切断位置から接続位置へ付勢する付勢手
段と、 予め定めた待機位置からキャンセル位置への回動によ
り、前記断続部材を接続位置から切断位置へ移動させ得
るように前記断続部材と当接し、またキャンセル位置か
ら待機位置への回動により、前記断続部材から離間する
キャンセルアーム部を有するキャンセルレバーとを備え
ることを特徴とする、車両用ロックのオープン及びクロ
ーズ装置。 - 【請求項2】 モータの作動により、ロック手段を、オ
ープン作動、及びハーフラッチ状態からフルラッチ状態
へ移行させることができるようにした車両用ロックのオ
ープン及びクローズ装置において、 前記モータの正逆回転により、中立位置から正逆2方向
に回動させられる回動部材と、 前記回動部材に連係され、中立位置から一方向への回動
により、前記ロック手段をオープン作動させ、同じく他
方向への回動により、前記ロック手段をハーフラッチ状
態からフルラッチ状態へ移行させる駆動レバーと、 前記回動部材と駆動レバーとの間に配設され、前記回動
部材と駆動レバーとを連係する接続位置と、連係を断つ
切断位置とに移動可能な断続部材と、 前記断続部材を切断位置から接続位置へ付勢する付勢手
段と、 予め定めた待機位置からキャンセル位置への回動によ
り、前記断続部材を接続位置から切断位置へ移動させ得
るように前記断続部材と当接し、またキャンセル位置か
ら待機位置への回動により、前記断続部材から離間する
キャンセルアーム部を有するキャンセルレバーと、 前記キャンセルアーム部を、前記断続部材の移動方向に
沿って移動可能で、かつそれと直交する方向の移動を阻
止するように案内する案内手段を設けたことを特徴とす
る、車両用ロックのオープン及びクローズ装置。 - 【請求項3】 案内手段を、駆動レバーに設けた請求項
2記載の車両用ロックのオープン及びクローズ装置。 - 【請求項4】 案内手段を、キャンセルアーム部の一側
面と摺接し、断続部材を移動可能に支持する支持部と、
該支持部の近傍に設けられ、前記キャンセルアーム部の
他側面と摺接する押さえ部とにより形成した請求項2ま
たは3記載の車両用ロックのオープン及びクローズ装
置。 - 【請求項5】 回動部材と駆動レバーとを、同一の軸を
もって枢支し、前記回動部材に、前記軸を中心とする円
弧状の空振り孔及び該空振り部のほぼ中央から離心方向
に延出する係合部を有する係脱孔を、また前記駆動レバ
ーに、前記係脱孔と重合するように離心方向に延出する
長孔をそれぞれ穿設し、かつ前記断続部材を、前記係脱
孔及び長孔に摺動可能に係合し、前記係合部に係合する
接続位置と、前記係合部から離脱して、前記空振り部に
進入する切断位置に移動可能とした請求項1〜4項のい
ずれかに記載の車両用ロックのオープン及びクローズ装
置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001143842A JP4132721B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 車両用ロックのオープン及びクローズ装置 |
US10/143,879 US6637783B2 (en) | 2001-05-14 | 2002-05-14 | Opening and closing device of vehicle lock apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001143842A JP4132721B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 車両用ロックのオープン及びクローズ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002339623A true JP2002339623A (ja) | 2002-11-27 |
JP4132721B2 JP4132721B2 (ja) | 2008-08-13 |
Family
ID=18989915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001143842A Expired - Lifetime JP4132721B2 (ja) | 2001-05-14 | 2001-05-14 | 車両用ロックのオープン及びクローズ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4132721B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007291790A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 車両用ドアラッチの操作装置 |
WO2009066708A1 (ja) * | 2007-11-22 | 2009-05-28 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | 車両ドア開閉装置 |
-
2001
- 2001-05-14 JP JP2001143842A patent/JP4132721B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007291790A (ja) * | 2006-04-27 | 2007-11-08 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 車両用ドアラッチの操作装置 |
WO2009066708A1 (ja) * | 2007-11-22 | 2009-05-28 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | 車両ドア開閉装置 |
JP2009127287A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Aisin Seiki Co Ltd | 車両ドア開閉装置 |
US8033584B2 (en) | 2007-11-22 | 2011-10-11 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Opening/closing device for vehicle door |
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JP4132721B2 (ja) | 2008-08-13 |
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