JP2009126678A - 記録媒体搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の重送を抑制する。
【解決手段】用紙搬送装置10は、用紙収納部11と、用紙収納部11から送り出された複数の用紙Pから1枚だけを分離し、分離した用紙Pを挟持しながら搬送する分離ローラ対13と、フィードローラ15を移動させる分離ローラ移動機構30と、分離ローラ対13によって搬送されてきた用紙Pを搬送する搬送ローラ対16とを有している。用紙搬送装置10は、用紙Pの後端が分離ローラ対13による用紙Pを挟持する挟持点を通過する直前に、用紙Pに対する挟持を開放するように、分離ローラ移動機構を制御する制御部60をさらに有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置に関する。
特許文献1には、複数の帳票を載置可能な載せ台と、載せ台から帳票を送り出す帳票押し出しローラと、帳票押し出しローラによって送り出された帳票を搬送する帳票引っ張りローラと、帳票引っ張りローラとの間で帳票を挟持しながら載せ台から送り出された複数枚の帳票のうち下側の帳票を載せ台側に戻す二枚送り防止ローラと、互いに対向し帳票引っ張りローラによって搬送された帳票を挟持しながら搬送する送りローラ及びテンションローラと、送りローラ及びテンションローラによって搬送された帳票の先端を検出する検出器とを有する帳票送り出し機構について記載されている。この帳票送り出し機構においては、検出器で帳票を検出すると、帳票押し出しローラ及び二枚送り防止ローラが帳票と離隔するように移動する。これによって、送りローラ及びテンションローラによる帳票送りの負荷が低減され、速度変動の少ない帳票送りが可能となる。
特開昭59−108631号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の帳票送り出し機構においては、送りローラ及びテンションローラによる帳票送りの負荷を低減するために、帳票押し出しローラ及び二枚送り防止ローラが帳票と離隔するように移動させているが、この離隔時に、搬送される帳票と当該帳票と接触する別の帳票とが比較的大きな幅で重なって接触していると、両者間における、例えば、静電気力、媒体の粘着力、媒体の端のばり同士の引っ掛かり力などの結合力によって搬送される帳票と別の帳票とが重送される。
そこで、本発明の目的は、記録媒体の重送を抑制する記録媒体搬送装置を提供することである。
本発明の記録媒体搬送装置は、積層された複数の記録媒体を収納可能な記録媒体収納部と、互いに同方向に回転することによって前記記録媒体収納部から重なって送り出された複数の記録媒体から1枚だけを分離し、分離された当該1枚の記録媒体を挟持しながら互いに逆方向に回転することによって搬送方向に搬送する分離ローラ対と、記録媒体を挟持する挟持位置及び記録媒体の挟持を開放する開放位置の間において、前記分離ローラ対を構成する少なくとも一方の分離ローラを移動させる分離ローラ移動機構と、前記分離ローラ対によって搬送された記録媒体を搬送する搬送部と、記録媒体の前記搬送方向の後端が前記分離ローラ対による当該記録媒体を挟持する挟持点を通過する直前に、当該記録媒体に対する挟持を開放するように、前記分離ローラ移動機構を制御する制御手段とを備えている。
これによると、分離ローラ対による記録媒体の挟持の開放を、記録媒体の後端が挟持点を通過する直前に行うことで、重送による記録媒体同士の重なり幅が小さくなる。そのため、分離ローラ対による記録媒体の挟持を開放しても、記録媒体の重送を抑制することができる。
本発明において、記録媒体の前記搬送方向の前端を検出する検出手段をさらに備えており、前記制御手段は、前記検出手段によって記録媒体の前記前端を検出してから当該記録媒体のサイズに応じた所定時間経過後、前記分離ローラ対による記録媒体の挟持を開放するように、前記分離ローラ移動機構を制御することが好ましい。これにより、記録媒体に対する分離ローラ対による挟持の開放タイミングの精度が向上する。
また、このとき、前記検出手段は、前記搬送部下流側に設けられていてもよい。これにより、記録媒体に対する分離ローラ対による挟持の開放タイミングの精度が更に向上する。
また、本発明において、前記制御手段は、記録媒体の前記後端と前記挟持点とが重なるときに、前記分離ローラ対による記録媒体の挟持を開放するように、前記分離ローラ移動機構を制御することが好ましい。これにより、記録媒体の重送をより一層抑制することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態による用紙搬送装置が採用されたインクジェットプリンタの概略側面図である。図2は、図1に示す分離ローラ対及び分離ローラ移動機構の概略構成図である。
インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ1には、図1中左方に用紙搬送装置10が、図1中右方に排紙部40がそれぞれ設けられている。これら用紙搬送装置10と排紙部40との間には、用紙搬送装置10から搬送されてきた用紙(記録媒体)Pを排紙部40に向けて搬送するベルト搬送装置50が設けられている。また、プリンタ1には、用紙搬送装置10の動作を制御する制御部60が設けられている。
ベルト搬送装置50は、一対のベルトローラ51,52と、両ローラ51,52間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト53と、押さえローラ55とを有している。搬送ベルト53の外周面、すなわち、搬送面53aにはシリコーン処理が施され粘着性を有している。押さえローラ55は、ベルトローラ51の上方であってベルトローラ51との間において搬送ベルト53を挟む位置に配置されている。また、押さえローラ55は、搬送面53aに向かって付勢されており、用紙搬送装置10から搬送されてきた用紙Pを搬送面53aに押さえ付ける。
この構成により、搬送面53aに押さえ付けられた用紙Pは、搬送面53aの粘着力により保持されながら、搬送方向A(図1中矢印A方向)に搬送される。このとき、搬送方向下流側のベルトローラ52は、図示しない駆動モータから駆動力が与えられ、図1中時計回り方向(矢印B方向)に回転している。
ベルト搬送装置50の搬送方向Aのすぐ下流側には、剥離部材9が設けられている。剥離部材9は、搬送面53aに保持されている用紙Pを搬送面53aから剥離して、右方の排紙部40へ向けて送るように構成されている。
搬送ベルト53によって囲まれた領域内には、インクジェットヘッド2と対向する位置、つまり上側にある搬送ベルト53の下面と接触することによって内周側からこれを支持するほぼ直方体形状のプラテン56が配置されている。
4つのインクジェットヘッド2は、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応して、搬送方向Aに沿って並べて設けられている。すなわち、このインクジェットプリンタ1は、ライン式プリンタである。インクジェットヘッド2は、長手方向が搬送方向Aに直交する方向(図1中紙面に対して垂直な方向)に伸びた細長い直方体形状となっている。また、インクジェットヘッド2は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされた積層体(ともに図示せず)を有しており、底面に形成された多数のノズル(図示せず)からインクが吐出される。
インクジェットヘッド2は、その底面と搬送ベルト53のインクジェットヘッド2と対向した部分の搬送面53aとが平行となり、且つこれらの面の間に用紙搬送経路が形成されている。この構成で、搬送ベルト53によって搬送される用紙Pが4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方側を順に通過する際に、この用紙Pの上面(印刷面)に向けてノズルから各色のインクが吐出されて所望のカラー画像が形成される。
用紙搬送装置10は、図1及び図2に示すように、積層された複数の用紙Pを収納可能な用紙収納部11と、用紙収納部11から用紙Pを送り出すピックアップローラ12と、ピックアップローラ12によって送り出された用紙Pが当該用紙Pと接触する別の用紙Pと重送されてきたときに、1枚の用紙Pだけを分離して搬送方向Aに搬送する分離ローラ対13と、分離ローラ対13を構成するリタードローラ14及びフィードローラ15のうち、上方にあるフィードローラ15を上下方向に移動させる分離ローラ移動機構30と、分離ローラ対13によって搬送されてきた用紙Pをベルト搬送装置50に搬送する搬送ローラ対(搬送部)16と、ピックアップローラ12を回転させる駆動モータ72(図3参照)と、リタードローラ14及びフィードローラ15を互いに同方向に回転させる駆動モータ74,75(図3参照)と、搬送ローラ対16を構成する2つの搬送ローラ17,18のうち、上方にある搬送ローラ18を回転させる駆動モータ78(図3参照)とを有している。
なお、搬送ローラ対16の搬送方向Aのすぐ下流側には、制御部60に接続された用紙センサ(検出手段)61が設けられている。用紙センサ61は、搬送ローラ対16によって搬送された用紙Pの前端を検出し、その検出信号を制御部60に送信する。
ピックアップローラ12は、用紙収納部11内に収納された複数の用紙Pのうち、最も上方に位置する用紙Pと回転しながら接触することで当該用紙Pを分離ローラ対13に送り出す。また、ピックアップローラ12は、図示しない移動機構によって、用紙Pを送り出すときに用紙Pと接触する接触位置及び送り出した用紙Pが分離ローラ対13によって搬送されたときに当該用紙Pと離隔する離隔位置との間において移動される。なお、駆動モータ72及び移動機構(不図示)は制御部60によって制御される。
分離ローラ対13は、リタードローラ14及びフィードローラ15によって構成されており、このうちのリタードローラ14は、プリンタ本体に回転可能に支持されている。また、リタードローラ14は、駆動モータ74によって、通常、フィードローラ15と同方向に回転するが、フィードローラ15によって搬送された用紙Pとだけ接触しているときは、その外周が軸に対して逆方向に滑り回転する構成となっている。すなわち、搬送する用紙Pとともに重送してきた別の用紙Pを、搬送する用紙Pから分離するときは、フィードローラ15及びリタードローラ14は同方向に回転し、別の用紙Pがリタードローラ14によって用紙収納部11側に送られる。そして、搬送する用紙Pだけを両ローラ14,15で挟持しながら搬送するときは、リタードローラ14がフィードローラ15とは逆方向に回転する。
分離ローラ移動機構30は、図2に示すように、フィードローラ15を回転可能に支持する支持部材31と、支持部材31とともにフィードローラ15を上下方向に移動させるソレノイド32とを有している。支持部材31は、ソレノイド32のロッド32aに固定されている。また、ソレノイド32及び搬送モータ74,75は、制御部60により制御される。
この構成において、制御部60の制御により、リタードローラ14及びフィードローラ15がともに図1中反時計回り方向に回転することによって、ピックアップローラ12から重送されてきた複数の用紙Pのうち、ピックアップローラ12と接触した用紙Pが主にフィードローラ15によって搬送方向Aに搬送され、当該用紙Pの下側であって重送された別の用紙Pがリタードローラ14によって搬送方向Aとは逆方向に搬送され、重送された複数の用紙Pのうち1枚の用紙Pだけが搬送方向Aに搬送される。
また、制御部60の制御により、ソレノイド32が駆動されることで、図2(a)に示すように、ソレノイド32のロッド32aが伸び、フィードローラ15とリタードローラ14との間で用紙Pを挟持可能な挟持位置にフィードローラ15が移動する。一方、ソレノイド32の駆動が停止されることで、図2(b)に示すように、ロッド32aが縮み、リタードローラ14とフィードローラ15とにおける用紙Pに対する挟持の開放が行われる開放位置にフィードローラ15が移動する。
搬送ローラ対16も、2つの搬送ローラ17,18によって構成されており、ともにプリンタ本体に回転可能に支持されている。なお、搬送ローラ17は、搬送ローラ18による用紙Pの搬送に伴って回転する従動ローラである。駆動モータ78は、制御部60により制御される。この構成において、制御部60の制御により、搬送ローラ18が図1中反時計回り方向に回転することによって、搬送ローラ対16が分離ローラ対13から搬送されてきた用紙Pを挟持しながらベルト搬送装置50に搬送する。
図3は、用紙搬送装置10の制御系統図である。制御部60は、例えば汎用のパーソナルコンピュータによって構成されている。かかるコンピュータは、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどのハードウェアが収納されており、ハードディスクには、用紙搬送装置10の動作を制御する為のプログラムを含む各種のソフトウェアが記憶されている。そして、制御部60によって、駆動モータ72,74,75,78及びソレノイド32が制御される。
次に、図4を参照しつつ、用紙搬送装置10での用紙搬送動作について説明する。図4は、用紙搬送時におけるピックアップローラ12及びフィードローラ15の動作状況を示す説明図である。PC(パーソナルコンピュータ)などから制御部60に用紙Pを搬送する搬送開始信号が送信されると、制御部60が、図4(a)に示すように、ピックアップローラ12が用紙Pと接触しながら回転するように、駆動モータ72を駆動する。こうして、用紙収納部11から分離ローラ対13に向けて用紙Pが送り出される。
次に、制御部60は、フィードローラ15及びリタードローラ14間において用紙Pを挟持しながら回転することが可能なように、駆動モータ74,75及びソレノイド32を駆動する。このとき、用紙収納部11から複数の用紙P1,P2が重送されてきても、上述したように、フィードローラ15と接触する用紙P1だけが分離ローラ対13によって挟持されながら搬送方向Aに搬送される。そして、用紙P1が分離ローラ対13によって搬送され始めたときに、制御部60が、図4(b)に示すように、ピックアップローラ12が離隔位置に移動し、且つ、その回転が停止されるように、移動機構(不図示)を制御しつつ駆動モータ72の駆動を停止する。
次に、制御部60は、搬送ローラ18が回転するように、駆動モータ78を駆動する。こうして、分離ローラ対13によって搬送されてきた用紙P1がベルト搬送装置50に搬送される。このとき、搬送ローラ対16によって用紙Pの搬送が開始されたときに、図4(b)に示すように、用紙Pの前端が用紙センサ61によって検出される。
次に、分離ローラ対13によって用紙P2の重送を防ぎつつ、分離ローラ対13及び搬送ローラ対16で用紙P1を搬送して行くうちに、図4(c)に示すように、用紙Pの後端が分離ローラ対13による用紙P1を挟持する挟持点Sと重なるときであって、用紙センサ61が用紙P1の前端を検出してから当該用紙P1の用紙長(サイズ)に応じた所定時間経過後、図4(d)に示すように、分離ローラ対13による用紙P1の挟持を開放するように、且つ、リタードローラ14及びフィードローラ15の回転が停止されるように、ソレノイド32及び搬送モータ74,75の駆動を停止する。
用紙P1の後端が挟持点Sに差し掛かるときに、重送してきた用紙P2が用紙P1に追随して、リタードローラ14及びフィードローラ15間に挟持されようとするが、用紙P1の後端が挟持点Sと重なったときには、用紙P1,P2同士の重なりがなくなる。そして、このタイミングで、分離ローラ対13が開放されるので、用紙P2の前端は挟持点S近傍で止まったまま用紙P1だけが搬送ローラ対16によってベルト搬送装置50に搬送される。この後、用紙P1にインクが吐出され、用紙P1に所望の画像が形成される。
以上のように、本実施形態の用紙搬送装置10によると、分離ローラ対13による用紙P1の挟持の開放が、用紙P1の後端が挟持点Sと重なったときに行われる。このとき、重送による用紙P1,P2同士の重なりがなくなるので、分離ローラ対13による用紙P1の挟持の開放を行っても、用紙P2の重送を防ぐことができる。
また、用紙P1の前端を検出する用紙センサ61が用紙収納部11よりも搬送方向下流側に設けられており、用紙センサ61によって用紙P1の前端を検出してから用紙サイズに応じた所定時間経過後、分離ローラ対13の開放を行うので、例えば、ピックアップローラ12で送り出してから用紙サイズに応じた所定時間経過後、分離ローラ対13の開放を行うよりも、用紙P1の後端がある程度、分離ローラ対13に近づいた状態となっているので、用紙センサ61で前端を検出してから挟持の開放を行うまでの所定時間が短くなる。この所定時間が短くなると、用紙搬送の誤差の影響を受けにくくなるので、用紙P1に対する分離ローラ対13による挟持の開放タイミングの精度が向上する。
また、用紙センサ61が搬送ローラ対16の搬送方向下流側に設けられているので、用紙収納部11と分離ローラ対13との間、及び、分離ローラ対13と搬送ローラ対16との間に用紙センサが設けられているものよりも、用紙センサ61で前端を検出してから挟持の開放を行うまでの所定時間がさらに短くなる。そのため、用紙P1に対する分離ローラ対13による挟持の開放タイミングの精度もさらに向上する。
上述の実施形態においては、分離ローラ対13の開放を用紙P1の後端と挟持点Sとが重なったときに行っていたが、用紙P1の後端が挟持点Sに差し掛かる直前であれば上述した実施形態とは異なるタイミングで分離ローラ対13の挟持の開放を行ってもよい。図5は、分離ローラ対13による挟持の開放を行うタイミングの変形例を示す説明図である。本変形例における直前とは、挟持点Sが用紙P1の後端から前端に向かって用紙長の約5%の開放可能範囲に入っていることを意味する。このときの用紙Pの後端は、本変形例において、図5中上下方向に関して、ちょうどフィードローラ15の外周と重なる位置にある。
このような用紙P1の開放可能範囲に挟持点Sが入ったときに、分離ローラ対13を開放しても、図5に示すように、重送による用紙P1,P2同士の重なり幅(搬送方向Aの幅)が非常に小さくなる。そのため、分離ローラ対13による用紙P1の挟持の開放を行っても、用紙P2の重送を抑制することができる。さらに、用紙P1の後端が挟持点Sを越えることがほとんどなくなるので、この点からも用紙P2の重送をより一層抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、分離ローラ移動機構30は、リタードローラ14を移動させてもよい。また、用紙センサ61が設けられていなくてもよい。この場合は、用紙収納部11からピックアップローラ12によって用紙Pを送り出したときから所定時間経過後、分離ローラ対13の用紙Pに対する挟持を開放すればよい。また、用紙センサが用紙Pの前端を検出したときに、挟持点Sが用紙Pの開放可能範囲に入る位置に用紙センサを設けてもよい。この場合は、用紙センサが用紙Pの前端を検出すると同時に分離ローラ対13を開放すればよい。また、上述した実施形態の用紙搬送装置10は、インクジェットプリンタに採用されているが、記録媒体を搬送するものであればどのような装置に採用されていてもよい。
本発明の一実施形態による用紙搬送装置が採用されたインクジェットプリンタの概略側面図である。 図1に示す分離ローラ対及び分離ローラ移動機構の概略構成図である。 用紙搬送装置の制御系統図である。 用紙搬送時におけるピックアップローラ及びフィードローラの動作状況を示す説明図である。 分離ローラ対による挟持の開放を行うタイミングの変形例を示す説明図である。
符号の説明
10 用紙搬送装置(記録媒体搬送装置)
11 用紙収納部(記録媒体収納部)
13 分離ローラ対
16 搬送ローラ対(搬送部)
30 分離ローラ移動機構
60 制御部(制御手段)
61 用紙センサ(検出手段)
S 挟持点

Claims (4)

  1. 積層された複数の記録媒体を収納可能な記録媒体収納部と、
    互いに同方向に回転することによって前記記録媒体収納部から重なって送り出された複数の記録媒体から1枚だけを分離し、分離された当該1枚の記録媒体を挟持しながら互いに逆方向に回転することによって搬送方向に搬送する分離ローラ対と、
    記録媒体を挟持する挟持位置及び記録媒体の挟持を開放する開放位置の間において、前記分離ローラ対を構成する少なくとも一方の分離ローラを移動させる分離ローラ移動機構と、
    前記分離ローラ対によって搬送された記録媒体を搬送する搬送部と、
    記録媒体の前記搬送方向の後端が前記分離ローラ対による当該記録媒体を挟持する挟持点を通過する直前に、当該記録媒体に対する挟持を開放するように、前記分離ローラ移動機構を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする記録媒体搬送装置。
  2. 記録媒体の前記搬送方向の前端を検出する検出手段をさらに備えており、
    前記制御手段は、前記検出手段によって記録媒体の前記前端を検出してから当該記録媒体のサイズに応じた所定時間経過後、前記分離ローラ対による記録媒体の挟持を開放するように、前記分離ローラ移動機構を制御することを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬送装置。
  3. 前記検出手段は、前記搬送部下流側に設けられていることを特徴とする請求項2に記載の記録媒体搬送装置。
  4. 前記制御手段は、記録媒体の前記後端と前記挟持点とが重なるときに、前記分離ローラ対による記録媒体の挟持を開放するように、前記分離ローラ移動機構を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録媒体搬送装置。























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