JP2009126598A - 排紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の着脱可能な排紙トレイを備えた排紙装置において、排紙トレイの着脱を特別なセンサを用いることなく自動的に検知し、取り外した排紙トレイの排紙位置を利用して大量の排紙を可能にする。
【解決手段】排紙トレイにトレイ0枚検知センサ21、トレイ満タン検知センサ22を有し、該センサの検知結果に基づいて前記排紙トレイの着脱を判断する制御手段10aを備える。N番目の排紙トレイが脱と判断される場合、N−1番目の排紙トレイを排紙先として、脱と検知された排紙トレイに対する排紙位置から用紙を排紙させるとともに、N番目の排紙トレイの満タンを検知する満タン検知センサをN−1番目の排紙トレイの満タンを検知する満タン検知センサに変更することで大量排紙が可能になる。
【選択図】図2

Description

この発明は、機械的に着脱が可能な複数の排紙トレイを備え、画像形成などを行った用紙を、任意の排紙トレイに対し排紙することができる排紙装置に関するものである。
画像形成装置において画像形成を行った用紙を排紙する装置として、用紙をソートとして排紙するソータやソータの応用技術として排出ビン毎に排出したい人毎のアドレス等を設定し排出できるようにしたメールビンソータなどが知られている。これらの装置では、複数の排紙トレイを備えており、該排紙トレイは、通常、機械的な着脱が可能になっている(特許文献1、2参照)。
特許文献1では、排紙トレイとして複数の仕切り板を備えており、仕切り板の移動を可能にすることで、装置の大型化を回避することを可能にしている。また、特許文献2では、排紙トレイでの用紙の満載を検知する検知手段と、排紙トレイの着脱を検知する検知手段を備えるものとし、検知手段を移動させることで両者を兼用して、離脱しているシートへの誤排出を防止している。
特開昭58−135060号公報 特開2006−290540号公報
ところで、用紙を排紙する装置では、排紙トレイに排紙して積載できる用紙量にはスペース上の制約があるため、この制約以上の用紙量を排紙トレイに排紙することは難しい。しかし、最近では、一度に大量の排紙を行いたいという要望もあり、排紙トレイのスペースに制約されない大量排紙を可能にすることが求められている。これに対しては、一部の排紙トレイを取り外して、その隣の排紙トレイに排紙することで大量排紙を可能にすることが考えられる。ただし、この方法は、排紙トレイの取り外し、排紙先の設定等を操作者が全て手作業で行うことが必要であり、操作が面倒である上に、生産性が低下するという問題がある。従来の排紙装置において上記要請に応えることができる手段は講じられておらず、上記特許文献1、2で提案されている装置においても上記問題点が当然に生じる。特に特許文献2では、取り外した排紙トレイへの誤排紙を防止しており、大量排紙を可能にする上記動作は実現が困難である。また、特許文献2で提案されている排紙トレイの着脱検知では、検知手段を移動させる機構が必要であり、装置が複雑になるという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、排紙トレイの着脱を複雑な装置を必要とすることなく、検知することを可能にする排紙装置を提供することを基本的な目的とする。さらには、本発明は、排紙トレイが取り外された状態での大量排紙を自動的に行うことを可能にする排紙装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明のうち、第1の本発明の排紙装置は、機械的に着脱可能な複数の排紙トレイを有する排紙装置において、前記排紙トレイにそれぞれ、隣の排紙トレイの用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサと、前記排紙トレイ自身の用紙0枚を検知するトレイ0枚検知センサとを備え、前記トレイ満タン検知センサによる検知結果と該トレイ満タン検知センサが検知対象とする隣の排紙トレイ自身に備えられたトレイ0枚検知センサの検知結果とに基づいて前記トレイ満タン検知センサが備えられている排紙トレイの着脱を判断する制御手段を備えることを特徴とする。
第2の本発明の排紙装置は、機械的に着脱可能な複数の排紙トレイを有する排紙装置において、前記排紙トレイに該排紙トレイ自身の用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサと、該排紙トレイ自身の用紙0枚を検知するトレイ0枚検知センサとを備え、該トレイ満タン検知センサと該トレイ0枚検知センサの検知結果に基づいてこれらセンサが備えられている前記排紙トレイの着脱を判断する制御手段を備えることを特徴とする。
第3の本発明の排紙装置は、前記第1または第2の本発明において、前記排紙トレイの着脱判断は、センサ論理によりなされることを特徴とする。
第4の本発明の排紙装置は、前記第1の本発明において、N番目の排紙トレイに備えられている前記トレイ満タン検知センサは、隣のN−1番目の排紙トレイの前記用紙満タンを検知するセンサであり、前記制御手段は、排紙トレイにおける通常の満タン量を超えて排紙トレイへの排紙が必要とされる場合、N番目の排紙トレイが脱と判断されると、N−1番目の排紙トレイを排紙先として、脱と検知されたN番目の排紙トレイに対する排紙位置から用紙を排紙させるとともに、N番目の排紙トレイの満タンを検知するためにN+1番目の排紙トレイに備えられているトレイ満タン検知センサをN−1番目の排紙トレイにおける用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサに役割を変更することを特徴とするる。
第5の本発明の排紙装置は、前記第1〜第4の本発明において、N番目の排紙トレイが脱と判断されている場合、該N番目の排紙トレイを排紙先とする指示がある際に警告することを特徴とする。
本発明によれば、排紙トレイの用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサと、排紙トレイの用紙0枚を検知するトレイ0枚検知センサの検知結果を利用して排紙トレイの着脱を検知することができる。これらにより、排紙トレイの着脱を検知する特別なセンサを用意することなく、排紙トレイの着脱を検知することができる。
上記トレイ満タン検知センサとトレイ0枚検知センサは、センサ論理によって検知結果を制御部に送信することができ、該センサ論理に従って、制御部では排紙トレイの着脱を判断することができる。例えば、同一の排紙トレイに対し、0枚検知と、満タン検知が同時になされる場合は、矛盾した結果となるため、この場合に排紙トレイが取り外されていると判断することができる。
なお、排紙トレイが取り外されている場合、その排紙トレイの排紙部を通して用紙を排紙することで取付状態にある最も近い排紙トレイに用紙を積載することができ、排紙トレイの配置スペースに制約されることなく大量の排紙を行うことが可能になる。
例えば、取り外したN番目の排紙トレイの排紙位置からN−1番目の排紙トレイに向けて排紙を行うと排紙トレイにおける通常の満タン量を超えて排紙トレイへの排紙を行うことが可能になる。ただし、この場合、N番目の排紙トレイに備える満タン検知センサでN−1番目の排紙トレイにおける用紙の満タンを検知していると、N番目の排紙トレイが取り外されているため、N−1番目の排紙トレイの用紙満タンの検知を行うことができないことになる。この場合、N+1番目の排紙トレイに備えられ、本来はN番目の排紙トレイの満タンを、検知している満タン検知センサでN−1番目の排紙トレイにおける用紙の満タンの検知を行うように役割を切り替えることで、排紙トレイを取り外した場合にも満タンの検知を引き続き行うことが可能になる。なお、役割の変更は、センサの検知結果を受けて排紙トレイの着脱を判断する制御手段により行う。N−1番目の排紙トレイでは、通常の満タン量を超える用紙の排紙がなされ、N+1番目の排紙トレイに備えられた満タン検知センサで満タンが検知されるまで、排紙を行うことができる。
以上説明したように、本発明の排紙装置によれば、機械的に着脱可能な複数の排紙トレイを有する排紙装置において、排紙トレイに備えられている排紙トレイの用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサと排紙トレイの用紙0枚を検知するトレイ0枚検知センサの検知結果に基づいてこれらセンサが検知の対象とする排紙トレイの着脱を判断する制御手段を備えるので、排紙トレイの着脱を着脱検知用のセンサを特別に用いることを必要とすることなく自動的に検知することが可能になる。
また、N番目の排紙トレイに備えられている前記トレイ満タン検知センサは、隣のN−1番目の排紙トレイの前記用紙満タンを検知するセンサであり、前記制御手段は、排紙トレイにおける通常の満タン量を超えて排紙トレイへの排紙が必要とされる場合、N番目の排紙トレイが脱と判断されると、N−1番目の排紙トレイを排紙先として、脱と検知されたN番目の排紙トレイに対する排紙位置から用紙を排紙させるとともに、N番目の排紙トレイの満タンを検知するためにN+1番目の排紙トレイに備えられているトレイ満タン検知センサをN−1番目の排紙トレイにおける用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサに役割を変更するものとすれば、取り外した排紙トレイに対する排紙位置を利用して、通常の用紙満タン量を超えて大量の用紙の排紙が可能になり、さらには、排紙トレイの取り外しに拘わらず、隣の排紙トレイにおける用紙の満タンを検知することができる。
以下に、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
複数の排紙トレイを備える本発明の排紙装置10は、画像データに基づいて用紙に画像形成を行う画像形成装置1が接続されており、画像形成装置からの用紙搬送が可能になっており、また、画像形成装置と排紙装置10との間で双方向に通信が可能になっている。
なお、本発明の排紙装置は、この実施形態のように、画像形成装置や後処理装置と独立しており、これらに接続されて使用されるものの他、画像形成装置や後処理装置に組み入れられたものとして使用されるものであってもよい。
画像形成装置1には、画像形成装置1の制御を行う画像形成制御部2を備えており、該画像形成制御部2は、図示しないCPU、該CPUを動作させるプログラム、該プログラムを格納するROM、ワークエリアとなるRAMなどによって構成されている。
また、画像形成制御部2には、フラッシュメモリなどの不揮発メモリからなる記憶部3が接続されており、適宜データの読み込み、書き込みが可能になっている。記憶部3には、画像形成装置1や排紙装置の動作設定データなどが格納されている。
また、画像形成装置1では、文字や画像の表示が可能な本体表示部6を備えており、該本体表示部6は、画像形成制御部2によって制御され、必要な情報が適宜表示される。また、本体表示部6は、操作部を兼用することができ、該本体表示部6を通して画像形成装置1の機械設定やジョブ設定、ジョブ実行指令などを入力することができる。
次に、排紙装置10の詳細を図1〜3に基づいて説明する。
排紙装置10は、排紙装置全体を制御する制御部10aを制御手段として備えており、前記画像形成制御部2の指令を受けて排紙装置の各種を制御することができる。制御部10aは、CPU10b、該CPUを動作させるプログラム、該プログラムを格納する図示しないROM、ワークエリアとなる図示しないRAMなどによって構成されている。
この実施形態では、上記のように本発明の制御手段は排紙装置本体に設置されるものとして説明するが、画像形成装置側の画像形成制御部で一部を担うように構成することも可能である。
さらに排紙装置10では、固定された排紙トレイ11と、機械的に着脱が可能な排出トレイ12〜排出トレイ20が斜め上方に向けて等間隔で並列配置されている。排紙装置10には、排紙路25が配設され、該排紙路25の先端側は振分け路25aとして排紙トレイ11の入り口部付近から排紙トレイ20の入り口部付近に掛けて水平方向に沿って配設されている。
また、上記振分け路25aの近傍であって排紙トレイ10〜20側には、各排紙トレイ11〜20に対応した案内板30…30が振分け路25aの幅方向に沿った回転軸によって回転可能に配置されている。該案内板30…30は、常時には振分け路25a側の下面が振分け路25aに沿い、かつ振分け路25aと間隙を有して位置することで、案内板30…30と振分け路25aとの間を用紙が移動することが可能となる。一方、案内板30…30のいずれかが図示反時計方向に回転すると、回転した案内板30…30のいずれかは振分け路25aと交差して、振分け路25aを搬送される用紙が、案内板30の上面側に沿って排紙トレイ側に移動して各案内板30に対応する排紙トレイ11〜20に案内されるように構成されている。
また、各排紙トレイ11〜20には、排紙トレイに導入されて用紙が積載される積載面側に、トレイ0枚検知センサ21がそれぞれ設けられている。該トレイ0枚検知センサ21は、用紙の積載によって初期位置から移動し、未積載になると初期位置に復帰する検知片21aを備えている。該検知片21aは、排紙トレイの積載面に用紙が積載されていない状態では、一部が積載面から突き出し、積載面に用紙が積載されると、突き出していた一部が用紙の質量によって積載面にまで移動する。トレイ0枚検知センサ21は、この検知片21aが用紙積載によって積載面にまで移動すると、センサオンとなるフォトインタラプタ21bを有している。該フォトインタラプタ21bの出力は、図3に示すように、制御部10aのCPU10bに出力されている。すなわち、用紙が積載されていない状態(0枚検知)では、トレイ0枚検知センサ21はセンサオンとはならず、CPU10bには電源電圧に基づいてHi信号が入力される。排紙トレイに用紙が積載されている状態(0枚非検知)では、トレイ0枚検知センサ21はセンサオンとなり、CPU10bへの入力はLo信号となる。
また、各排紙トレイ12〜20の裏面側(用紙積載面の反対側)には、隣の排紙トレイに積載された用紙の満タンを検知するためのトレイ満タン検知センサ22がそれぞれ設けられている。該トレイ満タン検知センサ22は、裏面側の排紙トレイに積載された用紙上面が満タン位置に達することで初期位置から移動し、満タンでない状態になると初期位置に復帰する検知片22aを備えている。検知片22aの一部は、積載されている用紙が少量または0枚の状態では、用紙満タンの位置よりも積載面側に位置しており、積載されている用紙が満タンに近づくに連れて用紙の厚み方向に移動する。トレイ満タン検知センサ22は、排紙トレイに積載されている用紙が満タン位置に達っしていない状態ではセンサオフとなり、積載用紙が満タン位置にまで達すると前記検知片22aの移動に伴ってセンサオフとなるフォトインタラプタ22bを有している。該フォトインタラプタ22bの出力は、図3に示すように、CPU10bに出力されている。すなわち、裏面側の排紙トレイで用紙が満タンになっている状態(満タン検知)では、トレイ満タン検知センサ22はセンサオフとなりCPU10bには電源電圧によってHi信号が入力される。用紙が満タンになっていない状態(満タン非検知)では、トレイ満タン検知センサ22がセンサオンとなり、CPU10bにLo信号が入力される。なお、排紙トレイ20に対するトレイ満タン検知センサ22は、排紙装置本体側に設けられており、排紙トレイ20における用紙の満タン検知が可能になっている。
ある排紙トレイを検知対象として、該排紙トレイに備えられた上記トレイ0枚検知センサ21と、隣の排紙トレイに備えられたトレイ満タン検知センサ22の検知結果を示すと、表1に示す組み合わせとなる。表中のH、Lは、CPU10bに与えられるHi信号またはLo信号を示している。
Figure 2009126598
次に、上記排紙装置10の動作について説明する。
画像形成装置1では、本体表示部6での操作などによってジョブ設定およびジョブ開始がなされ、ジョブ設定に基づいて原稿読み取りなどによって取得した画像データにより用紙への画像形成が行われる。該ジョブ設定では、指定された排紙トレイへの排紙トレイ位置情報が含まれる。これら一連の動作は画像形成制御部2によって制御される。
画像形成が行われた用紙は、画像形成装置1から図示しない搬送装置によって排紙装置10に搬送される。排紙トレイ位置情報などは、画像形成制御部2によって排紙装置10の制御部10aに通知されている。用紙は、通知された情報に基づいて排紙装置10に送られる。排紙装置10への用紙搬送においては、排紙路25を通して振分け路25aへと搬送される。排紙装置10の制御部10aでは、画像形成制御部2から通知された排紙トレイ位置情報に基づいて当該排紙トレイに対応する案内板30を回転させて振分け路25aと交差した状態にする。排紙路25を抜けて振分け路25aを移動する用紙は、振分け路25aと交差している上記案内板30によって各排紙トレイ11〜20の排紙口へと案内され、対応する排紙トレイ11〜20のいずれかに振り分けられる。図2では、排紙トレイ16に対する排紙口16aが示されている。
各排紙トレイでは、上記のようにトレイ0枚検知センサ21によって0枚検知(センサオフ)がされ、用紙が導入される前までは、0枚を検知してCPU10bにセンサ論理としてHi信号が入力され、所定の排紙トレイに用紙が排紙され始めると、当該排紙トレイのトレイ0枚検知センサ21では0枚非検知状態(センサオン)になり、CPU10bにセンサ論理としてLo信号が入力される。
また、各排紙トレイでは、上記のようにトレイ満タン検知センサ22によって用紙積載面の裏面側にある隣の排紙トレイの満タン状態が検知されており、隣の該排紙トレイの用紙が満タンになるまではトレイ満タン検知センサ22は満タン非検知(センサオン)となって、CPU10bにセンサ論理としてLo信号が入力される。排紙トレイで用紙が満タンになると、次段の排紙トレイに備えるトレイ満タン検知センサ22によって満タンが検知(センサオフ)され、CPU10bにセンサ論理としてHi信号が入力される。
排紙トレイ12〜20のいずれかで排紙トレイが取り外されると、取り外された排紙トレイでは、トレイ満タン検知センサ22はセンサオフの状態になり、CPU10bにセンサ論理としてHi信号が入力され、隣の排紙トレイに対する満タン検知になる。図2は、排紙トレイ16が取り外された状態を示している。
一方、このトレイ満タン検知センサ22が検知対象とする排紙トレイ(図2では排紙トレイ15)でトレイ0枚検知センサ21によって0枚が検知されている場合、該トレイ0枚検知センサ21とトレイ満タン検知センサ22による検知結果は矛盾することになり、矛盾した検知結果を示すトレイ満タン検知センサ22が備えられている排紙トレイ(図では排紙トレイ16)が取り外されていることが分かる。上記判定は、制御部10aにおいてセンサ論理に基づいて行うことができる。
また、トレイ満タン検知センサ22で検知対象となる排紙トレイ15に用紙が積載されている場合には、排紙トレイ16の取り外し時に上記トレイ満タン検知センサ22での検知結果が満タン非検知から満タン検知状態に変化するか、満タン検知状態にあるのみであるので、この変化によっては排紙トレイの取り外しを検知することが難しい。
したがって、上記センサ論理による排紙トレイの着脱判定は、トレイ満タン検知センサ22が検知対象とする排紙トレイで0枚検知がなされている場合に行うことになる。
次に、排紙トレイの着脱に応じた用紙排紙の制御手順について図4のフローチャートに基づいて説明する。
画像形成装置1および排紙装置10の電源オンによって動作を開始する(ステップs1)。制御部10aでは、動作の開始に伴って各排紙装置におけるトレイ0枚検知センサ21およびトレイ満タン検知センサ22の検知結果が入力されている。ここで、制御部10aでは、N−1番目(N=2…10)の排紙トレイ(排紙トレイ11…19)の積載用紙を対象とするトレイ満タン検知センサ22(N番目の排紙トレイに備えられているものとする)で満タン検知が検知状態になっているか否かを判定する(ステップs2)。トレイ満タン検知センサ22によって満タンでないと検知される場合(ステップs2、NO)、トレイ満タン検知センサ22のセンサオン状態が認められるので、N番目の排紙トレイは着であると判定する(ステップs13)。次いで、N−1番目の排紙トレイでトレイ0枚検知センサ21(N−1番目の排紙トレイに備えられている)によって0枚検知がなされているか否かを判定する(ステップs14)。この判定で0枚検知の場合(ステップs14、YES)、N−1番目のトレイに紙がないと判定し(ステップs15)、0枚非検知状態の場合(ステップs14、NO)、N−1番目のトレイに紙があると判定し(ステップs16)、いずれの場合もN−1番目の排紙トレイに通常排紙し(ステップs17)、処理を終了する。
一方、前記判定(ステップs2)で、N−1番目の排紙トレイを対象とするトレイ満タン検知センサ22によって満タンが検知されている場合(ステップs2、YES)、引き続き、N−1番目の排紙トレイでトレイ0枚検知センサ21によって0枚が検知されているか否かを判定する(ステップs3)。0枚が検知されていない場合(ステップS3、NO)、N−1番目の排紙トレイに対する検知結果には矛盾が無く、N番目の排紙トレイは着の状態にあり、N−1番目の排紙トレイは満タン状態にあると判定する。その後、排紙を中止して処理を終了する(ステップs10)。
一方、上記判定(ステップs3)で、トレイ0枚検知センサ21によって、N−1番目の排紙トレイが0枚検知であるとされる場合(ステップS3、YES)、N−1番目の排紙トレイに対するトレイ0枚検知センサ21とトレイ満タン検知センサ22による検知結果は矛盾するため、N番目の排紙トレイは取り外された状態にあると判定する(ステップs4)。この判定後、N+1番目の排紙トレイに備えられているトレイ満タン検知センサをN番目の排紙トレイの用紙満タンを検知するものから、N−1番目の排紙トレイの用紙満タンを検知するものに役割を変更する(ステップs5)。
上記判定に基づいて制御部10aでは、画像形成装置1の画像形成制御部2にN番目の排紙トレイが取り外されていることを通知する(ステップs6)。次いで、排紙トレイの指示情報がN番目の排紙トレイを指示しているか否かを判定し(ステップs7)、N番目の排紙トレイが指示されている場合、画像形成装置1の画像形成制御部2に通知(警告)をする。画像形成装置1では、当該排紙トレイへの排紙を禁止とし、表示部6などによって排紙禁止を表示する(ステップs11)。
上記判定(ステップs6)で、N番目の排紙トレイに排紙する指示でない場合、N−1番目の排紙トレイに排紙する指示であるか否かを判定する(ステップs8)。ここで、N−1番目の排紙トレイに排紙する指示でない場合(ステップs8、NO)、指示されたN番目およびN−1番目でない排紙トレイに対し、通常排紙をし(ステップs12)、処理を終了する。
上記判定(ステップs8)で、N−1番目の排紙トレイに排紙する指示である場合(ステップs8、YES)、N番目の排紙トレイにおける排紙位置(図2の排紙トレイ16では排紙口16a)から排紙を行う。これにより排紙された用紙は順次、N−1番目の排紙トレイに積載され(ステップs9)、通常の排紙トレイの満タン量を超えた大量の用紙排紙が可能になる。また、前記ステップ5で、N番目の排紙トレイに積載された用紙の満タンを検知するトレイ満タン検知センサ22をN−1番目の排紙トレイに積載された用紙の満タンを検知するセンサに役割を変更しているので、N−1番目の排紙トレイに順次積載される用紙の満タンを、N番目の排紙トレイが取り外されている場合にも、通常の満タン量を超えた満タン量で検知することが可能になる。
なお、上記実施形態では、排紙トレイの用紙満タンを隣の排紙トレイに備えるトレイ満タン検知センサで行い、0枚検知を排紙トレイ自身に備えるトレイ0枚検知センサで行うものとしたが、いずれの検知も排紙トレイ自身に備えるトレイ満タン検知センサとトレイ0枚検知センサとにより行うことができる。
図5は、トレイ0枚検知センサ41とトレイ満タン検知センサ42とが備えられている排紙トレイ40の側面(a図)および平面(b図)を示す図である。排紙装置では、同構成の排紙トレイが複数備えられることになる。
トレイ0枚検知センサ41は、用紙が積載されていない状態で、一部が用紙積載面上に突き出し、用紙が積載されると突き出し部分が積載面まで移動する検知片41aと、フォトインタラプタ41bとを備えている。フォトインタラプタ41bは、前記検知片41aが用紙の積載によって積載面まで移動するとセンサオフとなり、前記検知片41aが用紙未積載で一部が積載面上に突き出すとセンサオンとなる。
一方、トレイ満タン検知センサ42は、用紙積載面上で満タン位置近傍に一部が位置し、用紙の積載に連れて用紙の厚み方向に移動する検知片42aと、フォトインタラプタ42bとを備えている。フォトインタラプタ42bは、排紙トレイ40に積載された用紙が満タン位置に達するまでは、センサオンの状態にあり、用紙が満タン位置になると、これに連れて移動する検知片42aによってセンサオフとなる。これらトレイ0枚検知センサ41とトレイ満タン検知センサ42とは、前記実施形態と同様に制御部10aのCPU10bに接続することで、排紙トレイ40の用紙の有無、満タンの有無によってLoまたはHi信号がCPU10bに与えられる。各センサによる検知結果と、CPU10bに与えられる信号とは、前記表1と同じ結果となる。この実施形態で、排紙トレイ40が抜き取られると、満タン検知で、かつ0枚検知の状態になるため、矛盾した検知結果となり、排紙トレイ40が抜き取られたことが制御部10aにおいて判定可能となる。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は、上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは当然に適宜の変更が可能である。
本発明の一実施形態の排紙装置を示す一部断面図である。 同じく一部を拡大して示した断面図である。 同じく、センサと制御部の接続を示す図である。 同じく、排紙制御手順を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態における排紙トレイを示す概略図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像形成制御部
6 表示部
10 排紙装置
10a 制御部
11…20、40 排紙トレイ
21、41 トレイ0枚検知センサ
22、42 トレイ満タン検知センサ

Claims (5)

  1. 機械的に着脱可能な複数の排紙トレイを有する排紙装置において、前記排紙トレイにそれぞれ、隣の排紙トレイの用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサと、前記排紙トレイ自身の用紙0枚を検知するトレイ0枚検知センサとを備え、前記トレイ満タン検知センサによる検知結果と該トレイ満タン検知センサが検知対象とする隣の排紙トレイ自身に備えられたトレイ0枚検知センサの検知結果とに基づいて前記トレイ満タン検知センサが備えられている排紙トレイの着脱を判断する制御手段を備えることを特徴とする排紙装置。
  2. 機械的に着脱可能な複数の排紙トレイを有する排紙装置において、前記排紙トレイに該排紙トレイ自身の用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサと、該排紙トレイ自身の用紙0枚を検知するトレイ0枚検知センサとを備え、該トレイ満タン検知センサと該トレイ0枚検知センサの検知結果に基づいてこれらセンサが備えられている前記排紙トレイの着脱を判断する制御手段を備えることを特徴とする排紙装置。
  3. 前記排紙トレイの着脱判断は、センサ論理によりなされることを特徴とする請求項1または2に記載の排紙装置。
  4. N番目の排紙トレイに備えられている前記トレイ満タン検知センサは、隣のN−1番目の排紙トレイの前記用紙満タンを検知するセンサであり、前記制御手段は、排紙トレイにおける通常の満タン量を超えて排紙トレイへの排紙が必要とされる場合、N番目の排紙トレイが脱と判断されると、N−1番目の排紙トレイを排紙先として、脱と検知されたN番目の排紙トレイに対する排紙位置から用紙を排紙させるとともに、N番目の排紙トレイの満タンを検知するためにN+1番目の排紙トレイに備えられているトレイ満タン検知センサをN−1番目の排紙トレイにおける用紙満タンを検知するトレイ満タン検知センサに役割を変更することを特徴とする請求項1記載の排紙装置。
  5. 前記制御手段は、N番目の排紙トレイが脱と判断される場合、該N番目の排紙トレイを排紙先とする指示がある際に警告することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の排紙装置。
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