JP2010070343A - 画像形成装置 - Google Patents

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健二 山元
Akira Okamoto
晃 岡本
Kazutoshi Yoshimura
和俊 吉村
Kazumichi Yamauchi
一道 山内
Hideki Nakamura
英樹 中村
Yoshiteru Katayama
善輝 片山
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Abstract

【課題】画像形成装置のヤレ紙判定に際し、ヤレ紙発生時に装置を直ちに停止せず、また、多数のヤレ紙が発生したまま継続出力されるのを回避する。
【解決手段】記録媒体のヤレを検出するヤレ検出部と、ヤレ検出部の出力を受けて、設定されたヤレ紙判定基準に基づいて前記記録媒体のヤレ紙判定を行う制御部とを備え、該制御部は、ヤレ紙判定がなされたヤレ紙の累積枚数又は出力枚数に対するヤレ紙枚数のヤレ紙発生比率を算出し、累積枚数と予め設定された枚数所定値又は前記ヤレ紙発生比率と予め設定された比率所定値とを比較し、累積枚数が枚数所定値又は前記ヤレ紙発生比率が比率所定値に達する場合に、装置を停止する。ヤレ紙の発生毎に装置を停止させることなく出力を継続でき、またヤレ紙発生頻度や累積枚数によって装置の停止判定を行うことができ、効率的な画像形成処理が可能になる。
【選択図】図4

Description

この発明は、画像データに基づいて用紙に画像形成を行い、該用紙のヤレ紙判定を行うことができる画像形成装置に関する。
画像データに基づいて画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリや複合機などでは、設定された画像形成条件(画像形成位置、色、濃度など)に従い、画像データに基づいて用紙に画像形成を行う。この画像形成条件は、画像形成装置の稼働に伴って一時的にまたは次第に変化したりすることがあるため、各種の自動補正動作や調整モード設定により品質維持を図っている。
しかし、画像品質が想定以上に劣化すると、印刷物としての品質を維持できないため、ある程度以上に品質が損なわれた印刷物はヤレ紙として製品から除外することが行われる場合がある。特にプロダクションプリントにおけるヤレ紙のチェック方法は目視検査が主流とされ、チェック側の判断基準の相違、納品期限の都合等によりヤレ紙扱いとなるレベルが異なってしまう。しかし、目視のみに頼ると、検査員が全ての印刷頁について検査作業を行うことが必要であり、生産性に劣るという問題がある。
これに対しては、ヤレ紙の判定を行う手段を備え、この判定手段によってヤレ紙の検出を自動的に行うことができる画像形成装置が提案されている(例えば特許文献1、2)。
特許文献1では、印刷物の各画素データの基準データと、印刷物の画素データをそれぞれ記憶し、これらデータを比較して不良印刷物の検出を行う方法が開示されており、判断基準を自動的に更新する手段が講じられている。
特許文献2では、印刷用紙上の画像を読み取った画像データと参照画像データとを比較して、比較データから、印刷良品、印刷不良品、判定不能の3種類に分類する手段を備え、判定不能とされた画像データに対し判定者の最終的な判定を収集可能とした画像形成装置が提案されている。
特開2006−69738号公報 特開平6−246904号公報
しかし、自動的にヤレ紙を検出しても、装置を継続動作させたままにすると、ヤレ紙の枚数が増すばかりで無駄が多くなり、またヤレ紙の検知枚数が多くなるとチェック及びリカバリが面倒になる。その一方で、ヤレ紙の発生毎に装置を停止させていると、効率が悪いという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、ヤレ紙が発生する際に、効率が悪くなったり、多くのヤレ紙が発生してチェックやリカバリが面倒になるなどの問題を回避して効率的な画像形成を行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、第1の本発明の画像形成装置は、画像データに基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成装置において、前記記録媒体のヤレを検出するヤレ検出部と、該ヤレ検出部の出力を受けて、設定されたヤレ紙判定基準に基づいて前記記録媒体のヤレ紙判定を行う制御部とを備え、前記制御部は、前記ヤレ紙判定がなされたヤレ紙の累積枚数または出力枚数に対するヤレ紙枚数のヤレ紙発生比率を算出し、前記累積枚数と予め設定された枚数所定値または前記ヤレ紙発生比率と予め設定された比率所定値とを比較し、前記累積枚数が枚数所定値または前記ヤレ紙発生比率が比率所定値に達する場合に、装置を停止することを特徴とする。
第1の本発明によれば、予め枚数所定値または比率所定値を設定しておき、ヤレ紙が発生する毎にヤレ紙の累積枚数または発生比率を制御部で算出して前記所定値と比較することで、ヤレ紙の枚数や比率が許容される上限に達した否かを判定することができる。この判定によって許容される上限に達するまでは出力を継続でき、ヤレ紙が発生によって必要以上に装置が停止することを回避する。また、上限に達した場合に装置を停止することで、り、多数のヤレ紙が発生するのを回避する。なお、第1の本発明では、判定対象としてヤレ紙の累積枚数とヤレ紙発生比率のいずれを採用するものであってもよく、また、両方を採用するものであってもよい。したがって、画像形成装置では、判定対象に従って、判定基準として枚数所定値と比率所定値のいずれか、または両方が予め設定されている。これらの所定値は、フラッシュメモリやHDDなどの不揮発の記憶部に記憶させておくことができる。また、記憶部では、これらの所定値を変更可能としたり、変更した所定値を新たに記憶できるようにしてもよい。
また、枚数所定値と比率所定値とは、複数の値が設定されて、出力枚数によって異なる所定値を判定基準として用いることも可能である。
また、制御部による上記装置の停止は、少なくとも画像形成出力が停止するものであればよい。
第2の本発明の画像形成装置は、前記第1の本発明において、前記制御部は、前記ヤレ紙判定においてヤレ紙であると判定する場合、ヤレ紙判定の目印となる用紙をヤレ紙でないと判定される用紙とともに排紙することを特徴とする。
第2の本発明によれば、ヤレ紙判定の場合にも装置を止めずに画像形成を続行して、画像形成終了後や画像形成中にもヤレ紙判定位置を容易に確認することができる。なお、ヤレ紙と判定された際に、ヤレ紙判定でヤレ紙と判定された用紙の画像を再出力用として記憶部に記憶しておくようにしてもよい。記憶された画像データは、所望によりそのまま又はヤレ紙判定のための検知レベルを変えたり、画像形成条件を変えたりする等して再出力することができる。
上記目印としては、ヤレ紙判定の目印となる用紙をヤレ紙が検知された際に挿入して排紙したり、ヤレ紙と判定された用紙をヤレ紙でないと判定された用紙とは異なる排紙先に排紙したり、ヤレ紙判定の目印となる用紙として、画像形成が行われる用紙と、サイズ、紙種または紙色が異なる用紙を用いたりすることができる。また、ヤレ紙判定の目印となる用紙をヤレ紙でないと判定される用紙に対しシフト出力したり、ヤレ紙と判定された用紙をヤレ紙でないと判定される用紙に対しシフト出力したりして上記目印とすることもできる。
第3の本発明の画像形成装置は、前記第1または第2の本発明において、前記制御部は、前記累積枚数に対する枚数所定値と前記ヤレ紙発生比率に対する比率所定値がそれぞれ予め設定されており、前記累積枚数が前記枚数所定値に達するまでは前記ヤレ紙発生比率が前記比率所定値を越える場合に装置を停止し、前記累積枚数が前記枚数所定値に達するとヤレ紙発生比率に拘わらず装置を停止することを特徴とする。
第3の本発明によれば、ヤレ紙の累積枚数が少ない範囲では、ヤレ紙発生比率によってヤレ紙の発生頻度を判定することができ、ヤレ紙の発生枚数がそれほど多くない状態でも、発生頻度が大きければ装置を停止してリカバリなどを行うことを可能にする。
第4の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第3の本発明のいずれかにおいて、前記制御部は、前記累積枚数に対する第1の枚数所定値および第2の枚数所定値(但し、第1の枚数所定値<第2の枚数所定値)と前記ヤレ紙発生比率に対する比率所定値がそれぞれ予め設定されており、前記累積枚数が第1の枚数所定値に達した後、前記ヤレ紙発生比率が所定値を越える場合に装置を停止し、前記累積枚数が第2の枚数所定値に達するとヤレ紙発生比率に拘わらず装置を停止することを特徴とする。
第4の本発明によれば、ヤレ紙の累積枚数が第1の枚数所定値に達するまでは、ヤレ紙発生比率に拘わらず出力継続することが可能であり、例えば稼働初期においてヤレ紙発生比率を判定対象とした場合に、ヤレ紙が偶然に多い頻度で発生することによって装置が早期に停止してしまうのを防止することができる。
第5の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第4の本発明のいずれかにおいて、操作者が設定入力可能な操作表示部を有し、前記制御部は、前記装置の停止後に、前記操作表示部において操作者に装置を継続動作させるか終了させるかを選択要求することを特徴とする。
第5の本発明によれば、ヤレ紙の発生によって停止した装置の出力継続を行うか否かを操作者が操作表示部を通して決定することができる。操作表示部としては、表示および操作が可能なタッチパネルなどを例示することができるが、本発明としては、操作表示部が、表示と操作が独立して個別に行われるものであってもよい。
第6の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第5の本発明のいずれかにおいて、操作者が設定入力可能な操作表示部を有し、前記制御部は、前記装置の停止後に、前記操作表示部において前記累積枚数に対する枚数所定値または/および前記ヤレ紙発生比率に対する比率所定値の変更を可能とすることを特徴とする。
第6の本発明によれば、ヤレ紙発生によって装置が停止した際に、装置を停止させる判定基準(所定値)を操作表示部を通して操作者の入力によって変更することができ、効率的な動作を可能にする。なお、前記所定値は、操作者が任意に設定変更できるようにしてもよく、また、予め設定された値から選択するようにしてもよい。
第7の本発明の画像形成装置は、前記第1〜第6の本発明のいずれかにおいて、操作者が設定入力可能な操作表示部を有し、前記制御部は、前記装置の停止後に、前記操作表示部において前記累積枚数または/および前記ヤレ紙発生比率を初期値に設定することを可能とすることを特徴とする。
第7の本発明によれば、ヤレ紙発生によって装置が停止した際に、操作者の選択によって判定対象の値を初期値(例えば0)に戻して装置を継続したり、後の出力に備えることができる。
以上説明したように、本発明の画像形成装置によれば、画像データに基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成装置において、前記記録媒体のヤレを検出するヤレ検出部と、該ヤレ検出部の出力を受けて、設定されたヤレ紙判定基準に基づいて前記記録媒体のヤレ紙判定を行う制御部とを備え、前記制御部は、前記ヤレ紙判定がなされたヤレ紙の累積枚数または出力枚数に対するヤレ紙枚数のヤレ紙発生比率を算出し、前記累積枚数と予め設定された枚数所定値または前記ヤレ紙発生比率と予め設定された比率所定値とを比較し、前記累積枚数が枚数所定値または前記ヤレ紙発生比率が比率所定値に達する場合に、装置を停止するので、ヤレ紙の発生毎に装置を停止させることなく出力を継続できるとともに、ヤレ紙発生頻度や累積枚数によって装置の停止判定を行うことができ、効率的な画像形成処理が可能になる効果がある。
以下に、本発明の一実施形態における画像形成装置を図1〜図3に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置1の機械的な概略構成を示す図である。
図1において、10は画像形成部、20は複数の給紙トレイ、大容量トレイユニットを含む給紙部、30は搬送部、40は原稿を自動で搬送する自動原稿搬送装置である。また、画像形成装置1の上部側には、タッチパネルなどによって構成される操作表示部50を有しており、該操作表示部50では種々の情報表示や操作入力が可能になっている。
また画像形成装置本体1aの下流側にはステイプル機構101を有する後処理装置100が接続されており、該後処理装置100には、インターシート用の複数の給紙トレイを備える給紙部110、画像形成装置本体1aから搬送される用紙やインターシート用の用紙を搬送する搬送部120を備えており、該搬送部120の排紙先に、メイン排紙トレイ130、サブ排紙トレイ131が設けられている。これらメイン排紙トレイ130およびサブ排紙トレイ131が本発明の排紙部を構成しており、排紙先の切り替えが可能になっている。インターシート機能は種類の異なる用紙が複数のトレイに搭載されていて、表紙や途中の区切りに色紙や白紙を挿入したり、または設定によって表や裏に画像形成した用紙を挿入するなどするものである。
自動原稿搬送装置40で搬送される原稿などの画像は、原稿読み取り部(図示しない)で読み取られ、一旦、図3に示す記憶部3の画像メモリに記録される。
画像形成部10は駆動回転する感光体の周線部に帯電器、像露光器、現像器が配設されていており、帯電器によって帯電した感光体表面は、記憶部3に記録された原稿の画像情報によって像露光器の像露光が行われ、感光体表面に潜像が形成される。該潜像は現像器によって現像がなされてトナー像となる。
画像形成装置1には、前記画像形成部10の下方側に、用紙をそれぞれ収納する複数の給紙トレイが上下段(図では2段)に配置され、さらに画像形成装置本体1aの側部に大容量の給紙トレイが配置されている。これら給紙トレイ、大容量の給紙トレイによって給紙部20が構成されている。
画像形成装置1には、上記したように給紙部20から給紙された用紙を画像形成部10にまで搬送し、画像形成後の用紙を後処理装置100に搬送する搬送部30を備えている。搬送部30は、搬送経路や搬送ローラなどにより構成されている。
搬送部30には、図2に示すように、搬送される用紙の紙曲がりを検知する紙曲がり検知部35がヤレ検知部として設けられている。紙曲がり検知部35は、搬送方向と交差する方向に二つのセンサが配置され、該センサで用紙先端を検知する際の時間差によって紙曲がり量を検出するものである。なお、紙曲がり検知部35は、画像形成部10の上流側に配置されており、画像形成前の用紙曲がりを検知することで、結果的に画像形成された用紙のヤレを検知可能にしている。ヤレ検知部は、当然に画像形成部10の下流側に配置されるものであってもよい。
前記搬送部30を通して搬送される用紙には、画像形成部10において前記感光体上のトナー像が転写される。トナー像を保持した用紙は定着部によって加圧・加熱がなされて定着され、前記後処理装置100に搬送される。
次に、図3は、画像形成装置1の制御ブロック図を示すものである。
画像形成装置1は、画像形成装置全体を制御する制御部2を有しており、該制御部2は、CPUとこれを動作させるプログラムとを主として構成されている。制御部2には、画像メモリや不揮発メモリを有する記憶部3に接続されている。記憶部3の不揮発メモリには、原稿の読み取りによって取得した画像データや、画像形成装置1の設定データ、プロセス制御パラメータ、ヤレ紙判定を行う際の基準となる紙曲がり量データ、ヤレ紙と判定された用紙の累積枚数や発生比率に基づいて装置を停止させるための判定基準値となる枚数所定値や比率所定値などが格納されており、必要に応じて制御部2によって読み書きされる。これらのデータは、初期値として設定されているものでもよく、また、操作者が必要に応じて、前記操作表示部50を通して設定入力するものであってもよい。
また、制御部2では、画像出力枚数とヤレ紙と判定した用紙の枚数の管理が可能であり、これらの枚数は上記記憶部3に記憶して逐次更新される。さらに制御部2では、ヤレ紙と判定した用紙の累積枚数や、出力枚数に対するヤレ紙の発生枚数の比率(ヤレ紙発生比率)の算出が可能であり、これらの算出結果と、前記した装置を停止させるための判定基準値とを比較して装置を停止させるか否かの判定が可能になっている。制御部2は、この判定結果において装置停止と判定される場合には、画像形成の動作を一旦停止させることができる。
また、制御部2には、前記した画像形成部10が接続されており、画像データに基づいて用紙に画像を形成する制御が行われる。
さらに、制御部2には、上記のように操作表示部50が制御可能に接続されている。操作表示部50は、制御部2によって制御され、利用者が画像形成装置1に対し所定の操作を行うことができる。操作表示部50では、表示と操作とは独立してなされるものであってもよく、また、LCDタッチパネルのように表示画面上で操作を行えるようにしたものであっても良い。
また、制御部2には、上記のように、各給紙トレイを備える給紙部20が制御可能に接続されている。また、制御部2では、給紙部20から給紙される用紙を画像形成部10の転写位置にまで搬送し、その後、定着位置から後処理装置100まで搬送する搬送部30が制御可能に接続されている。
さらに、制御部2には、後処理装置100が制御可能に接続されており、該後処理装置100に備える給紙部110、搬送部120の制御が可能になっている。
上記画像形成装置1における制御部2によるヤレ紙判定の手順について図4、5のフローチャートを参照して以下に説明する。
記憶部3に記憶された画像データを用いたジョブが開始されると、給紙部20の給紙トレイから用紙が搬送部30を介して搬送され、紙曲がり検知部35で紙曲がりが検出される。紙曲がり検知部35の検知結果は制御部2に送信されている。制御部2では、ヤレ紙判定を行う基準となる紙曲がり量を前記記憶部3から読み出し、検知結果と比較して、検知結果が基準曲がり以上の場合、ヤレ紙と判定し、基準曲がり未満の場合、ヤレ紙ではないと判定する(ステップs1)。ヤレ紙でないと判定されると(ステップs1、NO)、画像形成を行った用紙を指定された排紙トレイ(例えばメイン排紙トレイ130)に排出し、出力を継続し(ステップs5へ)、JOBが終了するまで(ステップs6、NO)、各頁毎に上記ヤレ紙判定(ステップs1)以降の処理を継続する。
一方、上記ヤレ紙判定でヤレ紙判定がなされると(ステップs1、YES)、所望により、ヤレ紙判定された用紙の画像情報を再出力用として記憶部3に記憶する。再出力用に記憶部3に画像データを記憶した後、ヤレ紙判定された用紙の次に、ヤレ紙判定の目印となる用紙として白紙を挿入する。該白紙は、ヤレ紙判定された用紙の次に搬送部30で搬送されている用紙を、画像形成部10で画像を形成することなく搬送することで挿入することができる。また、後処理装置100において、インターシートとして給紙部110から白紙を挿入するものであっても良い。
なお、ヤレ紙判定の目印となる用紙として白紙を用いる他に、画像形成を行っている用紙とサイズが異なる異形紙や、異なる紙種、異なる紙色の用紙を使用しても良い。要は、操作者が目印として容易に探すことができるものであればよい。さらに、ヤレ紙判定された用紙の次に目印となる用紙を挿入する他、ヤレ紙判定の内容や、判定位置によっては間に合わない場合もあるので、ヤレ紙判定された用紙よりも数頁後などに目印となる用紙を挿入するようにしてもよい。この際には、操作者が、何頁前でヤレ紙と判定されたが理解できるように目印となる用紙に当該情報を表示するのが望ましい。
上記ヤレ紙判定後、出力枚数が予め設定された用紙に達していないか否かの判定がなされる(ステップs2)。出力枚数の設定値は記憶部3に記憶しておき、制御部2によって適宜読み出される。ここでは、該設定値はA枚として設定されているものとする。制御部2は、この設定値を読み出して、現JOBでの出力枚数と比較し、上記判定を行う。出力枚数がA枚以下の場合(ステップs2、YES)、制御部2では、ヤレ紙発生比率を算出し、判定基準値である比率所定値と比較する(ステップs4)。ヤレ紙発生比率は、ヤレ紙発生枚数/出力枚数で算出される。ここでは比率所定値がBとして設定されているものとする。算出されたヤレ紙発生比率が比率所定値Bより小さければ(ステップs4、YES)、ヤレ紙の発生頻度も高くないので出力を継続し(ステップs5)、JOB終了まで(ステップs6、NO)、ヤレ紙の検出を繰り替えす(ステップs1へ)。一方、算出されたヤレ紙発生比率が比率所定値B以上であれば(ステップs4、NO)、出力を停止する(ステップs7)。また、出力枚数がA枚を越える場合、制御部2では、ヤレ紙発生比率ではなく、発生したヤレ紙の累積枚数と、判定基準値である枚数所定値と比較する。ここでは、枚数所定値としてX枚が設定されているものとする。制御部2は、累積枚数が枚数所定値Xに達しているか否かを判定する(ステップs3)。累積枚数が枚数所定値X枚に達していなければ(ステップs3、YES)、出力を継続する前記処理に移行する(ステップs5)。一方、累積枚数が枚数所定値X枚に達していれば(ステップs3、NO)、出力を停止する前記処理に移行する(ステップs7)。
出力を停止した後、制御部2ではユーザ警告を行う(ステップs8)。該警告は、例えば前記した操作表示部に50に表示して行うことができる。また、装置にブザーなどを有していれば、音を発して警告を行うようにしてもよい。警告の手段は本発明としては警告手段が特に限定されるものではなく、操作者に装置の停止を知らせるために注意喚起できるものであればよい。
次いで、制御部2は、操作表示部50に選択画面を表示して、画像形成出力を継続するか否かの選択を操作者に求める(ステップs9)。該操作表示部50への入力によって継続しないことが選択されると(ステップs9、NO)、処理を終了する。継続が選択されると、継続条件を設定する画面を操作表示部50に表示して操作者に入力を求める(ステップs10)。該処理の手順を図5に示す。操作表示部50では、判定基準値の変更、ヤレ紙の累積枚数や発生比率を初期値(例えば0)に戻す処理、そのまま継続の選択が可能になる。判定基準値の変更が選択されると(ステップs11、YES)、判定基準値の任意設定や、予め設定した数値の選択が可能になり、操作者によって判定基準値の変更入力がなされる。制御部2では、該変更入力に従って、記憶部3における判定基準値を変更し(ステップs12)、ステップs1に移行してヤレ紙の検知以降の処理を継続する。判定基準値の変更がなされない場合(ステップs11、NO)、リセットの選択がなされていると(ステップs13、YES)、制御部2では、検出したヤレ紙の累積枚数や発生比率を初期値(例えば0)に戻し、記憶部3に記憶し(ステップs14)、ステップs1に移行してヤレ紙の検知以降の処理を継続する。判定基準値の変更、リセットのいずれも選択されず、そのまま継続することが選択されると、判定基準値や累積枚数などは変更されず、ステップs1に移行してヤレ紙の検知以降の処理を継続する。
上記手順では、要するに、図7(a)に示すように、出力枚数A枚までは、比率所定値Bを判定基準値として装置の停止可否(出力停止か出力継続)の判定を行い、出力枚数がA枚を越えると、枚数所定値Xを判定基準値として装置の停止可否の判定を行っている。
次に、他の形態の処理手順を図6に基づいて説明する。この形態では、累積枚数に対する第1の枚数所定値および第2の枚数所定値(但し、第1の枚数所定値<第2の枚数所定値)が比率所定値とともに判定基準値として設定され、記憶部3に記憶されている。ここでは第1の枚数所定値はX枚、第2の枚数所定値はX枚に設定されているものとして説明する。
上記手順と同様に、記憶部3に記憶された画像データを用いたジョブが開始されると、給紙部20の給紙トレイから用紙が搬送部30を介して搬送され、紙曲がり検知部35で紙曲がりが検出され、制御部2でヤレ紙判定が行われる(ステップs20)。ヤレ紙でないと判定されると(ステップs20、NO)、出力を継続し(ステップs25)、JOBが終了するまで(ステップs26、NO)、各頁毎に上記ヤレ紙判定(ステップs20)以降の処理を継続する。
一方、上記ヤレ紙判定でヤレ紙判定がなされると(ステップs20、YES)、上記と同様に、所望により、ヤレ紙判定された用紙の画像情報を再出力用として記憶部3に記憶する。また、ヤレ紙判定の目印として白紙などを挿入する。
上記ヤレ紙判定後、上記形態と同様に出力枚数が予め設定したA枚に達しているか否かの判定がなされる(ステップs21)。出力枚数がA枚以下の場合(ステップs21、YES)、制御部2では、ヤレ紙の累積枚数が第1の枚数所定値Xに達していないか否かの判定がなされる。ヤレ紙累積枚数がX枚に達していない場合(ステップs23、YES)、出力を継続し(ステップs25)、JOBが終了するまで(ステップs26、NO)、各頁毎に上記ヤレ紙判定(ステップs20)以降の処理を継続する。一方、ヤレ紙累積枚数がX枚に達している場合(ステップs23、NO)、ヤレ紙発生比率を算出し、判定基準値である比率所定値Bと比較する(ステップs24)。算出されたヤレ紙発生比率が比率所定値Bより小さければ(ステップs24、YES)、出力を継続し(ステップs25)、JOB終了まで(ステップs26、NO)、ヤレ紙の検出(ステップs20)以降の処理を繰り替えす。算出されたヤレ紙発生比率が比率所定値B以上であれば(ステップs24、NO)、出力を停止する(ステップs27)。これにより、ヤレ紙累積枚数がXo枚に達するまでは、ヤレ紙発生比率に拘わらず、出力を継続することができる。
また、出力枚数がA枚を越える場合(ステップs21、NO)、制御部2では、ヤレ紙発生比率ではなく、発生したヤレ紙の累積枚数と、判定基準値である第2の枚数所定値Xとを比較し、累積枚数が枚数所定値Xに達していないか否かを判定する(ステップs22)。累積枚数が枚数所定値X枚に達していなければ(ステップs22、YES)、出力を継続する前記処理に移行する(ステップs25)。累積枚数が枚数所定値X枚に達していれば(ステップs22、NO)、出力を停止する前記処理に移行する(ステップs27)。
出力を停止した後、制御部2では上記形態と同様にユーザ警告を行い(ステップs28)、画像形成出力を継続するか否かの選択を操作者に求める(ステップs29)。継続しないことが選択されると(ステップs29、NO)、処理を終了する。継続が選択されると、継続条件を設定する画面を操作表示部50に表示して操作者に入力を求める(ステップs30)。継続条件を設定する処理の手順は前記図5に示した手順と同様であり、操作者の選択に従って、判定基準値の変更、ヤレ紙の累積枚数や発生比率を初期値(例えば0)に戻す処理、又は、そのまま継続の処理がなされる。その後は、ステップs20に移行してヤレ紙の検知以降の処理を継続する。
上記手順では、要するに、図7(b)に示すように、出力枚数A枚までは、ヤレ紙の累積枚数がX枚に達するまで出力を継続し、累積枚数がX枚に達すると比率所定値Bを判定基準値として装置の停止可否(出力停止か出力継続)の判定を行い、出力枚数がA枚を越えると、枚数所定値Xを判定基準値として装置の停止可否の判定を行っている。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない限りは適宜の変更が可能である。
本発明の一実施形態の画像形成装置の機械的概略を示す図である。 同じく、機能ブロック図である。 同じく、紙曲がり検知部を示す拡大図である。 同じく、ヤレ紙判定から停止に至る手順の一例を示すフロー図である。 同じく、上記手順中における継続条件設定の手順を示すフロー図である。 同じく、ヤレ紙判定から停止に至る手順の他の例を示すフロー図である。 同じく、上記各手順における出力枚数と判定基準値との関係を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置
2 制御部
3 記憶部
10 画像形成部
20 給紙部
30 搬送部
50 表示操作部
100 後処理装置
110 給紙部
120 搬送部
130 メイン排紙トレイ
131 サブ排紙トレイ

Claims (7)

  1. 画像データに基づいて記録媒体に画像形成を行う画像形成装置において、
    前記記録媒体のヤレを検出するヤレ検出部と、該ヤレ検出部の出力を受けて、設定されたヤレ紙判定基準に基づいて前記記録媒体のヤレ紙判定を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、前記ヤレ紙判定がなされたヤレ紙の累積枚数または出力枚数に対するヤレ紙枚数のヤレ紙発生比率を算出し、前記累積枚数と予め設定された枚数所定値または前記ヤレ紙発生比率と予め設定された比率所定値とを比較し、前記累積枚数が枚数所定値または前記ヤレ紙発生比率が比率所定値に達する場合に、装置を停止することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記ヤレ紙判定においてヤレ紙であると判定する場合、ヤレ紙判定の目印となる用紙をヤレ紙でないと判定される用紙とともに排紙することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記制御部は、前記累積枚数に対する枚数所定値と前記ヤレ紙発生比率に対する比率所定値がそれぞれ予め設定されており、前記累積枚数が前記枚数所定値に達するまでは前記ヤレ紙発生比率が前記比率所定値を越える場合に装置を停止し、前記累積枚数が前記枚数所定値に達するとヤレ紙発生比率に拘わらず装置を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記累積枚数に対する第1の枚数所定値および第2の枚数所定値(但し、第1の枚数所定値<第2の枚数所定値)と前記ヤレ紙発生比率に対する比率所定値がそれぞれ予め設定されており、前記累積枚数が第1の枚数所定値に達した後、前記ヤレ紙発生比率が所定値を越える場合に装置を停止し、前記累積枚数が第2の枚数所定値に達するとヤレ紙発生比率に拘わらず装置を停止することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 操作者が設定入力可能な操作表示部を有し、前記制御部は、前記装置の停止後に、前記操作表示部において操作者に装置を継続動作させるか終了させるかを選択要求することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 操作者が設定入力可能な操作表示部を有し、前記制御部は、前記装置の停止後に、前記操作表示部において前記累積枚数に対する枚数所定値または/および前記ヤレ紙発生比率に対する比率所定値の変更を可能とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 操作者が設定入力可能な操作表示部を有し、前記制御部は、前記装置の停止後に、前記操作表示部において前記累積枚数または/および前記ヤレ紙発生比率を初期値に設定することを可能とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
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