JP2009126135A - 開閉操作機能付クリップの支持構造 - Google Patents

開閉操作機能付クリップの支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 金属片等の比較的薄肉な材料によってクリップ部を構成できる上、組立性および作動性の良好な開閉操作機能付クリップの支持構造を提供する。
【解決手段】 クリップ部41の後部側がクリップ支持体43側へ押圧されることで同クリップ部41の前部側を前記クリップ支持体43から離間する方向へ揺動させるようにした開閉操作機能付クリップの支持構造において、前記クリップ部41と前記クリップ支持体43との間に中間支持部材42を備え、この中間支持部材42は、前記クリップ部41に対し乗り越え嵌合して一体化されるとともに、前記クリップ支持体43に対し乗り越え嵌合して揺動支点部を構成していることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クリップ後部側への押圧操作によりクリップ前端側を開放可能な開閉操作機能付クリップの支持構造に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されたもののように、クリップ(2)を、軸筒(筒体1)外周面の支持台5に対し嵌め合わせることで、前記クリップを揺動させるための揺動支点部を構成するとともに、前記クリップの後端側をコイルスプリングによって後方へ付勢することで、前記クリップを閉鎖状態に維持するようにしたクリップ取り付け装置がある。
しかしながら、前記従来技術では、前記クリップ(2)に対し、前記揺動支点部となる凸部(3b)や、コイルスプリングを受けるための頂片部(2b)等の複雑な構造を有するため、例えばクリップを金属片等の比較的薄肉な材料によって形成するのには不向きな構造であった。
特開2006−289726号公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、金属片等の比較的薄肉な材料によってクリップ部を構成できる上、組立性および作動性の良好な開閉操作機能付クリップの支持構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る技術的手段は、クリップ部の後部側がクリップ支持体側へ押圧されることで同クリップ部の前部側を前記クリップ支持体から離間する方向へ揺動させるようにした開閉操作機能付クリップの支持構造において、前記クリップ部と前記クリップ支持体との間に中間支持部材を備え、この中間支持部材は、前記クリップ部に対し乗り越え嵌合して一体化されるとともに、前記クリップ支持体に対し乗り越え嵌合して揺動支点部を構成していることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記クリップ部には、前記中間支持部材を挟むようにして対向する凸部が設けられ、前記中間支持部材には、前記各凸部を後方または前方へ導く案内溝が設けられ、この案内溝内には、前記各凸部を乗り越え嵌合させる乗越え突起と、該乗越え突起を乗り越えた後の前記各凸部を嵌め合わせる凹部とが形成されていることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記中間支持部材をクリップ前後方向へわたる凹状に形成するとともに、前記クリップ支持体を前記中間支持部材に嵌り合う凸状に形成し、前記中間支持部材の凹状部分の内側面と前記クリップ支持体の凸状部分の側面とを、前記乗越え嵌合により凹凸状に嵌め合わせて、前記揺動支点部を構成していることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記中間支持部材における前記凹状部分の内側の両側面に、それぞれ前記揺動支点部となる枢支突起を設け、前記クリップ支持体における前記凸状部分には、前記各枢支突起を後方または前方へ導く案内溝が設けられ、この案内溝内には、前記各枢支突起を乗り越え嵌合させる乗越え突起と、該乗越え突起を乗り越えた後の前記枢支突起を嵌め合わせる凹部とが形成されていることを特徴とする。
更なる技術的手段では、前記中間支持部材における前記揺動支点部よりも後方側に、前記中間支持部材を弾発するようにコイルスプリングが装着され、前記中間支持部材において前記コイルスプリングを装着するためのスプリング装着部は、前記コイルスプリングを挿入可能な凹状であって、且つ、その凹状部分の内側面に、コイルスプリングの外周面を露出させる切欠部を有することを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような作用効果を奏する。
クリップ部と中間支持部材とを乗り越え嵌合により一体化し、更に中間支持部とクリップ支持体とを乗り越え嵌合することで、揺動支点部が構成される。
したがって、クリップ部が例えば金属材料等の比較的薄肉な材料であったとしても、組立性および作動性の良好な開閉操作機能付クリップの支持構造を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係わる開閉操作機能付クリップの支持構造の一例を具備した出没式筆記具Aを示している。
この出没式筆記具Aは、先端口11からボールペン用リフィール21の筆記部21aやシャープペンシル用リフィール22の筆記部22aを出没させる軸筒10と、この軸筒10の後端側に位置する複数の押子30及び開閉操作機能付クリップ40とを備え、クリップ部41の後部側がクリップ支持体43側へ押圧された際に、同クリップ部41の前部側を前記クリップ支持体43から離間する方向へ揺動させる。
また、この出没式筆記具Aは、選択された一つの押子30または開閉操作機能付クリップ40が軸方向へスライド操作されることで、ボールペン用リフィール21又はシャープペンシル用リフィール22を、前進位置と後退位置との間で移動させる。
なお、前進位置とは、押子30又は開閉操作機能付クリップ40が、軸方向への前進スライドにより筆記部21a(又は22a)を先端口11から突出させて、軸筒10内に係止された状態である。後退位置とは、押子30又は開閉操作機能付クリップ40が、軸方向への後退スライドにより筆記部21a(又は22a)を先端口11内へ没入させて静止した状態である。
軸筒10は、当該出没式筆記具Aの略全長にわたる長尺筒状の部材であり、前端側を先細状に形成するとともにその最前端部に筆記部21a(又は22a)を出没させる先端口11を有する。また、この軸筒10の後端側周壁には、押子30及び開閉操作機能付クリップ40を軸方向へ案内する案内孔12,13を複数形成している。この軸筒10は、一体の筒状部材から構成してもよいし、複数の筒状部材を連結した構成であってもよい。
図示例によれば、前記案内孔12は、ボールペン用リフィール21に対応する押子30を進退可能に係合させるための孔であり、案内孔13は開閉操作機能付クリップ40を進退可能に係合させるための孔である。これら案内孔12,13の各々は、軸方向へ延びる平面視略長尺矩形状に形成されている。
また、軸筒10の内周面には、案内孔12又は13の近傍に位置して、押子30、又は開閉操作機能付クリップ40のクリップ支持体43を係合させるための係止部14が形成されている。
各係止部14は、押子30又は開閉操作機能付クリップ40が前進位置にて軸筒軸心方向へ沈み込んだ際、この押子30又はクリップ支持体43の後端部を係止させるように、軸筒10の内周面に段部状に形成されている。この係止部14は、案内孔12又は13を間に挟むようにして対向して配設されている。
また、軸筒10の外周面には、クリップ部41の玉部41aに対し後方側から近接又は接触するようにして、抜止突起15が形成されている。
この抜止突起15は、軸筒10外周面とクリップ部41との間に、紙や衣類等の被挟持物が挟まれた際に、その被挟持物を撓ませるようにして該被挟持物に圧接され、その被挟持物が容易に引き抜けてしまうようなことを防止する。
また、ボールペン用リフィール21は、インクを充填したインクタンク21bと、該インクタンク21bの前端部に接続された筆記部21a(ボールペンチップ)とを備え、筆記部21a内の転写ボールの転動によりインクタンク21b内のインクを吐出するように構成してある。
なお、図示を省略しているが、このボールペン用リフィール21は、例えば黒色や赤色、青色等、異なるインク色のものが複数用いられる。そして、これら複数のボールペン用リフィール21は、軸筒10後端側に断面放射状に配設される。
また、シャープペンシル用リフィール22は、その前端部に筆記部22aを備え、後端部を、開閉操作機能付クリップ40のクリップ支持体43に接続している。このシャープペンシル用リフィール22は、開閉操作機能付クリップ40が前進位置にてノック操作された際に、筆記部21aから鉛芯を繰り出すように構成してある。
また、各ボールペン用リフィール21の後端に接続された押子30は、軸筒10に対し進退可能に設けられる押子本体31と、該押子本体31に対し部分的に嵌合されるとともに筆記部21aの筆記色に対応する色を有する色識別部32とからなる。なお、この押子30の他例としては、前記筆記色に対応する色の一体の部材であってもよい。
押子本体31は、案内孔12に係合して進退し、前進位置で軸筒求心方向へ沈み込んで、軸筒10内周面における案内孔12両側の係止部14,14に係止され、その係止状態が他の押子30との干渉により解除されるように形成される。
また、開閉操作機能付クリップ40は、前端側の玉部41aを軸筒10外周面に対し接近離間させるようにして揺動するクリップ部41と、該クリップ部41に対し一体的に固定された中間支持部材42と、クリップ部41及び中間支持部材42を揺動自在に支持するクリップ支持体43と、クリップ部41及び中間支持部材42の揺動支点部よりも後部側に位置するコイルスプリング44とを具備している。
クリップ部41は、比較的薄肉の金属板材をプレス加工することで、表面部とその周囲の薄肉壁とにより囲まれた略凹状に形成され、本実施の形態によれば、前記金属板材の一例として、肉厚0.4mm程度の鋼材が用いられている。
このクリップ部41の前端側には、軸筒10へ向かって突出する玉部41aを備え、また、同クリップ部41の後端側には、後述する中間支持部材42を挟むようにして対向する複数の凸部41b(図2参照)が設けられる。
玉部41aは、より詳細に説明すれば、原材料の薄肉金属板材をブレス加工する際に、前端部と幅方向の両側とを軸筒10側へ折り曲げて曲面状に形成された突起である。
この玉部41aは、軸筒10における抜止突起15に対し前方側から近接または接触するように配置され、上述したように被挟持物の引き抜けを防ぐ。
また、クリップ部41の各凸部41bは、クリップ部41の側壁部における軸筒10側の端部から内側へ曲げられて突出している(図2(b)参照)。
この凸部41bの突端には、後述する中間支持部材42への乗り越え嵌合を容易にするための傾斜面41b1が設けられている。この傾斜面41b1は、詳細に説明すれば、凸部41b突端における前端側をC面取り状に形成してなる。
前記構成の凸部41bは、後述する中間支持部材42を挟むように対向して二つ設けられ、更に、この二つの凸部41bが前後方向へ間隔を置いて二組設けられる。すなわち、凸部41bの総数は4つである。
また、中間支持部材42は、前記クリップ部41に対し乗り越え嵌合して一体化されるとともに、後述するクリップ支持体43に対し乗り越え嵌合して揺動支点部を構成する。
詳細に説明すれば、この中間支持部材42は、クリップ前後方向へわたる凹状に形成され、その外側の両側面の各々に、クリップ部41の凸部41bを前方へ導く案内溝42aを有する。そして、この案内溝42a内には、前記各凸部41bを乗り越え嵌合させる乗越え突起42a1と、該乗越え突起42a1を乗り越えた後の前記各凸部41bを嵌め合わせる凹部42a2とを形成している。
案内溝42aは、クリップ部41の各凸部41bに対応するように、計4つ設けられ、後方側から凸部41bを挿入させるように、クリップ部41長手方向へわたって設けられる(図2(a)参照)。
案内溝42a内の乗越え突起42a1は、クリップ部41の凸部41bを容易に乗り越えさせるように、後端側に傾斜面42a11を有する。
また、凹部42a2は、案内溝42a内における乗越え突起42a1よりも前側において、乗越え突起42a1を乗り越えた後の凸部41bを嵌め合わせるように配設される。
また、中間支持部材42の内側の両側面には、揺動支点部となる二つの枢支突起42b,42bが設けられている。
これら二つの枢支突起42b,42bは、後述するクリップ支持体43の凸状部分を挟むようにして対向して配設されている。
各枢支突起42bは、断面略円形状を呈し、その突端側における後端側に傾斜面42b1を有し、この傾斜面42b1によって、クリップ支持体43への乗り越え嵌合を容易にしている。
また、クリップ支持体43における軸筒10外に露出する部分は、前記中間支持部材42に嵌り合う凸状に形成される。そして、このクリップ支持体43における軸筒10内に位置する部分は、上記押子30の押子本体31と略同様に、案内孔12に係合して進退し、前進位置で軸筒求心方向へ沈み込んで、軸筒10内周面の係止部14に係止され、その係止状態が他の押子30との干渉により解除されるように形成される。
クリップ支持体43の前記凸状部分の両側面には、前記各枢支突起42bを後方へ導くための案内溝43a,43aが形成されている(図3参照)。
そして、各案内溝43a内には、前記各枢支突起42bを乗り越え嵌合させる乗越え突起43a1と、該乗越え突起43a1を乗り越えた後の前記枢支突起42bを嵌め合わせる凹部43a2とが形成されている(図4参照)。
各乗越え突起43a1は、その前端側に、枢支突起42bの乗り越え嵌合を容易にする傾斜面43a11を有する。
各凹部43a2は、各枢支突起42bを回転自在に嵌め合わせる。
また、クリップ支持体43における前記案内溝43aよりも後方側には、コイルスプリング44を装着するためのスプリング装着部43bが形成されている。
このスプリング装着部43bは、コイルスプリング44を、軸筒10に対し略直交させて遊嵌可能な凹状、又は組立時に抜け落ちない程度に嵌合する凹状であって、且つその凹状部分の内側面に、コイルスプリング44の外周面を露出させる切欠部43b1,43b1を有する。
前記切欠部43b1は、コイルスプリング44とスプリング装着部43b内面との摩擦抵抗を軽減して、コイルスプリング44の伸縮性を良好にするものであり、図示例によれば、クリップ支持体43の両側面側に二つ設けられるが、他例としては単数もしくは3以上設けることも可能である。
なお、図中符号51は押子30又は開閉操作機能付クリップ40を後方へ付勢するコイルスプリング、符号52はボールペン用リフィール21及びシャープペンシル用リフィール22を貫挿させて支持する貫挿支持部材である。
また、図中符号53は、軸筒10に対し着脱可能に具備された尾栓である。
次に、上記出没式筆記具Aの開閉操作機能付クリップの支持構造について、その組み立て手順を詳細に説明する。
先ず、図2に示すように、クリップ部41に対し中間支持部材42が乗り越え嵌合して一体化される。より詳細に説明すれば、中間支持部材42の各案内溝42aに対し、クリップ部41の各凸部41bが嵌め合わせられ、この際、クリップ部41の凸部41bが、中間支持部材42の案内溝42a内の乗越え突起42a1を乗り越えて、同案内溝42a内の凹部42a2に嵌め合わせられる。
なお、前記組立作業は、固定されたクリップ部41に対し中間支持部材42を嵌め合わせるようにして行ってもよいし、逆に、固定された中間支持部材42に対しクリップ部41を嵌め合わせるようにして行ってもよい。
前記組立作業により、クリップ部41の各凸部41bが中間支持部材42の各凹部42a2に嵌合して、クリップ部41と中間支持部材42とが一体化される。すなわち、中間支持部材42に対しクリップ部41が不動の状態となる。
次に、図3に示すように、クリップ支持体43のスプリング装着部43bに対しコイルスプリング44が挿入され、このコイルスプリング44を圧縮するようにして、クリップ支持体43の凸状部分に、クリップ部41と一体化した中間支持部材42が被せられる。この際、中間支持部材42の枢支突起42bが、クリップ支持体43の案内溝43aに対し前方から挿入される。
枢支突起42bは、乗越え突起43a1を乗り越えて凹部43a2に嵌り合う。この乗り越え嵌合は、クリップ支持体43の両側面側のそれぞれについて行われる。したがって、図4に示すように、クリップ支持体43両側面の凹部43a2,43a2に対し、中間支持部材42の両枢支突起42b,42bが嵌り合った状態となる。
前記嵌合状態においては、コイルスプリング44の付勢力により、開閉操作機能付クリップ40における揺動支点部(具体的には枢支突起42b)よりも後方側の部分が、軸筒10から離間する方向へ弾発される。そのため、クリップ部41は、前端側の玉部41aを軸筒10外周面に近接または接触させる。
また、クリップ部41における前記揺動支点部よりも後方側の部分が、軸筒10側へ押圧された際には、クリップ部41及び中間支持部材42が前記揺動支点部を中心にして揺動し、クリップ部41の玉部41aと軸筒10外周面との間が開放する。そして、前記押圧力が解除された際には、クリップ部41及び中間支持部材42が逆方向へ揺動して元の状態に復帰する。
また、開閉操作機能付クリップ40全体を外力によって前進させた際には、シャープペンシル用リフィール22の筆記部22aが先端口11から突出するとともに、この突出状態が、クリップ支持体43の後端部と係止部14との係止によって維持される。この係止状態を解除する際には、ボールペン用リフィール21に対応する押子30を前進操作させれば、この押子30によってクリップ支持体43が押圧され、クリップ支持体43が係止部14から外れるとともにコイルスプリング51の付勢力により後退する。
なお、上記組み立て手順によれば、先ずクリップ部41と中間支持部材42とを一体化し、次に中間支持部材42をクリップ支持体43に嵌め合わせるようにしたが、組み立て手順の他例としては、先ずクリップ支持体43に対し中間支持部材42を嵌め合わせ、この中間支持部材42に対しクリップ部41を嵌め合わせるようにすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、クリップ支持体43を押子30同様にスライド操作される部材としたが、他例としては、クリップ支持体が軸筒10外周面に固定された態様(図示せず)とすることも可能である。
より詳細に説明すれば、この態様では、軸筒10の外周面に凸状部分を設けるとともに、この凸状部分に、上記案内溝43a(詳細には乗越え突起43a1及び凹部43a2)と、スプリング装着部43bとを設けて、クリップ部41及び中間支持部材42を乗り越え嵌合すればよい。
また、上記実施の形態によれば、クリップ部41に相対する中間支持部材42の後方への移動により、これらクリップ部41と中間支持部材42とを乗り越え嵌合させるようにしているが、他例としては、クリップ部41に相対する中間支持部材42の前方への移動によってこれらを乗り越え嵌合させる構成や、クリップ部41に対して交差方向(図2における上下方向)へ中間支持部材42を移動させて乗り越え嵌合させる構成等とすることも可能である。
同様に、上記実施の形態によれば、クリップ支持体43に相対するクリップ部41の後方への移動により、これらクリップ支持体43とクリップ部41とを乗り越え嵌合させるようにしているが、他例としては、クリップ支持体43に相対するクリップ部41の前方への移動によってこれらを乗り越え嵌合させる構成や、クリップ支持体43に対して交差方向(図3における上下方向)へ中間支持部材42を移動させて乗り越え嵌合させる構成等とすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、クリップ部41の凸部41bを中間支持部材42の凹部42a2に嵌め合わせる構造としたが、他例としては、その凹凸関係を逆にすることも可能である。
同様に、上記実施の形態によれば、中間支持部材42の枢支突起42bをクリップ支持体43の凹部43a2に嵌め合わせる構造としたが、他例としては、その凹凸関係を逆にすることも可能である。
また、上記実施の形態によれば、クリップ部41及び中間支持部材42を閉方向へ付勢する構成として、コイルスプリング44の弾発力を利用したが、他例としては、コイルスプリング44を上記揺動支点部よりも前側に配置し、このコイルスプリング44の引張力によりクリップ部41及び中間支持部材42を閉方向へ付勢する構成とすることも可能である。
更に他例としては、上記コイルスプリング44に置換して板バネを用いた構成とすることも可能である。
また、他の好ましい実施の形態として、上記中間支持部材42を図5及び以下に説明する中間支持部材42’に置換した態様について説明する。なお、後述する中間支持部材42’において上記中間支持部材42と略同様に作用する部分については同一の符号を付けることで重複する詳細説明を省略する。
中間支持部材42’は、上記中間支持部材42における前後二つの案内溝42a,42aを連続した形状の案内溝42a’としている。
すなわち、案内溝42a’は、中間支持部材42’の後部側から前部側へ連続する単一の溝であり、クリップ部41の前後の凸部41b,41bを相対的に前方へ導く。
この案内溝42a’内には、クリップ部41の前後の凸部41b,41bを乗り越え嵌合させる二つの乗り越え突起42a1,42a1と、これら乗り越え突起42a1,42a1を乗り越えた後の前記二つの凸部41b,41bを嵌め合わせる二つの凹部42a2,42a2を有する。
前記構成の案内溝42a’によれば、図5に示すように、中間支持部材42’に対し、その後部側からクリップ部41が直線的に嵌め合わせられる。
また、中間支持部材42’は、金属製のクリップ部41が軸筒求心方向へ押圧され軸筒10外周面に当接して、軸筒10の外周面を傷つけるのを防ぐように形成されている。
詳細に説明すれば、中間支持部材42’の前側と後側の各々にはクリップ幅方向へ突出する鍔部42c’が設けられ、更に、中間支持部材42の前端側には軸筒10外周面に向かうように凸部42d’が突設される。
鍔部42c’は、シャープペンシル用リフィール22の筆記部22aが突出した状態で、開閉操作機能付クリップ40が芯出しのためのノック操作により軸筒求心方向へ沈み込んだ際に、このクリップ部41に代わって、軸筒10外周面に当接するように設けられる。
また、凸部42d’は、シャープペンシル用リフィール22の筆記部22aが突出した状態で、開閉操作機能付クリップ40が把持される等して、開閉操作機能付クリップ40の前端側が軸筒求心方向へ押圧された際に、クリップ41に代わってクリップ支持体43外面に当接することで、クリップ41と軸筒10の間に隙間を確保し、金属製のクリップ41が軸筒10外周面を傷つけるのを防ぐ。
また、符号42e’は、クリップ部41内面側(図5によれば上方)へ向かって突出するとともに前後方向へわたる補強リブである。符号42f’は、クリップ部41との対向面の前端側において幅方向(図5によれば前後方向)へ突出する補強リブである。符号42g’は、クリップ部41との対向面の後端側において幅方向(図5によれば前後方向)へ突出する補強リブである。これらの補強リブは、開閉操作機能付クリップ40が開閉操作される際等に、中間支持部材42’が変形や破損等するようなことを防いでいる。
而して、出没式筆記具Aにおいて中間支持部材42を前記中間支持部材42’に置換した構成(図5参照)によれば、クリップ部41と中間支持部材42との組付性を向上できる上、軸筒10の外周面が金属製のクリップ部41により傷つけられるようなことを防ぐことができ、強度的にも良好である。
本発明に係わる開閉操作機能付クリップの支持構造を具備した出没式筆記具の一例を示す断面図である。 クリップ部と中間支持部材との嵌め合い構造を説明する図であり、(a)はクリップ部を側面方向から視た図であり、(b)は(a)における(X)−(X)線断面図である。 中間支持部材とクリップ支持体との嵌め合い構造を示す図であり、(a)はクリップ支持体に対し中間支持部材が嵌り合う前の状態であり、中間支持部材の要部を断面で示し、(b)はクリップ支持体に対し中間支持部材が嵌りあった状態であり、クリップ部及び中間支持部材を二点鎖線で示している。 クリップ支持体に対しクリップ部及び中間支持部材が嵌りあった状態を示す要部断面図である。 中間支持部材の他例において、クリップ部との嵌め合い構造を説明する図であり、(a)はクリップ部を側面方向から視た図であり、(b)は(a)における(XI)−(XI)線断面図である。
符号の説明
41:クリップ部 41b:凸部
42,42’:中間支持部材 42a,42a’:案内溝
42a1:乗越え突起 42a2:凹部
43:クリップ支持体 43a:案内溝
43a1:乗越え突起 43a2:凹部
44:コイルスプリング A:出没式筆記具

Claims (5)

  1. クリップ部の後部側がクリップ支持体側へ押圧されることで同クリップ部の前部側を前記クリップ支持体から離間する方向へ揺動させるようにした開閉操作機能付クリップの支持構造において、
    前記クリップ部と前記クリップ支持体との間に中間支持部材を備え、
    この中間支持部材は、前記クリップ部に対し乗り越え嵌合して一体化されるとともに、前記クリップ支持体に対し乗り越え嵌合して揺動支点部を構成していることを特徴とする開閉操作機能付クリップの支持構造。
  2. 前記クリップ部には、前記中間支持部材を挟むようにして対向する凸部が設けられ、
    前記中間支持部材には、前記各凸部を後方または前方へ導く案内溝が設けられ、この案内溝内には、前記各凸部を乗り越え嵌合させる乗越え突起と、該乗越え突起を乗り越えた後の前記各凸部を嵌め合わせる凹部とが形成されていることを特徴とする開閉操作機能付クリップの支持構造。
  3. 前記中間支持部材をクリップ前後方向へわたる凹状に形成するとともに、前記クリップ支持体を前記中間支持部材に嵌り合う凸状に形成し、前記中間支持部材の凹状部分の内側面と前記クリップ支持体の凸状部分の側面とを、前記乗越え嵌合により凹凸状に嵌め合わせて、前記揺動支点部を構成していることを特徴とする請求項1又は2記載の開閉操作機能付クリップの支持構造。
  4. 前記中間支持部材における前記凹状部分の内側の両側面に、それぞれ前記揺動支点部となる枢支突起を設け、
    前記クリップ支持体における前記凸状部分には、前記各枢支突起を後方または前方へ導く案内溝が設けられ、この案内溝内には、前記各枢支突起を乗り越え嵌合させる乗越え突起と、該乗越え突起を乗り越えた後の前記枢支突起を嵌め合わせる凹部とが形成されていることを特徴とする請求項3記載の開閉操作機能付クリップの支持構造。
  5. 前記中間支持部材における前記揺動支点部よりも後方側に、前記中間支持部材を弾発するようにコイルスプリングが装着され、
    前記中間支持部材において前記コイルスプリングを装着するためのスプリング装着部は、前記コイルスプリングを挿入可能な凹状であって、且つ、その凹状部分の内側面に、コイルスプリングの外周面を露出させる切欠部を有することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の開閉操作機能付クリップの支持構造。
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