JP2009123694A - 光線制御ユニット - Google Patents

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Yutaka Koike
豊 小池
Takeo Tanaka
健夫 田中
Kotaro Oda
光太郎 小田
Yukiaki Saeki
享昭 佐伯
Masako Goto
雅子 後藤
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Abstract

【課題】高輝度であって、ランプイメージを抑制して均一な輝度分布を安価で容易に実現すること。
【解決手段】光線制御ユニットは、2つの光源11a,11bと、光源からの光を入光する入光面及び光を出光する出光面を有する第1表面拡散シート12と、を具備し、第1表面拡散シート12は、該ユニット正面における輝度中間値以下の領域において開口部12bを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は光線制御ユニットに関し、特に、ディスプレイに配設したときに、高輝度であり、面内輝度の均一性に優れたディスプレイを実現できる光線制御ユニットに関する。
携帯電話、PDA端末、デジタルカメラ、テレビ、パーソナルコンピュータ用ディスプレイ、ノートパソコンなどに利用される液晶表示素子のような表示素子においては、例えば、バックライトユニットのような照光装置からの光を表示素子に供給することにより、画像を表示する。このようなバックライトユニットは、その表示画像を見易くするために、液晶表示パネルに均一な光を供給する必要がある。
このようなバックライトユニットとしては、特許文献1に開示されているものがある。このバックライトユニットは、軸方向を揃えて所定の間隔をおいて配設した複数の線光源の上方に、反射シート、透明支持体、及び光拡散シートを配設してなるものである。また、特許文献2には、ホログラム模様の密集度を光源に近くなるほど低く、光源より遠くなるほど高くすることにより、輝度分布を均一にすることが開示されている。
特開2007−233343号公報 特開2001−23422号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成においては、光拡散シートの拡散能が十分でないとランプイメージが現れてしまい、均一な輝度分布を実現することができない。また、特許文献2に開示された技術においては、事前にマスタを作製する必要があり、製品ごとに異なる光源位置に対応して一つ一つ高価なマスタを作製しなければならない。このため、高輝度であって、ランプイメージを抑制して、均一な輝度分布を安価で容易に実現できるシステムが望まれている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、高輝度であって、ランプイメージを抑制して均一な輝度分布を安価で容易に実現することができる光線制御ユニットを提供することを目的とする。
本発明の光線制御ユニットは、少なくとも一つの光源と、前記光源からの光を入光する入光面及び前記光を出光する出光面を有する拡散シートと、を具備する光線制御ユニットであって、前記拡散シートは、前記拡散シートを配設する前の状態での該ユニット正面における輝度中間値以下の領域において開口部を有することを特徴とする。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記光源が複数ある場合において前記開口部の幅が前記光源間の間隔の90%以下であることが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記拡散シートの平面視において、前記開口部の中心が前記光源間の中心とほぼ一致することが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記拡散シートの平面視における前記光源の投影領域に対応する前記入光面及び/又は出光面に凹凸部が形成されていることが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記拡散シートの入光面及び/又は出光面に形成される凹凸部の高さが、光源から前記入光面及び/又は出光面までの距離が長くなるに従って、連続的又は段階的に低くなることが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記拡散シートの出光される光の拡散角度が光源から前記入光面及び/又は出光面までの距離が長くなるに従って、連続的又は段階的に低下することが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記開口部は、複数の小孔で構成されていることが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記開口部における前記複数の小孔の密集度が、該ユニット正面における輝度の最低値部位で高く、輝度最高値に近づくほど低いことが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記入光面又は前記出光面が、拡散方向に異方性又は等方性を持たせる拡散形状を有することが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記拡散シートの入光面側及び/又は出光面側に配設された他の光学素子シートをさらに具備することが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記拡散シートの上方に配設された光学素子シートを有し、前記拡散シートと、前記光学シートとが接着されていることが好ましい。
本発明の光線制御ユニットにおいては、前記拡散シートと前記光学シートとが接着層を介して接着されており、前記拡散シートの面積(A)と接着層の面積(B)とが0<B/A<1を満たすことが好ましい。
本発明の光線制御ユニットは、少なくとも一つの光源と、前記光源からの光を入光する入光面及び前記光を出光する出光面を有する拡散シートと、を具備する光線制御ユニットであって、前記拡散シートは、前記拡散シートを配設する前の状態での該ユニット正面における輝度中間値以下の領域において開口部を有するので、高輝度であって、ランプイメージを抑制して均一な輝度分布を容易で安価に実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る光線制御ユニットの概略構成を示す図である。図1に示す光線制御ユニットは、少なくとも一つ(図1においては2つ)の光源11a,11bを有する。光源としては、冷陰極管(CCFL)などの線光源や、LED(発光ダイオード)、レーザなどの点光源を挙げることができる。本実施の形態においては、光源をCCFLとし、光源11a,11b間の間隔をXとしている。なお、光源であるCCFLは、その軸方向を略平行にして互いの間隔Xを持って複数個並設されている。
光源11a,11bの上方には、光学素子シートである第1表面拡散シート12が配設されている。第1表面拡散シート12は、一方の主面上(図1においては光源11a,11bと面する主面:入光面)に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有する。この拡散構造体12aは凹凸形状を有しており、平面視における光源11a,11bの投影領域に対応する入光面及び/又は出光面に設けられている。この拡散構造体12aは、その形状により所定の角度範囲にわたって光を拡散させる。例えば、拡散方向に異方性又は等方性を持たせる拡散形状を有する。この拡散構造体12aは好ましくは擬似ランダム形状であり、具体的に特表平8−512003号公報(特許文献3)に開示されている。
この拡散構造体12aは、特許文献3の図12に記載されている。全幅における最大値の半分(Full With Half Maximum:FWHM)で表現される拡散角度を約20°以上に相対的に広くするには、例えば、ピッチ及び高さ2μm〜20μmであり、アスペクト比0.1〜1.6の凹凸形状とすることが好ましい。また、この拡散構造体12aは、前記FWHMで約20°以下の相対的に狭い角度範囲に拡散させる場合には、例えば、ピッチ100μm以下であり、アスペクト比0.01以上の凹凸形状であることが好ましい。これらの拡散構造体は、例えば、Light Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)として入手できる。このような拡散構造体を持つ表面拡散シートを用いることにより、被照光体である表示素子を照光した際にモアレの発生を防止することができると共に、光を種々の形状に整形することが可能となる。
この第1表面拡散シート12は、次のようにして作製することができる。まず、予め干渉露光によりスペックルパターンを形成したサブマスタ型を作製し、このサブマスタ型に電鋳などの方法で金属を被着してこの金属にスペックルパターンを転写してマスタ型を作製する。一方、PC(ポリカーボネート樹脂)、PET(ポリエステル樹脂)、アクリル樹脂、ガラスなどの透明な基材シート上に紫外線硬化樹脂層を形成する。そして、基材シートの紫外線硬化樹脂層に、上記マスタ型を用いて紫外線による腑形を行って紫外線硬化樹脂層にスペックルパターンを転写することにより第1表面拡散シート12を得る。
なお、干渉露光法とは、特定の波長のレーザ光を角度θ、θ’の2つの方向から照射して形成される干渉縞を利用した露光法であり、角度θ、θ’を変化させることで使用するレーザの波長で制限される範囲内で色々なピッチを有する拡散構造体12aのパターン(スペックルパターン)を得ることができる。干渉露光に使用できるレーザとしては、TEM00モードのレーザに限定され、TEM00モードのレーザ発振できる紫外光レーザとしては、アルゴンレーザ(波長364nm,351nm,333nm)や、YAGレーザの4倍波(波長266nm)などが挙げられる。
また、干渉露光法の別の様態として、例えば、特許文献3の図5A、図6、図7、図10や、特表2004−508585号公報(特許文献4)の図6、図7、図11に示す方法によってもスペックルパターンを作成することができる。
第1表面拡散シート12の上(非拡散構造体側(出光面側))には、光学素子シートである内部拡散シート13が配設されている。さらに、内部拡散シート13上に、光学素子シートである表面に微細な凹凸構造を有する拡散シート、アレイ状のプリズム配列構造を有する光学シート、反射型偏光シートなどを組み合わせて配設しても良い。この場合において、枚数、種類、構成については特に制限ない。また、光源11a,11bの第1表面拡散シート12と反対側(図1において下側)に反射板15が配設されている。
図2は、本発明の実施形態に係る光線制御ユニットの概略構成を示す図である。図2に示す光線制御ユニットは、少なくとも一つ(図2においては2つ)の光源11a,11bを有する。光源としては、冷陰極管(CCFL)などの線光源や、LED(発光ダイオード)、レーザなどの点光源を挙げることができる。本実施の形態においては、光源をCCFLとし、光源11a,11b間の間隔をXとしている。なお、光源であるCCFLは、その軸方向を略平行にして互いの間隔Xを持って複数個並設されている。
光源11a,11bの上方には、光学素子シートである第1表面拡散シート12が配設されている。第1表面拡散シート12は、一方の主面上(図2においては光源11a,11bと面する主面と反対側の主面:出光面)に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有する。この拡散構造体12aは、その形状により所定の角度範囲にわたって光を拡散させる。例えば、拡散方向に異方性又は等方性を持たせる拡散形状を有する。この拡散構造体12aは好ましくは擬似ランダム形状であり、具体的に特許文献3に開示されている。
第1表面拡散シート12の上(拡散構造体側(出光面側))には、光学素子シートである内部拡散シート13が配設されている。さらに、内部拡散シート13上には、光学素子シートである第2表面拡散シート14が配設されている。この第2表面拡散シート14は、表面に微細な凹凸構造を有する拡散シートであれば良い。また、第2表面拡散シート14は、第1表面拡散シート12と同様に上記のようにして作製したものでも良い。第1表面拡散シート12の拡散構造体12aと同様に、この第2表面拡散シート14も、一方の主面上(図2においては内部拡散シート13と面する主面と反対側の主面)に、光源からの光を、拡散させる拡散構造体14aを有する。この拡散構造体14aは、内部拡散シート13と面する主面に設けられていても良い。また、光源11a,11bの第1表面拡散シート12と反対側(図2において下側)に反射板15が配設されている。
第1表面拡散シート12、内部拡散シート13及び図2に記載の第2表面拡散シート14は、シート積層体を構成している。このシート積層体における光学素子シートの枚数、種類、構成については特に制限はなく、種々変更することができる。例えば、後述する図12、図13に示すように、光源11a,11bの上方に、内部拡散シート13、第1表面拡散シート12及び第2表面拡散シート14の順に配設されていても良い。また、内部拡散シート13の代わりに透明シートを用いても良い。
本発明に係る光線制御ユニットおいては、開口部を有する拡散シートは、拡散シートを配設する前の状態での該ユニット正面における輝度中間値以下の領域に開口部を有することが必要である。ここで、輝度中間値について図3を用いて説明する。図3は、反射シートより5mmの距離(L)にある3mm径のCCFL(光源11a,11b)をX=23.4mm間隔で配置した光線制御ユニットにおいて、その直上より2次元色彩輝度計CA−2000(コニカミノルタ社製、商品名)で測定した光源11a,11b領域の輝度分布を示す図である。図3において、縦軸は輝度(Cd/m)を表し、横軸はCCFLの軸方向に対して直交する方向における位置を表す。
図3から分かるように、CCFLの直上部(図3における領域A)の輝度が高く、2つの領域Aの中間部(領域B)の輝度は低い。ここで、領域Bとは、領域内での輝度が、後述する輝度中間値Cmid以下となる領域を示すものとし、領域Aは、領域内での輝度が、輝度中間値Cmidより大きい領域、すなわち、領域B以外の領域を示すものとする。この輝度差は、一枚の拡散シートをユニットの上方に配設しても完全には消えず、これがランプイメージとして認識される。輝度中間値(Cmid)は光源毎に求められ、例えば図3においては下記式(1)、式(2)のように求められる。
Cmid(光源11a)=(Cmax-a−Cmin1)/2+Cmin1 式(1)
Cmid(光源11b)=(Cmax-b−Cmin1)/2+Cmin1 式(2)
ここで、Cminは、光源間の領域、又は、光源と拡散構造体端部との間の領域における輝度の最小値とする。また、Cmaxは、光源の直上領域における輝度の最大値とする。
領域Bは、光源毎に式(1)、式(2)と同様にして求められたCmid以下となる領域であり、図3において矢印で示された領域である。図3では、図1、図2におけるDが光源間の間隔X=23.4mmの5%となっており、光源間の間隔Xの90%に相当する21mmが領域Bとなっている。すなわち、領域Aの輝度を下げる効果や、領域Aと領域Bの輝度差の抑制の効果を考慮すると、図1、図2に示す開口部12bの幅△DがXの90%以下となることが好ましい。この範囲において、開口部12bの幅△Dは光源の出光パターンや、所望の出光パターンに応じて適宜調整の上、最適化される。
このような構成の光線制御ユニットにおいては、まず、光源11a,11bの直上の領域(領域A)においては光源から第1表面拡散シート12までの距離が短いため、第1表面拡散シート12を以ってしても拡散効果が小さく、したがって、正面輝度が高くなる傾向にある。一方、光源11a,11bの間の領域(図3における領域Bに相当)においては正面輝度が相対的に低くなる傾向にあり、これが輝度ムラの原因になる。本発明では、前記輝度中間値以下の領域Bにおいて開口部12bを設け、反射板15より反射された正面方向成分の多い光を、開口部位における第1表面拡散シート12による反射を抑制しつつ(多くの光学シートが約5%〜40%の光量を反射することに留意されたい)、透過させるため領域Bにおいて正面輝度向上の効果が出る。
すなわち、図4や図5に示すように、光源11a,11bから直上に出射される高輝度光aは、第1表面拡散シート12の入光面12cから入光して出光面12dから出光すると共に(光a)、第1表面拡散シート12で反射・拡散する(光a’)。これは領域Aにおける輝度低減に寄与する。第1表面拡散シート12を通過した光aは、内部拡散シート13で拡散された後に、さらに上部の光学素子シート(図5における第2表面拡散シート14など)により、出光を調整された状態で被照光物、例えば液晶表示パネルなどの表示素子(図示せず)に向けられる。一方、第1表面拡散シート12で反射した光a’は、反射板15で拡散反射されて光路が変更されて、第1表面拡散シート12に向けられる。この光の一部は、開口部12bを第1表面拡散シート12で反射されることなく且つ比較的正面方向に通過して(光a)内部拡散シート13で拡散された後に、上部の光学素子シート(図5における第2表面拡散シート14など)により、出光を調整された状態で被照光物、例えば液晶表示パネルなどの表示素子に向けられる。
このように、領域Aにおいては、第1表面拡散シート12による拡散・反射をして正面輝度を下げつつ、開口部12bにより領域Bにおいては正面輝度を上げることにより両領域間の輝度差が小さくなり、ランプイメージを抑制して均一な輝度分布を実現することができる。
また、光源が複数あり、光源に特殊なレンズをつけるなどして特殊な指向性を持たせていない場合の多くは光源間の中心がCminとなる。このため、図6に示すように、拡散シートの平面視において、開口部12bの中心Cが光源11a,11b間の中心Cとほぼ一致することが好ましい。これらの構成により、より効率良くランプイメージを抑制して均一な輝度分布を実現することができる。
また、より効果的に光源11a,11bの直上の領域での輝度を抑えるために、第1表面拡散シートの拡散構造体12aは、平面視における光源11a,11bの投影領域に対応して、光源から前記入光面及び/又は出光面までの距離が長くなるに従って、連続的又は段階的に凹凸部の高さが低くなることが好ましい。また、拡散シートの出光する光の拡散角度が、光源から前記入光面及び/又は出光面までの距離が長くなるに従って、連続的又は段階的に低下することが好ましい。また、第1表面拡散シート12の拡散構造体12aと反対側の主面が粗面化されている、あるいは、凹凸部を有しても良い。
図1、図2、図4及び図5(図12、図13)においては、開口部12bが一つの孔で構成されている場合について説明しているが、本発明においては、開口部12bが複数の小孔で構成されていても良い。例えば、図7及び図8に示すように、開口部12bが複数の小孔121で構成されていても良い。この場合において、図8に示すように、開口部12bにおける複数の小孔121a〜121cの密集度(開孔領域の粗密:開孔面積密度)が、第1表面拡散シート12の平面視における光源11a,11bの間で高く、光源11a,11bに近づくほど低いことが好ましい。すなわち、図8において、光源11a,11bの間の中心に近い孔121aが最も大きく、孔121aに隣接する孔121b(孔121aよりも光源11a,11bに近い孔)が二番目に大きく、孔121bに隣接する孔121c(孔121bよりも光源11a,11bに近い孔)が三番目に大きい。このような構成を採ることにより、より効果的に輝度差を抑制することができる。なお、ここでは、密度の高低を孔の大きさで表わした場合について説明しているが、本発明においては、密度の高低を孔の数で表わしても良い。
また、光源がCCFLのような線光源ではなく、LEDのような点光源の場合には、例えば図9〜図11に示すような関係となる。すなわち、図9においては、第1表面拡散シート12の下方にLED21が配設され、LED21間に円形の開口部12bが形成されている。この場合においては、開口部12bの直径が開口部12bの幅△Dとなる。また、図10においては、円形の第1表面拡散シート12の下方にLED21が配設されている。この場合においては、第1表面拡散シート12の周縁部との間の距離△D、△Dが開口部12bの幅△Dとなる。図11においては、図10よりも大きい円形の第1表面拡散シート12の下方にLED21が配設されている。この場合においては、第1表面拡散シート12の間にできた隙間(LED21を結ぶ仮想線上の隙間の長さ)が開口部12bの幅△Dとなる。
本発明においては、図12や図13に示すように、シート積層体の構成を変更しても良い。すなわち、光源11a,11bの上方に、内部拡散シート13、第1表面拡散シート12及び第2表面拡散シート14の順に配設されていても良い。図12、図13に示す構成においても、光源11a,11bの上方には、内部拡散シート13を介して第1表面拡散シート12が存在しており、光源11a,11b間の領域の一部に、第1表面拡散シート12が存在していない領域がある。光源11a,11bから直上に出射される光aは内部拡散シート13により拡散されるものの十分でない場合が多く、光源11a,11bの直上の領域Aと、光源11a,11bの間の領域Bとの間で正面方向に向く光線量は異なる。光源11a,11bの間の領域との間で正面方向に向く光は開口部12bを第1表面拡散シート12で反射されることなく且つ比較的正面方向に通過して第2表面拡散シート14などにより、出光を調整された状態で被照光物、例えば液晶表示パネルなどの表示素子に向けられる。このような構成においても、光源11a,11bの直上の領域と、光源11a,11bの間の領域との間の輝度差が小さくなり、ランプイメージを抑制して均一な輝度分布を実現することができる。
本発明の光線制御ユニットにおいては、第1表面拡散シート12と、この上方(出光面側)に隣接して積層する内部拡散シート13や第2表面拡散シート14などの光学素子シートと、を接着などにより一体化してもよい。これにより、シートの自立性や取り扱い性の向上させることができる。またこの際、第1表面拡散シート12の出光面の全面あるいは一部分のみを接着剤などを用いて接着することができる。接着剤としては、接着層の厚みを一定にできる両面粘着シートが好ましい。また、接着の際は第1表面拡散シート12の拡散構造体12aと反対側の面に接着層を有することが好ましい。
表面拡散シート12と、内部拡散シート13や光学素子シート14などの、隣接して積層する光学シートと、を接着剤などで接着するとき、表面拡散シート12の面積(A)と接着層の面積(B)の関係は、0<B/A<1となることが好ましい。これは、第1表面拡散シート12の最低限の平面性・自立性を維持するために、0<B/Aであることが好ましく、かつ、第1表面拡散シート12の拡散性能を発現させるためには、第1表面拡散シート12と隣接して積層する内部拡散シート13や第2表面拡散シート14などの光学素子シートの間に空気層(非接着層)があること(B/A<1)であることが好ましいからである。
さらに、この空気層が多いほど、第1表面拡散シート12の拡散性能は向上するため、接着部の面積は小さい方がよく、かつ、第1表面拡散シート12の最低限の平面性・自立性を維持するためには、0.01≦B/A≦0.35であることがより好ましい。また、接着部は表面拡散シート内に均一に広がっていることが望ましい。また、各シート間にスペーサーを挟み込むなどの工夫により積極的に数mm程度の空隙を設けることができる。
なお、上記構成における開口部12bは、シートの打ち抜きやエッチングなどにより容易に形成することができる。このため、シートの打ち抜きパターンやエッチングマスクパターンを変えるだけで、種々の光源配列に対して対応することができる。また、開口部12bが形成されるようにして短冊シートを内部拡散シート13や第2表面拡散シート14に固定することにより、種々の光源配列に対して対応して開口部12bを設けることもできる。
次に、本発明の効果を明確にするために行った実施例について説明する。
光学シートとして実施例で記載がないものについて、すなわち、表面に微細な凹凸構造を有する拡散シート、アレイ状のプリズム配列構造を有する光学シート、反射型偏光シートについては、ソニー社製のBRAVIA32インチ V−2500に使用されている拡散シート(以下、DSと略記)、アレイ状のプリズム配列構造を有する光学シート(以下、プリズムシートと略記)、反射型偏光シート(以下、DBEFと略記。3M社製)を用いた。内部拡散シート13は厚み1.5mmのデラグラス(登録商標)DL(旭化成ケミカルズ社製、商品名(DSE60))を用いた。
また、光線制御ユニットの光源として、BRAVIA32インチ V−2500のCCFL光源を用いた。BRAVIA32インチV−2500のCCFL光源は、16個のCCFLをその軸方向を揃えて間隔(X)23.4mmで配設されている。また、CCFLから距離(L)5.5mm離して上方にシート積層体を配設して光線制御ユニットを作製した。
輝度及び輝度ムラは、コニカミノルタ製の2次元色彩輝度計(CA2000)を使用し、光線制御ユニットから75cm離して設置し、光線制御ユニットの中心部22mm×178mm[34ドット分(x)×275ドット分(y)]の範囲で測定した平均輝度値を輝度とした。輝度ムラはx軸(22mm)方向の平均輝度値を求め、y軸方向について、各々の点の輝度値を各々の点から±17ドット分の輝度平均値で割り返した標準偏差値として輝度ムラを求めた。
実施例1〜実施例4、比較例1〜比較例3では、(第1)表面拡散シート12の開口部の優位性について示す。
(実施例1)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が60°−1°の異方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いCCFLの長さ方向と垂直方向に出光角度が高拡散となるように配置した。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)12.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例1の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表1に示す。
(実施例2)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が60°−1°の異方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いCCFLの長さ方向と垂直方向に出光角度が高拡散となるように配置した。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)18.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例2の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表1に併記する。
(比較例1)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が60°−1°の異方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いCCFLの長さ方向と垂直方向に出光角度が高拡散となるように配置した。
第1表面拡散シート12には、開口部を形成せず、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。比較例1の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表1に併記する。
(実施例3)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が60°−1°の異方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いCCFLの長さ方向と垂直方向に出光角度が高拡散となるように配置した。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)12.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図2に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する反対の主面:出光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例3の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表1に併記する。
(実施例4)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が60°−1°の異方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いCCFLの長さ方向と垂直方向に出光角度が高拡散となるように配置した。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)18.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図2に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する反対の主面:出光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例4の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表1に併記する。
(比較例2)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が60°−1°の異方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いCCFLの長さ方向と垂直方向に出光角度が高拡散となるように配置した。
第1表面拡散シート12には、開口部を形成せず、シート積層体の構成は、図2に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する反対の主面:出光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。比較例2の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表1に併記する。
(比較例3)
第1表面拡散シート12を用いず、シート積層体の構成は、光源から順に内部拡散シート13、DS、BEF、DBEFとした。比較例3の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表1に併記する。
Figure 2009123694
表1に示すとおり、第1表面拡散シート12を加えると、使用しない場合(比較例3)と比べて輝度ムラが減少する(表における標準偏差が小さい)。また、開口部を有する第1表面拡散シート12では、輝度減少が5%以内で、ムラが大幅に減少し、均一な輝度分布を実現することができた。これは、開口部を形成したために、CCFL間の領域において光学素子シートを少なく通過する光ができ、その結果、CCFLの直上の領域と、CCFLの間の領域との間の輝度差が小さくなり、ランプイメージが抑制されたためであると考えられる。なお、拡散構造体12aは、光源11a,11bと面する主面:入光面にある方が好ましい。
実施例5〜実施例9は第1表面拡散シート12の開口部や拡散構造体12aの違いによる性能の差異を示す。
(実施例5)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が80°−80°の等方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いた。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)3.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例5の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表2に示す。
(実施例6)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が80°−80°の等方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いた。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)13.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例6の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表2に併記する。
(実施例7)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が80°−80°の等方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いた。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)16.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例7の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表2に併記する。
(実施例8)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が30°−30°の等方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いた。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)16.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例8の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表2に併記する。
(実施例9)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が90°−60°の等方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いCCFLの長さ方向と垂直方向に出光角度が高拡散となるように配置した。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)16.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例9の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表2に併記する。
Figure 2009123694
表2に示すとおり、第1表面拡散シート12は、開口部の幅△Dに応じて異なる輝度ムラを示す。輝度は△Dが広いほど高くなる。ただし、最適な開口部の幅△Dは、CCFLをその軸方向を揃えた時の間隔(X)や、シート積層体とCCFLの距離(L)、第1表面拡散シート12の拡散形状(拡散構造体12aの形状)により異なるため、光源の出光パターンや、所望の出光パターンに応じて適宜調整の上、最適化される。
実施例10、実施例11及び比較例4は、第1表面拡散シート12と内部拡散シート13とを接着した構成である。このとき接着面積との関係を示す。
(実施例10)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が80°−80°の等方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いた。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)16.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。第1表面拡散シート12と内部拡散シート13を、拡散構造体12aと反対側の主面で接着した。このとき第1表面拡散シート12の面積(A)と接着層の面積(B)はB/A=0.35となるように、シート内で均一な接着部を有するようにした。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例10の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表3に併記する。
(実施例11)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が80°−80°の等方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いた。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)16.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。第1表面拡散シート12と内部拡散シート13を、拡散構造体12aと反対側の主面で接着した。このとき、第1表面拡散シート12の面積(A)と接着層の面積(B)はB/A=0.01となるようにし、シート内で略均一な接着部を有するようにした。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。実施例12の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表3に示す。
(比較例4)
第1表面拡散シート12に、厚さ(△L)0.25mmのFWHMによる拡散角度が80°−80°の等方拡散性を持つLight Shaping Diffuser(Luminit社製、商品名)を用いた。
また、第1表面拡散シート12には、幅(△D)16.4mmの開口部の中心部をCCFL間の中心部とほぼ一致するように打ち抜いて開口部を形成した。第1表面拡散シート12と内部拡散シート13を、拡散構造体12aと反対側の主面で接着した。このとき、第1表面拡散シート12の面積(A)と接着層の面積(B)はB/A=1となるようにした。なお、シート積層体の構成は、図1に示す順に、第1表面拡散シート12、内部拡散シート13、さらに上方にDS、プリズムシート、DBEFとした。このとき、光源11a,11bと面する主面:入光面に、光源からの光を拡散させる拡散構造体12aを有するよう配置した。比較例4の光線制御ユニットにおける輝度、輝度ムラを上記の方法で測定した結果を下記表3に併記する。
Figure 2009123694
表3から第1表面拡散シート12と内部拡散シート13との接着面積が小さくなるほど、輝度ムラ(表における標準偏差)が向上することがわかる。これは、第1表面拡散シート12が内部拡散シート13と空気層を介することで拡散性能を示し、かつ、粘着層によって自立性・平面性が向上したためである。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態における部材の材質、配置、形状などは例示的なものであり、適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明は、液晶表示パネルなどの表示素子に用いるバックライトなどの照光装置に適用することができる。
本発明の実施の形態に係る光線制御ユニットの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光線制御ユニットの概略構成を示す図である。 バックライトにおける輝度分布を示す図である。 図1に示す光線制御ユニットにおける光路を説明するための図である。 図2に示す光線制御ユニットにおける光路を説明するための図である。 図1、図2に示す光線制御ユニットにおける第1表面拡散シートの開口部を示す図である。 図1、図2に示す光線制御ユニットにおける第1表面拡散シートの開口部の他の例を示す図である。 図1、図2に示す光線制御ユニットにおける第1表面拡散シートの開口部の他の例を示す図である。 図1、図2に示す光線制御ユニットにおける第1表面拡散シートの開口部の他の例を示す図である。 図1、図2に示す光線制御ユニットにおける第1表面拡散シートの開口部の他の例を示す図である。 図1、図2に示す光線制御ユニットにおける第1表面拡散シートの開口部の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光線制御ユニットの他の例における光路を説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る光線制御ユニットの他の例における光路を説明するための図である。
符号の説明
11a,11b 光源
12,14 表面拡散シート
12a,14a 拡散構造体
13 内部拡散シート
15 反射板
121,121a〜121c 孔

Claims (12)

  1. 少なくとも一つの光源と、前記光源からの光を入光する入光面及び前記光を出光する出光面を有する拡散シートと、を具備する光線制御ユニットであって、前記拡散シートは、前記拡散シートを配設する前の状態での該ユニット正面における輝度中間値以下の領域において開口部を有することを特徴とする光線制御ユニット。
  2. 前記光源が複数ある場合において前記開口部の幅が前記光源間の間隔の90%以下であることを特徴とする請求項1記載の光線制御ユニット。
  3. 前記拡散シートの平面視において、前記開口部の中心が前記光源間の中心とほぼ一致することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の光線制御ユニット。
  4. 前記拡散シートの平面視における前記光源の投影領域に対応する前記入光面及び/又は出光面に凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の光線制御ユニット。
  5. 前記拡散シートの入光面及び/又は出光面に形成される凹凸部の高さが、光源から前記入光面及び/又は出光面までの距離が長くなるに従って、連続的又は段階的に低くなることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の光線制御ユニット。
  6. 前記拡散シートの出光される光の拡散角度が光源から前記入光面及び/又は出光面までの距離が長くなるに従って、連続的又は段階的に低下することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の光線制御ユニット。
  7. 前記開口部は、複数の小孔で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の光線制御ユニット。
  8. 前記開口部における前記複数の小孔の密集度が、該ユニット正面における輝度の最低値部位で高く、輝度最高値に近づくほど低いことを特徴とする請求項7記載の光線制御ユニット。
  9. 前記入光面又は前記出光面が、拡散方向に異方性又は等方性を持たせる拡散形状を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載の光線制御ユニット。
  10. 前記拡散シートの入光面側及び/又は出光面側に配設された他の光学素子シートをさらに具備することを特徴とする請求項1から請求項9のいずれかに記載の光線制御ユニット。
  11. 前記拡散シートの上方に配設された光学素子シートを有し、前記拡散シートと、前記光学シートとが接着されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の光線制御ユニット。
  12. 前記拡散シートと前記光学シートとが接着層を介して接着されており、前記拡散シートの面積(A)と接着層の面積(B)とが0<B/A<1を満たすことを特徴とする請求項11記載の光線制御ユニット。
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