JP2007250489A - 液晶表示装置用バックライト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】管状光源と拡散透過板の間に光制御部材が配置された液晶表示装置用バックライト装置において、液晶表示装置に輝度むらが生じないようにする。
【解決手段】管状光源3を収納する筐体2と、筐体2の開口に設けられる拡散透過板5と、管状光源3から出射された光Lを制御する光制御部材6を備える液晶表示装置用バックライト装置1において、光制御部材6は、表面に多数の孔を有し上向きに凸の円弧形状に形成された板状部材である。光制御部材6の単位面積当たりの開口率は、光制御部材6の頂部Pにおいて最小であり、頂部Pから離れるに従って大きくなる。また、光制御部材6の上面6bが拡散反射板に構成される。管状光源3から出射された光Lは、光制御部材6によってほぼ均一に分散され、光制御部材6の上面6bによって反射される光は拡散して分散される。光制御部材6の端部を通過する光Lは、拡散透過板5までの距離が長いことによって分散される。
【選択図】図2
【解決手段】管状光源3を収納する筐体2と、筐体2の開口に設けられる拡散透過板5と、管状光源3から出射された光Lを制御する光制御部材6を備える液晶表示装置用バックライト装置1において、光制御部材6は、表面に多数の孔を有し上向きに凸の円弧形状に形成された板状部材である。光制御部材6の単位面積当たりの開口率は、光制御部材6の頂部Pにおいて最小であり、頂部Pから離れるに従って大きくなる。また、光制御部材6の上面6bが拡散反射板に構成される。管状光源3から出射された光Lは、光制御部材6によってほぼ均一に分散され、光制御部材6の上面6bによって反射される光は拡散して分散される。光制御部材6の端部を通過する光Lは、拡散透過板5までの距離が長いことによって分散される。
【選択図】図2
Description
本発明は、液晶表示装置用バックライト装置に関し、特に管状光源が液晶表示装置の直下に設けられる直下型タイプの液晶表示装置用バックライト装置に関する。
液晶表示装置(液晶表示パネル)用のバックライト装置には、液晶表示装置の側方に設けられた管状光源からの光を導光板によって屈折させて液晶表示装置の裏面に導く導光板タイプと、液晶表示装置の直下に設けられた管状光源からの光を拡散透過板を介して拡散させて液晶表示装置の裏面に導く直下型タイプがある。
導光板タイプでは、管状光源が液晶表示装置の側方に配置されるので全体を薄型にすることが比較的容易であるが、充分な光量を得ることが難しく液晶表示装置の高輝度化への対応が困難であるという欠点がある。一方、直下型タイプでは、液晶表示装置の直下に拡散透過板を介して複数本の管状光源を配置することができるので、充分な輝度を得ることが比較的容易であるが、液晶表示装置に近接した位置に管状光源が配置されるので、輝度むらが生じやすいという欠点がある。
特に、管状光源が平行に複数本配置される場合に、拡散透過板の板面上において管状光源の直上の領域は高い輝度で照らされるが、管状光源同士の間の領域は充分な輝度で照らされないので、液晶表示装置の表面に管状光源の配置に倣う明と暗の縞状の輝度むらが生じ勝ちであるという問題がある。
また、直下型タイプでは、液晶表示装置、拡散透過板、及び管状光源が上下に重ねて配置されるので、バックライト装置全体の嵩が高くなり勝ちであり、全体の嵩を抑制するために管状光源と拡散透過板をより近接させて配置する場合には、上記輝度むらの程度がさらに大きくなるという問題もある。
そこで、従来から、直下型タイプのバックライト装置において、上記のような輝度むらを抑制するために、管状光源と拡散透過板との間に、管状光源から出射されて拡散透過板へ向かう光を制御するための光制御部材が配置されたバックライト装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このバックライト装置では、管状光源と拡散透過板との間に配置される光制御部材が、表面に多数の貫通孔を有する曲面形状に湾曲された部材であり、管状光源から出射された光がこの光制御部材によって分散されて輝度が均一にされる。
また、同じく直下型タイプのバックライト装置において、上記のような輝度むらを抑制するために、拡散透過板の下面側に管状光源から出射されて拡散透過板へ向かう光を制御するためのライティングカーテンが配置されて、このライティングカーテンに第1の遮光パターンが形成され、かつ拡散透過板の下面に第2の遮光パターンが形成されたバックライト装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。
このバックライト装置では、第1の遮光パターンと第2の遮光パターンが共に、光源に対向する中央位置における遮光度が高く、中央位置から離れるに従って遮光度が低くなるように構成されている。
実用新案登録第3098297号公報
特開2002−202507号公報
上記特許文献1に記載のバックライト装置においては、管状光源から出射されて拡散透過板へ向かう光が光制御部材によって分散されるので、その分だけ拡散透過板の下面における輝度が均一化されるが、光制御部材自体の表面によって反射されて拡散透過板へ向かう光により生じる輝度むらについては何も考慮されていない。
また、特許文献2に記載のバックライト装置においては、ライティングカーテン(光制御部材)が拡散透過板の下面に密着して設けられるので、ライティングカーテン自体の表面による反射光の問題は生じないが、第1の遮光パターンが形成されたライティングカーテンが拡散透過板の下面に密着されること、及び第2の遮光パターンが拡散透過板の下面に直接形成されることによって、第1、第2の遮光パターンによる遮光影が拡散透過板に表れる虞がある。
そこで、本発明は、管状光源と拡散透過板の間に、管状光源から出射されて拡散透過板へ向かう光を制御する光制御部材が配置された液晶表示装置用バックライト装置において、光制御部材を通過する光がほぼ均一に分散されると共に、光制御部材自体の表面によって反射される光については、拡散して反射され、又は光が分散し易い方向に反射されて液晶表示装置に可能な限り輝度むらが生じない液晶表示装置用バックライト装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、管状光源と、前記管状光源を収納し、該管状光源からの光が出射可能な開口を有する筐体と、前記筐体の開口に設けられる拡散透過板と、前記管状光源と前記拡散透過板との間に配置され、前記管状光源から出射されて前記拡散透過板へ向かう光を制御し、輝度むらを抑制する光制御部材とを備える液晶表示装置用バックライト装置において、前記光制御部材が、表面に多数の孔又はスリットを有する板状部材から構成され、前記孔又はスリットの単位面積当たりの開口率が、前記光制御部材の板状面と、前記管状光源の長手方向の中心軸を含み該管状光源と前記拡散透過板とを最短距離で結ぶ法線面とが交差する位置において最も小さい値であり、かつ、前記光制御部材の前記拡散透過板に臨む面が拡散反射面であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記光制御部材の孔又はスリットの単位面積当たりの開口率が、前記光制御部材の板状面と、前記管状光源の長手方向の中心軸を含み該管状光源と前記拡散透過板とを最短距離で結ぶ法線面とが交差する位置から離れるに従って大きくなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記光制御部材と前記拡散透過板の間隔が、前記光制御部材の板状面と、前記管状光源の長手方向の中心軸を含み該管状光源と前記拡散透過板とを最短距離で結ぶ法線面とが交差する位置において最も小さく、この位置から離れるに従って大きくなることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記光制御部材と前記拡散透過板の間隔が、前記光制御部材の板状面と、前記管状光源の長手方向の中心軸を含み該管状光源と前記拡散透過板とを最短距離で結ぶ法線面とが交差する位置において最も大きく、この位置から離れるに従って小さくなることを特徴とする。
請求項1及び請求項2の発明によれば、管状光源から出射されて光制御部材を通過する光が、光制御部材に形成され場所に応じて開口率が変化するように構成された多数の孔又はスリットによって適正に分散され、さらに光制御部材の上面が拡散反射面に形成されているので光制御部材の上面によって反射されて拡散透過板に向かう光も適正に分散されて、液晶表示装置における輝度むらを抑制することができる。
請求項3の発明によれば、上記請求項1及び請求項2の発明の効果に加えて、管状光源から出射され光制御部材の端部を通って拡散透過板に向かう光の拡散透過板に到達するまでの距離が長くなるので、光制御部材による遮光影の端部がぼやけて輝度むらをさらに抑制することができる。
請求項4の発明によれば、上記請求項1及び請求項2の発明の効果に加えて、管状光源から出射され光制御部材の下面によって反射される光の大部分が、管状光源から離れた位置へ向けて反射されるので、その反射された光を管状光源同士の間に設けられた補助反射板に反射させること等によって効率良く管状光源同士の間の領域の拡散透過板へ到達させることができ、輝度むらをさらに抑制することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置用バックライト装置について、図面を参照して説明する。本実施形態の液晶表示装置用バックライト装置1は、図1及び図2に示されるように、上部に開口2aを有する浅い箱状の筐体2と、筐体2内において平行に収納された6本の管状光源(直管型蛍光灯)3と、管状光源3同士の中間に配置された5本の補助反射板4と、筐体2の開口2aを覆うように設けられる拡散透過板5と、管状光源3の略上半部を覆うように設けられる光制御部材6とを備える。
以下、本発明の第1の実施形態に係る液晶表示装置用バックライト装置について、図面を参照して説明する。本実施形態の液晶表示装置用バックライト装置1は、図1及び図2に示されるように、上部に開口2aを有する浅い箱状の筐体2と、筐体2内において平行に収納された6本の管状光源(直管型蛍光灯)3と、管状光源3同士の中間に配置された5本の補助反射板4と、筐体2の開口2aを覆うように設けられる拡散透過板5と、管状光源3の略上半部を覆うように設けられる光制御部材6とを備える。
拡散透過板5の上部には、3枚の拡散透過シート7を介して液晶表示装置(液晶表示パネル)8が設けられる。拡散透過板5、拡散透過シート7、及び液晶表示装置8は、図1及び図2において互いに離間して示されるが、製品として組立てられた段階では、互いに密着される。
筐体2は、金属板を折曲げて成形され、内面の光の反射率が高くなるように内部の表面2bに白色塗装が施されている。また、筐体2は、光の反射率が高い白色プラスチック材から構成されてもよい。補助反射板4は、同様に表面に白色塗装が施された金属板又は光の反射率が高い白色プラスチック材から構成され、断面が略直角三角形状に成型された長尺の部材である。
拡散透過板5は、拡散剤として白色顔料が混入されたアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂から構成され、光半透過性を有する。拡散透過シート7も同様に光半透過性を有する。
次に、光制御部材6について、図3を参照して詳細に説明する。本実施形態の光制御部材6は、表面に多数の丸孔9を有し、管状光源3と略同一曲率の円弧状に成形された金属板から構成され、表面に高反射率の白色塗装が施されている。
光制御部材6の下面6a(管状光源3に臨む面)には95%程度の全反射率が得られる酸化チタン顔料等の白色塗装が施されており、光制御部材6の上面6b(拡散透過板5に臨む面)は、さらにエンボス加工、サンドブラスト加工等によって拡散反射面に構成されている。
表面に形成された多数の丸孔9は全て同一径であり、光制御部材6の円弧状の頂部では比較的小密度に形成され、頂部から外れて両側になるほど大密度に形成されている。これによって、光制御部材6の表面における単位面積当たりの開口率が、光制御部材6の円弧状頂部は開口率が小、両側部になるほど開口率が大になるように構成されている。
これについて、図2を参照してさらに具体的に説明する。管状光源3の長手方向の中心軸Cを含み管状光源3と拡散透過板5とを最短距離で結ぶ法線面fが、図2において垂直方向の線分で表される。そして、この法線面fと光制御部材6の板状面とが交差する位置P(光制御部材6の頂部)において、丸孔9が形成される密度が最も小さく(単位面積当たりの開口率が最も小さく)、交差する位置P(光制御部材6の頂部)から離れる(光制御部材6の端部に近づく)に従って、丸孔9が形成される密度が大きく(単位面積当たりの開口率が大きく)なっている。
単位面積当たりの開口率が変化される構成としては、上記のように丸孔9の径が変わらずに丸孔9が形成される密度が光制御部材6の頂部を中心とする幅方向において変化される構成に代えて、丸孔9の径自体が光制御部材6の頂部を中心とする幅方向に沿って変化されるように構成してもよい。つまり、光制御部材6の円弧状の頂部P(法線面fと光制御部材6の板状面とが交差する位置)においては丸孔9の径が小、両側部になるほど丸孔9の径が大になるように構成してもよい。
また、本実施形態においては、光制御部材6が上向きに凸の円弧状に形成されるので、光制御部材6と拡散透過板5の間隔は、法線面fと光制御部材6の板状面とが交差する位置P(光制御部材6の頂部)において最も小さく、この位置から離れるに従って大きくなっている。つまり、光制御部材6の表面から拡散透過板5へ到達するまでの光路長が、光制御部材6の端部において最も長くなっている。
次に、管状光源3から出射される光が拡散透過板5へ到達するまでの態様について、図2を参照して説明する。管状光源3から出射される光Lのうち、上方略1/3の領域に出射される光Lは、光制御部材6によって制御される。光制御部材6の円弧状の頂部P付近に照射される光は、頂部P付近の開口率が小さいことによって多くが反射され、頂部Pから離れるに従って丸孔9を通過して直接拡散透過板5へ向かう光Lの割合が多くなる。これによって拡散透過板5に到達する光Lの量が、拡散透過板5の幅方向(図2におけるX方向)において分散され、輝度むらが抑制される。
また、拡散透過板5に到達した光Lのうち拡散透過板5の下面によって下向きに反射される光Lは、光制御部材6の上面6bが拡散反射面に構成されているので、光制御部材6の上面6bによって拡散して反射される。光制御部材6は、全体が上向きに凸の円弧形状に形成されているので、上面6bが拡散反射面に構成されていることと相俟って、上面6bによって反射される光Lは、充分に拡散される。これによってさらに輝度むらが抑制される。
なお、光制御部材6の下面6aには、前述の通り95%程度の全反射率が得られる酸化チタン顔料等の白色塗装が施されているので、光制御部材6自体に吸収される光エネルギーはごく僅かであり、光制御部材6が加熱されてそりや変形(垂下がり)を生じる虞が少ない。
例えば、いま、光制御部材6の全面における開口率が50%である場合には、白色塗装による全反射率が95%であるので、管状光源3から出射されて光制御部材6の下面6aに到達する全光Lのうち50%が光制御部材6を通過し、47.5%が反射され、2.5%のみが損失(光制御部材6への吸収)となる。この損失率は極めて低い損失率である。
また、管状光源3から出射される光Lのうち、光制御部材6の端部を通って拡散透過板5へ向かう光Lは、拡散透過板5までの光路長が長いので、拡散透過板5に到達するまでの空気中で拡散(散乱)され、光制御部材6の端部の影は拡散透過板5にぼやけて投影され、輝度むらがさらに抑制される。
さらに、管状光源3から出射される光Lのうち略側方に出射される光Lの多くは、補助反射板4に反射されて進行方向を上方へ変更されて充分な光量を保ったまま拡散透過板5に到達する。管状光源3から出射される光Lのうち下方略1/3の領域に出射される光Lは、筐体2の内面2bに反射されて進行方向を上方へ変更され拡散透過板5に到達する。補助反射板4により反射される光Lと筐体2の内面2bにより反射される光Lの多くが、管状光源3同士の中間の輝度不足になり勝ちな領域の拡散透過板5に照射されるので輝度むらが抑制される。
以上のように、第1の実施形態のバックライト装置1においては、管状光源3から出射される光Lの大部分がほぼ均一に分散されて拡散透過板5の下面に到達するので、液晶表示装置8の輝度むらが抑制される。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置用バックライト装置について、図4を参照して説明する。第2の実施形態に係る液晶表示装置用バックライト装置21は、第1の実施形態に係る液晶表示装置用バックライト装置1とほぼ同一の構造であり、光制御部材26の構成のみが異なる。同一の構成部分については、同一の番号を付して説明を省略する。
次に、本発明の第2の実施形態に係る液晶表示装置用バックライト装置について、図4を参照して説明する。第2の実施形態に係る液晶表示装置用バックライト装置21は、第1の実施形態に係る液晶表示装置用バックライト装置1とほぼ同一の構造であり、光制御部材26の構成のみが異なる。同一の構成部分については、同一の番号を付して説明を省略する。
第2の実施形態の液晶表示装置用バックライト装置21における光制御部材26は、第1の実施形態と同様に表面に多数の丸孔9を有し、管状光源3と略同一曲率の円弧状に成形された金属板から構成され、第1の実施形態とは逆に管状光源3の上方において下向きに凸になるように配置されている。
光制御部材26の下面26a(管状光源3に臨む面)には、第1の実施形態と同様に95%程度の全反射率が得られる酸化チタン顔料等の白色塗装が施されており、光制御部材26の上面26b(拡散透過板5に臨む面)は、さらにエンボス加工、サンドブラスト加工等によって拡散反射面に構成されている。
表面に形成された多数の丸孔9は、第1の実施形態と同様に全て同一径であり、光制御部材26の円弧状の頂部付近は比較的小密度に形成され、頂部から外れて両側になるほど大密度に形成されている。これによって、光制御部材26の表面における単位面積当たりの開口率が、光制御部材26の円弧状頂部は開口率が小、両側部になるほど開口率が大になるように構成されている。
開口率が最も小さくなる光制御部材26の円弧状頂部Pは、第1の実施形態と同様に次のようにして定められる。管状光源3の長手方向の中心軸Cを含み管状光源3と拡散透過板5とを最短距離で結ぶ法線面fが、図4において垂直方向の線分で表される。そして、この法線面fと光制御部材26の板状面とが交差する位置P(光制御部材26の頂部)において、丸孔9が形成される密度が最も小さく(単位面積当たりの開口率が最も小さく)、交差する位置P(光制御部材26の頂部)から離れるに従って丸孔9が形成される密度が大きく(単位面積当たりの開口率が大きく)なっている。
また、第2の実施形態においては、光制御部材26が下向きに凸の円弧状に形成されるので、光制御部材26と拡散透過板5の間隔は、第1の実施形態とは逆に、法線面fと光制御部材26の板状面とが交差する位置P(光制御部材26の頂部)において最も大きく、この位置から離れるに従って小さくなっている。
次に、第2の実施形態における、管状光源3から出射される光が拡散透過板5へ到達するまでの態様について、図4を参照して説明する。管状光源3から出射される光Lのうち、上方略1/3の領域に出射される光Lは、光制御部材26によって制御される。光制御部材26の円弧状の頂部P付近に照射される光は、頂部P付近の開口率が小さいことによって多くが反射され、頂部Pから離れるに従って丸孔9を通過して直接拡散透過板5へ向かう光Lの割合が多くなる。これによって拡散透過板5に到達する光Lが、拡散透過板5の幅方向(図4におけるX方向)においてほぼ均一に分散され、輝度むらが抑制される。
また、拡散透過板5に到達した光Lのうち拡散透過板5の下面によって下向きに反射された光Lは、光制御部材26の上面26bが拡散反射面に構成されているので、光制御部材26の上面26bによって拡散して反射される。これによっても輝度むらが抑制される。
なお、光制御部材26の下面26aには、第1の実施形態と同様に95%程度の全反射率が得られる酸化チタン顔料等の白色塗装が施されているので、光制御部材26自体に吸収される光エネルギーはごく僅かであり、光制御部材26が加熱されてそりや変形(垂下がり)を生じる虞がない。
また、管状光源3から略側方へ出射される光Lの大部分は、直接補助反射板4に向かい、補助反射板4によって反射されて進行方向を上方へ変更され拡散透過板5に到達するが、管状光源3から斜め上方向きに出射される光Lは、光制御部材26の下面26aによって反射されて補助反射板4に向けて照射される。
このとき、光制御部材26の下面26aによって反射される光Lは、光制御部材26の端部が上向きに反っているので、大部分の光Lが補助反射板4に向けて反射され、比較的短い光路を経て拡散透過板5に到達し、充分な光量を保ったまま管状光源3同士の中間の輝度不足になり勝ちな領域の拡散透過板5を照射するので、これによっても輝度むらが抑制される。
これについて、比較例を挙げて簡単に説明する。いま、光制御部材106が図5に示されるように水平な板状である場合(光制御部材106と拡散透過板5の間隔が一定)には、光制御部材106の下面によって反射される光Lの多くは、垂直に近い角度で下向きに反射され管状光源3に近い位置の筐体2の内面2bに向けて照射される。筐体2の内面2bによって反射された光Lは、同じく垂直に近い角度で上方へ反射され、一部は拡散透過板5に到達するが一部は再び光制御部材106に反射される。以上のように、光制御部材106が水平な板状の場合には、光制御部材106の下面によって反射される光Lは、比較的長い経路と比較的多くの反射を経て拡散透過板5に到達するので、光Lの光量が減少し勝ちである。
以上の説明で明らかなように、第2の実施形態における光制御部材26の形状は、光制御部材26と拡散透過板5の間隔が、法線面fと光制御部材26の板状面とが交差する位置P(光制御部材26の頂部)において最も大きく、この位置から離れるに従って小さくなるものであればよいので、下向きに凸の円弧状以外にも、例えば、V字状、U字状等の種々の変形が可能である。
また、光制御部材6、26の表面に形成される光Lを透過させるための丸孔9は、丸孔以外の種々の形状の孔であってもよいし、図6に示されるような多数本のスリット19であってもよい。
図6に示されるようにスリット19が形成される場合も、光制御部材6の円弧状頂部の開口率が小、両側部になるほど開口率が大になるように、各スリット19の幅は、光制御部材6の両側部になるほど開いた形状になっている。
1 液晶表示装置用バックライト装置
2 筐体
2a 開口
3 管状光源
5 拡散透過板
6 光制御部材
6b 拡散透過板に臨む面
8 液晶表示装置
9 丸孔(孔)
19 スリット
21 液晶表示装置用バックライト装置
26 光制御部材
26b 拡散透過板に臨む面
C 長手方向の中心軸
f 法線面
P 交差する位置
L 光
2 筐体
2a 開口
3 管状光源
5 拡散透過板
6 光制御部材
6b 拡散透過板に臨む面
8 液晶表示装置
9 丸孔(孔)
19 スリット
21 液晶表示装置用バックライト装置
26 光制御部材
26b 拡散透過板に臨む面
C 長手方向の中心軸
f 法線面
P 交差する位置
L 光
Claims (4)
- 管状光源と、
前記管状光源を収納し、該管状光源からの光が出射可能な開口を有する筐体と、
前記筐体の開口に設けられる拡散透過板と、
前記管状光源と前記拡散透過板との間に配置され、前記管状光源から出射されて前記拡散透過板へ向かう光を制御し、輝度むらを抑制する光制御部材とを備える液晶表示装置用バックライト装置において、
前記光制御部材が、表面に多数の孔又はスリットを有する板状部材から構成され、
前記孔又はスリットの単位面積当たりの開口率が、前記光制御部材の板状面と、前記管状光源の長手方向の中心軸を含み該管状光源と前記拡散透過板とを最短距離で結ぶ法線面とが交差する位置において最も小さい値であり、かつ、
前記光制御部材の前記拡散透過板に臨む面が拡散反射面であることを特徴とする液晶表示装置用バックライト装置。 - 前記光制御部材の孔又はスリットの単位面積当たりの開口率が、前記光制御部材の板状面と、前記管状光源の長手方向の中心軸を含み該管状光源と前記拡散透過板とを最短距離で結ぶ法線面とが交差する位置から離れるに従って大きくなることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置用バックライト装置。
- 前記光制御部材と前記拡散透過板の間隔が、前記光制御部材の板状面と、前記管状光源の長手方向の中心軸を含み該管状光源と前記拡散透過板とを最短距離で結ぶ法線面とが交差する位置において最も小さく、この位置から離れるに従って大きくなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置用バックライト装置。
- 前記光制御部材と前記拡散透過板の間隔が、前記光制御部材の板状面と、前記管状光源の長手方向の中心軸を含み該管状光源と前記拡散透過板とを最短距離で結ぶ法線面とが交差する位置において最も大きく、この位置から離れるに従って小さくなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の液晶表示装置用バックライト装置。
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