JP2009122757A - 車載器 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器において、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避すること。
【解決手段】全体制御部13は、自宅や勤務先、学校などの予め登録した地点から所定距離内の領域にて受信した報知情報を保存してユーザに対して報知するか否かを報知情報の種別ごとに設定可能である。なお、報知情報とはユーザにとって有益な案内情報やユーザに注意を喚起する情報を云う。このうち報知可能と設定された条件が、受信した報知情報を報知するためのユーザ報知許可条件となる。そして、全体制御部13は、ユーザ報知許可条件が成立しているか否かを判断し、ユーザ報知許可条件が成立していると判断された場合には、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器において、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避する技術に関する。
従来より、路車間通信や車車間通信を駆使して、車両の走行状態を制御することにより、走行中の安全性の向上や渋滞の解消を図る交通システムが提案されている。
このうち、路車間通信では、情報提供元の路上器(いわゆる電波ビーコン)の下を、受信機能を持つ路車間通信用の車載器が通過する度に毎回データ受信を行い、受信データから得られた情報を音声や画像を用いユーザへ提供している。
また、このような路車間通信に用いられる車載器の中には、ETCの決済に用いることが可能な車載器がある。一例を挙げると、ユーザがICカードソケットからICカードを抜き忘れて降車した場合には、車載器のカード抜き取り検出部がカードの抜き取りを監視して、窃盗者がICカードを抜き取った場合には、音声出力部から大音量の警告音を発生させるといった具合である(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−132387号公報(第3頁、図1)
ところで、上述のような路車間通信においては、比較的広範囲な通信エリア(無線ゾーン)を形成するため、例えば高架区間の高速道路上にある電波ビーコンから送信される電波が高架下の一般道へ漏洩し、本来受信する必要の無い高速道路情報を一般路通行中の車両が受信してしまうといった不都合が発生することがある(図3の「ケース1」参照)。また、一般路においても自宅周辺や勤務先など日常生活エリアに電波ビーコンが設置された場合には、頻繁に該当車両が無線ゾーンを横断するために同じ情報を何度も車載器が受信し、その度に音声やポップアップ画像にて割り込み画面が表示装置に表示されることとなり、ユーザにストレスを与える原因になり得る(図3の「ケース2」および「ケース3」参照)。なお、今後DSRC(狭帯域無線通信)ビーコンが普及して、街中に電波ビーコンが乱立した場合、さらにユーザに不快感を与えるケースが増加することが予想される。
本発明は、このような不具合に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器において、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避すること技術を提供することにある。
上記課題を解決するためになされた請求項1に係る路車間通信用の車載器は、自宅や勤務先、学校などの予め登録した地点から所定距離内の領域にて受信した報知情報を保存してユーザに対して報知するか否かを報知情報の種別ごとに設定可能とすることを特徴とする。
具体的には上述の車載器は、車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器であり、受信手段が、路上機から送信された報知情報を受信可能であり、記憶手段が報知情報を記憶可能であり、報知手段が、記憶手段が記憶する報知情報を所定条件が満たされる場合に報知する。さらに、設定手段が、予め登録した地点から所定距離内の領域にて受信手段が受信した報知情報を記憶手段に記憶させるか否かを報知情報の種別ごとに設定可能である。そして、制御手段が、設定手段による設定内容を参照して、車両が前記領域内に位置するか否かを判断する。車両が前記領域内に位置すると判断した場合において、設定手段によって記憶可能と設定される種別の報知情報を受信手段が受信したときには、制御手段が、その受信した報知情報を記憶手段に記憶させる。一方、車両が前記領域内に位置すると判断した場合において、設定手段によって記憶不可と設定された種別の報知情報を受信手段が受信したときには、制御手段が、その受信した報知情報を記憶手段に記憶させずに破棄する。なお、記憶手段に記憶された報知情報については、所定条件が満たされる場合に報知手段によって報知される。
このように構成された本発明の路車間通信用の車載器によれば、自宅や勤務先、学校などの予め登録した地点から所定距離内の領域にて受信した報知情報を保存してユーザに対して報知するか否かを報知情報の種別ごとに設定することで、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の報知を回避することができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本発明の路車間通信用の車載器によれば、上述のような路上機から提供される情報をユーザに対して繰り返し報知することを、情報配信元に受信条件を予め知らせておかなくても車載器側の設定のみでユーザが任意で不要な情報の受信を回避することができる。
ところで、自宅周辺や勤務先など日常生活エリアでは上述のような報知情報が不要であるにも拘わらず、日常生活エリアに電波ビーコンが設置される場合がある。このような場合、その日常生活エリアに設置された電波ビーコンからは報知情報を受信しないようにすればユーザの利便性が高まる。
そこで、受信手段が受信した報知情報の送信元の路上機ごとに、その路上機から今後も他の報知情報を受信するか否かを設定可能とすることが考えられる。具体的には、請求項2のように、設定手段が、受信手段が受信した報知情報の送信元の路上機ごとに、その路上機から今後も他の報知情報を受信するか否かを設定可能であり、制御手段が、設定手段によって今後も他の報知情報を受信可能と設定された路上機から送信された報知情報については受信手段による受信を許可し、一方、設定手段によって今後は他の報知情報を受信しないと設定された路上機から送信された報知情報については受信手段による受信を許可しないことが考えられる。
このように構成すれば、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避することができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
ところで、例えば通常よりも早い時間帯に会社へ向かうときなど、報知情報を受信しないと設定された路上機を通常とは異なる時間帯に通過した場合に、普段その路上機を通過する時間帯には配信されていない種別の報知情報が提供されている場合があり、その異なる種別の報知情報がユーザにとっては有益な情報である可能性がある。
そこで、報知情報を受信しないと設定された路上機を前回通過した時刻と今回通過した時刻との時間差が所定時間よりも大きい場合には、報知情報の受信を許可するようにすることが考えられる。具体的には、請求項3のように、制御手段が、路上機を通過した時刻を計時するとともにその計時した時刻を記憶手段に記憶させ、設定手段によって今後は他の報知情報を受信しないと設定された路上機を前回通過した時刻と今回通過した時刻との時間差を記憶手段の記憶内容を参照して算出し、その算出した時間差が所定時間よりも大きいときには受信手段による報知情報の受信を許可することが考えられる。
このように構成すれば、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避しながら、ユーザにとって有益な情報を受信し逃すことを防ぐことができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
ところで、車両が搭載するエンジンが始動してから所定時間の間には、一般路においても自宅周辺や勤務先など日常生活エリアを走行中である可能性が大きい。その場合、頻繁に該当車両が無線ゾーンを横断するために同じ情報を何度も車載器が受信し、その度に音声やポップアップ画像にて割り込み画面が表示装置に表示されることとなり、ユーザにストレスを与える原因になり得る。
そこで、エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に報知情報を受信するか否かを設定可能とすることが考えられる。具体的には、請求項4のように、車両が搭載するエンジンの作動状況を検知する作動状況検知手段を備え、設定手段が、エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に報知情報を受信するか否かを設定可能であり、エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に報知情報を受信可能と設定手段によって設定されている場合には、制御手段が、作動状況検知手段からの出力信号に基づいてエンジンが始動してからの経過時間を計時するとともに、エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間には受信手段による報知情報の受信を許可し、一方、エンジンが始動してから所定時間が経過した後には、制御手段が、受信手段による報知情報の受信を許可しないことが考えられる。
このように構成すれば、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避することができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
ところで、ナビゲーション装置などでルート検索機能が実行されているときとは、ユーザが様々な報知情報を知りたいときでもある。しかし、設定手段による設定内容によっては、ユーザにとって有益な情報を受信し逃す可能性がある。なお、ルート検索機能を実行する間だけ、設定手段による各種設定を手動で解除したり元の設定に戻したりすることも考えられるがこのような手法では手間がかかる。
そこで、受信手段による報知情報の受信を許可されていない場合に、ナビゲーション装置などでルート検索機能が実行されているときには、その受信不許可の状態を解除することが考えられる。具体的には、請求項5のように、ルート検索機能の実行状況を検知する実行状況検知手段を備え、受信手段による報知情報の受信を許可しない場合には、制御手段が、実行状況検知手段からの出力信号に基づいてルート検索機能が実行されているか否かを判断し、ルート検索機能が実行されていないと判断したときには受信手段による報知情報の受信を引き続き許可せず、一方、ルート検索機能が実行されていると判断したときには受信手段による報知情報の受信を許可することが考えられる。
このように構成すれば、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避しながら、ユーザにとって有益な情報を受信し逃すことを防ぐことができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
ところで、路上機から受信する電波の強度が良好でない場合には、路上機からの距離が大きく、一般路においても自宅周辺や勤務先など日常生活エリアを走行中である可能性が大きい。その場合、頻繁に該当車両が無線ゾーンを横断するために同じ情報を何度も車載器が受信し、その度に音声やポップアップ画像にて割り込み画面が表示装置に表示されることとなり、ユーザにストレスを与える原因になり得る。
そこで、路上機から受信する電波の電波状態が良好でない場合には報知情報を受信しないようにすることが考えられる。具体的には、請求項6のように、受信手段が路上機から受信する電波の強度に基づき、電波状態を判定する電波状態判定手段を備え、制御手段が、電波状態判定手段によって判定された電波状態が良好である場合には受信手段による報知情報の受信を許可し、一方、電波状態判定手段によって判定された電波状態が良好ではない場合には受信手段による報知情報の受信を許可しないことが考えられる。
このように構成すれば、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避することができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
ところで、目的地付近の渋滞情報や天気情報など特定の種別の報知情報については、どのような状況であっても入手したい場合がある。しかし、設定手段による設定内容によっては、このようなユーザにとって有益な情報を受信し逃すおそれがある。なお、ユーザの意思により、設定手段による各種設定を手動で解除したり元の設定に戻したりすることも考えられるがこのような手法では手間がかかる。
そこで、特定の種別の報知情報については、受信手段による報知情報の受信が許可されない場合においても、受信手段に対して受信を許可するよう設定可能とすることが考えられる。具体的には、請求項7のように、設定手段が、受信手段による報知情報の受信が許可されない場合においても、その特定種別の報知情報については受信手段に対して受信を許可するよう設定可能であり、設定手段によって特定種別の報知情報については受信手段に対して受信を許可するよう設定されているときには、制御手段が、受信手段による報知情報の受信が許可されない場合においても、特定種別の報知情報については受信手段に対して受信を許可することが考えられる。
このように構成すれば、路上機から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避しながら、ユーザにとって有益な情報を受信し逃すことを防ぐことができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、報知情報には、ID番号などのその報知情報の種別を示す情報が含まれていることが考えられる(請求項8)。このように構成すれば、種別を示す情報を用いて報知情報に対する各種を行うことができ、利便性が高まる。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。
[第一実施形態]
図1は、車載器1、多機能ICカード(以下、ICカード)2、路上機3、外部機器5の概略構成を示す説明図である。また、図2(a)は車載器1の記憶部17が記憶する報知情報テーブルを示す説明図であり、図2(b)は車載器1の記憶部17が記憶する判断条件テーブルを示す説明図である。また、図3は車載器1が搭載された車両と一般道路や高架道路に設置された電波ビーコン(路上機3)との位置関係を示す説明図である。
[車載器1の構成の説明]
車載器1は、車両の走行経路の近傍に設置された路上機3との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器であり、図1に示すように、無線部11、電源部12、全体制御部13、ICカード制御部14、ICカードコネクタ15、記憶部17、表示部18、入力操作部19、外部機器接続部20、音声出力部23を備えている。
無線部11は、周知の通信回路及びアンテナによって構成され、路上機3との間で無線通信を実行する。
電源部12は、図示しない車載バッテリと接続されており、車載器1内の各部に対して電源供給を行う。
記憶部17は、記憶・読み出し可能な周知のフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成されており、無線部11が受信した報知情報を記憶可能である。なお、報知情報とは、ユーザにとって有益な案内情報やユーザに注意を喚起する情報を云う。また、記憶部17は、報知情報テーブル(図2(a)参照)および判断条件テーブル(図2(b)参照)を記憶している。なお、記憶部17の記憶内容については、全体制御部13によって更新される。
報知情報テーブルには、図2(a)に例示するように、情報提供位置、コンテンツ種別(ID番号)、現在時刻、通知内容(情報提供)からなるレコードが登録されている。このうち情報提供位置は、この報知情報の提供を受けた路上機3の位置を示す。また、ID情報は、報知情報の種別を示す。なお、ID情報の具体例を挙げると、「ID=2」である場合にはその報知情報が現在位置であることを示し、「ID=20」である場合にはその報知情報が緊急メッセージであることを示し、「ID=26」である場合にはその報知情報が駐車場情報であることを示し、「ID=36」である場合にはその報知情報が安全運転支援であることを示すといった具合である。また、現在時刻とはこの報知情報の提供を受けた時刻を示す。また、通知内容とは、ユーザにとって有益な案内情報やユーザに注意を喚起する情報であり、音声データと表示データとがある。
判断条件テーブルには、図2(b)に例示するように、「判断に必要な情報」および「情報入手先」からなるレコードが登録されている。なお、「判断に必要な情報」としては、(1)車両ACC信号(情報入手先:車両)、(2)情報提供位置情報(情報入手先:路上機3)、(3)現在時刻情報(情報入手先:路上機3またはナビゲーション装置)、(4)車両現在位置情報(情報入手先:ナビゲーション装置)、(5)受信回路の検波器から得た受信電界強度レベル(情報入手先:車載器1)、(6)受信を許可しないエリアを設定するためのエリア中心位置の緯度経度情報(情報入手先:ナビゲーション装置)、(7)受信を許可しないエリアを設定するためのエリア中心からエリア端までの距離(半径)(情報入手先:ナビゲーション装置)、(8)路上機3が報知しているコンテンツ種別ID情報(情報入手先:路上機3)、(9)ユーザが個別に受信可否を指定したコンテンツ種別ID情報(情報入手先:ナビゲーション装置)、などが挙げられる。
全体制御部13は、図示しない周知のCPU,ROM,RAM,入出力回路であるI/Oおよびこれらの構成を接続するバスライン、入力操作からの信号の処理を行なう信号処理回路、表示部18を制御するための信号出力回路等を備えている。CPUは、ROMおよびRAMに記憶された制御プログラムおよびデータにより制御を行なう。ROMは、プログラム格納領域とデータ記憶領域とを有している。プログラム格納領域には制御プログラムが格納され、データ記憶領域には制御プログラムの動作に必要なデータが格納されている。また、制御プログラムは、RAM上にてワークメモリを作業領域とする形で動作する。
そして、全体制御部13は、無線部11、ICカード制御部14、記憶部17、表示部18、入力操作部19、外部機器接続部20、音声出力部23と接続されており、無線部11にて受信した受信信号を信号処理によって受信データに変換したり、送信データを信号処理によって送信信号へ変換したり、送受信データや記憶部17から読み出したデータ等を基にして演算処理を行い、ETC車載器の初期設定処理(セットアップ情報の書き込み処理)や、ETCシステムにおける料金収受処理、報知情報保存処理(図4参照)等を実行する。なお、上述のETC車載器の初期設定処理およびETCシステムにおける料金収受処理については公知技術に従っているのでここではその詳細な説明は省略する。また、報知情報保存処理については後述する。また、ICカード制御部14を介して入力したICカードの情報(ETC決済処理に必要な情報)を用いて各種処理を実行する。
また、全体制御部13は、図示しないイグニッションスイッチのオン・オフ状態を検知可能に構成されている。
また、全体制御部13は、路上機3から受信した報知情報に含まれるID情報と通知内容、および判断条件テーブルの登録内容に基づき、次の(イ)〜(ニ)を設定可能である。なお、この設定内容については記憶部17に記憶される。
(イ)自宅や勤務先、学校などの予め登録した地点から所定距離内の領域にて受信した報知情報を保存してユーザに対して報知するか否かを報知情報の種別ごとに設定可能であること
(ロ)受信した報知情報の送信元の路上機3ごとに、その路上機3から今後も他の報知情報を受信するか否かを設定可能であること
(ハ)エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に報知情報を受信するか否かを設定可能であること
(ニ)路上機3から受信する電波の電波状態が良好でない場合には報知情報を受信しないように設定可能であること
なお、このうち受信可能または保存可能と設定された条件が、報知情報を受信して保存しておくためのユーザ報知許可条件となる。なお、このユーザ報知許可条件については記憶部17に記憶される。
そして、全体制御部13は、ユーザ報知許可条件が成立しているか否かを判断し、ユーザ報知許可条件が成立していると判断された場合には、表示部18および音声出力部23を制御して報知情報を報知させる。なお、ユーザ報知許可条件の具体例としては、(A)車両が予め登録した地点から所定距離内の領域内に位置することや、(B)その受信した報知情報の送信元である路上機3から過去に報知情報を受信したことがあり、その路上機3から今後も他の報知情報を受信すると設定されていること、(C)エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に報知情報を受信すると設定されていること、
(D)路上機3から受信する電波の電波状態が良好でない場合でも報知情報を受信すると設定されていること、(E)受信した報知情報のID情報が、優先受信を許可されたID情報として設定されていること、などが挙げられる。
ICカード制御部14は、ICカード2の情報をICカードコネクタ15を介して読み取ったり書き込んだりする処理を行う、いわゆるカードリーダライタ機能を有している。また、ICカードコネクタ15は、ICカード2を挿抜可能に構成されており、ICカード制御部14は、ICカード2をICカードコネクタ15に挿入したことや、ICカードコネクタ15からICカード2が引き抜かれたことを検知することができるように構成されている。
表示部18および音声出力部23は、機器の状態やETCシステムにおける料金決済などの情報などをユーザに報知するためのものである。また、スピーカ23aは音声出力部23によって再生された音声を放音する機能を有する。
入力操作部19は、各種ボタン等を備え、ユーザが各種操作指示やデータ入力するために用いられる。
外部機器接続部20は、例えばナビゲーション装置などの車両に搭載された他の外部機器5と接続して、データ通信を行う機能を有し、車両の現在状況を示す現在状況情報を外部機器5から取得可能である。なお、上述の現在状況情報には、現在時刻を示す現在時刻情報や、車両の現在位置を示す現在位置情報、エンジンの作動状況、ナビゲーション装置でのルート検索機能の実行状況、車両の現在の状態を示す現在状態情報などが含まれる。
なお、無線部11は受信手段に該当する。また、記憶部17は記憶手段に該当する。また、全体制御部13は設定手段、制御手段、および電波状態判定手段に該当する。また、表示部18、音声出力部23およびスピーカ23aは報知手段に該当する。また、外部機器接続部20は作動状況検知手段および実行状況検知手段に該当する。
[ICカード2の構成の説明]
次に、ICカード2について説明する。
図1に示すように、ICカード2には、情報を記憶・読み出し可能な不揮発メモリで構成される記憶部22、車載器1のICカードコネクタ15を介してICカード制御部14との間でデータのやり取りを行ったり記憶部22を制御したりする制御部21などを備えている。
記憶部22には、ETC決済処理や駐車場決済処理などを含む複数のアプリケーション処理のためのプログラムが記憶されている。つまり、本ICカード2は、例えば従前ETCカードと称されているICカードが備えているETC決済機能に加えて、クレジットカードと称されているICカードが備えているクレジット決済機能など複数の機能を1つのICカードにまとめたような、いわゆる多機能ICカードと称されるものである。
また、記憶部22には、クレジットにおける契約の有効期限等を含む契約情報、有料道路の利用料金を引き落とすための決済情報なども記憶されている。また、この記憶部22には、ICカード2を特定するためのICカード識別情報(カードID)も予め記憶されている。
例えばETC決済処理を実行する際には、このICカード2から読み出した情報は、車両が料金所ゲートを通過する際に、路上機3へ車載器情報の一部として送信され、この応答として返信されてきたゲート通過時刻、料金所ゲートを特定するためのゲート番号等の料金所情報、車両の車種等の利用履歴情報が記憶部22に記憶される。
車載器1にICカード2が装着されると、ICカード内部の情報が車載器1に読み込まれる。この情報は、無線通信時に車載器1に予め登録されている車両の情報と共に車載器情報として送信される。車載器1は、有料道路の料金所の入口あるいは出口に設置されている料金決済用の路上機3と無線通信を行ない通行料金の算出を行なう。
一方、上述した予告用の路上機3と無線通信した場合には、その予告用の路上機3から入手した情報に基づき、表示部18や音声出力部23、スピーカ23aを介してETC車線の利用可否を利用者へ案内する。また、カード確認用の路上機3と無線通信した場合には、カード確認用の路上機3へカード情報を送信する。
また、駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機3と無線通信した場合には、クレジット決済用の路上機3からの指示に従い、車載器1はICカード2からクレジット決済に必要なカード情報を取得する。読み出したカード情報を無線通信によってクレジット決済用の路上機に送信し、クレジット決済処理を行う。
[路上機3の構成の説明]
次に、路上機3について説明する。
路上機3は、例えば有料道路の料金所などに設置されたETCシステム用の料金決済(ETC決済)用の路上機、そのETC決済用の路上機よりも進行方向手前に設置された予告用の路上機、カード確認用の路上機、あるいは駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機などであり、周知の通信回路及びアンテナによって構成される。具体的には、路上機3は、図1に示すように、車載器1との間で無線通信を実行する無線部31と、路上機3の各部を制御する制御部32と、を備えている。
予告用の路上機やカード確認用の路上機は、それぞれ、ETCシステムにおける「予告アンテナ」、「お知らせアンテナ」などと呼ばれている。予告用の路上機はETC車線の利用可否を案内するものであり、カード確認用の路上機は、ETCカードの挿入忘れに対する注意喚起をするためのものである。また、駐車場の出口などに設置されたクレジット決済用の路上機は、駐車料金をクレジットカードによって決済するための路上機である。
これら料金決済用の路上機、予告用の路上機、カード確認用の路上機、クレジット決済用の路上機は、路上機としての基本的な構成(制御部と無線部等を備える。)は同じであるため、路上機としては同じ符号を付す。そして、修飾説明によって区別することとする。つまり、ETC決済用の路上機3、予告用の路上機3、カード確認用の路上機3、クレジット決済用の路上機3と表す。
そして、路上機3は、報知情報を記憶する機能、および記憶する報知情報を送信する機能を有する。この報知情報には、種別を示すID情報および通知内容(情報提供)が含まれている。
なお、図3に例示するように、路車間通信においては、比較的広範囲な通信エリア(無線ゾーン)を形成するため、例えば高架区間の高速道路上にある電波ビーコン(路上機3)から送信される電波が高架下の一般道へ漏洩し、本来受信する必要の無い高速道路情報を一般路通行中の車両が受信してしまうといった不都合が発生することがある(図3の「ケース1」参照)。また、一般路においても自宅周辺や勤務先など日常生活エリアに電波ビーコン(路上機3)が設置された場合には、頻繁に該当車両が無線ゾーンを横断するために同じ情報を何度も車載器が受信し、その度に音声やポップアップ画像にて割り込み画面が表示装置に表示されることとなり、ユーザにストレスを与える原因になり得る(図3の「ケース2」および「ケース3」参照)。なお、今後DSRC(狭帯域無線通信)ビーコンが普及して、街中に電波ビーコン(路上機3)が乱立した場合、さらにユーザに不快感を与えるケースが増加することが予想される。
[外部機器5の構成の説明]
次に、外部機器5について説明する。
外部機器5は、図1に示すように、位置検出部51、計時部52、表示部53、操作部54を備える。このうち、位置検出部51は、周知の地磁気センサ、ジャイロスコープ、距離センサ、およびGPS衛星からの測位用電波を受信するGPS受信機を有し、これらセンサ類の検出結果に基づいて、車両位置を逐次検出する。また、計時部52は、いわゆる時計であり、時刻を計時可能である。また、表示部53は、各種情報をユーザに報知するためのものである。また、操作部54は、使用者が文字などの様々な情報を入力するためのものである。
[報知情報保存処理の説明]
次に、車載器1の全体制御部13が実行する報知情報保存処理を図4のフローチャートを参照して説明する。
本処理は、車載器1に電源供給された場合に他の処理からは独立して実行される。
まず、路上機3から報知情報を受信する(S110)。
続くS120では、その路上機3から受信した電波の強度に基づき、電波状態を判定する。具体的には、路上機3から受信した電波の強度が閾値以上である場合には電波状態が良好であり、電波の強度が閾値未満である場合には電波状態が良好でないと判断する。電波状態が良好ではない場合には(S120:NO)、その受信した電波が漏洩電波と判断し、受信した報知情報をそのまま破棄する(S250)。そして、S110に戻る。一方、電波状態が良好である場合には(S120:YES)、S130に移行する。
S130では、受信した報知情報が報知許可された種別の情報であるか否かを判断する。具体的には、記憶部17が記憶する判断条件テーブルを参照して、受信した報知情報に含まれるID情報が、判断条件テーブルに登録されている情報と一致する場合にはその受信した報知情報が報知許可された種別の情報であると判断し、一方、一致しない場合にはその受信した報知情報が報知許可されていない種別の情報であると判断する。受信した報知情報が報知許可された種別の情報ではないと判断された場合には(S130:NO)、報知情報テーブルから過去の受信履歴データを読み出し(S200)、後述するS210に移行する。一方、受信した報知情報が報知許可された種別の情報であると判断された場合には(S130:YES)、S140に移行する。
S140では、記憶部17が記憶する判断条件テーブルを参照して、その受信した報知情報の送信元である路上機3の位置が、報知許可されたエリア内に存在するか否かを判断する。受信した報知情報の送信元である路上機3の位置が、報知許可されたエリア内には存在しないと判断された場合には(S140:NO)、報知情報テーブルから過去の受信履歴データを読み出し(S200)、後述するS210に移行する。一方、受信した報知情報の送信元である路上機3の位置が、報知許可されたエリア内に存在すると判断された場合には(S140:YES)、報知情報テーブルから過去の受信履歴データを読み出し(S150)、S160に移行する。
S160では、その路上機3から過去に報知情報を受信したことがあるか否かを判断する。その路上機3から過去に報知情報を受信したことがないと判断された場合には(S160:NO)、報知情報テーブルから過去の受信履歴データを読み出し(S190)、後述するS210に移行する。一方、その路上機3から過去に報知情報を受信したことがあると判断された場合には(S160:YES)、S170に移行する。
S170では、記憶部17が記憶する判断条件テーブルを参照して、その受信した報知情報の送信元である路上機3が、再報知許可されているか否かを判断する。なお、再報知とは、その受信した報知情報の送信元である路上機3から過去に報知情報を受信したことがあり、その路上機3から今後も他の報知情報を受信することを云う。受信した報知情報の送信元である路上機3が、再報知許可されていないと判断された場合には(S170:NO)、報知情報テーブルから過去の受信履歴データを読み出し(S200)、後述するS210に移行する。一方、受信した報知情報の送信元である路上機3が、再報知許可されていると判断された場合には(S170:YES)、S180に移行する。
S180では、車両のエンジンが始動してから所定時間が経過しているか否かを判断する。車両のエンジンが始動してから所定時間が経過していないと判断された場合には(S180:NO)、報知情報テーブルから過去の受信履歴データを読み出し(S200)、後述するS210に移行する。一方、車両のエンジンが始動してから所定時間が経過していると判断された場合には(S180:YES)、報知情報テーブルから過去の受信履歴データを読み出し(S190)、後述するS210に移行する。
S210では、記憶部17が記憶する報知情報テーブルおよび判断条件テーブルを参照して、ユーザ報知許可条件が成立しているか否かを判断する。なお、ユーザ報知許可条件の具体例としては、(A)車両が予め登録した地点から所定距離内の領域内に位置することや、(B)その受信した報知情報の送信元である路上機3から過去に報知情報を受信したことがあり、その路上機3から今後も他の報知情報を受信すると設定されていること、(C)エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に報知情報を受信すると設定されていること、(D)路上機3から受信する電波の電波状態が良好でない場合でも報知情報を受信すると設定されていること、などが挙げられる。なお、これらのユーザ報知許可条件すべてが成立することを要件としてもよいし、何れかのユーザ報知許可条件が成立していることを要件としてもよい。ユーザ報知許可条件が成立していると判断された場合には(S210:YES)、その受信した報知情報の通知内容に含まれる音声データや表示データを表示部18や音声出力部23を用いてユーザに報知し(S220)、その報知情報を受信した旨を記憶部17に記憶し(S230)、受信した報知情報を破棄し(S250)、S110に戻る。一方、上述のユーザ報知許可条件が成立していないと判断された場合には(S210:NO)、S240に移行する。
S240では、記憶部17が記憶する報知情報テーブルおよび判断条件テーブルを参照して、その受信した報知情報に含まれるID情報が、優先受信を許可されたID情報であるか否かを判断する。その受信した報知情報に含まれるID情報が、優先受信を許可されたID情報ではないと判断された場合には(S240:NO)、受信した報知情報を破棄し(S250)、S110に戻る。一方、その受信した報知情報に含まれるID情報が、優先受信を許可されたID情報であると判断された場合には(S240:YES)、上述のS220に移行する。
[第一実施形態の効果]
(1)第一実施形態の車載器1によれば、報知情報にはID番号などのその報知情報の種別を示す情報が含まれており、自宅や勤務先、学校などの予め登録した地点から所定距離内の領域にて受信した報知情報を保存してユーザに対して報知するか否かを報知情報の種別ごとに設定することで、路上機3から提供される情報のうちユーザの望まない情報の報知を回避することができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、第一実施形態の車載器1によれば、上述のような路上機3から提供される情報をユーザに対して繰り返し報知することを、情報配信元に受信条件を予め知らせておかなくても車載器1側の設定のみでユーザが任意で不要な情報の受信を回避することができる。
また、第一実施形態の車載器1によれば、報知情報にはID番号などのその報知情報の種別を示す情報が含まれているので、種別を示す情報を用いて報知情報に対する各種を行うことができ、利便性が高まる。
(2)また、第一実施形態の車載器1によれば、受信した報知情報の送信元の路上機3ごとに、その路上機3から今後も他の報知情報を受信するか否かを設定可能とすることで、路上機3から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避することができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
(3)また、第一実施形態の車載器1によれば、エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に報知情報を受信するか否かを設定可能とすることで、路上機3から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避することができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
(4)また、第一実施形態の車載器1によれば、路上機3から受信する電波の電波状態が良好でない場合には報知情報を受信しないようにすることで、路上機3から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避することができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
(5)また、第一実施形態の車載器1によれば、報知情報の受信が許可されない場合においても、特定の種別の報知情報については受信を許可するよう設定可能とすることで、路上機3から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避しながら、ユーザにとって有益な情報を受信し逃すことを防ぐことができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、以下のような様々な態様にて実施することが可能である。
(1)全体制御部13が、路上機3から受信した報知情報に含まれるID情報と通知内容、および判断条件テーブルの登録内容に基づき、(ホ)報知情報を受信しないと設定された路上機3を前回通過した時刻と今回通過した時刻との時間差が所定時間よりも大きい場合には、報知情報の受信を許可か否かを設定可能としてもよい。一例を挙げると、報知情報を受信しないと設定された路上機3を前回通過した時刻と今回通過した時刻との時間差が所定時間よりも大きい場合には、報知情報の受信を許可するといった具合である。この場合、全体制御部13が、路上機3を通過した時刻を計時するとともにその計時した時刻を記憶部17に記憶させ、今後は他の報知情報を受信しないと設定された路上機3を前回通過した時刻と今回通過した時刻との時間差を記憶部17の記憶内容を参照して算出し、その算出した時間差が所定時間よりも大きいときには無線部11による報知情報の受信を許可する。このようにすれば、路上機3から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避しながら、ユーザにとって有益な情報を受信し逃すことを防ぐことができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
(2)また、全体制御部13が、路上機3から受信した報知情報に含まれるID情報と通知内容、および判断条件テーブルの登録内容に基づき、(ヘ)報知情報の受信を許可されていない場合に、ナビゲーション装置などでルート検索機能が実行されているときには、その受信不許可の状態を解除するか否かを設定可能としてもよい。一例を挙げると、報知情報の受信を許可されていない場合に、ナビゲーション装置などでルート検索機能が実行されているときには、その受信不許可の状態を解除するといった具合である。この場合、外部機器接続部20がナビゲーション装置などでのルート検索機能の実行状況を検知し、無線部11による報知情報の受信を許可しない場合には、全体制御部13が、外部機器接続部20による出力信号に基づいてルート検索機能が実行されているか否かを判断し、ルート検索機能が実行されていないと判断したときには無線部11による報知情報の受信を引き続き許可せず、一方、ルート検索機能が実行されていると判断したときには無線部11報知情報の受信を許可する。なお、全体制御部13は実行状況検知手段に該当する。このようにすれば、路上機3から提供される情報のうちユーザの望まない情報の受信を回避しながら、ユーザにとって有益な情報を受信し逃すことを防ぐことができ、したがって、ユーザの利便性を向上させることができる。
車載器1、ICカード2、路上機3、および外部機器5の概略構成を示す説明図である。 (a)は車載器1の記憶部17が記憶する報知情報テーブルを示す説明図であり、(b)は車載器1の記憶部17が記憶する判断条件テーブルを示す説明図である。 車載器1が搭載された車両と一般道路や高架道路に設置された電波ビーコン(路上機3)の位置関係とを示す説明図である。 車載器1の全体制御部13が実行する報知情報保存処理のフローチャートである。
符号の説明
1…車載器、2…ICカード、3…路上機、5…外部機器、11…無線部、12…電源部、13…全体制御部、14…ICカード制御部、15…ICカードコネクタ、17…記憶部、18…表示部、19…入力操作部、20…外部機器接続部、21…制御部、22…記憶部、23…音声出力部、23a…スピーカ、31…無線部、32…制御部、51…位置検出部、52…計時部、53…表示部、54…操作部

Claims (8)

  1. 車両の走行経路の近傍に設置された路上機との通信のために車両に搭載される路車間通信用の車載器であって、
    前記路上機から送信された報知情報を受信可能な受信手段と、
    前記報知情報を記憶可能な記憶手段と、
    前記報知情報記憶手段が記憶する前記報知情報を所定条件が満たされる場合に報知する報知手段と、
    予め登録した地点から所定距離内の領域にて前記受信手段が受信した前記報知情報を前記記憶手段に記憶させるか否かを前記報知情報の種別ごとに設定可能な設定手段と、
    前記設定手段による設定内容を参照して前記車両が前記領域内に位置するか否かを判断し、前記車両が前記領域内に位置すると判断した場合において前記設定手段によって記憶可能と設定された種別の報知情報を前記受信手段が受信したときにはその受信した報知情報を前記記憶手段に記憶させ、一方、前記車両が前記領域内に位置すると判断した場合において前記設定手段によって記憶不可と設定された種別の報知情報を前記受信手段が受信したときにはその受信した報知情報を前記記憶手段に記憶させずに破棄する制御手段と、
    を備えることを特徴とする車載器。
  2. 請求項1に記載の車載器において、
    前記設定手段は、前記受信手段が受信した前記報知情報の送信元の路上機ごとに、その路上機から今後も他の報知情報を受信するか否かを設定可能であり、
    前記制御手段は、前記設定手段によって今後も他の報知情報を受信可能と設定された路上機から送信された報知情報については前記受信手段による受信を許可し、一方、前記設定手段によって今後は他の報知情報を受信しないと設定された路上機から送信された報知情報については前記受信手段による受信を許可しないこと
    を特徴とする車載器。
  3. 請求項2に記載の車載器において、
    前記制御手段は、前記路上機を通過した時刻を計時するとともに、その計時した時刻を前記記憶手段に記憶させ、前記設定手段によって今後は他の報知情報を受信しないと設定された路上機を前回通過した時刻と今回通過した時刻との時間差を前記記憶手段の記憶内容を参照して算出し、その算出した時間差が所定時間よりも大きいときには前記受信手段による報知情報の受信を許可することを特徴とする車載器。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに記載の車載器において、
    前記車両が搭載するエンジンの作動状況を検知する作動状況検知手段を備え、
    前記設定手段は、前記エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に前記報知情報を受信するか否かを設定可能であり、
    前記制御手段は、前記エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間に前記報知情報を受信可能と前記設定手段によって設定されている場合には、前記作動状況検知手段からの出力信号に基づいて前記エンジンが始動してからの経過時間を計時するとともに、前記エンジンが始動してから所定時間が経過するまでの間には前記受信手段による報知情報の受信を許可し、一方、前記エンジンが始動してから所定時間が経過した後には前記受信手段による報知情報の受信を許可しないこと
    を特徴とする車載器。
  5. 請求項1〜請求項4の何れかに記載の車載器において、
    ルート検索機能の実行状況を検知する実行状況検知手段を備え、
    前記制御手段は、前記受信手段による報知情報の受信を許可しない場合には、前記実行状況検知手段からの出力信号に基づいて前記ルート検索機能が実行されているか否かを判断し、前記ルート検索機能が実行されていないと判断したときには前記受信手段による報知情報の受信を引き続き許可せず、一方、前記ルート検索機能が実行されていると判断したときには前記受信手段による報知情報の受信を許可することを特徴とする車載器。
  6. 請求項1〜請求項5の何れかに記載の車載器において、
    前記受信手段が前記路上機から受信する電波の強度に基づき、電波状態を判定する電波状態判定手段を備え、
    前記制御手段は、前記電波状態判定手段によって判定された電波状態が良好である場合には前記受信手段による報知情報の受信を許可し、一方、前記電波状態判定手段によって判定された電波状態が良好ではない場合には前記受信手段による報知情報の受信を許可しないこと
    を特徴とする車載器。
  7. 請求項1〜請求項6の何れかに記載の車載器において、
    前記設定手段は、前記受信手段による報知情報の受信が許可されない場合においても、その特定種別の報知情報については前記受信手段に対して受信を許可するよう設定可能であり、
    前記制御手段は、前記設定手段によって特定種別の報知情報については前記受信手段に対して受信を許可するよう設定されているときには、前記受信手段による報知情報の受信が許可されない場合においても、前記特定種別の報知情報については前記受信手段に対して受信を許可すること
    を特徴とする車載器。
  8. 請求項1〜請求項7の何れかに記載の車載器において、
    前記報知情報にはその報知情報の種別を示す情報が含まれていることを特徴とする車載器。
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