JP2009120207A - 個装箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】天面板に連なる左右のフラップや前面板に連なる左右の小フラップの差し込み作業を容易にして、折上げ作業性を顕著に向上させた個装箱を提供する。
【解決手段】天面板1pを折り曲げて蓋をするときに、天面板に連なる左右のフラップ1Q,1Rが左右の内側面板1h,1iと保持パット3との隙間G,Gに時間的に前後して差し込まれるように、左右のフラップ1Q,1Rを互いに異なる形状とした個装箱1とする。そして、前面板1sを折り曲げながら、前面板に連なる左右の小フラップ1T,1Uを、左右の外側面板1f,1gと前側面板1bの左右の折曲片との隙間G1,G1に差し込むとき、左右の小フラップ1T,1Uが時間的に前後して差し込まれるように、左右の小フラップ1T,1Uを互いに異なる形状とする。時間的に前後して左右のフラップや左右の小フラップを差し込むことで差し込み作業をし易くし、折上げ作業性を格段に向上させる。
【選択図】図5
【解決手段】天面板1pを折り曲げて蓋をするときに、天面板に連なる左右のフラップ1Q,1Rが左右の内側面板1h,1iと保持パット3との隙間G,Gに時間的に前後して差し込まれるように、左右のフラップ1Q,1Rを互いに異なる形状とした個装箱1とする。そして、前面板1sを折り曲げながら、前面板に連なる左右の小フラップ1T,1Uを、左右の外側面板1f,1gと前側面板1bの左右の折曲片との隙間G1,G1に差し込むとき、左右の小フラップ1T,1Uが時間的に前後して差し込まれるように、左右の小フラップ1T,1Uを互いに異なる形状とする。時間的に前後して左右のフラップや左右の小フラップを差し込むことで差し込み作業をし易くし、折上げ作業性を格段に向上させる。
【選択図】図5
Description
本発明は、梱包品本体を保持パットに保持させて収容する段ボール製の個装箱に関し、特に、折上げ作業性(組立作業性)を顕著に向上させた個装箱に関する。
PND(ポータブルナビゲーションデバイス)などの梱包品の本体と付属品を収容する従来の個装箱として、図12に示すような段ボール製の個装箱100が知られている。
この個装箱100は、図13に示す展開図の段ボール101を使用し、図14に示すように、その底面板1aに連なる前後の側面板1b,1cを上向きに折り曲げて、該側面板1b,1cに連なる左右の折曲片1d,1d,1e,1eを内向きに折り曲げ、更に、図15に示すように、底面板1aに連なる左右の外側面板1f,1gを上向きに折り曲げると共に、該外側面板1f,1gに連なる左右の内側面板1h,1iを下向きに折り返して、左右の外側面板1f,1gと左右の内側面板1h,1iとで上記折曲片1d,1d,1e,1eを挟み込むことにより、天面板1pが開いた箱体を形成したものである。そして、この箱体の下部空間に梱包品の付属品(不図示)を収容して、その上に図12に示すような仕切りパット2を設け、この仕切りパット2の上に梱包品本体(不図示)を保持する図12に示すような保持パット3を載置して、後側面板1cに連なる天面板1pを前向きに折り曲げながら、図16に示すように天面板1pに連なって下向きに折り曲げられた左右のフラップ1q,1rを、左右の内側面板1h,1iと保持パット3との隙間に差し込んで天面板1pで蓋をし、更に、図17に示すように、天面板1pに連なる前面板1sを下向きに折り曲げながら、前面板1sに連なって後向きに折り曲げられた左右の小フラップ1t,1uを、左右の外側面板1f,1gと前側面板1bの左右の折曲片1d,1dとの隙間に差し込んで、天面部1pが開かないようにしたものである。尚、図13において、1m,1nは、下向きに折り返した内側面板1h,1iの下端の突出部1j,1kを嵌め込んで内側面板1h,1iを固定するためのスリットである。
一方、フラップ蓋を延長に有する前後壁と交差方向に形成される両側壁の両端に前記前後壁と同高の内側折返し袖部を設け、またその両側壁の延長に幅狭の内側折返し部を設けると共にその折返し付近部に差込み孔を設け、前記フラップ蓋の両端中間部に前記差込み孔に差込む前記両側壁と同高の差込み舌片を設けた段ボール折箱が知られている(特許文献1)。
また、側面の開放側を折り曲げて組み立てる折り畳み組立段ボール箱であって、その底面及び蓋面若しくはいずれか一方の面が、両側面と折れ目線で折り曲げて互いにその先端が近づくように、内側フラップと外側フラップを重ねて構成する段ボール箱において、相対する両外側フラップの先端側両端部に突出させた係合片を形成し、該外側フラップと重なる内側フラップの折り曲げ線近くには、外側フラップに形成した係合片を折り曲げて挿入して係止するような嵌挿穴を形成して両外側フラップを確実に内側フラップに係合させるように構成した段ボール箱も知られている(特許文献2)。
そして、プリント基板の左右の部品が実装されていない部位が受け部の上に載り、蓋体の左右の押圧板部でプリント基板の左右の部位を上から押さえるようにした梱包用箱(特許文献3)や、蓋の両端縁に折込片を連設すると共に、蓋の先端部に連なる外側壁の両端縁にも差込片を連設した包装箱(特許文献4)も知られている。
特開平10−157724号公報
実用新案登録第3052134号公報
特開2001−253430号公報
実公平4−15621号公報
しかしながら、上述した従来の個装箱100は、天面板1pに連なる左右のフラップ1q,1rの形状が左右対称の同じ二等辺台形(コーナー部にアールを設けた二等辺台形)であるため、図18に示すように、天面板1pを前向きに折り曲げて蓋をするときに、左右のフラップ1q,1rが保持パット3と左右の内側面板1h,1iとの隙間に同時に差し込まれることになる。ところが、保持パット3の左右の角筒状に折り曲げられた角筒部3a,3aと個装箱100の左右の内側面板1h,1iは実質的に接触して隙間が殆どないため、保持パット3の左右の角筒部3a,3aを手で同時に内側へ寄せながら、左右の内側面板1h,1iとの隙間を拡げて左右のフラップ1q,1rを同時に差し込まなければならず、このフラップ1q,1rの同時の差し込み作業がし辛いため、折上げ作業性(組立作業性)が悪いという問題があった。
また、前面板1sに連なる左右の小フラップ1t,1uも、左右対称の同じ形状であるため、前面板1sを下向きに折り曲げる際に、左右の小フラップ1t,1uも左右の外側面板1f,1gと折曲片1d,1dとの隙間に同時に差し込まれることになり、上記と同様に作業性が悪いという問題があった。
一方、前記特許文献1〜4の段ボール箱等は、いずれも、上記のフラップ1q,1rに相当する差込み舌片、係合片、押圧板部、折込片が左右対称の同じ形状であり、また、上記の小フラップ1t,1uに相当する特許文献4の差込片も左右対称の同じ形状であるため、これら特許文献1〜4の段ボール箱等の技術を従来の個装箱100に適用しても、上記の問題を解決することはできない。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、天面板に連なる左右のフラップの差し込み作業や前面板に連なる左右の小フラップの差し込み作業を容易にして、折上げ作業性(組立作業性)を顕著に向上させた個装箱を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る個装箱は、梱包品本体を保持パットに保持させて収容する段ボール製の個装箱であって、その底面板に連なる前後の側面板を上向きに折り曲げて、前後の側面板に連なる左右の折曲片を内向きに折り曲げ、底面板に連なる左右の外側面板を上向きに折り曲げると共に、左右の外側面板に連なる左右の内側面板を下向きに折り返して、左右の外側面板と左右の内側面板とで左右の折曲片を挟み込み、後側面板に連なる天面板を前向きに折り曲げながら、天面板に連なって下向きに折り曲げられた左右のフラップを、左右の内側面板と保持パットとの隙間に差し込んで折上げられる個装箱であり、天面板を折り曲げるときに天面板に連なる左右のフラップが左右の内側面板と保持パットとの隙間に時間的に前後して差し込まれるように、左右のフラップを互いに異なる形状としたことを特徴とするものである。
本発明の個装箱においては、天面板に連なる左右のフラップの後端辺の傾斜角(天面板の左右の側辺に対する傾斜角)を、左フラップと右フラップとで異ならせることが好ましい。また、天面板に連なる左右のフラップの長さ寸法を、左フラップと右フラップとで異ならせ、長さ寸法の小さい方のフラップを天面板の後端から間隔をあけて天面板の側端に連設することも好ましい。
また、天面板に連なる前面板と、前面板に連なる左右の小フラップを更に備えた上記の個装箱であって、前面板を下向きに折り曲げながら、前面板に連なって後向きに折り曲げられた左右の小フラップを左右の外側面板と前側面板の左右の折曲片との隙間に差し込むときに、左右の小フラップが上記隙間に時間的に前後して差し込まれるように、左右の小フラップを互いに異なる形状とすることも好ましい。
本発明に係る個装箱のように、天面板を折り曲げるときに、天面板に連なる左右のフラップが左右の内側面板と保持パットとの隙間に時間的に前後して差し込まれるように左右のフラップを互いに異なる形状にしてあると、天面板を折り曲げて蓋をするときに、先にフラップが差し込まれる方の保持パットと内側面板との隙間を手で拡げて一方のフラップを差し込み、次いで、後からフラップが差し込まれる方の保持パットと内側面板との隙間を手で拡げて他方のフラップを差し込むことができるので、左右のフラップを同時に差し込む従来の個装箱に比べると、フラップの差し込み作業が遥かにし易くなり、折上げ作業性(組立作業性)が格段に向上する。
形状が異なるフラップの代表例は、左右のフラップの後端辺の傾斜角(天面板の左右の側辺に対する傾斜角)を左フラップと右フラップとで異ならせたものであり、この場合は、天面板を前向きに折り曲げて蓋をするときに、後述するように、後端辺の傾斜角が大きい方のフラップが先に保持パットと内側面板との隙間に差し込まれ、後端辺の傾斜角が小さい方のフラップが後から隙間に差し込まれることなる。
また、形状が異なるフラップの他の例は、左右のフラップの長さ寸法を左フラップと右フラップとで異ならせ、長さ寸法の小さい方のフラップを天面板の後端から間隔をあけて天面板の側端に連設したものであり、この場合は、天面板を前向きに折り曲げて蓋をするときに、後述するように、長さ寸法の大きい方のフラップが先に保持パットと内側面板との隙間に差し込まれ、長さ寸法の小さい方のフラップが後から隙間に差し込まれることになる。
更に、天面板に連なる前面板を下向きに折り曲げながら、前面板に連なって後向きに折り曲げられた左右の小フラップを左右の外側面板と前側面板の左右の折曲片との隙間に差し込むときに、左右の小フラップが該隙間に時間的に前後して差し込まれるように、左右の小フラップを互いに異なる形状とした個装箱は、上記と同様に、前面板に連なる左右の小フラップの差し込み作業もし易くなるため、折上げ作業性(組立作業性)が一層向上することになる。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る個装箱とその内部に収容される仕切りパット及び保持パットを示す分解斜視図、図2は同個装箱の展開図、図3〜図5は同個装箱の折上げ手順(組立手順)を途中まで説明する斜視図、図6〜図9は同個装箱のその後の折上げ手順(組立手順)を最後まで説明する右側面図である。
この段ボール製の個装箱1は、下部空間にPNDなどの梱包品の付属品(不図示)を収容し、その上に図1に示すような仕切りパット2を設けると共に、この仕切りパット2の上にPND本体などの梱包品本体(不図示)を保持する保持パット3を載置し、天面板1pで蓋をすることによって、梱包品を収容、梱包するものであり、図2に示すような展開図の段ボール10を折上げて製作されるものである。
この図1に示す個装箱1及びこれを展開した図2に示す段ボール10は、図12に示す従来の個装箱100及びこれを展開した図13に示す段ボール101と、フラップ及び小フラップに関する構成が異なるのみであり、それ以外は同様に構成されている。
即ち、従来の個装箱100及びこれを展開した段ボール101では、天面板1pに連なる左右のフラップ1q,1rが左右対称の同じ二等辺台形(コーナー部にアールを設けた二等辺台形)であるのに対し、この実施形態の個装箱1及びこれを展開した段ボール10は、天面板1pに連なる左右のフラップ1Q,1Rの形状が異なっており、後述するように天面板1pを前向きに折り曲げて蓋をするときに、左右のフラップ1Q,1Rが時間的に前後して、保持パット3の左右の角筒部3a,3aと個装箱1の左右の内側面板1h,1iとの隙間G,G(図5参照)に差し込まれるようになっている。
更に詳しく説明すると、左フラップ1Qの形状は、従来の左フラップ1qと同様の二等辺台形(コーナー部にアールを設けた二等辺台形)であるが、右フラップ1Rは、その後端辺1w(後側面板1c側の端辺)の傾斜角θ2(天面板1pの右側辺に対する傾斜角)が左フラップ1Qの後端辺1vの傾斜角θ1より小さい不等辺台形(コーナー部にアールを設けた不等辺台形)とされている。
また、従来の個装箱100では、前板部1sに連なる左右の小フラップ1t,1uも左右対称の同じ略扇形であるが、この実施形態の個装箱1は、前板部1sに連なる左右の小フラップ1T,1Uも同じ形状ではなく、左の小フラップ1Tが右の小フラップ1Uの頂角θ4よりも大きい頂角θ3を有する広い略扇形、右の小フラップ1Uが左の小フラップ1Tの頂角θ3よりも小さい頂角θ4を有する狭い略扇形とされており、後述するように前板部1sを下向きに折り曲げるときに、左右の小フラップ1T,1Uが時間的に前後して、左右の外側面板1f,1gと左右の折曲片1d,1dとの隙間に差し込まれるようになっている。
このような個装箱1は、図2に示す展開図の段ボール10から、従来の個装箱100と実質的に同様の手順で折上げて製作される。即ち、図3に示すように、方形の底面板1aに連なる前後の側面板1b,1cを上向きに90°折り曲げ、この側面板1b,1cに連なる左右の折曲片1d,1d,1e,1eをそれぞれ内向きに90°折り曲げる。そして、底面板1aに連なる左右の外側面板1f,1gを上向きに90°折り曲げると共に、これらの外側面板1f,1gに連なる左右の内側面板1h,1iを下向きに180°折り返し、左右の外側面板1f,1gと左右の内側面板1h,1iとで上記折曲片1d,1d,1e,1eを挟んだまま、内側面板1h,1iの下端の突出部1j,1kを底面板1aの両側端に形成されたスリット1m,1nに嵌め込んで左右の内側面板1h,1iを固定することにより、図1,図4に示すような天面板1pが開いた状態の箱体を折上げる。
次いで、箱体の下部空間に梱包品の付属品(不図示)を収容して、その上に図1に示すような仕切りパット2を設け、この仕切りパット2の上に梱包品本体(不図示)を保持する図1に示すような保持パット3を載置して、図5に示すように保持パット3と梱包品本体(不図示)を箱体の上部空間に収容する。そして、後側面板1cに連なる天面板1pを前向きに折り曲げながら、この天面板1pに連なって下向きに折り曲げられた左右のフラップ1Q,1Rを、左右の内側面板1h,1iと保持パット3の左右の角筒部3a,3aの隙間G,Gに差し込んで天面板1pで蓋をする。
上記のように天面板1pを前向きに折り曲げて蓋をするとき、図6に示すように、天面板1pの折り曲げ角度が左フラップ1Qの後端辺の傾斜角θ1を越えたところで、左フラップ1Qが左側の隙間Gに差し込まれることになるが、後端辺の傾斜角θ2が左フラップ1Qの傾斜角θ1より小さい右フラップ1Rは、まだ右側の隙間Gに差し込まれない。そして、図7に示すように、天面板1pの折り曲げ角度が右フラップ1Rの傾斜角θ2を越えたところで、右フラップ1Rも右側の隙間Gに差し込まれることになる。従って、保持パット3の左側の角筒部3aを手で内側へ寄せて、先に差し込まれる左側の隙間Gを拡げ、この左側の隙間Gに左フラップ1Qを差し込んだ後、保持パット3の右側の角筒部3aを手で内側へ寄せて、後から差し込まれる右側の隙間Gを拡げ、この右側の隙間Gに右フラップ1Rを差し込むことができるので、従来のように左右のフラップ1q,1rを同時に差し込む場合に比べると、フラップ1Q,1Rの差し込み作業が遥かに容易になる。また、傾斜角θ1,θ2を調節すれば、フラップ1Q,1Rが隙間G,Gに差し込まれるタイミングを自由に変更することも可能である。
天面板1pで蓋をする作業が終わると、図8,図9に示すように、前面板1sを下方へ折り曲げながら、前面板1sに連なって後向きに折り曲げられた左右の小フラップ1T,1Uを、左右の外側面板1f,1gと前側面板1bの左右の折曲片1d,1dとの隙間G1,G1(図5参照)に差し込み、天面板1pや前面板1Sが開かないように固定する。このときも、左の大きい頂角θ3を有する広い略扇形の小フラップ1Tが先に隙間G1に差し込まれ、右の小さい頂角θ4を有する狭い略扇形の小フラップ1Uが後から隙間G1に差し込まれるので、従来のように左右の小フラップ1t,1uを同時に差し込む場合に比べると、フラップ1T,1Uの差し込み作業が遥かに容易になる。
以上のように、この個装箱1は、天面板1pに連なる左右のフラップ1Q,1Rの差し込み作業、及び、前面板1sに連なる左右の小フラップ1T,1Uの差し込み作業がし易いため、折上げ作業性(組立作業性)が格段に向上するといった顕著な効果が奏される。
尚、上記実施形態の個装箱1では、左フラップ1Qを後端辺の傾斜角θ1が大きい二等辺台形とし、右フラップ1Rを後端辺の傾斜角θ2が小さい不等辺台形としているが、逆に、左フラップ1Qを不等辺台形とし、右フラップ1Rを二等辺台形としてもよい。また、上記実施形態の個装箱1では、左の小フラップ1Tを頂角θ3が大きい広い略扇形とし、右の小フラップ1Uを頂角θ4が小さい狭い略扇形としているが、逆に、左の小フラップ1Tを狭い略扇形とし、右の小フラップ1Uを広い略扇形としてもよい。
天面板1pに連なる左右のフラップ1Q,1Rの形状は、前記のような二等辺台形と不等辺台形に限定されるものではなく、天面板1pを折り曲げて蓋をするときに、時間的に前後して前記の隙間G,Gに差し込まれる形状であれば、どのような形状でもよい。同様に、前面板1sに連なる左右の小フラップ1T,1Uも、前記のような広い略扇形と狭い略扇形に限定されるものではなく、前面板1sを折り曲げるときに、時間的に前後して前記の隙間G1,G1に差し込まれる形状であれば、どのような形状でもよい。
図10,図11は、天面板1pに連なる左右のフラップ1Q,1Rの形状が前記実施形態のものと異なる個装箱1を示したもので、天面板1pに連なる左フラップ1Qが長さ寸法L1の大きい二等辺台形とされ、右フラップ1Rが長さ寸法L2の小さい二等辺台形とされている。そして、長さ寸法L2の小さい右フラップ1Rは、天面板1pの後端から一定の間隔をあけて天面板1pの側端に連設されている。その他の構成は、前記実施形態の個装箱と同様であるので、図10,図11において、対応する部分に対応する符号を付して説明を省略する。
このような個装箱1は、天面板1pを前向きに折り曲げて蓋をするときに、図11に示すように、大きい長さ寸法L1を有する左フラップ1Qが先に前記の左側の隙間Gに差し込まれ、小さい長さ寸法L2を有する右フラップ1Rが後から前記の右側の隙間Gに差し込まれるので、左右のフラップ1Q,1Rの差し込み作業がし易くなり、折上げ作業性(組立作業性)が格段に向上する。そして、短い方のフラップ1Rの長さ寸法L2を調節して天面板1pの後端からフラップ1Rまでの間隔を変えれば、フラップ1Rが隙間G,Gに差し込まれるタイミングを自由に変更することも可能である。
1 個装箱
1a 底面板
1b,1c 前後の側面板
1d,1e 折曲片
1f,1g 左右の外側面板
1h,1i 左右の内側面板
1p 天面板
1Q,1R 左右のフラップ
1s 前面板
1T,1U 左右の小フラップ
1v,1w 左右のフラップの後端辺
θ1,θ2 後端辺の傾斜角
θ3,θ4 小フラップの頂角
L1,L2 左右のフラップの長さ寸法
2 仕切りパット
3 保持パット
3a 保持パットの左右の角筒部
1a 底面板
1b,1c 前後の側面板
1d,1e 折曲片
1f,1g 左右の外側面板
1h,1i 左右の内側面板
1p 天面板
1Q,1R 左右のフラップ
1s 前面板
1T,1U 左右の小フラップ
1v,1w 左右のフラップの後端辺
θ1,θ2 後端辺の傾斜角
θ3,θ4 小フラップの頂角
L1,L2 左右のフラップの長さ寸法
2 仕切りパット
3 保持パット
3a 保持パットの左右の角筒部
Claims (4)
- 梱包品本体を保持パットに保持させて収容する段ボール製の個装箱であって、その底面板に連なる前後の側面板を上向きに折り曲げて、前後の側面板に連なる左右の折曲片を内向きに折り曲げ、底面板に連なる左右の外側面板を上向きに折り曲げると共に、左右の外側面板に連なる左右の内側面板を下向きに折り返して、左右の外側面板と左右の内側面板とで左右の折曲片を挟み込み、後側面板に連なる天面板を前向きに折り曲げながら、天面板に連なって下向きに折り曲げられた左右のフラップを、左右の内側面板と保持パットとの隙間に差し込んで折上げられる個装箱であり、
天面板を折り曲げるときに天面板に連なる左右のフラップが左右の内側面板と保持パットとの隙間に時間的に前後して差し込まれるように、左右のフラップを互いに異なる形状としたことを特徴とする個装箱。 - 天面板に連なる左右のフラップの後端辺の傾斜角(天面板の左右の側辺に対する傾斜角)を、左フラップと右フラップとで異ならせたことを特徴とする請求項1に記載の個装箱。
- 天面板に連なる左右のフラップの長さ寸法を、左フラップと右フラップとで異ならせ、長さ寸法の小さい方のフラップを天面板の後端から間隔をあけて天面板の側端に連設したことを特徴とする請求項1に記載の個装箱。
- 天面板に連なる前面板と、前面板に連なる左右の小フラップを更に備えた請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の個装箱であって、前面板を下向きに折り曲げながら、前面板に連なって後向きに折り曲げられた左右の小フラップを左右の外側面板と前側面板の左右の折曲片との隙間に差し込むときに、左右の小フラップが上記隙間に時間的に前後して差し込まれるように、左右の小フラップを互いに異なる形状としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の個装箱。
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104724343A (zh) * | 2013-12-19 | 2015-06-24 | 马斯公司 | 包装箱 |
JP2018076113A (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | 株式会社オーディオテクニカ | 組立式包装箱 |
JP2018087032A (ja) * | 2016-11-29 | 2018-06-07 | 株式会社オーディオテクニカ | 組立式包装箱 |
CN109292197A (zh) * | 2018-10-23 | 2019-02-01 | 天津市华明印刷有限公司 | 外包装盒 |
-
2007
- 2007-11-12 JP JP2007292943A patent/JP2009120207A/ja active Pending
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