JP2008239193A - ボトムロック式紙箱の底部構造および可変式仕切一体型陳列用紙箱 - Google Patents

ボトムロック式紙箱の底部構造および可変式仕切一体型陳列用紙箱 Download PDF

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Abstract

【課題】可変式仕切と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式紙箱の底部構造および該底部構造を有する可変式仕切一体型陳列用紙箱を提供すること。
【解決手段】妻板底蓋片111から仕切片112、突出部113を延設し、一方の側板底蓋片121に底蓋仕切止片123を設け、もう一方の側板底蓋片141に底蓋仕切片143と仕切止舌片144を設ける。底部を組み立てた際、底蓋仕切片143と仕切止舌片144の間に仕切片112を挟むと仕切となり、又、この仕切を解いた後、側板底蓋片121と底蓋仕切止片123の間に突出部113を挟むと別の仕切となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボトムロック式紙箱の底部構造と該底部構造を有する可変式仕切一体型陳列用紙箱に関し、特には仕切と紙箱本体が一体化され、かつ、仕切位置を簡単に変更可能にしたワンタッチで組立が可能なボトムロック式の紙箱の底部構造と該底部構造を用いた可変式仕切一体型陳列用紙箱に関する。前記紙箱には、粉体、粒体等が包装された厚みが薄く自立性のない小袋を多数まとめて収容する場合が好適であるが、本発明は特にその用途に限定されるものではない。
従来、内容物が包装された容器を多数まとめて収容するダース箱としてワンタッチで組み立てが可能な底貼り形式の紙箱が知られていた。しかしこの紙箱には中仕切りがないため、取り扱い中に紙箱の中で内容物が包装された容器同士が擦れあったり、移動したり倒れたりすることがある。これらの現象を防止するため、一般的には別個に紙箱内に仕切り板を挿入して紙箱内の個々の容器の倒れや整列の不順を正すことが試みられていた。しかし仕切りを挿入することは煩雑な作業を要し、生産性が落ちるという問題がある。
このための改良策として、例えば、ボトムロック式の紙箱の底部に仕切り板を延設するなどして、紙箱を組み立てると同時に仕切り板を有する紙箱に組み上がる組立箱が発明された(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
上記先行技術文献を示す。
実公昭49−40015号公報。 実公昭49−40016号公報。
しかし、このボトムロック式組立箱においては、特に収納物が粉体、粒体等が包装された小袋の場合、小袋を立てて収容陳列しておいた場合には、仕切り位置が変わらないため、収容量が少なくなると小袋が倒れてしまい、小袋が確認しずらい、見栄えが悪い等の問題があった。
本発明は、ワンタッチで組立が可能なボトムロック式の仕切り付き紙箱に関する以上のような問題に鑑みてなされたもので、収容量の変化に伴い仕切りの位置を変化させることが可能で常時商品を正立させておくことが可能な可変式仕切と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式紙箱の底部構造と、該底部構造を有する可変式仕切一体型陳列用紙箱を提供することを課題とする。
本発明の請求項1の発明は、妻板(11)、側板(12)、妻板(13)、側板(14)、糊代片(15)が縦方向の折り曲げ線(a)を介して順次連設され、かつ、妻板(11,13)及び側板(12,14)の下縁には横方向の折り曲げ線(b)を介してそれぞれ一対の妻板底蓋片(111,131)と側板底蓋片(121,141)が配設され、前記一対の側板底蓋片は長手方向の端縁が、横方向の折り曲げ線(b)と平行な切断線(c)を中央の一辺として皿状に切り欠かれ、該側板底蓋片の隅角には斜め方向の折り曲げ線(d)を介して該切り欠き部分(K)の一辺である切断線(c)とは別の一辺(e)を共有する略三角形状の固定片(122,142)が区画形成されたボトムロック式紙箱の底部構造において、
前記、一方の妻板底蓋片(111)は、固定片(122)と固着されない部分の先端が該妻板を縦方向に略二分する直線(f)に沿って対向する妻板(13)の手前近くまで延びて仕切片(112)を形成させ、
該先端には、横方向の折り曲げ線(b)と平行に紙箱の内方に突出する突出部(113)が形成され、
仕切片を有する妻板底蓋片(111)に隣接する固定片(122)が区画形成された側板底蓋片(121)には、切断線(c)の延長線上に位置する折り曲げ線(g)と折り曲げ線(g)の先端から外方に設けられる折り曲げ線(a)と平行な切断線(h)により底蓋仕切止片(123)が区画形成され、
仕切片を有しない妻板底蓋片(131)に隣接する固定片(142)が区画形成された側板底蓋片(141)には、切断線(c)の延長線上に位置する折り曲げ線(i)により底蓋仕切片(143)が区画形成され、
底蓋仕切片(143)の切り欠き寄りには、縦方向の切断線(j)により略三角形状の仕切止舌片(144)が区画形成され、
さらに前記仕切片(112)には、仕切片の基盤側で固定片(142)と固着しない方の側板底蓋片(141)の底蓋仕切片(143)と仕切止舌片(144)の間の切断線(j)に仕切片(112)が係合する位置に横方向の折り曲げ線(k)が、また、仕切片の先端側で固定片(122)と固着する方の側板底蓋片(121)の底蓋仕切止片(123)と側板底蓋片(121)との間の切断線(h)に仕切片(112)が係合する位置に、横方向の折り曲げ線(l)が、それぞれ設けられていることを特徴とする、可変式仕切と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式紙箱の底部構造である。
このように請求項1記載の発明によれば、一方の妻板底蓋片(111)は、固定片(122)と固着されない部分の先端が該妻板を縦方向に略二分する直線(f)に沿って対向する妻板(13)の手前近くまで延びて仕切片(112)を形成させ、該先端には、横方向の折り曲げ線(b)と平行に紙箱の内方に突出する突出部(113)が形成され、仕切片を有する妻板底蓋片(111)に隣接する固定片(122)が区画形成された側板底蓋片(121)には、切断線(c)の延長線上に位置する折り曲げ線(g)と折り曲げ線(g)の先端から外方に設けられる折り曲げ線(a)と平行な切断線(h)により底蓋仕切止片(123)が区画形成され、仕切片を有しない妻板底蓋片(131)に隣接する固定片(142)が区画形成された側板底蓋片(141)には、切断線(c)の延長線上に位置する折り曲げ線(i)により底蓋仕切片(143)が区画形成され、底蓋仕切片(143)の切り欠き寄りには、縦方向の切断線(j)により略三角形状の仕切止舌片(144)が区画形成され、さらに前記仕切片(112)には、仕切片の基盤側で固定片(142)と固着しない方の側板底蓋片(141)の底蓋仕切片(143)と仕切止舌片(144)の間の切断線(j)に仕切片(112)が係合する位置に横方向の折り曲げ線(k)が、また、仕切片の先端側で固定片(122)と固着する方の側板底蓋片(121)の底蓋仕切止片(123)と側板底蓋片(121)との間の切断線(h)に仕切片(112)が係合する位置に、横方向の折り曲げ線(l)が、それぞれ設けられているので、折り畳んだ状態から底部を起こした状態にして仕切片(112)を起こすと共に、仕切止舌片(144)を起こすことにより立ち上がった仕切片(112)は、立ち上がった仕切止舌片(144)と立ち上がらない底蓋仕切片(143)の間に挟まって固定され、仕切片(112)が仕切片として働き、収容物が少なくなってきても中央付近に取り付けた仕切片により収容物が倒れることなく陳列できる。
さらに収容物が少なくなった場合には、先の仕切片(112)と底蓋仕切片(143)と仕切止舌片(144)の固定をほどいた後、突出部(113)を立ち上げ底蓋仕切片(123)を折り曲げて突出部(113)を側板底蓋片(121)と底蓋仕切止片(123)の間に挟むようにして突出部(113)を固定する。このことにより、突出部(113)は仕切となり、少なくなった収容物は妻板(11)と突出部(113)の間に挟むようにして立てることにより倒れることなく最後まで陳列できる。このように本発明のボトムロック式紙箱の底部構造においては内容物の減量に伴い仕切位置を変化させることができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記仕切片を有する妻板底蓋片(111)に隣接する固定片(122)が区画形成された側板底蓋片(121)に区画形成された底蓋仕切止片(123)の外縁寄りに、縦方向の切断線(h)と平行に切断線(m)を設け、切断線(h)と切断線(m)の先端同士を、折り曲げ線(g)と同一線上に形成される折り曲げ線(n)で結んで仕切短冊止片(124)が設けられていることを特徴とする、可変式仕切と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式紙箱の底部構造である。
このように請求項2の発明によれば、仕切片を有する妻板底蓋片(111)に隣接する固定片(122)が区画形成された側板底蓋片(121)に区画形成された底蓋仕切止片(123)の外縁寄りに、縦方向の切断線(h)と平行に切断線(m)を設け、切断線(h)と切断線(m)の先端同士を、折り曲げ線(g)と同一線上に形成される折り曲げ線(n)で結んで仕切短冊止片(124)が設けられているので、突出部(113)を立ち上げ仕切として使用する場合、仕切短冊止片(124)を折り曲げ立ち上げることで突出部(113)はさらに安定して固定され、仕切の効果がさらに向上する。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2記載の可変式仕切と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式紙箱の底部構造を有する紙箱であって、
前記仕切片が連設された妻板と対向する位置にある妻板の略中央に、Iの字状の切れ目が設けられ、該切れ目を起点として左右方向に横方向の折り曲げ線と平行に、ミシン目状に切れ目線を二本平行に設けて帯状の開封構造とし、該帯状の開封構造を隣接する側板の妻板寄りから斜め上方の側板の上端縁まで連続して設けると共に、仕切片が連設された妻板の上端にはそれぞれ折り曲げ線を介して天板、天板舌片が連設されていることを特徴とする、可変式仕切一体型陳列用紙箱である。
このように請求項3の発明によれば、仕切片が連設された妻板と対向する位置にある妻板の略中央に、Iの字状の切れ目が設けられ、該切れ目を起点として左右方向に横方向の折り曲げ線と平行に、ミシン目状に切れ目線を二本平行に設けて帯状の開封構造とし、該帯状の開封構造を隣接する側板の妻板寄りから斜め上方の側板の上端縁まで連続して設けると共に、仕切片が連設された妻板の上端にはそれぞれ折り曲げ線を介して天板、天板舌片が連設されているので、天板舌片を差し込み口から引き出し、天板を開けることにより収容物を取り出すことができ、また、Iの字状の切れ目を開始点として帯状の開封構造を左右に引き裂くことで紙箱の前側上面が切り取られ、収容物の上側が露出して収容物の紙箱からの取り出しが容易になる。
また、請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記妻板13の帯状の開封構造の下側に切れ目線により開口予定部が区画形成されていることを特徴とする、可変式仕切一体型陳列用紙箱である。
このように請求項4の発明によれば、妻板の帯状の開封構造の下側に切れ目線により開口予定部が区画形成されているので、開口予定部を切り取ると収容物の前面が見やすくなり、ディスプレイ効果が向上する。また、前面に位置する妻板が低くなって、仕切の位置の変更作業がより簡単に行えるようになる。
本発明によれば、紙箱本体以外の中仕切等の別部材が不要となって商品充填時の仕切忘れを防止できる。仕切を正立させるための接着剤等が不要で作業効果が向上する。仕切の組み方を変化させることで収容物が減ってきても常に正立を保たせることができ、商品のディスプレイ効果が非常に向上する。
本発明を一実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。
本発明の可変式仕切と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式紙箱の底部構造(1)は、例えば、図1、図2に示すように、妻板(11)、側板(12)、妻板(13)、側板(14)、糊代片(15)が縦方向の折り曲げ線(a)を介して順次連設され、かつ、妻板及び側板の下縁には横方向の折り曲げ線(b)を介してそれぞれ一対の妻板底蓋片(111,131)と側板底蓋片(121,141)が配設されている。なお、底部は矩形が好ましく仕切片は長手方向に設ける必要がある。
そして一対の側板底蓋片(121,141)は長手方向の端縁が、横方向の折り曲げ線(b)と平行な切断線(c)を中央の一辺として皿状に切り欠かれ、該側板底蓋片の隅角には斜め方向の折り曲げ線(d)を介して該切り欠き部分(K)の一辺である切断線(c)とは別の一辺(e)を共有する略三角形状の固定片(122,142)が区画形成されたボトムロック式紙箱の底部構造(1)に関するものである。
一方の妻板底蓋片(111)は、固定片(122)と固着されない部分の先端が妻板(11)を縦方向に略二分する直線(f)に沿って対向する妻板(13)の手前近くまで延びて仕切片(112)を形成させている。
この仕切片(112)の先端には、横方向の折り曲げ線(b)と平行に紙箱の内方に突出する突出部(113)が形成されている。
仕切片(112)を有する妻板底蓋片(111)に隣接する固定片(122)が区画形成された側板底蓋片(121)には、切断線(c)の延長線上に位置する折り曲げ線(g)と折り曲げ線(g)の先端から外方に設けられる折り曲げ線(a)と平行な切断線(h)により底蓋仕切止片(123)が区画形成されている。
仕切片を有しない妻板底蓋片(131)に隣接する固定片(142)が区画形成された側板底蓋片(141)には、切断線(c)の延長線上に位置する折り曲げ線(i)により底蓋仕切片(143)が区画形成されている。
底蓋仕切片(143)の切り欠き寄りには、縦方向の切断線(j)により略三角形状の仕切止舌片(144)が区画形成されている。なお、切断線(j)は前述の切断線(h)と後述する切断線(m)とともに、使用する紙厚程度の幅を持たせた切り込み(スリット)としても良い。
さらに仕切片(112)には、仕切片の基盤側で固定片(142)と固着しない方の側板底蓋片(141)の底蓋仕切片(143)と仕切止舌片(144)の間の切断線(j)に仕切片(112)が係合する位置に横方向の折り曲げ線(k)が、また、仕切片の先端側で固定片(122)と固着する方の側板底蓋片(121)の底蓋仕切止片(123)と側板底蓋片(121)との間の切断線(h)に仕切片(112)が係合する位置に横方向の折り曲げ線(l)が、それぞれ設けられている。
仕切片を有する妻板底蓋片(111)に隣接する側板底蓋片(121)に区画形成され
た底蓋仕切止片(123)の外縁寄りに、縦方向の切断線(h)と平行に切断線(m)を設け、切断線(h)と切断線(m)の先端同士を、折り曲げ線(g)と同一線上に形成される折り曲げ線(n)で結んで仕切短冊止片(124)を設ける構成としても良い。
仕切短冊止片(124)を設けることにより、仕切片(112)を折り曲げ線(l)に沿って折り曲げ、突出片(113)を立ち上げ、仕切とする際、立ち上げた突出片(113)を安定して保持することができる。
つぎに底部構造の作製方法について簡単に述べる。
先ず、妻板底蓋片(111,131)、側板底蓋片(121,141)を横方向の折り曲げ線(b)に沿って折り畳むと共に、糊代片(15)が妻板(11)の内側に入るように縦方向の折り曲げ線(a)に沿って側板(14)、ついで妻板(11)を折り畳む。
その際、一方の妻板底蓋片(111)の外面とそれに重なる固定片(122)の内面は例えば接着糊等で固着され、もう一方の妻板底蓋片(131)の外面とそれに重なる固定片(142)の内面は同様に接着糊等で固着される。また、妻板(11)の内面と糊代片(15)の外面もほぼ同時に接着糊等で固着される。
この折り畳まれたブランクを各底蓋片を下にして起こすと、ワンタッチで底部が形成され、本発明のボトムロック式紙箱の底部構造となる(図1参照)。
なお、ここでは、妻板(11,13)、側板(12,14)、妻板底蓋片(111,131)、
側板底蓋片(121,141)、固定片(122,142)等が紙箱本体(2)を構成し、仕切片(112)、突出部(113)、底蓋仕切止片(123)、底蓋仕切片(143)、仕切止舌片(144)等が可変式仕切(3)を構成している。
小袋等の内容物(4)を収容後、内容物が減ってきたら、例えば、図3(a)、(b)に示すように、仕切片(112)を折り曲げ線(k)に沿って立ち上げ、底蓋仕切片(143)と仕切止舌片(144)の間に挟み、仕切止舌片(144)を起こしておくことで仕切片(112)は仕切として固定される。内容物(4)を手前側に寄せて収容することにより、内容物は引き続き立てたままの状態を保持できる。
さらに内容物(4)が減少した場合には、例えば、図4(a)、(b)に示すように、一旦上記仕切を解いた後、突出部(113)を折り曲げ線(l)に沿って立ち上げ、底蓋仕切片(123)も立ち上げ、側板底蓋片(121)と底蓋仕切止片(123)の間に突出部(113)を挟み、仕切とする。仕切止短冊片(124)が設けられている場合には、仕切止短冊片(124)を少し起こして底蓋仕切止片(123)と仕切止短冊片(124)の間に突出部(113)を挟み、仕切とする。後者の方が突出部(113)はより安定して仕切として固定される。内容物(4)を手前側に寄せて収容することで少なくなった内容物は引き続き立ったままの状態を保持できる。
次に、可変式の仕切片と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式紙箱の底部構造を有する可変式仕切一体型陳列用紙箱について述べる。底部構造は前述の通りであるので省略する。
図6は可変式仕切一体型陳列用紙箱のブランクの一実施例を示す展開平面図である。これにつき簡単に説明する。
仕切片(112)が連設された妻板(11)の上縁には、折り曲げ線を介して天板(116)、天板舌片(117)が順次連設されている。
仕切片(112)が連設された妻板(11)と対向する位置にある妻板(13)の略中央には、Iの字状の切れ目(o)が設けられいる。
この切れ目(o)の上端と下端を起点として左右方向に横方向の折り曲げ線(b)と平行に、二本のミシン目状の切れ目線(p,q)を平行に設けて帯状の開封構造(132)とする。
この帯状の開封構造(132)は隣接する一対の側板(12,14)の妻板寄りから斜め上方の側板の上端縁まで連続して設けられている。
帯状の開封構造(132)が設けられた妻板(13)の帯状の開封構造から下部分には、ミシン目状の切れ目線(r)により開口予定部(133)が区画形成されている。
一対の側板(12,14)の上縁に折り曲げ線を介して側板舌片(126,146)を設けた構成としても良い。側板舌片(126,146)を設けることにより流通時の横方向の圧縮強度が上がり紙箱のたわみがなくなったり、天板と側板の間から塵埃等の侵入を防止する効果がある。
このような構造のブランクを組み立てると、図5、図7に示すような可変式仕切と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式の底部構造を有する可変式仕切一体型陳列用紙箱(5)となる。
帯状の開封構造(132)を設けたことにより、Iの字状の切れ目(o)を開封開始点として帯状の開封構造(132)を左右に引き裂くことにより紙箱の前側上面を簡単に切り取ることができるようになり、収容物の上側が露出し、収容物の取り出しが容易になる。
また、陳列時に前面となる妻板(13)の開口予定部(133)を除去することにより、収容物の前面が良く見えるようになりディスプレイ効果が向上する。
本発明の可変式の仕切片と紙箱本体が一体に形成されたボトムロック式紙箱の底部構造の一実施例を示す、(a)は上面から見た平面説明図であり、(b)は下面から見た平面説明図である。 図1を展開したブランクシート要部の平面説明図である。 (a)は底部に仕切を組んだ状態を示す、箱の一部を切り欠いた状態の斜視説明図であり、(b)は、(a)に収容物である小袋等の小片を収容した状態を示す、横から見た模式説明図である。 (a)は図3とは別の位置に仕切を組んだ状態を示す、箱の一部を切り欠いた状態の斜視説明図であり、(b)は、(a)に収容物である小袋等の小片を収容した状態を示す、横から見た模式説明図である。 本発明の可変式仕切一体型陳列用紙箱の一実施例を示す、斜視説明図である。 図5を展開したブランクシートの平面説明図である。 図5の可変式仕切一体型陳列用紙箱を開封した陳列状態の形態の一実施例を示す、斜視説明図である。
符号の説明
1‥‥底部構造
2‥‥紙箱本体
3‥‥可変式仕切
4‥‥内容物、収容物
5‥‥可変式仕切一体型陳列用紙箱
10‥‥ブランクシート
11‥‥妻板
12‥‥側板
13‥‥妻板
14‥‥側板
111‥‥妻板底蓋片
112‥‥仕切片
113‥‥突出部
116‥‥天板
117‥‥天板舌片
121‥‥側板底蓋片
122‥‥固定片
123‥‥底蓋仕切止片
124‥‥仕切短冊止片
126‥‥側板舌片
131‥‥妻板底蓋片
132‥‥帯状の開封構造
133‥‥開口予定部
141‥‥側板底蓋片
142‥‥固定片
143‥‥底蓋仕切片
144‥‥仕切止舌片
146‥‥側板舌片
a‥‥縦方向の折り曲げ線
b‥‥横方向の折り曲げ線
c‥‥横方向の折り曲げ線と平行な切断線
d‥‥斜め方向の折り曲げ線
e‥‥切り欠き部分の切断線cとは別の一辺
f‥‥妻板を縦方向に略二分する直線
g‥‥切断線cの延長線上に位置する折り曲げ線
h‥‥折り曲げ線gの先端から外方に設けられる折り曲げ線aと平行な切断線
i‥‥切断線cの延長線上に位置する折り曲げ線
j‥‥縦方向の切断線
k‥‥横方向の折り曲げ線
l‥‥横方向の折り曲げ線
m‥‥切断線hと平行な切断線
n‥‥折り曲げ線
o‥‥Iの字状の切れ目
p‥‥ミシン目状の切れ目線
q‥‥ミシン目状の切れ目線
r‥‥ミシン目状の切れ目線
K‥‥切り欠き、切り欠き部分

Claims (4)

  1. 妻板(11)、側板(12)、妻板(13)、側板(14)、糊代片(15)が縦方向の折り曲げ線(a)を介して順次連設され、かつ、妻板(11,13)及び側板(12,14)の下縁には横方向の折り曲げ線(b)を介してそれぞれ一対の妻板底蓋片(111,131)と側板底蓋片(121,141)が配設され、
    前記一対の側板底蓋片は長手方向の端縁が、横方向の折り曲げ線(b)と平行な切断線(c)を中央の一辺として皿状に切り欠かれ、該側板底蓋片の隅角には斜め方向の折り曲げ線(d)を介して該切り欠き部分(K)の一辺である切断線(c)とは別の一辺(e)を共有する略三角形状の固定片(122,142)が区画形成されたボトムロック式紙箱の底部構造において、
    前記、一方の妻板底蓋片(111)は、固定片(122)と固着されない部分の先端が該妻板を縦方向に略二分する直線(f)に沿って対向する妻板(13)の手前近くまで延びて仕切片(112)を形成させ、
    該先端には、横方向の折り曲げ線(b)と平行に紙箱の内方に突出する突出部(113)が形成され、
    仕切片を有する妻板底蓋片(111)に隣接する固定片(122)が区画形成された側板底蓋片(121)には、切断線(c)の延長線上に位置する折り曲げ線(g)と折り曲げ線(g)の先端から外方に設けられる折り曲げ線(a)と平行な切断線(h)により底蓋仕切止片(123)が区画形成され、
    仕切片を有しない妻板底蓋片(131)に隣接する固定片(142)が区画形成された側板底蓋片(141)には、切断線(c)の延長線上に位置する折り曲げ線(i)により底蓋仕切片(143)が区画形成され、
    底蓋仕切片(143)の切り欠き寄りには、縦方向の切断線(j)により略三角形状の仕切止舌片(144)が区画形成され、
    さらに前記仕切片(112)には、仕切片の基盤側で固定片(142)と固着しない方の側板底蓋片(141)の底蓋仕切片(143)と仕切止舌片(144)の間の切断線(j)に仕切片(112)が係合する位置に横方向の折り曲げ線(k)が、また、仕切片の先端側で固定片(122)と固着する方の側板底蓋片(121)の底蓋仕切止片(123)と側板底蓋片(121)との間の切断線(h)に仕切片(112)が係合する位置に、横方向の折り曲げ線(l)が、それぞれ設けられていることを特徴とする、ボトムロック式紙箱の底部構造。
  2. 前記仕切片を有する妻板底蓋片(111)に隣接する固定片(122)が区画形成された側板底蓋片(121)に区画形成された底蓋仕切止片(123)の外縁寄りに、縦方向の切断線(h)と平行に切断線(m)を設け、切断線(h)と切断線(m)の先端同士を、折り曲げ線(g)と同一線上に形成される折り曲げ線(n)で結んで仕切短冊止片(124)が設けられていることを特徴とする、請求項1記載のボトムロック式紙箱の底部構造。
  3. 請求項1又は2記載のボトムロック式紙箱の底部構造を有する紙箱であって、
    前記仕切片が連設された妻板と対向する位置にある妻板の略中央に、Iの字状の切れ目が設けられ、該切れ目を起点として左右方向に横方向の折り曲げ線と平行に、ミシン目状に切れ目線を二本平行に設けて帯状の開封構造とし、該帯状の開封構造を隣接する側板の妻板寄りから斜め上方の側板の上端縁まで連続して設けると共に、
    仕切片が連設された妻板の上端にはそれぞれ折り曲げ線を介して天板、天板舌片が連設されていることを特徴とする、可変式仕切一体型陳列用紙箱。
  4. 前記妻板の帯状の開封構造の下側に切れ目線により開口予定部が区画形成されていることを特徴とする、請求項3記載の可変式仕切一体型陳列用紙箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011184054A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Rengo Co Ltd 包装展示兼用箱
CN108100401A (zh) * 2018-01-26 2018-06-01 浙江新振印刷科技有限公司 一种可展示包装盒
CN111776408A (zh) * 2020-06-17 2020-10-16 温州中梁科技有限公司 一种包装盒

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