JP2009119664A - 接着シート及びその積層体 - Google Patents

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Abstract

【課題】多数のパッチを積層した状態で、一枚ずつ剥離を行うことのできるパッチ及び当該パッチの積層体を提供すること。
【解決手段】シート基材Bの一方の面が接着面Aとされるとともに、他方の面が剥離処理面LとされたパッチPを複数形成し、これらパッチPの接着面Aと剥離処理面Lとを重ね合わせて積層体P1が形成されている。積層体P1の一端側に位置するパッチPの接着面Aを用紙Sの穴S1回りに接着させることで、当該パッチPが前記積層体P1から一枚ずつ剥離できるようになっている。接着面Aは、接着剤を分散して塗布した多数の点状若しくは水滴状の接着剤部A1により形成されており、これら接着剤部A1は線対称、点対称等、その他一定の規則性を有する状態で配置されている。
【選択図】図6

Description

本発明は接着シート及びその積層体に係り、特に、用紙等の被着体に形成された綴じ込み用の穴を囲む位置に貼付して当該穴回りを補強することに適したパッチ等の接着シート及びその積層体に関する。
書類等の用紙をファイルに綴じ込む場合には、パンチを用いて用紙の端縁に沿って穴を形成し、これらパンチングされた穴に綴じ具の綴じ足若しくは綴じ軸を挿通させる方法が採用されている。この綴じ込み方法による場合、頻繁なる用紙の捲り操作等によって当該用紙の穴回りを破断する場合があるため、当該穴を囲むようにパッチを貼り付けて補強することが行われている。
前述したパッチは、樹脂製のシート基材の一方の面に接着剤層を設けて接着面とするとともに、他方の面にシリコーン樹脂等を塗布して剥離処理層としたものが用いられている。このパッチは、その中央部に、用紙に形成された穴に対応する円形の穴が形成されて外縁形状が円形をなす略ドーナツ形に設けられ、当該パッチを多数枚重ね合わせた積層体をパッチ貼着器にセットした状態で、積層体の一端側に表出する接着面を用紙の穴回りに押圧することで貼付できるようになっている。
しかしながら、公知のパッチは、シート基材の一方の面全域に接着剤層を塗布することで接着面が形成されている。そのため、パッチ積層体の一端側に表出する接着面を用紙の穴回りに押圧して当該押圧力を解除したときに、一枚ずつ剥離できない場合を生じ、複数枚のパッチが重なり合って貼付されてパッチを無駄に消費してしまう、という不都合を招来する。
このようなパッチの重なり合った貼付は、シート基材における一方の面全域に接着剤が塗布されていることに起因するものと考えられ、特許文献1には、接着剤の部分的な塗布により接着面を形成したパッチが開示されている。
特許第3751426号公報
特許文献1に開示されたパッチは、接着剤を部分的に塗布して接着面を構成しているものの、接着剤を塗布する位置若しくは箇所に何ら規則性がなく、いわばランダムな位置に設定されている。そのため、例えば、パッチに押圧力を付与して当該押圧力を解除する際に、その外周側からパッチの剥離が開始されるように構成されたパッチ貼着器では、常に一定の条件で次のパッチから剥離することができないものとなり、一枚ずつの剥離を確実に行うことができないものとなっている。
[発明の目的]
本発明は、このような不都合に着目して案出されたものであり、その目的は、パッチ等の接着シートの積層体を用いて被着体に貼付するにあたり、一枚ずつ剥離して貼付することに適した接着シート及びその積層体を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、被着体に貼付される接着シートと、これに重なる次の接着シートとの剥離を線対称的に行うようにした貼着器を用いたときに、剥離抵抗を等しく保って一枚ずつの剥離を実現することのできる接着シート及びその積層体を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明は、シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、これら接着剤部は線対称に配置される、という構成を採っている。
また、本発明は、シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
これら接着剤部は点対称に配置される、という構成を採ることができる。
更に、本発明は、シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
これら接着剤部は、シート基材の中心に対して略同心円となる複数の円周軌跡に沿って配置されているとともに、各円周軌跡上の接着剤部は相互に等間隔をおいて設けられる、という構成を採ってもよい。
また、本発明は、シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
接着剤部の相互間隔が狭い領域と広い領域とを有し、相互間隔が広い領域の接着剤部は線対称又は点対称配置、若しくはシート基材の中心に対して略同心円となる複数の円周軌跡に沿って相互に等間隔をおいて配置される、という構成を採ることもできる。
更に、本発明は、シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
接着剤部の相互間隔が狭い領域と広い領域とを有し、これら領域のうち少なくとも一方の領域における接着剤部は等間隔をおいて直線若しくは円周上に配置される、という構成も含む。
また、本発明は、シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
接着剤部の狭い領域と広い領域がそれぞれ対をなして複数箇所に分散して設けられ、これら分散した少なくとも一対の領域は、線対称又は点対称に設けられる、という構成を採ってもよい。
本発明において、前記接着面は、前記接着剤部の相互間隔が狭い領域と、相互間隔が広い領域とを有する構成とすることができる。
また、前記接着剤部は、略点状若しくは略水滴状の平面形状をなし、当該接着剤部は、略同一の大きさに設けられる、という構成を採用するとよい。
また、前記接着剤部は、略点状若しくは略水滴状の平面形状をなし、当該接着剤部は、大小異なる大きさを組み合わせたものとしてもよい。
更に、本発明において、前記複数の円周軌跡に沿って設けられた接着剤部は、前記シート基材の中心から放射方向に延びる直線上に整列配置される、という構成を採用することができる。
また、前記複数の円周軌跡に沿って設けられた接着剤部のうち、シート基材の外周側の同心円上に位置する接着剤部は、内周側の同心円上に位置する接着剤部の相互間隔よりも広く設定されるようにしてもよい。
更に、前記接着剤部相互間の間隔が略等しく設定された領域を備えた構成を採ることもできる。
また、前記シート基材は面内中央に穴が形成された平面形状をなし、その内周縁及び/又は外周縁に前記接着剤部が存在しない構成も好ましくは採用される。
更に、前記接着剤部の面積の総和が、前記シート基材の面積の30パーセント以上、75パーセント未満に設定されている。
前記シート基材は面内中央に穴が形成されて外縁形状が略円形となる平面形状に設けられる、という構成を採ることが好ましい。
また、本発明に係る積層体は、前述の何れかに記載の接着シートを積層した積層体であって、各接着シートの前記接着剤部の位置が積層方向に沿って相互に重なり合う状態で積層されている。
本発明の接着シートによれば、一定の規則性を有する条件において、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部が設けられているため、接着剤を全面的に塗布して接着面が形成された接着シートに比べて、接着シート同士の剥離抵抗を抑制して一枚ずつの剥離を行うことができるようになる。特に、接着剤部が線対称或いは点対称に配置した構成によれば、接着シートの両側から剥離が行えるように設けられた貼着器に適用したときに、線対称若しくは点対称となる両側の剥離抵抗を等しくしてバランスよく剥離することができ、これにより、接着シートが複数枚重なった状態で貼付されてしまうような不都合を解消することが可能となる。
また、接着剤部をシート基材の中心に対して略同心円となる複数の円周軌跡に沿って配置し、各円周軌跡上の接着剤部を相互に等間隔をおいて設けた構成によっても剥離抵抗をバランスよく保つことができる他、接着剤の塗布パターンをシンプルにすることができる。
更に、接着剤部の相互間隔が狭い領域と広い領域を有し、相互間隔が広い領域の接着剤部は線対称又は点対称配置、若しくはシート基材の中心に対して略同心円となる複数の円周軌跡に沿って相互に等間隔をおいて配置した構成では、相互間隔が広い領域から剥離が開始されるようにすることで一層小さな剥離抵抗で剥離を行うことができる。また、相互間隔が狭い領域と広い領域のうち、少なくとも一方の領域における接着剤部が等間隔をおいて直線若しくは円周上に配置された構成においては、当該等間隔をおいて接着剤部が配置されている領域から剥離することでバランスよく剥離を行うことができる。
また、接着剤部の狭い領域と広い領域をそれぞれ対をなして複数箇所に分散して設け、少なくとも一対の領域が、線対称又は点対称に設けられている構成では、当該線対称又は点対称に設けられている領域から剥離を開始させることでスムースに剥離を行うことができる。
また、前記接着剤部を、略点状若しくは略水滴状の平面形状で略同一の大きさに設けた構成によれば、接着シートの接着力を安定した状態で分散させることができる他、シート基材に接着剤を塗布する装置の構成をシンプルにする副次的効果をも得る。
更に、前記接着剤部が大小異なる大きさを組み合わせた構成では、例えば、小さい接着剤部が分散する領域を外周側に設けることで、接着シートを貼付する際の剥離抵抗を小さくして接着シートを一枚ずつ貼付することができる。
更に、前記接着剤部がシート基材の中心から放射方向に延びる直線上に位置する構成によれば、剥離方向と接着剤部の並び方向とが一致することとなってスムースなる剥離を実現することができる。
また、シート基材の外周に近い同心円上に位置する接着剤部が、内側の同心円上に位置する接着剤部の相互間隔よりも大きく設定された構成では、外周側の剥離容易性を向上させることができる。
更に、面内中央に穴が形成されたシート基材の内周縁及び/又は外周縁に接着剤部が存在しない領域を設けることによっても剥離容易性を確保することが可能となる。すなわち、接着シートの内周縁及び外周縁から接着剤が糸を引くようにはみ出してしまうことが確実に防止され、この点からも接着シートが重なり合った状態で剥離されてしまう不都合を解消することができる。
更に、前記接着剤部の面積の総和をシート基材の面積の30パーセント以上、75パーセント未満に設定することで、被着体に対する接着力を一定に維持しつつ接着剤の使用量を抑制でき、しかも、剥離抵抗が強すぎるような不都合も回避可能となる。30パーセント未満では、接着シートを書類等の被着体に貼付したときの接着力が不十分となり、75パーセント以上では、剥離抵抗が強くなりすぎて一枚ずつの剥離に少なからず影響を与えることとなる。
また、前記シート基材の面内に穴が形成されて外縁形状を略円形とした場合には、パッチ貼着器等に適用したときの保持構造を簡易なものとすることができ、また、剥離を開始させるべき位置の自由度を得ることができる。
更に、本発明に係る積層体は、各接着シートにおける接着剤部が積層方向に重なるように積層しているため、常に一定の剥離条件を維持することができる。
なお、本明細書において、「点状」とは、一定の拡がりを有するもの、例えば、プリンタで印字されたドットよりも大きいものを含み、その外縁形状が円形でない場合を含む。また、「水滴状」とは、円形をやや扁平に潰したような外形、例えば、楕円形、扇形等これらに近似した形状をも含む。
以下、図面を参照しながら本発明に係る接着シートの実施形態を説明する。
図1(a)及び(b)には、本発明に係る接着シートが適用されたパッチを貼付するパッチ貼着器の要部正面図及びパッチの部分側面図が示され、図2には、パッチ貼着器の底面図が示されている。また、図3ないし図5には、貼着器の要部断面図がそれぞれ示されている。これらの図において、パッチ貼着器10は、略円筒状のケース11と、このケース11の内部でパッチPの積層体P1を保持する軸状の保持体12とを備えて構成されている。
前記ケース11は、その周壁下端部における180度対称位置に、略円弧状の切欠部11Aを備えた形状に設けられており、当該切欠部11Aが形成された領域を除くケース11の下端11Bは、パッチPを用紙S(被着体)の穴S1回りに貼付するときに、当該用紙Sを押さえ付ける領域として作用する。この一方、切欠部11Aは、パッチPを貼付する際の押圧力を解除するときに、用紙Sの浮き上がりを許容する領域であり、この切欠部11Aに沿って用紙Sが浮き上がって湾曲することで、貼付された一枚目のパッチPも用紙Sと共に湾曲して次のパッチPとの剥離が促進される。
前記保持体12は、パッチPの中央に設けられた円形の穴P2の内径より僅かに小さい外形を備えた筒状をなし、その下端部には、前記穴P2の内径よりも僅かに大きい環状突部15が形成されている。この環状突部15は、パッチPの積層体P1の脱落を規制するとともに、用紙Sに一枚目のパッチPを貼付したときに、次のパッチPに一定の抵抗を付与して当該次なるパッチPの抜け出しを阻止するようになっている。
前記積層体P1は、多数枚のパッチPを相互に重ね合わせたものであり、図1(a)中下面側に接着面Aが位置する一方、上面側に剥離処理面Lが位置する状態で前記保持体12に装着される。各パッチPは、図1(b)に示されるように、樹脂製のシート基材Bの一方の面に、接着剤を分散塗布して接着剤部A1を多数形成することで接着面Aが形成され、他方の面にシリコーン樹脂等による剥離処理面Lが形成されている。この積層体P1は、各パッチPの接着剤部A1が積層方向において略重なるように積層して構成され、これにより、各枚を剥離する際の剥離抵抗のばらつきが回避される。
前記接着面Aは、図6(a)に示されるように、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部A1により形成されている。個々の接着剤部A1は点状に設けられ、内周側と外周側を除き、略同一形状、略同一面積に設けられているとともに、パッチPの中心Cを通る左右方向の直線D1に対して線対称に配置され、また、上下方向の直線D2に対しても線対称に配置され。更に、接着剤部A1は中心Cに対して点対称に配置されている。また、図6(a)中、左右両側領域に配置された接着剤部A1は、その中間領域、すなわち穴P2の上下領域に配置された接着剤部A1に対して相互間隔が相対的に狭くなるように密度が高く設けられている。これら相互間隔が狭く設けられた接着剤部A1は、上下方向に沿う直線上において略等間隔に設けられている。また、中間領域の接着剤部A1も上下方向において略等間隔に設けられている。更に、相互間隔が広い領域すなわち密度が低い領域の接着剤部A1は線対称又は点対称に配置されている。このような構成とされたパッチPは、図6(a)中、中央部の上下両側は、剥離抵抗が小さい領域となり、これら領域の外周側から剥離が開始されるように前記貼着器10にセットすることで、一枚ずつの剥離を確実にして貼付することが可能となる。
前記パッチPは、図6(b)ないし(f)、図7(g)ないし(l)及び図8(m)ないし(q)に示されるように、パッチPの中心を通る直線に対して線対称となる関係、点対称となる関係、その他一定の規則性を有する条件で接着剤部A1が配置された種々のタイプのものを用いることができる。ここで、接着剤部A1の配置が線対称となる中心線が多数あるものについては、図面の錯綜を避ける便宜から、直線の明示を省略する。
図6(b)に示されたパッチPは、穴P2を囲む内周側には接着剤部A1が存在しない閉ループ状の非接着領域を備えているとともに、各接着剤部A1を略水滴状の平面形状となるように設けたところに特徴を有する。これらの接着剤部A1は、同心円上に位置する三つの円周軌跡上にそれぞれ等間隔に配置されているとともに、放射方向に延びる直線上に整列配置されている。また、最も内側の円周軌跡上に位置する接着剤部A1が相対的に小さく設けられているとともに、外周側の円周軌跡上に位置する接着剤部A1の相互間隔は相対的に広く且つ等間隔となるように設けられている。このタイプのパッチPにおける接着剤部A1は、図6(b)から明らかなように、線対称の中心となる多数の直線に対して線対称であるとともに、中心Cに対して点対称となっている。従って、前述した転着器10にセットする際のパッチ積層体Pの周方向向きは殆ど制約されないものとなる。
図6(c)に示されたパッチPは、図6(b)のパッチPの変形的なものであり、外周側にも接着剤部A1が存在しない閉ループ状の非接着領域を設け、三つの円周軌跡上における接着剤部A1をそれぞれ等間隔に設けたものである。図6(c)のパッチPは、外周側のどの位置からも剥離が一層容易となる。また、このパッチPにおける接着剤部A1も、線対称配置の中心となる多数の直線に対して線対称であるとともに、中心Cに対して点対称となっている。なお、パッチPは、外周側の接着剤部A1の放射方向に沿う長さが内側の接着剤部A1の長さよりも若干短く設定され、接着剤部A1の大きさと形状が異なるものの組合せとされている。なお、外周側の接着剤部A1は、平面形状が四角に近似して見えるが、コーナーは曲線形状となっている。
図6(d)に示されたパッチPは、点状の接着剤部A1を多数配置したものであり、同図中右端側の上下方向に並ぶ接着剤部A1の相互間隔を相対的に広くなるように設けて密度を低くしたものである。このパッチPは、図中左右方向に延びる直線D1に対して線対称となるように接着剤部A1が配置されているとともに、穴P2を囲む内周側には接着剤部A1が存在しない閉ループ状の非接着領域を備えて構成されている。このパッチPは、同図中右側領域の剥離抵抗が最も小さいものとなり、当該領域からの剥離により、剥離を促進することができる。なお、密度の高い領域及び密度の低い領域の各接着剤部A1は直線D1と直交する方向に沿って等間隔に設けられている。特に、密度の高い領域においては、左右方向に隣接する接着剤部同士との関係においても等間隔となっている。
図6(e)に示されたパッチPは、大小異なる点状の接着剤部A1を形成したところに特徴を有し、直線D2に対して線対称となるように接着剤部A1が配置されている。このタイプのパッチPは、穴P2の上下両側領域における接着剤部A1の大きさが左右両側領域における接着剤部A1よりも小さい形状とされ、且つ、左右両側領域の接着剤部A1の相互間隔よりも大きく設定されているため、図中上下両側が特に剥離し易い領域を形成することとなる。各領域における接着剤部A1は等間隔であり、また、各領域の接着剤部A1は線対称に設けられている。
図6(f)に示されたパッチPは、直線D1、D2に対して線対称及び中心Cに対して点対称となるように、略同一の大きさを有する点状の接着剤部A1を配置するとともに、接着剤層A1の密度の低い領域が外周側の複数箇所に設けられ、且つ、中心に対して対をなす関係に設けられているところに特徴を有する。この構成においても密度の低い領域から容易に剥離することができる。なお、密度が高い領域の接着剤部A1は、直線D2に沿う直線上で等間隔に設けられており、同領域は左右に隣接する接着剤部A1同士も等間隔に設けられている。
また、図7(g)及び(h)は、略同一の大きさを有する点状の接着剤部A1を外周側に向かうに従って密度が相対的に低くなるように図示しない複数の直線に対して接着剤部A1を線対称、点対称に設け、また、接着剤部A1が存在しない閉ループ状の非接着領域を内周側に設けるとともに、同心円上における接着剤部を等間隔に配置し、且つ、密度が低い領域の円周上における接着剤部A1を相対的に広い間隔で等間隔に配置したところに特徴を有する。これらのパッチPによっても、外周側に剥離容易な領域が多数形成されることとなり、一枚ずつの貼付を促進することができる。
図7(i)に示されたパッチPは、同心円上に位置する複数の円周軌跡上に同一形状となる点状の接着剤部A1を等間隔に配置するとともに、最も外側の接着剤部A1が半分以下の大きさに途切れた形状に設けられたところに特徴を有する。また、最も外側の接着剤部A1の相互間隔は、これより内周側の同心円上に位置する各接着剤部A1の相互間隔よりも大きく設けられている。また、内周側には接着剤部A1が存在しない閉ループ状の非接着領域が形成されている。このタイプのパッチPは、外周の接着剤部A1が極端に小さく、且つ、相互間隔が相対的に広いものとなるため、外周略全域において剥離を容易に行うことができる。しかも、パッチを貼り付けた後の外周側の密着力を維持することができる。
図7(j)に示されたパッチPは、同一形状となる点状の接着剤部A1を複数の同心円上に等間隔に配置したものであり、外周側の接着剤部A1の相互間隔を内周側の接着剤部A1の相互間隔よりも大きく設定し、接着剤部A1の総面積を相対的に小さくしたところに特徴を有する。また、内周側には接着剤部A1が存在しない閉ループ状の非接着領域が形成されている。このタイプのパッチPも外周側のどの位置からも剥離が容易に行えるものとなる。
また、図7(k)に示されたパッチPは、図7(i)のパッチPの変形的態様であり、内周側と、外周側に接着剤部A1が存在しない閉ループ状の非接着領域を設けたところに特徴を有する。
図7(l)に示されたパッチPは、図6(b)の変形的態様であり、三つの円周軌跡上にそれぞれ等間隔となる関係で接着剤部A1を配置したところに特徴を有し、実質的には図6(b)と同様の作用、効果を奏する。
図8(m)に示されたパッチPは、同一の大きさを有する点状の接着剤部A1を点対称に配置したところに特徴を有する。また、最外周の接着剤部A1は半分程度の大きさで、相互に接近した二つの接着剤部A1が周方向に隣り合う二つの接着剤部A1に対して間隔を大きく設定されている。従って、この間隔が大きく設定された部分から剥離が容易となる。特に、外周側の相互間隔が大きい領域においては線対称且つ点対称に配置しており、最外周以外の接着剤部A1は円周方向に等間隔に配置されている。
図8(n)に示されたパッチPは、略同一の大きさを有する点状の接着剤部A1を図中上下方向に沿う直線上で配置するとともに、左右両側領域の接着剤部A1の相互間隔が、中央の上下両側領域における接着剤部A1よりも小さく設定されて密度が高く設けられたところに特徴を有する。また、左右両側領域の接着剤部A1同士は線対称に配置され、相互間隔が広い領域と狭い領域が対をなす関係に設けられている。なお、各領域内での接着剤部A1は、上下方向に沿う直線に沿ってそれぞれ等間隔に設けられている。
図8(o)に示されたパッチPは、図8(n)の変形的態様であり、密度が高い領域内の接着剤部A1は図中上下方向に沿う直線に沿って等間隔に配置されている。
図8(p)に示されたパッチPは、左右両端側の上下方向に並ぶ接着剤部A1の相互間隔を相対的に大きく設定する一方、当該両端側の接着剤部A1を除く他の接着剤部A1の相互間隔を相対的に狭く且つ等間隔に設定して左右方向に線対称に配置したところに特徴を有する。また、このパッチPは、内周側に接着剤部A1を有しない非接着領域が設けられている。特に、左右両端側の両領域同士においては、互いに線対称となるように接着剤部A1が配置されている。
図8(q)に示されたパッチPは、中央部上下両側に点在する接着剤部A1、左右両端の上下方向に並ぶ接着剤部A1、左右両端の接着剤部A1の内側二列の接着剤部A1の密度がそれぞれ異なる配置とし、中央部上下両側の接着剤部A1を除く接着剤部A1が上下方向に沿う各直線上で等間隔に配置して左右方向に線対称に設けたところに特徴を有する。このタイプのパッチPは、中央部上下両端側又は左右両端側からの剥離に適したものとなる。
なお、図6ないし図8に示された何れのパッチPも、接着剤部A1の面積の総和が、前記シート基材Bの面積の30パーセント以上であって、75パーセント未満に設定されている。
本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、本発明は、主に特定の実施の形態に関して特に図示し、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想及び目的の範囲から逸脱することなく、以上に述べた実施の形態に対し、形状、材料、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材料などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
例えば、前記実施形態では、略円形の外形を有するパッチPについて図示、説明したが、当該パッチPの平面形状は円形に限定されるものではなく、多角形、楕円形等、種々の平面形状のものを用いることができる。また、パッチPは中心部に穴P2を有しないものであってもよい。また、接着剤部A1の形状、配置若しくはパターンは一例に過ぎず、その他の形状、配置を採用することを妨げない。この際、個々の接着剤部A1は、コーナーを有しない曲線で囲まれる外縁形状に設けられていればよく、接着剤部A1が線対称、点対称等、一定の規則性をもって配置されていれば足りる。
また、前記実施形態では、本発明が用紙Sの穴S1回りに貼付されるパッチPに適用された場合について説明したが、例えば、封緘用のシート等、種々の対象物を被着体として適用することもできる。
(a)はパッチ貼着器の要部正面図、(b)はパッチの部分拡大側面図。 図1(a)の底面図。 図1(a)の縦断面図。 パッチを貼付する状態を示す縦断面図。 貼付したパッチの剥離状態を示す断面図。 (a)〜(f)は、実施形態に係るパッチを接着面側から見た平面図。 (g)〜(l)は、実施形態に係る他のパッチを接着面側から見た平面図。 (m)〜(q)は、実施形態に係る更に他のパッチを接着面側から見た平面図。
符号の説明
10 貼着器
A 接着面
A1 接着剤部
B シート基材
D1、D2 直線
L 剥離処理面
S 用紙(被着体)
S1 穴
P パッチ
P1 パッチ積層体
P2 穴

Claims (16)

  1. シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
    前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、これら接着剤部は線対称に配置されていることを特徴とする接着シート。
  2. シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
    前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
    これら接着剤部は点対称に配置されていることを特徴とする接着シート。
  3. シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
    前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
    これら接着剤部は、シート基材の中心に対して略同心円となる複数の円周軌跡に沿って配置されているとともに、各円周軌跡上の接着剤部は相互に等間隔をおいて設けられていることを特徴とする接着シート。
  4. シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
    前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
    接着剤部の相互間隔が狭い領域と広い領域とを有し、相互間隔が広い領域の接着剤部は線対称又は点対称配置、若しくはシート基材の中心に対して略同心円となる複数の円周軌跡に沿って相互に等間隔をおいて配置されていることを特徴とする接着シート。
  5. シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
    前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
    接着剤部の相互間隔が狭い領域と広い領域とを有し、これら領域のうち少なくとも一方の領域における接着剤部は等間隔をおいて直線若しくは円周上に配置されていることを特徴とする接着シート。
  6. シート基材の一方の面が接着面とされるとともに、他方の面が剥離処理面とされた接着シートを複数形成し、これら接着シートの接着面と剥離処理面とを重ね合わせて積層体とした状態で、当該積層体の一端側に位置する接着シートの接着面を被着体に接着させることで前記積層体から一枚ずつ剥離可能とする接着シートであって、
    前記接着面は、接着剤を分散して塗布した多数の接着剤部により形成されるとともに、
    接着剤部の狭い領域と広い領域がそれぞれ対をなして複数箇所に分散して設けられ、これら分散した少なくとも一対の領域は、線対称又は点対称に設けられていることを特徴とする接着シート。
  7. 前記接着面は、前記接着剤部の相互間隔が狭い領域と、相互間隔が広い領域とを有することを特徴とする請求項1〜3記載の接着シート。
  8. 前記接着剤部は、略点状若しくは略水滴状の平面形状をなし、当該接着剤部は、略同一の大きさに設けられていることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の接着シート。
  9. 前記接着剤部は、略点状若しくは略水滴状の平面形状をなし、当該接着剤部は、大小異なる大きさを組み合わせたものであることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載の接着シート。
  10. 前記複数の円周軌跡に沿って設けられた接着剤部は、前記シート基材の中心から放射方向に延びる直線上に整列配置されていることを特徴とする請求項3又は4記載の接着シート。
  11. 前記複数の円周軌跡に沿って設けられた接着剤部のうち、シート基材の外周側の同心円上に位置する接着剤部は、内周側の同心円上に位置する接着剤部の相互間隔よりも広く設定されていることを特徴とする請求項3又は4記載の接着シート。
  12. 前記接着剤部相互間の間隔が略等しく設定された領域を備えていることを特徴とする請求項1〜4、6〜11の何れかに記載の接着シート。
  13. 前記シート基材は面内中央に穴が形成された平面形状をなし、その内周縁及び/又は外周縁に前記接着剤部が存在しないことを特徴とする請求項1ないし12の何れかに記載の接着シート。
  14. 前記接着剤部の面積の総和が、前記シート基材の面積の30パーセント以上、75パーセント未満に設定されていることを特徴とする請求項1ないし13の何れかに記載の接着シート。
  15. 前記シート基材は面内中央に穴が形成されて外縁形状が略円形となる平面形状に設けられていることを特徴とする請求項1ないし14の何れかに記載の接着シート。
  16. 請求項1ないし15の何れかに記載の接着シートを積層した積層体であって、各接着シートの前記接着剤部の位置が積層方向に沿って相互に重なり合う状態で積層されていることを特徴とする積層体。
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