JPH072451U - 粘着シートの積層体 - Google Patents

粘着シートの積層体

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JPH072451U
JPH072451U JP4171893U JP4171893U JPH072451U JP H072451 U JPH072451 U JP H072451U JP 4171893 U JP4171893 U JP 4171893U JP 4171893 U JP4171893 U JP 4171893U JP H072451 U JPH072451 U JP H072451U
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JP
Japan
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pressure
sensitive adhesive
sheet
shaped
adhesive layer
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Pending
Application number
JP4171893U
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English (en)
Inventor
雅利 大森
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Three Bond Co Ltd
Original Assignee
Three Bond Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粘着シート間に剥離シートを挟むことなく、粘
着シートだけからなるの積層体を提供する。 【構成】片面のみにコロナ放電処理したポリオレフィン
フィルムの基材シートに、コロナ放電処理面上にストラ
イブ状、ドット状または格子状の模様で粘着剤層を設
け、さらに少なくとも前記基材シートの一端には縁に沿
って粘着剤層がない帯状区域を設けた粘着シートを、剥
離シートを挟まずに積層した粘着シートの積層体。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、製造工程または流通過程おいて自動車や電気製品などの物品に、傷 つきや異物の付着を防止して、かつ物品の使用前には簡単に剥すことができる仮 保護用の粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】
粘着シートでは、基材シートにコロナ放電処理して、粘着剤と基材シートとの 密着力を向上させる技術は特開昭61−250082に開示されており、またコ ロナ放電処理により粘着剤の反転が防止されるので剥離シートなしで巻取り可能 な粘着シートロールについて特開平2−110181で開示されている。また、 基材シートに粘着剤を部分的に塗布して容易に剥すことができる粘着シートの技 術がUS.PAT.4420520に開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前述の開示された技術では、コロナ放電処理により基材と粘着剤との密着力が 向上し、粘着剤の反転は防止され剥離シートが不要になるが、粘着シートを積層 体にした場合は、逆に、使用前に一枚ずつ剥すことが困難になるという欠点があ った。さらに、US.PAT4420520の技術では、粘着剤を基材シート上 に所定のパターン形状でスクリーン塗布が必要なのでコストが高くなり、かつ粘 着シートの中心部において浮きが発生したり、粘着剤層のパターン形状によって は特定の形状にしか使用できない欠点をもっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、片面のみにコロナ放電処理したポリオレフィンフィルムの基材シー トに、前記コロナ放電処理面上にストライプ状、ドット状または格子状の模様で 粘着剤層を設け、さらに前記基材シートの少なくとも一端は縁に沿って粘着剤層 がない帯状区域を設けた粘着シートを、剥離シートを挟まずに積層したことを特 徴とした、粘着シートが一枚づつ剥すことが容易な粘着シートの積層体である。
【0005】 さらに本考案では、前記粘着シートの粘着剤層がない区域を設けた一端に、切 込み部、突起部、またはエンボス加工による凹凸部を設けて、粘着シートを一枚 づつ剥すことをさらに容易にした粘着シートの積層体である。
【0006】 本考案においては、基材シートはオレフィンフィルムの片面のみにコロナ放電 処理して粘着剤との濡れ性を改質して、粘着剤が基材シートの背面へ反転するこ とを防止している。コロナ放電処理により、基材シートのオレフィンフィルムは 40ダイン/cm以上の濡れ張力を有することが好ましい。
【0007】 オレフィンフィルムの材質としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス チレン、ポリエチレンテレフタレート、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ ン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−プロピレン共重合体などが挙げら れる。
【0008】 本考案において、粘着剤層はコロナ放電処理された面上に、ストライプ状、ド ット状、または格子状の幾何模様のパターンで形成される。さらに、本考案では これらの幾何模様を組み合わせて粘着剤層を形成してもよい。基材シート上に粘 着剤層の形成方法は、スクリーン印刷、スプレー塗布などの通常の粘着テープの 製造方法でよい。
【0009】 本考案の粘着剤としては、溶剤希釈タイプ、ホットメルトタイプ、紫外線硬化 タイプなどの通常の粘着剤でよい。原料として、ボリアクリル酸エステル、ポリ イソブチレン、スチレン−エチレンゴム、イソプレンゴム、天然ゴム、アクリル ゴムが挙げられ、さらにロジン、テルペンフェノール樹脂、クマロン樹脂などの 粘着付与剤を混合してもよい。さらに、耐水性、耐薬品性、肉盛り性、クリープ 性などの化学特性や物理特性の改良のために無機質の充填剤を含んでもよい。
【0010】 本考案の粘着剤シートでは、少なくとも一端は縁に沿って粘着剤層がない帯状 区域を設けなければならない。本考案の粘着剤シートは剥離シートを挟むことな く積層するので、この帯状区域により、積層体から一枚づつ粘着シートを引き剥 すことを容易にすることができる。この引き剥しが容易にするためには、当該帯 状区域の幅は1〜5cmぐらいが好ましい。さらに、帯状区域の一端に、切込み 部、突起部、エンボス加工による凹凸を設ければ、積層体から粘着シートを一枚 づつ引き剥すことがより容易になる。
【0011】 さらに、本考案の粘着シートは、製品を覆うのに適するように所定の形状に裁 断されていてもよいが、前述のとおり一端は粘着剤層がない帯状区域は設けなけ ればならない。
【0012】
【作用】
本考案の粘着シートは剥離シートを挟むことなく積層されている。粘着シート の積層体を一枚づつ剥して、製品などの保護カバーシートとして張り付けて使用 する。粘着剤層がない帯状区域に設けた切込み部又は突起部またはエンボス加工 により設けた凹凸部により、積層体から一枚づつ粘着シートを剥すことがさらに 容易になる。
【0013】 また、基材シートの粘着層側はコロナ放電処理により粘着剤との濡れと密着性 が改質されており、背面側はオレフィンフィルムの特性である難接着性になって いるので、本考案の粘着シートを剥離シートなしで積層しても、粘着剤の反転が 発生しない。
【0014】 さらに、基材シート上には粘着剤層がストライプ状、ドット状、格子状の幾何 模様で部分的に粘着剤層が形成されているので、粘着シートの積層体から一枚づ つ引き剥すことが容易であり、かつ物品の保護カバーとして使用する際には、中 心部が浮いたり、剥がれることもなく、長時間の保護機能を保持し、かつ物品の 使用前において粘着シートの取り外しが容易である。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。
【0016】 厚さ50μ、幅1mのポリエチレンフィルムの片面にコロナ放電処理(コロナ 発生装置:春日電気製HFS−2001、出力8KW、電圧8KV,電流1A、 周波数40KHz)をおこなった。さらに、所定の物品の保護用カバーとして適 する形状にポリエチレンフィルムを裁断しシートを得た。ポリアクリル酸エステ ルと粘着付与剤として水添ロジンと溶剤としてトルエンからなる粘着剤溶液をコ ロナ放電処理面側に乾燥後塗膜厚20ミクロンになるようにスクリーン印刷で塗 工し、ついで加熱乾燥させて得られた粘着シートを剥離シートを挟むことなく積 層していき、50枚の粘着シートからなる積層体を得た。
【0017】 ポリエチレンフィルムの裁断の形状およびスクリーン印刷による粘着剤層の模 様を図1、図2、図3に示す。
【0018】 比較例として、粘着剤層を全面塗布した粘着シートを図4に、一端に粘着剤層 がない帯状区域がない粘着シートを図5に示す。
【0019】 得られた粘着シートの積層体を40℃の環境下で2カ月間放置し、粘着シート を一枚づつ引き剥して、評価を行った。その結果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】
【考案の効果】
本考案の粘着シートの積層体は粘着シート間に剥離シートがないので、従来に 比べコストが安価になり、さらに貼着工程において剥離シートがゴミとしての発 生していた問題が解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の粘着剤層がストライプ状の
粘着シート
【図2】本考案の実施例2の粘着剤層がドット状の粘着
シート
【図3】本考案の実施例3の粘着剤層が格子状の粘着シ
ート
【図4】比較例1の粘着剤層がシート全面の粘着シート
【図5】比較例2の粘着剤層がない帯状区域を設けてい
ない粘着シート
【符号の説明】
1 基材シート 2 粘着剤層 3 帯状区域 4 切込み部 5 突起部 6 凹凸部 7 コロナ放電処理面

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面のみにコロナ放電処理したポリオレ
    フィンフィルムの基材シートに、前記コロナ放電処理面
    上にストライプ状、ドット状または格子状の模様で粘着
    剤層を設け、さらに少なくとも前記基材シートの一端は
    縁に沿って粘着剤層がない帯状区域を設けた粘着シート
    を、剥離シートを挟まずに積層したことを特徴とする粘
    着シートの積層体。
  2. 【請求項2】 請求項1の粘着シートにおいて、粘着剤
    層がない前記帯状区域を設けた一端に切込み部または突
    起部を設けたことを特徴とする請求項1の粘着シートの
    積層体。
  3. 【請求項3】 請求項1の粘着シートにおいて粘着剤層
    がない区域を設けた一端にエンボス加工による凹凸部を
    設けたことを特徴とする請求項1の粘着シートの積層
    体。
JP4171893U 1993-06-21 1993-06-21 粘着シートの積層体 Pending JPH072451U (ja)

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JP4171893U JPH072451U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 粘着シートの積層体

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JP4171893U JPH072451U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 粘着シートの積層体

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JPH072451U true JPH072451U (ja) 1995-01-13

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ID=12616211

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JP4171893U Pending JPH072451U (ja) 1993-06-21 1993-06-21 粘着シートの積層体

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JP (1) JPH072451U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001139896A (ja) * 1999-11-18 2001-05-22 Sony Chem Corp 粘着シート製造方法、及び除塵器具
WO2009063936A1 (ja) * 2007-11-13 2009-05-22 Kokuyo Co., Ltd. 接着シート及びその積層体
JP2018028104A (ja) * 2017-11-08 2018-02-22 藤森工業株式会社 異方粘着性シート

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