JP2009118068A - 複写機 - Google Patents

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Takeharu Nagai
丈晴 永井
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Abstract

【課題】本発明は、原稿の画像を読み取り、読み取られた画像を記録媒体に複写する複写機に関し、原稿をより忠実に再現することのできる複写機を提供することを目的とする。
【解決手段】原稿200の画像を読み取る画像読取部31によって読み取られた画像の記録媒体400への複写に先だって、第1原稿厚検出センサ233あるいは原稿厚検出センサ225で原稿200の厚さを検出し、4つの給紙トレイ461,462,463,464に収納されている記録媒体400の中で、媒体厚記憶部54に記憶されている厚さのうち、検出された厚さに最も近い厚さに対応付けられている給紙トレイに収納されている記録媒体400を選択して、この記録媒体400に原稿200の画像を複写する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿の画像を読み取り、読み取られた画像を記録媒体に複写する複写機に関する。
従来より、原稿の画像を読み取り、読み取られた画像を記録媒体に複写する複写機が知られている。
また、原稿の大きさを検出するとともに原稿の画像を読み取り、検出された大きさと同一の大きさの記録媒体を選択し、読み取られた画像を選択された記録媒体に複写する複写機も知られている。このような複写機によれば、原稿の画像を複写するにあたって、検出された大きさと同一の大きさの記録媒体に原稿の画像が再現される。
また、原稿の1枚目や最終枚目の複写時は他の原稿複写とは別の表紙用給紙手段から給紙する表紙モードを備え、この表紙モードにおいて、表紙用給紙手段に収納されている記録媒体と同一サイズの記録媒体が収納されている複数の給紙手段のうちの、給紙経路の最も短い給紙手段を優先選択するように構成された複写機もある(例えば、特許文献1参照。)。このような複写機によれば、原稿の1枚目や最終枚目が表表紙や裏表紙として再現されるとともに、複写の生産性向上が図られる。
また、複写機の中には、原稿が載せられるコンタクトガラスの下方に、パンチ・ステイプル位置をコンタクトガラスを通して明示する光源を設け、明示されたパンチ・ステイプル位置に対応する、記録媒体の位置に、孔あけおよび綴じ込みの一方または両方を実行する複写機もある(例えば、特許文献2参照。)。このような複写機によれば、操作者が原稿のパンチ・ステイプル位置を光で明示された位置に合わせて原稿をセットして複写動作指示を与えることによって、自動的に孔あけおよび綴じ込みの一方または両方が実行され、原稿のパンチ・ステイプル位置が再現される。
特開平4−123072号公報 特開昭62−32472号公報
近年、原稿をより忠実に再現することのできる複写機が求められている。
本発明は、上記事情に鑑み、原稿をより忠実に再現することのできる複写機を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明の複写機は、
原稿の画像を読み取る画像読取部と、
上記画像読取部によって読み取られた画像を記録媒体に複写する複写部と、
上記複写部による画像の複写に先だって上記原稿の厚さを検出する原稿厚検出部とを備えたことを特徴とする。
本発明の複写機は、原稿の画像を読み取る画像読取部によって読み取られた画像の記録媒体への複写に先だってその原稿の厚さを検出するものである。この検出された原稿の厚さは、原稿をより忠実に再現するにあたって、重要な要素であり、例えば、原稿と同じ厚さの記録媒体を用いた複写や両面原稿の裏写りを避けた複写等に有用な要素である。本発明の複写機によれば、そのような重要な要素を検出することができるので、その要素を原稿の忠実な再現に利用することができる。
最小限となるように上記画像読取部を制御するといった対処が可能である。
ここで、本発明の複写機は、
「上記原稿が載せられ、その載せられた原稿の画像が上記画像読取部によって読み取られる読取台と、
上記読取台の、上記原稿が載る載置場所を覆う閉状態と、その載置場所を開放する開状態との間で開閉自在な原稿蓋とを備え、
上記原稿厚検出部が、上記原稿蓋に設けられこの原稿蓋が閉状態のときに上記読取台との間に上記原稿を挟む検出器を有し、この検出器でその原稿の厚さを検出するものである」
ことが好ましい。
このような好ましい形態によれば、上記読取台に原稿を載せて上記原稿蓋を閉状態とすることにより、上記検出器でその原稿の厚さが検出されるため、操作性に優れる。
また、上記読取台と上記原稿蓋とを備えた本発明の複写機は、上記原稿厚検出部が、互いに同型の複数の検出器を有し、それら複数の検出器の一部の検出器は上記読取台との間に上記原稿を挟んでこの原稿の厚さを検出し、それら複数の検出器の他の一部の検出器は上記読取台に直接押し付けられて参照用に用いられるものであることがさらに好ましい。
このような好ましい形態によれば、互いに同型の複数の検出器のうちの、上記読取台に直接押し付けられて参照用に用いられる検出器によって、厚さ検出時における、その読取台との間に上記原稿が挟まれていないゼロ点が認識されるため、上記読取台との間に原稿を挟んでこの原稿の厚さを検出する検出器は、そのゼロ点を参照することにより、周囲温度等の影響に左右されることなく、原稿の正確な厚さを検出することができる。
また、本発明の複写機は、
「上記原稿が積まれる原稿台と、
上記原稿台に積まれた原稿を所定の搬送経路に一枚ずつ送り出して搬送する、その搬送経路上で原稿の画像が上記画像読取部によって読み取られる搬送部とを備え、
上記原稿厚検出部が、上記搬送経路上に設けられた検出器を有し、この検出器で、その搬送経路を搬送される原稿の厚さを検出するものである」
ことも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、上記搬送部によって所定の搬送経路に一枚ずつ送り出されてその搬送経路を搬送される原稿の厚さが、その搬送経路上に設けられた検出器で検出されるため、操作性に優れる。
また、本発明の複写機は、
「複数種類の厚さの記録媒体を収納した収納部と、
上記収納部に収納されている記録媒体のうち、上記原稿厚検出部によって検出された厚さに応じた厚さの記録媒体を選択する媒体選択部とを備え、
上記複写部が、上記媒体選択部によって選択された記録媒体に画像を複写するものである」
ことも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、上記原稿厚検出部によって検出された厚さに応じた厚さの記録媒体に画像が複写されるため、原稿の画像をより忠実に再現した画像を得ることができる。
また、上記収納部と上記媒体選択部とを備えた本発明の複写機は、
「上記収納部が、各々に記録媒体が収納される複数の収納箇所を有するものであり、
上記収納部の上記収納箇所に記録媒体が収納された際にその記録媒体の厚さを検出する媒体厚検出部と、
上記媒体厚検出部によって検出された記録媒体の厚さを、この記録媒体が収納された収納箇所に対応付けて記憶する媒体厚記憶部とを備え、
上記媒体選択部が、上記媒体厚記憶部に記憶されている厚さのうち、上記原稿厚検出部によって検出された厚さに最も近い厚さに対応付けられている収納箇所を選択することにより、その収納箇所に収納されている記録媒体を選択するものであり、
上記複写部が、上記媒体選択部によって選択された収納箇所に収納されている記録媒体を用いて画像を複写するものである」
ことがさらに好ましい。
このような好ましい形態によれば、記録媒体の厚さを登録する手間が不要で使い勝手がよい。また、厚手の原稿の画像は厚手の記録媒体に複写され、薄手の原稿の画像は薄手の記録媒体に複写されることとなるため、原稿をより忠実に再現することができる。
また、本発明の複写機は、
「上記複写部が、画像を複写する複写動作を規定した動作パラメータを設定されて、この動作パラメータが規定した複写動作で画像を複写するものであり、
上記原稿厚検出部によって検出された厚さに応じた動作パラメータを上記複写部に設定するパラメータ設定部を備えた」
ことが好ましい。
このような好ましい形態によれば、上記パラメータ設定部により動作パラメータとして転写電流値や定着器の通過速度等を設定し、例えば記録媒体として厚手の記録媒体を用いる場合には、転写電流値を増加したり、定着器の通過速度を低下させたりすることで、原稿の画像を忠実に再現した高品位な複写画像を得ることができる。
また、本発明の複写機は、
「上記複写部で用いられる記録媒体の厚さを検出し、上記原稿厚検出部によって検出された原稿の厚さとの差を確認する厚さ差確認部と、
上記厚さ差確認部によって確認された差が所定程度を越えている場合に警告を発する警告部とを備えた」
という形態も好ましい。
このような好ましい形態によれば、例えば、ユーザが、上記警告部により発せられた警告に基づいて原稿と同等の厚さの記録媒体を用意するなどといった対処をとることができる。
また、本発明の複写機は、
「上記原稿の光沢度を検出する光沢度検出部と、
複数種類の光沢度の記録媒体を収納した収納部と、
上記収納部に収納されている記録媒体のうち、上記光沢度検出部によって検出された光沢度に応じた光沢度の記録媒体を選択する媒体選択部とを備え、
上記複写部が、上記媒体選択部によって選択された記録媒体に画像を複写するものである」
ことも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、上記原稿厚検出部による原稿の厚さ検出に加えて、上記光沢度検出部によって原稿の光沢度も検出され、検出された原稿の光沢度も反映された複写が行われるため、原稿をより一層忠実に再現した複写を実現することができる。
また、本発明の複写機は、
「上記原稿の地色を検出する地色検出部と、
複数種類の地色の記録媒体を収納した収納部と、
上記収納部に収納されている記録媒体のうち、上記地色検出部によって検出された地色に応じた地色の記録媒体を選択する媒体選択部とを備え、
上記複写部が、上記媒体選択部によって選択された記録媒体に画像を複写するものである」
ことも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、上記原稿厚検出部による原稿の厚さ検出に加えて、上記地色検出部によって原稿の地色も検出され、検出された原稿の地色も反映された複写が行われるため、原稿をより一層忠実に再現した複写を実現することができる。
また、本発明の複写機は、
「上記原稿の綴じ孔を検出する綴じ孔検出部と、
上記綴じ孔検出部によって綴じ孔が検出された場合に、上記複写部で画像が複写された記録媒体に綴じ孔を空ける綴じ孔加工部とを備えた」
ことも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、上記原稿厚検出部による原稿の厚さ検出に加えて、上記綴じ孔検出部によって綴じ孔が検出された場合に、上記複写部で画像が複写された記録媒体に綴じ孔が空けられるため、原稿がより忠実に再現される。
また、本発明の複写機は、
「上記綴じ孔検出部が、上記綴じ孔の位置も検出するものであり、
上記綴じ孔加工部が、上記綴じ孔検出部で検出された位置に応じた位置に綴じ孔を空けるものである」
という形態も好ましい。
このような綴じ孔加工部を備えた複写機によれば、上記複写部で画像が複写された記録媒体に、原稿の綴じ孔がより忠実に再現される。
さらに、本発明の複写機は、
「上記原稿の綴じ孔を検出する綴じ孔検出部と、
上記綴じ孔が空いている種類とその綴じ孔が無い種類とを含んだ複数種類の記録媒体を収納した収納部と、
上記綴じ孔検出部によって綴じ孔が検出されたか否かに応じて、それぞれ、上記収納部に収納されている記録媒体のうち、上記綴じ孔が空いている種類、あるいはその綴じ孔が無い種類の記録媒体を選択する媒体選択部とを備え、
上記複写部が、上記媒体選択部によって選択された記録媒体に画像を複写するものである」
ことも好ましい形態である。
このような好ましい形態によれば、上記綴じ孔検出部によって綴じ孔が検出された場合には上記綴じ孔が空いている種類の記録媒体に画像が複写され、上記綴じ孔検出部によって綴じ孔が検出されなかった場合には上記綴じ孔が無い種類の記録媒体に画像が複写されるため、綴じ孔を加工する機構を備えていなくても原稿がより忠実に再現される。
本発明によれば、原稿をより忠実に再現することのできる複写機が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の概略構成図である。
図1に示すように、複写機100は、筐体30と、筐体30の上部に配備され原稿200が載せられるプラテンガラス33と、このプラテンガラス33を覆う閉状態とこのプラテンガラス33を解放する開状態との間で開閉自在な原稿蓋2とを備えている。このプラテンガラス33は、本発明にいう読取台の一例に相当するものであり、この原稿蓋2は、本発明にいう原稿蓋の一例に相当するものである。
また、図1に示すように、この複写機100の原稿蓋2の、上記閉状態でプラテンガラス33と対向する部分には、原稿200の綴じ孔の有無および綴じ孔が検出された場合には綴じ孔の位置を検出する綴じ孔検出センサ231と、原稿200の光沢度および地色を検出する光沢度地色検出センサ232と、原稿蓋2が閉状態のときにプラテンガラス33との間に原稿200を挟んでこの原稿200の厚さを検出する第1原稿厚検出センサ233と、プラテンガラス33に直接押し付けられて参照用に用いられる、第1原稿厚検出センサ233と同型の第2原稿厚検出センサ234とが備えられている。
ここで、図2〜図4は、図1に示す原稿蓋2の、プラテンガラス33を覆う部分の概略構成図であって、図2は、原稿200が載せられたプラテンガラス33を覆う閉状態で第1原稿厚検出センサ233および第2原稿厚検出センサ234による原稿200の厚さを検出する様子を示す図であり、図3は、原稿200が載せられたプラテンガラス33を解放する開状態を示す図であり、図4は、原稿200が載せられたプラテンガラス33を原稿蓋2が覆う閉状態を上から見た図である。また、図5は、図2〜図4に示す第1原稿厚検出センサ233の拡大図である。尚、図2〜図4では、綴じ孔検出センサ231および光沢度地色検出センサ232の図示を省略している。
第1原稿厚検出センサ233および第2原稿厚検出センサ234は、磁気角度センサであって、第2原稿厚検出センサ234による検出値を基準として、第1原稿厚検出センサ233によって原稿200の厚さを検出している。この第1原稿厚検出センサ233および第2原稿厚検出センサ234は、それぞれ先端に検出部2331a,2341aを有するアーム部2331,2341を備えており、原稿蓋2を図2に示す閉状態から図3に示す開状態にすると、そのアーム部2331,2341が持ち上がるように構成されている。また、図5に示すように、検出部2331a,2341aの周囲には、光漏れ防止マイラ2332,2342が設けられており、原稿200の画像を読み取る際に後述する光源311から照射された光が漏れることが防止されている。
ここで、図6は、図1に示す原稿蓋2の、プラテンガラス33を覆う部分の概略構成図であって、原稿200が載せられたプラテンガラス33を覆う閉状態で光沢度地色検出センサ232による原稿200の光沢度および地色を検出する様子を示す図である。尚、図6では、光沢度地色検出センサ232、第1原稿厚検出センサ233、および第2原稿厚検出センサ234の図示を省略している。
光沢度地色検出センサ232は、反射型のフォトインタラプタであって、図6に示すように、原稿200で反射してきた反射光に基づいて光沢度および地色を検出している。この光沢度地色検出センサ232は、本発明にいう光沢度検出部および地色検出部の一例に相当するものである。
ここで、図7は、図1に示す原稿蓋2の、プラテンガラス33を覆う部分の概略構成図であって、原稿200が載せられたプラテンガラス33を覆う閉状態で綴じ孔検出センサ231による原稿200の綴じ孔の有無および綴じ孔が検出された場合には綴じ孔の位置を検出する様子を示す図である。尚、図7では、綴じ孔検出センサ231、第1原稿厚検出センサ233、および第2原稿厚検出センサ234の図示を省略している。
綴じ孔検出センサ231は、受光素子であって、図7に示すように、後述する光源311から照射された光が綴じ孔検出センサ231に届くか否かによって綴じ孔の有無や綴じ孔の位置を検出している。この綴じ孔検出センサ231は、本発明にいう綴じ孔検出部の一例に相当するものである。
第1実施形態の複写機100によれば、プラテンガラス33に原稿200を載せて原稿蓋2を閉状態とすることにより、綴じ孔検出センサ231、光沢度地色検出センサ232、第1原稿厚検出センサ233、および第2原稿厚検出センサ234で、その原稿200の綴じ孔の有無や綴じ孔の位置や光沢度や地色や厚さが検出されるため、操作性に優れる。また、互いに同型の第1原稿厚検出センサ233および第2原稿厚検出センサ234のうちの、プラテンガラス33に直接押し付けられて参照用に用いられる第2原稿厚検出センサ234によって、厚さ検出時における、そのプラテンガラス33との間に原稿200が挟まれていないゼロ点が認識されるため、プラテンガラス33との間に原稿200を挟んでこの原稿200の厚さを検出する第1原稿厚検出センサ233は、そのゼロ点を参照することにより、周囲温度等の影響に左右されることなく、原稿200の正確な厚さを検出することができる。
ここで、図8は、図1に示す原稿蓋2に備えられた自動原稿搬送器20の概略構成図である。
図1,図8に示すように、この複写機100の原稿蓋2には、1枚もしくは複数枚の原稿200が積まれる原稿台21と、原稿台21に積まれた原稿200を搬送経路22aに1枚ずつ送り出してその搬送経路22aに沿って搬送する搬送部22とを有する自動原稿搬送器20が備えられている。この原稿台21は、本発明にいう原稿台の一例に相当するものであり、この搬送部22は、本発明にいう搬送部の一例に相当するものである。また、図1に示すように、この複写機100は、筐体30上部のプラテンガラス33に隣接する位置、かつ自動原稿搬送器20によって搬送されてきた原稿200と対向する位置にコンタクトガラス34を備えている。尚、自動原稿搬送器20の搬送経路22aに沿って搬送された原稿200は、原稿蓋2の上面の一部2aに排出されるようになっている。
この自動原稿搬送器20の搬送部22は、原稿台21に載せられた原稿200を搬送経路22aに1枚ずつ送り出す送出ロール221と、表裏面に画像が記録された原稿200の読取りの際に、搬送経路22aに沿った搬送がなされ、表裏面の内の一方の面の読取りが終了した原稿200のもう一方の面の画像を読み取るために原稿200の表裏を反転するための反転搬送経路22bと、搬送経路22aに沿った原稿200の搬送を行う搬送ロール222と、原稿200を原稿蓋2の上面の一部2aに排出する際と搬送経路22aに沿った搬送を終えた原稿200を反転搬送経路22bに引き込んで反転させる際とで正逆自在に駆動する駆動ロール223と、反転搬送経路22bに沿った原稿200の搬送を行う搬送ロール224と、搬送経路22a上に設けられ、搬送経路22aを搬送される原稿200の厚さを検出する原稿厚検出センサ225と、搬送経路22a上に設けられ、搬送経路22aを搬送される原稿200の光沢度および地色を検出する光沢度地色検出センサ226とから構成されている。尚、この原稿厚検出センサ225は、上述した第1原稿厚検出センサ233や第2原稿厚検出センサ234と同型のものであり、この光沢度地色検出センサ226は、上述した光沢度地色検出センサ232と同型のものである。また、図8には、コンタクトガラス34を保持すると共に搬送経路22aに沿って搬送されてくる原稿200の、原稿蓋2の上面の一部2aへの排出を補助するための搬送ガイド35が示されている。
この光沢度地色検出センサ226は、本発明にいう光沢度検出部および地色検出部の一例に相当するものである。また、上述した第1原稿厚検出センサ233、第2原稿厚検出センサ234、およびこの原稿厚検出センサ225の組み合わせは、本発明にいう原稿厚検出部の一例に相当するものであり、この第1原稿厚検出センサ233、第2原稿厚検出センサ234、および原稿厚検出センサ225のそれぞれは、本発明にいう検出器の一例に相当するものである。
第1実施形態の複写機100によれば、搬送部22によって搬送経路22aに1枚ずつ送り出されてその搬送経路22aを搬送される原稿200の厚さや光沢度や地色が、その搬送経路22a上に設けられた原稿厚検出センサ225および光沢度地色検出センサ226で検出されるため、操作性に優れる。
また、図1に示すように、この複写機100は、筐体30の内部に、プラテンガラス33に載せられた原稿200の画像、あるいは自動原稿搬送器20の搬送部22によって搬送されてきた原稿200の画像を読み取る画像読取部31と、画像読取部31からの原稿画像を表す画像信号を受信すると共に画像読取部31の動作を制御する読取制御部32とを有する画像読取器3を備えている。この画像読取部31は、本発明にいう画像読取部の一例に相当するものである。
画像読取部31は、図1における手前側から奥側にかけて延在して配備され原稿200に向けて光を照射する光源311と、原稿200で反射してきた反射光を水平方向に向けさせるミラー312と、ミラー312によって水平方向に向けられた反射光の向きを逆向きにするミラーユニット313と、ミラーユニット313からの反射光を結像させるレンズ314と、レンズ314により結像された光像を受像し画像信号を読取制御部32に出力する受像センサ315とから構成されている。
プラテンガラス33に載せられた原稿200の画像を画像読取部31を用いて読み取る際には、画像読取部31の光源311やミラーユニット313等を筐体30内で走査させながらプラテンガラス33越しに原稿200に向けて光を照射し、原稿200からの反射光を受像センサ315上に結像させることで画像信号を得ている。尚、画像読取部31の構成要素の走査は、読取制御部32によって制御されている。
また、自動原稿搬送器20の搬送部22によって原稿台21から1枚ずつ送り出されて搬送経路22aに沿って搬送されてくる原稿200がコンタクトガラス34上を通過する、その原稿200の画像を画像読取部31を用いて読み取る際には、画像読取部31の光源311やミラーユニット313等を図1に示す状態に静止させたままで、コンタクトガラス34越しに、通過する原稿200に向けて光を照射し、原稿200からの反射光を受像センサ315上に結像させることで画像信号を得ている。
図1に示す複写機100は、筐体30の内部に、読取制御部32で受信した画像信号に基づいた画像形成を行って原稿200の画像を記録媒体400に複写する複写部4を備えている。この複写部4は、本発明にいう複写部の一例に相当するものである。
この複写部4は、図1に示すように、感光体41と、感光体41の表面に、読取制御部32で受信した画像信号に基づいた露光光421を照射することで静電潜像を形成する露光器42と、感光体41の表面に形成された静電潜像をトナーで現像する現像器43と、記録媒体400が収納される4つの給紙トレイ461,462,463,464とを備えている。なお、本実施形態では、記録媒体400として、4つの給紙トレイ461,462,463,464のうちの最上段に配備された給紙トレイ461には厚手普通紙401が収納され、給紙トレイ461の下段に配備された給紙トレイ462には薄手普通紙402が収納され、給紙トレイ462の下段に配備された給紙トレイ463にはコート紙403が収納され、給紙トレイ463の下段に配備された最下段の給紙トレイ464には綴じ孔が空いている孔空き紙404が収納されている。この給紙トレイ461,462,463,464の組み合わせは、本発明にいう収納部の一例に相当するものであり、この給紙トレイ461,462,463,464のそれぞれは、本発明にいう収納箇所の一例に相当するものである。また、この複写部4は、第1搬送経路471上の、4つの給紙トレイ461,462,463,464それぞれに隣接する位置に1つずつ設けられ、第1搬送経路471に送り出された記録媒体400の重送を検出する超音波重送センサ52と、第1搬送経路471上の、超音波重送センサ52に隣接する搬送方向下流側に1つずつ設けられ、第1搬送経路471に送り出された記録媒体400の厚さを検出する媒体厚検出センサ53と、媒体厚検出センサ53によって検出された記録媒体400の厚さを、この記録媒体400が収納された給紙トレイに対応付けて記憶する媒体厚記憶部54とを備えている。尚、超音波重送センサ52および媒体厚検出センサ53による検出は、記録媒体400が給紙トレイ461,462,463,464に新たに収納された際に行われる。具体的には、新たに収納された記録媒体400のうちの1枚が、媒体厚検出センサ53が設けられた位置まで一旦送り出され、超音波重送センサ52による重送検出と媒体厚検出センサ53による厚さ検出を受けた後に、その記録媒体400が収納されていた給紙トレイに差し戻される。この媒体厚検出センサ53は、本発明にいう媒体厚検出部の一例に相当するものであり、この媒体厚記憶部54は、本発明にいう媒体厚記憶部の一例に相当するものである。また、この複写部4は、4つの給紙トレイ461,462,463,464に収納されている記録媒体400の中で、媒体厚記憶部54に記憶されている厚さのうち、第1原稿厚検出センサ233あるいは原稿厚検出センサ225によって検出された厚さに最も近い厚さに対応付けられている給紙トレイに収納されている記録媒体400、あるいは光沢度地色検出センサ232によって検出された光沢度に応じた光沢度の記録媒体、あるいは光沢度地色検出センサ232によって検出された地色に応じた地色の記録媒体、あるいは綴じ孔検出センサ231によって綴じ孔が検出されたか否かに応じた綴じ孔が空いている種類あるいは綴じ孔が無い種類の記録媒体の、いずれかの記録媒体を、予めユーザにより設定された優先順位に従って選択する媒体選択部46を備えている。そのため、記録媒体の厚さを登録する手間が不要で使い勝手がよい。この媒体選択部46は、本発明にいう媒体選択部の一例に相当するものである。また、この複写部4は、媒体選択部46によって選択された記録媒体が収納されている給紙トレイから搬送されてきた記録媒体に感光体41の表面に形成されたトナー像を転写する転写ロール44と、記録媒体400上に転写されたトナー像を記録媒体400に定着させる定着器45と、記録媒体400を給紙トレイ461,462,463,464から感光体41に向けて搬送するための第1搬送経路471と、定着器45によるトナー像の定着を終えた記録媒体400を、表裏面を反転させて再び感光体41に向けて搬送するための第2搬送経路472とを備えている。さらに、この複写部4は、第1搬送経路471上に設けられ、第1搬送経路471を搬送される記録媒体400の厚さを検出し、第1原稿厚検出センサ233あるいは原稿厚検出センサ225によって検出された原稿200の厚さとの差を確認する厚さ差確認部48と、画像を複写する複写動作を規定した動作パラメータを設定されて、この動作パラメータが規定した複写動作を制御する複写制御部49と、第1原稿厚検出センサ233あるいは原稿厚検出センサ225によって検出された原稿200の厚さや光沢度地色検出センサ232によって検出された原稿200の光沢度や光沢度地色検出センサ232によって検出された原稿200の地色に応じた動作パラメータを複写制御部49に設定するパラメータ設定部50と、厚さ差確認部48によって確認された差が所定程度を越えている場合に警告を発する警告部51とを備えている。この厚さ差確認部48は、本発明にいう厚さ差確認部の一例に相当するものであり、この警告部51は、本発明にいう警告部の一例に相当するものである。また、このパラメータ設定部50は、本発明にいうパラメータ設定部の一例に相当するものである。
第1実施形態の複写機100によれば、例えば、ユーザが、警告部51により発せられた警告に基づいて原稿200と同等の厚さの記録媒体を用意するなどといった対処をとることができる。
パラメータ設定部50は、動作パラメータとして転写電流値や記録媒体400が定着器45を通過する速度等を複写制御部49に設定するものであり、例えば、第1原稿厚検出センサ233あるいは原稿厚検出センサ225によって原稿200の厚さが厚手普通紙401と同等の厚さであると検出され、予めユーザにより設定された優先順位に従って記録媒体400として厚手普通紙401を用いる場合には、転写電流値を増加したり記録媒体の通過速度を低下させたりする。また、例えば、光沢度地色検出センサ232によって原稿200がコート紙であると検出され、予めユーザにより設定された優先順位に従って記録媒体400としてコート紙403を用いる場合に、コート紙に最適な濃度の濃度設定パラメータを複写制御部49に設定する。また、例えば、光沢度地色検出センサ232によって原稿200がカラー紙であると検出された場合には、予めユーザにより設定された優先順位に従って画像処理を施して最適な色となるような色設定パラメータを複写制御部49に設定する。また、例えば、原稿200の両面に画像が記録されている場合に、第1原稿厚検出センサ233あるいは原稿厚検出センサ225により検出された原稿200の厚さに応じて、裏写りが最小限となるような動作パラメータを複写制御部49に設定する。
第1実施形態の複写機100によれば、パラメータ設定部50により設定された動作パラメータが規定した複写動作で、原稿の画像を忠実に再現した高品位な複写画像を得ることができる。
また、この複写機100には、図1に示すように、筐体30に連結された後処理装置60が備えられており、この後処理装置60には、排出された記録媒体400が積載される排出トレイ70が取り付けられている。
この後処理装置60は、綴じ孔検出センサ231によって綴じ孔と綴じ孔の位置が検出され、かつ予めユーザにより設定された優先順位に従って媒体選択部46で綴じ孔が無い種類の記録媒体が選択された場合に、複写部4で画像が複写された記録媒体400の、綴じ孔検出センサ231で検出された位置に応じた位置に綴じ孔を空ける綴じ孔加工部61と、綴じ孔加工部61の動作を制御する綴じ孔加工制御部62とを有する。この綴じ孔加工部61は、本発明にいう綴じ孔加工部の一例に相当するものである。そのため、複写部4で画像が複写された記録媒体400に、原稿200の綴じ孔がより忠実に再現される。また、複写後にユーザが記録媒体400に綴じ孔を空けるといった手間が省かれる。
第1実施形態の複写機100は、原稿200の画像を読み取る画像読取部31によって読み取られた画像の記録媒体400への複写に先だって、第1原稿厚検出センサ233あるいは原稿厚検出センサ225で原稿200の厚さを検出し、予めユーザにより設定された優先順位に従って、4つの給紙トレイ461,462,463,464に収納されている記録媒体400の中で、媒体厚記憶部54に記憶されている厚さのうち、検出された厚さに最も近い厚さに対応付けられている給紙トレイに収納されている記録媒体400を選択して、この記録媒体400に原稿200の画像を複写するものであるため、原稿200の画像をより忠実に再現した画像を得ることができる。
また、第1実施形態の複写機100は、第1原稿厚検出センサ233あるいは原稿厚検出センサ225による原稿200の厚さ検出に加えて、綴じ孔検出センサ231による原稿200の綴じ孔の有無および綴じ孔検出や、光沢度地色検出センサ232あるいは光沢度地色検出センサ226による原稿200の光沢度検出や地色検出も行われるものであり、予めユーザにより設定された優先順位に従って、検出された綴じ孔や光沢度や地色も反映された複写を行うため、原稿200のをより一層忠実に再現した複写を実現することができる。
以上で、本発明の第1実施形態の説明を終了し、本発明の第2実施形態について説明する。
尚、以下説明する第2実施形態は、上述した第1実施形態の複写機100における原稿蓋2に設けられた光沢度地色検出センサ232を、この光沢度地色検出センサ232とは異なる位置に配備された光沢度地色検出センサ361,362に置き換えたものである。
以下、第1実施形態における要素と同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図9は、第2実施形態における、原稿200が載せられたプラテンガラス33を解放する開状態を示す図であり、図10は、図9に示す開状態を横から見た図である。尚、図9,図10では、原稿蓋の図示を省略している。
図9,図10に示すように、プラテンガラス33の脇に、原稿200の一部分を例えば5mm程度差し込む原稿差込ガイド36が設けられており、この原稿差込ガイド36の上部分36aおよび下部分36bそれぞれに、原稿200の光沢度および地色を検出する一対の光沢度地色検出センサ361,362が備えられている。この光沢度地色検出センサ361,362は、本発明にいう光沢度検出部および地色検出部の一例に相当するものである。
第2実施形態の複写機によれば、一対の光沢度地色検出センサ361,362によって、原稿200の表裏面双方に対して光沢度および地色の検出が可能であるため、表裏面の光沢度や地色が異なる原稿にも対応可能である。また、原稿差込ガイド36が原稿200押さえも兼ねるため、プラテンガラス33上での原稿200の位置ずれが防止される。
以上で、本発明の第2実施形態の説明を終了し、本発明の第3実施形態について説明する。
尚、以下説明する第3実施形態は、上述した第1実施形態の複写機100における原稿蓋2に設けられた綴じ孔検出センサ231を、この綴じ孔検出センサ231とは異なる位置に配備された綴じ孔検出センサ371,372に置き換えたものである。
以下、第1実施形態における要素と同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図11は、第3実施形態における、原稿200が載せられたプラテンガラス33を解放する開状態を示す図であり、図12は、図11に示す開状態を横から見た図である。尚、図11,図12では、原稿蓋の図示を省略している。
図9,図10に示すように、プラテンガラス33の脇に、原稿200の一部分を例えば10mm程度差し込む原稿差込ガイド37が設けられており、この原稿差込ガイド37の上部分37aおよび下部分37bそれぞれに、原稿200の綴じ孔の有無および綴じ孔が検出された場合には綴じ孔の位置を検出する一対の綴じ孔検出センサ371,372が備えられている。この綴じ孔検出センサ371,372は、本発明にいう綴じ孔検出部の一例に相当するものである。
第3実施形態の複写機によれば、原稿差込ガイド37が原稿200押さえも兼ねるため、プラテンガラス33上での原稿200の位置ずれが防止される。
以上で、本発明の第3実施形態の説明を終了し、本発明の第4実施形態について説明する。
尚、以下説明する第4実施形態は、上述した第1実施形態の複写機100における原稿蓋2に設けられた綴じ孔検出センサ231および光沢度地色検出センサ232を、この綴じ孔検出センサ231および光沢度地色検出センサ232とは異なる位置に配備された綴じ孔検出センサ391,392および光沢度地色検出センサ381,382に置き換えたものである。
以下、第1実施形態における要素と同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図13は、第4実施形態における、原稿200が載せられたプラテンガラス33を解放する開状態を示す図である。尚、図13では、原稿蓋の図示を省略している。
図13に示すように、プラテンガラス33の脇に、原稿200の一部分を差し込む2つの原稿差込ガイド38,39が設けられており、一方の原稿差込ガイド38の上部分38aおよび下部分38bそれぞれに、原稿200の光沢度および地色を検出する一対の光沢度地色検出センサ381,382が備えられ、他方の原稿差込ガイド39の上部分39aおよび下部分39bそれぞれに、原稿200の綴じ孔の有無および綴じ孔が検出された場合には綴じ孔の位置を検出する一対の綴じ孔検出センサ391,392が備えられている。この光沢度地色検出センサ381,382は、本発明にいう光沢度検出部および地色検出部の一例に相当するものであり、この綴じ孔検出センサ391,392は、本発明にいう綴じ孔検出部の一例に相当するものである。
第4実施形態の複写機によれば、一対の光沢度地色検出センサ381,382によって、原稿200の表裏面双方に対して光沢度および地色の検出が可能であるため、表裏面の光沢度や地色が異なる原稿にも対応可能である。また、原稿差込ガイド38,39が原稿200押さえも兼ねるため、プラテンガラス33上での原稿200の位置ずれが防止される。
以上で、本発明の第4実施形態の説明を終了し、本発明の第5実施形態および第6実施形態について説明する。
尚、以下説明する第5実施形態および第6実施形態は、上述した第1実施形態の複写機100における原稿蓋2に設けられた綴じ孔検出センサ231の機能を、この綴じ孔検出センサ231とは構成の異なる読取制御部32に担わせたものである。
以下、第1実施形態における要素と同じ要素については同じ符号を付して説明を省略し、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図14は、第5実施形態における、プラテンガラス33に載せられた孔空き原稿210を筐体30の内部に備えられた画像読取器3側からプラテンガラス33越しに見た図であり、図15は、第6実施形態における、プラテンガラス33に載せられた孔空き原稿210を筐体30の内部に備えられた画像読取器3側からプラテンガラス33越しに見た図である。
図14には、プラテンガラス33に載せられた、綴じ孔210aが空けられた孔空き原稿210と、原稿蓋2の、プラテンガラス33を覆ってその原稿200と接する内面部2bとが示されており、図15には、プラテンガラス33に載せられた、綴じ孔210aが空けられた孔空き原稿210と、原稿蓋2の、プラテンガラス33を覆ってその原稿200と接する内面部2cとが示されている。
図14に示す内面部2bは、黒色となっており、プラテンガラス33に載せられた孔空き原稿210を筐体30の内部に備えられた画像読取器3側からプラテンガラス33越しに見ると、綴じ孔210aから内面部2bの黒色が見えることとなる。
また、図15に示す内面部2cには、格子模様が描かれており、プラテンガラス33に載せられた孔空き原稿210を筐体30の内部に備えられた画像読取器3側からプラテンガラス33越しに見ると、綴じ孔210aから内面部2cの格子模様が見えることとなる。
このような孔空き原稿210を画像読取部31を用いて読み取ると、綴じ孔210aから見える内面部2bの黒色や綴じ孔210aから見える内面部2cの格子模様も読み取られることとなる。そして、第5実施形態では、読取制御部32に入力された画像信号をこの読取制御部32で解析することによって、内面部2bの黒色や内面部2cの格子模様に基づいて、綴じ孔210aの有無や綴じ孔210aの位置を検出している。この読取制御部32は、本発明にいう綴じ孔検出部の一例に相当するものである。
尚、上述した各実施形態では、本発明にいう原稿厚検出部で検出された厚さに最も近い厚さに対応付けられている給紙トレイに収納されている記録媒体を選択して、この記録媒体に原稿の画像を複写する例について説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、本発明にいう原稿厚検出部で検出された厚さに応じた厚さの記録媒体に原稿の画像を複写してもよい。例えば、原稿より薄めの記録媒体や、原稿より厚めの記録媒体に原稿の画像を複写してもよく、また、例えば、複数枚複写する場合に、複数枚分の記録媒体の仕上がり厚さを考慮して選択した記録媒体に原稿の画像を複写してもよい。
本発明の第1実施形態の概略構成図である。 図1に示す原稿蓋の、プラテンガラスを覆う部分の概略構成図であって、原稿が載せられたプラテンガラスを覆う閉状態で第1原稿厚検出センサおよび第2原稿厚検出センサによる原稿の厚さを検出する様子を示す図である。 図1に示す原稿蓋の、プラテンガラスを覆う部分の概略構成図であって、原稿が載せられたプラテンガラスを解放する開状態を示す図である。 図1に示す原稿蓋の、プラテンガラスを覆う部分の概略構成図であって、原稿が載せられたプラテンガラスを原稿蓋2が覆う閉状態を上から見た図である。 図2〜図4に示す第1原稿厚検出センサの拡大図である。 図1に示す原稿蓋の、プラテンガラスを覆う部分の概略構成図であって、原稿が載せられたプラテンガラスを覆う閉状態で光沢度地色検出センサによる原稿の光沢度および地色を検出する様子を示す図である。 図1に示す原稿蓋の、プラテンガラスを覆う部分の概略構成図であって、原稿が載せられたプラテンガラスを覆う閉状態で綴じ孔検出センサによる原稿の綴じ孔の有無および綴じ孔が検出された場合には綴じ孔の位置を検出する様子を示す図である。 図1に示す原稿蓋に備えられた自動原稿搬送器の概略構成図である。 第2実施形態における、原稿が載せられたプラテンガラスを解放する開状態を示す図である。 図9に示す開状態を横から見た図である。 第3実施形態における、原稿が載せられたプラテンガラスを解放する開状態を示す図である。 図11に示す開状態を横から見た図である。 第4実施形態における、原稿が載せられたプラテンガラスを解放する開状態を示す図である。 第5実施形態における、プラテンガラスに載せられた孔空き原稿を筐体の内部に備えられた画像読取器側からプラテンガラス越しに見た図である。 第6実施形態における、プラテンガラスに載せられた孔空き原稿を筐体の内部に備えられた画像読取器側からプラテンガラス越しに見た図である。
符号の説明
100 複写機
2 原稿蓋
2a 一部
2b,2c 内面部
200 原稿
210 孔空き原稿
210a 綴じ孔
20 自動原稿搬送器
21 原稿台
22 搬送部
22a 搬送経路
221 送出ロール
22b 反転搬送経路
222,224 搬送ロール
223 駆動ロール
225 原稿厚検出センサ
226,361,362,381,382 光沢度地色検出センサ
231,371,372,391,392 綴じ孔検出センサ
232 光沢度地色検出センサ
233 第1原稿厚検出センサ
234 第2原稿厚検出センサ
2331,2341 アーム部
2331a,2341a 検出部
2332,2342 光漏れ防止マイラ
30 筐体
3 画像読取器
31 画像読取部
311 光源
312 ミラー
313 ミラーユニット
314 レンズ
315 受像センサ
32 読取制御部
33 プラテンガラス
34 コンタクトガラス
35 搬送ガイド
36,37,38,39 原稿差込ガイド
36a,37a,38a,39a 上部分
36b,37b,38b,39b 下部分
4 複写部
41 感光体
42 露光器
421 露光光
43 現像器
44 転写ロール
45 定着器
46 媒体選択部
461,462,463,464 給紙トレイ
400 記録媒体
401 厚手普通紙
402 薄手普通紙
403 コート紙
404 孔空き紙
471 第1搬送経路
472 第2搬送経路
48 厚さ差確認部
49 複写制御部
50 パラメータ設定部
51 警告部
52 超音波重送センサ
53 媒体厚検出センサ
54 媒体厚記憶部
60 後処理装置
61 綴じ孔加工部
62 綴じ孔加工制御部
70 排出トレイ

Claims (13)

  1. 原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部によって読み取られた画像を記録媒体に複写する複写部と、
    前記複写部による画像の複写に先だって前記原稿の厚さを検出する原稿厚検出部とを備えたことを特徴とする複写機。
  2. 前記原稿が載せられ、その載せられた原稿の画像が前記画像読取部によって読み取られる読取台と、
    前記読取台の、前記原稿が載る載置場所を覆う閉状態と、該載置場所を開放する開状態との間で開閉自在な原稿蓋とを備え、
    前記原稿厚検出部が、前記原稿蓋に設けられ該原稿蓋が閉状態のときに前記読取台との間に前記原稿を挟む検出器を有し、該検出器で該原稿の厚さを検出するものであることを特徴とする請求項1記載の複写機。
  3. 前記原稿厚検出部が、互いに同型の複数の検出器を有し、それら複数の検出器の一部の検出器は前記読取台との間に前記原稿を挟んで該原稿の厚さを検出し、それら複数の検出器の他の一部の検出器は前記読取台に直接押し付けられて参照用に用いられるものであることを特徴とする請求項2記載の複写機。
  4. 前記原稿が積まれる原稿台と、
    前記原稿台に積まれた原稿を所定の搬送経路に一枚ずつ送り出して搬送する、その搬送経路上で原稿の画像が前記画像読取部によって読み取られる搬送部とを備え、
    前記原稿厚検出部が、前記搬送経路上に設けられた検出器を有し、該検出器で、該搬送経路を搬送される原稿の厚さを検出するものであることを特徴とする請求項1記載の複写機。
  5. 複数種類の厚さの記録媒体を収納した収納部と、
    前記収納部に収納されている記録媒体のうち、前記原稿厚検出部によって検出された厚さに応じた厚さの記録媒体を選択する媒体選択部とを備え、
    前記複写部が、前記媒体選択部によって選択された記録媒体に画像を複写するものであることを特徴とする請求項1から4のうちいずれか1項記載の複写機。
  6. 前記収納部が、各々に記録媒体が収納される複数の収納箇所を有するものであり、
    前記収納部の前記収納箇所に記録媒体が収納された際に該記録媒体の厚さを検出する媒体厚検出部と、
    前記媒体厚検出部によって検出された記録媒体の厚さを、該記録媒体が収納された収納箇所に対応付けて記憶する媒体厚記憶部とを備え、
    前記媒体選択部が、前記媒体厚記憶部に記憶されている厚さのうち、前記原稿厚検出部によって検出された厚さに最も近い厚さに対応付けられている収納箇所を選択することにより、該収納箇所に収納されている記録媒体を選択するものであり、
    前記複写部が、前記媒体選択部によって選択された収納箇所に収納されている記録媒体を用いて画像を複写するものであることを特徴とする請求項5記載の複写機。
  7. 前記複写部が、画像を複写する複写動作を規定した動作パラメータを設定されて、該動作パラメータが規定した複写動作で画像を複写するものであり、
    前記原稿厚検出部によって検出された厚さに応じた動作パラメータを前記複写部に設定するパラメータ設定部を備えたことを特徴とする請求項1から6のうちいずれか1項記載の複写機。
  8. 前記複写部で用いられる記録媒体の厚さを検出し、前記原稿厚検出部によって検出された原稿の厚さとの差を確認する厚さ差確認部と、
    前記厚さ差確認部によって確認された差が所定程度を越えている場合に警告を発する警告部とを備えたことを特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項記載の複写機。
  9. 前記原稿の光沢度を検出する光沢度検出部と、
    複数種類の光沢度の記録媒体を収納した収納部と、
    前記収納部に収納されている記録媒体のうち、前記光沢度検出部によって検出された光沢度に応じた光沢度の記録媒体を選択する媒体選択部とを備え、
    前記複写部が、前記媒体選択部によって選択された記録媒体に画像を複写するものであることを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1項記載の複写機。
  10. 前記原稿の地色を検出する地色検出部と、
    複数種類の地色の記録媒体を収納した収納部と、
    前記収納部に収納されている記録媒体のうち、前記地色検出部によって検出された地色に応じた地色の記録媒体を選択する媒体選択部とを備え、
    前記複写部が、前記媒体選択部によって選択された記録媒体に画像を複写するものであることを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1項記載の複写機。
  11. 前記原稿の綴じ孔を検出する綴じ孔検出部と、
    前記綴じ孔検出部によって綴じ孔が検出された場合に、前記複写部で画像が複写された記録媒体に綴じ孔を空ける綴じ孔加工部とを備えたことを特徴とする請求項1から10のうちいずれか1項記載の複写機。
  12. 前記綴じ孔検出部が、前記綴じ孔の位置も検出するものであり、
    前記綴じ孔加工部が、前記綴じ孔検出部で検出された位置に応じた位置に綴じ孔を空けるものであることを特徴とする請求項11記載の複写機。
  13. 前記原稿の綴じ孔を検出する綴じ孔検出部と、
    前記綴じ孔が空いている種類と該綴じ孔が無い種類とを含んだ複数種類の記録媒体を収納した収納部と、
    前記綴じ孔検出部によって綴じ孔が検出されたか否かに応じて、それぞれ、前記収納部に収納されている記録媒体のうち、前記綴じ孔が空いている種類、あるいは該綴じ孔が無い種類の記録媒体を選択する媒体選択部とを備え、
    前記複写部が、前記媒体選択部によって選択された記録媒体に画像を複写するものであることを特徴とする請求項1から10のうちいずれか1項記載の複写機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112689059A (zh) * 2017-09-29 2021-04-20 精工爱普生株式会社 图像读取装置

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