JP2009118036A - プロジェクタ及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】投写する画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能なプロジェクタ及びその制御方法を提供する。
【解決手段】プロジェクタ1は、入力端子23に対する画像信号の入力の有無を常時監視している。そして、入力端子23に対する画像信号の入力が開始された場合や、入力端子23に入力されている画像信号の入力が途絶えた場合には、制御部20は、画像信号検出部25から入力される検出信号によってこれらを検知する。制御部20は、入力選択部29がDVD画像信号を選択している状態で、入力端子23に対する画像信号の入力が開始されたことを検知すると、DVDを再生中であるか否かを判断し、DVDを再生中である場合には、DVD再生部26にDVDの再生を停止させる。さらに、制御部20は、入力選択部29に指示をして外部入力画像信号を選択させる。この結果、画像投写部10から外部入力画像が投写される。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体に記録されている情報を読み取る画像再生部を備えるとともに、外部から画像信号が入力される画像信号入力部を備えたプロジェクタ及びその制御方法に関する。
プロジェクタを用いてプレゼンテーション等を行う際に、例えば、パーソナルコンピュータ(以降、PCという。)からの画像と、DVD(Digital Versatile Disc)再生装置からの画像とを切り替えながら聴衆に見せたい場合がある。この場合、2つの画像出力装置(PC及びDVD再生装置)をプロジェクタに接続しなければならないため、接続作業等の準備が煩雑であるうえ、広い設置スペースが必要になってしまう。
特許文献1に示すプロジェクタのように、DVD再生部が一体的に備わるプロジェクタを用いれば、プロジェクタに1台の画像出力装置(例えば、PC)を接続するだけで、DVDに記録された画像(DVD画像)と、外部の画像出力装置(PC)からの画像(外部入力画像)の双方をプロジェクタから投写することが可能となる。
特開2005−99617号公報
しかしながら、DVD再生部を一体的に備えたプロジェクタであっても、DVD画像から外部入力画像に切り替える際には、DVDの再生を停止させるための操作、入力ソースを外部の画像出力装置に切り替えるための操作、画像出力装置から画像(画像信号)を出力させるための操作等が必要となる。また、外部入力画像からDVD画像に切り替える際にも、画像出力装置からの画像の出力を停止させるための操作、入力ソースをDVDに切り替えるための操作、DVDの再生を開始するための操作等が必要となる。このように、投写させる画像を切り替える度に複数の操作が必要となってしまうため、操作の簡略化が望まれている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクタは、記録媒体に記録された情報を読み取って、当該情報に基づく第1の画像信号を出力する画像再生部と、外部の画像出力装置から第2の画像信号が入力される画像信号入力部と、前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号のいずれか一方を選択する入力選択部と、前記入力選択部で選択された画像信号に基づく画像を投写する画像投写部と、前記画像信号入力部に対する前記第2の画像信号の入力の有無を検出する画像信号検出部と、前記入力選択部が前記第1の画像信号を選択している状態で、前記第2の画像信号の入力が開始されたことを前記画像信号検出部が検出した場合に、前記入力選択部に前記第2の画像信号を選択させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
このプロジェクタによれば、入力選択部が第1の画像信号を選択している状態で、第2の画像信号の入力が開始されたことを画像信号検出部が検出した場合に、制御部は、入力選択部に第2の画像信号を選択させる。つまり、記録媒体から読み取られた情報に基づく画像(再生画像)が投写されている状態で、外部から画像信号が入力されると、この画像信号に基づく画像(外部入力画像)が投写される状態に切り替わる。このため、ユーザは、画像出力装置に画像信号を出力させる操作を行うことによって再生画像から外部入力画像に切り替えることが可能となるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記入力選択部が前記第1の画像信号を選択している状態で、前記第2の画像信号の入力が開始されたことを前記画像信号検出部が検出した場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、入力選択部が第1の画像信号を選択している状態で、第2の画像信号の入力が開始されたことを画像信号検出部が検出した場合に、制御部は、画像再生部に情報の読み取りを停止させる。つまり、再生画像が投写されている状態で、外部から画像信号が入力されると、外部入力画像が投写される状態に切り替わるとともに、記録媒体からの情報の読み取りが停止する。このため、情報の読み取りを停止させるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作をさらに簡略化することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記入力選択部が前記第2の画像信号を選択している状態で、前記第2の画像信号の入力が途絶えたことを前記画像信号検出部が検出した場合に、前記入力選択部に前記第1の画像信号を選択させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、入力選択部が第2の画像信号を選択している状態で、第2の画像信号の入力が途絶えたことを画像信号検出部が検出した場合に、制御部は、入力選択部に第1の画像信号を選択させる。つまり、外部から入力される画像信号に基づく画像(外部入力画像)が投写されている状態で、この画像信号の入力が途絶えると、記録媒体から読み取られた情報に基づく画像(再生画像)が投写される状態に切り替わる。このため、ユーザは、画像出力装置に画像信号の出力を停止させるための操作を行うことによって、外部入力画像から再生画像に切り替えることが可能となるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記入力選択部が前記第2の画像信号を選択している状態で、前記第2の画像信号の入力が途絶えたことを前記画像信号検出部が検出した場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを開始させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、入力選択部が第2の画像信号を選択している状態で、第2の画像信号の入力が途絶えたことを画像信号検出部が検出した場合に、制御部は、画像再生部に情報の読み取りを開始させる。つまり、外部入力画像が投写されている状態で、外部からの画像信号の入力が途絶えると、記録媒体から情報の読み取りが開始されて、再生画像が投写される。このため、画像再生部に情報の読み取りを開始させるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作をさらに簡略化することが可能となる。
[適用例5]本適用例に係るプロジェクタは、記録媒体に記録された情報を読み取って、当該情報に基づく第1の画像信号を出力する画像再生部と、外部から第2の画像信号が入力される画像信号入力部と、前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号のいずれか一方を選択する入力選択部と、前記入力選択部で選択された画像信号に基づく画像を投写する画像投写部と、前記画像再生部に前記情報の読み取りを開始させるための再生操作、及び前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させるための停止操作を受け付ける入力操作部と、前記入力選択部が前記第1の画像信号を選択している状態で、前記入力操作部が前記停止操作を受け付けた場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させるとともに、前記入力選択部に前記第2の画像信号を選択させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
このプロジェクタによれば、入力選択部が第1の画像信号を選択している状態で、入力操作部が停止操作を受け付けた場合に、制御部は、画像再生部に情報の読み取りを停止させるとともに、入力選択部に第2の画像信号を選択させる。つまり、記録媒体からの情報の読み取りを停止させるための操作を行うことによって、記録媒体から読み取られた情報に基づく画像(再生画像)が投写されている状態から、外部から入力される画像信号に基づく画像(外部入力画像)が投写される状態に切り替えることが可能となるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクタにおいて、前記制御部は、前記入力選択部が前記第2の画像信号を選択している状態で、前記入力操作部が前記再生操作を受け付けた場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを開始させるとともに、前記入力選択部に前記第1の画像信号を選択させることが望ましい。
このプロジェクタによれば、入力選択部が第2の画像信号を選択している状態で、入力操作部が再生操作を受け付けた場合に、制御部は、画像再生部に情報の読み取りを開始させるとともに、入力選択部に第1の画像信号を選択させる。つまり、記録媒体からの情報の読み取りを開始させるための操作を行うことによって、外部入力画像が投写されている状態から再生画像が投写される状態に切り替えることが可能になるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
[適用例7]本適用例に係るプロジェクタの制御方法は、記録媒体に記録された情報を読み取って、当該情報に基づく第1の画像信号を出力する画像再生部と、外部の画像出力装置から第2の画像信号が入力される画像信号入力部と、前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号のいずれか一方を選択する入力選択部と、を有し、前記入力選択部で選択された画像信号に基づく画像を投写するプロジェクタの制御方法であって、前記入力選択部に前記第1の画像信号を選択させる第1の選択ステップと、前記第1の選択ステップの後に、前記画像信号入力部に対して前記第2の画像信号の入力が開始されたことを検出する画像信号検出ステップと、前記画像信号検出ステップで前記第2の画像信号の入力が開始されたことを検出した場合に、前記入力選択部に前記第2の画像信号を選択させる第2の選択ステップと、を備えたことを特徴とする。
この制御方法によれば、入力選択部が第1の画像信号を選択している状態で、第2の画像信号の入力が開始されたことを検出した場合に、入力選択部に第2の画像信号を選択させる。つまり、記録媒体から読み取られた情報に基づく画像(再生画像)が投写されている状態で、外部から画像信号が入力されると、この画像信号に基づく画像(外部入力画像)が投写される状態に切り替わる。このため、ユーザは、画像出力装置に画像信号を出力させるための操作を行うことによって再生画像から外部入力画像に切り替えることが可能となるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
[適用例8]本適用例に係るプロジェクタの制御方法は、記録媒体に記録された情報を読み取って、当該情報に基づく第1の画像信号を出力する画像再生部と、外部から第2の画像信号が入力される画像信号入力部と、前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号のいずれか一方を選択する入力選択部と、前記画像再生部に前記情報の読み取りを開始させるための再生操作、及び前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させるための停止操作を受け付ける入力操作部と、を有し、前記入力選択部で選択された画像信号に基づく画像を投写するプロジェクタの制御方法であって、前記入力選択部に前記第1の画像信号を選択させる第1の選択ステップと、前記第1の選択ステップの後で、前記入力操作部に対する前記停止操作を受け付ける操作入力ステップと、前記操作入力ステップで前記停止操作を受け付けた場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させる再生停止ステップと、前記操作入力ステップで前記停止操作を受け付けた場合に、前記入力選択部に前記第2の画像信号を選択させる第2の選択ステップと、を備えたことを特徴とする。
この制御方法によれば、入力選択部が第1の画像信号を選択している状態で、入力操作部に停止操作がなされた場合に、画像再生部に情報の読み取りを停止させるとともに、入力選択部に第2の画像信号を選択させる。つまり、記録媒体から読み取られた情報に基づく画像(再生画像)が投写されている状態で停止操作がなされると、外部から入力される画像信号に基づく画像(外部入力画像)が投写される状態に切り替わる。このため、ユーザは、記録媒体からの情報の読み取りを停止させるための操作を行うことによって再生画像から外部入力画像に切り替えることが可能となるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
また、上述したプロジェクタ及びその制御方法がプロジェクタに備えられたコンピュータを用いて構築されている場合には、上記形態及び上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、或いは当該プログラムを前記コンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコード等の符号が印刷された印刷物、プロジェクタの内部記憶装置(RAMやROM等のメモリ)、及び外部記憶装置等、前記コンピュータが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
以下、本実施形態のプロジェクタについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクタの斜視図であり、(a)は、前方より見た図、(b)は、後方より見た図である。
図1(a)、(b)に示すように、プロジェクタ1は、外装を構成する筐体2によって装置本体が覆われた構成を有している。筐体2の前面2fには、外部のスクリーン等に画像(画像光)を投写する投写レンズ13が露出しており、投写レンズ13の下側には、記録媒体であるDVDメディアを挿入するためのディスクスロット3が設けられている。筐体2の上面2tには、プロジェクタ1に対して各種指示を行うための複数の操作キー(操作ボタン)を備えた入力操作部22が設けられ、筐体2の背面2rには、電源が入力される電源端子4や、外部の画像出力装置C(図2参照)から画像信号が入力される入力端子23等が配設されている。
図2は、プロジェクタの回路構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクタ1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、入力操作部22、入力端子23、画像信号変換部24、画像信号検出部25、DVD再生部26、入力選択部29、画像処理部30、光源制御部31等を備えている。
画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、ライトバルブ駆動部14等で構成されている。画像投写部10は、表示部に相当するものであり、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像(画像光)を形成し、この画像を投写レンズ13から投写してスクリーンSC等に表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクタ11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレータ光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリクス状に配列された複数の画素が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラー画像を表す画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクタ1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピュータとして機能する。
記憶部21は、マスクROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリ、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリ)等の不揮発性のメモリにより構成されている。記憶部21には、プロジェクタ1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクタ1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
入力操作部22は、複数の操作キーを備えており、ユーザからの入力操作(操作キーの操作)を受け付ける。入力操作部22が備える操作キーには、電源のオン/オフを行うための電源キーや、DVDの再生を指示するための再生キー、DVDの再生を停止させるための停止キー、画像信号の入力元(入力ソース)を切り替えるための入力切替キー等が含まれる。ユーザが入力操作部22の各種操作キーを操作すると、入力操作部22は、ユーザの操作内容(操作された操作キー)に応じた操作信号を制御部20に出力する。なお、入力操作部22として、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
入力端子23には、パーソナルコンピュータやビデオ再生装置等、外部の画像出力装置Cから、各種形式の画像信号がケーブルを介して入力される。入力端子23に入力された画像信号は、画像信号変換部24に供給される。
画像信号変換部24は、入力端子23から入力された画像信号に対してA/D変換等の信号変換処理を行って、処理後の画像信号を入力選択部29に出力する。
画像信号検出部25は、入力端子23に対する画像信号の入力の有無を検出して、その検出結果を表す検出信号を制御部20に出力する。
DVD再生部26は、記録媒体(DVDメディアM)に記録された情報を読み取って、この情報に基づく画像信号を出力する画像再生部に相当するものであり、データ読取部27及び信号処理部28等を含んで構成されている。
データ読取部27は、制御部20の指示に基づいて、ディスクスロット3に挿入されたDVDメディアMをスピンドルモータ(図示せず)で回転させるとともに、光ピックアップ(図示せず)を走査して、DVDメディアMに記録されている情報(データストリーム)を順次読み取る。データ読取部27によって読み取られた情報は、信号処理部28に順次出力される。
信号処理部28は、デマルチプレクサやデコーダ等で構成され、制御部20の指示に基づいて、データ読取部27から入力される情報を画像信号と音声信号とに分離する処理や、分離した画像信号や音声信号をデコード(復号化)する処理等を行う。信号処理部28は、復号化された画像信号を入力選択部29に出力し、復号化された音声信号を図示しない音声出力部に出力する。なお、DVD再生部26が、DVDメディアMから情報を読み取って、この情報に基づく画像信号を出力することを、本明細書では「DVDを再生する」と表記する。
また、DVD再生部26は、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されているか否かを、光ピックアップが受光する反射光の信号レベルによって検出することが可能になっており、その検出結果を表す検出信号を制御部20に出力する。
入力選択部29は、入力端子23から画像信号変換部24を経て入力される画像信号(外部入力画像信号)と、DVD再生部26から入力される画像信号(DVD画像信号)のいずれか一方を、制御部20の指示に基づいて選択し、選択した画像信号を画像処理部30に出力する。即ち、入力選択部29は、外部入力画像信号に基づく画像(外部入力画像)を表示する状態と、DVDメディアMから読み取られた情報に基づく画像(DVD画像)を表示する状態とを、制御部20の指示に応じて切り替えることができる。
画像処理部30は、入力選択部29から入力される画像信号を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、画像処理部30は、制御部20の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための処理や、画像上に設定メニュー等を重畳させるための処理等を行う。画像処理部30で画質調整等がなされた画像情報は、ライトバルブ駆動部14に出力される。なお、入力選択部29で選択されている画像信号の入力がない場合、即ち、DVD画像信号が選択されている状態でDVDの再生が停止している場合、或いは、外部入力画像信号が選択されている状態で入力端子23に画像信号が入力されていない場合には、画像処理部30は、所定の画像(例えば、青色の無地画像)を表す画像情報をライトバルブ駆動部14に出力する。
ライトバルブ駆動部14が、入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像(画像光)を形成し、この画像が投写レンズ13からスクリーンSCに投写される。
光源制御部31は、制御部20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯及び消灯を切り替える。
次に、プロジェクタ1の動作について説明する。
図3は、電源投入時のプロジェクタ1の動作を説明するためのフローチャートである。
図3に示すように、ユーザにより入力操作部22の電源キーが操作され、電源がオンの状態になると、制御部20は、各種初期化処理を行う(ステップS101)とともに、光源制御部31に指示をして光源11を点灯させる(ステップS102)。
その後、制御部20は、画像信号検出部25から入力される検出信号に基づいて、入力端子23に画像信号が入力されているか否かを判断し(ステップS103)、画像信号が入力されている場合には、入力選択部29に指示をして外部入力画像信号を選択させる(ステップS104)。この結果、画像投写部10から外部入力画像が投写される。
一方、入力端子23に画像信号が入力されていない場合には、制御部20は、DVD再生部26から入力される検出信号に基づいて、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入された状態であるか否かを判断する(ステップS105)。そして、DVDメディアMが挿入された状態である場合には、DVD再生部26に指示をしてDVDの再生を開始させ(ステップS106)、さらに入力選択部29に指示をしてDVD画像信号を選択させる(ステップS107)。この結果、画像投写部10からDVD画像が投写される。なお、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されていない場合には、制御部20は、入力選択部29にDVD画像信号を選択させる処理(ステップS107)のみを行ってフローを終了し、ディスクスロット3に対するDVDメディアMの挿入や、外部からの画像信号の入力等を待機する。
電源がオンの状態では、プロジェクタ1は、入力端子23に対する画像信号の入力の有無を常時監視している。そして、入力端子23に対する画像信号の入力が開始された場合や、入力端子23に入力されている画像信号の入力が途絶えた場合には、制御部20は、画像信号検出部25から入力される検出信号によって、入力が開始されたこと、或いは入力が途絶えたことを検知する。
図4は、入力端子23に対する画像信号の入力が開始された際のプロジェクタ1の動作を示すフローチャートである。制御部20は、入力選択部29がDVD画像信号を選択している状態で、入力端子23に対する画像信号の入力が開始されたことを検知すると、図4に示すフローに従って動作する。
図4に示すように、ステップS111では、制御部20は、DVD再生部26がDVDを再生中であるか否かを判断する。この結果、DVDを再生中である場合には、ステップS112に移行する。一方、DVD再生部26がDVDを再生していない状態、即ちDVDの再生が停止した状態である場合には、ステップS113に移行する。
DVDを再生中であってステップS112に移行した場合には、制御部20は、DVD再生部26に指示をしてDVDの再生を停止させる。
ステップS113では、制御部20は、入力選択部29に指示をして外部入力画像信号を選択させてフローを終了する。この結果、画像投写部10から外部入力画像が投写される。
プロジェクタ1は上記のように動作するため、ユーザは、DVDを再生させてDVD画像を投写している最中であっても、入力端子23に画像信号を供給するだけで、この画像信号に基づく画像(外部入力画像)を画像投写部10から投写させることが可能となる。つまり、DVD画像から外部入力画像に切り替えるためには、ユーザは、入力端子23にケーブルを介して接続された画像出力装置Cに対して、画像信号を出力させるための操作を行うだけで済むようになる。
図5は、入力端子23に対する画像信号の入力が途絶えた際のプロジェクタ1の動作を示すフローチャートである。制御部20は、入力選択部29が外部入力画像信号を選択している状態で、画像信号の入力が途絶えたことを検知すると、図5に示すフローに従って動作する。
図5に示すように、ステップS121では、制御部20は、DVD再生部26から入力される検出信号に基づいて、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入された状態であるか否かを判断する。この結果、DVDメディアMが挿入された状態である場合には、ステップS122に移行し、DVDメディアMが挿入されていない状態である場合には、フローを終了する。
DVDメディアMが挿入されていてステップS122に移行した場合には、制御部20は、DVD再生部26に指示をしてDVDの再生を開始させる。
そして、ステップS123では、制御部20は、入力選択部29に指示をしてDVD画像信号を選択させる。この結果、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されている場合には、画像投写部10からDVD画像が投写される。
プロジェクタ1は上記のように動作するため、ユーザは、外部入力画像を投写中であっても、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入された状態であれば、入力端子23に対する画像信号の供給を停止するだけで、DVD画像を画像投写部10から投写させることが可能となる。つまり、外部入力画像からDVD画像に切り替えるためには、ユーザは、入力端子23に画像信号を出力している画像出力装置Cに対して、画像信号の出力を停止させるための操作を行うだけで済むようになる。
また、制御部20は、入力選択部29が外部入力画像信号を選択している状態で、入力操作部22に備わる再生キーがユーザによって操作された場合にも、図5に示すフローに従って動作するようになっている。つまり、再生キーが操作されると、制御部20は、DVD再生部26から入力される検出信号に基づいて、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入された状態であるか否かを判断する(ステップS121)。そして、DVDメディアMが挿入された状態である場合には、DVD再生部26に指示をしてDVDの再生を開始させ(ステップS122)、さらに、入力選択部29に指示をしてDVD画像信号を選択させる(ステップS123)。この結果、画像投写部10からDVD画像が投写される。なお、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されていない場合には、制御部20は、上記のステップS122,S123をスキップしてフローを終了する。
このため、ユーザは、外部入力画像を投写中であっても、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入された状態であれば、再生キーの操作を行うだけで、DVD画像を画像投写部10から投写させることが可能となる。
また、入力選択部29がDVD画像信号を選択している状態で、ユーザにより停止キーが操作された場合には、制御部20は、図6に示すフローに従って動作する。
図6は、停止キーが操作された際のプロジェクタ1の動作を示すフローチャートである。
図6に示すように、入力選択部29がDVD画像信号を選択している状態でユーザにより停止キーが操作されると、制御部20は、DVD再生部26に指示をしてDVDの再生を停止させる(ステップS131)。そして、制御部20は、画像信号検出部25から入力される検出信号に基づいて、入力端子23に画像信号が入力されているか否かを判断し(ステップS132)、画像信号が入力されている場合には、入力選択部29に指示をして外部入力画像信号を選択させる(ステップS133)。この結果、画像投写部10から外部入力画像が投写される。なお、入力端子23に画像信号が入力されていない場合には、制御部20は、上記のステップS133をスキップしてフローを終了する。
このため、ユーザは、DVD画像を投写中であっても、入力端子23に画像信号が入力されている状態であれば、停止キーの操作を行うだけで、外部入力画像を画像投写部10から投写させることが可能となる。
なお、DVDを再生中にユーザにより停止キーが操作された場合には、制御部20は、DVDの再生を停止させるとともに、データストリームにおける停止位置を自らのRAMに記憶するようになっている。そして、この後でユーザにより再生キーが操作された場合には、制御部20は、記憶されている停止位置から再生を開始する。また、停止位置が記憶されている状態で再度停止キーが操作されると、制御部20は、記憶されている停止位置を破棄するようになっており、この後で、ユーザにより再生キーが操作された場合には、制御部20は、データストリームの先頭から再生を開始する。
また、プロジェクタ1は、入力操作部22に備わる入力切替キーが操作された場合にも、画像信号の選択を交互に切り替えるようになっている。つまり、制御部20は、入力選択部29が外部入力画像信号を選択している状態で入力切替キーが操作された場合には、入力選択部29にDVD画像信号を選択させ、入力選択部29がDVD画像信号を選択している状態で入力切替キーが操作された場合には、入力選択部29に外部入力画像信号を選択させる。ただし、入力切替キーによってDVD画像信号が選択された場合には、制御部20は、DVDの再生を開始せるための処理は行わない。このため、DVDを再生させる必要がある場合には、ユーザは、入力切替キーとともに再生キーを操作しなければならない。また、入力切替キーによって外部入力画像信号が選択された場合には、制御部20は、DVDの再生を停止させるための処理は行わない。このため、DVDの再生を停止させる必要がある場合には、ユーザは、入力切替キーとともに停止キーを操作しなけばならない。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクタ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクタ1によれば、入力選択部29がDVD画像信号を選択している状態で、画像信号検出部25が画像信号(外部入力画像信号)の入力が開始されたことを検出した場合に、制御部20は、入力選択部29に外部入力画像信号を選択させる。つまり、DVDメディアMから読み取られた情報に基づく画像(DVD画像)が投写されている状態で、外部から画像信号が入力されると、この画像信号に基づく画像(外部入力画像)が投写される状態に切り替わる。このため、ユーザは、画像出力装置Cに画像信号を出力させる操作を行うことによってDVD画像から外部入力画像に切り替えることが可能となるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
(2)本実施形態のプロジェクタ1によれば、入力選択部29がDVD画像信号を選択している状態で、画像信号検出部25が画像信号(外部入力画像信号)の入力が開始されたことを検出した場合に、制御部20は、DVD再生部26にDVDの再生を停止させる。つまり、DVD画像が投写されている状態で、外部から画像信号が入力されると、外部入力画像が投写される状態に切り替わるとともに、DVDの再生が停止する。このため、DVDの再生を停止させるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作をさらに簡略化することが可能となる。
(3)本実施形態のプロジェクタ1によれば、入力選択部29が外部入力画像信号を選択している状態で、画像信号検出部25が外部入力画像信号の入力が途絶えたことを検出した場合に、制御部20は、入力選択部29にDVD画像信号を選択させる。つまり、外部から入力される画像信号に基づく画像(外部入力画像)が投写されている状態で、この画像信号の入力が途絶えると、DVD画像が投写される状態に切り替わる。このため、ユーザは、画像出力装置Cに画像信号の出力を停止させる操作を行うことによって、外部入力画像からDVD画像に切り替えることが可能となるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
(4)本実施形態のプロジェクタ1によれば、入力選択部29が外部入力画像信号を選択している状態で、画像信号検出部25が外部入力画像信号の入力が途絶えたことを検出した場合に、制御部20は、DVD再生部26にDVDの再生を開始させる。つまり、外部入力画像が投写されている状態で、外部からの画像信号の入力が途絶えると、DVDの再生が開始されて、DVD画像が投写される。このため、DVD再生部26にDVDの再生を開始させるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作をさらに簡略化することが可能となる。
(5)本実施形態のプロジェクタ1によれば、入力選択部29がDVD画像信号を選択している状態で、入力操作部22が停止キーの操作を受け付けた場合に、制御部20は、DVD再生部26にDVDの再生を停止させるとともに、入力選択部29に外部入力画像信号を選択させる。つまり、ユーザは、停止キーを操作することによって、DVD画像が投写されている状態から外部入力画像が投写される状態に切り替えることが可能となるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
(6)本実施形態のプロジェクタ1によれば、入力選択部29が外部入力画像信号を選択している状態で、入力操作部22が再生キーの操作を受け付けた場合に、制御部20は、DVD再生部26にDVDの再生を開始させるとともに、入力選択部29にDVD画像信号を選択させる。つまり、ユーザは、再生キーを操作することによって、外部入力画像が投写されている状態からDVD画像が投写される状態に切り替えることが可能になるため、入力ソースを切り替えるための操作が不要となり、画像を切り替える際の操作を簡略化することが可能となる。
なお、本実施形態では、入力端子23が画像信号入力部に相当する。また、DVD再生部26から出力される画像信号(DVD画像信号)が第1の画像信号に相当し、入力端子23に入力される画像信号(外部入力画像信号)が第2の画像信号に相当する。また、入力操作部22に備わる再生キーの操作が再生操作に相当し、停止キーの操作が停止操作に相当する。
(変形例)
また、前記実施形態は、以下のように変更してもよい。
前記実施形態では、DVDメディアMから情報を読み取り可能なDVD再生部26を備えた構成を示しているが、DVD以外の光ディスク、各種半導体メモリ、磁気ディスク、磁気テープ等、他の記録媒体から情報を読み取る構成であってもよい。
前記実施形態では、入力操作部22が再生キーの操作を受け付けた場合に、DVD再生部26にDVDの再生を開始させるとともに、入力選択部29にDVD画像信号を選択させているが、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されたことをDVD再生部26が検出した場合にも、DVDの再生開始とDVD画像信号の選択とを行わせるようにしてもよい。
前記実施形態において、画像出力装置Cからプロジェクタ1に対する画像信号の出力は、ケーブルを介して(有線で)行われる態様に限定されず、無線通信を利用した態様であってもよい。この場合には、画像信号を受信するための受信手段が画像信号入力部に相当する。
前記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
前記実施形態では、光源11は、放電型の光源ランプ11aによって構成されているが、LED光源等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
プロジェクタの斜視図であり、(a)は、前方より見た図、(b)は、後方より見た図。 プロジェクタの回路構成を示すブロック図。 電源投入時のプロジェクタの動作を説明するためのフローチャート。 入力端子に対する画像信号の入力が開始された際のプロジェクタの動作を示すフローチャート。 入力端子に対する画像信号の入力が途絶えた際のプロジェクタの動作を示すフローチャート。 停止キーが操作された際のプロジェクタの動作を示すフローチャート。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…筐体、3…ディスクスロット、4…電源端子、10…画像投写部、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、21…記憶部、22…入力操作部、23…入力端子、24…画像信号変換部、25…画像信号検出部、26…DVD再生部、27…データ読取部、28…信号処理部、29…入力選択部、30…画像処理部、31…光源制御部、C…画像出力装置、M…DVDメディア、SC…スクリーン。

Claims (8)

  1. 記録媒体に記録された情報を読み取って、当該情報に基づく第1の画像信号を出力する画像再生部と、
    外部の画像出力装置から第2の画像信号が入力される画像信号入力部と、
    前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号のいずれか一方を選択する入力選択部と、
    前記入力選択部で選択された画像信号に基づく画像を投写する画像投写部と、
    前記画像信号入力部に対する前記第2の画像信号の入力の有無を検出する画像信号検出部と、
    前記入力選択部が前記第1の画像信号を選択している状態で、前記第2の画像信号の入力が開始されたことを前記画像信号検出部が検出した場合に、前記入力選択部に前記第2の画像信号を選択させる制御部と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記制御部は、前記入力選択部が前記第1の画像信号を選択している状態で、前記第2の画像信号の入力が開始されたことを前記画像信号検出部が検出した場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクタであって、
    前記制御部は、前記入力選択部が前記第2の画像信号を選択している状態で、前記第2の画像信号の入力が途絶えたことを前記画像信号検出部が検出した場合に、前記入力選択部に前記第1の画像信号を選択させることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項3に記載のプロジェクタであって、
    前記制御部は、前記入力選択部が前記第2の画像信号を選択している状態で、前記第2の画像信号の入力が途絶えたことを前記画像信号検出部が検出した場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを開始させることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 記録媒体に記録された情報を読み取って、当該情報に基づく第1の画像信号を出力する画像再生部と、
    外部から第2の画像信号が入力される画像信号入力部と、
    前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号のいずれか一方を選択する入力選択部と、
    前記入力選択部で選択された画像信号に基づく画像を投写する画像投写部と、
    前記画像再生部に前記情報の読み取りを開始させるための再生操作、及び前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させるための停止操作を受け付ける入力操作部と、
    前記入力選択部が前記第1の画像信号を選択している状態で、前記入力操作部が前記停止操作を受け付けた場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させるとともに、前記入力選択部に前記第2の画像信号を選択させる制御部と、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項5に記載のプロジェクタであって、
    前記制御部は、前記入力選択部が前記第2の画像信号を選択している状態で、前記入力操作部が前記再生操作を受け付けた場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを開始させるとともに、前記入力選択部に前記第1の画像信号を選択させることを特徴とするプロジェクタ。
  7. 記録媒体に記録された情報を読み取って、当該情報に基づく第1の画像信号を出力する画像再生部と、外部の画像出力装置から第2の画像信号が入力される画像信号入力部と、前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号のいずれか一方を選択する入力選択部と、を有し、前記入力選択部で選択された画像信号に基づく画像を投写するプロジェクタの制御方法であって、
    前記入力選択部に前記第1の画像信号を選択させる第1の選択ステップと、
    前記第1の選択ステップの後に、前記画像信号入力部に対して前記第2の画像信号の入力が開始されたことを検出する画像信号検出ステップと、
    前記画像信号検出ステップで前記第2の画像信号の入力が開始されたことを検出した場合に、前記入力選択部に前記第2の画像信号を選択させる第2の選択ステップと、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタの制御方法。
  8. 記録媒体に記録された情報を読み取って、当該情報に基づく第1の画像信号を出力する画像再生部と、外部から第2の画像信号が入力される画像信号入力部と、前記第1の画像信号及び前記第2の画像信号のいずれか一方を選択する入力選択部と、前記画像再生部に前記情報の読み取りを開始させるための再生操作、及び前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させるための停止操作を受け付ける入力操作部と、を有し、前記入力選択部で選択された画像信号に基づく画像を投写するプロジェクタの制御方法であって、
    前記入力選択部に前記第1の画像信号を選択させる第1の選択ステップと、
    前記第1の選択ステップの後で、前記入力操作部に対する前記停止操作を受け付ける操作入力ステップと、
    前記操作入力ステップで前記停止操作を受け付けた場合に、前記画像再生部に前記情報の読み取りを停止させる再生停止ステップと、
    前記操作入力ステップで前記停止操作を受け付けた場合に、前記入力選択部に前記第2の画像信号を選択させる第2の選択ステップと、
    を備えたことを特徴とするプロジェクタの制御方法。
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