JP2012173451A - プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 - Google Patents

プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】画像投写部に異常が発生した場合に、記録媒体に記録された画像情報を、画像出力端子を介して外部画像表示装置に出力する画像再生部一体型のプロジェクターを提供する。
【解決手段】制御部20は、異常検出部40が異常状態を検出した状態(ステップS201)において、入力操作部22より所定の入力操作を検出した場合(ステップS204:Y)、画像信号入出力部33により、記録媒体に記録された画像情報を画像出力端子25を介して外部画像表示装置に出力する(ステップS209)。
【選択図】図3

Description

本発明は、記録媒体に記録されている画像情報を読み出す読出部を備えたプロジェクターと、その制御方法に関する。
画像を投写するプロジェクターにおいて、DVD(Digital Versatile Disc)等の記録媒体に記録されている画像情報を再生するための画像再生部を一体的に備えたものが知られている(特許文献1)。このようなプロジェクターを用いれば、外部の画像表示装置を接続する必要なく、記録媒体に記録されている画像情報に基づく画像を容易に鑑賞することができる。
特開2005−99617号公報
プロジェクターの光源ランプ(例えば、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等)は長時間使用していると、寿命により点灯しなくなったり、故障が生じたりすることがある。この場合、DVDメディアなどの記録媒体に記録されている画像情報を投写することはできなかった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、画像情報を読み出す読出部と、光源から射出された光を前記読出部が読み出した画像情報に応じて画像光に変調して投写する画像投写部を有するプロジェクターであって、前記画像情報に基づいた画像を外部画像表示装置に出力するための画像出力端子と、前記画像情報を、前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力するための画像信号入出力部と、前記画像投写部の異常状態を検出する異常検出部と、入力操作を受け付ける入力操作部と、前記入力操作部が受け付けた前記入力操作に基づいて、当該プロジェクターの動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出した状態において、所定の入力操作を検出した場合、前記画像信号入出力部により、前記画像情報を前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力することを特徴とする。
本適用例によれば、異常検出部が画像投写部に異常が発生したことを検出した場合、所定の操作により、記録媒体に記録されている画像情報を読み出して、画像信号出力端子を介して外部画像表示装置に出力し、外部画像表示装置により鑑賞することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記異常検出部が検出した異常情報を保存する記憶部をさらに備え、前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出した状態において、所定の入力操作を検出した場合、前記画像信号入出力部により、前記記憶部が保存する前記異常情報を前記画像情報に重畳させて前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力することを特徴とする。
本適用例によれば、異常検出部が画像投写部の異常を検出した場合、所定の操作により、記録媒体に記録されている画像情報を読み出して、異常検出部が検出した異常情報を重畳させ、画像出力端子を介して外部画像表示装置に出力する。これにより、外部画像表示装置によって、プロジェクターの異常情報を確認することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記画像信号入出力部を、前記画像情報を前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力する出力状態と、外部機器の入力画像情報を前記画像出力端子を介して入力する入力状態とのいずれかに切り替える入出力切替部をさらに備え、前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出していない場合、前記入出力切替部により、前記画像信号入出力部を前記入力状態に切り替え、前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出した状態において、所定の入力操作を検出した場合、前記入出力切替部により、前記画像信号入出力部を前記出力状態に切り替えることを特徴とする。
本適用例によれば、異常検出部が画像投写部に異常が発生したことを検出してない場合、画像信号入出力部を入力状態に設定し、外部機器の入力画像情報を画像出力端子を介して入力し、画像投写部により投写する。つまり、画像出力端子を画像入力端子として兼用するので、画像入力用の端子を新たに設けることなく、外部機器から入力画像情報を入力し、画像投写部により投写することが可能となる。
[適用例4]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記異常検出部が異常状態を検出した場合に異常発生を報知する報知部をさらに備えたことを特徴とする。
本適用例によれば、画像投写部に異常が発生したことを異常検出部が検出した場合、報知部により報知するので、記録媒体に記録されている画像情報を読み出して、外部画像表示装置に出力するために所定の入力操作が必要なことをユーザーに報知することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に記載のプロジェクターにおいて、前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出した場合に、所定時間内に所定の入力操作を検出しなかったら当該プロジェクターの電源をオフすることを特徴とする。
本適用例によれば、画像投写部に異常が発生したことを異常検出部が検出した状態において、所定時間内に所定の操作を検出しない場合、プロジェクターの電源をオフするので、異常発生に気づかずにプロジェクターに電源が入りっぱなしになる状態を回避することが可能となる。
[適用例6]本適用例に係るプロジェクターの制御方法は、画像情報を読み出す読出部と、光源から射出された光を前記読出部が読み出した画像情報に応じて画像光に変調して投写する画像投写部と、入力操作を受け付ける入力操作部と、前記画像情報に基づいた画像を外部画像表示装置に出力するための画像出力端子と、前記画像情報を、前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力するための画像信号入出力部と、を有するプロジェクターの制御方法であって、前記画像投写部の異常状態を検出する異常検出ステップと、前記異常検出ステップが前記異常状態を検出した状態において、所定の入力操作を検出した場合、前記画像情報を前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力する、画像出力ステップと、を有することを特徴とする。
本適用例によれば、異常検出部が画像投写部に異常が発生したことを検出した場合、所定の入力操作により、記録媒体に記録されている画像情報を読み出して、画像信号出力端子を介して外部画像表示装置に出力し、外部画像表示装置により鑑賞することが可能となる。
プロジェクターの斜視図。 プロジェクターの回路構成を示すブロック図。 本実施例のプロジェクターの動作を示すフローチャート。(a)は電源オン時の動作、(b)は異常発生時の動作を示す。 画像情報、及び異常情報の外部機画像表示装置での表示状態を示す図。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態であるプロジェクターについて説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また、実施形態における特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態のプロジェクターの斜視図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する筐体2によって装置本体が覆われた構成を有している。筐体2の前面2fには、外部のスクリーンSC(図2参照)等に画像(画像光)を投写する投写レンズ13が露出しており、投写レンズ13の下側には、記録媒体であるDVDメディアを挿入するためのディスクスロット3が設けられている。また、筐体2の前面2fには、リモートコントローラー(リモコン、またはRCとも称する)23から送信される操作信号を受信するための操作信号受信部24が配置されている。
筐体2には、複数の操作キー(操作ボタン)を備えて構成される本体操作部22が設けられており、プロジェクター1に対して各種指示を行うことが可能になっている。本体操作部22を構成する複数の操作キーのうち、ディスクスロット3からDVDメディアを排出するための操作キー(イジェクトキー)は、筐体2の前面2f(ディスクスロット3の近傍)に配置されており、それ以外の操作キーは、筐体2の上面2tに配置されている。また、リモコン23にも、本体操作部22と同様、プロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーが備えられており、プロジェクター1を遠隔操作することが可能になっている。
図2は、本実施形態のプロジェクターの回路構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、光源制御部37、入力操作部としての本体操作部22、操作信号受信部24、画像出力端子25、画像信号入出力部33、DVD再生部27、画像信号処理部34、OSD処理部35、電源部36、異常検出部40、報知部41、電源端子4等で構成されており、これらは筐体2の内部に収容されている。
画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R、12G、12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動部14等を含んでいる。画像投写部10は、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R、12G、12Bで変調して画像光を形成し、この画像光を投写レンズ13から投写することによってスクリーンSC等に画像を表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R、12G、12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R、12G、12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R、12G、12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R、12G、12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。液晶駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R、12G、12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。
形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
本実施形態では、光源としてランプを用いて投写するプロジェクター1を例示したが、本発明は光源としてLED(Light emitting diode)光源やレーザー光源などを用いて投写するプロジェクターにも適用することができる。
なお、本実施形態では、画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R、12G、12Bを用いた透過型液晶方式の投写光学系を例示したが、表示原理については、反射型液晶表示方式やマイクロミラーデバイス方式(ライトスイッチ表示方式)など、他の表示方式を採用しても良い。
制御部20は、図示しないCPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられる図示しないRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラム(図示せず)に従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピュータとして機能する。
制御部20は、本発明における入出力切替部に相当する機能を備え、画像信号入出力部33を、後述する出力状態と入力状態のいずれかに切り替える。
また、制御部20は、時間を計測するタイマー20aを備える。
記憶部21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の書き換え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。本実施形態では、異常検出部40が検出した異常内容を示す異常情報21aが記憶される。
本体操作部22、及びリモコン23は、上述したように複数の操作キーを備えており、ユーザーからの入力操作(操作キーの操作)を受け付ける入力操作部に相当するものである。
複数の操作キーには、上述したイジェクトキーの他に、電源のオンとオフとを切り替えるための電源キーや、DVDメディアMの再生を開始させるための再生キー、DVDメディアMの再生を停止させるための停止キー、画像情報の入力元(入力ソース)を切り替えるための入力切替キー等が含まれ、これらは、本体操作部22、及びリモコン23の双方に備えられている。
また、設定メニュー等を重畳表示させるためのメニューキー、設定メニュー等で項目の選択に用いられる方向キー(上下左右に対応する4つの操作キー)、選択された項目を確定させる決定キー、動作の取り消し等を行うための取消キー、暗証番号を入力するための数字キー(0〜9に対応する10個の操作キー)等は、リモコン23にのみ備えられている。
ユーザーが本体操作部22の各種操作キーを操作すると、本体操作部22は、ユーザーの操作内容(操作された操作キー)に応じた操作信号を制御部20に出力する。また、ユーザーがリモコン23の各種操作キーを操作すると、リモコン23は、ユーザーの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発し、操作信号受信部24がこれを受信して制御部20に伝達する。
画像出力端子25には、モニター装置、テレビ装置など外部画像表示装置が接続され、記録媒体に記憶される画像情報が、図示しないケーブルを介して、出力される。
また、画像出力端子25は画像入力端子も兼用し、パーソナルコンピューターやビデオ再生装置等、外部の画像出力装置から、各種形式の画像情報がケーブル(図示せず)を介して入力される。
画像信号入出力部33は、画像信号処理部34から出力される画像情報を画像出力端子25を介して外部画像表示装置に出力する出力状態と、外部機器から画像出力端子25を介して入力される入力画像情報を画像信号処理部34に供給する入力状態の2つの状態を持つ。制御部20の指示により、出力状態と入力状態のいずれかに切り替える。
DVD再生部27は、記録媒体としてのDVDメディアMに記録された画像情報を再生するものであり、挿入センサー271、メディア搬送部272、装着センサー273、読取部としてのデータ読取部274、データ処理部275等を含んで構成されている。
挿入センサー271は、プロジェクター1内部のディスクスロット3の近傍に配置され、DVDメディアMの一部がディスクスロット3に挿入されたことを検出して制御部20に通知する。
メディア搬送部272は、DVDメディアMを搬送するための搬送ローラー、及び搬送ローラーを回転駆動する駆動モーター(いずれも図示せず)等によって構成され、制御部20の指示に基づいて、DVD再生部27内におけるDVDメディアMの搬送を行う。
具体的には、ユーザーがDVDメディアMの一部をディスクスロット3に挿入し、挿入センサー271がこの挿入を検出すると、制御部20は、メディア搬送部272に指示をして、DVDメディアMを内部に引き込んでターンテーブル(図示せず)上に装着させる。また、ユーザーによりイジェクトキーが操作されると、制御部20は、メディア搬送部272に指示をして、ターンテーブルからDVDメディアMを離脱させ、DVDメディアMをディスクスロット3から排出させる。
装着センサー273は、ターンテーブルの近傍に配置され、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されていることを検出して制御部20に通知する。
データ読取部274は、制御部20の指示に基づいて、ターンテーブル上に装着されたDVDメディアMをスピンドルモーター(図示せず)で回転させるとともに、光ピックアップ(図示せず)を走査して、DVDメディアMに記録されているデータストリームを順次読み取る。このデータストリームは、符号化された画像情報や音声情報が多重化された情報であり、データ読取部274によって読み取られたデータストリームは、データ処理部275に順次出力される。
データ処理部275は、デマルチプレクサーやデコーダー等で構成され、制御部20の指示に基づいて、データ読取部274から入力されるデータストリームを画像情報と音声情報とに分離する処理や、分離した画像情報及び音声情報をデコード(復号化)する処理等を行う。
データ処理部275は、復号化された画像情報を画像信号処理部34に出力し、復号化された音声情報を図示しない音声出力手段に出力する。なお、DVD再生部27が、DVDメディアMからデータストリームを読み取って、このデータストリームに基づく画像情報を出力することを、本明細書では「画像情報を再生する」又は「DVDを再生する」と表記する。
制御部20は、本体操作部22又はリモコン23が再生キーの操作を受け付けると、DVD再生部27に指示をして、画像情報の再生を開始させ、本体操作部22又はリモコン23が停止キーの操作を受け付けると、DVD再生部27に指示をして、画像情報の再生を停止させる。
挿入センサー271、及び装着センサー273は、例えば、メカニカルスイッチ、光センサー、磁気センサー等の各種検出手段を用いて構成することができる。また、装着センサー273に関しては、上記光ピックアップが受光する反射光の信号レベルによってDVDメディアMの装着の有無を検出する態様とすることも可能である。
画像信号処理部34は、DVD再生部27から入力される画像情報(DVD画像情報)と、画像出力端子25を介して外部機器より入力される入力画像情報とのいずれか一方を制御部20の指示により選択し、液晶ライトバルブ12R、12G、12Bの各画素の階調を表す画像情報、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、画像処理部34は、制御部20の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理等を行う。画像処理部34で画質調整等がなされた画像情報は、OSD処理部35に出力される。
OSD処理部35は、制御部20の指示に基づいて、投写画像(外部入力画像又はDVD画像)上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理部35は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。
制御部20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理部35は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理部34から入力される画像情報に、このOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動部14に出力される。
なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部35は、画像信号処理部34から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動部14に出力する。
液晶駆動部14は本実施形態における画像形成部であり、画像信号処理部34から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R、12G、12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R、12G、12Bは、画像情報に応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13から投写される。
電源部36には、AC100V等の商用電源が電源端子4を介して外部から供給される。電源部36は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源部36は、制御部20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(電源オン状態)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(スタンバイ状態)とを切り替えることができる。
光源制御部37は、制御部20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯及び消灯を切り替える。
異常検出部40は、光源制御部37を介して光源11の異常状態(例えば、光源ランプ切れ、点灯不良)を検出し、制御部20に通知する。
報知部41は、LEDやブザーなどで構成され、制御部20の指示により、異常検出部40が異常を検出したことを報知する。
本実施形態のプロジェクター1は、上記のように構成されているため、電源端子4に電源ケーブル(図示せず)が接続され、電源部36に商用電源が供給されると、電源部36は、少なくとも制御部20、記憶部21、本体操作部22、及び操作信号受信部24に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。
商用電源が供給された直後には、プロジェクター1は、スタンバイ状態(「電源オフ状態」ともいう。)であり、光源11を消灯させた状態を維持している。そして、本体操作部22又はリモコン23に備わる電源キーがユーザーにより操作されると、制御部20は、電源部36に指示をして、各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1を電源オン状態に移行させる。
プロジェクター1が電源オン状態に移行すると、制御部20は、光源制御部37に指示をして光源11を点灯させる。そして、ユーザーが外部機器である画像出力装置とプロジェクター1(画像出力端子25)を接続して、画像出力装置からの画像情報の出力を開始させると、画像出力端子25に外部入力画像情報が入力される。
そして、ユーザーが必要に応じて入力切替キーを操作して外部入力画像情報を指定すると、画像投写部10から外部入力画像が投写される。
一方、ユーザーがDVDメディアMをディスクスロット3に挿入すると、DVD再生部27は、DVD画像情報の再生を開始し、画像投写部10からDVD画像が投写される。また、DVD画像情報の再生が行われている状態で停止キーが操作されると、DVD再生部27は、DVD画像情報の再生を停止する。
次に、本実施形態のプロジェクター1の動作を図3のフローチャートを用いて説明する。
(電源オン時)
図3(a)に示すように、まずプロジェクター1が本体操作部22またはリモコン23による電源オン操作で起動すると(ステップS101)、制御部20は画像信号入出力部33を入力状態に設定する(ステップS102)。次に制御部20は、光源制御部37に指示して光源11(光源ランプ11a)を点灯する(ステップS103)。
ステップS104において制御部20は、プロジェクター内にDVDメディアMが装着されているか否かを調べる。DVDメディアMが装着されている場合(ステップS104:Y)、DVDメディアMに記録されている画像情報の再生を開始し、画像投写部10よりDVD画像情報の投写を開始する(ステップS105)。
一方、DVDメディアMが装着されていない場合(ステップS104:N)、制御部20は、画像出力端子25を介して入力される入力画像情報を画像投写部10により投写させる。以上で本フローを終了する。
(異常発生時)
図3(b)に示すように、プロジェクター1がDVDメディアMの画像情報を投写中に画像投写部10の光源11においてランプ切れ・点灯不良などの異常を異常検出部40が検出した場合(ステップS201)、制御部20は、報知部41により異常発生を報知するとともに、異常検出部40が検出した異常内容を異常情報21aに保存する(ステップS202)。次にタイマー20aによる計時を開始し(ステップS203)、ステップS204に移行する。なお、前述のステップS201が異常検出ステップに相当する。
ステップS204において制御部20は、本体操作部22またはリモコン23よりDVDメディアMの画像情報を画像出力端子25を介して出力する画像出力操作(所定操作)を検出したか否かを調べる。画像出力操作を検出した場合(ステップS204:Y)、ステップS207に移行する。画像出力操作を検出していない場合(ステップS204:N)、ステップS205に移行する。
ステップS205において制御部20は、タイマー20aが所定時間(例えば30秒)、経過したか否かを調べる。タイマー20aが所定時間経過した場合(ステップS205:Y)、制御部20はプロジェクター1の電源をオフし、スタンバイ状態に移行する(ステップS206)。タイマー20aが所定時間経過していない場合(ステップS205:N)、ステップS204に移行する。
ステップS207において制御部20は、光源制御部37に指示して光源11(光源ランプ11a)を消灯し、タイマー20aによる計時を停止したのち、ステップS208に移行する。
ステップS208において制御部20は、画像信号入出力部33を出力状態に設定する。
次に、ステップS209において制御部20は、図4に示すように、DVDメディアMに記録されている画像情報に、異常情報21aに保存される異常内容を重畳させ、画像出力端子25を介して外部画像表示装置に出力する。
以上で本フローの動作を終了する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、異常検出部40が画像投写部10に異常が発生したことを検出した場合、所定の操作により、DVDメディアMに記録されている画像情報を読み出して、画像出力端子25を介して外部画像表示装置に出力し、外部画像表示装置により鑑賞することが可能となる。
また、異常検出部40が検出した異常情報21aをDVDメディアMから読み出した画像情報に重畳させ、画像出力端子25を介して外部画像表示装置に出力するので、外部画像表示装置によって、プロジェクター1の異常情報21aを確認することが可能となる。
また、所定時間内に所定の操作を検出しない場合、プロジェクター1の電源をオフするので、異常発生に気づかずにプロジェクター1に電源が入りっぱなしになる状態を回避することが可能となる。
また、異常検出部40が画像投写部10に異常が発生したことを検出してない場合、画像信号入出力部33を入力状態に設定し、外部機器の入力画像情報を画像出力端子25を介して入力し、画像投写部10により投写する。つまり、画像出力端子25を画像入力端子として兼用するので、画像入力用の端子を新たに設けることなく、外部機器から入力画像情報を入力し、画像投写部10により投写することが可能となる。
また、画像投写部10に異常が発生したことを異常検出部40が検出した場合、報知部41により報知するので、DVDメディアMに記録されている画像情報を読み出して、外部画像表示装置に出力するために所定の入力操作が必要なことをユーザーに報知することが可能となる。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
(変形例1)
上述した実施形態では記録媒体をDVD(Digital Varsatile Disc)として説明したが、これに限るものでなく、例えばBlu−ray(登録商標)ディスク、USBメモリーなどのように、画像情報を記憶する記録媒体であればよい。
1…プロジェクター、2…筐体、3…ディスクスロット、4…電源端子、10…画像投写部、11…光源、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動部、20…制御部、21…記憶部、21a…異常情報、22…本体操作部、23…リモートコントローラー(リモコン,RC)、24…操作信号受信部、25…画像出力端子、27…DVD再生部、271…挿入センサー、272…メディア搬送部、273…装着センサー、274…データ読取部、275…データ処理部、33…画像信号入出力部、34…画像信号処理部、35…OSD処理部、36…電源部、37…光源制御部、40…異常検出部、41…報知部。

Claims (6)

  1. 画像情報を読み出す読出部と、
    光源から射出された光を前記読出部が読み出した画像情報に応じて画像光に変調して投写する画像投写部を有するプロジェクターであって、
    前記画像情報に基づいた画像を外部画像表示装置に出力するための画像出力端子と、
    前記画像情報を、前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力するための画像信号入出力部と、
    前記画像投写部の異常状態を検出する異常検出部と、
    入力操作を受け付ける入力操作部と、
    前記入力操作部が受け付けた前記入力操作に基づいて、当該プロジェクターの動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出した状態において、所定の入力操作を検出した場合、前記画像信号入出力部により、前記画像情報を前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力することを特徴とする、プロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記異常検出部が検出した異常情報を保存する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出した状態において、所定の入力操作を検出した場合、前記画像信号入出力部により、前記記憶部が保存する前記異常情報を前記画像情報に重畳させて前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力することを特徴とする、プロジェクター。
  3. 請求項1または2に記載のプロジェクターであって、
    前記画像信号入出力部を、前記画像情報を前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力する出力状態と、外部機器の入力画像情報を前記画像出力端子を介して入力する入力状態とのいずれかに切り替える入出力切替部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出していない場合、前記入出力切替部により、前記画像信号入出力部を前記入力状態に切り替え、
    前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出した状態において、所定の入力操作を検出した場合、前記入出力切替部により、前記画像信号入出力部を前記出力状態に切り替えることを特徴とする、プロジェクター。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記異常検出部が異常状態を検出した場合に異常発生を報知する報知部をさらに備えたことを特徴とする、プロジェクター。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記制御部は、前記異常検出部が異常状態を検出した場合に、所定時間内に所定の入力操作を検出しなかったら当該プロジェクターの電源をオフすることを特徴とする、プロジェクター。
  6. 画像情報を読み出す読出部と、
    光源から射出された光を前記読出部が読み出した画像情報に応じて画像光に変調して投写する画像投写部と、
    入力操作を受け付ける入力操作部と、
    前記画像情報に基づいた画像を外部画像表示装置に出力するための画像出力端子と、
    前記画像情報を、前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力するための画像信号入出力部と、
    を有するプロジェクターの制御方法であって、
    前記画像投写部の異常状態を検出する異常検出ステップと、
    前記異常検出ステップが前記異常状態を検出した状態において、所定の入力操作を検出した場合、前記画像情報を前記画像出力端子を介して前記外部画像表示装置に出力する、画像出力ステップと、
    を有することを特徴とする、プロジェクターの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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