JP2010283423A - 画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法 - Google Patents

画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】不正なユーザーによる無断使用を抑制することが可能な画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法を提供する。
【解決手段】スタンバイ状態でディスクスロットにDVDメディアMが挿入されていない場合には、ユーザーは、DVDメディアMをディスクスロットに挿入することによって、プロジェクター1を電源オン状態に移行させることができる。そして、ユーザー認証機能が無効の場合には、挿入したDVDメディアMの再生が自動的に開始されるとともに、それ以降のプロジェクター1の利用が可能となる。一方、ユーザー認証機能が有効の場合には、DVDメディアMの再生は開始されずにDVDメディアMが排出され、暗証番号によるユーザー認証処理が行われる。そして、このユーザー認証が成立した場合にのみ、それ以降のプロジェクター1の利用が可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部を備えた画像表示装置、プロジェクター、及び画像表示装置の制御方法に関する。
画像を表示する画像表示装置において、DVD(Digital Versatile Disc)やブルーレイディスク等の記録媒体に記録されている画像情報を再生するための画像再生手段を一体的に備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような画像表示装置を用いれば、外部の画像再生装置を接続することなく、記録媒体に記録されている画像情報に基づく画像を容易に鑑賞することが可能となる。
特開2005−99617号公報
しかしながら、上記のような画像表示装置は、画像の鑑賞を容易に行うことができるため、企業や学校等に設置された場合には、不正なユーザーに無断で利用されてしまう恐れがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る画像表示装置は、装着された記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部と、前記画像再生部が再生する前記画像情報に基づく画像を表示する画像表示部と、前記画像再生部に前記記録媒体が装着された場合に、前記画像再生部に前記画像情報の再生を開始させる制御部と、ユーザーの認証を行う認証部と、を備え、前記制御部は、前記認証部による認証が成立するまで、前記画像再生部による画像情報の再生を禁止することを特徴とする。
この画像表示装置によれば、ユーザーの認証が成立するまでは画像情報の再生が開始されないため、不正なユーザーによる無断使用を抑制することが可能となる。
[適用例2]上記適用例に係る画像表示装置において、前記記録媒体を外部から取り込んで前記画像再生部に装着させる記録媒体搬送部と、前記記録媒体搬送部に前記記録媒体を取り込ませるための取り込み操作を検出する取り込み操作検出部と、を備え、前記記録媒体搬送部は、前記認証部による認証が成立する前に、前記取り込み操作検出部が前記取り込み操作を検出した場合には、前記記録媒体を取り込んだ後で外部に排出するようにしもよい。
この画像表示装置によれば、認証部による認証が成立する前に記録媒体を取り込ませるための操作を行っても、取り込まれた記録媒体が排出されることになるため、認証が成立するまで画像情報の再生ができないことをユーザーに認識させることができる。
[適用例3]上記適用例に係る画像表示装置において、前記記録媒体を外部から取り込んで前記画像再生部に装着させる記録媒体搬送部と、前記記録媒体搬送部に前記記録媒体を取り込ませるための取り込み操作を検出する取り込み操作検出部と、を備え、前記記録媒体搬送部は、前記認証部による認証が成立する前に、前記取り込み操作検出部が前記取り込み操作を検出した場合には、前記記録媒体の取り込みを禁止するようにしてもよい。
この画像表示装置によれば、認証部による認証が成立する前に記録媒体を取り込ませるための操作を行っても、記録媒体が取り込まれないため、認証が成立するまで画像情報の再生ができないことをユーザーに認識させることができる。
[適用例4]本適用例に係るプロジェクターは、装着された記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部と、前記画像再生部が再生する前記画像情報に基づく画像を投写する画像投写部と、前記画像再生部に前記記録媒体が装着された場合に、前記画像再生部に前記画像情報の再生を開始させる制御部と、ユーザーの認証を行う認証部と、を備え、前記制御部は、前記認証部による認証が成立するまで、前記画像再生部による画像情報の再生を禁止することを特徴とする。
このプロジェクターによれば、ユーザーの認証が成立するまでは画像情報の再生が開始されないため、不正なユーザーによる無断使用を抑制することが可能となる。
[適用例5]本適用例に係る画像表示装置の制御方法は、装着された記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部を備えた画像表示装置の制御方法であって、前記記録媒体を外部から取り込んで前記画像再生部に装着させるための取り込み操作を検出する取り込み検出ステップと、前記取り込み操作が検出された場合に、ユーザーの認証を行う認証ステップと、前記認証ステップにて前記認証が不成立の場合に、前記画像再生部による前記画像情報の再生を禁止する再生禁止ステップと、を備えたことを特徴とする。
この画像表示装置の制御方法によれば、ユーザーの認証が成立するまでは画像情報の再生が開始されないため、不正なユーザーによる無断使用を抑制することが可能となる。
プロジェクターの斜視図。 プロジェクターの回路構成を示すブロック図。 スタンバイ状態で電源キー又は再生キーが操作された場合のプロジェクターの動作を説明するフローチャート。 認証画像を示す説明図。 スタンバイ状態でイジェクトキーが操作された場合のプロジェクターの動作を説明するフローチャート。 スタンバイ状態でDVDメディアがディスクスロットに挿入された場合のプロジェクターの動作を説明するフローチャート。
以下、画像表示装置の一つであるプロジェクターについて、図面を参照して説明する。本実施形態のプロジェクターは、DVD(Digital Versatile Disc)を再生可能なDVD再生部を備えており、DVDメディアに記録されている画像情報に基づく画像を投写することができる。また、本実施形態のプロジェクターは、暗証番号を用いてユーザーの認証を行うユーザー認証機能を備えており、ユーザーにより入力される暗証番号に基づいて、プロジェクターの使用を許可したり、禁止したりすることができる。なお、このユーザー認証機能は、有効と無効とを切り替え可能になっており、ユーザー認証機能が無効の場合には、暗証番号を入力することなくプロジェクターを使用することができる。
図1は、本実施形態のプロジェクターの斜視図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する筐体2によって装置本体が覆われた構成を有している。筐体2の前面2fには、外部のスクリーン等に画像(画像光)を投写する投写レンズ13が露出しており、投写レンズ13の下側には、記録媒体であるDVDメディアを挿入するためのディスクスロット3が設けられている。また、筐体2の前面2fには、リモコン23から送信される操作信号を受信するための操作信号受信部24が配置されている。
筐体2には、複数の操作キー(操作ボタン)を備えて構成される本体操作部22が設けられており、プロジェクター1に対して各種指示を行うことが可能になっている。本体操作部22を構成する複数の操作キーのうち、ディスクスロット3からDVDメディアを排出するための操作キー(イジェクトキー)は、筐体2の前面2f(ディスクスロット3の近傍)に配置されており、それ以外の操作キーは、筐体2の上面2tに配置されている。また、リモコン23にも、本体操作部22と同様、プロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーが備えられており、プロジェクター1を遠隔操作することが可能になっている。
図2は、プロジェクターの回路構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、本体操作部22、リモコン23、操作信号受信部24、DVD再生部25、画像処理部31、OSD処理部32、電源回路33、光源制御部34等を備えている。
画像投写部10は、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、ライトバルブ駆動部14等で構成されている。画像投写部10は、画像表示部に相当するものであり、光源11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像(画像光)を形成し、この画像を投写レンズ13から投写して外部のスクリーンSC等に表示する。
光源11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリクス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13から拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピューターとして機能する。
記憶部21は、フラッシュメモリーやFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等、書き替え可能な不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。本実施形態では、設定データとして、ユーザー認証機能が有効か無効かを示すフラグ(認証フラグ)とともに、ユーザー認証機能が有効の場合に参照される4桁の暗証番号が記憶されている。なお、認証フラグ及び暗証番号は、ユーザーによって適宜設定(変更)することが可能になっている。
本体操作部22及びリモコン23は、上述したように複数の操作キーを備えており、ユーザーからの入力操作(操作キーの操作)を受け付ける入力操作部に相当するものである。複数の操作キーには、上述したイジェクトキーの他に、電源のオンとオフとを切り替えるための電源キーや、DVDメディアの再生を開始させるための再生キー、DVDメディアの再生を停止させるための停止キー等が含まれ、これらは、本体操作部22及びリモコン23の双方に備えられている。また、環境設定メニュー等を重畳表示させるためのメニューキー、環境設定メニュー等で項目の選択に用いられる方向キー(上下左右に対応する4つの操作キー)、選択された項目を確定させる決定キー、動作の取り消し等を行うための取消キー、暗証番号を入力するための数字キー(0〜9に対応する10個の操作キー)等は、リモコン23にのみ備えられている。ユーザーが本体操作部22の各種操作キーを操作すると、本体操作部22は、ユーザーの操作内容(操作された操作キー)に応じた操作信号を制御部20に出力する。また、ユーザーがリモコン23の各種操作キーを操作すると、リモコン23は、ユーザーの操作内容に応じた赤外線の操作信号を発し、操作信号受信部24がこれを受信して制御部20に伝達する。
DVD再生部25は、記録媒体(DVDメディアM)に記録された画像情報を再生する画像再生部に相当するものであり、挿入センサー26、記録媒体搬送部としてのメディア搬送部27、装着センサー28、データ読取部29及びデータ処理部30等を含んで構成されている。
挿入センサー26は、ディスクスロット3の近傍に配置され、DVDメディアMの一部がディスクスロット3に挿入されたことを検出して制御部20に通知する。
メディア搬送部27は、DVDメディアMを搬送するための搬送ローラー、及び搬送ローラーを回転駆動する駆動モーター(いずれも図示せず)等によって構成され、制御部20の指示に基づいて、DVD再生部25内におけるDVDメディアMの搬送を行う。具体的には、ユーザーがDVDメディアMの一部を外部からディスクスロット3に挿入し、挿入センサー26がこの挿入を検出すると、制御部20は、メディア搬送部27に指示をして、DVDメディアMを内部に取り込んでターンテーブル(図示せず)上に装着させる。また、ユーザーによりイジェクトキーが操作されると、制御部20は、メディア搬送部27に指示をして、ターンテーブルからDVDメディアMを離脱させ、DVDメディアMをディスクスロット3から外部に排出させる。
装着センサー28は、ターンテーブルの近傍に配置され、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されていることを検出して制御部20に通知する。
データ読取部29は、制御部20の指示に基づいて、ターンテーブル上に装着されたDVDメディアMをスピンドルモーター(図示せず)で回転させるとともに、光ピックアップ(図示せず)を走査して、DVDメディアMに記録されているデータストリームを順次読み取る。このデータストリームは、符号化された画像情報や音声情報が多重化された情報であり、データ読取部29によって読み取られたデータストリームは、データ処理部30に順次出力される。
データ処理部30は、デマルチプレクサーやデコーダー等で構成され、制御部20の指示に基づいて、データ読取部29から入力されるデータストリームを画像情報と音声情報とに分離する処理や、分離した画像情報及び音声情報をデコード(復号化)する処理等を行う。データ処理部30は、復号化された画像情報を画像処理部31に出力し、復号化された音声情報を図示しない音声出力手段に出力する。なお、DVD再生部25が、DVDメディアMからデータストリームを読み取って、このデータストリームに基づく画像情報を出力することを、本明細書では「画像情報を再生する」又は「DVDメディアMを再生する」と表記する。
制御部20は、本体操作部22又はリモコン23が再生キーの操作を受け付けると、DVD再生部25に指示をして、画像情報の再生を開始させ、本体操作部22又はリモコン23が停止キーの操作を受け付けると、DVD再生部25に指示をして、画像情報の再生を停止させる。
挿入センサー26及び装着センサー28は、例えば、メカニカルスイッチ、光センサー、磁気センサー等の各種検出手段を用いて構成することができる。また、装着センサー28に関しては、上記光ピックアップが受光する反射光の信号レベルによってDVDメディアMの装着の有無を検出する態様とすることも可能である。
画像処理部31は、DVD再生部25から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、画像処理部31は、制御部20の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理等を行う。画像処理部31で画質調整等がなされた画像情報は、OSD処理部32に出力される。
OSD処理部32は、制御部20の指示に基づいて、投写されている画像(投写画像)上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレー)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理部32は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。制御部20が、OSD画像の重畳表示を指示すると、OSD処理部32は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、投写画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部31から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、ライトバルブ駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部32は、画像処理部31から入力される画像情報を、そのままライトバルブ駆動部14に出力する。
ライトバルブ駆動部14が、入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像情報に応じた画像(画像光)を形成し、この画像が投写レンズ13からスクリーンSCに投写される。
電源回路33には、AC100V等の商用電源が外部から供給される。電源回路33は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源回路33は、制御部20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(以降、「電源オン状態」と呼ぶ。)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための操作を待機する状態(以降、「スタンバイ状態」又は「電源オフ状態」と呼ぶ。)とを切り替えることができる。
光源制御部34は、制御部20の指示に基づいて、光源11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源11の点灯及び消灯を切り替える。
本実施形態のプロジェクター1は、上記のように構成されているため、電源回路33に商用電源が供給されると、電源回路33は、少なくとも制御部20、記憶部21、本体操作部22、及び操作信号受信部24に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。商用電源が供給された直後には、プロジェクター1は、スタンバイ状態(電源オフ状態)であり、光源11を消灯させた状態を維持している。
スタンバイ状態では、ユーザーは、本体操作部22及びリモコン23に備わる電源キー、再生キー、或いはイジェクトキーを操作することによってプロジェクター1を電源オン状態に移行させることができる。また、上記の操作キーを操作すること以外に、DVDメディアMをディスクスロット3に挿入することによってもスタンバイ状態から電源オン状態に移行させることができるようになっている。なお、プロジェクター1を電源オン状態にするための操作、即ち電源キーの操作、再生キーの操作、イジェクトキーの操作、及びDVDメディアMを挿入する操作のことを、本明細書では、「オン操作」とも呼ぶ。ユーザーによりオン操作がなされて、プロジェクター1が電源オン状態に移行すると、ユーザー認証機能が有効の場合には認証処理が行われ、その後、オン操作の種別に応じて異なる動作がなされる。
図3は、スタンバイ状態で電源キー又は再生キーが操作された場合のプロジェクター1の動作を説明するフローチャートである。スタンバイ状態においてユーザーにより電源キー又は再生キーが操作されると、制御部20は、図3に示すフローに従って動作する。
図3に示すように、ステップS101では、制御部20は、電源回路33に指示をして、各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1を電源オン状態に移行させる。そして、ステップS102では、制御部20は、光源制御部34に指示をして光源11を点灯させ、画像の投写が可能な状態とする。
ステップS103では、制御部20は、記憶部21に記憶されている認証フラグに基づいて、ユーザー認証機能が有効であるか否かを判断する。そして、ユーザー認証機能が無効である場合にはステップS104に移行し、ユーザー認証機能が有効である場合にはステップS106に移行する。
ユーザー認証機能が無効であってステップS104に移行すると、制御部20は、装着センサー28の検出結果に基づいて、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されているか否か、即ちディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されているか否かを判断する。そして、DVDメディアMが挿入されていない場合には、そのままフローを終了し、DVDメディアMが挿入されている場合には、ステップS105に移行する。
ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されていてステップS105に移行した場合には、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、DVDメディアMの再生を開始させ、フローを終了する。この結果、DVD再生部25によって再生された画像情報に基づく画像(DVD画像)が画像投写部10から投写される。
一方、ユーザー認証機能が有効であってステップS106に移行した場合には、制御部20は、OSD処理部32に指示をして、暗証番号の入力を促すためのメッセージ画像(認証画像W1)を投写画像上に重畳表示させる(図4参照)。そして、ステップS107では、制御部20は、ユーザーによる暗証番号の入力、即ちリモコン23に備わる数字キーの入力操作を受け付ける。
ステップS108では、制御部20は、ユーザーによって入力される暗証番号に基づいて認証処理を行う。具体的には、制御部20は、操作信号受信部24から入力される操作信号に基づいて、操作された数字キー、即ち入力された数字を順次認識する。そして、4つの数字が入力されると、これを4桁の暗証番号とみなし、記憶部21に記憶されている暗証番号(正規の暗証番号)と比較する。そして、入力された暗証番号が正規の暗証番号と一致した場合には、ユーザー認証が成立する。また、暗証番号が一致しない場合には、制御部20は、OSD処理部32に所定のメッセージ画像(図示せず)を重畳表示させて暗証番号が一致しない旨を報知するとともに、ユーザーに暗証番号の入力を繰り返させる。そして、所定の回数(例えば、3回)続けて暗証番号が一致しない場合には、ユーザー認証は不成立となる。
ステップS109では、制御部20は、ステップS108における認証処理の結果に基づいて、ユーザー認証が成立したか否かを判断する。そして、ユーザー認証が成立した場合、即ち暗証番号の不一致が所定の回数に達する前に正規の暗証番号が入力された場合には、制御部20は、OSD処理部32に認証画像W1の重畳を終了させた後にステップS104に移行し、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されていれば、その再生を開始してフローを終了する。そして、これ以降、プロジェクター1は、ユーザーによってなされる入力操作等に応じた動作を行う。一方、ユーザー認証が不成立の場合、即ち暗証番号の不一致が所定の回数続いた場合にはステップS110に移行する。
ユーザー認証が不成立となってステップS110に移行すると、制御部20は、光源制御部34に指示をして光源11を消灯させる。そして、ステップS111では、制御部20は、電源回路33に指示をして、各部への動作電力の供給を停止させ、プロジェクター1をスタンバイ状態に移行させてフローを終了する。
プロジェクター1は上記のように動作するため、ユーザーは、スタンバイ状態で電源キー又は再生キーを操作することによって、プロジェクター1を電源オン状態に移行させることができる。そして、ユーザー認証機能が無効の場合には、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されていればその再生が自動的に開始されるとともに、それ以降のプロジェクター1の利用が可能となる。一方、ユーザー認証機能が有効の場合には、暗証番号によるユーザー認証が行われ、ユーザー認証が成立した場合にのみ、DVDメディアMの再生が開始して、それ以降のプロジェクター1の利用も可能となる。言い替えれば、ユーザー認証機能が有効の場合には、制御部20は、スタンバイ状態でディスクスロット3に挿入されていたDVDメディアMの再生を、ユーザー認証が成立するまで禁止する。
図5は、スタンバイ状態でイジェクトキーが操作された場合のプロジェクター1の動作を説明するフローチャートである。スタンバイ状態においてユーザーによりイジェクトキーが操作されると、制御部20は、図5に示すフローに従って動作する。なお、ステップS205以外のステップ(ステップS201〜S204,S206〜S209)の動作については、図3におけるステップS101〜S104,S106〜S109と同一である。
即ち、図5に示すように、ステップS201では、制御部20は、電源回路33に指示をして、各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1を電源オン状態に移行させる。そして、ステップS202では、制御部20は、光源制御部34に指示をして光源11を点灯させ、画像の投写が可能な状態とする。
ステップS203では、制御部20は、記憶部21に記憶されている認証フラグに基づいて、ユーザー認証機能が有効であるか否かを判断する。そして、ユーザー認証機能が無効である場合にはステップS204に移行し、ユーザー認証機能が有効である場合にはステップS206に移行する。
ユーザー認証機能が無効であってステップS204に移行すると、制御部20は、装着センサー28の検出結果に基づいて、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されているか否か、即ちディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されているか否かを判断する。そして、DVDメディアMが挿入されていない場合には、そのままフローを終了し、DVDメディアMが挿入されている場合には、ステップS205に移行する。
ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されていてステップS205に移行した場合には、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、挿入されているDVDメディアMをメディア搬送部27によって排出させてフローを終了する。
一方、ユーザー認証機能が有効であってステップS206に移行した場合には、制御部20は、OSD処理部32に指示をして、認証画像W1(図4参照)を投写画像上に重畳表示させる。そして、ステップS207では、制御部20は、ユーザーによる暗証番号の入力、即ちリモコン23に備わる数字キーの入力操作を受け付ける。
ステップS208では、制御部20は、ユーザーによって入力される暗証番号に基づいて認証処理を行い、ステップS209では、制御部20は、ステップS208における認証処理の結果に基づいて、ユーザー認証が成立したか否かを判断する。そして、ユーザー認証が成立した場合、即ち暗証番号の不一致が所定の回数に達する前に正規の暗証番号が入力された場合には、制御部20は、OSD処理部32に認証画像W1の重畳を終了させた後にステップS204に移行し、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されていれば、それを排出してフローを終了する。そして、これ以降、プロジェクター1は、ユーザーによってなされる入力操作等に応じた動作を行う。一方、ユーザー認証が不成立の場合、即ち暗証番号の不一致が所定の回数続いた場合にはステップS210に移行する。
ユーザー認証が不成立となってステップS210に移行すると、制御部20は、光源制御部34に指示をして光源11を消灯させる。そして、ステップS211では、制御部20は、電源回路33に指示をして、各部への動作電力の供給を停止させ、プロジェクター1をスタンバイ状態に移行させてフローを終了する。
プロジェクター1は上記のように動作するため、ユーザーは、スタンバイ状態でイジェクトキーを操作することによって、プロジェクター1を電源オン状態に移行させることができる。そして、ユーザー認証機能が無効の場合には、ディスクスロット3にDVDメディアMが挿入されていればDVDメディアMが排出されるとともに、それ以降のプロジェクター1の利用が可能となる。一方、ユーザー認証機能が有効の場合には、暗証番号によるユーザー認証処理が行われ、ユーザー認証が成立した場合にのみ、DVDメディアMが排出され、それ以降のプロジェクター1の利用も可能となる。言い替えれば、ユーザー認証機能が有効の場合には、制御部20は、スタンバイ状態でディスクスロット3に挿入されていたDVDメディアMの排出を、ユーザー認証が成立するまで禁止する。
図6は、スタンバイ状態でDVDメディアMがディスクスロット3に挿入された場合のプロジェクター1の動作を説明するフローチャートである。スタンバイ状態においてユーザーによりDVDメディアMが挿入され、挿入センサー26がこれを検出すると、制御部20は、図6に示すフローに従って動作する。
図6に示すように、ステップS301では、制御部20は、装着センサー28の検出結果に基づいて、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されているか否か、即ちディスクスロット3に他のDVDメディアMが挿入されているか否かを判断する。そして、他のDVDメディアMが挿入されている場合には、スタンバイ状態のままフローを終了し、DVDメディアMが挿入されていない場合には、ステップS302に移行する。
ディスクスロット3に他のDVDメディアMが挿入されておらずステップS302に移行した場合には、制御部20は、電源回路33に指示をして、各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1を電源オン状態に移行させる。そして、ステップS303では、制御部20は、光源制御部34に指示をして光源11を点灯させ、画像の投写が可能な状態とする。
ステップS304では、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、新たに挿入されたDVDメディアMをメディア搬送部27によって搬送させ、ターンテーブルに装着させる。
続くステップS305では、制御部20は、記憶部21に記憶されている認証フラグに基づいて、ユーザー認証機能が有効であるか否かを判断する。そして、ユーザー認証機能が無効である場合にはステップS306に移行し、ユーザー認証機能が有効である場合にはステップS307に移行する。
ユーザー認証機能が無効であってステップS306に移行した場合には、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、新たに挿入されたDVDメディアMの再生を開始させ、フローを終了する。この結果、画像投写部10からDVD画像が投写される。
一方、ユーザー認証機能が有効であってステップS307に移行した場合には、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、挿入されたDVDメディアMをメディア搬送部27によって排出させる。
ステップS308では、制御部20は、OSD処理部32に指示をして認証画像W1(図4参照)を投写画像上に重畳表示させる。そして、ステップS309では、制御部20は、ユーザーによる暗証番号の入力、即ちリモコン23に備わる数字キーの入力操作を受け付ける。
ステップS310では、制御部20は、ユーザーによって入力される暗証番号に基づいて認証処理を行い、ステップS311では、制御部20は、ユーザー認証が成立したか否かを判断する。そして、ユーザー認証が成立した場合、即ち暗証番号の不一致が所定の回数に達する前に正規の暗証番号が入力された場合には、制御部20は、OSD処理部32に認証画像W1の重畳を終了させてフローを終了する。そして、これ以降、プロジェクター1は、ユーザーによってなされる入力操作等に応じた動作を行う。例えば、ステップS307で排出されたDVDメディアMが改めてディスクスロット3に挿入された場合には、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、新たに挿入されたDVDメディアMをメディア搬送部27によって搬送させ、ターンテーブルに装着させる。そして、DVD再生部25に指示をして、挿入されたDVDメディアMの再生を開始させる。一方、ステップS310における認証処理において、ユーザー認証が不成立の場合、即ち暗証番号の不一致が所定の回数続いた場合にはステップS312に移行する。
ユーザー認証が不成立となってステップS312に移行すると、制御部20は、光源制御部34に指示をして光源11を消灯させる。そして、ステップS313では、制御部20は、電源回路33に指示をして、各部への動作電力の供給を停止させ、プロジェクター1をスタンバイ状態に移行させてフローを終了する。
プロジェクター1は上記のように動作するため、スタンバイ状態でターンテーブルにDVDメディアMに装着されていない場合には、ユーザーは、DVDメディアMをディスクスロット3に挿入することによって、プロジェクター1を電源オン状態に移行させることができる。そして、ユーザー認証機能が無効の場合には、挿入したDVDメディアMの再生が自動的に開始されるとともに、それ以降のプロジェクター1の利用が可能となる。一方、ユーザー認証機能が有効の場合には、DVDメディアMの再生は開始されずにDVDメディアMが排出され、暗証番号によるユーザー認証処理が行われる。そして、このユーザー認証が成立した場合にのみ、それ以降のプロジェクター1の利用、即ちDVDメディアMを挿入してそれを再生したりすることが可能となり、ユーザー認証が不成立の場合には、プロジェクター1はスタンバイ状態に移行するため、DVDメディアMは再生されない。言い替えれば、ユーザー認証機能が有効の場合には、制御部20は、DVDメディアMの再生を、ユーザー認証が成立するまで禁止する。このため、スタンバイ状態に移行させるステップS313は、再生禁止ステップに相当する。
ここで、認証画像W1が表示されている状態、即ち暗証番号の入力を受け付けている状態では、制御部20は、再生キー及びイジェクトキー等、DVD再生部25の動作に関わる操作キーの操作を無視するようになっており、ユーザーがこれらの操作キーを操作しても、DVDメディアMが再生されたり、排出されたりすることはない。また、認証画像W1が表示されている状態で、挿入センサー26がDVDメディアMの挿入を検出した場合には、他のDVDメディアMが挿入されていない状態であれば、DVDメディアMを搬送してターンテーブルに装着させるが、その後、このDVDメディアMを排出する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクター1によれば、ユーザー認証機能が有効の場合には、ユーザー認証が成立しない限り、DVDメディアM(画像情報)が再生されることはないため、不正なユーザーによる無断使用を抑制することが可能となる。
(2)本実施形態のプロジェクター1によれば、ユーザー認証機能が有効の場合には、DVDメディアMを挿入させる操作を行っても、ユーザー認証が成立しない限り、取り込まれたDVDメディアMが排出されるため、画像情報の再生ができないことをユーザーに認識させることができる。ここで、ユーザー認証が成立する前に挿入されたDVDメディアMをプロジェクター1の内部に取り込んだまま排出しない態様を想定すると、ユーザーによっては、間もなく再生が開始されるものと勘違いしてしまう恐れがある。また、ユーザー認証が成立するまで取り込み(搬送)自体を行わない態様を想定すると、ユーザーによっては、プロジェクター1が故障したものと勘違いしてしまう恐れがある。これに対して、本実施形態では、ユーザー認証が成立する前に挿入されたDVDメディアMを排出するようにしているため、ユーザー認証を行うべきであることをユーザーに認識させやすい。
(3)本実施形態のプロジェクター1によれば、ユーザー認証機能が有効の場合には、スタンバイ状態でディスクスロット3に挿入されていたDVDメディアM(画像情報)は、ユーザー認証が成立しない限り排出されることがないため、暗証番号を知らない不正なユーザーにDVDメディアMを持ち出されてしまうことがない。
なお、本実施形態では、ステップS108(図3参照)、ステップS208(図5参照)、或いはステップS310(図6参照)にて認証処理を実行する際の制御部20が認証部に相当する。また、メディア搬送部27にDVDメディアMを取り込ませるために、DVDメディアMをディスクスロット3に挿入する操作が取り込み操作に相当し、DVDメディアMの挿入を検出する挿入センサー26が取り込み操作検出部に相当する。また、メディア搬送部27にDVDメディアMを排出させるためのイジェクトキーの操作が排出操作に相当し、イジェクトキーの操作を受け付ける本体操作部22及びリモコン23が排出操作検出部に相当する。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、ユーザー認証が成立するまでは、新たにディスクスロット3に挿入されたDVDメディアMを排出するようにしているが、必ずしも排出する必要はなく、ターンテーブルに装着したままにしておいてもよい。つまり、図6に示したフローチャートにおいて、ステップS307を省略した態様としてもよい。
また、この態様では、スタンバイ状態のときに挿入されていたDVDメディアMが、ユーザー認証の成立前に排出されないようにさえすれば、新たなDVDメディアMの挿入や、イジェクトキーによるDVDメディアMの排出をユーザーが自由に行えるようにしてもよい。これを実現するためには、スタンバイ状態から電源オン状態に移行する際に、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されているか否かを装着センサー28で検出し、DVDメディアMが装着されていない場合にのみ、DVDメディアMの挿入やイジェクトキーによる排出を許可するようにすればよい。
上記実施形態では、ユーザー認証が成立するまでは、新たにディスクスロット3に挿入されたDVDメディアMをターンテーブルに装着した後に排出しているが、必ずしもターンテーブルに装着する必要はない。つまり、DVDメディアMを途中まで取り込んだ後、ターンテーブルに装着することなく排出するようにしてもよい。また、図6に示したフローチャートにおいて、ステップS304,S307を省略することにより、新たなDVDメディアMの取り込み自体を禁止する態様としてもよい。この態様では、ユーザー認証が成立する前にDVDメディアMを挿入しようとしても、DVDメディアMは取り込まれないため、画像情報の再生ができないことをユーザーに認識させることができる。
上記実施形態では、DVDメディアMに記録されている情報の読み取りが可能なDVD再生部25を備えた構成を示しているが、DVD以外の光ディスク(例えば、ブルーレイディスク)、各種半導体メモリー、磁気ディスク、磁気テープ等、他の記録媒体に記録されている情報の読み取りが可能な構成であってもよい。この場合でも、不正なユーザーに記録媒体が取り出されてしまうことがないよう、ユーザー認証が成立した場合にのみ記録媒体を排出可能にする態様とするか、或いは、ユーザー認証が成立した場合にのみ記録媒体が離脱可能になる態様とすることが望ましい。
上記実施形態では、暗証番号によってユーザーの認証を行う態様を示しているが、英字や記号等を含んだパスワードによって認証を行うようにしてもよい。或いは、本体操作部22やリモコン23に備わる各種機能キーを所定の順序(シーケンス)で操作することを認証の要件にしてもよい。また、指紋認証をはじめとする生体認証等、様々な認証方法を用いることも可能である。
上記実施形態では、DVD再生部25にDVDメディアMを装着する方式として、ディスクスロット3にDVDメディアMを直接挿入するスロットイン方式を採用しているが、DVD再生部25は、スロットイン方式に限定されず、例えば、DVDメディアMをトレイに載置して搬送するトレイローディング方式を採用してもよい。トレイローディング方式の場合には、DVDメディアMを取り込む場合も排出する場合も、イジェクトキーを操作してトレイを外部に引き出す必要があるため、イジェクトキーの操作は、取り込み操作と排出操作の双方に相当する。このため、DVDメディアMの取り込みや排出を禁止する際には、イジェクトキーの操作に応じたトレイの引き出し動作を禁止すればよい。
また、ターンテーブルを覆う開閉蓋を開いてユーザーが直接ターンテーブルにDVDメディアMを装着するトップローディング方式を採用することも可能である。トップローディング方式の場合には、DVDメディアMを取り込む場合も排出する場合も、イジェクトキーを操作して開閉蓋を開放する必要があるため、イジェクトキーの操作は、取り込み操作と排出操作の双方に相当する。このため、DVDメディアMの取り込みや排出を禁止する際には、開閉蓋の開放動作を禁止すればよい。
上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
上記実施形態では、光源11は、放電型の光源ランプ11aによって構成されているが、LED(Light Emitting Diode)光源等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
上記実施形態では、画像表示装置として、光源11から射出された光を変調して投写するプロジェクター1を例にして説明しているが、透過型のスクリーンを一体的に備えたリアプロジェクター、或いは、液晶ディスプレー、プラズマディスプレー、SED(Surface-conduction Electron-emitter Display)、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレー等、他の画像表示装置に適用することも可能である。
1…プロジェクター、2…筐体、3…ディスクスロット、10…画像投写部、11…光源、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…ライトバルブ駆動部、20…制御部、21…記憶部、22…本体操作部、23…リモコン、24…操作信号受信部、25…DVD再生部、26…挿入センサー、27…メディア搬送部、28…装着センサー、29…データ読取部、30…データ処理部、31…画像処理部、32…OSD処理部、33…電源回路、34…光源制御部、M…DVDメディア、SC…スクリーン、W1…認証画像。

Claims (5)

  1. 装着された記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部と、
    前記画像再生部が再生する前記画像情報に基づく画像を表示する画像表示部と、
    前記画像再生部に前記記録媒体が装着された場合に、前記画像再生部に前記画像情報の再生を開始させる制御部と、
    ユーザーの認証を行う認証部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記認証部による認証が成立するまで、前記画像再生部による画像情報の再生を禁止することを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記記録媒体を外部から取り込んで前記画像再生部に装着させる記録媒体搬送部と、
    前記記録媒体搬送部に前記記録媒体を取り込ませるための取り込み操作を検出する取り込み操作検出部と、
    を備え、
    前記記録媒体搬送部は、前記認証部による認証が成立する前に、前記取り込み操作検出部が前記取り込み操作を検出した場合には、前記記録媒体を取り込んだ後で外部に排出することを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記記録媒体を外部から取り込んで前記画像再生部に装着させる記録媒体搬送部と、
    前記記録媒体搬送部に前記記録媒体を取り込ませるための取り込み操作を検出する取り込み操作検出部と、
    を備え、
    前記記録媒体搬送部は、前記認証部による認証が成立する前に、前記取り込み操作検出部が前記取り込み操作を検出した場合には、前記記録媒体の取り込みを禁止することを特徴とする画像表示装置。
  4. 装着された記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部と、
    前記画像再生部が再生する前記画像情報に基づく画像を投写する画像投写部と、
    前記画像再生部に前記記録媒体が装着された場合に、前記画像再生部に前記画像情報の再生を開始させる制御部と、
    ユーザーの認証を行う認証部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記認証部による認証が成立するまで、前記画像再生部による画像情報の再生を禁止することを特徴とするプロジェクター。
  5. 装着された記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部を備えた画像表示装置の制御方法であって、
    前記記録媒体を外部から取り込んで前記画像再生部に装着させるための取り込み操作を検出する取り込み検出ステップと、
    前記取り込み操作が検出された場合に、ユーザーの認証を行う認証ステップと、
    前記認証ステップにて前記認証が不成立の場合に、前記画像再生部による前記画像情報の再生を禁止する再生禁止ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像表示装置の制御方法。
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