JP2015184587A - プロジェクター、収容ユニット、及び投写装置 - Google Patents

プロジェクター、収容ユニット、及び投写装置 Download PDF

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孝 小澤
高山 敏彦
Toshihiko Takayama
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Abstract

【課題】携帯型プロジェクターを据え置いた場合に、より高輝度な投写を行う。【解決手段】収容ユニットに収容されるプロジェクターは、前記プロジェクターに電力を供給する電源部と、光源から射出された光と入力される画像信号とに基づいて、画像を投写する画像投写部と、前記プロジェクターの内部の空気を前記プロジェクターの外部へ排出する排気口と、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記収容ユニットの排気口と連通し、前記収容ユニットの排気口から送られる空気を前記プロジェクターの内部に取り込む吸気口と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクター、収容ユニット、及び投写装置に関する。
据え置き型のプロジェクターよりも小型化した携帯型プロジェクターが知られている。例えば、特許文献1には、携帯型プロジェクターと当該携帯型プロジェクターを収納する補機とからなるドッキング型画像投影装置が記載されている。
特開2006−11346号公報
しかしながら、特許文献1のドッキング型画像投影装置は、光源から発せられる熱を冷却する手段を備えていない。そのため、携帯型プロジェクターを補機にドッキングした状態で使用する場合でも、携帯型プロジェクターの光源から発せられる熱を冷却することができない。従って、特許文献1のドッキング型画像投影装置では、光源の輝度を高くしようとすると、光源の温度が上昇し、故障や誤動作を招くおそれがあり、より明るく大きな投写を行うことが困難である。
そこで、本発明は、携帯型プロジェクターを据え置いた場合に、より高輝度な投写を行うことを目的とする。
上記の課題を解決する第一の態様は、収容ユニットに収容されるプロジェクターであって、前記プロジェクターに電力を供給する電源部と、光源を含み、前記光源から射出された光と入力される画像信号とに基づいて、画像を投写する画像投写部と、前記プロジェクターの内部の空気を前記プロジェクターの外部へ排出する排気口と、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記収容ユニットの排気口と連通し、前記収容ユニットの排気口から送られる空気を前記プロジェクターの内部に取り込む吸気口と、を備える。これにより、プロジェクターを収容ユニットに収容して据え置いた場合に、収容ユニットからプロジェクターに送られる空気により冷却することができるため、より高輝度な投写が可能となる。
上記プロジェクターにおいて、前記収容ユニットと接続する接続端子を備え、前記画像投写部は、前記接続端子に前記収容ユニットが接続されていない場合には、前記光源を、前記接続端子に前記収容ユニットが接続されている場合よりも低輝度で発光させる、ようにしてもよい。これにより、プロジェクターを収容ユニットから分離して使用する場合にはプロジェクターを低輝度で動作させ、プロジェクターを収容ユニットに収容した場合にはプロジェクターをより高輝度で動作させることができる。
上記プロジェクターにおいて、前記プロジェクターの吸気口から取り込まれた空気を前記プロジェクターの排気口から排出する冷却部を備える、ようにしてもよい。これにより、特に高輝度で動作する場合の冷却効果を向上することができる。
上記プロジェクターにおいて、前記冷却部は、前記プロジェクターの排気口の近傍に配置される送風ファンを有し、前記送風ファンの送風方向は前記プロジェクターの排気口と交差し、前記プロジェクターの吸気口は、当該吸気口からの空気の進入方向が前記プロジェクターの排気口の方向を向くように配置されている、ようにしてもよい。これにより、吸気口から進入し排気口へ排出される空気の流れが効率化し、冷却効果を向上することができる。
上記プロジェクターにおいて、空気を前記プロジェクターの内部に取り込む他の吸気口を備え、前記冷却部は、前記プロジェクターの吸気口の近傍に配置される送風ファンを有し、前記プロジェクターの吸気口と前記他の吸気口からの空気を、前記プロジェクターの排気口に送る、ようにしてもよい。これにより、プロジェクター内に取り込まれる空気の量を増やし、冷却効果を向上することができる。
上記プロジェクターにおいて、前記プロジェクターの吸気口には、フィルター、又は、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された場合に開き、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容されていない場合に閉じるシャッター、が設けられている、ようにしてもよい。これにより、外部からの埃などの異物の進入を防ぐことができる。
上記の課題を解決する第二の態様は、プロジェクターを収容する収容ユニットであって、前記プロジェクターと接続する接続端子と、空気を前記収容ユニットの内部に取り込む吸気口と、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記プロジェクターの吸気口と連通し、前記収容ユニットの内部の空気を前記プロジェクターの吸気口へ排出する排気口と、前記収容ユニットの吸気口から取り込まれた空気を前記収容ユニットの排気口から排出する冷却部と、を備える。これにより、プロジェクターを収容ユニットに収容して据え置いた場合に、収容ユニットからプロジェクターに空気を送って冷却することができるため、プロジェクターのより高輝度な投写が可能となる。
上記収容ユニットにおいて、前記接続端子に前記プロジェクターが接続されている場合に、前記プロジェクターに電力を供給する電源部を備える、ようにしてもよい。これにより、プロジェクターが収容された場合にプロジェクターに電力を供給し、より高輝度で動作させることができる。
上記収容ユニットにおいて、前記冷却部は、前記接続端子に前記プロジェクターが接続されている場合に、動作を開始する、ようにしてもよい。これにより、プロジェクターが収容された場合に、冷却を開始することができる。
上記収容ユニットにおいて、前記接続端子に前記プロジェクターが接続されている場合に、前記プロジェクターが備える光源を、前記接続端子に前記プロジェクターが接続されていない場合よりも高い輝度で発光させる指示を、前記接続端子を介して前記プロジェクターに送る制御部を備える、ようにしてもよい。これにより、プロジェクターが収容された場合に、収容ユニットからの指示でプロジェクターをより高輝度で動作させることができる。
上記収容ユニットにおいて、前記プロジェクターは、前記プロジェクターの内部の空気を前記プロジェクターの外部へ排出する排気口を備え、前記冷却部は、前記収容ユニットの排気口の近傍に配置される送風ファンを有し、前記送風ファンの送風方向は前記収容ユニットの排気口と交差し、かつ、前記プロジェクターの排気口の方向を向いている、ようにしてもよい。これにより、プロジェクターの吸気口から進入しプロジェクターの排気口へ排出される空気の流れが効率化し、冷却効果を向上することができる。
上記収容ユニットにおいて、画像信号が入力される入力端子と、前記入力端子から入力された画像信号を、前記接続端子を介して前記プロジェクターへ出力する信号転送部と、を備えるようにしてもよい。これにより、プロジェクターが収容されている場合には、収容ユニットに画像信号を入力すれば、画像投写を行うことができる。
上記収容ユニットにおいて、前記収容ユニットの排気口には、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された場合に開き、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容されていない場合に閉じるシャッター、が設けられている、ようにしてもよい。これにより、外部からの埃などの異物の進入を防ぐことができる。
上記の課題を解決する第三の態様は、プロジェクターと、前記プロジェクターを収容する収容ユニットとを備える投写装置であって、前記プロジェクターは、光源を含み、前記光源から射出された光と入力される画像信号とに基づいて、画像を投写する画像投写部と、前記プロジェクターの内部の空気を前記プロジェクターの外部へ排出する排気口と、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記収容ユニットの排気口と連通し、前記収容ユニットの排気口から送られる空気を前記プロジェクターの内部に取り込む吸気口と、を備え、前記収容ユニットは、空気を前記収容ユニットの内部に取り込む吸気口と、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記プロジェクターの吸気口と連通し、前記収容ユニットの内部の空気を前記プロジェクターの吸気口へ排出する排気口と、前記収容ユニットの吸気口から取り込まれた空気を前記収容ユニットの排気口から排出する冷却部と、を備える。これにより、プロジェクターを収容ユニットに収容して据え置いた場合に、収容ユニットからプロジェクターに送られる空気により冷却することができるため、より高輝度な投写が可能となる。
本発明の一実施形態に係る投写装置の外観の一例を示す図である。図1(A)は、プロジェクターを収容ユニットから分離した状態(正面斜視)を示し、図1(B)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(正面斜視)を示し、図1(C)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(背面斜視)を示す。 投写装置の冷却構造の一例を模式的に説明する図である。図2(A)は、プロジェクターを収容ユニットから分離した状態(側面)を示し、図2(B)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(側面)を示す。 投写装置の電気的な概略構成の一例を示すブロック図である。 収容ユニットの処理の一例を示すフローチャートである。 プロジェクターの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の第一変形例に係る投写装置の冷却構造を模式的に説明する図である。図6(A)は、プロジェクターを収容ユニットから分離した状態(側面)を示し、図6(B)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(側面)を示す。 本発明の一実施形態の第二変形例に係る投写装置の冷却構造を模式的に説明する図である。図7(A)は、プロジェクターを収容ユニットから分離した状態(側面)を示し、図7(B)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(側面)を示す。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る投写装置の外観の一例を示す図である。図1(A)は、プロジェクターを収容ユニットから分離した状態(正面斜視)を示し、図1(B)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(正面斜視)を示し、図1(C)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(背面斜視)を示す。
なお、本実施形態では、図1(A)及び(B)の右手前側を投写装置1の「正面」として、図1(A)及び(B)の左奥側を投写装置1の「背面」として説明する。また、図1(C)の右手前側を投写装置1の「背面」として、図1(C)の左奥側を投写装置1の「正面」として説明する。
投写装置1は、プロジェクター2と、収容ユニット3とを備える。プロジェクター2は、携帯型プロジェクターであり、収容ユニット3から分離して(図1(A))、又は収容ユニット3に収容して(図1(B),(C))使用される。
プロジェクター2の上面には、音声入力部24、操作パネル25等が配置されている。また、プロジェクター2の正面には、画像投写部10、排気口V4等が配置されている。また、プロジェクター2の背面には、読取部22、音声出力部23等が配置されている。また、プロジェクター2の下面には、吸気口V3(図示せず。図2,3参照)、接続端子部21(図示せず。図3参照)等が配置されている。
収容ユニット3の上部は、凹状になっており、当該凹部(収容部に相当する)にプロジェクター2が収容される。また、収容ユニット3の上面(凹部の底面)には、排気口V2、接続端子部57等が配置されている。また、収容ユニット3の正面には、入力端子部51等が配置されている。また、収容ユニット3の背面には、読取部52、操作パネル54等が配置されている。また、収容ユニット3の下面には、吸気口V1(図示せず。図2,3参照)等が配置されている。また、収容ユニット3の両側面には、音声出力部53等が配置されている。
図2は、投写装置の冷却構造の一例を模式的に説明する図である。図2(A)は、プロジェクターを収容ユニットから分離した状態(側面)を示し、図2(B)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(側面)を示す。なお、図2は、投写装置1を側面から見た状態を示しており、右側がプロジェクター2及び収容ユニット3の正面になり、左側がプロジェクター2及び収容ユニット3の背面になる。
プロジェクター2には、その正面の一部の領域に、排気口V4が設けられている。プロジェクター2の内部の排気口V4の近傍には、後述する送風ファンなどの冷却部30が配置されている。また、プロジェクター2には、その下面の一部の領域に、吸気口V3が設けられている。
また、収容ユニット3は、その上面の一部の領域に、排気口V2が設けられている。収容ユニット3の内部の排気口V2の近傍には、後述する送風ファンなどの冷却部60が配置されている。また、収容ユニット3には、その下面の一部の領域に、吸気口V1が設けられている。
ここで、吸気口V3及び排気口V2は、プロジェクター2が収容ユニット3に収容された状態で、互いに向かい合って連通するように配置されている。そして、冷却部60により、吸気口V1から取り込まれた空気が収容ユニット3内部を通って排気口V2から排出される(吸気口V3に送られる)。さらに、冷却部30により、吸気口V3から取り込まれた空気がプロジェクター2内部を通って、プロジェクター2の内部、特に画像投写部10を冷却した後、排気口V4から排出される。
このように、プロジェクター2が収容ユニット3に収容された状態では、収容ユニット3からプロジェクター2に対して空気を送り込むことができる。すなわち、プロジェクター2に対する冷却効果をより高めることができるため、プロジェクター2を後述するようにより高輝度モードで動作させることができる。なお、プロジェクター2が分離された状態では、冷却部30単体で吸気及び排気が行われるため、冷却効果が低く、高輝度モードで動作させることが難しい。
図3は、投写装置の電気的な概略構成の一例を示すブロック図である。
プロジェクター2は、画像投写部10、制御部20、接続端子部21、読取部22、音声出力部23、音声入力部24、操作パネル25、電源部26、画像信号処理部27、OSD(On Screen Display)処理部28、光源駆動部29、冷却部30等を有する。画像投写部10には、光源11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、ライトバルブ駆動部14等が含まれる。
光源11は、高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成される。光源11から射出された光は、インテグレーター光学系(図示せず)によって輝度分布が略均一な光に変換され、色分離光学系(図示せず)によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリックス状に配列された複数の画素が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部14が、入力される画像データに応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像データに応じた光透過率に設定される。つまり、光源11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像データに応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、色合成光学系(図示せず)によって画素毎に合成されてカラー画像を表す画像光となった後、投写レンズ13によってスクリーンSC等に拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、制御部20の内部又は外部の記憶部(図示せず)に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクター2の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、当該記憶部とともにコンピューターとして機能する。なお、記憶部は、マスクROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリー、FeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の不揮発性のメモリーにより構成される。記憶部には、プロジェクター2の動作を制御するための制御プログラムや各種データ等が記憶されている。また、制御部20は、プロジェクター2が収容ユニット3に収容された状態では、収容ユニット3の制御部50からの制御指示に基づき、プロジェクター2の動作を制御することができる。
接続端子部21は、プロジェクター2が収容ユニット3に収容された状態で、収容ユニット3の接続端子部57と接続される。接続端子部21は、接続端子として、例えば、各種形式の画像信号を入力可能な入力端子、各種形式の音声信号を入力可能な入力端子、制御信号を入出力可能な入出力端子等を備える。また、接続端子部21は、収容ユニット3から電力供給を受けるための電源端子を備える。電源端子は、電源部26に接続され、収容ユニット3からの電力を電源部26に供給する。なお、接続端子部21は、接続端子として、例えば、各種形式の画像信号を出力可能な出力端子、各種形式の音声信号を出力可能な出力端子を備えてもよい。
読取部22は、フラッシュメモリー等の可搬型の記憶媒体からのデータの読み取りを行う。読取部22は、記憶媒体からデータを読み取り、制御部20に送る。なお、制御部20は、読取部22により読み取られたデータを再生し、画像信号や音声信号を生成し、画像信号処理部27や音声出力部23に出力する。なお、制御部20は、プロジェクター2が収容ユニット3に接続されているとき、生成した音声信号を収容ユニット3に転送し、収容ユニット3の音声出力部53から音声が出力されるようにしてもよい。
音声出力部23は、例えばスピーカー、当該スピーカーの駆動回路、D/A変換回路等を有し、制御部20の指示に従って、入力される音声信号に基づく音声を出力する。
音声入力部24は、例えばマイクロフォン、当該マイクロフォンの駆動回路、A/D変換回路等を有し、音声の入力を受け付けて制御部20に出力する。なお、制御部20は、例えば、入力された音声を録音して記憶部等に格納する。記憶部等に格納された音声データは、制御部20が再生することができる。
操作パネル25は、プロジェクター2に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。操作パネル25が備える操作キーとしては、例えば、電源のオン,オフを行うための「電源キー」、各種設定を行うためのメニュー画像を表示させる「メニューキー」、メニュー画像における項目の選択等に用いられる「カーソルキー」、選択された項目を確定させる「決定キー」、操作の取り消し等に用いられる「取消キー」等がある。ユーザーが操作パネル25の各種操作キーを操作すると、操作パネル25は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部20に出力する。
電源部26は、電源ケーブル等を用いずにプロジェクター2を動作させることができる電源であり、例えば充電式のバッテリー、当該バッテリーの制御回路等を備える。電源部26は、プロジェクター2の各構成要素に電力を供給する。接続端子部21の電源端子を介して収容ユニット3から供給される電力は、電源部26のバッテリーの充電に使用される。
画像信号処理部27は、接続端子部21から入力された各種形式の画像信号、又は制御部20から入力された画像信号を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像データ、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像データに変換する。さらに、制御部20の指示に基づいて、変換した画像データに対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等の調整や、ガンマ補正等の各種画質調整を施す。画像信号処理部27で画質調整がなされた画像データは、OSD処理部28に出力される。
OSD処理部28は、制御部20の指示に基づいて、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD画像を、画像信号処理部27から入力される画像データに基づく画像(入力画像)上に重畳する処理を行う。OSD処理部28は、OSDメモリー(図示せず)を備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像データを記憶している。制御部20が、OSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部28は、必要なOSD画像データをOSDメモリーから読み出し、入力画像の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像信号処理部27から入力される画像データにこのOSD画像データを合成する。OSD画像データが合成された画像データは、ライトバルブ駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部28は、画像信号処理部27から出力される画像データを、そのままライトバルブ駆動部14に出力する。
ライトバルブ駆動部14が、入力される画像データに従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、画像データに応じた画像を形成し、この画像が投写レンズ13からスクリーンSC等に投写される。
光源駆動部29は、制御部20からの指示に従って、光源11を点灯又は消灯させる。また、光源駆動部29は、制御部20からの指示に従って、光源11の輝度を高くしたり低くしたりする。例えば光源ランプ11aが高圧放電灯の場合には、光源駆動部29は、始動電圧を印加する点灯回路や、適正なランプ電流を供給する安定器などにより構成される。
冷却部30は、例えば送風ファン、送風ファンを回転させるモーター、モーターの駆動回路等を有し、制御部20の指示に従って送風ファンの回転を開始又は停止する。制御部20の指示に従って、回転速度を変化させてもよい。
収容ユニット3は、制御部50、入力端子部51、読取部52、音声出力部53、操作パネル54、電源部55、信号転送部56、接続端子部57、冷却部60等を有する。
制御部50は、CPUや、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM等を備え、制御部50の内部又は外部の記憶部に記憶されている制御プログラムに従って動作することにより収容ユニット3の動作を統括制御する。つまり、制御部50は、記憶部とともにコンピューターとして機能する。なお、記憶部は、マスクROMや、フラッシュメモリー、FeRAM等の不揮発性のメモリーにより構成される。記憶部には、収容ユニット3の動作を制御するための制御プログラムや各種データ等が記憶されている。なお、制御部50は、収容ユニット3にプロジェクター2が収容された状態では、プロジェクター2の動作も制御することができる。
入力端子部51は、PC(Personal Computer)等の情報機器、或いはビデオ再生装置等の映像機器等、外部の画像供給装置(図示せず)から、各種形式の画像信号を入力可能な複数の入力端子を備える。入力端子としては、例えば、情報機器等からの画像信号や音声信号を入力可能なPC系の入力端子、映像機器等からの画像信号や音声信号を入力可能なビデオ系の入力端子等がある。入力端子部51は、制御部20の指示により複数の入力端子のうち1つの入力端子を選択し、この入力端子に入力される画像信号や音声信号を信号転送部56に出力する。
読取部52は、DVD(Digital Versatile Disc)等の可搬型の記憶媒体からのデータの読み取りを行う。読取部52は、記憶媒体からデータを読み取り、制御部50に送る。読取部52に替えて、又は、加えて、フラッシュメモリー等の可搬型の記憶媒体からのデータの読み取りを行う読取部を設けてもよい。なお、制御部50は、読取部52により読み取られたデータを再生し、画像信号や音声信号を生成し、信号転送部56や音声出力部53に出力する。
音声出力部53は、例えばスピーカー、当該スピーカーの駆動回路、D/A変換回路等を有し、制御部50の指示に従って、入力される音声信号に基づく音声を出力する。
操作パネル54は、収容ユニット3に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。操作パネル54が備える操作キーとしては、例えば、電源のオン,オフを行うための「電源キー」、各種設定を行うためのメニュー画像を表示させる「メニューキー」、メニュー画像における項目の選択等に用いられる「カーソルキー」、選択された項目を確定させる「決定キー」、操作の取り消し等に用いられる「取消キー」等がある。ユーザーが操作パネル54の各種操作キーを操作すると、操作パネル54は、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部50に出力する。
電源部55は、商用電源等の外部電源と電源ケーブルを介して接続され、電力供給を受ける。電源部55は、収容ユニット3の各構成要素に電力を供給する。また、電源部55の電力は、接続端子部57の電源端子を介してプロジェクター2にも供給される。
信号転送部56は、入力端子部51から入力された各種形式の画像信号や音声信号、又は制御部50から入力された画像信号や音声信号等を、接続端子部57を介してプロジェクター2に出力する。また、信号転送部56は、制御部50から入力されたプロジェクター2への制御信号を、接続端子部57を介してプロジェクター2に出力する。また、信号転送部56は、接続端子部57から入力されたプロジェクター2からの制御信号を、制御部50に出力する。なお、信号転送部56は、接続端子部57から入力されたプロジェクター2からの画像信号や音声信号を、制御部50に出力してもよい。
接続端子部57は、プロジェクター2が収容ユニット3に収容された状態で、プロジェクター2の接続端子部21と接続される。接続端子部57は、接続端子としては、例えば、各種形式の画像信号を出力可能な出力端子、各種形式の音声信号を出力可能な出力端子、制御信号を入出力可能な入出力端子等を備える。また、接続端子部57は、プロジェクター2へ電力を供給するための電源端子を備える。電源端子は、電源部55に接続され、電源部55からの電力をプロジェクター2に供給する。なお、接続端子部57は、接続端子として、例えば、各種形式の画像信号を入力可能な入力端子、各種形式の音声信号を入力可能な入力端子を備えてもよい。
冷却部60は、例えば送風ファン、送風ファンを回転させるモーター、モーターの駆動回路等を有し、制御部50の指示に従って送風ファンの回転を開始又は停止する。制御部50の指示に従って、回転速度を変化させてもよい。制御部50は、例えば接続端子部57を介してプロジェクター2の内部の温度を取得し、取得した温度に基づいて冷却部60に指示を出し、送風ファンの回転速度を変化させてもよい。
図4は、収容ユニットの処理の一例を示すフローチャートである。図4のフローチャートは、例えば収容ユニット3の電源がオンされた場合に開始される。なお、プロジェクター2が収容ユニット3に収容されている状態では、例えば、プロジェクター2及び収容ユニット3のいずれか一方の電源がオンされたときに、他方の電源もオンされるものとする。
まず、制御部50は、接続端子部57にプロジェクター2が接続されているか否かを判定する(ステップS10)。プロジェクター2が収容ユニット3に収容されているか否かの検出の仕方は特に限定されないが、例えば、プロジェクター2の制御部20は、所定の制御信号を接続端子部21を介して収容ユニット3に出力するものとする。この場合、制御部50は、接続端子部57に所定の制御信号が入力されているか否かを判定する(所定の制御信号が入力されている場合、プロジェクター2が接続されている)。
プロジェクター2が接続されている場合(ステップS10でY)、制御部50は、プロジェクター2の制御を開始する(ステップS11)。例えば、制御部50は、制御部20に対して所定の制御信号を送り、制御部20を待ち受け状態に遷移させる。これにより、制御部20は、制御部50の指示に従ってプロジェクター2の制御を行う。
それから、制御部50は、プロジェクター2を高輝度モードに設定にする(ステップS12)。
本実施形態では、低輝度モードと高輝度モードがある。低輝度モードは、プロジェクター2が収容ユニット3から分離されている場合に使用されるモードである。高輝度モードは、プロジェクター2が収容ユニット3に収容されている場合に使用されるモードである。低輝度モードでは、プロジェクター2は、光源11を高輝度モードよりも暗く発光させる(冷却部30も動作させる)。高輝度モードでは、プロジェクター2は、光源11を低輝度モードよりも明るく発光させ(冷却部30も動作させる)、収容ユニット3は、冷却部60を動作させる。
具体的には、制御部50は、高輝度モードの指示を制御部20に送る。これに応じて、制御部20は、後述する図5のステップS22〜S23の処理を行う。制御部20は、制御部50から高輝度モードの指示がなくても、プロジェクター2が収容ユニット3に接続されていることが検出され場合に、高輝度モードで動作するようにしてもよい。なお、高輝度モードでは光源11が高輝度発光するため、電源部55は、制御部50の指示に従って、プロジェクター2が低輝度モード時に消費する電力よりも大きな電力を、プロジェクター2に供給する。
また、制御部50は、冷却部60を起動する(ステップS13)。これにより、吸気口V1から取り込まれた空気が収容ユニット3内部を通って排気口V2から排出される(吸気口V3に送られる)。冷却部60は、プロジェクター2が高輝度モードで動作するとき、プロジェクター2の内部を冷却可能な量の空気を送風する。
また、制御部50は、画像出力及び音声出力を行う(ステップS14)。具体的には、制御部50は、入力端子部51に画像信号が入力されている場合には、入力端子部51から入力された画像信号をプロジェクター2に出力するように、信号転送部56に指示する。これにより、プロジェクター2から高輝度の画像の投写が行われる。また、制御部50は、入力端子部51に音声信号が入力されている場合には、入力端子部51から入力された音声信号を取得し、音声出力部53に出力する。これにより、収容ユニット3から音声が出力される。もちろん、音声信号をプロジェクター2に転送し、プロジェクター2の音声出力部23から音声が出力されるようにしてもよい。
なお、制御部50は、記憶媒体に記録されているデータを再生する場合には、読取部52により記憶媒体のデータを読み取り、読み取ったデータに基づいて画像信号を生成し、生成した画像信号をプロジェクター2に出力するように信号転送部56に指示する。また、記憶媒体のデータに音声が含まれる場合には、制御部50は、読み取ったデータに基づいて音声信号を生成し、生成した音声信号を音声出力部53に出力する。もちろん、音声信号をプロジェクター2に転送し、プロジェクター2の音声出力部23から音声が出力されるようにしてもよい。
プロジェクター2が接続されていない場合(ステップS10でN)、制御部50は、音声出力を行う(ステップS15)。具体的には、制御部50は、入力端子部51に音声信号が入力されている場合には、入力端子部51から入力された音声信号を取得し、音声出力部53に出力する。これにより、収容ユニット3から音声が出力される。
なお、制御部50は、記憶媒体に記録されている、音声を含むデータを再生する場合には、読取部52により記憶媒体のデータを読み取り、読み取ったデータに基づいて音声信号を生成し、音声出力部53に出力する。
制御部50は、収容ユニット3の電源がオフされた場合等に、図4の処理を終了する。
図5は、プロジェクターの処理の一例を示すフローチャートである。図5のフローチャートは、例えばプロジェクター2の電源がオンされた場合に開始される。なお、プロジェクター2が収容ユニット3に収容されている状態では、例えば、プロジェクター2及び収容ユニット3のいずれか一方の電源がオンされたときに、他方の電源もオンされるものとする。
まず、制御部20は、接続端子部21に収容ユニット3が接続されているか否かを判定する(ステップS20)。プロジェクター2が収容ユニット3に収容されているか否かの検出の仕方は特に限定されないが、例えば、収容ユニット3の制御部50は、所定の制御信号を接続端子部57を介してプロジェクター2に出力するものとする。この場合、制御部20は、接続端子部21に所定の制御信号が入力されているか否かを判定する(所定の制御信号が入力されている場合、収容ユニット3が接続されている)。
収容ユニット3が接続されている場合(ステップS20でY)、制御部20は、収容ユニット3からの制御を開始する(ステップS21)。例えば、制御部20は、制御部50から所定の制御信号を受信し、待ち受け状態に遷移する。これにより、制御部20は、制御部50の指示に従ってプロジェクター2の制御を行う。
それから、制御部20は、光源11を高輝度発光させる(ステップS22)。具体的には、制御部20は、制御部50から高輝度モードの指示を受け付けると、光源11を低輝度モードよりも明るく発光させるように光源駆動部29に指示する。これにより、プロジェクター2は、高輝度での画像投写が可能となる。
また、制御部20は、冷却部30を起動する(ステップS23)。これにより、収容ユニット3の排気口V2から排出され、吸気口V3から取り込まれた空気が、プロジェクター2内部を通って排気口V4から排出される。
また、制御部20は、画像出力を行う(ステップS24)。具体的には、制御部20は、接続端子部21に画像信号が入力されている場合には、接続端子部21から入力された画像信号を処理するように、画像信号処理部27に指示する。これにより、プロジェクター2から高輝度の画像の投写が行われる。もちろん、制御部20は、接続端子部21に音声信号が入力されている場合には、接続端子部21から入力された音声信号を取得し、取得した音声信号を音声出力部23に出力するようにしてもよい。
なお、制御部20は、記憶媒体に記録されているデータを再生する場合には、読取部22により記憶媒体のデータを読み取り、読み取ったデータに基づいて画像信号を生成し、生成した画像信号を画像信号処理部27に出力する。また、記憶媒体のデータに音声が含まれる場合には、制御部20は、読み取ったデータに基づいて音声信号を生成し、生成した音声信号を音声出力部23に出力する。
収容ユニット3が接続されていない場合(ステップS20でN)、制御部20は、光源11を低輝度発光させる(ステップS25)。具体的には、制御部20は、光源11を高輝度モードよりも暗く発光させるように光源駆動部29に指示する。これにより、プロジェクター2は、低輝度での画像投写が可能となる。
また、制御部20は、冷却部30を起動する(ステップS26)。これにより、吸気口V3から取り込まれた空気がプロジェクター2内部を通って排気口V4から排出される。なお、低輝度モードでは、制御部20は、冷却部30を起動させなくてもよい。
また、制御部20は、画像出力及び音声出力を行う(ステップS24)。具体的には、制御部20は、記憶媒体に記録されているデータを再生する場合には、読取部22により記憶媒体のデータを読み取り、読み取ったデータに基づいて画像信号を生成し、画像信号処理部27に出力する。また、記憶媒体のデータに音声が含まれる場合には、制御部20は、読み取ったデータに基づいて音声信号を生成し、音声出力部23に出力する。
制御部20は、プロジェクター2の電源がオフされた場合等に、図5の処理を終了する。
以上、本発明の一実施形態について説明した。本実施形態によれば、プロジェクター2を収容ユニット3に収容して据え置いた場合に、収容ユニット3からプロジェクター2に送られる空気により冷却効果を高めることができるため、より高輝度な投写を行うことができる。また、プロジェクター2が収容ユニット3に接続されたとき、収容ユニット3から供給される電力により高輝度モードで動作するので、プロジェクター2に搭載する電源部の容量を小さくすることができ、また、プロジェクター2の冷却部30は低輝度モードで動作するときに必要な量の空気を送風する能力を有するより小型の送風ファンを備えればよいので、プロジェクター2の筐体を小さくすることができる。
<第一変形例>
上記の実施形態では、プロジェクター2の下面及び収容ユニット3の上面(凹部の底面)は、平面状になっている(図1、図2参照)。また、冷却部60の送風ファンは、その送風方向が、プロジェクター2の下面(吸気口V3)と直交するように設けられている。また、冷却部30の送風ファンは、その送風方向が、プロジェクター2の正面(排気口V4)と直交するように設けられている。そのため、図1に示すように、吸気口V3への空気の進入方向と排気口V4からの空気の排出方向とが、直交する関係にあり(吸気口V3から進入した空気の流れる方向の変化が急激である)、吸気口V3から排気口V4への空気の流れの効率が悪い。
そこで、上記の実施形態の第一変形例は、上記の実施形態よりもプロジェクター2内部の空気の流れの効率を向上させる。第一変形例は、主に、プロジェクター2の形状と、収容ユニット3の形状と、冷却部60の配置とが、上記の実施形態と異なるため、これらの異なる点を中心に説明する。
図6は、第一変形例に係る投写装置の冷却構造を模式的に説明する図である。図6(A)は、プロジェクターを収容ユニットから分離した状態(側面)を示し、図6(B)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(側面)を示す。なお、図6は、投写装置1を側面から見た状態を示しており、右側がプロジェクター2及び収容ユニット3の正面になり、左側がプロジェクター2及び収容ユニット3の背面になる。
収容ユニット3の上面(凹部の底面)の少なくとも一部の領域には、凸部Aが形成されており、当該凸部Aの上面の少なくとも一部の領域に排気口V2が形成されている。プロジェクター2の下面の少なくとも一部の領域には、凹部Bが形成されており、当該凹部Bの底面の少なくとも一部の領域に吸気口V3が形成されている。凸部Aは、プロジェクター2が収容ユニット3に収容された状態で、凹部Bに嵌り込む形状となっている。また、排気口V2及び吸気口V3は、凸部Aが凹部Bに嵌り込んだ状態で、互いに向かい合って連通するように配置されている。
ここで、凸部Aの上面は、プロジェクター2の排気口V4の方向を向いている。また、凹部Bのプロジェクター2内部側の面(底面の裏面)は、プロジェクター2の排気口V4の方向を向いている。すなわち、凸部Aの上面と凹部Bの底面とは、平行となる。また、冷却部60の送風ファンは、その送風方向が、凸部Aの上面(排気口V2)及び凹部Bの底面(吸気口V3)と直交するように設けられている。また、冷却部60の送風ファンの送風方向は、排気口V4の方向を向いているともいえる。
このようにすることで、図6に示すように、吸気口V3への空気の進入方向が、排気口V4からの空気の排出方向に対して垂直よりも小さい角度で交差するため、吸気口V3から進入した空気が流れる方向の急激な変化がなくなり、吸気口V3から排気口V4への空気の流れの効率がよくなる。
<第二変形例>
上記の実施形態や上記の第一変形例における冷却部30は、排気口V4の近傍でなく、吸気口V3の近傍に設けるようにしてもよい。上記の実施形態の第二変形例は、主に、冷却部30の配置が、上記の実施形態と異なるため、この異なる点を中心に説明する。
図7は、第二変形例に係る投写装置の冷却構造を模式的に説明する図である。図7(A)は、プロジェクターを収容ユニットから分離した状態(側面)を示し、図7(B)は、プロジェクターを収容ユニットに収容した状態(側面)を示す。なお、図7は、投写装置1を側面から見た状態を示しており、右側がプロジェクター2及び収容ユニット3の正面になり、左側がプロジェクター2及び収容ユニット3の背面になる。
冷却部30は、吸気口V3の近傍に配置されている。冷却部30の送風ファンは、その送風方向が、プロジェクター2の正面と直交するように設けられている。また、プロジェクター2には、その背面の一部の領域には、吸気口V5が設けられている。
冷却部60により吸気口V3から取り込まれた空気は、冷却部30により排気口V4の方向に送られ、排気口V4から排出される。また、冷却部30により、吸気口V5から取り込まれた空気がプロジェクター2内部を通って排気口V4から排出される。
このように、冷却部30を吸気口V3近傍に配置するとともに、プロジェクター2に吸気口V5を設けることで、プロジェクター2内に取り込まれる空気の量を増やすとともに、増えた空気を画像投写部10に当てることができる。このようにしても、冷却効果を高めることができる。
もちろん、上記の本発明の実施形態や変形例は、本発明の要旨と範囲を例示することを意図し、限定するものではない。例えば、複数の変形例を組み合わせてもよい。また、例えば、上記の実施形態に以下のような変形を加えてもよい。
例えば、上記の本発明の実施形態や変形例のプロジェクター2の冷却部30は、必須のものではない。すなわち、低輝度モードにおいてはプロジェクター2を冷却しなくても問題がなく、また、高輝度モードにおいては収容ユニット3の冷却部60でプロジェクター2を十分冷却できる、というような場合には、プロジェクター2に冷却部30を設けなくてもよい。このようにすれば、プロジェクター2の筐体をより小さくすることができる。
例えば、収容ユニット3の排気口V2には、外部からの埃などの異物の進入を防ぐフィルターを設けるようにしてもよい。これにより、プロジェクター2が収容されていない場合に、埃などの進入を防ぐことができる。なお、プロジェクター2の吸気口V3に、フィルターを設けるようにしてもよい。これにより、プロジェクター2内部への埃などの進入を防ぐことができる。
また、例えば、収容ユニット3の排気口V2には、プロジェクター2が収容された場合に開き、プロジェクター2が収容されていない場合に閉じる機械式のシャッターを設けてもよい。シャッターは、外部からの埃などの異物の進入を遮断するものである。これにより、プロジェクター2が収容されていない場合に、埃などの進入を防ぐことができる。なお、プロジェクター2の吸気口V3に、手動で開閉可能なシャッターを設けるようにしてもよい。これにより、プロジェクター2が収容ユニット3に収容されておらず、使用されていない場合に、プロジェクター2内部への埃などの進入を防ぐことができる。なお、プロジェクター2が冷却部30を備えない場合には、吸気口V3に、収容ユニット3に収容された場合に開き、収容ユニット3に収容されていない場合に閉じる機械式のシャッターを設けてもよい。
また、例えば、プロジェクター2の排気口V4及び吸気口V3の近傍に、それぞれに対応する冷却部を設けるようにしてもよい。また、例えば、収容ユニット3の排気口V2及び吸気口V1の近傍に、それぞれに対応する冷却部を設けるようにしてもよい。このようにすれば、さらに冷却効果を高めることができる。
また、上記の実施形態及び変形例では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
また、上記の実施形態及び変形例では、光源11は、放電型の光源ランプ11aによって構成されているが、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)光源、LD(Laser Diode:半導体レーザー)、SLD(Super Luminescent Diode)、有機EL素子等の光源や、その他の光源を用いることもできる。
なお、上記の実施形態及び変形例で説明したプロジェクター2及び収容ユニット3の形状、大きさ、部品の配置等は、上述したような冷却効果を高める構造を備えていれば、図示したものに限られない。
また、上記した投写装置1の電気的な概略構成は、投写装置1の構成を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分類したものである。構成要素の分類の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。投写装置1の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
また、上記で説明したフローチャートの処理単位は、投写装置1の処理を理解容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって、本願発明が制限されることはない。投写装置1の処理は、処理内容に応じて、さらに多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位がさらに多くの処理を含むように分割することもできる。さらに、上記のフローチャートの処理順序も、図示した例に限られるものではない。
また、本発明では、「直交」、「垂直」などの言葉を用いているが、言葉どおりの意味に限られず、実質的に同一な場合(すなわち、本実施形態の効果を発揮できる場合)も含む。
1:投写装置
2:プロジェクター
3:収容ユニット
10:画像投写部
11:光源
11a:光源ランプ
11b:リフレクター
12R,12G,12B:液晶ライトバルブ
13:投写レンズ
14:ライトバルブ駆動部
20:制御部
21:接続端子部
22:読取部
23:音声出力部
24:音声入力部
25:操作パネル
26:電源部
27:画像信号処理部
28:OSD処理部
29:光源駆動部
30:冷却部
50:制御部
51:入力端子部
52:読取部
53:音声出力部
54:操作パネル
55:電源部
56:信号転送部
57:接続端子部
60:冷却部
A:凸部
B:凹部
SC:スクリーン
V1:吸気口
V2:排気口
V3:吸気口
V4:排気口
V5:吸気口

Claims (14)

  1. 収容ユニットに収容されるプロジェクターであって、
    前記プロジェクターに電力を供給する電源部と、
    光源を含み、前記光源から射出された光と入力される画像信号とに基づいて、画像を投写する画像投写部と、
    前記プロジェクターの内部の空気を前記プロジェクターの外部へ排出する排気口と、
    前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記収容ユニットの排気口と連通し、前記収容ユニットの排気口から送られる空気を前記プロジェクターの内部に取り込む吸気口と、
    を備えるプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターであって、
    前記収容ユニットと接続する接続端子を備え、
    前記画像投写部は、前記接続端子に前記収容ユニットが接続されていない場合には、前記光源を、前記接続端子に前記収容ユニットが接続されている場合よりも低輝度で発光させる、
    プロジェクター。
  3. 請求項1又は2に記載のプロジェクターであって、
    前記プロジェクターの吸気口から取り込まれた空気を前記プロジェクターの排気口から排出する冷却部、
    を備えるプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    前記冷却部は、前記プロジェクターの排気口の近傍に配置される送風ファンを有し、前記送風ファンの送風方向は前記プロジェクターの排気口と交差し、
    前記プロジェクターの吸気口は、当該吸気口からの空気の進入方向が前記プロジェクターの排気口の方向を向くように配置されている、
    プロジェクター。
  5. 請求項3に記載のプロジェクターであって、
    空気を前記プロジェクターの内部に取り込む他の吸気口を備え、
    前記冷却部は、前記プロジェクターの吸気口の近傍に配置される送風ファンを有し、前記プロジェクターの吸気口と前記他の吸気口からの空気を、前記プロジェクターの排気口に送る、
    プロジェクター。
  6. 請求項1〜5いずれか一項に記載のプロジェクターであって、
    前記プロジェクターの吸気口には、フィルター、又は、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された場合に開き、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容されていない場合に閉じるシャッター、が設けられている、
    プロジェクター。
  7. プロジェクターを収容する収容ユニットであって、
    前記プロジェクターと接続する接続端子と、
    空気を前記収容ユニットの内部に取り込む吸気口と、
    前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記プロジェクターの吸気口と連通し、前記収容ユニットの内部の空気を前記プロジェクターの吸気口へ排出する排気口と、
    前記収容ユニットの吸気口から取り込まれた空気を前記収容ユニットの排気口から排出する冷却部と、
    を備える収容ユニット。
  8. 請求項7に記載の収容ユニットであって、
    前記接続端子に前記プロジェクターが接続されている場合に、前記プロジェクターに電力を供給する電源部を備える、
    収容ユニット。
  9. 請求項7又は8に記載の収容ユニットであって、
    前記冷却部は、前記接続端子に前記プロジェクターが接続されている場合に、動作を開始する、
    収容ユニット。
  10. 請求項7〜9いずれか一項に記載の収容ユニットであって、
    前記接続端子に前記プロジェクターが接続されている場合に、前記プロジェクターが備える光源を、前記接続端子に前記プロジェクターが接続されていない場合よりも高い輝度で発光させる指示を、前記接続端子を介して前記プロジェクターに送る制御部を備える、
    収容ユニット。
  11. 請求項7に記載の収容ユニットであって、
    前記プロジェクターは、前記プロジェクターの内部の空気を前記プロジェクターの外部へ排出する排気口を備え、
    前記冷却部は、前記収容ユニットの排気口の近傍に配置される送風ファンを有し、前記送風ファンの送風方向は前記収容ユニットの排気口と交差し、かつ、前記プロジェクターの排気口の方向を向いている、
    収容ユニット。
  12. 請求項7に記載の収容ユニットであって
    画像信号が入力される入力端子と、
    前記入力端子から入力された画像信号を、前記接続端子を介して前記プロジェクターへ出力する信号転送部と、
    を備える収容ユニット。
  13. 請求項7〜12いずれか一項に記載の収容ユニットであって、
    前記収容ユニットの排気口には、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された場合に開き、前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容されていない場合に閉じるシャッター、が設けられている、
    収容ユニット。
  14. プロジェクターと、前記プロジェクターを収容する収容ユニットとを備える投写装置であって、
    前記プロジェクターは、
    光源を含み、前記光源から射出された光と入力される画像信号とに基づいて、画像を投写する画像投写部と、
    前記プロジェクターの内部の空気を前記プロジェクターの外部へ排出する排気口と、
    前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記収容ユニットの排気口と連通し、前記収容ユニットの排気口から送られる空気を前記プロジェクターの内部に取り込む吸気口と、
    を備え、
    前記収容ユニットは、
    空気を前記収容ユニットの内部に取り込む吸気口と、
    前記プロジェクターが前記収容ユニットに収容された状態で、前記プロジェクターの吸気口と連通し、前記収容ユニットの内部の空気を前記プロジェクターの吸気口へ排出する排気口と、
    前記収容ユニットの吸気口から取り込まれた空気を前記収容ユニットの排気口から排出する冷却部と、
    を備える、
    投写装置。
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