JP2007248701A - 電子機器、プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フィルタの目詰まり等による機器内部の冷却異常を的確に判定できる電子機器、プロジェクタを提供することである。
【解決手段】電子機器は、外部温度を検出する外部温度検出部33と、外部温度と冷却ファン35の最大駆動電圧との対応を示す外部温度/最大駆動電圧テーブル200を保存する温度/電圧保存部(制御情報保存部31)と、冷却動作を制御する冷却制御部30と、動作中の冷却ファン35の動作駆動電圧を検出する駆動電圧検出部(冷却制御部30)と、外部温度/最大駆動電圧テーブル200から外部温度に対応する最大駆動電圧を取得し、動作駆動電圧と最大駆動電圧とを判定する駆動電圧判定部(冷却制御部30)と、冷却制御部30の信号に基づいて所定の情報を出力する出力部とを備え、冷却制御部30は、駆動電圧判定部で動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定された場合、出力部に所定の情報を出力させるための信号を出力する。
【選択図】図1
【解決手段】電子機器は、外部温度を検出する外部温度検出部33と、外部温度と冷却ファン35の最大駆動電圧との対応を示す外部温度/最大駆動電圧テーブル200を保存する温度/電圧保存部(制御情報保存部31)と、冷却動作を制御する冷却制御部30と、動作中の冷却ファン35の動作駆動電圧を検出する駆動電圧検出部(冷却制御部30)と、外部温度/最大駆動電圧テーブル200から外部温度に対応する最大駆動電圧を取得し、動作駆動電圧と最大駆動電圧とを判定する駆動電圧判定部(冷却制御部30)と、冷却制御部30の信号に基づいて所定の情報を出力する出力部とを備え、冷却制御部30は、駆動電圧判定部で動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定された場合、出力部に所定の情報を出力させるための信号を出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電子機器、プロジェクタに関するものである。
従来、電子機器において、電子機器内部の発熱箇所に対して冷却する必要がある場合には、冷却ファンを電子機器内部の発熱箇所の近傍に設置して、冷却ファンを駆動(回転)させることにより冷却している。例えば電子機器の1つであるプロジェクタの場合、光源装置となるランプが発熱するため、冷却ファンを用いて冷却を行っている。詳細には、通常、冷却ファンを駆動させることにより、プロジェクタの外部から外気を吸気して、吸気した外気をランプに吹きつける機構を用いている。その場合、外気を取り込むために形成された吸気口などにフィルタを設置して、外気を吸気した際に外気に含まれる粉塵などがプロジェクタの内部に取り込まれることを防止している。プロジェクタを使用する毎に冷却が行われることで、フィルタには徐々に汚れが蓄積される。その結果、フィルタに目詰まりが生じると、外気を取り込みにくくなり、冷却効率が低下する。そのため、フィルタの点検や清掃などが必要となる。
なお、特許文献1には、プロジェクションテレビに用いられるフィルタの異常を検知する機構が提示されている。
なお、特許文献1には、プロジェクションテレビに用いられるフィルタの異常を検知する機構が提示されている。
しかし、特許文献1においては、フィルタが正しく設置されているか否かの判定しかできないため、フィルタに汚れが蓄積されて目詰まりが生じる状態は判定できないという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、フィルタの目詰まり等による機器内部の冷却異常を的確に判定できる電子機器、プロジェクタを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の電子機器は、冷却ファンを有して発熱箇所の冷却を行うことを必要とする電子機器であって、電子機器の外部の温度を検出する外部温度検出部と、外部温度検出部で検出される外部温度と冷却ファンの最大駆動電圧との対応を示す外部温度/最大駆動電圧テーブルを保存する温度/電圧保存部と、動作中の冷却ファンの動作駆動電圧を検出する駆動電圧検出部と、温度/電圧保存部に保存される外部温度/最大駆動電圧テーブルから、外部温度検出部で検出した外部温度に対応する最大駆動電圧を取得し、最大駆動電圧と駆動電圧検出部で検出した動作駆動電圧とを判定する駆動電圧判定部と、冷却の動作を制御する冷却制御部と、冷却制御部の信号に基づいて所定の情報を出力する出力部と、を備え、冷却制御部は、駆動電圧判定部で動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定された場合、出力部に対して所定の情報となる動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報を出力させるための信号を出力することを特徴とする。
このような電子機器によれば、駆動電圧判定部は、温度/電圧保存部に保存される外部温度と冷却ファンの最大駆動電圧との対応を示す外部温度/最大駆動電圧テーブルから、外部温度検出部で検出した電子機器の外部温度に対応する最大駆動電圧を取得する。そして、取得した最大駆動電圧と駆動電圧検出部で検出した動作中の冷却ファンの動作駆動電圧とを判定する。そして、駆動電圧判定部で、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定された場合、冷却の動作を制御する冷却制御部は、出力部に対して所定の情報となる動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報を出力させるための信号を出力する。従って、電子機器内部の冷却異常を的確に判定できる電子機器を提供できる。また、出力部が所定の情報となる動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報を出力することにより、出力部として例えば表示部などに所定の情報を表示させたり、出力部として例えば報音部などに所定の情報を報音させることができ、冷却異常をユーザに知らせることが可能となる。
なお、外部温度/最大駆動電圧テーブルとは、外部温度に対して、冷却ファンを駆動する駆動電圧の最大値を定めたものであり、この最大の駆動電圧(最大駆動電圧)を超えて冷却ファンが駆動されていることは、内部温度が異常に上昇していることを示していることになる。内部温度が異常に上昇することは、例えば吸気が正常に行われていないことを示し、吸気が正常に行われない要因として、例えば、吸気口などに設置されるフィルタの目詰まりや吸気口の近辺に吸気を妨げる物体が置かれていること等が挙げられる。
上記電子機器において、複数の冷却ファンと、複数の冷却ファンに対応する複数の外部温度/最大駆動電圧テーブルを保存する温度/電圧保存部と、動作中の複数の冷却ファンの動作駆動電圧をそれぞれ取得する駆動電圧検出部と、温度/電圧保存部に保存される複数の外部温度/最大駆動電圧テーブルから、外部温度検出部で検出した外部温度に対応する複数の最大駆動電圧を取得し、複数の最大駆動電圧と駆動電圧検出部で検出した複数の動作駆動電圧とをそれぞれ判定する駆動電圧判定部と、を備え、冷却制御部は、駆動電圧判定部で、複数の動作駆動電圧の中で少なくとも1つが、対応する最大駆動電圧以上であると判定された場合、出力部に対して所定の情報となる動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報を出力させるための信号を出力することが好ましい。
このような電子機器によれば、駆動電圧判定部は、温度/電圧保存部に保存される複数の外部温度/最大駆動電圧テーブルから、外部温度検出部で検出した電子機器の外部温度に対応する複数の最大駆動電圧を取得する。そして、取得した複数の最大駆動電圧と駆動電圧検出部で検出した複数の冷却ファンの動作駆動電圧とを判定する。そして、駆動電圧判定部で、複数の動作駆動電圧の中で少なくとも1つが、対応する最大駆動電圧以上であると判定された場合、冷却制御部は、出力部に対して所定の情報となる動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報を出力させるための信号を出力する。従って、電子機器内部の冷却異常を冷却箇所毎に的確に判定できる電子機器を提供できる。また、出力部が所定の情報となる動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報を出力することにより、出力部として例えば表示部などに所定の情報を表示させたり、出力部として例えば報音部などに所定の情報を報音させることができ、冷却異常をユーザに知らせることが可能となる。
上述した目的を達成するために、本発明のプロジェクタは、光束を射出する光源装置と、光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調部と、光変調部により形成された光学像を投写する投写部とを備えることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、光源装置で光束を射出し、光変調部で光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成し、投写部で光変調部により形成された光学像を投写する。そして上述したいずれかの電子機器が有する機器内部の冷却異常を的確に判定できる効果を同様に奏することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る電子機器としてのプロジェクタの構成を示すブロック図である。図1を用いて、プロジェクタ1の構成および動作を説明する。
図1に示すように、プロジェクタ1は、チューナ11、入力選択部12、映像音声処理部13、映像処理部14、液晶パネル駆動部15、音声処理部16、音声出力部としてのスピーカ17、ランプ駆動部18、キー入力処理部19、リモコン受光部20、冷却制御部30、制御情報保存部31、内部温度検出部32、外部温度検出部33、冷却ファン35、電源部40および制御部10などを有して構成される。
また、プロジェクタ1の光学系50は、光源装置としてのランプ51、光変調部としての液晶パネル52および投写部としての投写レンズ53などを有して構成される。
また、プロジェクタ1の外装を構成する外装ケース60には、吸気口61が形成され、吸気口61の近傍には、フィルタ62などが設置されている。
また、プロジェクタ1の光学系50は、光源装置としてのランプ51、光変調部としての液晶パネル52および投写部としての投写レンズ53などを有して構成される。
また、プロジェクタ1の外装を構成する外装ケース60には、吸気口61が形成され、吸気口61の近傍には、フィルタ62などが設置されている。
プロジェクタ1は、制御部10により統括制御されている。また、制御部10は、CPU(Central Processing Unit)で構成される。このCPUは、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)を有して構成される。また、冷却制御部30は、プロジェクタ1の内部の冷却動作に関する制御を行っている。また、冷却制御部30は、制御部10と同様に構成されている。なお、冷却制御部30は、制御部10の中の一部の機能として構成されていても良い。
リモコン(リモートコントローラ)71は、例えば押ボタン式のキースイッチを有しており、キースイッチを押下すると、押下されたキースイッチに応じて、リモート制御信号をリモコン受光部20に送信する。そして、キー入力処理部19において、入力したリモート制御信号をデジタルコードデータに変換して制御部10に出力する。制御部10は、入力されたデジタルコードデータに対する制御信号を制御内容に応じて入力選択部12や映像音声処理部13やランプ駆動部18などに出力することにより、例えばテレビジョン放送のチャンネル切替え、外部接続機器70の切替え、投写条件の各種設定、ランプ51の点灯・消灯などの動作を実行させる。
なお、本実施形態のプロジェクタ1は、チューナ11を有しており、テレビジョン放送を受信する。また、プロジェクタ1は、パソコン(パーソナルコンピュータ)、ビデオテープレコーダ、DVD(Digital Versatile Disk)プレーヤなどの外部接続機器70を接続することができる。
プロジェクタ1を構成する各部の動作を、リモコン71からのリモート制御信号により、テレビジョン放送を受信し、プロジェクタ1の外部に設置されるスクリーン500に映像を投写するまでを例にして簡単に説明する。
リモコン71からのリモート制御信号により制御部10は、入力選択部12に制御信号を送信する。そして入力選択部12は、チューナ11の受信するテレビジョン信号を映像音声処理部13に入力させる。映像音声処理部13は、入力したテレビジョン信号の中の映像データ部分を順次映像処理部14に出力し、また、音声データ部分を順次音声処理部16に出力する。
映像処理部14は、入力する映像データをデコードして圧縮符号化前の映像データに変換し、これを例えばRGB信号変換やγ補正処理などを行い、映像データをビデオ信号に変換する。そして、このビデオ信号を液晶パネル駆動部15に出力する。液晶パネル駆動部15は、映像処理部14から入力するビデオ信号と、ビデオ信号に基づく液晶パネル駆動電圧などを光変調部としての液晶パネル52に供給し駆動する。
一方、音声処理部16は、音声データをデコードして圧縮符号化前の音声データに変換し、これをデジタルアナログ変換して音声データをアナログ音声信号に変換して出力部としてのスピーカ17に出力する。なお、音声処理部16は、音量増幅部を有しており、音量の増幅を行ってスピーカ17に出力する。これにより、スピーカ17は、増幅されて入力するアナログ音声信号を番組音声として出力する。
電源部40は、プロジェクタ1の外部の商用電源などから電源ケーブル(図示省略)を介して交流電力を導き、内蔵するAC/DC変換部(図示省略)で変圧・整流・平滑などの処理を行い、安定化させた直流電圧をプロジェクタ1を構成する各部に供給する。
ここでプロジェクタ1の光学系50の構成および動作を説明する。
光学系50は、詳細には、光源装置と、照明光学系と、光変調部と、色合成光学系と、投写部とを有して構成されている。
光学系50は、詳細には、光源装置と、照明光学系と、光変調部と、色合成光学系と、投写部とを有して構成されている。
光源装置は、本実施形態では、放電式のランプ51を用いており、発光管で発光した光束をリフレクタで反射させて平行光として、次の照明光学系に射出する。なお、ランプ51は、制御部10からの制御信号を受信したランプ駆動部18により駆動される。また、本実施形態のランプ51は、高圧水銀ランプを使用している。
照明光学系(図示省略)は、光源装置(ランプ51)から射出された光束の照度を均一化し、各色光(赤色光、緑色光および青色光)に分離する。
光変調部は、本実施形態では、液晶パネル52を用いており、照明光学系で分離された各色光の光束に対して画像情報に応じて変調して光学像を形成する。なお、液晶パネル52は、前述した液晶パネル駆動部15により駆動される。また、本実施形態の液晶パネル52は、各色光に対応させて、3枚の液晶パネル52を使用している。
色合成光学系(図示省略)は、照明光学系で色分離され光変調部(液晶パネル52)で変調された各色光の光学像を合成する。
投写部は、本実施形態では、投写レンズ53を用いており、各種レンズ群で構成され、色合成光学系で合成された光学像を投写する。
上記光学系50の構成および動作により、テレビジョン放送の番組映像をプロジェクタ1の外部に設置されるスクリーン500に投写する。
上記光学系50の構成および動作により、テレビジョン放送の番組映像をプロジェクタ1の外部に設置されるスクリーン500に投写する。
プロジェクタ1の冷却構造および動作を説明する。
本実施形態のプロジェクタ1は、光源装置としてのランプ51が発熱するため、ランプ51を冷却ファン35により冷却している。従って、ランプ51を冷却する場合に本発明を適用している。以下に、ランプ51の冷却構造および動作を説明する。
本実施形態のプロジェクタ1は、光源装置としてのランプ51が発熱するため、ランプ51を冷却ファン35により冷却している。従って、ランプ51を冷却する場合に本発明を適用している。以下に、ランプ51の冷却構造および動作を説明する。
プロジェクタ1は外装ケース60により、外装が構成されている。また外装ケース60には吸気口61が形成され、外装ケース60の内面側に吸気口61を覆う形態で、フィルタ62が設置されている。また、ランプ51とフィルタ62との間には、冷却ファン35が設置される構成となっている。
このような構成において、冷却制御部30からの駆動信号により冷却ファン35が駆動を開始することにより、吸気口61およびフィルタ62を介して、プロジェクタ1の外部の外気をプロジェクタ1の内部に吸気する。吸気された外気は、冷却ファン35に導入され、冷却ファン35の吐出口(図示省略)から吐出される。冷却ファン35から吐出された外気は、ランプ51に吹き付けられる。ランプ51に外気が吹き付けられることにより、発熱しているランプ51の熱を放熱させる。放熱されて温まった外気は、図示しない外装ケース60に設置される排気口からプロジェクタ1の外部に排気される。この一連の動作により、ランプ51は冷却される。なお、フィルタ62は、外気を吸気した際に外気に含まれる粉塵などがプロジェクタ1の内部に取り込まれることを防止している。
冷却制御部30は、冷却ファン35に対して、制御情報保存部31に保存されるデータを用いて制御している。また、冷却制御部30は、ROMに記憶されるプログラムを冷却制御部30が読み出して実行し、外部温度検出部33および内部温度検出部32を制御している。また、冷却制御部30は、駆動電圧検出部および駆動電圧判定部としての動作を行っている。なお、駆動電圧判定部は、ROMに記憶されるプログラムを冷却制御部30が読み出して実行することにより構成される。
以下に、冷却制御部30および各部の動作を説明する。
以下に、冷却制御部30および各部の動作を説明する。
外部温度検出部33は、外装ケース60の外面側に設置され、プロジェクタ1を取り巻く周囲の外気温度(以降、外部温度と称する)を検出する。本実施形態では、サーミスタを用いて、外部温度を検出している。
なお、外部温度検出部33は、プロジェクタ1の内部であっても、正確に外部温度を検出できる部位に設置されていれば良い。例えばランプ51の発熱の影響を受けにくい部位や、吸気口61近辺で冷却ファン35の吸気による外気流入の影響を受けにくい部位などに設置されていても良い。
なお、外部温度検出部33は、プロジェクタ1の内部であっても、正確に外部温度を検出できる部位に設置されていれば良い。例えばランプ51の発熱の影響を受けにくい部位や、吸気口61近辺で冷却ファン35の吸気による外気流入の影響を受けにくい部位などに設置されていても良い。
内部温度検出部32は、冷却対象となるランプ51の近傍に設置され、ランプ51の周囲の雰囲気温度(以降、内部温度と称する)を検出する。本実施形態では、サーミスタを用いて、内部温度を検出している。
制御情報保存部31は、温度/電圧保存部として機能する。そしてランプ51を冷却するための冷却ファン35の駆動の仕方を示すテーブルを保存している。詳細には、内部温度検出部32で検出した内部温度に対する冷却ファン35の駆動電圧を示す内部温度/駆動電圧テーブルを保存している。また、外部温度検出部33で検出した外部温度に対する冷却ファン35の最大駆動電圧を示す外部温度/最大駆動電圧テーブルを保存している。なお、内部温度/駆動電圧テーブルおよび外部温度/最大駆動電圧テーブルに関しては後述する。
駆動電圧検出部は、冷却制御部30の対応するプログラムの実行により、動作中の冷却ファン35の駆動電圧(以降、動作駆動電圧と称する)を検出する。
駆動電圧判定部は、冷却制御部30の対応するプログラムの実行により、温度/電圧保存部としての制御情報保存部31に保存される外部温度/最大駆動電圧テーブルから、外部温度検出部33で検出した外部温度に対応する最大駆動電圧を取得し、取得した最大駆動電圧と駆動電圧検出部で検出した動作駆動電圧とを判定する。詳細には、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であるか否かを判定する。なお、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定した場合には、制御部10に対して、本実施形態では、出力部としての光学系50に対して(詳細には液晶パネル52に対して)所定の情報となる動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報をスクリーン500に投写させるための信号を出力する。
なお、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報とは、例えば、「冷却異常」などの情報である。そして、スクリーン500には、「冷却異常」などの文字が投写される。
なお、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である旨の情報とは、例えば、「冷却異常」などの情報である。そして、スクリーン500には、「冷却異常」などの文字が投写される。
図2は、電子機器としてのプロジェクタの冷却制御部での通常の冷却に関する処理手順を示すフローチャートである。図3は、冷却のための内部温度/駆動電圧テーブルを示す例示図である。図2、図3を用いて、冷却制御部30での冷却動作の処理手順を説明する。
冷却制御部30は、本ルーチンを開始し、ステップS100へ移行する。
ステップS100において冷却制御部30は、内部温度検出部32にランプ51周辺の温度を検出させる。次にステップS101へ移行する。
ステップS100において冷却制御部30は、内部温度検出部32にランプ51周辺の温度を検出させる。次にステップS101へ移行する。
ステップS101において冷却制御部30は、ランプ51を冷却するための冷却ファン35の駆動の仕方を示すテーブルとなる内部温度に対する冷却ファン35の駆動電圧を示す内部温度/駆動電圧テーブル100を制御情報保存部31から読み出す。図3には、内部温度/駆動電圧テーブル100の例を示している。次にステップS102へ移行する。
ステップS102において冷却制御部30は、読み出した内部温度/駆動電圧テーブルに基づき、内部温度検出部32で検出した内部温度に対応した冷却ファン35の駆動電圧を取得する。図3に示すように、例えば内部温度が20℃であった場合には、冷却ファン35の駆動電圧として15Vを取得する。次にステップS103へ移行する。
ステップS103において冷却制御部30は、取得した駆動電圧(15V)を冷却ファン35に印加することにより、冷却ファン35を駆動する。
以上でルーチンは終了する。しかし、内部温度検出部32での検出は、本実施形態では、1秒毎に行われて、上記ルーチンを繰返す制御を行い冷却ファン35を駆動することにより、発熱するランプ51を冷却している。
以上でルーチンは終了する。しかし、内部温度検出部32での検出は、本実施形態では、1秒毎に行われて、上記ルーチンを繰返す制御を行い冷却ファン35を駆動することにより、発熱するランプ51を冷却している。
図4は、本発明に係る電子機器としてのプロジェクタの冷却制御部での冷却に関する処理手順を示すフローチャートである。図5は、外部温度/最大駆動電圧テーブルを示す例示図である。図4、図5を用いて、冷却制御部30での動作の処理手順を説明する。
なお、図5は、外部温度に対して冷却ファン35が駆動する最大の駆動電圧を示し、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上である場合、言い換えれば、動作中の冷却ファン35の回転数が、最大駆動電圧による回転数以上に回転している場合、冷却において何らかの異常が起こっていることを示していることになる。外部温度/最大駆動電圧テーブル200は、外部温度に対応して、冷却ファン35に印加しても良い最大の駆動電圧を示しており、動作駆動電圧が最大駆動電圧を超えているか否かにより、冷却に異常が発生しているか否かを判定するテーブルである。
冷却制御部30は、本ルーチンを開始し、ステップS200へ移行する。
ステップS200において冷却制御部30は、外部温度検出部33に、プロジェクタ1を取り巻く周囲の外部温度を検出させる。次にステップS201へ移行する。
ステップS200において冷却制御部30は、外部温度検出部33に、プロジェクタ1を取り巻く周囲の外部温度を検出させる。次にステップS201へ移行する。
ステップS201において冷却制御部30は、駆動電圧検出部として動作し、動作中の冷却ファン35の動作駆動電圧を検出する。次にステップS202へ移行する。
ステップS202において冷却制御部30は、駆動電圧判定部として動作し、検出した外部温度に対する冷却ファン35の最大駆動電圧を示す外部温度/最大駆動電圧テーブル200を制御情報保存部31から読み出す。次にステップS203へ移行する。
ステップS203において冷却制御部30は、駆動電圧判定部として動作し、読み出した外部温度/最大駆動電圧テーブル200に基づき、外部温度検出部33で検出した外部温度に対応した冷却ファン35の最大駆動電圧を取得する。図5に示すように、例えば外部温度が20℃であった場合には、冷却ファン35の最大駆動電圧として20Vを取得する。次にステップS204へ移行する。
ステップS204において冷却制御部30は、駆動電圧判定部として動作し、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であるか否かを判定する。なお、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定した場合には、ステップS205へ移行する。また、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上ではない(動作駆動電圧が最大駆動電圧未満)と判定した場合には、本ルーチンは終了する。
ステップS205において冷却制御部30は、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であるとして、制御部10に対して、冷却が異常であることを示す信号を出力する。なお、冷却が異常とは、ランプ51周辺の温度が上昇し過ぎており、通常の冷却制御を行っても、冷却が不足する状態をいっている。制御部10は、この信号を受信し、出力部としての光学系50に対して(詳細には液晶パネル52に対して)所定の情報をスクリーン500に投写させるための信号を出力する。なお、所定の情報とは、例えば、文字情報として、「冷却異常」という情報や「フィルタを点検・清掃してください」などの情報をいう。制御部10からの信号を受けて、現在テレビジョン放送の番組映像を投写している場合であっても、液晶パネル52の番組映像に、例えば「冷却異常」という文字情報を重畳させるなどして、スクリーン500に投写させる。この動作により、ユーザに冷却異常を知らせる。
なお、ステップS204において動作駆動電圧が最大駆動電圧以上ではない(動作駆動電圧が最大駆動電圧未満)と判定した場合には、本ルーチンは終了するが、上記ルーチンは、本実施形態では数秒毎に繰返されて行われており、冷却動作が正常に行われているか否かを冷却制御部30は常に制御している。
上述したランプ51周辺の温度が上昇し過ぎるとは、例えば吸気が正常に行われていないことを示し、吸気が正常に行われない要因として、例えば、吸気口61に設置されるフィルタ62の目詰まりや吸気口61の近辺に吸気を妨げる物体が置かれていること等が挙げられる。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の電子機器としてのプロジェクタ1によれば、駆動電圧判定部として動作する冷却制御部30は、温度/電圧保存部として機能する制御情報保存部31に保存される外部温度と冷却ファン35の最大駆動電圧との対応を示す外部温度/最大駆動電圧テーブル200から、外部温度検出部33で検出したプロジェクタ1の外部温度に対応する最大駆動電圧を取得する。そして、取得した最大駆動電圧と駆動電圧検出部として動作する冷却制御部30で検出した動作中の冷却ファン35の動作駆動電圧とを判定する。そして、駆動電圧判定部で、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定された場合、冷却制御部30は、出力部としての光学系50に対して所定の情報(本実施形態では、「冷却異常」等の情報)を投写させるための信号を出力する。従って、フィルタ62の目詰まり等によるプロジェクタ1内部の冷却異常を的確に判定できる。また、出力部としての光学系50に対して所定の情報(本実施形態では、「冷却異常」等の情報)を投写させることにより、冷却異常をユーザに知らせることが可能となる。
(第2実施形態)
(1)本実施形態の電子機器としてのプロジェクタ1によれば、駆動電圧判定部として動作する冷却制御部30は、温度/電圧保存部として機能する制御情報保存部31に保存される外部温度と冷却ファン35の最大駆動電圧との対応を示す外部温度/最大駆動電圧テーブル200から、外部温度検出部33で検出したプロジェクタ1の外部温度に対応する最大駆動電圧を取得する。そして、取得した最大駆動電圧と駆動電圧検出部として動作する冷却制御部30で検出した動作中の冷却ファン35の動作駆動電圧とを判定する。そして、駆動電圧判定部で、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定された場合、冷却制御部30は、出力部としての光学系50に対して所定の情報(本実施形態では、「冷却異常」等の情報)を投写させるための信号を出力する。従って、フィルタ62の目詰まり等によるプロジェクタ1内部の冷却異常を的確に判定できる。また、出力部としての光学系50に対して所定の情報(本実施形態では、「冷却異常」等の情報)を投写させることにより、冷却異常をユーザに知らせることが可能となる。
(第2実施形態)
図6は、本発明の第2実施形態に係る電子機器としてのプロジェクタの冷却制御部での冷却に関する処理手順を示すフローチャートである。
本実施形態は、プロジェクタ1の内部で発熱する箇所がランプ51と液晶パネル52との2箇所存在し、双方の冷却を行う場合のフローチャートを示している。第1実施形態での冷却ファン35は、ランプ51を冷却するために使用されているが、本実施形態では、この冷却ファン35と同様に液晶パネル52に対して別の冷却ファン(以降、液晶パネル用冷却ファン(図示省略)と称する)を使用している。また、液晶パネル52近傍の内部温度を検出する内部温度検出部(以降、液晶パネル用内部温度検出部(図示省略)と称する)も第1実施形態の内部温度検出部32とは別に設置する。
そして、液晶パネル用内部温度検出部により検出される内部温度に対する液晶パネル用冷却ファンの駆動電圧を示す液晶パネル用内部温度/駆動電圧テーブル(図示省略)を制御情報保存部31に保存している。また、外部温度検出部33で検出した外部温度に対する液晶パネル用冷却ファンの最大駆動電圧を示す液晶パネル用外部温度/最大駆動電圧テーブル(図示省略)を制御情報保存部31に保存している。
上述した内容が、第1実施形態と異なる部分であり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。
上述した内容が、第1実施形態と異なる部分であり、その他の構成は、第1実施形態と同様である。
冷却制御部30は、本実施形態において、液晶パネル用冷却ファンを制御情報保存部31に保存される液晶パネル用内部温度/駆動電圧テーブルに基づいて駆動している。この制御方法は、第1実施形態において、図2および図3を用いて説明したと同様である。
図6を用いて、本実施形態における冷却制御部30での動作の処理手順を説明する。
なお、本ルーチンの構成は、最初に、冷却制御部30は、ランプ51を冷却する冷却ファン35での冷却異常を判定し、次に、液晶パネル52を冷却する液晶パネル用冷却ファンでの冷却異常を判定する構成となっている。
なお、本ルーチンの構成は、最初に、冷却制御部30は、ランプ51を冷却する冷却ファン35での冷却異常を判定し、次に、液晶パネル52を冷却する液晶パネル用冷却ファンでの冷却異常を判定する構成となっている。
そのため、本ルーチンのステップS300からステップS305までは、第1実施形態での図4に示すフローチャートのステップS200からステップS205までとそれぞれ対応しており、同様の制御が行われる。従って、液晶パネル52を冷却する液晶パネル用冷却ファンでの冷却異常を判定する処理となるステップS306から説明を行う。
なお、ステップS305において、出力部としての光学系50に対して(詳細には液晶パネル52に対して)所定の情報をスクリーン500に投写させるための信号を出力する場合の所定の情報とは、第1実施形態では、文字情報として「冷却異常」という情報を例示したが、本実施形態では、例えば、「ランプ周辺の冷却異常」という情報などをいう。そして、制御部10の信号を受けて、液晶パネル52の番組映像に、例えば「液晶パネル周辺の冷却異常」という文字情報を重畳させるなどして、スクリーン500に投写させる。この動作により、ユーザに冷却異常を知らせる。
ステップS305を実行した後は、ステップS306へ移行する。
ステップS305を実行した後は、ステップS306へ移行する。
ステップS306において冷却制御部30は、駆動電圧検出部として動作し、動作中の液晶パネル用冷却ファンの動作駆動電圧を検出する。次にステップS307へ移行する。
ステップS307において冷却制御部30は、駆動電圧判定部として動作し、ステップS300において検出した外部温度に対する液晶パネル用冷却ファンの最大駆動電圧を示す液晶パネル用外部温度/最大駆動電圧テーブルを制御情報保存部31から読み出す。次にステップS308へ移行する。
ステップS308において冷却制御部30は、駆動電圧判定部として動作し、読み出した液晶パネル用外部温度/最大駆動電圧テーブルに基づき、ステップS300において検出した外部温度に対応した液晶パネル用冷却ファンの最大駆動電圧を取得する。次にステップS309へ移行する。
ステップS309において冷却制御部30は、駆動電圧判定部として動作し、液晶パネル用冷却ファンの動作駆動電圧が液晶パネル用冷却ファンの最大駆動電圧以上であるか否かを判定する。なお、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であると判定した場合には、ステップS310へ移行する。また、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上ではない(動作駆動電圧が最大駆動電圧未満)と判定した場合には、本ルーチンは終了する。
ステップS310において冷却制御部30は、動作駆動電圧が最大駆動電圧以上であるとして、制御部10に対して、液晶パネル52周辺の冷却が異常であることを示す信号を出力する。なお、液晶パネル52周辺の冷却が異常とは、液晶パネル52周辺の温度が上昇し過ぎており、通常の冷却制御を行っても、冷却が不足する状態をいっている。制御部10は、この信号を受信し、出力部としての光学系50に対して(詳細には液晶パネル52に対して)所定の情報をスクリーン500に投写させるための信号を出力する。なお、所定の情報とは、例えば、文字情報として、「液晶パネル周辺の冷却異常」という情報などをいう。制御部10からの信号を受けて、液晶パネル52の番組映像に、例えば「液晶パネル周辺の冷却異常」という文字情報を重畳させるなどして、スクリーン500に投写させる。この動作により、ユーザに冷却異常を知らせる。
なお、ステップS309において動作駆動電圧が最大駆動電圧以上ではない(動作駆動電圧が最大駆動電圧未満)と判定した場合には、本ルーチンは終了するが、上記ルーチンは、本実施形態では数秒毎に繰返されて行われており、冷却動作が正常に行われているか否かを冷却制御部30は常に制御している。
上述した液晶パネル52周辺の温度が上昇し過ぎるとは、例えば吸気が正常に行われていないことを示し、吸気が正常に行われない要因として、例えば、液晶パネルの冷却のために形成した吸気口に設置されるフィルタの目詰まりやその吸気口の近辺に吸気を妨げる物体が置かれていること等が挙げられる。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態の電子機器としてのプロジェクタ1によれば、駆動電圧判定部として動作する冷却制御部30は、温度/電圧保存部として機能する制御情報保存部31に保存されるランプ51用の外部温度/最大駆動電圧テーブル200および液晶パネル52用の外部温度/最大駆動電圧テーブルから、外部温度検出部33で検出したプロジェクタ1の外部温度に対応するそれぞれの最大駆動電圧を取得する。そして、取得したそれぞれの最大駆動電圧と駆動電圧検出部で検出したそれぞれの冷却ファンの動作駆動電圧とを判定する。そして、駆動電圧判定部で、それぞれの動作駆動電圧の中で少なくとも1つが、対応する最大駆動電圧以上であると判定された場合、冷却ファン35および液晶パネル用冷却ファンの動作を制御する冷却制御部30は、出力部としての光学系50に対して所定の情報(本実施形態では、「ランプ周辺の冷却異常」または「液晶パネル周辺の冷却異常」等の情報)を出力させる。従って、プロジェクタ1内部の複数箇所(本実施形態では、ランプ51および液晶パネル52)の冷却異常を的確に判定できる。また、出力部としての光学系50に対して所定の情報として、本実施形態では、「ランプ周辺の冷却異常」または「液晶パネル周辺の冷却異常」等の情報を出力させることにより、冷却異常の箇所がどこであるかを含めてユーザに知らせることが可能となる。
(1)本実施形態の電子機器としてのプロジェクタ1によれば、駆動電圧判定部として動作する冷却制御部30は、温度/電圧保存部として機能する制御情報保存部31に保存されるランプ51用の外部温度/最大駆動電圧テーブル200および液晶パネル52用の外部温度/最大駆動電圧テーブルから、外部温度検出部33で検出したプロジェクタ1の外部温度に対応するそれぞれの最大駆動電圧を取得する。そして、取得したそれぞれの最大駆動電圧と駆動電圧検出部で検出したそれぞれの冷却ファンの動作駆動電圧とを判定する。そして、駆動電圧判定部で、それぞれの動作駆動電圧の中で少なくとも1つが、対応する最大駆動電圧以上であると判定された場合、冷却ファン35および液晶パネル用冷却ファンの動作を制御する冷却制御部30は、出力部としての光学系50に対して所定の情報(本実施形態では、「ランプ周辺の冷却異常」または「液晶パネル周辺の冷却異常」等の情報)を出力させる。従って、プロジェクタ1内部の複数箇所(本実施形態では、ランプ51および液晶パネル52)の冷却異常を的確に判定できる。また、出力部としての光学系50に対して所定の情報として、本実施形態では、「ランプ周辺の冷却異常」または「液晶パネル周辺の冷却異常」等の情報を出力させることにより、冷却異常の箇所がどこであるかを含めてユーザに知らせることが可能となる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良などを加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態では、所定の情報である「冷却異常」等の文字情報をプロジェクタ1の出力部としての光学系50を介してスクリーン500に投写させて表示している。しかし、これに限らず、出力部としてのスピーカ17に所定の情報を音の情報として報音させることでも良い。また、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)素子などをプロジェクタ1の外装ケース60等に設置して、LED素子を発光させることにより表示しても良い。また、所定の情報の表示・報音の仕様は適宜変更することで良い。
(変形例2)前記実施形態では、冷却制御部30で冷却動作の制御を行わせるための制御用のテーブルとして、通常の冷却を行うための内部温度/駆動電圧テーブル100および冷却異常を判定するための外部温度/最大駆動電圧テーブル200を一例で示している。しかし、このテーブルに限らず、冷却ファンの駆動電圧の最小電圧・最大電圧および検出する温度に対して駆動電圧を演算するための演算式などをテーブルとして備えているものであっても良い。このようなテーブルに基づいて、内部温度に対する駆動電圧を演算で求め、冷却ファンを駆動させても良いし、外部温度に対する最大駆動電圧を演算で求めて、冷却異常の判定に使用しても良い。
(変形例3)前記実施形態では、プロジェクタ1を一例として説明しているが、機器内部に発熱する箇所を有しており、冷却ファンを用いて発熱する箇所の冷却を行う(必要とする)各種電子機器に対して、同様に本発明を実施でき、同様の効果を奏することができる。
(変形例4)前記第2実施形態では、発熱箇所であるランプ51および液晶パネル52に対して本発明を適用しているが、これに限らず、発熱箇所は複数であっても本発明を同様に適用することにより、同様の効果を奏することが可能である。
(変形例5)前記実施形態でのプロジェクタ1は、光学系50を構成する光変調部として液晶パネル52を用いている。しかし、これに限らず、一般に、入射光を画像情報に応じて変調するものであればよく、マイクロミラー型光変調装置などを用いても良い。なお、マイクロミラー型光変調装置としては、例えば、DMD(Digital Micromirror Device)(米国TI社の商標)を用いることができる。
(変形例6)前記実施形態での光学系50は、透過型液晶方式の液晶パネル52を用いている。しかし、これに限らず、反射型液晶方式であるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式の液晶パネルなどを用いる光学系としても良い。
(変形例7)前記実施形態でのプロジェクタ1は、光学系50を構成する光変調部として液晶パネル52を3枚使用する3板方式を用いている。しかし、これに限らず、液晶パネルを1枚使用する単板方式を用いても良い。なお、単板方式を用いた場合には、照明光学系での色分離および色合成光学系などは不要とすることができる。
(変形例8)前記実施形態でのプロジェクタ1は、外部に設置されるスクリーン500に光学像の投写を行うフロントタイプのプロジェクタ1を用いている。しかし、これに限らず、プロジェクタの内部にスクリーンを有して、そのスクリーンに光学像を投写するリアタイプのプロジェクタも用いても良い。
1…電子機器としてのプロジェクタ、10…制御部、11…チューナ、19…キー入力処理部、12…入力選択部、13…映像音声処理部、14…映像処理部、16…音声処理部、17…スピーカ、30…冷却制御部、31…制御情報保存部、32…内部温度検出部、33…外部温度検出部、35…冷却ファン、50…光学系、51…光源装置としてのランプ、52…光変調部としての液晶パネル、53…投写部としての投写レンズ、60…外装ケース、61…吸気口、62…フィルタ、100…内部温度/駆動電圧テーブル、200…外部温度/最大駆動電圧テーブル。
Claims (3)
- 冷却ファンを有して発熱箇所の冷却を行うことを必要とする電子機器であって、
前記電子機器の外部の温度を検出する外部温度検出部と、
前記外部温度検出部で検出される外部温度と前記冷却ファンの最大駆動電圧との対応を示す外部温度/最大駆動電圧テーブルを保存する温度/電圧保存部と、
動作中の前記冷却ファンの動作駆動電圧を検出する駆動電圧検出部と、
前記温度/電圧保存部に保存される前記外部温度/最大駆動電圧テーブルから、前記外部温度検出部で検出した前記外部温度に対応する前記最大駆動電圧を取得し、当該最大駆動電圧と前記駆動電圧検出部で検出した前記動作駆動電圧とを判定する駆動電圧判定部と、
前記冷却の動作を制御する冷却制御部と、
前記冷却制御部の信号に基づいて所定の情報を出力する出力部と、を備え、
前記冷却制御部は、前記駆動電圧判定部で前記動作駆動電圧が前記最大駆動電圧以上であると判定された場合、前記出力部に対して前記所定の情報となる前記動作駆動電圧が前記最大駆動電圧以上である旨の情報を出力させるための信号を出力することを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器であって、
複数の前記冷却ファンと、
前記複数の冷却ファンに対応する複数の前記外部温度/最大駆動電圧テーブルを保存する前記温度/電圧保存部と、
動作中の前記複数の冷却ファンの動作駆動電圧をそれぞれ取得する前記駆動電圧検出部と、
前記温度/電圧保存部に保存される前記複数の外部温度/最大駆動電圧テーブルから、前記外部温度検出部で検出した前記外部温度に対応する前記複数の最大駆動電圧を取得し、当該複数の最大駆動電圧と前記駆動電圧検出部で検出した前記複数の動作駆動電圧とをそれぞれ判定する前記駆動電圧判定部と、を備え、
前記冷却制御部は、前記駆動電圧判定部で、前記複数の動作駆動電圧の中で少なくとも1つが、対応する前記最大駆動電圧以上であると判定された場合、前記出力部に対して前記所定の情報となる前記動作駆動電圧が前記最大駆動電圧以上である旨の情報を出力させるための信号を出力することを特徴とする電子機器。 - 請求項1または請求項2に記載の電子機器は、プロジェクタであって、
光束を射出する光源装置と、
前記光源装置から射出された前記光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調部と、
前記光変調部により形成された前記光学像を投写する投写部と、を備えることを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006070688A JP2007248701A (ja) | 2006-03-15 | 2006-03-15 | 電子機器、プロジェクタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012025989A1 (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-01 | Necディスプレイソリューションズ株式会社 | プロジェクタおよびフィルタの交換時期予測方法 |
JP2015090397A (ja) * | 2013-11-05 | 2015-05-11 | キヤノン株式会社 | 画像表示装置及びその制御方法 |
JP2017183690A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 株式会社リコー | 波長推定装置、光源装置、画像表示装置、物体装置、波長推定方法及び光源制御方法 |
JP2020003735A (ja) * | 2018-06-29 | 2020-01-09 | キヤノン株式会社 | 画像表示装置 |
-
2006
- 2006-03-15 JP JP2006070688A patent/JP2007248701A/ja not_active Withdrawn
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