JP2011013522A - プロジェクター及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録媒体の排出を行う際に、投写される画像光によって眩しさを感じてしまうことを抑制可能なプロジェクター及びその制御方法を提供する。
【解決手段】プロジェクター1は、DVDメディアMに記録されている画像情報を再生するDVD再生部25と、光源装置11から射出された光を画像情報に基づいて変調して画像光を形成する液晶ライトバルブ12R,12G,12Bと、これらを収容する筐体と、筐体から露出して、形成された画像光を外部に投写する投写レンズ13と、投写レンズ13が露出する面と同一方向を向いた面に設けられたディスクスロットと、ディスクスロットからDVDメディアMを排出するためのイジェクトキーの操作を検出する本体操作部22と、本体操作部22がイジェクトキーの操作を検出した場合に、外部に投写される画像光の明るさを低減させる制御部20と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】プロジェクター1は、DVDメディアMに記録されている画像情報を再生するDVD再生部25と、光源装置11から射出された光を画像情報に基づいて変調して画像光を形成する液晶ライトバルブ12R,12G,12Bと、これらを収容する筐体と、筐体から露出して、形成された画像光を外部に投写する投写レンズ13と、投写レンズ13が露出する面と同一方向を向いた面に設けられたディスクスロットと、ディスクスロットからDVDメディアMを排出するためのイジェクトキーの操作を検出する本体操作部22と、本体操作部22がイジェクトキーの操作を検出した場合に、外部に投写される画像光の明るさを低減させる制御部20と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部を備えたプロジェクター及びその制御方法に関する。
画像光を投写するプロジェクターにおいて、DVD(Digital Versatile Disc)やブルーレイディスク等の記録媒体から画像情報を読み出して再生する画像再生手段を一体的に備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなプロジェクターを用いれば、外部の画像再生装置を接続することなく、記録媒体に記録されている画像情報に基づく画像を容易に鑑賞することが可能となる。また、特許文献1に記載のプロジェクターでは、画像の鑑賞を中断する場合等にユーザーが所定の操作を行うと、画像の再生を停止するとともに、明るい画像を投写するようになっており、暗い環境下で画像を鑑賞していた場合でも、照明機器を点灯することなく、投写画像によって周囲を明るくすることが可能になっている。
しかしながら、上記のようなプロジェクターにおいて、画像光が投写される投写レンズと、記録媒体の挿入や排出を行うための記録媒体交換部(挿入口)とが、同一方向を向いて備わっている場合には、記録媒体の挿入や排出を行う際に、誤って投写レンズを直視してしまって、激しい眩しさを感じてしまう恐れがある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部と、光源装置から射出された光を、前記画像再生部が再生する前記画像情報に基づいて変調して画像光を形成する光変調装置と、前記画像再生部及び前記光変調装置を収容する筐体と、前記筐体から露出して、前記光変調装置で形成された前記画像光を外部に投写する投写光学系と、前記記録媒体の挿入及び排出を行うために、前記筐体の前記投写光学系が露出する面と同一方向を向いた面に設けられた記録媒体交換部と、前記記録媒体交換部から前記記録媒体を排出するための排出操作を検出する排出操作検出部と、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出した場合に、外部に投写される前記画像光の明るさを低減させる制御部と、を備えたことを特徴とする。
このプロジェクターによれば、記録媒体を排出するための操作が検出された場合に、制御部は、外部に投写される画像光の明るさを低減させるため、記録媒体の排出を行おうとしているユーザーが、投写光学系から投写される画像光によって眩しさを感じてしまうことが抑制される。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記記録媒体交換部を照明可能に備えられた照明部をさらに備え、前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出した場合に、前記照明部に前記記録媒体交換部を照明させることが望ましい。
このプロジェクターによれば、記録媒体を排出するための操作が検出された場合に、制御部は、照明部に記録媒体交換部を照明させるため、外部に投写される画像光の明るさを低減した状況下であっても、記録媒体の挿入又は排出を容易に行うことが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記筐体の外部への前記画像光の投写を遮蔽可能なカバー部材と、前記カバー部材を駆動して、前記画像光の投写を遮蔽する閉状態、及び前記画像光を前記筐体の外部に投写させる開状態とを切り替えるカバー駆動部と、をさらに備え、前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出した場合に、前記カバー駆動部に前記カバー部材を駆動させて、前記開状態から前記閉状態に切り替えさせることが望ましい。
このプロジェクターによれば、記録媒体を排出するための操作が検出された場合に、制御部は、画像光の投写をカバー部材によって遮蔽させるため、光源装置の明るさを調整することなく、外部に投写される画像光の明るさを十分に低減させることが可能となる。このため、例えば、明るさの調整を瞬間的に行うことが困難な放電型の光源ランプを光源装置に用いることも可能となる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記光源装置の明るさを調整する光源制御部をさらに備え、前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出した場合に、前記光源制御部に前記光源装置の明るさを低減させるようにしてもよい。
このプロジェクターによれば、記録媒体を排出するための操作が検出された場合に、制御部は、光源装置の明るさを低減させることによって、外部に投写される画像光の明るさを低減させるため、排出操作中の消費電力を抑制することが可能となる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記記録媒体を挿入するための挿入操作を検出する挿入操作検出部をさらに備え、前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出して、外部に投写される前記画像光の明るさを低減させている状態で、前記挿入操作検出部が前記挿入操作を検出した場合には、外部に投写される前記画像光の明るさを復帰させることが望ましい。
このプロジェクターによれば、排出操作がなされて画像光の明るさを低減させている状態で、記録媒体が挿入されると、画像光の明るさが元に戻るため、新たに挿入された記録媒体に基づく画像を即座に鑑賞することが可能となり、利便性が向上する。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出して、外部に投写される前記画像光の明るさを低減させている状態で、前記挿入操作検出部が前記挿入操作を所定時間検出しなかった場合には、前記光源装置を消灯させることが望ましい。
このプロジェクターによれば、排出操作がなされて画像光の明るさを低減させている状態で、記録媒体の挿入が所定時間なされない場合には、光源装置を消灯させるため、無駄な消費電力を抑制することが可能となる。
[適用例7]本適用例に係るプロジェクターの制御方法は、記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部と、光源装置から射出された光を、前記画像再生部が再生する前記画像情報に基づいて変調して画像光を形成する光変調装置と、前記画像再生部及び前記光変調装置を収容する筐体と、前記筐体から露出して、前記光変調装置で形成された前記画像光を外部に投写する投写光学系と、前記記録媒体の挿入及び排出を行うために、前記筐体の前記投写光学系が露出する面と同一方向を向いた面に設けられた記録媒体交換部と、を備えたプロジェクターの制御方法であって、前記記録媒体交換部から前記記録媒体を排出するための排出操作を検出する排出操作検出ステップと、前記排出操作検出ステップで前記排出操作が検出された場合に、外部に投写される前記画像光の明るさを低減させる減光ステップと、を備えたことを特徴とする。
このプロジェクターの制御方法によれば、記録媒体を排出するための操作が検出された場合に、外部に投写される画像光の明るさを低減させるため、記録媒体の排出を行おうとしているユーザーが、投写光学系から投写される画像光によって眩しさを感じてしまうことが抑制される。
[適用例8]上記適用例に係るプロジェクターの制御方法において、前記排出操作検出ステップで前記排出操作が検出された場合に、前記記録媒体交換部を照明する照明ステップをさらに備えることが望ましい。
このプロジェクターの制御方法によれば、記録媒体を排出するための操作が検出された場合に、記録媒体交換部を照明するため、投写される画像光の明るさを低減した状況下であっても、記録媒体の挿入又は排出を容易に行うことが可能となる。
また、上述したプロジェクター及びその制御方法がプロジェクターに備えられたコンピューターを用いて構築されている場合には、上記形態及び上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、或いは当該プログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやハードディスク、CDやDVD等の光ディスク、光磁気ディスク、不揮発性の半導体メモリーを搭載したメモリーカードやUSBメモリー、プロジェクターの内部記憶装置(RAMやROM等の半導体メモリー)等、前記コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態のプロジェクターについて、図面を参照して説明する。本実施形態のプロジェクターは、DVD(Digital Versatile Disc)を再生可能なDVD再生部を備えており、DVDメディアに記録されている画像情報に基づく画像を投写することができる。
以下、第1実施形態のプロジェクターについて、図面を参照して説明する。本実施形態のプロジェクターは、DVD(Digital Versatile Disc)を再生可能なDVD再生部を備えており、DVDメディアに記録されている画像情報に基づく画像を投写することができる。
図1は、本実施形態のプロジェクターの斜視図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する筐体2によって装置本体が覆われた構成を有している。プロジェクター1は、外部のスクリーン等に画像(画像光)を投写する投写レンズ13を有しており、筐体2の前面2fには、投写レンズ13を露出させるための開口部3が形成されている。
図1に示すように、プロジェクター1は、外装を構成する筐体2によって装置本体が覆われた構成を有している。プロジェクター1は、外部のスクリーン等に画像(画像光)を投写する投写レンズ13を有しており、筐体2の前面2fには、投写レンズ13を露出させるための開口部3が形成されている。
開口部3には、カバー部材としてのレンズカバー4が開閉可能に備えられている。レンズカバー4は、電動でスライド移動ができるようになっており、レンズカバー4を閉じて開口部3を閉塞することによって、投写レンズ13の射出面を保護することができる。また、レンズカバー4を開いて開口部3を開放させれば、投写レンズ13が露出し、画像光を筐体2の外部に投写することが可能となる。
このレンズカバー4は、画像光の投写を遮蔽する目的にも用いられ、投写レンズ13から画像光が投写されている状態でレンズカバー4が閉じられると、筐体2の外部への画像光の投写は遮られ、外部にほとんど光が射出されない状態となる。なお、レンズカバー4は、完全に光を遮蔽する構成である必要はなく、外部へ射出される光の明るさを低減できるものであればよい。
投写レンズ13の下側には、記録媒体であるDVDメディアMを挿入するためのディスクスロット5と、ディスクスロット5の周辺を上方から照明する照明部35が設けられている。つまり、ディスクスロット5及び照明部35は、投写レンズ13が露出する面(前面2f)と同一面に備えられている。また、筐体2の前面2fには、リモコン23から送信される操作信号を受信するための操作信号受信部24も配置されている。
筐体2には、複数の操作キー(操作ボタン)を備えて構成される本体操作部22が設けられており、プロジェクター1に対して各種指示を行うことが可能になっている。本体操作部22を構成する複数の操作キーのうち、ディスクスロット5からDVDメディアMを排出するための操作キー(イジェクトキー40)は、筐体2の前面2f(ディスクスロット5の近傍)に配置されており、それ以外の操作キーは、筐体2の上面2tに配置されている。また、リモコン23にも、本体操作部22と同様、プロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーが備えられており、プロジェクター1を遠隔操作することが可能になっている。
図2は、プロジェクターの回路構成を示すブロック図である。
図2に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、本体操作部22、リモコン23、操作信号受信部24、DVD再生部25、画像処理部31、ライトバルブ駆動部32、電源回路33、光源制御部34、照明部35、カバー駆動部36等を備えており、リモコン23を除く各構成要素は、筐体2(図1参照)の内部に収容されている。
図2に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、記憶部21、本体操作部22、リモコン23、操作信号受信部24、DVD再生部25、画像処理部31、ライトバルブ駆動部32、電源回路33、光源制御部34、照明部35、カバー駆動部36等を備えており、リモコン23を除く各構成要素は、筐体2(図1参照)の内部に収容されている。
画像投写部10は、光源装置11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13等で構成されている。画像投写部10は、画像表示部に相当するものであり、光源装置11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで変調して画像(画像光)を形成し、この画像を投写レンズ13から投写して外部のスクリーンSC等に表示する。
光源装置11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源装置11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bには、マトリクス状に配列された複数の画素(図示せず)が形成されており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。ライトバルブ駆動部32が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源装置11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13から拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)等を備え、記憶部21に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、記憶部21とともにコンピューターとして機能する。また、制御部20には、時間の計測を行うためのタイマー20aが備えられている。
記憶部21は、マスクROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、又はFeRAM(Ferroelectric RAM:強誘電体メモリー)等の不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部21には、プロジェクター1の動作を制御するための制御プログラムや、プロジェクター1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
本体操作部22及びリモコン23は、上述したように複数の操作キーを備えており、ユーザーの入力操作(操作キーの操作)を検出する入力操作部に相当する。複数の操作キーには、上述したイジェクトキー40の他に、電源のオンとオフとを切り替えるための電源キーや、DVDメディアMの再生を開始させるための再生キー、DVDメディアMの再生を停止させるための停止キー等が含まれる。ユーザーが本体操作部22の操作キーを操作すると、本体操作部22は、操作された操作キーを検出し、この操作キーに応じた操作信号を制御部20に出力する。また、ユーザーがリモコン23の操作キーを操作すると、リモコン23は、操作された操作キーに応じた赤外線の操作信号を発し、操作信号受信部24がこれを検出して制御部20に伝達する。
DVD再生部25は、筐体2の内部において、ディスクスロット5の近傍に配置されており、記録媒体(DVDメディアM)に記録された画像情報を再生する画像再生部に相当する。DVD再生部25は、挿入センサー26、メディア搬送部27、装着センサー28、データ読取部29及びデータ処理部30等を含んで構成されている。
挿入センサー26は、ディスクスロット5に近接して配置され、DVDメディアMの一部がディスクスロット5に挿入されたことを検出して制御部20に通知する。
メディア搬送部27は、DVDメディアMを搬送するための搬送ローラー、及び搬送ローラーを回転駆動する駆動モーター(いずれも図示せず)等によって構成され、制御部20の指示に基づいて、DVD再生部25内におけるDVDメディアMの搬送を行う。具体的には、ユーザーがDVDメディアMの一部を外部からディスクスロット5に挿入し、挿入センサー26がこの挿入を検出すると、制御部20は、メディア搬送部27に指示をして、DVDメディアMを内部に取り込んで図示しないターンテーブル上に装着させる。また、ユーザーによりイジェクトキー40が操作されると、制御部20は、メディア搬送部27に指示をして、ターンテーブルからDVDメディアMを離脱させ、DVDメディアMをディスクスロット5から外部に排出させる。
装着センサー28は、ターンテーブルの近傍に配置され、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されていることを検出して制御部20に通知する。
データ読取部29は、制御部20の指示に基づいて、ターンテーブル上に装着されたDVDメディアMをスピンドルモーター(図示せず)で回転させるとともに、光ピックアップ(図示せず)を走査して、DVDメディアMに記録されているデータストリームを順次読み取る。このデータストリームは、符号化された画像情報や音声情報が多重化された情報であり、データ読取部29によって読み取られたデータストリームは、データ処理部30に順次出力される。
データ処理部30は、デマルチプレクサーやデコーダー等で構成され、制御部20の指示に基づいて、データ読取部29から入力されるデータストリームを画像情報と音声情報とに分離する処理や、分離した画像情報及び音声情報をデコード(復号化)する処理等を行う。データ処理部30は、復号化された画像情報を画像処理部31に出力し、復号化された音声情報を図示しない音声出力手段に出力する。なお、DVD再生部25が、DVDメディアMからデータストリームを読み取って、このデータストリームに基づく画像情報を出力することを、本明細書では「画像情報を再生する」又は「DVDメディアMを再生する」と表記する。
本体操作部22又はリモコン23が再生キーの操作を受け付けると、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、画像情報の再生を開始させる。また、本体操作部22又はリモコン23が停止キーの操作を受け付けると、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、画像情報の再生を停止させる。
挿入センサー26及び装着センサー28は、例えば、メカニカルスイッチ、光センサー、磁気センサー等の各種検出手段を用いて構成することができる。また、装着センサー28に関しては、上記光ピックアップが受光する反射光の信号レベルによってDVDメディアMの装着の有無を検出する態様とすることも可能である。
画像処理部31は、DVD再生部25から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、画像処理部31は、制御部20の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等を調整するための画質調整処理等を行う。画像処理部31で画質調整等がなされた画像情報は、ライトバルブ駆動部32に出力される。
また、画像処理部31は、制御部20の指示に基づいて、所定の基準画像(例えば、黒色無地の画像等)を投写するための画像情報(基準画像情報)を出力可能になっている。制御部20が基準画像の投写を指示すると、画像処理部31は、DVD再生部25から入力される画像情報の内容に拘わらず、指示に応じた画像情報を生成し、生成した画像情報をライトバルブ駆動部32に出力する。
ライトバルブ駆動部32は、画像処理部31から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動し、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに、画像情報に応じた画像光を形成させる。これにより、画像情報に基づく画像光が投写レンズ13からスクリーンSCに投写される。
電源回路33には、AC100V等の商用電源が外部から供給される。電源回路33は、商用電源(交流電源)を所定の電圧の直流電源に変換して、プロジェクター1の各部に電力を供給する。また、電源回路33は、制御部20の指示に基づいて、画像の投写に必要な電力(動作電力)を各部に供給する状態(以降、「電源オン状態」と呼ぶ。)と、動作電力の供給を停止して、電源をオンにするための電源キーの操作を待機する状態(以降、「スタンバイ状態」又は「電源オフ状態」と呼ぶ。)とを切り替えることができる。
光源制御部34は、制御部20の指示に基づいて、光源装置11に対する電力の供給と停止とを制御し、光源装置11の点灯及び消灯を切り替える。
照明部35は、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子を備えて構成されており、制御部20の指示に基づいて、ディスクスロット5の周辺を上方から照明する。
カバー駆動部36は、制御部20の指示に基づいてレンズカバー4の開閉動作を駆動するものであり、レンズカバー4を閉じて画像光の投写を遮蔽する閉状態と、レンズカバー4を開いて画像光を外部に投写させる開状態とを切り替えることができる。レンズカバー4を開閉させる構成としては、レンズカバー4にラックを形成し、このラックに噛合するピニオンを回転駆動する構成にしてもよいし、往復スライダークランク機構を利用した構成等、他の構成を採用するようにしてもよい。
次に、本実施形態のプロジェクター1の動作について説明する。
プロジェクター1に商用電源が供給されると、電源回路33は、制御部20、記憶部21、本体操作部22、操作信号受信部24に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。商用電源が供給された直後には、プロジェクター1は、スタンバイ状態であり、この状態では、制御部20は、光源装置11及び照明部35を消灯させた状態、且つレンズカバー4を閉じた状態で、本体操作部22又はリモコン23に備わる電源キーの操作を待機する。
プロジェクター1に商用電源が供給されると、電源回路33は、制御部20、記憶部21、本体操作部22、操作信号受信部24に電力(スタンバイ電力)の供給を行い、制御部20は、この電力供給を受けて、制御プログラムに従った動作を開始する。商用電源が供給された直後には、プロジェクター1は、スタンバイ状態であり、この状態では、制御部20は、光源装置11及び照明部35を消灯させた状態、且つレンズカバー4を閉じた状態で、本体操作部22又はリモコン23に備わる電源キーの操作を待機する。
図3は、スタンバイ状態で電源キーが操作された際のプロジェクター1の動作を示すフローチャートである。スタンバイ状態において本体操作部22又はリモコン23の電源キーがユーザーにより操作されると、制御部20は、図3に示すフローに従って動作する。
図3に示すように、ステップS101では、制御部20は、電源回路33に指示をして、各部への動作電力の供給を開始させ、プロジェクター1を電源オン状態に移行させる。そして、ステップS102では、制御部20は、光源制御部34に指示をして光源装置11を点灯させ、画像の投写が可能な状態とする。
ステップS103では、制御部20は、装着センサー28の検出結果に基づいて、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されているか否かを判断する。そして、DVDメディアMが装着されている場合には、ステップS104に移行し、DVDメディアMが装着されていない場合には、ステップS106に移行する。
ターンテーブルにDVDメディアMが装着されていてステップS104に移行した場合には、制御部20は、カバー駆動部36に指示をして、レンズカバー4を開く。そして、ステップS105では、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、装着されているDVDメディアMの再生を開始させ、フローを終了する。この結果、DVD再生部25によって再生された画像情報に基づく画像(DVD画像)が投写レンズ13から外部に投写される。
一方、ターンテーブルにDVDメディアMが装着されておらずにステップS106に移行した場合には、制御部20は、照明部35を点灯させて、ディスクスロット5にDVDメディアMが挿入されるのを待機する。
続くステップS107では、制御部20は、挿入センサー26及び装着センサー28の検出結果に基づいて、ディスクスロット5にDVDメディアMが挿入され、ターンテーブルに装着されたか否かを判断する。そして、DVDメディアMが挿入された場合にはステップS108に移行し、挿入されていない場合には本ステップを繰り返す。
DVDメディアMが挿入されてステップS108に移行した場合には、制御部20は、照明部35を消灯させてステップS104に移行する。その後、ステップS104でレンズカバー4を開き、ステップS105でDVDメディアMの再生を開始して、フローを終了する。この結果、新たに挿入されたDVDメディアMのDVD画像が投写レンズ13から外部に投写される。
DVD画像の鑑賞を終えた後、ユーザーは、本体操作部22又はリモコン23のイジェクトキー40を操作することによって、鑑賞後のDVDメディアMを取り出すことができる。
図4は、イジェクトキー40が操作された際のプロジェクター1の動作を示すフローチャートである。本体操作部22又はリモコン23のイジェクトキー40がユーザーによって操作され、本体操作部22又は操作信号受信部24がこの操作を検出すると、制御部20は、図4に示すフローに従って動作する。
図4に示すように、ステップS201では、制御部20は、画像処理部31に指示をして、基準画像情報を出力させ、画像投写部10から基準画像(例えば、黒色無地の画像等)を投写させる。続くステップS202では、制御部20は、カバー駆動部36に指示をしてレンズカバー4を閉じ、画像光(基準画像)の投写を遮蔽する。そして、ステップS203では、制御部20は、照明部35を点灯させる。
ステップS204では、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、メディア搬送部27にDVDメディアMを排出させ、ステップS205では、制御部20は、DVDメディアMを排出してからの時間を計測するために、タイマー20aによる計時を開始する。
ステップS206では、制御部20は、挿入センサー26及び装着センサー28の検出結果に基づいて、新たなDVDメディアMがディスクスロット5に挿入され、ターンテーブルに装着されたか否かを判断する。そして、新たなDVDメディアMが挿入された場合にはステップS207に移行し、挿入されていない場合にはステップS210に移行する。
新たなDVDメディアMが挿入されてステップS207に移行した場合には、制御部20は、照明部35を消灯させ、ステップS208では、カバー駆動部36に指示をしてレンズカバー4を開き、画像光が外部に投写される状態に復帰させる。そして、ステップS209では、制御部20は、DVD再生部25に指示をして、DVDメディアMの再生を開始させ、フローを終了する。この結果、新たに挿入されたDVDメディアMのDVD画像が投写レンズ13から外部に投写される。
一方、DVDメディアMが挿入されずにステップS210に移行した場合には、制御部20は、タイマー20aの計時結果に基づいて、ステップS204でDVDメディアMを排出してから所定時間が経過したか否かを判断する。そして、所定時間が経過していない場合にはステップS206に戻り、所定時間が経過した場合にはステップS211に移行する。
DVDメディアMを排出してから所定時間が経過してステップS211に移行した場合には、制御部20は、照明部35を消灯し、ステップS212では、光源制御部34に指示をして光源装置11を消灯させる。そして、ステップS213では、制御部20は、電源回路33に指示をして、各部への動作電力の供給を停止させてフローを終了する。これにより、プロジェクター1はスタンバイ状態に移行する。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態のプロジェクター1によれば、DVDメディアMを排出するための操作、即ちイジェクトキー40の操作がなされた場合に、制御部20は、レンズカバー4を閉じることによって、開口部3から外部に投写される画像光の明るさを低減させている。このため、DVDメディアMを排出しようとしているユーザーが、投写レンズ13から投写される画像光によって眩しさを感じてしまうことが抑制される。
(2)本実施形態のプロジェクター1によれば、イジェクトキー40の操作がなされた場合に、制御部20は、照明部35を点灯させて、ディスクスロット5の周辺を照明させるため、レンズカバー4を閉じた状況下であっても、DVDメディアMの取り外し、及びその後の挿入を容易に行うことが可能となる。
(3)本実施形態のプロジェクター1によれば、イジェクトキー40の操作がなされた場合に、制御部20は、レンズカバー4を閉じて画像光の投写を遮蔽させるため、光源装置11の明るさを調整することなく、外部に投写される画像光の明るさを十分に低減させることが可能となる。このため、本実施形態のように、明るさの調整を瞬間的に行うことが困難な放電型の光源ランプ11aを光源装置11に用いた場合でも、外部に投写される画像光の明るさを瞬時に低減させることが可能となる。
(4)本実施形態のプロジェクター1によれば、レンズカバー4を閉じて、外部に投写される画像光の明るさを低減させている状態で、DVDメディアMが挿入されると、制御部20は、レンズカバー4を開いて、外部に投写される画像光の明るさを復帰させるため、新たに挿入されたDVDメディアMの画像を即座に鑑賞することが可能となり、利便性が向上する。
(5)本実施形態のプロジェクター1によれば、レンズカバー4を閉じて、外部に投写される画像光の明るさを低減させている状態で、DVDメディアMの挿入が所定時間なされない場合には、光源装置11を消灯させて、スタンバイ状態に移行するようにしているため、無駄な消費電力を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態では、ディスクスロット5が記録媒体交換部に相当する。また、DVDメディアMを排出するためのイジェクトキー40の操作が排出操作に相当し、イジェクトキー40の操作を検出する本体操作部22、リモコン23、及び操作信号受信部24が排出操作検出部に相当する。また、ディスクスロット5にDVDメディアMを挿入する操作が挿入操作に相当し、DVDメディアMの挿入を検出する挿入センサー26が挿入操作検出部に相当する。
また、本実施形態では、投写レンズ13の射出側に備えられているレンズカバー4によって外部への画像光の投写を遮蔽する構成を示したが、この構成に限定されず、例えば、投写レンズ13の入射側に進入可能なカバー部材を設け、このカバー部材によって外部への画像光の投写を遮蔽するようにしてもよい。
また、本実施形態では、ステップS201で基準画像を投写する際には、黒色の無地画像、即ちすべての画素の光透過率を最小に設定した画像を基準画像とすることが望ましい。このようにすれば、投写レンズ13から射出される光の量が低減されるため、レンズカバー4に強い光が照射されることによるレンズカバー4の熱的なダメージを抑制することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のプロジェクターについて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
次に、第2実施形態のプロジェクターについて説明する。なお、第1実施形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
本実施形態のプロジェクター1において、光源制御部34(図2参照)は、光源装置11の点灯及び消灯を切り替え可能であるとともに、光源装置11に供給する電力を制御して、光源装置11の明るさ(発光輝度)を調整することができる。本実施形態の光源制御部34は、相対的に明るく画像の鑑賞に適した「高輝度」と、相対的に暗い「低輝度」の2段階に切り替え可能になっており、DVDメディアMを再生する際には、高輝度に切り替えられるようになっている。これ以外の構成については、第1実施形態と同一である。
図5は、本実施形態のプロジェクター1においてイジェクトキー40が操作された際の動作を示すフローチャートである。
図5に示すように、本実施形態においてイジェクトキー40が操作された場合には、第1実施形態においてレンズカバー4を閉じる代わりに、光源制御部34に指示をして、光源装置11の明るさを高輝度から低輝度に切り替えさせる(ステップS202a)。そして、ステップS206でDVDメディアMが挿入された場合には、レンズカバー4を開く代わりに、光源制御部34に指示をして、光源装置11の明るさを低輝度から高輝度に復帰させる(ステップS208a)。これらのステップS202a,S208a以外のステップについては、第1実施形態(図4参照)と同一である。
図5に示すように、本実施形態においてイジェクトキー40が操作された場合には、第1実施形態においてレンズカバー4を閉じる代わりに、光源制御部34に指示をして、光源装置11の明るさを高輝度から低輝度に切り替えさせる(ステップS202a)。そして、ステップS206でDVDメディアMが挿入された場合には、レンズカバー4を開く代わりに、光源制御部34に指示をして、光源装置11の明るさを低輝度から高輝度に復帰させる(ステップS208a)。これらのステップS202a,S208a以外のステップについては、第1実施形態(図4参照)と同一である。
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター1によれば、第1実施形態の効果に加えて、以下の効果を得ることができる。
本実施形態のプロジェクター1によれば、イジェクトキー40が操作された場合に、制御部20は、光源装置11の明るさを低減させることによって、外部に投写される画像光の明るさを低減させているため、DVDメディアMを交換している間の消費電力を抑制することが可能となる。
なお、本実施形態においても、ステップS201で基準画像を投写する際には、黒色の無地画像、即ちすべての画素の光透過率を最小に設定した画像を基準画像とすることが望ましい。このようにすれば、投写レンズ13から射出される光の量がさらに低減され、眩しさをより抑制することが可能となる。
また、イジェクトキー40が操作された場合に、レンズカバー4を閉じる動作(ステップS202)と、光源装置11の明るさを低減させる動作(ステップS202a)の双方を行うとともに、DVDメディアMが挿入された場合に、レンズカバー4を開く動作(ステップS208)と、光源装置11の明るさを復帰させる動作(ステップS208a)の双方を行うようにしてもよい。これによれば、レンズカバー4が閉じた状態での無駄な消費電力が抑制されるとともに、レンズカバー4に強い光が照射されることによるレンズカバー4の熱的なダメージを抑制することが可能となる。
また、瞬時点灯や瞬時消灯が可能な光源装置(例えば、LEDや半導体レーザー等の固体光源装置)を採用した場合には、イジェクトキー40が操作された場合に、光源装置11を消灯させる態様にすることも可能である。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態では、DVD再生部25にDVDメディアMを装着する方式として、ディスクスロット5にDVDメディアMを直接挿入するスロットイン方式を採用しているが、DVD再生部25は、スロットイン方式に限定されず、例えば、DVDメディアMをトレイに載置して搬送するトレイローディング方式を採用してもよい。
トレイローディング方式では、イジェクトキー40が操作されると、ターンテーブルに装着されているDVDメディアMは、トレイに載置されて筐体2の外部に排出される。そして、トレイ上のDVDメディアMを適宜交換した後、再度イジェクトキー40を操作するか、或いはトレイを押し入れる操作を行うと、新たなDVDメディアMが載置されたトレイは、筐体2の内部に収容され、DVDメディアMはターンテーブルに装着される。このため、トレイローディング方式の場合には、トレイを収容するために筐体2に設けられた開口部が記録媒体交換部に相当し、筐体2内に収容された状態のトレイを引き出すためのイジェクトキー40の操作が排出操作に相当する。なお、ここでは、DVDメディアMが挿入されていない場合に空のトレイを排出させる操作も排出操作に含めるものとする。また、引き出された状態のトレイにDVDメディアMを載置して、このトレイを筐体2内に収容するためのイジェクトキー40の操作、或いは、このトレイを押し入れる操作が挿入操作に相当する。つまり、トレイを引き出すための操作が行われた場合に、レンズカバー4を閉じたり、光源装置11を低輝度にしたりして外部に射出される光の明るさを低減させるとともに、照明部35を点灯させればよい。そして、トレイに載置されたDVDメディアMが筐体2内に収容された場合に、レンズカバー4を開いたり、光源装置11を高輝度に切り替えたりして、外部に射出される光の明るさを復帰するとともに、照明部35を消灯すればよい。
上記実施形態では、筐体2において、投写レンズ13が露出する面とディスクスロット5が設けられている面とが同一面になっているが、同一方向を向いた面であれば必ずしも同一面に限られない。例えば、投写レンズ13が露出する面と、ディスクスロット5が設けられている面との間に段差があってもよい。また、図6(a)、(b)に示すように、筐体2が、DVD再生部25等を収容する第1の筐体2aと、画像投写部10等を収容する第2の筐体2bとに区分されるとともに、第1の筐体2aに対して第2の筐体2bが回動して、投写方向を変更可能になっている構成にも適用可能である。このような構成であっても、投写レンズ13が露出する面と、ディスクスロット5が設けられている面とを同一方向に向けて使用する場合(図6(a)参照)には、上記実施形態の効果と同一の効果を得ることができる。また、投写レンズ13が露出する面や、ディスクスロット5が設けられる面は、平面である必要はなく、曲面であってもよい。
上記実施形態では、照明部35がLEDを備えて構成されているが、他の発光素子等を用いた構成にしてもよい。また、図7に示すように、投写レンズ13から射出される光(画像光)の一部を、レンズカバー4の裏面等に設けた反射ミラー41,42等によってディスクスロット5の近傍の照明部35まで導くようにしてもよい。この場合には、レンズカバー4を閉じる動作を行えば照明部35による照明がなされることになるため、照明部35を点灯させるだけのステップが不要になり、制御が簡単になる。また、外部に投写されない光を有効に活用することになるため、無駄な電力消費を抑制することが可能になる。
上記実施形態では、DVDメディアMに記録されている情報の読み取りが可能なDVD再生部25を備えた構成を示しているが、DVD以外の光ディスク(例えば、ブルーレイディスク)、各種半導体メモリー、磁気ディスク、磁気テープ等、他の記録媒体に記録されている情報の読み取りが可能な構成であってもよい。
上記実施形態では、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
1…プロジェクター、2…筐体、3…開口部、4…レンズカバー、5…ディスクスロット、10…画像投写部、11…光源装置、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、20…制御部、20a…タイマー、21…記憶部、22…本体操作部、23…リモコン、24…操作信号受信部、25…DVD再生部、26…挿入センサー、27…メディア搬送部、28…装着センサー、29…データ読取部、30…データ処理部、31…画像処理部、32…ライトバルブ駆動部、33…電源回路、34…光源制御部、35…照明部、36…カバー駆動部、40…イジェクトキー、M…DVDメディア、SC…スクリーン。
Claims (8)
- 記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部と、
光源装置から射出された光を、前記画像再生部が再生する前記画像情報に基づいて変調して画像光を形成する光変調装置と、
前記画像再生部及び前記光変調装置を収容する筐体と、
前記筐体から露出して、前記光変調装置で形成された前記画像光を外部に投写する投写光学系と、
前記記録媒体の挿入及び排出を行うために、前記筐体の前記投写光学系が露出する面と同一方向を向いた面に設けられた記録媒体交換部と、
前記記録媒体交換部から前記記録媒体を排出するための排出操作を検出する排出操作検出部と、
前記排出操作検出部が前記排出操作を検出した場合に、外部に投写される前記画像光の明るさを低減させる制御部と、
を備えたことを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記記録媒体交換部を照明可能に備えられた照明部をさらに備え、
前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出した場合に、前記照明部に前記記録媒体交換部を照明させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1又は2に記載のプロジェクターであって、
前記筐体の外部への前記画像光の投写を遮蔽可能なカバー部材と、
前記カバー部材を駆動して、前記画像光の投写を遮蔽する閉状態、及び前記画像光を前記筐体の外部に投写させる開状態とを切り替えるカバー駆動部と、
をさらに備え、
前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出した場合に、前記カバー駆動部に前記カバー部材を駆動させて、前記開状態から前記閉状態に切り替えさせることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロジェクターであって、
前記光源装置の明るさを調整する光源制御部をさらに備え、
前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出した場合に、前記光源制御部に前記光源装置の明るさを低減させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロジェクターであって、
前記記録媒体を挿入するための挿入操作を検出する挿入操作検出部をさらに備え、
前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出して、外部に投写される前記画像光の明るさを低減させている状態で、前記挿入操作検出部が前記挿入操作を検出した場合には、外部に投写される前記画像光の明るさを復帰させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項5に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記排出操作検出部が前記排出操作を検出して、外部に投写される前記画像光の明るさを低減させている状態で、前記挿入操作検出部が前記挿入操作を所定時間検出しなかった場合には、前記光源装置を消灯させることを特徴とするプロジェクター。 - 記録媒体に記録されている画像情報を再生する画像再生部と、光源装置から射出された光を、前記画像再生部が再生する前記画像情報に基づいて変調して画像光を形成する光変調装置と、前記画像再生部及び前記光変調装置を収容する筐体と、前記筐体から露出して、前記光変調装置で形成された前記画像光を外部に投写する投写光学系と、前記記録媒体の挿入及び排出を行うために、前記筐体の前記投写光学系が露出する面と同一方向を向いた面に設けられた記録媒体交換部と、を備えたプロジェクターの制御方法であって、
前記記録媒体交換部から前記記録媒体を排出するための排出操作を検出する排出操作検出ステップと、
前記排出操作検出ステップで前記排出操作が検出された場合に、外部に投写される前記画像光の明るさを低減させる減光ステップと、
を備えたことを特徴とするプロジェクターの制御方法。 - 請求項7に記載のプロジェクターの制御方法であって、
前記排出操作検出ステップで前記排出操作が検出された場合に、前記記録媒体交換部を照明する照明ステップをさらに備えたことを特徴とするプロジェクターの制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009158524A JP2011013522A (ja) | 2009-07-03 | 2009-07-03 | プロジェクター及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009158524A JP2011013522A (ja) | 2009-07-03 | 2009-07-03 | プロジェクター及びその制御方法 |
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JP2009158524A Withdrawn JP2011013522A (ja) | 2009-07-03 | 2009-07-03 | プロジェクター及びその制御方法 |
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JP (1) | JP2011013522A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105378560A (zh) * | 2013-09-11 | 2016-03-02 | 巴科股份有限公司 | 多屏幕放映机装置 |
US9992462B2 (en) | 2013-09-11 | 2018-06-05 | Barco N.V. | Multi-screen projector setting |
-
2009
- 2009-07-03 JP JP2009158524A patent/JP2011013522A/ja not_active Withdrawn
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CN105378560B (zh) * | 2013-09-11 | 2018-03-06 | 巴科股份有限公司 | 多屏幕放映机装置 |
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