JP2013117660A - プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置位置による受信感度の低下を低減するプロジェクターを提供する。
【解決手段】プロジェクター1は、光源11と、光源11から射出された光を、画像情報に応じて画像光に変調する光変調装置(液晶ライトバルブ12R,12G,12B)と、光変調装置で変調された画像光を投写する投写光学系(投写レンズ13)と、画像情報を無線受信する受信装置(WirelessHD受信機50)と、受信装置の受信感度を監視する監視部(制御部20)と、受信装置の向きを変更する駆動部60と、受信感度に基づき、駆動部60に受信装置の向きを変更させる制御部20と、を備える。
【選択図】図4
【解決手段】プロジェクター1は、光源11と、光源11から射出された光を、画像情報に応じて画像光に変調する光変調装置(液晶ライトバルブ12R,12G,12B)と、光変調装置で変調された画像光を投写する投写光学系(投写レンズ13)と、画像情報を無線受信する受信装置(WirelessHD受信機50)と、受信装置の受信感度を監視する監視部(制御部20)と、受信装置の向きを変更する駆動部60と、受信感度に基づき、駆動部60に受信装置の向きを変更させる制御部20と、を備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、プロジェクター、およびプロジェクターの制御方法に関する。
近年、WirelessHD(登録商標)を用いた無線通信装置が普及している。WirelessHDを用いた無線通信は指向性が高いため、送信機と受信機の配置や向きに制限がある場合がある。このため、無線通信の伝送状態が良好となる方向へ指向方向を調整する無線通信手段を備える通信装置において、自装置または他の通信装置の調整を開始する操作指示を受け付けた場合に、指向方向を予め設定された方向に固定する通信装置が知られている(特許文献1)。このような通信装置によれば、ユーザーは、指向方向が固定された状態で、無線の伝送状態がより良好となる設置位置へ通信装置を設置することが可能になる。
このようなWirelessHD通信を利用したシステムとして、ビデオ再生装置等から出力される画像情報をWirelessHDの送信機を用いて送信し、WirelessHDの受信機を有するプロジェクターで受信して画像を投写する態様が知られている。このようなシステムでは、高画質の画像をワイヤレスでスクリーン等に投写させることが可能である。
しかしながら、このようなシステムにおいては、WirelessHDの指向性が高いために、プロジェクターに対する送信機の設置位置によっては、受信感度が低下してしまうという問題がある。また、WirelessHD規格の送信機は、受信感度が低下した場合には、画像情報を劣化させて送信する場合もある。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るプロジェクターは、光源と、前記光源から射出された光を、画像情報に応じて画像光に変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された前記画像光を投写する投写光学系と、前記画像情報を無線受信する受信装置と、前記受信装置の受信感度を監視する監視部と、前記受信装置の向きを変更する駆動部と、前記受信感度に基づき、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させる制御部と、を備えることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、受信装置は、画像情報を無線受信する。監視部は、受信感度を監視する。駆動部は受信装置の向きを変更する。そして、制御部は、受信感度に基づき、駆動部に受信装置の向きを変更させる。これにより、プロジェクターは、受信感度に応じて受信装置の向きを変更することが可能になる。
[適用例2]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記制御部は、前記受信感度が所定の基準感度以上になるように、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、制御部は、受信感度が所定の基準感度以上になるように、受信装置の向きを変更させる。これにより、受信感度を所定の基準感度以上にすることができるため、画像情報の劣化を低減することができる。
[適用例3]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記制御部は、前記受信感度が最も高くなるように、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、制御部は、受信感度が最も高くなるように、受信装置の向きを変更させる。これにより、受信感度を最も高くすることができるため、画像情報の劣化を低減することができる。
[適用例4]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記監視部は、所定の時間間隔で前記受信感度を監視することを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、監視部は、所定の時間間隔で受信感度を監視し、制御部は受信感度に応じて、駆動部に受信装置の向きを変更させことができる。これにより、随時、受信感度に応じて受信装置の向きを変更させることが可能になる。
[適用例5]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、前記プロジェクターに電源が投入された後、最初に前記受信装置が前記画像情報を無線受信したときに、前記制御部は、前記受信感度に基づき、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、電源投入後、最初に画像情報を無線受信したときに、受信感度に応じて、受信装置の向きを変更させことができる。これにより、ユーザーが意識することなく、受信感度に応じて受信装置の向きを変更させることが可能になる。
[適用例6]上記適用例に係るプロジェクターにおいて、操作を受け付ける操作受付部をさらに有し、前記操作受付部が所定の操作を受け付けたときに、前記制御部は、前記受信感度に基づき、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、所定の操作を受け付けたときに、受信感度に応じて、受信装置の向きを変更させことができる。これにより、ユーザーは所望のタイミングで、受信感度に応じて受信装置の向きを変更させることが可能になる。
[適用例7]本適用例に係るプロジェクターの制御方法は、光源と、前記光源から射出された光を、画像情報に応じて画像光に変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された前記画像光を投写する投写光学系と、前記画像情報を無線受信する受信装置と、前記受信装置の向きを変更する駆動部と、を有するプロジェクターの制御方法であって、前記受信装置の受信感度を監視する監視ステップと、前記監視ステップによって監視された受信感度に基づき、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させる制御ステップと、を備えることを特徴とする。
このようなプロジェクターの制御方法によれば、プロジェクターは、受信感度に応じて受信装置の向きを変更することが可能になる。
また、上述したプロジェクターにおいて、前記無線受信(無線通信)は、WirelessHD規格に準拠することが可能である。これにより、高品位な画像や音声等が受信可能となる。さらに、プロジェクターと画像送信機器との接続を簡易化することができる。
また、上述したプロジェクター、およびプロジェクターの制御方法が、プロジェクターに備えられたコンピューターを用いて構築されている場合には、上記形態および上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、あるいは当該プログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやHDD(Hard Disk Drive)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu−ray Disc(登録商標)、光磁気ディスク、不揮発性メモリーカード、プロジェクターの内部記憶装置(RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の半導体メモリー)、および外部記憶装置(USBメモリー等)等、前記コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
(実施形態)
以下、実施形態として、光源から射出された光を画像信号に基づいて変調して光学像を形成し、この光学像を外部のスクリーン等に投写するプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
以下、実施形態として、光源から射出された光を画像信号に基づいて変調して光学像を形成し、この光学像を外部のスクリーン等に投写するプロジェクターについて、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のプロジェクターを前方から見た斜視図である。
図1に示すように、プロジェクター1は、装置本体を収容する筐体5を備えて構成されており、筐体5の上面5tには、ユーザーにより入力操作が行われる操作パネル21が配置されている。筐体5の前面5fには、投写レンズ13が露出されており、この投写レンズ13から、画像情報に基づく画像が前方の投写面(図示せず)に投写される。
図1に示すように、プロジェクター1は、装置本体を収容する筐体5を備えて構成されており、筐体5の上面5tには、ユーザーにより入力操作が行われる操作パネル21が配置されている。筐体5の前面5fには、投写レンズ13が露出されており、この投写レンズ13から、画像情報に基づく画像が前方の投写面(図示せず)に投写される。
筐体5の前面5fの内側には、WirelessHD受信機50が内蔵されており、WirelessHD受信機50は、図示しない外部のWirelessHD送信機から送信された画像情報の無線電波を受信する。WirelessHD受信機50が、受信装置に相当する。また、WirelessHD受信機50の側方には、WirelessHD受信機50を矢印のように回動させるための駆動部60が備えられている。
図2は、本実施形態のプロジェクター1が備えるWirelessHD受信機50を示す斜視図である。
図2に示すように、WirelessHD受信機50は、モジュールとして構成されており、モジュールの前面50fには、無線通信電波の送受信を行うためのアンテナ部51が露出されている。なお、WirelessHD受信機50のデフォルト位置(初期位置)は、図1および図2に示すように、アンテナ部51が、投写レンズ13の投写方向と略同一方向を向いている。
図2に示すように、WirelessHD受信機50は、モジュールとして構成されており、モジュールの前面50fには、無線通信電波の送受信を行うためのアンテナ部51が露出されている。なお、WirelessHD受信機50のデフォルト位置(初期位置)は、図1および図2に示すように、アンテナ部51が、投写レンズ13の投写方向と略同一方向を向いている。
図3は、WirelessHD送信機とプロジェクター1との間の無線通信電波の到達範囲の説明図であり、(a)は、上方から見た平面図、(b)は、側方から見た側面図である。
図3(a)、(b)では、図1に示したように、WirelessHD受信機50がデフォルト位置になっている場合の無線通信電波の到達範囲を表している。図3(a)、(b)に示すように、WirelessHD送信機100とWirelessHD受信機50との間の無線通信電波は指向性が高いため、WirelessHD送信機100およびプロジェクター1の設置範囲が限られている。
図3(a)、(b)では、図1に示したように、WirelessHD受信機50がデフォルト位置になっている場合の無線通信電波の到達範囲を表している。図3(a)、(b)に示すように、WirelessHD送信機100とWirelessHD受信機50との間の無線通信電波は指向性が高いため、WirelessHD送信機100およびプロジェクター1の設置範囲が限られている。
図4は、プロジェクター1の概略構成を示すブロック図である。
図4に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、操作パネル21、画像情報入力部30、画像処理部31、OSD処理部32、WirelessHD受信機50、駆動部60等を備えており、これらは、筐体5の内部に収容されている。
図4に示すように、プロジェクター1は、画像投写部10、制御部20、操作パネル21、画像情報入力部30、画像処理部31、OSD処理部32、WirelessHD受信機50、駆動部60等を備えており、これらは、筐体5の内部に収容されている。
画像投写部10は、光源としての光源装置11、光変調装置としての3つの液晶ライトバルブ12R,12G,12B、投写光学系としての投写レンズ13、液晶駆動部14等で構成されている。画像投写部10は、表示部に相当するものであり、光源装置11から射出された光を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bで画像光に変調し、この画像光を投写レンズ13から投写して投写面Sに画像を表示する。
光源装置11は、超高圧水銀ランプやメタルハライドランプ等からなる放電型の光源ランプ11aと、光源ランプ11aが放射した光を液晶ライトバルブ12R,12G,12B側に反射するリフレクター11bとを含んで構成されている。光源装置11から射出された光は、図示しないインテグレーター光学系によって輝度分布が略均一な光に変換され、図示しない色分離光学系によって光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の各色光成分に分離された後、それぞれ液晶ライトバルブ12R,12G,12Bに入射する。
液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、一対の透明基板間に液晶が封入された液晶パネル等によって構成される。液晶ライトバルブ12R,12G,12Bは、複数の画素(図示せず)がマトリクス状に配列された矩形状の画素領域を備えており、液晶に対して画素毎に駆動電圧を印加可能になっている。液晶駆動部14が、入力される画像情報に応じた駆動電圧を各画素に印加すると、各画素は、画像情報に応じた光透過率に設定される。このため、光源装置11から射出された光は、この液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの画素領域を透過することによって変調され、画像情報に応じた画像光が色光毎に形成される。形成された各色の画像光は、図示しない色合成光学系によって画素毎に合成されてカラーの画像光となった後、投写レンズ13によって拡大投写される。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit)や、各種データ等の一時記憶に用いられるRAM(Random Access Memory)、不揮発性のROM(Read Only Memory)等を備えており、ROMに記憶されている制御プログラムに従ってCPUが動作することによりプロジェクター1の動作を統括制御する。つまり、制御部20は、コンピューターとして機能する。また、制御部20は、タイマー(図示せず)を内蔵しており、受信感度を監視する所定の時間を計測する。
操作パネル21は、ユーザーのキー操作を受け付ける操作受付部に相当するものであり、ユーザーがプロジェクター1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。本実施形態の操作パネル21が備える操作キーとしては、電源のオン・オフを切り替えるための電源キー、入力された画像情報を切り替えるための入力切替キー、各種設定用のメニュー画像を表示させるメニューキー、メニュー画像における項目の選択等に用いられる方向キー、選択した項目を確定させるための決定キー、WirelessHD受信機50の受信感度が最も高くなるように、WirelessHD受信機50を回動させる感度調整キー等がある。
ユーザーが操作パネル21の各種操作キーを操作すると、操作パネル21は、この操作を受け付けて、操作された操作キーに対応する制御信号を制御部20に出力する。そして、制御部20は、操作パネル21から制御信号が入力されると、入力された制御信号に基づく処理を行って、プロジェクター1の動作を制御する。なお、操作パネル21の代わりに、あるいは操作パネル21とともに、遠隔操作が可能なリモコン(図示せず)を入力操作部として用いた構成としてもよい。この場合、リモコンは、ユーザーの操作内容に応じた赤外線等の操作信号を発信し、図示しないリモコン信号受信部がこれを受信して制御部20に伝達する。
WirelessHD受信機50は、WirelessHD規格に準拠した通信手段であり、モジュールとして構成されている。WirelessHD受信機50は、外部のWirelessHD送信機100から無線通信信号を受信する。WirelessHD送信機100は、ビデオ再生装置200等に接続されており、ビデオ再生装置200から画像情報や音声情報等を入力し、その画像情報や音声情報を無線通信信号として送信する。また、WirelessHD受信機50は、無線通信の受信感度の情報を制御部20に伝達する。このときの受信感度を監視する制御部20が、監視部に相当する。
駆動部60は、モーターやギヤ等(いずれも図示せず)により構成されている。駆動部60は、制御部20の指示に基づいて、WirelessHD受信機50を回動させる。本実施形態では、図1に示したように、駆動部60はWirelessHD受信機50の側方に配置され、WirelessHD受信機50を矢印方向に360度回動可能とする。なお、駆動部60の配置や回動方向、および回動角度はこれに限定するものではない。
画像情報入力部30は、複数の入力端子を備えており、これらの入力端子には、ビデオ再生装置200やパーソナルコンピューター等、図示しない外部の画像供給装置から各種形式の画像情報が入力される。さらに、WirelessHD受信機50から画像情報が入力される。制御部20からの指示に基づき、画像情報入力部30は画像情報を選択し、選択した画像情報を画像処理部31に出力する。
画像処理部31は、画像情報入力部30から入力される画像情報を、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bの各画素の階調を表す画像情報、即ち各画素に印加する駆動電圧を規定するための画像情報に変換する。さらに、画像処理部31は、制御部20の指示に基づいて、変換した画像情報に対して、明るさ、コントラスト、シャープネス、色合い等の画質を調整するための画質調整処理等を行い、処理後の画像情報をOSD処理部32に出力する。
OSD処理部32は、制御部20の指示に基づいて、入力された画像情報に基づく画像(以降、「入力画像」と呼ぶ。)上に、メニュー画像やメッセージ画像等のOSD(オンスクリーンディスプレイ)画像を重畳して表示するための処理を行う。OSD処理部32は、図示しないOSDメモリーを備えており、OSD画像を形成するための図形やフォント等を表すOSD画像情報を記憶している。制御部20が、OSD画像の重畳を指示すると、OSD処理部32は、必要なOSD画像情報をOSDメモリーから読み出し、入力画像上の所定の位置にOSD画像が重畳されるように、画像処理部31から入力される画像情報にこのOSD画像情報を合成する。OSD画像情報が合成された画像情報は、液晶駆動部14に出力される。なお、制御部20からOSD画像を重畳する旨の指示がない場合には、OSD処理部32は、画像処理部31から入力される画像情報を、そのまま液晶駆動部14に出力する。
液晶駆動部14が、OSD処理部32から入力される画像情報に従って液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを駆動すると、液晶ライトバルブ12R,12G,12Bによって画像情報に応じた画像光に変調され、この画像光が投写レンズ13から投写される。
次に、プロジェクター1の動作について説明する。
本実施形態のプロジェクター1は、受信感度に応じてWirelessHD受信機50を回動させることができる。具体的には、プロジェクター1の電源が投入された後、最初にWirelessHD受信機50が画像情報の無線通信信号を受信した際に、最も受信感度の高い位置にWirelessHD受信機50を回動する。さらに、ユーザーが感度調整キーを押下した際にも、最も受信感度の高い位置にWirelessHD受信機50を回動する。また、所定の時間毎に受信感度を監視し、受信感度が所定の基準感度よりも低くなった場合に、所定の基準感度以上になるようにWirelessHD受信機50を回動する。
本実施形態のプロジェクター1は、受信感度に応じてWirelessHD受信機50を回動させることができる。具体的には、プロジェクター1の電源が投入された後、最初にWirelessHD受信機50が画像情報の無線通信信号を受信した際に、最も受信感度の高い位置にWirelessHD受信機50を回動する。さらに、ユーザーが感度調整キーを押下した際にも、最も受信感度の高い位置にWirelessHD受信機50を回動する。また、所定の時間毎に受信感度を監視し、受信感度が所定の基準感度よりも低くなった場合に、所定の基準感度以上になるようにWirelessHD受信機50を回動する。
まず、プロジェクター1の電源が投入された後、最初にWirelessHD受信機50が画像情報の無線通信信号を受信した際、および、ユーザーによって感度調整キーが押下された際に、最も受信感度の高い位置にWirelessHD受信機50を回動する処理について説明する。ユーザーによる感度調整キーの押下が、所定の操作に相当する。
図5は、最も受信感度の高い位置にWirelessHD受信機50を回動する処理のフローチャートである。
プロジェクター1の電源が投入された後、最初にWirelessHD受信機50が画像情報の無線通信信号を受信、または、ユーザーによって感度調整キーを押下されると、制御部20は、ステップS101からステップS104までの処理を12回繰り返す(ループ)(ステップS101)。制御部20は、WirelessHD受信機50の現在の角度位置での受信感度を2回取得し、その平均を制御部20内のメモリーに記憶する(ステップS102)。制御部20は、駆動部60に指示を出して、WirelessHD受信機50を30度回動させる(ステップS103)。そして、ステップS101に戻る。なお、本実施形態では、1回で回動させる角度を30度とし、12回ループさせるものとしたが、角度やループ回数はこれに限定するものではない。
プロジェクター1の電源が投入された後、最初にWirelessHD受信機50が画像情報の無線通信信号を受信、または、ユーザーによって感度調整キーを押下されると、制御部20は、ステップS101からステップS104までの処理を12回繰り返す(ループ)(ステップS101)。制御部20は、WirelessHD受信機50の現在の角度位置での受信感度を2回取得し、その平均を制御部20内のメモリーに記憶する(ステップS102)。制御部20は、駆動部60に指示を出して、WirelessHD受信機50を30度回動させる(ステップS103)。そして、ステップS101に戻る。なお、本実施形態では、1回で回動させる角度を30度とし、12回ループさせるものとしたが、角度やループ回数はこれに限定するものではない。
ループが終了したら、制御部20は、メモリーに記憶した受信感度の中で、最も受信感度が高かった角度位置に、WirelessHD受信機50を回動させるように、駆動部60に指示を出す。駆動部60は、制御部20の指示に従って、WirelessHD受信機50を回動させる(ステップS105)。そして、最も受信感度の高い位置にWirelessHD受信機50を回動する処理を終了する。
上述したように、プロジェクター1は、最も受信感度の高い角度位置にWirelessHD受信機50を回動することができる。このとき、各角度位置において受信感度を2回ずつ取得して平均を算出しているため、取得した受信感度のばらつきを低減することができる。
次に、所定の時間毎に受信感度を監視し、受信感度が所定の基準感度よりも低くなった場合に、所定の基準感度以上になるようにWirelessHD受信機50を回動する処理について説明する。本実施形態では、所定の時間を30秒とし、所定の基準感度を最大の受信感度の60%とする。なお、所定の基準感度は、最大の受信感度の60%に限定するものではない。
図6は、所定の基準感度以上になるようにWirelessHD受信機50を回動する処理のフローチャートである。
制御部20は、タイマーをスタートする(ステップS201)。そして、制御部20は、30秒経過したか否かを判断する(ステップS202)。30秒経過していなければ、待ち続ける(ステップS202:NO)。なお、タイマーが計測する時間は30秒に限定するものではない。
制御部20は、タイマーをスタートする(ステップS201)。そして、制御部20は、30秒経過したか否かを判断する(ステップS202)。30秒経過していなければ、待ち続ける(ステップS202:NO)。なお、タイマーが計測する時間は30秒に限定するものではない。
30秒経過すると(ステップS202:YES)、制御部20は、受信感度が閾値よりも低いか否かを判定する(ステップS203)。ここで、閾値は所定の基準感度とする。受信感度が閾値よりも低い場合(ステップS203:YES)、制御部20は、タイマーをスタートする(ステップS204)。そして、制御部20は、10秒経過したか否かを判断する(ステップS205)。10秒経過していなければ、待ち続ける(ステップS205:NO)。なお、タイマーが計測する時間は10秒に限定するものではない。
10秒経過すると(ステップS205:YES)、制御部20は、受信感度が閾値(所定の受信感度)よりも低いか否かを判定する(ステップS206)。受信感度が閾値よりも低い場合(ステップS206:YES)、制御部20は、駆動部60に指示を出して、WirelessHD受信機50を所定の角度、回動させる(ステップS207)。本実施形態では、所定の角度は30度とする。なお、所定の角度は30度に限定するものではない。そして、ステップS201に移行する。
受信感度が閾値以上の場合(ステップS206:NO)、ステップS201に移行する。同様に、受信感度が閾値以上の場合(ステップS203:NO)、ステップS201に移行する。
上述したように、プロジェクター1は、受信感度が所定の基準感度よりも低くなった場合に、所定の基準感度以上になるようにWirelessHD受信機50を回動することができる。このとき、受信感度がばらつく場合があるため、2回連続して閾値よりも低い場合に、WirelessHD受信機50を回動させている。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)プロジェクター1のWirelessHD受信機50は、画像情報を無線受信する。制御部20は、受信感度に基づき、駆動部60にWirelessHD受信機50を回動させて、向き(角度位置)を変更させる。これにより、プロジェクター1は、受信感度に応じてWirelessHD受信機50を回動することが可能になる。これにより、プロジェクター1およびWirelessHD送信機100の設置位置の自由度が向上する。
(1)プロジェクター1のWirelessHD受信機50は、画像情報を無線受信する。制御部20は、受信感度に基づき、駆動部60にWirelessHD受信機50を回動させて、向き(角度位置)を変更させる。これにより、プロジェクター1は、受信感度に応じてWirelessHD受信機50を回動することが可能になる。これにより、プロジェクター1およびWirelessHD送信機100の設置位置の自由度が向上する。
(2)プロジェクター1によれば、プロジェクター1の電源が投入された後、最初にWirelessHD受信機50が画像情報の無線通信信号を受信した際に、受信感度が最も高くなるように、WirelessHD受信機50を回動して、向き(角度位置)を変更する。これにより、ユーザーが意識することなく、受信感度を最も高くすることができるため、画像情報の劣化を回避することができる。
(3)プロジェクター1によれば、ユーザーによって感度調整キーを押下された際に、受信感度が最も高くなるように、WirelessHD受信機50を回動して、向き(角度位置)を変更する。これにより、ユーザーは所望のタイミングで、受信感度を最も高くすることができるため、画像情報の劣化を回避することができる。
(4)プロジェクター1によれば、所定の時間(30秒)毎に受信感度を監視し、受信感度が所定の基準感度(最大の受信感度の60%)以上になるように、WirelessHD受信機50を回動して、向きを変更する。これにより、受信感度を所定の基準感度以上にすることができるため、画像情報の劣化を低減することができる。
(5)プロジェクター1によれば、無線通信はWirelessHD規格に準拠している。これにより、高品位な画像や音声等が受信可能となる。さらに、無線通信であるため、プロジェクター1とビデオ再生装置200との接続を簡易化することができる。
なお、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)上記実施形態では、プロジェクター1の電源が投入された後、最初にWirelessHD受信機50が画像情報の無線通信信号を受信した際に、受信感度が最も高くなるように、WirelessHD受信機50を回動して、向き(角度位置)を変更するものとしたが、受信感度が所定の基準感度以上になるように、WirelessHD受信機50を回動して、向きを変更してもよい。
(変形例2)上記実施形態では、ユーザーによって感度調整キーを押下された際に、受信感度が最も高くなるように、WirelessHD受信機50を回動して、向き(角度位置)を変更するものとしたが、受信感度が所定の基準感度以上になるように、WirelessHD受信機50を回動して、向きを変更してもよい。
(変形例3)上記実施形態では、所定の時間(30秒)毎に受信感度を監視し、受信感度が所定の基準感度以上になるように、WirelessHD受信機50を回動して、向き(角度位置)を変更するものとしたが、受信感度が最も高くなるように、WirelessHD受信機50を回動して、向きを変更してもよい。
(変形例4)上記実施形態では、駆動部60は、WirelessHD受信機50、即ち受信装置モジュールを回動するものとしたが、WirelessHD受信機50のアンテナ部51のみを回動可能として、受信感度に応じて回動させてもよい。
(変形例5)上記実施形態では、光源装置11は、放電型の光源ランプ11aを有して構成されているが、LED(Light Emitting Diode)光源やレーザー等の固体光源や、その他の光源を用いることもできる。
(変形例6)上記実施形態では、プロジェクター1は、光変調装置として、透過型の液晶ライトバルブ12R,12G,12Bを用いているが、反射型の液晶ライトバルブ等、反射型の光変調装置を用いることも可能である。また、入射した光の射出方向を、画素としてのマイクロミラー毎に制御することにより、光源から射出した光を変調する微小ミラーアレイデバイス等を用いることもできる。
1…プロジェクター、5…筐体、5f…前面、5t…上面、10…画像投写部、11…光源装置、11a…光源ランプ、11b…リフレクター、12R,12G,12B…液晶ライトバルブ、13…投写レンズ、14…液晶駆動部、20…制御部、21…操作パネル、30…画像情報入力部、31…画像処理部、32…OSD処理部、50…WirelessHD受信機、50f…前面、51…アンテナ部、60…駆動部、100…WirelessHD送信機、200…ビデオ再生装置。
Claims (7)
- 光源と、
前記光源から射出された光を、画像情報に応じて画像光に変調する光変調装置と、
前記光変調装置で変調された前記画像光を投写する投写光学系と、
前記画像情報を無線受信する受信装置と、
前記受信装置の受信感度を監視する監視部と、
前記受信装置の向きを変更する駆動部と、
前記受信感度に基づき、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させる制御部と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記受信感度が所定の基準感度以上になるように、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1に記載のプロジェクターであって、
前記制御部は、前記受信感度が最も高くなるように、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記監視部は、所定の時間間隔で前記受信感度を監視することを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
前記プロジェクターに電源が投入された後、最初に前記受信装置が前記画像情報を無線受信したときに、前記制御部は、前記受信感度に基づき、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させることを特徴とするプロジェクター。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のプロジェクターであって、
操作を受け付ける操作受付部をさらに有し、
前記操作受付部が所定の操作を受け付けたときに、前記制御部は、前記受信感度に基づき、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させることを特徴とするプロジェクター。 - 光源と、前記光源から射出された光を、画像情報に応じて画像光に変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された前記画像光を投写する投写光学系と、前記画像情報を無線受信する受信装置と、前記受信装置の向きを変更する駆動部と、を有するプロジェクターの制御方法であって、
前記受信装置の受信感度を監視する監視ステップと、
前記監視ステップによって監視された受信感度に基づき、前記駆動部に前記受信装置の向きを変更させる制御ステップと、
を備えることを特徴とするプロジェクターの制御方法。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017118395A (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | セイコーエプソン株式会社 | 表示装置、プロジェクター、及び、通信装置 |
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US9935381B2 (en) | 2014-03-20 | 2018-04-03 | Seiko Epson Corporation | Connector, wireless communication module, wireless communication device, and electronic apparatus |
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2011
- 2011-12-05 JP JP2011265508A patent/JP2013117660A/ja active Pending
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