JP2009117411A - 部品実装システム - Google Patents

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Abstract

【課題】位置合わせ精度の経時的な変化を排除し、安定した位置合わせ精度が得られる部品実装方法を提供する。
【解決手段】表示パネルを支持する支持ステージと、部品を保持する移載ヘッドとを備えた部品実装装置において、表示パネルに対し部品を実装する実装方法であって、表示パネルおよび部品には、それぞれ位置決めの基準となるマークが定められており、表示パネルのマークと部品のマークとを認識し(S61、S71)、認識の結果から、表示パネルの回転方向と部品の回転方向とが揃っているか否かを判定し(S73)、肯定判定されるまで部品の回転方向補正を行い(S74〜S76)、その後、部品のX、Y位置補正量を算出し(S77)、算出されたX、Y位置補正量に従ってXY平面移動による位置合わせを行い(S41、S42)、表示パネルに部品を実装する(S43)。
【選択図】図7

Description

本発明は、表示パネルに部品を実装する部品実装方法および部品実装装置に関する。
液晶パネルなどの電子機器の表示パネルは、表示パネルの周縁部に形成された電極に、例えばICチップなどの半導体素子、TAB(Tape Automated Bonding)、TCP(Tape Carrier Package)、フレキシブルプリント基板(FPC基板)、およびIC部品が搭載されたフレキシブル基板等の電子部品の電極をボンディングして組み立てられる。
従来、電子部品および表示パネルの組み立てに適用される種々の技術が開発され、利用されている(例えば、特許文献1を参照)。
特許文献1は、液晶基板への部品の実装における教示方法であって、液晶基板に設けられた位置合わせマークを撮像するステップと、その撮像の結果から前記液晶基板のθ方向の傾き量を算出し、算出された傾き量を補正するステップと、そのθ方向の補正によって生じるX、Y方向の位置変化を算出し、算出された位置変化を相殺するようにX、Y方向の位置補正を行うステップとを含む教示方法を開示している。
この教示方法によれば、個々の液晶基板を、それぞれの液晶基板に設けられる位置合わせマークを用いて教示位置へと移動させるので、旧来行われているところの、液晶基板の種類ごとに教示基準となる液晶基板を作製し、保管し、その中から適切な種類の液晶基板を選んで用いて接続位置の教示を行う教示方法と比べて、作業を簡便化することができる。
また、特許文献2は、部品を吸着保持するノズルの部品吸着面側に設けたプレート面上にノズルの軸センタを検出するためのマークを付け、部品と共に部品実装面側から撮影することによりノズルの正しい軸センタ位置を求め、求めた軸センタ位置に従って部品を方向補正および位置補正する部品実装位置補正方法を開示している。
この方法によれば、部品で隠されるノズル軸センタの位置がマークによって正しく求まるので、ノズル位置ずれの影響を排除して、部品の実装精度を向上できる。
特許第2774587号公報 特開平5−41598号公報
ところで、表示パネルの生産現場において、始業からの経過時間や季節に応じて位置合わせ精度が経時的に変化する現象が経験されている。昨今、表示パネルの高精細化に伴って、表示パネルの製造にはますます高い位置合わせ精度が要求されるようになっており、この位置合わせ精度の経時変化が、要求される位置合わせ精度を安定して実現する上での障害となりつつある。
発明者は、位置合わせ精度を経時的に変化させる一因が、温度条件に応じて、部品実装装置の撮像装置および駆動機構を始めとする各部、並びに表示パネル、部品に不同に生じる熱変位であることを見出した。
そのような熱変位のために、部品の回転座標を表示パネルへの装着時の回転座標に合わせるための回転角度補正動作を行う際、部品の画像から認識される回転中心と実際の回転中心には誤差が生じ、また、駆動機構に指令される回転角度と実際に回転する角度には誤差が生じる。これらの誤差が、部品の回転角度補正動作において温度条件に応じた不定なずれとなって、位置合わせ精度を経時的に変化させてしまう。
しかしながら、特許文献1の技術によれば、表示パネルを回転角度であるθ方向補正する際に回転中心位置および回転角度の何れに生じる誤差も考慮していない。そのため、この技術を部品の方向補正に適用したとしても、回転角度であるθ方向補正動作における不定なずれのために生じる位置合わせ精度の経時変化を除去できない。
特許文献2の技術によれば、部品吸着ノズルの回転中心位置の認識誤差は軽減可能だが、そのために、マークの位置の管理、およびマークと部品との干渉回避といった新たに考慮すべき課題が発生する。とりわけ、部品吸着ノズルの回転中心位置に対してマークの位置を高い精度で管理することは、位置合わせに要求される精度が数ミクロンのオーダを切ってなおも小さくなりつつある状況から見て、今後ますます困難になると考えられる。
なお、駆動機構に指令される回転角度と実際に回転する角度とに生じる誤差の影響は、特許文献2の技術をもってしても排除することは不可能である。
本発明は、かかる問題点に鑑み、位置合わせ精度の経時的な変化を排除し、安定した位置合わせ精度を得るために適した部品実装方法および部品実装装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の部品実装方法は、表示パネルを支持する支持ステージと、部品を保持する移載ヘッドとを備えた部品実装装置において、表示パネルに対し部品を実装する実装方法であって、表示パネルおよび部品には、それぞれ位置決めの基準となる位置認識のためのマークが定められており、前記支持ステージは、少なくとも平面上で回転移動および平面移動が可能であり、前記移載ヘッドは、少なくとも前記平面と平行な平面上で回転移動が可能であり、前記支持ステージにより支持された状態での表示パネルのマークを認識するステップと、表示パネルのマークの認識の結果から、表示パネルの平面上での向きを表す回転座標と表示パネルの目標回転座標との差である表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあるか否かを判定するステップと、表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にないと判定されると、表示パネルの回転ずれ量を減らすように前記支持ステージを回転移動させ、その後、表示パネルのマークを認識することにより表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあるか否かを再度判定するステップと、表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあると判定されたときに、表示パネルの平面移動の位置の補正量を算出するステップと、前記移載ヘッドにより保持された状態での部品のマークを認識するステップと、表示パネルのマークおよび部品のマークのそれぞれの認識の結果から、表示パネルの平面上での向きを表す回転座標と部品の平面上での向きを表す回転座標との差である部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを判定するステップと、部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にないと判定されると、部品の回転ずれ量を減らすように前記移載ヘッドを回転移動させ、その後、部品のマークを認識することにより部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを再度判定するステップと、部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあると判定されたときに、部品の平面移動の位置の補正量を算出するステップと、算出された表示パネルの平面移動の位置の補正量および部品の平面移動の位置の補正量の少なくともいずれか一方に従って、前記支持ステージおよび前記移載ヘッドの少なくともいずれか一方を平面移動させることにより、表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせするステップと、表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせした後に、表示パネルに部品を装着するステップとを含む。
ここで、平面移動とは、X、Y、あるいはZ軸上の組み合わせで形成される平面上の少なくともいずれか一つの移動であればよい。
この部品実装方法によれば、表示パネルが目標回転座標に揃うまで表示パネルの回転座標の補正動作を行い、さらに表示パネルと部品との回転座標の差が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲に入るまで部品の回転座標の補正動作を行った後、平面移動によって表示パネルと部品との位置ずれを解消するので、位置合わせ精度を経時的に変化させる要因としての回転座標の補正動作における誤差が排除され、安定した位置合わせ精度を得ることができる。
また、前記移載ヘッドが複数の吸着ノズルを有し、前記複数の吸着ノズルに複数の部品を一度にあるいは連続して保持可能である場合には、前記部品実装方法において、前記移載ヘッドに一度にあるいは連続して保持されるそれぞれの部品に対して、前記移載ヘッドにより保持された状態での部品のマークを認識するステップと、表示パネルのマークおよび部品のマークそれぞれの認識の結果から、表示パネルの平面上での向きを表す回転座標と部品の平面上での向きを表す回転座標との差である部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを判定するステップと、部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にないと判定されると、部品の回転ずれ量を減らすように前記移載ヘッドの前記複数の吸着ノズルをそれぞれ回転移動させ、その後、部品のマークを認識することにより部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを再度判定するステップと、部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあると判定されたときに、部品の平面移動の位置の補正量を算出するステップとを実行した後、前記移載ヘッドに一度にあるいは連続して保持されるそれぞれの部品に対して、算出された表示パネルの平面移動の位置の補正量および部品の平面移動の位置の補正量の少なくともいずれか一方に従って、前記支持ステージおよび前記移載ヘッドの少なくともいずれか一方を平面移動させることにより、表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせするステップと、表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせした後に、表示パネルに部品を装着するステップとを実行してもよい。
これにより、個々の部品ごとに、支持ステージと移載ヘッドとを、認識位置と仮圧着位置との間で移動させる必要がなくなるので、支持ステージと移載ヘッドとの移動距離が短縮される結果、直接実装に関係のない動作時間である移動にかかるオーバヘッドを減らすことができる。
また、前記部品実装方法は、さらに、前記支持ステージを回転させ、その後、表示パネルのマークを再度認識したときに、前記支持ステージに指令した回転角度と表示パネルが実際に回転した角度との比率を算出するステップと、前記支持ステージをさらに回転させる場合および次の新たな表示パネルを前記支持ステージにて支持して回転させる場合の少なくともいずれか一方の場合に、前記支持ステージに指令する回転角度を算出された前記比率で調整するステップとを含んでもよい。
これにより、支持ステージに対して、指令される回転角度と実際に回転する角度との誤差を減らすように新たな調整された回転角度を指令するので、表示パネルの回転座標を早期に所定の目標回転座標に収束させることができる。
また、前記支持ステージは回転サーボ機構によって回動し、前記部品実装方法は、さらに、前記支持ステージが表示パネルを支持する場合に回転軸の回りに表示パネルおよび表示パネルのサイズに応じた支持ステージのサイズの少なくともいずれか一方による予定される慣性モーメントが大きいほど小さな回転制御ゲインにて前記回転サーボ機構を制御する可変ゲイン回転制御ステップを含んでもよい。
これにより、表示パネルの慣性モーメントに応じてオーバーシュートおよびアンダーシュートが少なくなるように回転サーボ制御を行うことができるので、回転サーボ機構の動作時間を短縮して、表示パネルの回転座標決めを高速に行うことができる。
なお、本発明は、このような部品実装方法として実現することができるだけでなく、部品実装装置としても実現できる。さらに、このような部品実装方法により実装位置を補正するためのプログラム、このような部品実装方法により部品を実装するためのプログラム、またはそれらプログラムを格納する記憶媒体としても実現することができる。
上記説明したように、本発明によれば、表示パネルが目標回転座標に揃うまで表示パネルの回転座標の補正動作を行い、さらに表示パネルと部品との回転座標の差が所定の範囲に入るまで回転座標の補正動作を行った後、平面移動によって表示パネルと部品との位置ずれを解消するので、位置合わせ精度を経時的に変化させる要因としての回転中心の位置ずれによる回転座標の補正動作の誤差が排除され、その結果、安定した位置合わせ精度が得られる部品実装方法および部品実装装置が実現される。
以下、本発明の実施の形態における部品実装装置および部品実装方法について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態のパネル実装機100の構成を示す斜視図である。
ここで、パネル実装機100は本発明の部品実装装置の一例である。また、本発明において実装とは、異方性導電シート(以下「ACF」)を介して表示パネル200に部品300を仮圧着および本圧着の少なくともいずれか一方を行って装着することをいう。このACFは、粘着性を有する合成樹脂シートから成っており、表示パネル200の電極の上面、あるいは部品300の電極面である下面に予め貼着される。
パネル実装機100は、ACF貼付装置110、仮圧着装置120、本圧着装置130、および搬送装置140から構成される。
ACF貼付装置110、仮圧着装置120、および本圧着装置130には、それぞれ表示パネル200を真空吸着により支持し、XY(水平)方向、Z(上下)方向、およびθ(水平面内での回転)方向に移動自在な支持ステージ111、121、131が設けられている。
仮圧着装置120には、部品300を真空吸着により保持し、Z方向、およびθ方向に移動自在な移載ヘッド122が設けられている。なお、移載ヘッド122は、さらにX方向およびY方向の少なくともいずれか一方に動作可能なものであってもよい。
また、移載ヘッド122がθ方向に移動自在とは、移載ヘッド122全体がθ方向に移動可能である場合を含むのみならず、移載ヘッド122に設けられ、部品を保持する吸着ノズル(図示せず)がθ方向に移動可能である場合も含む。
ACF貼付装置110は、表示パネル200を支持ステージ111にて支持し、支持ステージ111を移動させることによって表示パネル200のACF貼付箇所を所定の作業位置へ位置付けた後、表示パネル200にACFを貼り付ける。
仮圧着装置120は、表示パネル200を支持ステージ121にて支持すると共に、部品300を移載ヘッド122にて保持し、支持ステージ121および移載ヘッド122の少なくともいずれか一方を移動させることによって表示パネル200と部品300との位置合わせを行った後、表示パネル200に対して部品300を仮圧着する。
本圧着装置130は、表示パネル200を支持ステージ131にて支持し、支持ステージ131を移動させることによって表示パネル200を所定の作業位置へ位置付けた後、表示パネル200に対して部品300を本圧着する。
搬送装置140は、ACF貼付装置110、仮圧着装置120、および本圧着装置130の間で、表示パネル200を搬送する。
以下では、部品の実装処理として、特に仮圧着装置120による仮圧着処理について詳しく説明する。
図2は、仮圧着装置120の要部を表す模式図である。図2には、仮圧着装置120と共に、搬送装置140および制御装置150が示される。
仮圧着装置120は、支持ステージ121、移載ヘッド122、吸着ノズル123、仮圧着ステージ124、および撮像装置125を有している。
支持ステージ121は、制御装置150からの指令信号に応じて動作する駆動機構によって、XY方向に平面移動しZ方向に上下動すると共にθ方向に回転し、表示パネル200を真空吸着により支持する。
移載ヘッド122は、制御装置150からの指令信号に応じて動作する駆動機構によってθ方向に回転し、図示しない部品供給装置から供給される部品300を吸着ノズル123にて真空吸着により保持する。吸着ノズル123は、移載ヘッド122の回転軸の周りに複数設けられ、個別にθ方向に回転するとともに、Z方向に上下動する。
移載ヘッド122は、部品300を保持した吸着ノズル123が仮圧着ステージ124上に来るまで回転し、部品300が装着方向を向くように吸着ノズル123を個別にθ方向に回転させた状態でZ方向に下降することにより、部品300を表示パネル200に装着する。
ここで、移載ヘッド122は、生産性が異なるが、全体がX、Y方向に平面移動やZ方向に上下動するものであってもよく、吸着ノズル123が単体でθ方向に動作し、移載ヘッド122の全体がθ方向に動作しないものであってもよい。
また、移載ヘッド122は、全体のθ方向回転の回転軸を有さず、直列に配置された複数の吸着ノズル123を有し、吸着ノズル123が個々にθ方向に回転動作するものであってもよい。
仮圧着ステージ124は、石英などの透明材料にて成り、移載ヘッド122が部品300を表示パネル200に装着するための反力を与える。
撮像装置125は、仮圧着ステージ124越しに、支持ステージ121にて支持された状態での表示パネル200のマーク、および移載ヘッド122にて保持された状態での部品300のマークを撮像する。そのようなマークは、表示パネル200および部品300の特定の電極または配線であってもよく、また表示パネル200および部品300に位置決め専用に設けられた位置認識のためのマークであってもよい。撮像装置125は、XY方向に予め定められた視野を持つように設置される。
搬送装置140は、制御装置150からの指令信号に応じて動作する駆動機構によってX方向に移動し、ACF貼付装置110から表示パネル200を搬送して支持ステージ121へ引き渡し、また支持ステージから表示パネル200を引き取って本圧着装置130へ搬送する。なお、搬送装置140は、さらにZ方向に上下動するものであってもよい。
制御装置150は、支持ステージ121、移載ヘッド122、吸着ノズル123、撮像装置125、および搬送装置140へ指令信号を送ることにより、上述の動作を制御する。
制御装置150は、支持ステージ121を、表示パネル200を支持した状態で位置認識するための位置へ移動させ、撮像装置125によって表示パネル200を撮像して得た画像に含まれるマークを認識することにより、表示パネル200を部品300が実装されるための所定の基準位置へと位置付けるためのθ座標の回転補正量とX、Y座標の位置補正量とを算出する。
制御装置150は、移載ヘッド122を、部品300を保持した状態で位置認識するための位置へ移動させ、撮像装置125によって部品300を撮像して得た画像に含まれるマークを認識することにより、部品300を表示パネル200に実装するための所定の基準位置へと位置付けるためのθ座標の回転補正量とX、Y座標の位置補正量とを算出する。
図3(A)は、表示パネル200に定められるマークの一例を説明する図である。この例では、表示パネル200に専用に設けられた2つのマーク201が示される。表示パネル200の表面の周縁部に、部品300の電極302とボンディングされるべき電極202が備えられ、この電極202の近傍または電極202の一部にパネルの位置認識マーク201が設けられる。
なお、表示パネル200のマークとして、電極または配線の特徴部分を用いることもできる。
図3(B)は、部品300に定められるマークの一例を説明する図である。この例では、部品300に専用に設けられた2つの位置認識のためのマーク301が示される。部品300の表示パネル200に実装する側の表面の位置に、表示パネル200の電極202とボンディングされるべき電極302が備えられ、電極302の近傍または電極の一部に部品の位置認識用のマーク301が設けられている。
なお、部品300のマークとして、部品300の電極または輪郭の特徴部分を用いることもできる。
次に、従来の位置合わせ処理によって位置合わせ精度の経時的な変化が生じる過程を詳しく説明する。
図4は、撮像装置125により撮像された画像から認識されるところの、部品300の位置認識のためのマーク301の位置の一例を示す上面図である。矩形枠は、撮像装置125の左右の視野を表す。
この例では、部品300が実装位置へ来るよう移載ヘッド122および吸着ノズル123を回転させた後、撮像装置125にて撮像された画像の認識結果を示している。この位置にて、マーク301は、設計上は部品300を表示パネル200に実装する基準位置P0およびQ0のそれぞれの位置に来るはずだが、実際上は、移載ヘッド122および吸着ノズル123の位置決めのずれや吸着ずれなどのために位置P1およびQ1の位置に来たとする。
このような位置ずれが認識された場合に行われる補正処理の一例では、画像を参照して、部品300を表示パネル200に実装する基準位置P0およびQ0を結ぶ方向と、マーク301の実際の位置P1およびQ1を結ぶ方向との差を、回転座標の差であり、回転角度の補正量である回転方向の補正量θ1として算出する。
そして、この回転方向の補正量θ1での回転移動を行った場合のマーク301の移動後の位置をP2およびQ2とし、経時的変化前の吸着ノズル123の回転中心Cが撮像装置125の左右の視野の中点にあるとして算出する。さらに、算出された回転方向の補正量θ1での回転移動後の位置P2またはQ2を基準位置P0またはQ0まで移動させるためのX、Y座標の平面移動での位置補正量Dを算出する。
このようにして、吸着ノズル123に回転方向の補正量θ1の回転移動を指令し、支持ステージ121および移載ヘッド122の少なくともいずれか一方に算出されたX、Y座標の位置補正量DのX、Y座標の平面移動を指令することにより、マーク301の位置を基準位置P0およびQ0へと補正する。
ところが、課題として説明したように、吸着ノズル123の実際の回転中心C1には、経時変化前では、撮像装置125の視野の中点として画像から認識される回転中心Cから、温度条件などに応じた経時的変化での誤差が生じる。
理解のために誇張した例を破線で示すように、吸着ノズル123の実際の回転中心がC1である場合に補正指令値である回転方向の補正量θ1の回転移動とX、Y座標の位置補正量DのX、Y座標の平面移動とを実行すると、マーク301は部品300を表示パネル200に実装する基準位置P0およびQ0へは補正されず、点PPおよびQQに来てしまう。
吸着ノズル123の実際の回転中心C1は位置合わせ処理を行う際の主に温度条件に応じて異なるので、経時変化を考慮せず常に一定として、一例として回転中心Cが撮像装置125の視野の中点にあるとして行う従来の補正処理では補正結果が温度条件に応じて変化する。その結果、位置合わせ精度が経時的に変化することとなる。
さらには、図示を省略するが、吸着ノズル123に指令される回転角度と吸着ノズル123が実際に回転する角度との間にも、温度条件に応じた誤差が生じる。この誤差もまた、従来の位置合わせ処理において位置合わせ精度が経時的に変化する要因となる。
このような部品300の回転方向補正動作において生じる誤差は、表示パネル200の回転方向補正動作においても同様に生じる。
そして、本発明が解決しようとする課題の項で述べたように、従来技術をもってしては、このような誤差の影響を効果的に排除することができない。
そこで、本実施の形態のパネル実装機100では、位置合わせ処理における回転方向補正動作の回転中心および回転量の誤差の影響を除去することによって、位置合わせ精度を安定的に維持することを考える。
なお、経時的変化の要因には、温度以外に、装置の駆動部の磨耗やがたつきなどの影響が生じる場合もある。
図5は、仮圧着装置120および制御装置150の機能的な構成の一例を示すブロック図である。ここで、仮圧着装置120の各構成要素には、図2で示した符号と同一の符号を付して説明を省略する。
制御装置150は、位置合わせのための補正量決定部151、補正量記憶部152、部品実装処理部153、実装位置記憶部154、および操作部155からなる。
制御装置150は、具体的には、プロセッサ、メモリ、ハードディスク装置、ディスプレイ装置、タッチパネル装置、通信装置などからなるコンピュータシステム(図示せず)であるとしてもよい。
その場合、補正量決定部151、および部品実装処理部153は、ハードディスク装置に記録されているプログラムを、プロセッサがメモリを用いて実行することにより実現されるソフトウェア機能であり、通信装置を介して、支持ステージ121、移載ヘッド122、および吸着ノズル123へ移動を含む各種動作を指示する指令信号を送信し、また撮像装置125から撮像により得られた画像を表す画像信号を受信する。
補正量記憶部152および実装位置記憶部154は、ハードディスク装置上に確保される記憶領域である。操作部155は、ディスプレイ装置およびタッチパネル装置などを用いて実現されるユーザインタフェース装置である。
図6(A)は、実装位置記憶部154に記録されている実装位置情報の一例を示す図である。
実装位置情報は、表示パネル200に仮圧着されるべき各部品について、表示パネル200の部品の装着位置の基準位置を、表示パネル200上にマーク201より基準として定められる部品の装着位置座標の座標値xyで表す。実装位置情報は、いわゆるNCデータの一部である。実用には、さらに、実装される部品の姿勢である部品の方向が表されるが、ここでは簡略のため省略する。
図6(B)は、補正量記憶部152に記録される補正量情報の一例を示す図である。補正量情報は、パネル補正量と部品補正量とを含む。
パネル補正量は、支持ステージ121にて支持された状態での表示パネル200のマーク201を表示パネルに部品を実装するための所定の基準位置へ位置付けるためのθ方向の回転移動量である回転方向補正量と、XY方向の平面上の移動量であるX、Y位置補正量とを表す。
部品補正量は、移載ヘッド122の各吸着ノズル123について、吸着ノズル123にて吸着保持された状態での部品300のマーク301を表示パネルに部品を実装するための所定の基準位置へ位置付けるためのθ方向の回転移動量である回転方向補正量と、XY方向の平面上の移動量であるX、Y位置補正量とを表す。
ここで、XY方向の平面上の移動量はベクトルで表されるものとする。
次に、このように構成される制御装置150の制御下で、仮圧着装置120によって行われる仮圧着動作について、図7、図8、および図9を参照しながら説明する。
図7は、部品仮圧着処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、部品仮圧着処理の中で行われるパネル補正量決定処理の一例を示すフローチャートである。
図9は、部品仮圧着処理の中で行われる部品補正量決定処理の一例を示すフローチャートである。
搬送装置140によってACF貼付装置110から仮圧着装置120へ搬入される表示パネル200(単にパネルとも言う)を、支持ステージ121により支持し(S11)、パネル補正量決定処理を行う(S21)。
パネル補正量決定処理において、制御装置150は、表示パネル200に部品300を実装するための基準位置へ支持ステージ121を移動させてからマーク201を撮像し、撮像によって得られる画像中のマーク201を認識する(S61)。
図10は、このとき認識されるマーク201の位置の一例を示す上面図である。この例では、マーク201は、基準位置A0およびB0に来ると期待されるが、支持ステージ121による支持ずれなどのために実際には位置A1およびB1にあるとする。
基準位置A0およびB0を結ぶ基準方向と、マーク201の実際の認識位置A1およびB1を結ぶ方向との差を、表示パネル200の回転方向補正量θ0として算出する(S62)。
表示パネル200が目標回転座標である基準方向に向いているか否かを、算出された回転方向補正量θ0が所定のしきい値よりも小さいか否かにより判定する(S63)。
算出された回転方向補正量θ0が所定のしきい値以上であると判定されると(S63でNO)、算出された回転方向補正量θ0の回転移動を支持ステージ121に指令することにより、表示パネル200を基準方向へと回転させる(S64)。
そして、支持ステージ121の回転の後、再度表示パネル200のマーク201を撮像し、撮像によって得られる画像からマーク201を認識する(S65)。図10の例では経時的変化を含む、回転移動の実際の回転中心が点C0であるとして、回転移動後のマーク201は点A3およびB3に移動している。
目標回転座標である基準方向と、回転移動後のマーク201の認識位置A3およびB3を結ぶ方向との差を、表示パネル200の追加の回転方向補正量θ’として算出し(S66)、ステップS63へ戻る。
算出された追加の回転方向補正量θ’が所定のしきい値(表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内)よりも小さければ、表示パネル200は実質的に基準方向であると判定する(S63でYES)。
そして、マーク201を、回転移動後の認識位置A3およびB3から基準位置A0およびB0へと移動させるためのX、Y位置補正量D0を算出し(S67)、算出されている回転方向補正量θ0とX、Y位置補正量D0とを補正量記憶部152に記録する(S68)。
なお、S66で追加の回転方向補正量θ’が算出された場合は、S62で算出された回転方向補正量に追加の回転方向補正量θ’を累算して得られる実効的な回転方向補正量を記録することが望ましい。
この後、部品300の撮像のために、表示パネル200を撮像位置から一旦退避させる。
続いて、移載ヘッド122の吸着ノズル123にて部品300を吸着保持し(S31)、部品補正量決定処理を行う(S32)。
部品補正量決定処理において、制御装置150は、部品300のマーク301が表示パネル200に部品300を実装するための表示パネル200上での部品の装着方向である基準方向(目標回転座標)に向くよう移載ヘッド122および吸着ノズル123回転させてからマーク301を撮像し、撮像によって得られる画像中のマーク301を認識する(S71)。
この基準方向は、表示パネル200について判明している方向ずれを相殺するために、例えば部品300の設計上の装着方向から、表示パネルの回転方向補正量が所定のしきい値内に入った表示パネル200の回転方向補正量θ0を減じた方向とする。以下、この基準方向を、表示パネル200の方向の一例として説明する。
図11は、このとき認識されるマーク301の位置の一例を示す上面図である。ここで、基準位置P0およびQ0を結ぶ方向が表示パネル200に部品300を装着し実装する基準方向である。この例では、マーク301は、基準位置P0およびQ0に来ると期待されるが、吸着ノズル123による吸着ずれなどのために実際には位置P1およびQ1にあると認識する。
表示パネル200に部品300を実装する基準方向と、マーク301の実際の認識位置P1およびQ1を結ぶ方向との差を、部品300の回転方向補正量θ1として算出する(S72)。
部品300が基準方向か否かを、算出された方向補正量θ1が所定のしきい値(部品の回転座標精度の所定の範囲内)よりも小さいか否かにより判定する(S73)。
算出された回転方向補正量θ1が所定のしきい値以上であると判定されると(S73でNO)、算出された回転方向補正量θ1の回転移動を吸着ノズル123に指令することにより、部品300を基準方向へと回転させる(S74)。
そして、吸着ノズル123の回転の後、再度部品300のマーク301を撮像し、撮像によって得られる画像からマーク301を認識する(S75)。図9の例では、経時的変化を含む回転移動の実際の回転中心が点C1であるとして、回転移動後のマーク301は点P3およびQ3にあると認識される。
目標回転座標である基準方向と、回転移動後のマーク301の認識位置P3およびQ3を結ぶ方向との差を、部品300の追加の回転方向補正量θ’1として算出し(S76)、ステップS73へ戻る。
算出された追加の回転方向補正量θ’1が所定のしきい値(部品の回転座標精度の所定の範囲内)よりも小さければ、部品300は実質的に基準方向であると判定する(S73でYES)。
そして、マーク301を、回転移動後の認識位置P3およびQ3から基準位置P0およびQ0へと移動させるためのX、Y位置補正量D1を算出し(S77)、算出されている回転方向補正量θ1とX、Y位置補正量D1とを補正量記憶部152に記録する(S78)。
なお、S76で追加の回転方向補正量θ’1が算出された場合は、S72で算出された回転方向補正量θ1に追加の回転方向補正量θ’1を累算して得られる実効的な回転方向補正量を記録することが望ましい。
この後、表示パネル200を仮圧着ステージ124に載置するために、仮圧着ステージ124の上方に位置している部品300を撮像位置から一旦退避させる。
続いて、表示パネル200のX、Y位置補正量D0および部品300のX、Y位置補正量D1で部品300の装着位置を補正することにより、部品300の仮圧着位置を求め、求めた仮圧着位置が、吸着ノズル123の真下に来るように、表示パネル200に部品300を実装するために支持ステージ121をX、Y平面移動させる(S41)とともに、Z方向移動して仮圧着ステージ124上に表示パネル200を配置する。
そして、退避していた移載ヘッド122を、仮圧着位置へ復帰させ(S42)、表示パネル200へ部品300を仮圧着する(S43)。
仮圧着すべき全部品についてS31からの処理を行った後(S51でYES)、表示パネル200を本圧着装置130へ搬出する(S52)。
以上説明した処理によれば、表示パネル200が目標回転座標である所定の基準方向に揃うまで表示パネルの回転方向補正動作を行い、さらに表示パネル200と部品300との回転方向差が表示パネルの回転座標精度(回転精度)の所定の範囲に入るまで回転方向補正動作を行った後、X、Y平面移動によって位置ずれを解消するので、位置合わせ精度を経時的に変化させる要因としての回転方向補正動作の誤差が排除される。その結果、安定した位置合わせ精度が得られる部品実装方法および部品実装装置が実現される。
以上、本発明の部品実装方法について、パネル実装機を一例とした実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、移載ヘッド122が複数の吸着ノズル123にて複数の部品を吸着保持可能な場合には、移載ヘッド122に一度にあるいは連続して保持される複数の部品に対して、ステップS31〜ステップS32、およびステップS71〜ステップS78における部品の回転方向補正動作を実行してもよい。
このとき、図6(B)に示されるように、補正量記憶部152には、表示パネルについての回転方向補正量およびX、Y位置補正量と共に、吸着ノズル123の個数までの部品について、それぞれ回転方向補正量およびX、Y位置補正量が記録される。
その後、それぞれの部品に対して、補正量記憶部152に記録されているX、Y位置補正量を参照して、ステップS41〜ステップS43における位置合わせおよび仮圧着動作を実行してもよい。
これにより、支持ステージと移載ヘッドとを、個々の部品ごとに、認識位置と仮圧着位置との間で移動させる必要がなくなるので、直接実装に関係のない動作時間である移動にかかるオーバヘッドを減らすことができる。
また、ステップS66で表示パネル200の追加の回転方向補正量を算出する際、ステップS64で支持ステージ121に指令した回転角度と表示パネル200が実際に回転した角度との比率を算出し、その後さらにステップS64が実行される場合、および次の新たな表示パネルを支持ステージ121にて支持して回転移動する場合の少なくともいずれか一方の場合に、支持ステージ121に指令する回転角度を算出された前記比率で調整してもよい。
これにより、支持ステージ121に対して、指令される回転角度と実際に回転する角度との誤差を減らすように新たな回転角度を指令するので、表示パネル200の回転方向を早期に表示パネルの回転座標精度の所定の範囲に収束させることができる。
同様に、ステップS76で部品300の追加の回転方向補正量を算出する際、ステップS74で吸着ノズル123に指令した回転角度と部品300が実際に回転した角度との比率を算出し、その後さらにステップS74が実行される場合および次の新たな部品を吸着ノズル123にて回転する場合の少なくともいずれか一方の場合に、吸着ノズル123に指令する回転角度を算出された前記比率で調整してもよい。
これにより、吸着ノズル123に対して、指令される回転角度と実際に回転する角度との誤差を減らすように新たな回転角度を指令するので、表示パネル200と部品300との回転方向差を早期に部品の回転精度での実装精度として所定の範囲に収束させることができる。
また、支持ステージ121が回転サーボ機構によって駆動される場合に、支持ステージ121が表示パネル200を支持する場合に回転軸の回りに予定される慣性モーメントが大きいほど小さな回転制御ゲインにて前記回転サーボ機構を制御する可変ゲイン回転制御とすることが望ましい。
これにより、表示パネル200および表示パネル200のサイズに応じた支持ステージ121のサイズによる慣性モーメントに応じてオーバーシュートおよびアンダーシュートが少なくなるように回転サーボ制御を行うことができるので、回転サーボ機構の動作時間を短縮して、表示パネル200の方向決めを高速に行うことができる。
同様に、吸着ノズル123が回転サーボ機構によって駆動される場合に、吸着ノズル123が部品300を保持する場合に回転軸の回りに予定される慣性モーメントが大きいほど小さな回転制御ゲインにて前記回転サーボ機構を制御する可変ゲイン回転制御とすることが望ましい。
これにより、部品300の慣性モーメントに応じてオーバーシュートおよびアンダーシュートが少なくなるように回転サーボ制御を行うことができるので、回転サーボ機構の動作時間を短縮して、部品300の方向決めを高速に行うことができる。
本発明は、部品実装装置において部品の実装位置を補正する部品実装方法として利用することができる。
本実施の形態のパネル実装機の構成を示す斜視図 仮圧着装置の要部を表す模式図 (A)表示パネルのマークを説明する図、(B)部品のマークを説明する図 部品のマークの位置の一例を示す上面図 仮圧着装置および制御装置の機能的な構成の一例を示すブロック図 (A)実装位置情報の一例を示す図、(B)補正量情報の一例を示す図 部品仮圧着処理の一例を示すフローチャート パネル補正量決定処理の一例を示すフローチャート 部品補正量決定処理の一例を示すフローチャート 表示パネルのマークの位置の一例を示す上面図 部品のマークの位置の一例を示す上面図
符号の説明
100 パネル実装機
110 ACF貼付装置
111 支持ステージ
120 仮圧着装置
121 支持ステージ
122 移載ヘッド
123 吸着ノズル
124 仮圧着ステージ
125 撮像装置
130 本圧着装置
131 支持ステージ
140 搬送装置
150 制御装置
151 補正量決定部
152 補正量記憶部
153 部品実装処理部
154 実装位置記憶部
155 操作部
200 表示パネル
201 マーク
202 電極
300 部品
301 マーク
302 電極

Claims (5)

  1. 表示パネルを支持する支持ステージと、部品を保持する移載ヘッドとを備えた部品実装装置において、表示パネルに対し部品を実装する実装方法であって、
    表示パネルおよび部品には、それぞれ位置決めの基準となる位置認識のためのマークが定められており、
    前記支持ステージは、少なくとも平面上で回転移動および平面移動が可能であり、
    前記移載ヘッドは、少なくとも前記平面と平行な平面上で回転移動が可能であり、
    前記支持ステージにより支持された状態での表示パネルのマークを認識するステップと、
    表示パネルのマークの認識の結果から、表示パネルの平面上での向きを表す回転座標と表示パネルの目標回転座標との差である表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあるか否かを判定するステップと、
    表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にないと判定されると、表示パネルの回転ずれ量を減らすように前記支持ステージを回転移動させ、その後、表示パネルのマークを認識することにより表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあるか否かを再度判定するステップと、
    表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあると判定されたときに、表示パネルの平面移動の位置の補正量を算出するステップと、
    前記移載ヘッドにより保持された状態での部品のマークを認識するステップと、
    表示パネルのマークおよび部品のマークのそれぞれの認識の結果から、表示パネルの平面上での向きを表す回転座標と部品の平面上での向きを表す回転座標との差である部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを判定するステップと、
    部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にないと判定されると、部品の回転ずれ量を減らすように前記移載ヘッドを回転移動させ、その後、部品のマークを認識することにより部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを再度判定するステップと、
    部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあると判定されたときに、部品の平面移動の位置の補正量を算出するステップと、
    算出された表示パネルの平面移動の位置の補正量および部品の平面移動の位置の補正量の少なくともいずれか一方に従って、前記支持ステージおよび前記移載ヘッドの少なくともいずれか一方を平面移動させることにより、表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせするステップと、
    表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせした後に、表示パネルに部品を装着するステップと
    を含むことを特徴とする部品実装方法。
  2. 前記移載ヘッドは複数の吸着ノズルを有し、前記複数の吸着ノズルに複数の部品を一度にあるいは連続して保持可能であり、
    前記部品実装方法において、
    前記移載ヘッドに一度にあるいは連続して保持されるそれぞれの部品に対して、
    前記移載ヘッドにより保持された状態での部品のマークを認識するステップと、
    表示パネルのマークおよび部品のマークそれぞれの認識の結果から、表示パネルの平面上での向きを表す回転座標と部品の平面上での向きを表す回転座標との差である部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを判定するステップと、
    部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にないと判定されると、部品の回転ずれ量を減らすように前記移載ヘッドの前記複数の吸着ノズルをそれぞれ回転移動させ、その後、部品のマークを認識することにより部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを再度判定するステップと、
    部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあると判定されたときに、部品の平面移動の位置の補正量を算出するステップと
    を実行した後、
    前記移載ヘッドに一度にあるいは連続して保持されるそれぞれの部品に対して、
    算出された表示パネルの平面移動の位置の補正量および部品の平面移動の位置の補正量の少なくともいずれか一方に従って、前記支持ステージおよび前記移載ヘッドの少なくともいずれか一方を平面移動させることにより、表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせするステップと、
    表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせした後に、表示パネルに部品を装着するステップと
    を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装方法。
  3. 前記部品実装方法は、さらに、
    前記支持ステージを回転移動させ、その後、表示パネルのマークを再度認識したときに、前記支持ステージに指令した回転角度と表示パネルが実際に回転した角度との比率を算出するステップと、
    前記支持ステージをさらに回転移動させる場合および次の新たな表示パネルを前記支持ステージにて支持して回転させる場合の少なくともいずれか一方の場合に、前記支持ステージに指令する回転角度を算出された前記比率で調整するステップと
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の部品実装方法。
  4. 前記支持ステージは回転サーボ機構によって回動し、
    前記部品実装方法は、さらに、
    前記支持ステージが表示パネルを支持する場合に回転軸の回りに表示パネルおよび表示パネルのサイズに応じた支持ステージのサイズの少なくともいずれか一方による予定される慣性モーメントが大きいほど小さな回転制御ゲインにて前記回転サーボ機構を制御する可変ゲイン回転制御ステップを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の部品実装方法。
  5. 表示パネルに対して部品を実装する部品実装装置であって、
    表示パネルおよび部品には、それぞれ基準位置を示すマークが設けられており、
    表示パネルを支持して、少なくとも平面上で回転移動および平面移動が可能な支持ステージと、
    部品を保持して、少なくとも前記平面と平行な平面上で回転移動が可能な移載ヘッドと、
    前記支持ステージにより支持された状態での表示パネルのマークと、前記移載ヘッドにより保持された状態での部品のマークとを撮像する撮像手段と、
    前記支持ステージ、前記移載ヘッド、および前記撮像手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    表示パネルのマークを撮像して得られる画像から、表示パネルの平面上での向きを表す回転座標と表示パネルの目標回転座標との差である表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあるか否かを判定し、
    表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にないと判定されると、表示パネルの回転ずれ量を減らすように前記支持ステージを回転移動させ、その後、表示パネルのマークを認識することにより表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあるか否かを再度判定し、
    表示パネルの回転ずれ量が表示パネルの回転座標精度の所定の範囲内にあると判定されたときに、表示パネルの平面移動の位置の補正量を算出し、
    表示パネルのマークを撮像して得られる画像および部品のマークを撮像して得られる画像から、表示パネルの平面上での向きを表す回転座標と部品の平面上での向きを表す回転座標との差である部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを判定し、
    部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にないと判定されると、部品の回転ずれ量を減らすように前記移載ヘッドを回転移動させ、その後、部品のマークを前記撮像手段にて撮像して得られる画像から部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあるか否かを再度判定し、
    部品の回転ずれ量が部品の回転精度での実装精度として所定の範囲内にあると判定されたときに、部品の平面移動の位置の補正量を算出し、
    算出された表示パネルの平面移動の位置の補正量および部品の平面移動の位置の補正量の少なくともいずれか一方に従って、前記支持ステージおよび前記移載ヘッドの少なくともいずれか一方を平面移動させることにより、表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせし、
    表示パネルと部品とをそれぞれの平面上で位置合わせした後に、表示パネルに部品を装着する制御を行う
    ことを特徴とする部品実装装置。
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