JP2009113986A - 被覆材除去装置及び被覆材除去方法 - Google Patents
被覆材除去装置及び被覆材除去方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009113986A JP2009113986A JP2008267652A JP2008267652A JP2009113986A JP 2009113986 A JP2009113986 A JP 2009113986A JP 2008267652 A JP2008267652 A JP 2008267652A JP 2008267652 A JP2008267652 A JP 2008267652A JP 2009113986 A JP2009113986 A JP 2009113986A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- cover
- covering material
- wall surface
- cover part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Abstract
【解決手段】エレベータ100の昇降路102内の壁面Wに付着させられている被覆材Tを除去するための被覆材除去装置1は、かご104上に組まれた1階分の高さの作業域を有するフレーム2と、透明材料で構成され、壁面Wから所定距離を隔てた位置で1階分の高さの壁面Wを覆うとともにフレーム2に固定され、壁面Wとの間に空間S1を形成するシート状のカバー部16と、カバー部16に取り付けられ、その開口端がカバー部16に形成された開口に接続され、カバー部16からカバー部16で覆われた空間S1に向かって突出するように配置された袋状の作業部20と、カバー部16に接続され、壁面Wから除去された被覆材T’を内部に収納する袋状の収納部22と、を備える。
【選択図】図2
Description
このように構成された本発明では、壁面には飛散抑制剤によって被覆材が壁面に固着された固着部位が形成され、その固着部位にカバー部の上端部及び下端部が取り付けられるので、カバー部を壁面に取り付けて壁面を隔離する際に、壁面の被覆材が飛散するのを防止することができる。
このように構成された本発明では、カバー部の下端部が全幅にわたって固着部位が形成された壁面に接触しているので、壁面から除去された被覆材が落下すると、カバー部の下方部が除去された被覆材を支持する。したがって、被覆材がカバー部の外部に漏れて下に落ちるのを防止することができる。また、カバー部の上端部は、固着部位に部分的に接触しているので、例えば吸引装置等によってカバー部で覆われた空間の空気を吸引する場合では、カバー部の上端部の、壁面に接触していない箇所から外部の空気を空間内に吸引することができる。したがって、カバー部で覆われた空間内を負圧に保つことができ、被覆材が空間外部へ漏れるのを防止することができる。
このように構成された本発明では、カバー部が複数の鉄骨の周囲を覆うので、一度の作業で複数の鉄骨に付着させられた被覆材を除去することができるから、効率よく除去作業を行うことができる。また、鉄骨が互いに組み合わさった構造であっても、建物の1階分の高さの鉄骨を覆うことができるので、様々な鉄骨の配置構造にも対応することができる。
このように構成された本発明においては、作業部がカバー部と別体に作られ、カバー部に取付可能に構成されるので、カバー部で壁面または鉄骨を覆った後に、壁面または鉄骨の形状や被覆材の被覆状態等に応じて、カバー部の所望の位置に作業部を取り付けることができる。したがって、様々な作業現場の状況に応じて作業部を配置することができるカバーを提供することができる。よって、異なる状況の作業現場であっても、カバー部の外部から壁面または鉄骨に手の届く位置に作業部を配置することができ、被覆材の除去作業が容易になる。
このように構成された本発明においては、支持ブラケットを更に有するので、支持ブラケットを用いてフレームをガイドレールで支持させることができる。したがって、フレームの荷重及びフレームに乗る作業者の荷重がエレベータかごにかからない。よって、エレベータかごの上面への負荷を除去することができ、エレベータかごの損傷を防止することができる。
このように構成された本発明においては、支持ブラケットが、取付部を備えているので、エレベータの壁面に沿って延びるガイドレールに確実に取り付けることができる。また、フレームをフレーム載置部に乗せることにより、フレームを下方から支持することができ、フレームを確実に支持してフレームの落下を防止することができる。
このように構成された本発明では、飛散抑制剤によって被覆材が壁面または鉄骨に固着された固着部位が形成され、その固着部位にカバー部の端部が取り付けられるので、カバー部を取り付ける際に、カバー部と接触した被覆材が飛散するのを防止することができる。
その後、作業部を開口からカバー部内部に挿入して裏返し、空間に向かって突出させることによって作業部を形成する。
カバー部で壁面または鉄骨を覆った後に作業部を取り付けるので、壁面または鉄骨の形状や被覆材の被覆状態等に応じて、カバー部の所望の位置に作業部を取り付けることができる。したがって、様々な作業現場の状況に応じて作業部を配置することができる。よって、異なる状況の作業現場であっても、カバー部の外部から壁面または鉄骨に手の届く位置に作業部を配置することができ、被覆材の除去作業が容易になる。
このように構成された本発明においては、支持ブラケットの取付部をガイドレールに取り付け、支持ブラケットのフレーム載置部にフレームを載置して固定することにより、フレームをガイドレールで支持するので、フレームの荷重及びフレームに乗る作業者の荷重がエレベータかごにかからない。したがって、フレームの荷重及びフレームに乗る作業者の荷重がエレベータかごにかからない。よって、エレベータかごの上面への負荷を除去することができ、エレベータかごの損傷を防止することができる。
このように構成された本発明においては、作業域を変更する際には、フレームをエレベータのかご上面で支持するので、エレベータかごの上でフレームを解体することなく、エレベータを移動させるだけで作業域を変更することができる。したがって、短時間で被覆材の除去作業をすることができる。
本発明の第1実施形態による被覆材除去装置及び被覆材除去方法について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による被覆材除去装置1の全体を示す概略斜視図である。本実施形態の被覆材除去装置1は、エレベータ100の昇降路102内の壁面W2,W3に付着させられている被覆材Tを除去するための装置である。昇降路102は、1機のエレベータ100用であり、4方の壁面W1,W2,W2,W3のうち、1つの壁面W1にはエレベータ100のドア103(図2)が設置され、被覆材Tは、その他の3方の壁面W2,W2,W3に付着されている。
被覆材除去装置1は、かご104の上に設置されるフレーム2と、昇降路102内の3方の壁面W2,W3を覆うカバー4と、を備えている。
縦枠12の高さは、建物の約1階分の高さに設定されている。横枠14は、その長さが調節可能に構成され、隣接する縦枠12間の距離に応じて長さが調節される。また、上下方向に隣接する横枠14の間隔は、作業者が横枠14に足をかけてフレーム2に上ることができる程度の寸法に設定されている。また、最も下方に位置する4つの横枠14には、仮設床15が載置されている。このような構造により、フレーム2は、作業者が仮設床15の上に立ち、横枠14に足をかけて壁面W2,W3の被覆材Tの除去作業を行うことができる、足場としての機能を果たす。したがって、かご104の上にフレーム2を組み立てることにより、1階分の高さの作業域が形成される。
なお、カバー部16は、複数のカバー部ユニットを接合して構成されるものの他、予め壁面W2,W3を全幅にわたって覆うことができる幅寸法を有する1枚のシート状部材で構成されていてもよい。ただし、現場の設置作業の面からは、複数のカバー部ユニットから構成されるものの方が、作業が容易である。
図4は、カバー部16の上端部16Aを示す部分側断面図である。また、図5は、カバー部16の下端部16Bを示す部分側断面図であり、図3のV-V線に沿った断面図である。そして、図6は、カバー部16の下端部16Bの一部を示す横断面図であり、図2のVI-VI線に沿った断面図である。図3乃至図6に示すように、カバー部16の上端部16A
及び下端部16Bは、フレーム2に取り付けられたジャッキ28によって、壁面W2,W3に取り付けられている。
なお、カバー部16の上端部16A及び下端部16Bが取り付けられる箇所における壁面W2,W3には、カバー部16が接触することによる被覆材Tの飛散が防止されるように、付着させられた被覆材Tに予め飛散抑制剤が含浸され、被覆材Tが固着された固着部位36が形成されている。固着部位36は、壁面W2,W3の全幅にわたって、所定高さの範囲で形成されている。
延長バー32Aがこれらの構成部品を越えて壁面W3に近接して延びるので、支持バー32Bは、これらの構成部品よりも壁面W3に近い位置に配置される。
なお、各ジャッキ28は、先端に取付部28Aを有する。
また、壁面W2,W3にH鋼等が配置されている場合には、図6に示すように、カバー部16は、ジャッキ28に直交して取り付けられた子ジャッキ29を用いて固定される。
カバー部16は、上端部16A及び下端部16Bが壁面W2,W3に接触し、その中間部分は、ひも17によって壁面W2,W3から所定距離離れている。このような構造により、カバー部16と壁面W2,W3との間に、被覆材Tの除去作業が可能な空間S1が形成される。
作業部20は、カバー部16の外側から作業者が腕を差し込み、先端20Bに手を配置できるような寸法形状を有している。本実施形態では、作業部20の長さは、例えば、作業者が腕を肩付近まで入れることができる長さである約900mmに設定されている。また、本実施形態では、作業部20は、開口端20Aから閉じられた先端20Bに向かって先細りする形状とされている。
まず、被覆材Tの除去作業を行う階の1つ下の階に、エレベータ100のかご104を停止させる。そして、かご104の上面に作業者が立ち、かご104の上方に、縦枠12及び横枠14を建て、仮設床15を設置することにより、フレーム2を組み立てる。
まず、複数のカバー部ユニットの上端部を取付部28Aで外側から壁面W2,W3の固着部位36に押し付け、ジャッキ28で壁面W2,W3に固定する。そして、各カバー部ユニットの幅方向端部を互いにテープ等で留めて接合し、壁面W2,W3全面を覆うカバー部16を形成する。
また、壁面W2,W3に近接して、被覆材Tが付着していない鉄骨等が配置されている場合には、極力その鉄骨がカバー部16の内側に配置されないように、鉄骨と壁面W2,W3との間にカバー部16を配置することが望ましい。なお、鉄骨が壁面W2,W3に近すぎてこれらの間にカバー部16を配置することができない場合には、図6に示すように、鉄骨の周囲を一般的なフィルムCで覆って保護した上で、空間S1内に配置すればよい。
ジャッキ28先端の取付部28Aに木片34を釘などで仮固定しておく。そして、木片34を、下端部16Bの、封止部35の基端のすぐ下方の部分に押し当て、ジャッキ28で壁面W2,W3に押し付けることにより、下端部16Bを固定する。次に、カバー部16の下部に配置された作業部20にカバー部16外側から腕を挿入し、封止部35の先端を壁面W2,W3に沿って上向きに配置し、封止部35をピン35Aで壁面W2,W3に留める。
カバー部16の下部から出ている収納部22を、仮設床15上に載置する。
以上の手順により、1階分の高さの壁面W2,W3をカバー4で覆う作業が完了する。
まず、工具導入部18から柄の付いた工具Hを空間S1内に差し込む。
図7及び図8は、本発明の第1実施形態によるカバー4に工具Hを導入する作業を示す。まず、図7に示すように、外側導入口38をカッター19等で切断して外側導入口38に開口を形成する。そして、工具Hを、外側導入口38から、工具導入部18の内部、即ち、外側導入口38及び内側導入口40の間に導入する。このとき、外側導入口38を切断したカッター19も工具導入部18の内部に導入する。次に、図8に示すように、外側導入口38をテープ38A等で閉じた後、作業部20から手を挿入し、内部に導入された工具Hまたは工具Hとともに外側導入口38と内側導入口40の間に残されたカッター19等を作業部20越しに工具導入部18の外側から掴み、内側導入口40を切断して開口を形成する。そして工具Hを内側導入口40から空間S1に導入する。
なお、このとき、空間S1は吸引装置44によって負圧になっているので、仮に外側導入口38及び内側導入口40の両方が開口しても、空気は外側導入口38から空間S1に向かってのみ移動するため、被覆材Tが外部に漏れることがない。
落下した被覆材T’は、木片34及び封止部35で封止されたカバー部16の下部に溜まる。その後、空間S1の下部に落下した被覆材T’を、シュート42を介して収納部22に収納する。
カバー4が、1階分の高さの壁面W2,W3を覆うので、昇降路102内部の空間全体を隔離していた従来の方法とは異なり、壁面W2,W3の一部のみを隔離することができる。したがって、作業空間の隔離作業を大幅に簡略化することができる。また、1度の作業で1階分の高さの壁面W2,W3の作業を行うことができるので、1度の工事にかかる時間を大幅に短縮することができる。したがって、例えば使用中の建物のエレベータについて作業を行う場合でも、1階分毎に作業を分割して行えば、長期間にわたって連続してエレベータの使用を中止する必要がないから、建物の使用者に不便を強いることなく、除去作業を進めることができる。
よって、エレベータ100の故障の発生を防止することができる。
また、このとき、カバー部16の中間部分が、横枠14に直接的または延長ブラケット30,32を介して固定されているので、吸引装置44によって空間S1が負圧に維持されても、カバー部16が壁面W2,W3に吸い付くのを防止することができる。これにより、カバー部16と壁面W2,W3との間に、被覆材Tの除去作業を行うスペースを確保することができる。
次に、本発明の第2実施形態による被覆材除去装置及び被覆材除去方法について説明する。図10は、本発明の第2実施形態による被覆材除去装置50が設置されるエレベータ200の横断面図である。本実施形態の被覆除去装置50は、複数のかご204が並んで設置されるエレベータ200の昇降路202において、隣接するかご204の間に配置された鉄骨Hに付着させられた被覆材Tを除去するためのものである。
カバー52は、鉄骨H1,H2,H3を1階分の高さで覆う前面カバー部54及び後面カバー部56と、前面カバー部54及び後面カバー部56の下方に取り付けられた下カバー部58と、前面カバー部54に取り付けられた工具導入部60と、除去した被覆材T’を内部に収納する収納部62と、を有する。
下カバー部58は、前面カバー部54及び後面カバー部56と同じ材料で構成されたシート状部材であり、その一端が前面カバー部54の下端に、他端が後面カバー部56の下端に接合されることにより、断面略U字形に形成される。下カバー部58は、鉄骨H3よりもフレーム2に近い側に配置される。前面カバー部54、後面カバー部56、及び下カバー部58によって、鉄骨H1,H2,H3が覆われ、内部にほぼ密閉された空間S2が形成される。
図12は、本発明の第2実施形態による被覆材除去装置50における作業部66の取付位置Aを示す図である。作業部66は、被覆材Tの除去作業がし易いように、被覆材Tが付着させられている鉄骨H2,H3の近くに、これらの鉄骨H2,H3に沿って配置される。
除去された被覆材T’は下カバー部58に落下するので、作業者は、被覆材T’をシュート64に投入して収納部62に収納する。そして、第1実施形態と同様にシュート64を2箇所で閉鎖し、これらの閉鎖部の間でシュート64を切断することによって、収納部62を下カバー部58から切り離す。その後、収納部62及び鉄骨H1,H2,H3から外したカバー52を、適切な方法で廃棄する。
複数のかご204が配置された昇降路202を有するエレベータ200において、かご204の間に被覆材Tが付着させられた鉄骨Hを有する場合でも、1階分の高さの鉄骨H1,H2,H3の周囲をカバー52によって覆うことができるので、短い作業時間で簡単に被覆材Tの除去を行うことができる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態による被覆材除去装置は、フレームをエレベータの壁面に沿って配置されたガイドレールで支持する点が、第1実施形態による被覆材除去装置と異なる他は、第1実施形態による被覆材除去装置とほぼ同様の構成を備える。
これらの図15及び図16に示すように、本実施形態による被覆材除去装置80は、フレーム82をエレベータ300のかご302の上面304でなくエレベータ300の壁面Wに沿って延びるガイドレール306に取り付けるための支持ブラケット81を更に有する。
ガイドレール306に支持ブラケット81を取り付けた状態では、支持ブラケット81のベース部90は、壁面W5,W6に沿って上下方向に(本実施形態では鉛直方向に)配置されるので、フレーム載置部88の一面は、横方向に(本実施形態では、水平方向に)配置される。
上記の状態では、フレーム306は、支持ブラケット81での支持が解除され、かご302の上面に4箇所で支持される。この状態で、かご302を移動させると、かご302とともにフレーム306も移動する。
フレーム306に支持ブラケット81を設けたので、フレーム306をガイドレール306で支持することができる。したがって、フレーム306の荷重及びフレーム306に乗る作業者の重量をガイドレール306で受けることができ、かご302への加重負担を除去することができる。
近年では、軽量化のためにかご302の壁面や天井をできるだけ薄く作る場合があり、その上にフレーム306を乗せ、更にフレーム306に作業員が乗ると、かご302に過剰に負担がかかり場合がある。本実施形態による被覆材除去装置80の支持ブラケット81を使用すれば、かご302に負荷をかけることなくフレーム306を取り付けることができ、かご302の損傷を防止することができる。
支持ブラケットは、取付部及びフレーム載置部を備えた略L字形に形成されるものに限らず、ガイドレールに取付可能で、フレームを載置して固定することができるものであればその形状は任意であり、例えば側面視でT字形やC字形等の任意の形状を採用することができる。
2 フレーム
4,52 カバー
20,66 作業部
22,62 収納部
32 固着部位
T 被覆材
W1,W2,W3 壁面
H,H1,H2,H3 鉄骨
100,200 エレベータ
102,202 昇降路
104,204 かご
Claims (13)
- 建物のエレベータの昇降路内の壁面に付着させられている被覆材を除去するための被覆材除去装置であって、
前記エレベータのかご上に取付られた前記建物の1階分の高さの作業域を有するフレームと、
透明材料で構成され、前記フレームの前記壁面側で前記フレームに固定され、且つ前記壁面から所定距離を隔てた位置で1階分の高さの前記壁面を覆って、前記壁面との間に空間を形成するシート状のカバー部と、
前記カバー部に取り付けられ、その開口端が前記カバーに形成された開口に接続され、前記カバー部から前記カバー部で覆われた空間に向かって突出するように配置された袋状の作業部と、
前記カバー部に接続され、前記壁面から除去された被覆材を内部に収納する袋状の収納部と、を備えた
ことを特徴とする被覆材除去装置。 - 前記カバー部の上端部及び下端部は、飛散抑制剤によって被覆材が固着された前記壁面の固着部位に、取り付けられる、
請求項1又は請求項2に記載の被覆材除去装置。 - 前記固着部位は、前記壁面のほぼ全幅にわたって形成され、前記カバー部の上端部は、前記固着部位に部分的に接触し、前記カバー部の下端部は、前記固着部位のほぼ全幅にわたって接触する、
請求項2に記載の被覆材除去装置。 - 建物のエレベータの昇降路内の鉄骨に付着させられている被覆材を除去するための被覆材除去装置であって、
前記エレベータのかご上に取り付けられた前記建物の1階分の高さの作業域を有するフレームと、
透明材料で構成され、1階分の高さの前記鉄骨の周囲を覆うとともに前記フレームに固定されることにより前記鉄骨の周囲に空間を形成するカバー部と、
前記カバー部に取り付けられ、その開口端が前記カバー部に形成された開口に接続され、前記カバー部から前記カバー部で覆われた空間に向かって突出するように配置された袋状の作業部と、
前記カバー部に接続され、前記鉄骨から除去された被覆材を内部に収納する袋状の収納部と、を備えた
ことを特徴とする被覆材除去装置。 - 前記カバー部は、互いに連結された複数の鉄骨の周囲を覆う、
請求項4に記載の被覆材除去装置。 - 前記作業部は、前記カバー部と別体に作られ、前記カバー部に取付可能に構成される、 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載の被覆材除去装置。
- 前記エレベータ内の壁面に沿って延びるガイドレールに前記フレームを支持させるための支持ブラケットを更に有する、
請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の被覆材除去装置。 - 前記支持ブラケットは、前記ガイドレールに沿って取り付けられる取付部と、前記取付部に対して直角に延び、上面に前記フレームを載置して固定するフレーム載置部とを備える、
請求項7に記載の被覆材除去装置。 - 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載の被覆材除去装置を用いて、エレベータの昇降路内の壁面または鉄骨に付着させられている被覆材を除去する被覆材除去方法であって、
前記エレベータのかご上に、1階分の高さの作業域を有するフレームを組むステップと、
前記壁面または鉄骨を前記カバー部で覆うステップと、
前記カバー部を前記フレームに固定するステップと、
前記カバー部によって覆われた空間に負圧を発生させるステップと、
前記作業部から作業者が腕を挿入して、前記壁面または鉄骨に付着させられている被覆材を前記カバー部の外側から除去するステップと、
除去した被覆材を前記収納部に収納するステップと、を備えた
ことを特徴とするエレベータ内の被覆材除去方法。 - 前記作業域の上下端の被覆材に飛散抑制剤を含浸させて、被覆材が固着された固着部位を形成するステップと、
前記カバー部の端部を前記固着部位に取り付けるステップと、を更に備えている、
請求項9に記載の被覆材除去方法。 - 前記壁面または鉄骨を前記カバー部で覆うステップの後、前記カバー部の外面に前記作業部を取り付け、前記作業部の開口端に対応する前記カバー部の位置に開口を形成し、前記作業部を前記開口から前記カバー部内部に挿入することにより、前記作業部を前記空間に向かって突出させるステップを更に備えている、
請求項9または請求項10に記載の被覆材除去方法。 - フレームを組むステップは、前記エレベータ内の壁面に沿って延びるガイドレールに、前記フレームを支持するための支持ブラケットの取付部を取り付けるステップと、前記支持ブラケットの前記取付部に対して直角に延びるフレーム載置部に、前記フレームを載置して固定することにより、前記フレームを前記ガイドレールで支持するステップと、を含む、
請求項9ないし請求項11の何れか1項に記載の被覆材除去方法。 - 前記作業域を変更する時には、前記取付部を前記ガイドレールから取り外すと共に、前記フレームを前記エレベータのかご上面で支持し、前記エレベータのかごを前記フレームと共に上下移動させる、
請求項12に記載の被覆材除去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008267652A JP5136353B2 (ja) | 2007-10-16 | 2008-10-16 | 被覆材除去装置及び被覆材除去方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007269176 | 2007-10-16 | ||
JP2007269176 | 2007-10-16 | ||
JP2008267652A JP5136353B2 (ja) | 2007-10-16 | 2008-10-16 | 被覆材除去装置及び被覆材除去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009113986A true JP2009113986A (ja) | 2009-05-28 |
JP5136353B2 JP5136353B2 (ja) | 2013-02-06 |
Family
ID=40781564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008267652A Active JP5136353B2 (ja) | 2007-10-16 | 2008-10-16 | 被覆材除去装置及び被覆材除去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5136353B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114093A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 作業足場設置方法 |
JP2014114096A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
JP2014114098A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
JP2014114097A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58191181U (ja) * | 1982-06-14 | 1983-12-19 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タ据付け用作業床装置 |
JPH01312147A (ja) * | 1988-06-10 | 1989-12-15 | Tokyo Torimutetsuku Kk | 筒状構造物のライニング材撤去装置 |
JPH0280759A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-20 | Asakura Kogyo Kk | 有害施工物の撤去工法 |
JPH02132268A (ja) * | 1988-11-10 | 1990-05-21 | Midori Anzen Kk | アスベスト等の建築物内装材の除去方法及び集塵バッグ |
JPH04297644A (ja) * | 1991-03-25 | 1992-10-21 | Yasuyuki Enomoto | 水冷式コラム |
JPH0972111A (ja) * | 1995-09-07 | 1997-03-18 | Kajima Corp | アスベスト撤去法及びその装置 |
JPH09151053A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Hitachi Building Syst Co Ltd | エレベータの乗かごの固定装置 |
JP2007126890A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Ogawa Tekku:Kk | 囲い込み袋および囲い込み方法 |
JP2007204973A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Takao Fukuda | グローブバッグ取付治具 |
JP3987090B1 (ja) * | 2006-05-11 | 2007-10-03 | 大成建設株式会社 | 長大構造物のアスベスト除去方法及びアスベスト除去用の長大構造物の構造 |
-
2008
- 2008-10-16 JP JP2008267652A patent/JP5136353B2/ja active Active
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58191181U (ja) * | 1982-06-14 | 1983-12-19 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タ据付け用作業床装置 |
JPH01312147A (ja) * | 1988-06-10 | 1989-12-15 | Tokyo Torimutetsuku Kk | 筒状構造物のライニング材撤去装置 |
JPH0280759A (ja) * | 1988-09-16 | 1990-03-20 | Asakura Kogyo Kk | 有害施工物の撤去工法 |
JPH02132268A (ja) * | 1988-11-10 | 1990-05-21 | Midori Anzen Kk | アスベスト等の建築物内装材の除去方法及び集塵バッグ |
JPH04297644A (ja) * | 1991-03-25 | 1992-10-21 | Yasuyuki Enomoto | 水冷式コラム |
JPH0972111A (ja) * | 1995-09-07 | 1997-03-18 | Kajima Corp | アスベスト撤去法及びその装置 |
JPH09151053A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Hitachi Building Syst Co Ltd | エレベータの乗かごの固定装置 |
JP2007126890A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Ogawa Tekku:Kk | 囲い込み袋および囲い込み方法 |
JP2007204973A (ja) * | 2006-01-31 | 2007-08-16 | Takao Fukuda | グローブバッグ取付治具 |
JP3987090B1 (ja) * | 2006-05-11 | 2007-10-03 | 大成建設株式会社 | 長大構造物のアスベスト除去方法及びアスベスト除去用の長大構造物の構造 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014114093A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 作業足場設置方法 |
JP2014114096A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
JP2014114098A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
JP2014114097A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Ohbayashi Corp | 付着物処理設備 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5136353B2 (ja) | 2013-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5136353B2 (ja) | 被覆材除去装置及び被覆材除去方法 | |
US20180355625A1 (en) | Work gondola | |
JP2008045363A (ja) | 吊下げ装置 | |
JP2016211185A (ja) | 作業用ゴンドラ | |
CN106223630B (zh) | 超高层建筑核心筒的门窗洞口防护系统及施工方法 | |
GB2421940B (en) | High-rise fire fighting, rescue and construction equipement | |
WO2016166882A1 (ja) | 機械室レスエレベータ | |
KR101280927B1 (ko) | 석면이 함유된 슬레이트 해체 및 유해물질 처리용 장비 | |
FI108636B (fi) | Laite kevytelementtien asentamiseksi | |
WO2008068483B1 (en) | Safety system | |
KR102118725B1 (ko) | 작업대 지지 장치 | |
JP2015000798A (ja) | エレベータ据付用作業床装置 | |
JP2007022775A (ja) | エレベータのかごの側部救出装置 | |
JP2008223317A (ja) | ゴンドラ装置及びゴンドラ装置を用いた建物の外装の施工方法 | |
JP6205010B1 (ja) | エレベータのドアパネル保持装置およびドアハンガーの交換方法 | |
KR102373661B1 (ko) | 엘리베이터 설치용 비계장치 | |
JP3566199B2 (ja) | シーリング材充填装置 | |
KR101949104B1 (ko) | 박공지붕용 페인트 스프레이 방진막 장치 | |
JP3462576B2 (ja) | 外装仕上げ用パネルの狭空間施工方法及び装置 | |
KR101141301B1 (ko) | 화재 대피용 구난 사다리 | |
WO2017164557A1 (ko) | 건물 외벽 작업을 위한 안전 사다리 | |
JP3045667B2 (ja) | 枠組足場用敷板 | |
JP2015117085A (ja) | エレベータ作業用足場体、エレベータ及びエレベータ作業用足場体の取付け方法 | |
KR930009009B1 (ko) | 엘리베이터카용 레일의 설치방법 | |
JP5334018B2 (ja) | エレベータ乗場ドアのヘッダケース |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120730 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121022 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121029 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5136353 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151122 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |