JP5334018B2 - エレベータ乗場ドアのヘッダケース - Google Patents
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Description
これにより、ヘッダケース4を取り付けるときには、バックアングル3L,3Rの上部の所定位置にボルトを用いてヘッダケース4を固定することにより、ヘッダケース4の上下方向および左右方向の位置決めを容易にかつ正確に行うことができる。
この場合、昇降路の内壁面にボルトを用いてヘッダケース4を直接固定することになるが、ヘッダケース4を仮固定した後、その取付位置の微調整を行うために重いヘッダケース4を何度も持ち上げなければならず、作業員の負担が大きかった。
次いで、ヘッダケースを左右方向に位置決めしてからヘッダケースを昇降路の内壁面にボルトを用いて直接固定する。
これにより、ヘッダケースを位置決めするために作業員がヘッダケースを持ち上げる必要がないから、昇降路の内壁面にヘッダケースを位置決めして固定する作業を容易にかつ正確に行うことができる。
特に、乗場乗降口に設ける三方枠の上枠を支持している支持部材は、昇降路および乗場乗降口に対して前後上下左右の各方向に正確に位置決めされているから、この支持部材を活用することにより、ヘッダケースを正確に位置決めすることができる。
これにより、ブラケットの載置面を支持部材の上縁に載置し、ヘッダケースの重量を支持部材によって支持することができる。
これにより、ブラケットの載置面を支持部材の上縁に載置する作業を容易に行うことができる。
これにより、ヘッダケースの貫通孔にヘッダケースの表面側からブラケットの係合部を挿通してヘッダケースの裏面側に位置させた後、ブラケットの取付部をヘッダケースの表面にボルトを用いて取り付けることができる。
さらに、ヘッダケースを昇降路の内壁面に固定した後、ヘッダケースの表面に対するブラケットの固定を解除し、次いでヘッダケースの貫通孔からブラケットの係合部を抜き取ることにより、ブラケットをヘッダケースから容易に取り外すことができる。
これにより、ブラケットの係合部が支持部材の位置決め溝と係合するようにヘッダケースを支持部材に取り付けると、ヘッダケースの支持部材に対する上下方向および左右方向の位置決めを同時に行うことができる。
なお、以下の説明においては、乗場ドアが開閉する方向を左右方向と、乗客が乗降する方向を前後方向と、鉛直方向を上下方向と言う。
そして、各ブラケット30L,30Rは、乗場乗降口の上部に設けられて左右方向に水平に延びる、三方枠の上枠11を支持するための支持部材12に上方から係合するように構成されている。
なお、これらの挿通孔21は、本実施形態のヘッダケース100を支持部材12に係合させたときに、各ブラケット30L,30Rが支持部材12の左右両端の近傍部分に位置するようにその左右方向の位置が決められている(図5参照)。
なお、各ブラケット30L,301Rは、接続部31dの上面が挿通孔21の上縁に密着するようにヘッダケース本体20に取り付けられる。
これとは反対に、ヘッダケース本体20から各ブラケット30L,30Rを取り外すときには、ボルト32を緩めた後、挿通孔21から接続部31dおよび係合部31cをそれぞれ引き抜けば良い。
このとき、載置面31fの前後方向寸法は、支持部材12の上縁部分12aの前後方向寸法より大きく設定されている。
このとき、係合部31cには傾斜面31eが設けられているため、ヘッダケース100の下部は支持部材12の側に引き寄せられる。
また、各ブラケット30L,30Rの載置面31fの前後方向寸法は、支持部材12の上縁部分12aの前後方向寸法よりわずかに大きく設定されているから、各載置面31fを支持部材12の上縁部分12aに載置する作業を容易に行うことができる。
このとき、各ブラケット30L,30Rの接続部31dの上面が、ヘッダケース本体20の挿通孔21の上縁に当接しているため、ヘッダケース100の上下方向の位置決め精度を向上させることができる。
これにより、ヘッダケース100の左右方向の位置決めを行うために作業員がヘッダケース100を何度も持ち上げる必要がないから、昇降路の内壁面にヘッダケース100を位置決めして固定する作業を容易にかつ正確に行うことができる。
次に、図7を参照して変形例のヘッダケース110について説明する。
この変形例においては、支持部材12に、ヘッダケース110を左右方向に位置決めするための位置決め溝12b,12cが設けられている。
これに伴い、各ブラケット30L,30Rの接続部31dは、位置決め溝12b,12cの深さに合わせてその上下方向の寸法が変更されている。
これにより、本変形例のヘッダケース110においては、昇降路の内壁面に固定するときの上下方向および左右方向の位置決めを同時に行うことができる。
例えば、上述した実施形態および変形例においては、いずれも左右一対のブラケットを用いてヘッダケースを支持部材に取り付けているが、必要に応じてブラケットの数を増やすこともできる。
S 昇降路
W 昇降路の内壁面
1 ブラケット
2 敷居
3L,3R バックアングル
4 ヘッダケース
5 ハンガレール
6 ハンガローラ
7 ハンガ
8L,8R 乗場ドア
9 ガイドシュー
11 上枠
12 支持部材
20 ヘッダケース本体
30 ブラケット
31 ブラケット本体
32 ボルト
100 第1実施形態のヘッダケース
110 第1変形例のヘッダケース
Claims (5)
- エレベータ昇降路の内壁面に固定されて乗場ドアを開閉自在に支持するヘッダケースであって、
乗場乗降口の上部で左右方向に水平に延びる支持部材に上方から係合して前記ヘッダケースを前記内壁面に対して上下方向に位置決めするためのブラケットを備え、前記ブラケットは、前記支持部材に上方から係合するときに前記ヘッダケースを前記支持部材の側に引き寄せるための傾斜面を有し、前記支持部材が、前記乗場乗降口の上部に設けられた三方枠の上枠を支持する部材からなり、前記ブラケットが前記支持部材の上縁部分に上方から係合することで、前記ヘッダケースが前記支持部材の上にある前記内壁面に対して上下方向の位置決めがなされるようにしたことを特徴とするエレベータ乗場ドアのヘッダケース。 - 前記ブラケットは、前記支持部材の上縁部分に載置される載置面を有していることを特徴とする請求項1に記載したエレベータ乗場ドアのヘッダケース。
- 前記載置面の前後方向の寸法は、前記支持部材の上縁部分の前後方向寸法より大きく設定されていることを特徴とする請求項2に記載したエレベータ乗場ドアのヘッダケース。
- 前記ヘッダケースは、前記ブラケットを取り付けるための挿通孔を有しており、
前記ブラケットは、前記挿通孔に挿通されて前記ヘッダケースの裏面側に位置し前記支持部材に係合する係合部と、前記ヘッダケースの表面に取り付けられる取付部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載したエレベータ乗場ドアのヘッダケース。 - 前記支持部材は、前記ブラケットと左右方向に係合して前記ヘッダケースを左右方向に位置決めするための位置決め溝を有していることを特徴とする請求項1に記載したエレベータ乗場ドアのヘッダケース。
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2009
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