JP2009113877A - ロール状巻回物の巻き出し方法及び巻芯 - Google Patents

ロール状巻回物の巻き出し方法及び巻芯 Download PDF

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Abstract

【課題】巻締まりによるダメージの少ない帯状物をスムーズに巻き出すことのできる、ロール状巻回物の巻き出し方法及び該方法に用いられる巻芯を提供すること。
【解決手段】筒状の巻芯1と該巻芯1の外周部2に多重に巻回された帯状物3とを有し且つ該外周部2と該帯状物3とが密着していない、ロール状巻回物10から該帯状物3を巻き出す方法であって、巻芯1をその径方向に膨張させて外周部2と帯状物3との密着性を高めた後、該帯状物3を巻き出す。ロール状巻回物10は、好ましくは、外周部2と帯状物3とが密着するように巻芯1'に該帯状物3を巻回した後、巻芯1'をその径方向に縮小させ、且つ巻回された帯状物3を巻芯1'(1)側に押圧することにより得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒状の巻芯の外周部に帯状物を巻回してなるロール状巻回物から該帯状物を巻き出す方法、及び該方法に用いられる巻芯に関し、詳しくは、内部応力の緩和等の目的で、該外周部と該帯状物とが密着しないように該帯状物が巻回されているロール状巻回物から、スムーズに該帯状物を巻き出す方法、及び該方法に用いられる巻芯に関する。
長尺の帯状物は、筒状の巻芯にロール状に巻回され、ロール状巻回物とされてから保管されることが多い。しかし、ロール状巻回物においては、時間の経過と共に巻締まりにより内部応力が高まり、これにより、帯状物に変形・歪みが生じて品質が低下したり、巻き出しの際の蛇行の原因となる、帯状物の型崩れ(いわゆる筍現象)が発生したりするという問題があった。
ロール状巻回物における内部応力の緩和を目的とした技術に関し、特許文献1には、ロール径を縮小可能な巻取ロールを用い、粘着性の帯状物を該巻取ロールに巻回した後、該巻取ロールの径を縮小させた状態で保管する方法が記載されている。また、特許文献2には、外周面又はその厚みの中間層部分に架橋発泡体を設けた巻芯が記載されている。また、特許文献3には、内層と外層との間に空洞部を有しているボビンが記載されている。特許文献1〜3に記載の技術によれば、巻締まりによるダメージの少ない帯状物が得られるとされている。
しかし、特許文献1〜3、特に特許文献1に記載の技術を適用したロール状巻回物においては、巻芯の径が帯状物の巻回前に比して縮小しているため、巻芯と該巻芯に巻回されている帯状物との密着性が不充分で、両者の間に隙間が生じている場合がある。このため、該ロール状巻回物の巻芯を周方向に回転させて帯状物を巻き出す場合、巻芯が空回りしてしまい、帯状物がスムーズに巻き出されないおそれがある。
特開2006−131344号公報 特開2004−43071号公報 特開2003−81537号公報
従って、本発明の目的は、巻締まりによるダメージの少ない帯状物をスムーズに巻き出すことのできる、ロール状巻回物の巻き出し方法及び該方法に用いられる巻芯を提供することにある。
本発明は、筒状の巻芯と該巻芯の外周部に多重に巻回された帯状物とを有し且つ該外周部と該帯状物とが密着していない、ロール状巻回物から該帯状物を巻き出す方法であって、前記巻芯をその径方向に膨張させて前記外周部と前記帯状物との密着性を高めた後、該帯状物を巻き出す、ロール状巻回物の巻き出し方法を提供することにより、前記目的を達成したものである。
また本発明は、前記巻き出し方法に用いられる巻芯であって、対向配置された一対のフランジと、これらフランジ間に配置され、前記帯状物が巻回される外周部とを有し、前記外周部は、前記一対のフランジ間を前記巻芯の軸方向に横断する複数のシャフトを有し、該複数のシャフトは、該巻芯の周方向に所定間隔を置いて配置されており、前記複数のシャフトの少なくとも一部が、前記一対のフランジ間を前記巻芯の径方向に移動可能な可動シャフトであり、前記可動シャフトを前記フランジの中心又は外周に向けて移動させることにより、径方向に縮小又は膨張可能になしてある巻芯を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明によれば、巻締まりに起因する帯状物の変形や歪みが防止され、帯状物本来の品質が維持されると共に、巻回されている帯状物をスムーズに巻き出すことができる。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態のロール状巻回物の巻き出し方法(以下、巻き出し方法ともいう)は、図1に示す如きロール状巻回物、即ち、筒状の巻芯1と該巻芯1の外周部2に多重に巻回された帯状物3とを有し且つ外周部2と帯状物3とが密着していない、ロール状巻回物(以下、非密着ロール状巻回物ともいう)10から、帯状物3を巻き出す方法である。
非密着ロール状巻回物10においては、図1に示すように、巻芯1の外周部2と帯状物3とが密着しておらず、両者間に隙間10Aが生じている。本実施形態においては、非密着ロール状巻回物10における巻芯1の外周部2は、その軸方向(巻芯の長手方向)と直交する方向の断面視において、外方に向けて凸の凸部21と外方に向けて凹の凹部22とが該巻芯1の周方向に交互に配された形状を有しており、この凹部22の外面と帯状物3との間に、隙間10Aが生じている。巻回された帯状物3は、巻芯1の凸部21と接している。凹部22は、巻芯1の周方向に所定間隔を置いて複数(本実施形態では4つ)配置されており、この凹部22の配置形態に対応して隙間10Aも、巻芯1の周方向に所定間隔を置いて複数(本実施形態では4つ)生じている。また、各隙間10Aは、巻芯1の軸方向の全長に亘って連続的に生じている。
また、本実施形態に係る非密着ロール状巻回物10においては、図1に示すように、巻回された帯状物3の間にも、複数箇所に亘って隙間10Bが生じている。
非密着ロール状巻回物10は、巻芯の外周部と帯状物との間、あるいは巻回された帯状物の間に実質的に隙間が生じていない通常のロール状巻回物10'(図2参照)に比して、巻締まりによる内部応力が緩和されており、巻回されている帯状物3がダメージを受けにくいという特長を有している。
即ち、例えば帯状物3が、柔軟で嵩高な不織布や伸縮性を有する伸縮シートである場合、これをロール状巻回物10'のようにロール状にして保管すると、巻締まりにより該不織布等に厚み方向の変形等が生じ、この結果、該不織布等の品質やパフォーマンスが低下してしまうおそれがある。また帯状物3が、例えば磁気テープのような薄膜フィルムである場合、これをロール状巻回物10'のようにロール状にして保管すると、巻締まりにより薄膜フィルムに歪みが生じ、この結果、薄膜フィルムをスリットしたときのスリット幅が変動したり、記録媒体としての品質が低下したりするおそれがある。
これに対し、帯状物3を非密着ロール状巻回物10のようにロール状にして保管した場合には、巻締まりによる内部応力が大幅に緩和されているため、帯状物3が不織布や伸縮シートや薄膜フィルム等の場合でも、ロール状巻回物10'で生じ得る上述した不都合が解消され、帯状物3を長期に亘って安定して保管することができる。
非密着ロール状巻回物10における巻芯1の外周部2と帯状物3との間の隙間10Aの大きさ(最も隙間が大きい部分の該隙間)Tは、内部応力の緩和効果と巻芯1の構造体としての強度バランスから、巻芯1の直径に対して、好ましくは5〜40%、更に好ましくは15〜30%である。
また同様の観点から、前記隙間10Aの巻芯1の接線方向に沿った長さWは、巻芯1の直径に対して、好ましくは40〜90%、更に好ましくは70〜80%である。
また同様の観点から、隙間10Aは、本実施形態のように、巻芯1の周方向に所定間隔を置いて複数存在することが好ましい。
非密着ロール状巻回物10における巻芯1は、中心に軸方向に延びる貫通口が形成されており、該貫通口は外周部2によって包囲されている。該貫通口は、巻芯1に帯状物3を巻回させる際、あるいはロール状巻回物10から帯状物3を巻き出す際に、帯状物巻取装置(巻出装置)の巻芯支持軸(図示せず)が嵌合・挿入される部位である。巻芯1の材質は特に制限されず、巻芯1としては、例えば金属製、紙製、樹脂製のものを用いることができる。
非密着ロール状巻回物10における巻芯1の寸法は、特に制限されないが、直径(巻芯の軸方向と直行する方向の断面形状が非円形の場合は、該方向の最大長さ)は、通常20〜40cm程度であり、軸方向の長さは、通常20〜100cm程度である。
非密着ロール状巻回物10における帯状物3の寸法は、特に制限されないが、厚みは、通常10〜500μm程度である。また、非密着ロール状巻回物10の直径は、通常0.8〜1.5m程度である。
非密着ロール状巻回物10は、上述したように巻芯1の外周部2と帯状物3との間に隙間10Aが生じ、更には巻回された帯状物3の間にも隙間10Bが生じているため、巻締まりによる内部応力が大幅に緩和されており、巻締まりによるダメージの少ない帯状物3を提供することができるものであるが、その反面、帯状物3の巻き出し時に該帯状物3をスムーズに巻き出すことができないおそれがある。即ち、非密着ロール状巻回物10から帯状物3を巻き出す場合、常法通り巻芯1の貫通口に巻出装置の巻芯支持軸(図示せず)を嵌合・挿入し、該巻芯支持軸を回転駆動させて巻芯1を周方向に回転させると、隙間10Aの存在により巻芯1と帯状物3との間の密着性が低下しているため、巻芯支持軸の回転力が巻芯1に充分に伝わらず、巻芯1が空回りを起こし、この結果、帯状物3がスムーズに巻き出されないおそれがある。
非密着ロール状巻回物10が有する上記問題を解消し、巻回されている帯状物3をスムーズに巻き出すべく、本実施形態においては、巻芯1をその径方向(軸方向と直交する方向)に膨張させて外周部2と帯状物3との密着性を高めた後(図2参照)、該帯状物3を巻き出す。非密着ロール状巻回物10を構成する巻芯1は、その径方向に膨張されることで、凸部21及び凹部22からなる外周部2の凹凸形状が実質的にあるいは完全に消失し、軸方向と直行する方向の断面視が円形形状の円筒状巻芯1'となる。このような径膨張処理により得られたロール状巻回物10'は、通常のロール状巻回物と同様に隙間10A及び10Bが実質的に生じていないため、巻回されている帯状物3をスムーズに巻き出すことが可能である。
「外周部2と帯状物3との密着性を高めた」というためには、巻芯1の外周部2と帯状物3との間の隙間10Aの大きさTが、前記径膨張処理後に小さくなっている必要がある。径膨張処理後の外周部2と帯状物3との密着性は、外周部2の外面の全面に帯状物3が接している状態(隙間10Aの大きさTが0)が最も好ましいが、両者の密着性は斯かる状態に限定されない。径膨張処理前後での隙間10Aの大きさTの変化率〔{径膨張処理後の隙間10Aの大きさ/径膨張処理前の隙間10Aの大きさ}×100〕は、好ましくは10〜20%、更に好ましくは0〜10%である。尚、該変化率は、隙間10Aが複数存在する場合は、各隙間についての変化率の平均値である。
巻芯1を径方向に膨張させる方法としては、例えば、圧縮空気、圧縮流体、スプリング等を利用した機構を用いる方法等がある。また、後述する本発明に係る巻芯を用いることで、前記径膨張処理を容易に行なうことができる。
また、前記径膨張処理においては、巻芯1の外周部2の一部を膨張させても良く、外周部2全体を膨張させても良い。
非密着ロール状巻回物10は、例えば次の方法により得ることができる。即ち、非密着ロール状巻回物10は、巻芯1'の外周部2と帯状物3とが密着するように該巻芯1'に該帯状物3を巻回した後(図2参照)、該巻芯1'をその径方向に縮小させ、且つ巻回された帯状物3を巻芯1'(巻芯1)側に押圧することにより得ることができる。
このように、非密着ロール状巻回物10を得るための上記方法においては、巻芯の外周部と帯状物との間、あるいは巻回された帯状物の間に実質的に隙間が生じていないロール状巻回物10'に対し、1)その巻芯を径方向に縮小させる処理(径縮小処理)、及び2)その外周面を巻芯に向けて押圧する処理(押圧処理)の2つの処理が必要である。
前記径縮小処理と前記押圧処理は、両処理を同時に行っても良いが、押圧処理が帯状物にダメージを与える危険性を回避する為に、径縮小処理、押圧処理の順に行なうことが好ましい。
巻芯を径方向に縮小させる方法としては、例えば、圧縮空気、圧縮流体、スプリング等を利用した機構を用いる方法等がある。また、後述する本発明に係る巻芯を用いることで、前記径縮小処理を容易に行なうことができる。
前記径縮小処理においては、巻芯の外周部の一部を縮小させても良く、外周部全体を縮小させても良い。外周部全体を縮小させる場合、全体を均一に縮小させても良く、部分的に縮小の程度を異ならせても良い。
巻芯1'の外周部2に部分的に凹部22を発生させる場合、凹部22は巻芯1'の円周方向に2〜4個形成することが、前記押圧処理の効果及び偏芯防止の観点から好ましい。
前記押圧処理においては、ロール状巻回物10'の外周面の全面を押圧しても良く、該外周面の一部を押圧しても良い。
ロール状巻回物10'の外周面の一部を押圧する場合、その押圧部位は、ロール状巻回物10'の周方向に所定間隔を置いて複数存在することが好ましい。またこの場合、複数の押圧部位の間隔は均一であることが好ましい。また、一つの押圧部位は、ロール状巻回物10'の軸方向の全長(巻回されている帯状物3の幅方向の全長)に亘ることが好ましい。また、複数の押圧部位に対しては、同時に押圧を行っても良く、逐次押圧を行っても良い。
また、前記押圧処理における押圧力は、ロール状巻回物10'の径や帯状物3を巻回した時の条件や巻回されている帯状物3の材質等により適宜設定することができる。押圧は、手動で行っても良く、押圧機構を備えた押圧装置を用いて行っても良い。
図3には、巻芯の外周部と帯状物との間、あるいは巻回された帯状物の間に実質的に隙間が生じていないロール状巻回物10'に対する前記押圧処理の一例が示されている。図3に示す押圧処理は、ロール状巻回物10'を保持具40にて保持した状態で、ロール状巻回物10'の外周面の一部を押圧ロール51により押圧した後、ロール状巻回物10'を周方向に回転させ、該外周面の他の部分を押圧ロール51により押圧するものである。
図3に示す押圧処理によれば、押圧ロール51による押圧とロール状巻回物10'の周方向への回転とを交互に繰り返すことで、ロール状巻回物10'の外周面の複数箇所を逐次押圧することができる。
尚、図3に示す押圧処理においては、押圧ロール51による押圧と同時に、巻芯1'におけるその押圧部分に対応する部分の径を縮小させているが、本発明においては、上述したように径縮小処理と押圧処理とを同時に行なう必要はない。
保持具40は、板状の底面部41と該底面部41に連接された板状の側壁部42とを有し、該底面部41と該側壁部42とのなす角度が直角となっている。保持具40によって保持されるロール状巻回物は、その外周面を側壁部42に接触させた状態で底面部41上に載置される。
押圧ロール51は、筒状の軸52と該軸52の外周面を被覆する被覆層53とを有し、該被覆層53の少なくとも最表層が樹脂を含んで構成されている、いわゆる樹脂ロールである。被覆層53の軸方向に沿った長さは、押圧ロール51の押圧対象であるロール状巻回物の軸方向の全長(巻回されている帯状物3の幅方向の全長)以上となっており、押圧ロール51による一回の押圧で、ロール状巻回物に巻回されている帯状物3をその幅方向の全長に亘って押圧することができる。
図4には、前記押圧処理に好適に用いられる押圧装置の概略が示されている。図4に示す押圧装置50は、軸52と該軸52の外周面を被覆する被覆層53とを有する押圧ロール51と、該軸52の長手方向(押圧ロール51の軸方向)Xの両端部を保持した状態で該押圧ロール51を、該長手方向と直交する方向Yに移動させ得る押圧ロール保持手段54とを具備している。
押圧ロール保持手段54は、相対向する一対の縦長の保持部材55,55を有し、これら保持部材55,55の間に、押圧ロール51が、その軸方向Xを保持部材55の長手方向と直交させて配置されている。
保持部材55は、正逆回転可能な調整用モーター56と、該調整用モーター56により回転し、押圧ロール51の軸方向Xと直交する方向Yに配置された送りねじ57と、該送りねじ57にねじ結合され、該送りねじ57の回転により方向Yにスライド可能とされたスライドブロック58とを有し、該スライドブロック58と押圧ロール51の軸52の長手方向端部とが連結されている。
斯かる構成の押圧装置50においては、いわゆる送りねじ機構により、一対のスライドブロック58,58が軸方向Xと直交する方向Yにスライドし、これにより、一対のスライドブロック58,58間に配置された押圧ロール51を方向Yに移動可能になされている。従って、一対の縦長の保持部材55,55の間に、ロール状巻回物(図示せず)を、その軸方向が押圧ロール51の軸方向と平行となるように配置し、この状態で該ロール状巻回物に向けて押圧ロール51を移動させることで、ロール状巻回物の押圧処理を行なうことができる。押圧装置50と上述した保持具40とを組み合わせて用いても良い。
尚、押圧装置50における押圧ロール51の移動機構は、上述の如き送りねじとモーターとの組み合わせに制限されず、リニアガイドと油圧式あるいは空圧式シリンダーとの組み合わせであっても良い。
次に、上述した本発明のロール状巻回物の巻き出し方法に用いられる、本発明の巻芯について、その好ましい一実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。
本実施形態の巻芯60は、図5〜図7に示すように、対向配置された一対のフランジ61,61と、これらフランジ61,61間に配置され、帯状物3が巻回される外周部62とを有している。外周部62は、一対のフランジ61,61間を巻芯60の軸方向Xに横断する複数(本実施形態では8本)の円筒状のシャフト63を有し、これら複数のシャフト63は、巻芯60の周方向に所定間隔を置いて配置されている。
本実施形態においては、フランジ61は平面視において円形形状を有しており、その外周縁部に外周縁に沿って、複数のシャフト63が配置されている。フランジ61の中心には、平面視において円形形状の貫通口64が形成されている。貫通口64は、巻芯60に帯状物3を巻回させる際、あるいは巻回されている帯状物3を巻き出す際に、帯状物巻取装置(巻出装置)の巻芯支持軸(図示せず)が嵌合・挿入される部位である。
複数のシャフト63の少なくとも一部は、一対のフランジ61,61間を巻芯60の径方向(軸方向Xと直交する方向)に移動可能な可動シャフト63Aである。可動シャフト以外のシャフトは、所定箇所に移動不可に固定された固定シャフト63Bである。移動シャフト63Aと固定シャフト63Bとは、巻芯60の周方向に所定間隔を置いて交互に配置されている。
本実施形態においては、一対のフランジ61,61それぞれの外面側(他方のフランジ61との対向面と反対側の面)に、フランジ61よりも小径で且つ外周に凹凸部が形成されているギア65が、巻芯60の周方向に回転可能に配置されている。より具体的には、ギア65の平面視における中心には、貫通口64より大径の貫通口(図示せず)が設けられていると共に、フランジ61の貫通口64の開孔周縁には、該貫通口64を取り囲むようにリブ66が設けられており、ギア65の前記貫通口に該リブ66を挿入することで、ギア65をフランジ61の外面上に回転可能に配置している。フランジ61の回転中心とギア65の回転中心とは同位置にある。
ギア65の外周に形成されている凹凸部は、複数のシャフト63と同数の凸部65Aを有し、これら複数の凸部65Aは、ギア65の周方向に所定間隔を置いて配置され、隣り合う凸部65A,65A間が、凹部65Bとなっている。
また、一対のフランジ61,61それぞれには、巻芯60の径方向に延びる、一対の長穴67,67が設けられている。可動シャフト63Aの長手方向両端部は、一対の長穴67,67に挿入され且つフランジ61の外面から突出しており、この可動シャフト63Aの突出部63Aaが、ギア65の外周の前記凹凸部に係合されている。突出部63Aaは、ギア65の回転中も該凹凸部に常に係合しているように構成されている。図5及び図7に示すように、ギア65における隣り合う凸部65A,65Aの頂部間の間隔は、隣り合うシャフト63,63の間隔と略等しくなっている。
このように可動シャフト63Aの突出部63Aaがギア65の凹凸部(外周)に係合されている状態で、該ギア65を周方向に回転させることで、可動シャフト63Aを長穴67に沿って移動させることができる。
例えば図7に示すように、凸部65Aの頂部に可動シャフト63Aの突出部63Aaが係合されている状態において、ギア65を時計回りに(図7中、矢標R1で示す方向に)所定角度回転させると、凸部65Aの頂部に係合されていた突出部63Aaが、該凸部65Aの外周に沿って凹部65Bに向かって移動すると共に、長穴67に沿ってフランジ61の中心に向かって移動する(図8参照)。こうして、巻芯60の外周部62を、その径方向に縮小させることができる。
また、図8に示す状態において、ギア65を反時計回りに(図8中、矢標R2で示す方向に)所定角度回転させると、凹部65Bに係合されていた突出部63Aaが、凸部65Aの外周に沿って該凸部65Aの頂部に向かって移動すると共に、長穴67に沿ってフランジ61の外周に向かって(フランジ61の中心から離れる方向に)移動する(図9参照)。こうして、巻芯60の外周部62を、その径方向に膨張させることができる。
本実施形態においては、フランジ61及びギア65それぞれに、スプリング68の係合手段69が配置されている。フランジ61側の係合手段69は、貫通口64の開孔周縁に設けられた平面視円形形状のリブ66の外周に、所定間隔を置いて複数(本実施形態では4つ)配置されている。一方、ギア65側の係合手段69は、ギア65の外面上に所定間隔を置いて複数(本実施形態では4つ)配置されている。ギア65を回転させる際には、図9に示すように、フランジ61に配置された係合手段69とギア65に配置された係合手段69とをスプリング68を介して連結することで、スプリング68の付勢力によってギア65を回転させることができ、ギア65の回転を容易に行なうことができる。
このような、径方向に縮小又は膨張可能になしてある巻芯60は、例えば次のようにして用いられる。
帯状物3を巻芯60の外周部62に巻回する時は、図7に示すように、複数のシャフト63がフランジ61の外周縁に沿って配置されるように、可動シャフト63Aの突出部63Aaをギア65の凸部65Aの頂部に係合させておく。このとき、フランジ61とギア65とは、図示しない固定ボルトにより固定されており、ギア65が回転しないようになっている。この状態で、複数のシャフト63から構成される外周部62に、帯状物3を常法通り巻回させ、ロール状巻回物を得る。
図7に示す状態の巻芯60に帯状物3を巻回させてロール状巻回物を得た後、前記固定ボルトを外し、ギア65を回転させて、図8に示すように可動シャフト63Aを凸部65B(フランジ61の中心)に移動させ、外周部62の一部を径方向に縮小させる。これにより、移動した可動シャフト62と巻回されている帯状物3との間に隙間が生じ、図1に示す如き非密着ロール状巻回物が得られる。この非密着ロール状巻回物は、前述したように巻締まりによる内部応力が緩和されており、帯状物3の長期保管に最適である。
この径縮小処理に前後して、あるいは径縮小処理と同時に、前記押圧処理(巻芯に巻回された帯状物を該巻芯側に押圧する処理)を行っても良い。
前記径縮小処理により得られた非密着ロール状巻回物から、該帯状物3を巻き出す時は、図8に示す状態からギア65を回転させて、図9に示すように可動シャフト63Aをギア65の凸部65Aの頂部(フランジ61の中心と反対方向)に移動させ、外周部62の一部を径方向に膨張させて、外周部62(シャフト63)と帯状物3との密着性を高める。こうして、外周部62と帯状物3との密着性が高まったところで、巻回されている帯状物3を常法通り巻き出すことにより、巻芯60の空回り等の不都合を生じさせずに、帯状物3をスムーズに巻き出すことができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されない。
例えば、前記実施形態においては、巻芯60における複数のシャフト63の半数が可動シャフト63Aであったが、可動シャフト63Aと固定シャフト63Bとの割合は前記実施形態に制限されず適宜設定することができ、例えば複数のシャフト63の全部が可動シャフト63Aであっても良い。
また、図10に示すように、巻芯60における複数のシャフト63のうちの少なくとも一部の外面上に、径方向外方に向かって凸の円弧状の薄板部材70が固定されていても良い。この場合、薄板部材70の外面上に帯状物3が巻回される。薄板部材70が存在することで、巻芯60に巻回された帯状物3がシャフト63から受ける力を円周方向に分散し、該帯状物3がシャフトから部分的に大きな荷重を受けることを防ぐことができる。また、ロール状巻回物10の巻き姿(巻芯の軸方向と直交する方向の断面形状)がより円形になり、よりスムーズに巻回することができるようになる。薄板部材70の材質は、シャフト63と同じでも良く、異なっていても良い。図10に示す実施形態では、複数のシャフト63の全てに、薄板部材70が上記のように固定されている。隣接する薄板部材70,70同士は、可動シャフト63Aが可動できる範囲で出来るだけ密着している方が良く、薄板部材70,70の間隔Pが小さいほど上記効果が奏される。
図1は、本発明に係る非密着ロール状巻回物(筒状の巻芯と該巻芯の外周部に多重に巻回された帯状物とを有し且つ該外周部と該帯状物とが密着していない、ロール状巻回物)の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、巻芯の外周部と帯状物との間に実質的に隙間が生じていないロール状巻回物(前記非密着ロール状巻回物ではない、ロール状巻回物)の一例を模式的に示す斜視図である。 図3は、本発明に係る押圧処理の説明図である。 図4(a)は、本発明に係る押圧処理に用い得る押圧装置の一例を示す概略上面図、図4(b)は、該押圧装置の概略斜視図である。 図5は、本発明の巻芯の一実施形態の斜視図である。 図6は、図5に示す巻芯に帯状物が巻回されている状態を示す斜視図である。 図7は、図5に示す巻芯の側面図である。 図8は、巻芯の外周部が図7に示す状態から径方向に縮小した状態を示す側面図である。 図9は、巻芯の外周部が図8に示す状態から径方向に膨張した状態を示す側面図である。 図10は、本発明の巻芯の他の実施形態の図5相当図である。
符号の説明
10 非密着ロール状巻回物
10' ロール状巻回物
1,1' 巻芯
2 巻芯の外周部
21 外周部の凸部
22 外周部の凹部
3 帯状物
10A 巻芯の外周部と帯状物との間の隙間
10B 巻回されている帯状物の間の隙間
40 保持具
50 押圧装置
51 押圧ロール
60 巻芯
61 フランジ
62 外周部
63 シャフト
63A 可動シャフト
63Aa 可動シャフトのフランジ外面からの突出部
63B 固定シャフト
64 貫通口
65 ギア
66 リブ
67 長穴
68 スプリング
69 スプリングの係合手段
70 薄板部材

Claims (5)

  1. 筒状の巻芯と該巻芯の外周部に多重に巻回された帯状物とを有し且つ該外周部と該帯状物とが密着していない、ロール状巻回物から該帯状物を巻き出す方法であって、
    前記巻芯をその径方向に膨張させて前記外周部と前記帯状物との密着性を高めた後、該帯状物を巻き出す、ロール状巻回物の巻き出し方法。
  2. 前記ロール状巻回物は、前記外周部と前記帯状物とが密着するように前記巻芯に該帯状物を巻回した後、該巻芯をその径方向に縮小させ、且つ巻回された該帯状物を該巻芯側に押圧することにより得られたものである、請求項1記載のロール状巻回物の巻き出し方法。
  3. 請求項1記載のロール状巻回物の巻き出し方法に用いられる巻芯であって、
    対向配置された一対のフランジと、これらフランジ間に配置され、前記帯状物が巻回される外周部とを有し、
    前記外周部は、前記一対のフランジ間を前記巻芯の軸方向に横断する複数のシャフトを有し、該複数のシャフトは、該巻芯の周方向に所定間隔を置いて配置されており、
    前記複数のシャフトの少なくとも一部が、前記一対のフランジ間を前記巻芯の径方向に移動可能な可動シャフトであり、
    前記可動シャフトを前記フランジの中心又は外周に向けて移動させることにより、径方向に縮小又は膨張可能になしてある巻芯。
  4. 前記一対のフランジそれぞれの外面側に、該フランジよりも小径で且つ外周に凹凸部が形成されているギアが、前記巻芯の周方向に回転可能に配置されていると共に、前記可動シャフトの長手方向両端部が、前記一対のフランジそれぞれに設けられ前記巻芯の径方向に延びる、一対の長穴に挿入され且つ該フランジの外面から突出しており、この突出部が前記凹凸部に係合されており、
    前記突出部が前記凹凸部に係合されている状態で前記ギアを回転させることで、前記可動シャフトが前記長穴に沿って移動するようになしてある請求項3記載の巻芯。
  5. 前記フランジ及び前記ギアそれぞれに、スプリングの係合手段が配置されており、該フランジに配置された該係合手段と該ギアに配置された該係合手段とを該スプリングを介して連結することで、該スプリングの付勢力によって該ギアが回転するようになしてある請求項4記載の巻芯。
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