JPS63149014A - 多条帯板の巻取り装置 - Google Patents

多条帯板の巻取り装置

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JPS63149014A
JPS63149014A JP29687986A JP29687986A JPS63149014A JP S63149014 A JPS63149014 A JP S63149014A JP 29687986 A JP29687986 A JP 29687986A JP 29687986 A JP29687986 A JP 29687986A JP S63149014 A JPS63149014 A JP S63149014A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、幅広な帯板を該帯板の長手方向に沿って複
数条にスリッテングして多条のスリット帯板に裁断分割
した後に各スリット帯板を巻取る巻取り装置に係り、特
に、多条のスリット帯板を巻取る際に、その途中に特別
な設備を設けることなく、各スリット帯板の巻太り直径
の差に起因する巻取り張力の不均衡を調整し、均一な巻
取り張力を付与することのできる多条帯板の巻取り装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に幅広な帯板の断面は完全な平坦でなく中央が厚く
両端が薄くなっており、これをスリティングすると、帯
板の中央部と両端部におけるスリット後の各スリット帯
板の板厚に偏差を生じる。
そして、これらの各スリット帯板をマンドレルにより巻
取ると、板厚の厚いスリット帯板は薄いものより巻取り
、径が大きくなり、中央部と両端部における各スリット
帯板の巻取り速度に差が生じ、マンドレルに巻取られる
各スリット帯板の巻取り張力が不均衡となる。その結果
、マンドレルに巻取られた両端部のスリット帯板は中央
部に比べ柔巻きとなり、マンドレルから抜き取ったとき
、テレスコープ状になったり、楕円状に潰れたりして、
巻戻し或いは運搬等が不可能な状態になる欠点があつた
このため、一般にスリッテングして多条のスリット帯板
に裁断分割する設備においては、スリット帯板を巻取り
装置に供給する途中に巻取り張力を付与する装置が設け
られていて、多条のスリット帯板はこの装置で所定の巻
取り張力が付与された後、共通の巻取りドラムで巻取ら
れている。
このような巻取り張力を付与する装置として、例えば、
特公昭51−35458号公報や特開昭56−1367
48号公報等が知られている。
特公昭51−35458号公報に示された装置は、スリ
ッテングした多条のスリット帯板を巻取る前に方眼状の
スリットを刻設した弾性体表面を持つ調整ロールに接触
させて、調整ロールに作用するブレーキ力により巻取り
張力を発生させ、各条の張力変動を自動的に調節するこ
とができるようになっている。
また、特開昭56−136748号公報に示された装置
は、エンドレスベルトを利用したものであって、上下に
配置されたエンドレスベルトの相対向する外側表面の間
にスリッテングした多条のスリット帯板を通し、エンド
レスベルトの内側表面を摩擦片で押圧して上下のエンド
レスベルトをスリット帯板の表裏面に押し付は圧着させ
、移動するスリット帯板と一体となってエンドレスベル
トを回動させるようにして、摩擦片とエンドレスベルト
の内側表面との間の滑りによる摩擦力でスリット帯板に
巻取り張力を付与することができるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、多条のスリット帯板を巻取る前に張力付
与装置を設けるときには、多条のスリット帯板の表面に
摩擦片等を接触させて巻取り張力を制御しているので、
帯板の材質や表面処理の種類によっては擦り疵や押しつ
けによる紋様等が生じて、品質を損なうことがある。防
錆油などが塗布されている帯板では、摩擦係数が小さい
ので摩擦力による巻取り張力を与えにくり、又油気の状
態により摩擦係数がばらつき巻取り張力が不安定になり
がちである。
また、帯板の幅方向の厚さは必ずしも均一ではないので
、スリッテングして多条のスリット帯板に分割したもの
を共通の巻取りドラムで巻取ると各条の巻太り直径に差
ができて、それに伴って各条の巻取り長さに差が出てき
て成る条で大きなたるみを生じることがある。そして、
このたるみを収容するために第8図に示すように張力付
与装置51の前方にたるみを収容するためのループピッ
ト52を設ける必要があり、その結果、設備面積が増え
巻取り設備も複雑になる等の問題点があった。
この発明は、上記のような問題点に鑑み、その問題点を
解決すべく創案されたものであって、その目的とすると
ころは、多条のスリット帯板にその表面に擦り疵や押し
つけによる紋様等を生じさせることなく所定のS増り張
力を確実に付与することができ、しかも、巻取り装置の
前方に張力付与装置やたるみを収容するためのループピ
ットの設備を不要にして巻取り設備の簡略化を図ること
のできる多条帯板の巻取り装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するためにこの発明は、幅広な帯板を
該帯板の長手方向に沿って複数条にスリソテングして多
条のスリット帯板に裁断分割した後に各スリット帯板を
巻取胴に巻取る巻取り装置において、前記巻取り装置は
回転駆動軸と該回転駆動軸の外周に取付けられた巻取胴
とを有し、前記巻取胴は軸芯方向に分割された複数個の
リング状の分割巻取胴から構成され、該分割巻取胴の内
周面には円周方向に連続した波形二次曲面が形成され、
前記回転駆動軸には波形二次曲面に沿って移動すること
により半径方向に往復運動する複数のプランジャが各分
割巻取胴に対応して放射状に配置され、前記回転駆動軸
の内部にはプランジャに流体を供給する供給路とプラン
ジャから流体を吐出する吐出路とが設けられ、前記回転
駆動軸の回転トルクは各分割巻取胴の内周面を流体圧に
より押圧するプランジャを介して各分割巻取胴に伝達さ
れる構成を有するものである。
ここで、回転駆動軸は、供給路と吐出路とが設けられて
いる内部軸と、軸芯方向に分割され各々にはプランジャ
が放射状に配置されている複数個の分割外筒軸と、を有
するものでもよい。
また、分割巻取胴は、内周面に円周方向に連続した波形
二次曲面が形成された内情体と、該内筒体の外周に円周
方向に複数に分割され且つ分割巻取胴の半径方向に拡縮
自在に設けられた拡縮温片と、を有するものでもよい。
更に、プランジャから流体を吐出する吐出路の下流側の
途中には、吐出圧を制御するリリーフ弁が設けられてい
てもよい。
更にまた、プランジャから流体を吐出する吐出路の下流
側の途中には、吐出圧を制御するリリーフ弁とポンプが
並列に設けられていてもよい。
〔作用〕
以上のような構成を有するこの発明は次のように作用す
る。
幅広な帯板を該帯板の長手方向に沿って複数条にスリソ
テングして多条のスリット帯板に裁断分 割した後の各
スリット帯板を各分割巻取胴に巻取るために、巻取り装
置の回転駆動軸を回転させると、回転駆動軸の回転トル
クは各分割巻取胴の内周面を流体圧により押圧するプラ
ンジ中を介して各分割巻取胴に伝達され、分割巻取胴は
プランジャを介して回転駆動軸と一体となって回転して
スリット帯板を巻取り始める。
その後、成る程度スリット帯板を巻取り、各スリット帯
板の板厚差に起因して、巻取り径に差が出始めると、巻
取り径の大きさに比例して巻取り表面上の周速度は速く
なり、この箇所のスリット帯板に作用する巻取り張力は
巻取り径の小さい箇所のスリット帯板に作用する巻取り
張力より太きくなる。
このとき、スリット帯板に作用する張力により、各分′
Ip1巻取胴には分1p1j!!取胴の回転方向と逆方
向に抵抗トルクが生じる。この抵抗トルクの大きさはス
リット帯板に作用する張力に比例して大きくなるので、
巻取り径の大きい分割巻取胴の抵抗トルクは大きくなる
。そして、回転駆動軸からプランジャを介して伝達され
る回転トルクよりも抵抗トルクが大きくなると、その箇
所の分割巻取胴は回転駆動軸と一体になって回転せず、
分割巻取胴は大きなすべりを生じながら回転するので、
平均巻取り速度は小さくなる。この間でも巻取り径が小
さい分割巻取胴では、抵抗トルクが巻取り径の大きい分
割巻取胴より小さいので、すべる割合は少なく平均巻取
り速度は大きい。これにより、巻取り直径は略同し大き
さになり、各スリット帯板に略均−な巻取り張力を付与
することが可能になるのである。
〔実施例〕
以下、図面に記載の実施例に基づいてこの発明をより具
体的に説明する。
ここで、第1図は回転駆動軸の外周に取付けられた分割
巻取胴の軸芯方向の断面図であり、第2図は第1図のA
−A断面図である。第1図及び第2図において、一点鎖
線より上半分は回転駆動軸の外筒軸が単体で、一点鎖線
より下半分は回転駆動軸の外筒軸が分割されて複数の分
割外筒軸からなっている。
図において、巻取り装置1は幅広な帯板2を該帯Fi、
2の長手方向に沿って複数条にスリフテングして多条の
スリット帯板2aに裁断分割した後に各スリット帯板2
aを巻取る装置で、巻取り装置1には回転駆動軸3と該
回転駆動軸3の外周に取付けられた複数個(図面では5
個)の分割巻取胴4が要部として含まれている。
前記分割巻取胴4はリング状の内筒体5と該内筒体5の
外周に取付けられた拡縮刺片6から構成される0分割巻
取胴4は、その幅つまり軸芯方向の長さがこの分割巻取
胴4に巻かれるスリット帯+ff12aの幅より僅かに
大きめになっている。分割巻取胴4の分割数はスリット
帯板2aの幅の大きさにより適宜変更して、分割巻取胴
4の数が5個以上或いは5個以下の場合もある。
内筒体5はスリット帯板2aの締付力に充分耐える強度
と剛性を有し、その内周面5aには円周方向に連続する
波形二次曲面が形成されている。
波形二次曲面は山と谷の箇所が交互に等ピッチで形成さ
れている。山と谷は連続する曲面で滑らかに続いている
。この波形二次曲面は図示する形状の他に、例えば二次
曲面に沿って歯形を設けるものも含まれる。又内周面5
aの幅端の一方には内周方向に一定の間隔でローラー5
bが設けられている。このローラー5bは分割巻取胴4
に対して回転駆動軸3が空転する場合に回転駆動軸3の
外周を転勤して空転し易い状態を招く機能を果たすもの
である。
内筒体5の外周面側には、円周方向に複数に分割したリ
ング片状からなる拡縮刺片6が取付けられている。各拡
縮刺片6の内周面の中央には突起6aが形成されている
。この拡縮刺片6はその外周面にスリット帯板2aが直
接巻かれる。
拡縮刺片6と内筒体5の両幅端には弾性ゴム板7が取付
けられており、この弾性ゴム板7によって拡縮刺片6は
内筒体5に引き寄せられている。
弾性ゴム板7は拡縮刺片6が突起6aを中心にして内筒
体5に対して回転するのを防いでいる。
一方、内筒体5の外周面には円周方向に一定間隔毎に拡
縮刺片6の突起6aを挿入するための六8が形成されて
いる。この六8は拡縮刺片6が半径方向で拡縮を達成さ
せるために必要なものであり、これにより、拡縮刺片6
は半径方向に拡縮自在となるのである。
六8は内筒体5の半径方向に設けられ、六8の深さは内
筒体5の弔径方向の厚みの半分程度まである。入日の底
には内筒体5の軸芯方向に向けて該内筒体5の側面を貫
通した孔9が穿設されている。孔9の両端開口部は段差
して孔の径が大きくなっている。この孔9には拡縮棒1
0が挿入されている。
拡縮捧10の側周面の一部には窪み11が形成されてい
る。この窪み11は拡縮棒10を孔9に正しくセントし
たとき穴8から外れる位置に形成されている。又この状
態で拡縮刺片6の突起6aの先端が拡縮棒lOの側周面
に当接している。この突起6aの先端が拡縮棒10の側
周面に当接した状態で、拡縮刺片6の内周面とその内側
に位置する内筒体5の外周面との間には隙間が空くよう
に、突起6aの突起量が選定されている。
拡縮棒lOは一端をリング状板12で又他端をそこに填
め込まれた鋼球13で挾持されて孔9にセットされてい
る。また、各内筒体5の孔9にセットされた拡縮棒10
同士はリング状板12と鋼球13を介して相互に挾持さ
れ、又両端に位置する転がり軸受13aと鋼球13は回
転駆動軸3に螺合された金具14と15によって挟持さ
れている。
即ち、各内筒体5の孔9にセットされている各拡縮棒l
Oは、リング状板12と鋼球13を介して最終的には連
続する分割巻取胴4の両端側に取付けられた金具14及
び15によって挟持されて、一定の位置に保持されてい
る。そして、金具14と15を第1図において図の左方
向に移動させると、各内筒体5の孔9にセットされてい
る各拡縮棒10が左側に移動して、各拡縮棒10の窪み
11を穴8の位置に到来させと、拡縮温片6は弾性ゴム
板7に引き寄せられて、拡縮温片6の突起6aが拡縮棒
lOの窪み11に落ち込み、拡縮温片6は半径方向に縮
小する。拡縮温片6が縮小することにより、各分割巻取
胴4に巻かれていたスリット帯板2aを簡華に分割巻取
胴4から抜き取ることができる。
前記回転駆動軸3は内部軸16と該内部軸16の外周に
一体的に係合された外筒軸17とから構成される。この
回転駆動軸3の外周には前記分割巻取胴4が取付けられ
ていて、分割巻取胴4に回転力を与える機能を果たすも
のである。
前記外筒軸17は、単体の部品から構成される場合(第
1図及び第2図で一点鎖線より上側)と、分割された複
数の分割外筒軸17aから構成される場合(第1図及び
第2図で一点鎖線より下側)とがある。
外筒軸17の外周面には複数のプランジャ18が放射状
に配置されている。プランジャ18は前記分割巻取胴4
の位置に対応する箇所に各々配置されている。同一円周
上には60度の角度の間隔で6個配置され、それを1&
llとして分割巻取胴4の数の分つまり実施例では5組
配置されている。
プランジャ18は外筒軸17の外周面側に形成されたプ
ランジャ室19に、外筒軸17の半径方向に往復運動で
きるように配置されている。プランジャ室19は外筒軸
17の外周面からその内部側に半径方向に形成されてお
り、プランジャ室19の底面にはプランジャ18を流体
圧で作動させるために流体用の吸入弁20と吐出弁21
が設けられている。またプランジャ18を先端側に付勢
するバネ22がプランジャ18の後方のプランジャ室1
9内に設けられている。バネ22はその付勢力が弱いも
のが使用されている。
プランジャ18の先端にはローラー18aが設けられて
いる。このローラー183は前記内筒体5の内周面5a
に形成された波形二次曲面に常時内接していて、通常の
場合には内接している箇所を押圧するのみで、移動つま
り波形二次曲面上をローラー183が転勤することはな
い、ローラー18aが内接している箇所を押圧するのみ
の場合には、外筒軸17と分割巻取胴4は一体となって
回転することになる。特別の場合には波形二次曲面上を
ローラー18aが転勤することがあり、ローラー18a
が転動する場合には波形二次曲面の山と谷のためにプラ
ンジャ18は往復運動する。
ローラー18aが転勤する場合には外筒軸17の回転力
が分割巻取胴4に伝達されず、分割巻取胴4が回転しな
いことになる。つまり、分割巻取胴4は外筒軸17に対
して相対的に回転することになる。このため、分割巻取
胴4は外筒軸17の先端側に螺合された抑え金具23に
より、ころがり軸受24を介して外筒軸17を回転可能
に挾持した前記ローラー5bとローラー18aにより外
筒軸17に相対的に回転することができるように構成さ
れている。
ところで、外筒軸17が分割された複数の分割外筒軸1
7aから構成される場合(第1図及び第2図で一点鎖線
より下側参照)には、各分割外筒軸17aには少なくと
も1組のプランジャ18が等角度の間隔で放射状に配置
されている。各分割外筒軸17aを貫通した連結ボルト
25の両端を、回転駆動軸3の先端に設けられた連結金
物26と回転駆動軸3の基端側の外筒軸17で支持する
ことにより、各分割外筒軸17aは回転駆動軸3に一体
的に結合されている。また、回転駆動軸3の回転力は、
分割外筒軸17a同士、分割外筒軸17aと外筒軸17
、分割外筒軸17aと連結ボルト25、との間に各々設
けた連結ピン27によって分割外筒軸17aに伝達され
る。
前記内部軸16の内部には前記各プランジャ室19の吸
入弁20と吐出弁21に連通ずる吸入路28と吐出路2
9が軸芯方向に設けられている。
内部軸16の外周面には各プランジャ室19の吸入弁2
0と吐出弁21の位置に対応する箇所に円周方向に円周
溝30が形成され、又これら円周溝30に吸入路28と
吐出路29が連通している。
また、内部軸16の外周面の円周方向には各円周a30
からの流体の漏洩を防止する0リング31が各円周a3
0の両隣の位置に設けられている。
なお、吐出路29は1個のみ(第1図参照)でもよく又
分割巻取胴4毎(第2図参照)に設けることもできる。
第3図はプランジャから分割巻取胴への巻取り回転力の
伝達を説明するための模式図である。
第2図に示すプランジャ18の敗や分割巻取胴4の波形
二次曲面の輪郭にかかわらず、巻取り回転力がほぼ一定
になるようにプランジャ18及び波形二次曲面の輪郭が
決定される。
第4図は多条帯板の巻取り装置の概略図である。
巻取り装置1には例えば電動機又は油圧モーターなどか
らなる駆動機32や減速機33などが備えられている0
例えば電動機又は油圧モーターなどからなる駆動機32
は、公知の方法で巻太り直径に比例して回転速度が低下
し、発生トルクは逆に大きくなる。即ち、 r回転速度×発生トルクj がほぼ一定になるように制御されている。
分割巻取胴4の回転駆動軸3は減速機33の出力軸を兼
ねており、軸端には液圧又は空圧などの流体圧の回転接
手34が備えられていて、液又は空気などの流体をプラ
ンジャ18に供給し、プランジ中18の吐出圧力を制御
するための流体圧ユニット35と管で連結されている。
スリット帯板2aが分割巻取胴4に巻取られているが、
図の右端のスリット帯板2aは2個の分割巻取胴4にま
たがって巻取られている。
第5図は流体圧回路の実施例の系統図である。
この実施例では、分割巻取胴4を二つの群に別けてプラ
ンジ中18のポンプ作用による吐出圧力を制御する場合
を示している。
吸入路28の上流側にはポンプ36とリリーフ弁37が
配置されており、ポンプ36は流体としての液又は空気
の供給用であり、リリーフ弁37はポンプ36の保護用
である。また、二つの異なる吐出路29の下流側には各
々流量制御弁38と比例電磁リリーフ弁39が配置され
ている。吸入路2日の上流と吐出路29の下流は同じタ
ンク40に連通している。
プランジャ18の制御は次のようにしてなされる。即ち
、ポンプ36による流体は回転接手34を通ってプラン
ジャ室19に送りこまれ、プランジャ18のポンプ作用
による吐出流体は回転接手34を通って外部に取り出さ
れ、流量制御弁38で絞られて圧力を発生しその圧力は
、比例電磁リリーフ弁39によって成るスリット帯板2
aの巻太り直径に比例して上昇するように制御されてい
る。
第5図では比例電磁リリーフ弁39を2個設けているが
、分割巻取胴4ごとに1個を設けて分割巻取胴4ごとに
吐出圧力を制御することも、1個にして分割巻取胴4全
部の吐出圧力を同一にして制御することも可能である。
第6図は流体圧回路の他の実施例の系統図である。
プランジャ室19の吐出回路に、ポンプ41により外部
から成るスリット帯板2aの巻太り直径に比例して増加
する圧力を加える例である。
吸入路28の上流側にはポンプ36とリリーフ弁37が
配置されており、ポンプ36は流体としての液又は空気
の供給用であり、リリーフ弁37はポンプ36の保護用
である。また、吐出路29の下流側は途中から分岐して
タンク40に連通している。そして、分岐した下流側の
一方には流量制御弁38と比例1aif!リリーフ弁3
9が配置され、又他方にはポンプ41と逆止弁42が配
置されている。
逆止弁42はプランジャ室19そのものの吐出圧力より
若干高い圧力をポンプ41で供給するための弁である。
この例はプランジ中室19による吐出量が少なく圧力を
制御しがたい時に有効である。この図では全ての分割巻
取胴4のプランジャ室19に対しても1個のポンプ41
を備えているが、個々に備えることも、群に対して備え
ることも、群に対して備えることも可能である。
第7図は多条帯板の巻取り装置を装備した巻取り設備の
概略側面模式図である。
図において、2は帯板、2aはスリット帯板、43は巻
戻し機、44は案内ローラ、45はスリッターである。
図でみるようにループビットと張力付与装置が不要であ
るので、設備の所要面積が小さくなり設備自体も簡単に
なっている。
次に上記実施例の構成に基づく多条帯板の巻取り装置の
作用について説明する。
多条のスリ・ノド帯板2aの巻取り開始に先立ち、各ス
リット帯板2aの先端を対応する各分割巻取胴4にクラ
ンプする必要があるが、これは粘着テープによる貼付止
めや、分割巻取胴4又は拡縮胴枠6の外周に設けたクラ
ンプ溝などを利用する公知の方法で容易に行われる。
駆動機32を駆動させて回転駆動軸3を回転させる。回
転駆動軸30回転トルクは各分割巻取胴4の内周面5a
を流体圧により押圧するプランジャ1Bを介して各分割
巻取胴4に伝達され、分割巻取胴4はプランジャ18を
介して回転駆動軸3と一体となって回転してスリット帯
板2aを巻取り始める。
巻取りが開始されたあとの作用は次のとおりである。
第3図において、プランジャ18の受圧面積をAaj、
プランジャ18に作用する圧力をP kgf/−とすれ
ば、 Fa=A’P Fy=F1cotα 従って、1個のプランジャ18により分割巻取胴4に伝
達される巻取り回転力は、 Fy  ・R=R−F、 cot a =R−A−Pcotcr ある圧力Pの時にプランジャ18によって分割巻取胴4
に伝達される巻取り合回転力がプランジャ18と分割巻
取胴4の内周面5aに形成した波形二次曲面の相対位置
の如何にかかわらずほぼ一定になるように、プランジャ
18の数と波形二次曲面の輪郭を選べば、上式のR−A
−cotαがほぼ一定となり、分割巻取胴4に伝達され
る巻取り回転力は圧力Pにほぼ比例することになる。
一方、スリット帯板2aを一定の張力で巻取る時、必要
な巻取り回転力は、 張力X巻太り直径 になり、巻太るにつれて巻取り回転力を大きくしなけれ
ばならないが、これはプランジャ18に作用する圧力P
を第5図または第6図の比例電磁リリーフ弁39により
巻太り直径に比例して大きくすることにより達成される
同一幅の多条のスリット帯板2aの巻取りにおいては、
あるスリット帯板2aの巻太り直径に比例して圧力Pが
上昇するように制御し、この圧力Pをすべての分割巻取
胴4のプランジャ18に作用されると、総ての分割巻取
胴4の巻取り回転力は同一になり、同一の巻取り回転力
を各スリット帯板2aの巻太り半径で割った値が巻取り
張力になる0通常各スリット帯板2aの巻太り直径の差
は僅少なので各スリット帯板2aの巻取り張力はほぼ同
一になる。
もし成る条のスリ、ト帯板2aが著しく巻太ると、その
条のスリット帯板2aは引き延ばされた状態でを取られ
るので張力は大きくなり、巻太り直径が著しく大きいこ
とと相俟って、必要な巻取り回転力が伝達される巻取り
回転力を土建るので、その条のスリット帯板2aを巻取
っている分割巻取胴4は大きなすべりを生じながら回転
して平均巻取り速度は低下する。この間に他の条は小さ
なすべりで回転を続は巻太るにつれて伝達される巻取り
回転力も大きくなるので、今迄大きなすべりを生じなが
ら回転していた分割巻取胴4も小さなすべりで回転を続
けることになるのである。
また、プランジャ18に作用する圧力を個々の分割巻取
胴4ごとに制御し、又は複数の分割巻取胴4ごとに制御
すれば、帯板2を種々の幅のスリット帯板2aにスリッ
トしたときも、単位幅あたりの張力を一定にして巻取る
ことができる。
もしスリット帯板2aの幅が多様で第1図の一点鎖線よ
り上半分に示すような外筒軸17では対処しきれないと
きは、第1図の一点鎖線より下半分に示すような分割外
筒軸17aを採用すれば、スリット帯板2aの条幅に応
じて分割外筒軸17aを交換できるので便利である。
また、巻取られた多条の各スリット帯板2aは分割巻取
胴4を固く抱き締めているので容易に分割巻取胴4から
抜き取ることができないが、分割巻取胴4の外周が拡縮
刺片6で構成されていて、拡縮刺片6を半径方向に拡張
した状態で巻取り、抜き出すときには、拡縮刺片6を半
径方向に縮小すると容易に巻取られた多条の各スリット
帯板2aを抜き出すことができる。
なお、この発明は上記実施例に限定されるものではな(
、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし
得ることは勿論である。
〔発明の効果〕
以上の記載より明らかなように、この発明に係る多条帯
板の巻取り装置によれば、次のような効果を存する。
(1)巻取り装置の巻取胴を分割巻取胴にして、各分割
巻取胴毎に各スリット帯板を巻取るようにし、しかも各
分割巻取胴は所定以上の張力がスリット帯板に作用して
いるときには他の分割巻取胴が巻取りを続行していると
きでも巻取りを中止して、スリット帯板に作用する張力
がそれ以上に大きくなるのを未然に回避し、他のスリッ
ト帯板が同じ張力になるまで待つので、各分割巻取胴に
巻取られるスリット帯板の巻取り張力を均一にすること
ができる。
(2)従来の張力付与装置のように、多条のスリット帯
板の表面に直接又は間接的に摩擦片等を接触させてスリ
ット帯板に張力を付与するものではなく、巻取り装置の
各分割巻取胴の回転力を個々に調整しながら巻取り張力
を付与する機構であるので、多条のスリット帯板の表面
に擦り疵や押しつけによる紋様等を生じさせることがな
く、従って、擦り疵や紋様等を発生しやすい多条のスリ
ット帯板の品質を堝なうことなく巻取ることができる。
(3)従来の張力付与装置のように、多条のスリット帯
板の表面に直接又は間接的に摩擦片等を接触させてスリ
ット帯板に張力を付与するものではなく、巻取り装置の
各分割巻取胴の回転力を個々に調整しながら巻取り張力
を付与する機構であるので、多条のスリット帯板の表面
に防錆油等の油気があっても、その防錆油等によって滑
りを生じて巻取り張力が不安定になったり、場合によっ
ては巻取り不能というようなことは全くなく、確実に所
定の巻取り張力を付与することができる。
(4)巻取り装置に巻取られる多条のスリット帯板の巻
取り張力は、巻取り装置の各分割巻取胴の回転力を個々
に調整しながら巻取り装置自身によって付与されるので
、従来のように別個の張力付与装置を巻取り装置の前方
に設置する必要がなく、しかも、巻取り装置の各分割巻
取胴の巻取りを個々に必要に応じて中断させたりしなが
ら、多条のスリット帯板の巻取りを行っているので、た
るみ収容用のループビットの設備を必要とせず、従って
、張力付与装置とループビットを不要にでき、これによ
り、設備の所要面積を縮小でき、又設備も簡略化するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図はこの発明に係る多条帯板の巻取り装置
の実施例を示すものであって、第1図は回転駆動軸の外
周に取付けられた分割巻取胴の軸芯方向の断面図(一点
鎖線より上側は回転駆動軸の外部軸が量体で、一点鎖線
より下側は回転駆動軸の外部軸が複数に分割されている
)、第2図は第1図のA−A断面図、第3図はプランジ
ャから分割巻取胴への巻取り回転力の伝達を説明するた
めの模式図、第4図は多条帯板の巻取り装置の概略図、
第5図は流体圧回路の実施例の系統図、第6図は流体圧
回路の他の実施例の系統図、第7図は多条帯板の巻取り
装置を装備した巻取り設備の概略側面模式図である。 第8図は従来の巻取り設備の概略側面模式図である。 〔符号の説明〕 1:S取り装置   2;帯板 2aニスリツト帯板  3:回転駆動軸4:分割巻取胴
   5:内筒体 5a:内周面     5b二ローラー6:拡縮刺片 
   7も弾性ゴム板 8:穴     9:孔 10:拡縮捧     11:窪み 12:リング状板   13:鋼球 】4:金具      15:金具 16:内部軸     17:外筒軸 17a :分割外筒軸   18ニブランジャ18a:
ローラー    19ニブランジャ室20:吸入弁  
   21:吐出弁 22:バネ      23:抑え金具2.1・ころが
り軸受  25:連結ホルト26:連結金物    2
7;連結ピン28:吸入路     29:吐出路 30:円周溝     31二〇リング32:駆動機 
    33:減速機 34:回転接手    35:流体圧ユニット36:ポ
ンプ     37:リリーフ弁38:流量制御弁  
 39:比例電磁リリーフ弁40:タンク     4
1:ボンブ 42:逆止弁     43:巻取し機44:案内ロー
ル   45ニスリッター51:張力付与装置  52
:ループピソト53:従来の巻取り装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)幅広な帯板を該帯板の長手方向に沿って複数条に
    スリッテングして多条のスリット帯板に裁断分割した後
    に各スリット帯板を巻取胴に巻取る巻取り装置において
    、前記巻取り装置は回転駆動軸と該回転駆動軸の外周に
    取付けられた巻取胴とを有し、前記巻取胴は軸芯方向に
    分割された複数個のリング状の分割巻取胴から構成され
    、該分割巻取胴の内周面には円周方向に連続した波形二
    次曲面が形成され、前記回転駆動軸には波形二次曲面に
    沿って移動することにより半径方向に往復運動する複数
    のプランジャが各分割巻取胴に対応して放射状に配置さ
    れ、前記回転駆動軸の内部にはプランジャに流体を供給
    する供給路とプランジャから流体を吐出する吐出路とが
    設けられ、前記回転駆動軸の回転トルクは各分割巻取胴
    の内周面を流体圧により押圧するプランジャを介して各
    分割巻取胴に伝達されることを特徴とする多条帯板の巻
    取り装置。
  2. (2)回転駆動軸は、供給路と吐出路とが設けられてい
    る内部軸と、軸芯方向に分割され各々にはプランジャが
    放射状に配置されている複数個の分割外筒軸と、を有す
    る特許請求の範囲第1項記載の多条帯板の巻取り装置。
  3. (3)分割巻取胴は、内周面に円周方向に連続した波形
    二次曲面が形成された内筒体と、該内筒体の外周に円周
    方向に複数に分割され且つ分割巻取胴の半径方向に拡縮
    自在に設けられた拡縮胴片と、を有する特許請求の範囲
    第1項又は第2項記載の多条帯板の巻取り装置。
  4. (4)プランジャから流体を吐出する吐出路の下流側の
    途中には、吐出圧を制御するリリーフ弁が設けられてい
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載の多条帯板の巻
    取り装置。
  5. (5)プランジャから流体を吐出する吐出路の下流側の
    途中には、吐出圧を制御するリリーフ弁とポンプが並列
    に設けられている特許請求の範囲第1項又は第2項記載
    の多条帯板の巻取り装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02133213U (ja) * 1989-03-31 1990-11-06
JP2008173073A (ja) * 2007-01-19 2008-07-31 Shimano Inc 釣り用収納体
CN106111737A (zh) * 2016-06-24 2016-11-16 常州市瑞悦车业有限公司 一种钢卷开卷生产线
CN109230685A (zh) * 2018-08-10 2019-01-18 东莞市澳中电子材料有限公司 一种滑差轴的定位结构

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