JP2009113833A - キャップ、閉止装置および飲料入り閉止装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】開栓前には見えない位置に表示が形成され、かつ衛生性の点で問題がないキャップを提供する。
【解決手段】天板部とその周縁から垂下した筒部とを備えたキャップ本体と、天板部内面に設けられた合成樹脂製のライナー5とを備えたキャップ1。ライナー5表面に、レーザー光照射により表示15が形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、容器口元部を閉止するキャップ、このキャップを用いた閉止装置および飲料入り閉止装置に関する。
従来、製品管理や開封明示を目的として、外面に数字などの表示を形成したキャップが用いられている(特許文献1、2を参照)。
特開2005−162272号公報
特開2001−114312号公報
例えばキャンペーンへの応募などのためのパスワード等の情報を表示する場合には、開栓前には見えない位置に表示を形成する必要がある。
しかし、この種のキャップは容器の内容物に触れる可能性があるため、表示が衛生性を損なうことがないことがないようにする必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、開栓前には見えない位置に表示が形成され、かつ衛生性の点で問題がないキャップ、このキャップを用いた閉止装置および飲料入り閉止装置を提供することを目的とする。
しかし、この種のキャップは容器の内容物に触れる可能性があるため、表示が衛生性を損なうことがないことがないようにする必要がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、開栓前には見えない位置に表示が形成され、かつ衛生性の点で問題がないキャップ、このキャップを用いた閉止装置および飲料入り閉止装置を提供することを目的とする。
本発明のキャップは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備えたキャップ本体と、前記天板部内面に設けられた合成樹脂製のライナーとを備えたキャップであって、前記ライナー表面に、レーザー光照射により表示が形成されていることを特徴とする。
前記ライナーには、レーザー光照射部分を変色させる発色剤が添加されていることが好ましい。
本発明のキャップは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備えたキャップであって、前記天板部表面に、レーザー光照射により表示が形成されていることを特徴とする。
前記天板部には、レーザー光照射部分を変色させる発色剤が添加されていることが好ましい。
前記発色剤は、アンチモン被膜酸化スズを含むことが好ましい。
前記ライナーには、レーザー光照射部分を変色させる発色剤が添加されていることが好ましい。
本発明のキャップは、天板部とその周縁から垂下した筒部とを備えたキャップであって、前記天板部表面に、レーザー光照射により表示が形成されていることを特徴とする。
前記天板部には、レーザー光照射部分を変色させる発色剤が添加されていることが好ましい。
前記発色剤は、アンチモン被膜酸化スズを含むことが好ましい。
本発明の閉止装置は、容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、前記キャップが、上述のものであることを特徴とする。
本発明の飲料入り閉止装置は、飲料が充填された容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、前記キャップが、上述のものであることを特徴とする。
本発明の飲料入り閉止装置は、飲料が充填された容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、前記キャップが、上述のものであることを特徴とする。
本発明によれば、ライナーまたは天板部にレーザー光照射により表示を形成するので、開栓前は表示を確認できず、開栓によって表示を確認できるようになる。よって、例えばキャンペーンへの応募のための情報表示に適用でき、販売促進などに利用できる。
また、レーザー加工を採用するので、溶剤やインクが不要であり、飲料用容器のキャップとしての衛生性の点、および製造時の作業環境への影響の点で優れている。また、インク等を使用しないため付加コストを抑えることができることから、ランニングコストを低くできる。
また、レーザー加工により表示を形成するので、正確な加工が可能となり、他の方法により形成された表示に比べ、明瞭な表示を精度よく形成できる。
レーザー加工を採用することで、キャップに対し非接触で表示を形成できるため、キャップに損傷や摩耗が生じるおそれが少ない。また、短時間での加工が可能となるため、生産性の点でも有利である。
また、レーザー加工装置は、キャップの生産ラインへの組み込みが容易であり、コスト上昇を抑えることができる。
また、レーザー加工を採用するので、溶剤やインクが不要であり、飲料用容器のキャップとしての衛生性の点、および製造時の作業環境への影響の点で優れている。また、インク等を使用しないため付加コストを抑えることができることから、ランニングコストを低くできる。
また、レーザー加工により表示を形成するので、正確な加工が可能となり、他の方法により形成された表示に比べ、明瞭な表示を精度よく形成できる。
レーザー加工を採用することで、キャップに対し非接触で表示を形成できるため、キャップに損傷や摩耗が生じるおそれが少ない。また、短時間での加工が可能となるため、生産性の点でも有利である。
また、レーザー加工装置は、キャップの生産ラインへの組み込みが容易であり、コスト上昇を抑えることができる。
図1および図2は、本発明のキャップの第1の実施形態を用いた閉止装置を示すものである。
図1に示すように、キャップ1は、円板状の天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを有するキャップ本体4と、天板部2内面に設けられた略円板状のライナー5とを備えている。
符号50は、キャップ1が装着される容器を示す。容器50としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料やガラスからなる容器を例示できる。
図1に示すように、キャップ1は、円板状の天板部2とその周縁から垂下した筒部3とを有するキャップ本体4と、天板部2内面に設けられた略円板状のライナー5とを備えている。
符号50は、キャップ1が装着される容器を示す。容器50としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の合成樹脂材料やガラスからなる容器を例示できる。
筒部3は、スコア6(弱化ライン)によって、主部8と、ブリッジ7によって主部8に連結されたタンパーエビデンスリング部(TEリング部)9とに区画されている。
主部8の内周面には、容器50の雄ネジ52に螺合するネジ部10が形成されている。
TEリング部9の内周面には、開栓時に容器20の口元部21に係止してTEリング部9の移動を阻止する係止突起である薄板状のウィング11が設けられている。
キャップ本体4は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂からなる。
主部8の内周面には、容器50の雄ネジ52に螺合するネジ部10が形成されている。
TEリング部9の内周面には、開栓時に容器20の口元部21に係止してTEリング部9の移動を阻止する係止突起である薄板状のウィング11が設けられている。
キャップ本体4は、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂からなる。
ライナー5は、ポリプロピレンとゴムをブレンドしたもの、ポリエチレン、EVA(エチレン酢酸ビニル共重合体)などの比較的軟質の合成樹脂材料を略円板状に成形してなるもので、厚さは例えば0.1〜1.0mmとすることができる。
ライナー5には、容器50の開口端部の内縁に沿う内側シール突起12が形成されている。
ライナー5には、容器50の開口端部の内縁に沿う内側シール突起12が形成されている。
図2に示すように、ライナー5の表面には、レーザー光照射により表示15が形成されている。表示15は、色や凹凸によって識別できるようになっている。
表示15は、特に限定されないが、例えば、数字、文字などの記号、図形などを表すものである。
具体的には、例えばキャンペーンへの応募などのためにインターネット上の特定サイトにアクセスする際に必要となる情報(パスワードとなる文字など)、製品管理用の情報(製造ロット、製造時間、賞味期限などを表す数字など)、真正品であることを示す情報などが考えられる。
上記特定サイトへのアクセスのための情報は、販売促進に利用できる。製品管理用の情報は、製品に問題があった場合に追跡調査が可能になるため、原因究明を容易にすることができる。真正品であることを示す情報は、偽造品の排除に効果的である。
また、図形としては、商品やメーカーのロゴマーク等が挙げられる。このほか、写真などの画像も可能である。レーザー加工の採用により、精細かつ自由な意匠の表示15を形成できる。
表示15は、特に限定されないが、例えば、数字、文字などの記号、図形などを表すものである。
具体的には、例えばキャンペーンへの応募などのためにインターネット上の特定サイトにアクセスする際に必要となる情報(パスワードとなる文字など)、製品管理用の情報(製造ロット、製造時間、賞味期限などを表す数字など)、真正品であることを示す情報などが考えられる。
上記特定サイトへのアクセスのための情報は、販売促進に利用できる。製品管理用の情報は、製品に問題があった場合に追跡調査が可能になるため、原因究明を容易にすることができる。真正品であることを示す情報は、偽造品の排除に効果的である。
また、図形としては、商品やメーカーのロゴマーク等が挙げられる。このほか、写真などの画像も可能である。レーザー加工の採用により、精細かつ自由な意匠の表示15を形成できる。
図示例の表示15は、内側シール突起12のやや内側に、内側シール突起12に沿って円弧状に配列された複数の数字および文字からなるが、表示15はライナー5表面のいずれの位置に形成してもよい。例えば、中央付近に形成することもできる。
ライナー5は、レーザー光照射によりライナー5を変色させる発色剤が添加されていることが好ましい。発色剤の添加により、他の部分とは異なる色の表示15を形成でき、識別性を高めることができる。
発色剤としては、アンチモン被膜酸化スズ、マイカ、酸化アンチモン(Sb2O3)、酸化チタン、酸化珪素、金属粉(例えばアルミニウム粉末、アルミニウム合金粉末)などが好ましく、これらのうち1つを用いてもよいし、2以上を併用してもよい。
アンチモン被膜酸化スズとしては、例えば(Snx/Sb1−x)O2で表されるものが使用できる。
特に、アンチモン被膜酸化スズを使用すると、明瞭な表示15を形成できるため好ましい。なかでも、アンチモン被膜酸化スズとマイカを併用するのが好ましい。
発色剤としては、アンチモン被膜酸化スズ、マイカ、酸化アンチモン(Sb2O3)、酸化チタン、酸化珪素、金属粉(例えばアルミニウム粉末、アルミニウム合金粉末)などが好ましく、これらのうち1つを用いてもよいし、2以上を併用してもよい。
アンチモン被膜酸化スズとしては、例えば(Snx/Sb1−x)O2で表されるものが使用できる。
特に、アンチモン被膜酸化スズを使用すると、明瞭な表示15を形成できるため好ましい。なかでも、アンチモン被膜酸化スズとマイカを併用するのが好ましい。
発色剤の添加量は、ライナー5を構成する合成樹脂材料100質量部に対し0.1〜5質量部(好ましくは0.3〜2質量部、さらに好ましくは0.5〜1質量部)とするのが好適である。
発色剤の添加量を0.1質量部以上とすることで表示15に十分な識別性を与え、5質量部以下とすることでライナー5の機械的強度への悪影響を抑えることができる。
発色剤の添加量を0.1質量部以上とすることで表示15に十分な識別性を与え、5質量部以下とすることでライナー5の機械的強度への悪影響を抑えることができる。
図3は、表示15を形成するのに使用できるレーザー加工装置の一例を示すものである。
このレーザー加工装置は、レーザー発生ユニット71と、第1ミラー72と、第1ミラー72の向きを制御する第1制御部73と、第2ミラー74と、第2ミラー74の向きを制御する第2制御部75と、レンズ76とを備えている。
レーザー発生ユニット71としては、YAGレーザー、CO2レーザー、COレーザー、エキシマレーザなどがある。なかでも特に、低コスト化が可能なYAGレーザーが好ましい。
このレーザー加工装置は、レーザー発生ユニット71と、第1ミラー72と、第1ミラー72の向きを制御する第1制御部73と、第2ミラー74と、第2ミラー74の向きを制御する第2制御部75と、レンズ76とを備えている。
レーザー発生ユニット71としては、YAGレーザー、CO2レーザー、COレーザー、エキシマレーザなどがある。なかでも特に、低コスト化が可能なYAGレーザーが好ましい。
レーザー発生ユニット71から出射したレーザー光は、ミラー72、74で反射し、レンズ76を経てキャップ1のライナー5に照射される。YAGレーザーからのレーザー光の波長は例えば1064nmである。表示15は、レーザー光の照射部分が炭化や発泡により変色したり凹部となることによって形成される。
コンピュータ等の制御部73、75によってミラー72、74の向きを調整することで所望の領域にレーザー光を照射できるため、ライナー5には、あらかじめ定められた文字等からなる表示15が形成される。
ライナー5が発色剤を含む場合には、レーザー光が照射された部分に存在する発色剤がレーザー光のエネルギーを吸収するために起こる発熱により、この部分の変色が促され、明瞭な表示15が形成される。
このレーザー加工装置は、制御部73、75によってミラー72、74の向きを調整することで、表示15を容易に変更できる。また、レーザー発生ユニット71は出力調整が可能であるため、ライナー5の材料に応じた出力を選択することができる。
コンピュータ等の制御部73、75によってミラー72、74の向きを調整することで所望の領域にレーザー光を照射できるため、ライナー5には、あらかじめ定められた文字等からなる表示15が形成される。
ライナー5が発色剤を含む場合には、レーザー光が照射された部分に存在する発色剤がレーザー光のエネルギーを吸収するために起こる発熱により、この部分の変色が促され、明瞭な表示15が形成される。
このレーザー加工装置は、制御部73、75によってミラー72、74の向きを調整することで、表示15を容易に変更できる。また、レーザー発生ユニット71は出力調整が可能であるため、ライナー5の材料に応じた出力を選択することができる。
キャップ1を容器50の口元部51に装着した後、このキャップ1を開栓方向に回すと、TEリング部9の内面に設けられたウィング11が膨出段部53下端に係止することから、キャップ本体4の主部8は回転に従って上昇する一方、TEリング部9は上方への移動が阻止される。
このため、筒部3の主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断し、TEリング部9が主部8から切り離されてキャップ1が開栓される。
このため、筒部3の主部8とTEリング部9とを連結しているブリッジ7に引張力が作用し、これらブリッジ7が破断し、TEリング部9が主部8から切り離されてキャップ1が開栓される。
キャップ1によれば、ライナー5に表示15を形成するので、開栓前は表示15を確認できず、開栓によって表示15を確認できるようになる。よって、例えばキャンペーンへの応募のための情報表示に適用でき、販売促進などに利用できる。
また、レーザー加工を採用するので、印刷により表示を形成する場合とは異なり、溶剤やインクが不要であり、飲料用容器のキャップとしての衛生性の点、および製造時の作業環境への影響の点で優れている。また、インク等を使用しないため付加コストを抑えることができることから、ランニングコストを低くできる。
レーザー加工により表示15を形成するので、正確な加工が可能となり、他の方法により形成された表示に比べ、明瞭な表示15を精度よく形成できる。
レーザー加工を採用することで、キャップ1に対し非接触で表示15を形成できるため、キャップ1に損傷や摩耗が生じるおそれが少ない。また、短時間での加工が可能となるため、生産性の点でも有利である。
また、上記レーザー加工装置は、キャップ1の生産ラインへの組み込みが容易であり、コスト上昇を抑えることができる。
さらには、コンピュータ等の制御部73、75によってミラー72、74の向きを調整するように構成されているので、レーザー加工条件の変更が容易であり、例えば製品ごとに異なる表示15を形成することも可能である。また、被加工物の変更にも迅速に対応できる。
また、レーザー加工を採用するので、印刷により表示を形成する場合とは異なり、溶剤やインクが不要であり、飲料用容器のキャップとしての衛生性の点、および製造時の作業環境への影響の点で優れている。また、インク等を使用しないため付加コストを抑えることができることから、ランニングコストを低くできる。
レーザー加工により表示15を形成するので、正確な加工が可能となり、他の方法により形成された表示に比べ、明瞭な表示15を精度よく形成できる。
レーザー加工を採用することで、キャップ1に対し非接触で表示15を形成できるため、キャップ1に損傷や摩耗が生じるおそれが少ない。また、短時間での加工が可能となるため、生産性の点でも有利である。
また、上記レーザー加工装置は、キャップ1の生産ラインへの組み込みが容易であり、コスト上昇を抑えることができる。
さらには、コンピュータ等の制御部73、75によってミラー72、74の向きを調整するように構成されているので、レーザー加工条件の変更が容易であり、例えば製品ごとに異なる表示15を形成することも可能である。また、被加工物の変更にも迅速に対応できる。
図4および図5は、本発明のキャップの第2の実施形態を示すものである。以下の説明において、図1に示すキャップ1との共通部分については同一符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、キャップ21は、ライナー5が設けられていない点で、図1に示すキャップ1と異なる。
図4に示すように、キャップ21は、ライナー5が設けられていない点で、図1に示すキャップ1と異なる。
天板部2には、容器50の口元部51に嵌入して容器50の内面に当接する内側シール突起13と、口元部51の開口端部の外縁に当接する外側シール突起14が形成されている。キャップ21は高密度ポリエチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂からなる。
キャップ21には、上述の発色剤が添加されていることが好ましい。
図5に示すように、天板部2の内面には、レーザー光照射により文字等の表示15が形成されている。図示例の表示15は、内側シール突起13のやや内側に、内側シール突起13に沿って円弧状に配列された複数の数字および文字からなる。
キャップ21には、上述の発色剤が添加されていることが好ましい。
図5に示すように、天板部2の内面には、レーザー光照射により文字等の表示15が形成されている。図示例の表示15は、内側シール突起13のやや内側に、内側シール突起13に沿って円弧状に配列された複数の数字および文字からなる。
キャップ21においても、天板部2に表示15を形成するので、開栓前は表示15を確認できず、開栓によって表示15を確認できるようになる。よって、例えばキャンペーンへの応募のための情報表示に適用でき、販売促進などに利用できる。
また、レーザー加工を採用するので、印刷により表示を形成する場合に比べ、衛生性、作業環境、コスト等の点で優れている。
また、レーザー加工を採用するので、印刷により表示を形成する場合に比べ、衛生性、作業環境、コスト等の点で優れている。
図6および図7は、本発明のキャップの第3の実施形態を用いた閉止装置を示すものである。
キャップ31は、天板部32とその周縁から垂下した筒部33とを有するキャップ本体34と、天板部32内面に設けられたライナー35とを備えている。
なお、図6には容器60の口元部61に合わせて成形した状態のキャップ31を示し、図7には成形前のキャップ31を示す。
キャップ31は、天板部32とその周縁から垂下した筒部33とを有するキャップ本体34と、天板部32内面に設けられたライナー35とを備えている。
なお、図6には容器60の口元部61に合わせて成形した状態のキャップ31を示し、図7には成形前のキャップ31を示す。
筒部33は、スコア36(弱化ライン)によって、主部38と、ブリッジ7によって主部38の下端に連結されたTEリング部39とに区画されている。
筒部33には、キャップ31を容器60の口元部61に装着する際にネジ部40が形成される。ネジ部40は、口元部61の雄ネジ62に沿う形状となるように形成される。
TEリング部39の下部は、口元部61の膨出段部63に沿って内方に湾曲した裾部41とされ、開栓時に膨出段部63に係止するようになっている。
キャップ本体34はアルミニウム、アルミニウム合金、スチールなどの金属からなる。
ライナー35には、上述のライナー5と同様の材料を使用でき、上述の発色剤が添加されていることが好ましい。
図7に示すように、天板部2の内面には、レーザー光照射により文字等の表示15が形成されている。
筒部33には、キャップ31を容器60の口元部61に装着する際にネジ部40が形成される。ネジ部40は、口元部61の雄ネジ62に沿う形状となるように形成される。
TEリング部39の下部は、口元部61の膨出段部63に沿って内方に湾曲した裾部41とされ、開栓時に膨出段部63に係止するようになっている。
キャップ本体34はアルミニウム、アルミニウム合金、スチールなどの金属からなる。
ライナー35には、上述のライナー5と同様の材料を使用でき、上述の発色剤が添加されていることが好ましい。
図7に示すように、天板部2の内面には、レーザー光照射により文字等の表示15が形成されている。
上記閉止装置は、炭酸飲料、果汁飲料、茶飲料、コーヒー飲料等の飲料を容器に充填することによって、飲料入り閉止装置とすることができる。
1、21、31・・・キャップ、2、32・・・天板部、3、33・・・筒部、4、34・・・キャップ本体、5、35・・・ライナー、15・・・表示。
Claims (7)
- 天板部(2)とその周縁から垂下した筒部(3)とを備えたキャップ本体(4)と、
前記天板部内面に設けられた合成樹脂製のライナー(5)とを備えたキャップであって、
前記ライナー表面に、レーザー光照射により表示(15)が形成されていることを特徴とするキャップ(1)。 - 前記ライナーに、レーザー光照射部分を変色させる発色剤が添加されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 天板部(2)とその周縁から垂下した筒部(3)とを備えたキャップであって、
前記天板部表面に、レーザー光照射により表示が形成されていることを特徴とするキャップ(21)。 - 前記天板部に、レーザー光照射部分を変色させる発色剤が添加されていることを特徴とする請求項3に記載のキャップ。
- 前記発色剤は、アンチモン被膜酸化スズを含むことを特徴とする請求項2または4に記載のキャップ。
- 容器(50)と、その口元部(51)に装着されるキャップとを備えた閉止装置であって、
前記キャップは、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のものであることを特徴とする閉止装置。 - 飲料が充填された容器と、その口元部に装着されるキャップとを備えた飲料入り閉止装置であって、
前記キャップは、請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のものであることを特徴とする飲料入り閉止装置。
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JP2007288320A JP2009113833A (ja) | 2007-11-06 | 2007-11-06 | キャップ、閉止装置および飲料入り閉止装置 |
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- 2007-11-06 JP JP2007288320A patent/JP2009113833A/ja active Pending
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