JP2009113536A - トルクセンサ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 入力軸と出力軸とを接続するトーションバーと、前記入力軸への入力トルクを検出するトルク検出手段と、前記トルク検出手段を収容するハウジングと、前記トルク検出手段の検出信号を処理する制御基板と、前記トルク検出手段と前記制御基板を接続するハーネスとを有するトルクセンサにおいて、前記ハウジングに、前記トルク検出手段と前記制御基板とに開口する作業用窓を設け、この作業用窓に前記ハーネスを挿通することとした。
【選択図】 図5
Description
実施例1につき説明する。図1は電動パワーステアリング装置のシステム構成図である。電動パワーステアリング装置は、モータ制御装置1、ステアリングホイールSW、ステアリングシャフトSS、トルクセンサTS、入力軸IN、ラック&ピニオン(操舵機構:ラックR、ピニオンP)、転舵輪FL,FRを有する。モータ制御装置1内にはモータ3(他の負荷)が設けられ、電源BATTにより駆動される。
図2は電動パワーステアリング装置の軸方向断面図(図3のII−II断面)、図3は径方向断面図(図2のI−I断面)である。なお、図2における電動パワーステアリング装置の軸方向と平行にy軸をとり、図2の図面に平行かつy軸と直交する方向をx軸と定義する。また、図2の法線方向をz軸と定義する。
第1ハウジング2aはセンサハウジング11、モータハウジング12、および基板ハウジング13を有する。モータハウジング12と基板ハウジング13は一体に形成されている。モータハウジング12はセンサハウジング11に対しz軸負方向側に設けられ、基板ハウジング13はセンサハウジング11のz軸負方向側であってモータハウジング12のx軸正方向側に設けられている。
図4は制御基板400における操舵トルク検出の制御構成である。制御基板400には発振回路401、差動増幅回路402、全波整流回路403、および平滑化回路404が設けられている。なお、図4ではコイル200、ピン210、中継基板220、およびハーネス300をコイル部20と総称する。
図5は基板ハウジング13およびセンサハウジング11の斜視図である。なお、入力軸INも示す。作業用窓100のコイル側開口部120からはコイル200の端子ピン210に接続された中継基板220が視認可能である。また、組みつけ時には作業用窓100にハーネス300を通し、一端をコイル側開口部120から中継基板220に接続する。ハーネス300の他端は制御基板側開口部110から引き出され、制御基板400に接続される。
(コイル挿入)
コイル200を単体でセンサハウジング11のコイル挿入窓11cから挿入することでトルクセンサTSを形成する。
コイル200を挿入後、中継基板220を作業用窓100のコイル側開口部120から挿入し、中継基板220をコイル200の端子ピン210に接続する。半田付けを行う際は、コイル200を挿入した後に中継基板220と端子ピン210とを半田付けすることとなるため、あらかじめ端子ピン210と中継基板220を半田付けしてからコイル200を挿入する場合と比べて作業性がよい。
ハーネス300を作業用窓100に通し、一端を中継基板220に接続するとともに他端を制御基板側開口部110から引き出して制御基板400と接続する。コイル200とハーネス300とが別工程で組みつけられ、また作業用窓100の開口部110,120を用いて作業可能であるため作業性がよい。
(1)入力軸INとピニオンPとを接続するトーションバー8と、入力軸INへの入力トルクを検出するコイル200(トルク検出手段)と、コイル200を収容するハウジング2と、コイル200の検出信号を処理する制御基板400と、コイル200と制御基板400を接続するハーネス300とを有するトルクセンサTSにおいて、ハウジング2に、コイル200と制御基板400とに開口する作業用窓100を設け、この作業用窓100にハーネス300を挿通することとした。
(7)中継基板220は、コイル200の端子ピン210に接続された際、制御基板側開口部110の外部まで延在する延在部221を有することとした。これにより、制御基板側開口部110から中継基板220を作業用窓100に挿入し、延在部221を保持して中継基板220を端子ピン210に接続することで接続が完了するため、作業性を向上させることができる。
(8)中継基板220に、この中継基板220をセンサハウジング11に固定する固定部材222を設けることとした。これにより、中継基板220を確実にセンサハウジング11に固定することができる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を各実施例に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
2 ハウジング
3 モータ(他の負荷)
8 トーションバー
100 作業用窓
110 制御基板側開口部
120 コイル側開口部
130 ハーネス収容部
200 コイル
210 端子ピン
220 中継基板
221 延在部
222 固定部材
300 ハーネス
400 制御基板
IN 入力軸
P ピニオン
TS トルクセンサ
Claims (9)
- 入力軸と出力軸とを接続するトーションバーと、
前記入力軸への入力トルクを検出するトルク検出手段と、
前記トルク検出手段を収容するハウジングと、
前記トルク検出手段のトルク検出信号を処理する制御基板と、
前記トルク検出手段と前記制御基板を接続するハーネスと
を有するトルクセンサにおいて、
前記ハウジングに、前記トルク検出手段と前記制御基板とに開口する作業用窓を設け、この作業用窓に前記ハーネスを挿通すること
を特徴とするトルクセンサ。 - 請求項1に記載のトルクセンサにおいて、
前記ハーネスと前記トルク検出手段の端子ピンとを中継する中継基板を有し、
前記作業用窓であって前記トルクセンサ側に開口するトルク検出手段側開口部は、前記トルク検出手段外周であって前記センサハウジング外側に開口すること
を特徴とするトルクセンサ。 - 請求項1または請求項2に記載のトルクセンサにおいて、
前記作業用窓であって前記制御基板側に開口する制御基板側開口部は、前記ハウジングの内側に開口すること
を特徴とするトルクセンサ。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のトルクセンサにおいて、
前記制御基板は、前記トルク検出信号を処理するとともに他の負荷を制御し、
前記ハーネスは、前記制御基板に直接接続されること
を特徴とするトルクセンサ。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のトルクセンサにおいて、
前記作業用窓は、前記ハーネスを収容するハーネス収容部を有すること
を特徴とするトルクセンサ。 - 請求項5に記載のトルクセンサにおいて、
前記作業用窓は、前記トルク検出手段側開口部から前記制御基板側開口部に向かって拡幅する形状であること
を特徴とするトルクセンサ。 - 請求項1に記載のトルクセンサにおいて、
前記ハーネスと前記トルク検出手段の端子ピンとを中継する中継基板を有し、
前記中継基板は、前記トルク検出手段に接続された際、前記作業用窓であって前記制御基板側に開口する制御基板側開口部の外部まで延在する延在部を有すること
を特徴とするトルクセンサ。 - 請求項7に記載のトルクセンサにおいて、
前記中継端子に、この中継端子を前記ハウジングに固定する固定部材を設けること
を特徴とするトルクセンサ。 - 請求項7または請求項8に記載のトルクセンサにおいて、
前記制御基板側開口部は、前記ハウジングの内側に開口すること
を特徴とするトルクセンサ。
Priority Applications (1)
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