JP2007186145A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
操舵補助力の高出力化に対して低コストで適用可能であり、かつ、仕様変更が生じた際の変更部分を最小限に抑えることができる電動パワーステアリング装置のコントロールユニットを提供する。
【解決手段】
操舵補助用の電動モータの駆動を制御するコントロールユニットを備えた電動パワーステアリング装置において、コントロールユニットの基板部を、該基板部の放熱機能を備えたベース部と、該ベース部の上部開口を覆うように配されたカバー部とで構成されたケース内に収納し、かつ、コントロールユニットを固定するためのブラケットを、ベース部に取り付けた。
【選択図】図2
操舵補助力の高出力化に対して低コストで適用可能であり、かつ、仕様変更が生じた際の変更部分を最小限に抑えることができる電動パワーステアリング装置のコントロールユニットを提供する。
【解決手段】
操舵補助用の電動モータの駆動を制御するコントロールユニットを備えた電動パワーステアリング装置において、コントロールユニットの基板部を、該基板部の放熱機能を備えたベース部と、該ベース部の上部開口を覆うように配されたカバー部とで構成されたケース内に収納し、かつ、コントロールユニットを固定するためのブラケットを、ベース部に取り付けた。
【選択図】図2
Description
本発明は、電動パワーステアリングのコントロールユニットに関し、より詳細には、支持構造を改良して信頼性の向上を図ったコントロールユニットに関する。
一般に、電動パワーステアリング装置には、トルクセンサにより検出された操舵トルクなどに応じて、操舵補助用の電動モータの駆動を制御するコントロールユニット(ECU)が備えられている。
この種のコントロールユニットは、例えば特許文献1などに開示されており、図3は、従来のコントロールユニットの構造を示す分解斜視図である。同図において、コントロールユニット(ECU)100の制御回路は、マイコンおよびその周辺回路用としての基板101(以下、制御基板という)と、電動モータの駆動回路としてパワー素子などを実装するための基板102(以下、駆動基板という)とからなる2枚の基盤構造で構成されている。
制御基板101には、マイコンチップやその入出力回路を構成するトランジスタ等の回路部品、電源回路や電解コンデンサなどの回路要素、さらにはトルクセンサからの信号を受けたり、電動モータなどに制御信号を送るための外部接続用コネクタ103,104,105,106など、比較的小電流の部品が実装される。一方、駆動基板102には、発熱部品である半導体スイッチング素子107やシャント抵抗などの比較的大電流の部品が実装されている。そのため、駆動基板102が配されるケースのベース部108には、放熱部材が取り付けられている。
また、ベース部108には、該ベース部108の上面開口を覆うカバー部109が配される。このカバー部109には、車体への固定用の脚部材(ブラケット)110,111が、スポット溶接やネジ止めなどによって固定されている。
近年、電動パワーステアリング装置のECUは、操舵補助力の高出力化にともなって、駆動基板102のパワー素子などで発生した熱をより多く放熱可能にするために、ヒートシンク部材であるベース部108の重量を増加する傾向にある。その結果、ECUの全体重量が増加するため、ECUの支持構造に対して高い強度が求められている。
しかしながら、上記のような従来のECU100では、比較的強度が低いカバー部109にブラケット110,111を取り付ける構造になっているため、カバーそのものの強度を高める必要がある。これにより、ベース部108の重量だけでなく、カバー部109の重量も増加するため、ECU100の全体重量がさらに増加して、製造コストが嵩んでしまうという問題があった。
また、この種のECUでは、電動パワーステアリング装置が右ハンドル車(RHD)用か左ハンドル車(LHD)用かによって、ブラケット110,111の形状が異なる。ところが、上記のようなECU100では、このように一部の仕様が異なると、カバー部109全体の設計変更を余儀なくされるという問題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、操舵補助力の高出力化に対して低コストで適用可能であり、かつ、仕様変更が生じた際の変更部分を最小限に抑えることができる電動パワーステアリング装置のコントロールユニットを提供することにある。
本発明の上記目的は、操舵補助用の電動モータの駆動を制御するコントロールユニットを備えた電動パワーステアリング装置において、前記コントロールユニットの基板部を、該基板部の放熱機能を備えたベース部と、該ベース部の上部開口を覆うように配されたカバー部とで構成されたケース内に収納し、かつ、前記コントロールユニットを固定するためのブラケットを、前記ベース部に取り付けたことにより、達成される。
また、上記目的は、前記ブラケットを、ネジで固定することによって前記ベース部に取り付けるようにし、かつ、前記ベース部に前記ネジと螺合する複数のネジ止め部を備え、形状の異なる数種類のブラケットの取り付けに対応できるようにしたことにより、効果的に達成される。
本発明に係る電動パワーステアリング装置のコントロールユニット(ECU)によると、ECUを固定するためのブラケットは、ヒートシンク部材であるベース部に備えられている。これにより、操舵補助力の高出力化にともなってヒートシンク部材の重量が増加しても、安定したコントロールユニットの支持を維持することができる。しかも、従来のECUのように、ヒートシンク部材以外の重量を増加しなくてもよいので、操舵補助力の高出力化に適用可能なECUを低コストで製造することができる。
また、ブラケットが固定されるベース部には、形状の異なる数種類のブラケットの取り付けに対応できるように、複数のネジ止め部が備えられている。これにより、例えば右ハンドル車用と左ハンドル車用とで異なる形状のブラケットを用いる場合でも、基板部やケースなどのブラケット以外のモジュールを共通化することができ、ECUの製造コストおよび労力の軽減を図ることができる。
以下、図面を参照にしながら、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電動パワーステアリング装置の概略構成を示す説明図である。同図において、電動パワーステアリング装置1の動力伝達部では、先端側(図1左側)でステアリングホイール(図示せず)に連結するステアリングシャフト2が、筒状のステアリングコラム3内に回転自在に支持されている。このステアリングコラム3は、ブラケット4を介して車両内に取り付けられる。
また、ステアリングコラム3の基端側(図1右側)には、操舵補助用の電動モータ5とギヤボックス6が配されている。このギヤボックス6内には、電動モータ4の回転を減速してステアリングシャフト2に伝達するための減速機構(ウォーム減速機など)が収納されている。
また、ステアリングコラム3が取り付けられる車両内には、電動モータ5の駆動を制御するコントローラを収納したコントロールユニット(ECU)7が取り付けられている。このECU7は、ステアリングシャフト2に入力された操舵トルクや車速などの信号を各種センサから入力し、これらの信号に基づいて、電動モータ5の回転などを制御するようになっている。
次に、上記ECU7の内部構成について、図2の分解斜視図を参照にしながら説明する。同図に示すように、ECU7のケース10は、基部を形成するベース部11と、該ベース部11の上部開口を覆うように配されたカバー部12とから構成されている。
このケース10内に収納される基板部14は、大別すると、マイコンおよびその周辺回路用基板としての制御基板15と、電動モータ5の駆動回路用基板としての駆動基板16と、基板15,16と接続され、チョークコイル、電解コンデンサ、およびパワーリレー等の大電流が流れる部品を実装するとともに、電源コネクタおよびモータコネクタをインサート成型したコネクタ基板17とから構成されている。すなわち、制御基板15が、トルクセンサや車速センサなどの各種センサからの信号に基づいてアシスト量を演算し、電動モータ5への電流が、コネクタ基板17にインサート成型された電源コネクタ、チョークコイル、電解コンデンサ、およびパワーリレー等の大電流部品を経て、駆動基板16で調整され、再びコネクタ基板17のモータコネクタを介して電動モータ5に供給されるようになっている。
また、基板部14のうち駆動基板16には、半導体スイッチング素子やシャント抵抗などの発熱性部品が取付けられるため、該駆動基板16は、金属やセラミックなどの熱伝導性の高い材料で形成されている。そして、この駆動基板16で発生した熱は、ヒートシンク部材としての機能を備えているベース部11から外部に放出される。
また、ベース部11には、ECU7を車両内に固定するためのブラケット18,18が、ネジ穴19に嵌挿されたネジ20をベース部11の下面に配されたネジ止め部21に螺合することによって固定される。このブラケット18は、例えば電動パワーステアリング装置1が右ハンドル車(RHD)用か左ハンドル車(LHD)用かによって形状が異なる場合がある。そのため、本実施形態では、形状の異なるブラケット18の取り付けに対応できるように、ベース部11の下面には複数のネジ止め部21,21が配されている。したがって、このように形状の異なるブラケットを用いる場合には、ブラケット18だけを変更すればよく、ブラケット18以外のモジュールは、そのままの仕様で製造し、組み立てることができる。
以上のように、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1では、ECU7を固定するためのブラケット18を、ヒートシンク部材であるベース部11に取付けるようにした。すなわち、操舵補助力の高出力化にともなってヒートシンク部材の重量が増加しても、本実施形態のECU7の支持構造では、そのヒートシンク部材であるベース部11にブラケット18を取り付ける構造になっているので、ベース部11以外の部材に対して強度を向上するための重量増加などを施すことなく、ECU7の安定した支持を維持することができる。つまり、本実施形態に係る電動パワーステアリング装置1によれば、操舵補助力の高出力化に適用可能なECU7を、全体重量の増加を抑えて低コストに製造することができる。
以上、本発明の実施形態について具体的に説明してきたが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 電動パワーステアリング装置
7 コントロールユニット(ECU)
10 ケース
11 ベース部
12 カバー部
14 基板部
15 制御基板
16 駆動基板
17 コネクタ基板
18 ブラケット
20 ネジ
21 ネジ止め部
7 コントロールユニット(ECU)
10 ケース
11 ベース部
12 カバー部
14 基板部
15 制御基板
16 駆動基板
17 コネクタ基板
18 ブラケット
20 ネジ
21 ネジ止め部
Claims (2)
- 操舵補助用の電動モータの駆動を制御するコントロールユニットを備えた電動パワーステアリング装置であって、
前記コントロールユニットの基板部は、該基板部の放熱機能を備えたベース部と、該ベース部の上部開口を覆うように配されたカバー部とで構成されたケース内に収納され、かつ、
前記コントロールユニットを固定するためのブラケットは、前記ベース部に取り付けられたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 前記ブラケットは、ネジで固定することによって前記ベース部に取り付けられるものであり、かつ、
前記ベース部は、前記ネジと螺合する複数のネジ止め部を備え、形状の異なる数種類のブラケットの取り付けに対応できるようにした請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007097A JP2007186145A (ja) | 2006-01-16 | 2006-01-16 | 電動パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006007097A JP2007186145A (ja) | 2006-01-16 | 2006-01-16 | 電動パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007186145A true JP2007186145A (ja) | 2007-07-26 |
Family
ID=38341597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006007097A Pending JP2007186145A (ja) | 2006-01-16 | 2006-01-16 | 電動パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007186145A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009280018A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
WO2012056735A1 (ja) * | 2010-10-27 | 2012-05-03 | 三菱電機株式会社 | 電動パワーステアリング用モータ駆動制御装置 |
CN104071215A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-10-01 | 重庆龙润汽车转向器有限公司 | 一种配备安装支架的电动助力转向控制盒 |
CN104085441A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-10-08 | 重庆龙润汽车转向器有限公司 | 一种电动助力转向控制器的安装支架 |
US9045156B2 (en) | 2010-05-11 | 2015-06-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric driving device and electric power steering system including the same |
-
2006
- 2006-01-16 JP JP2006007097A patent/JP2007186145A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009280018A (ja) * | 2008-05-20 | 2009-12-03 | Nsk Ltd | 電動パワーステアリング装置 |
US9045156B2 (en) | 2010-05-11 | 2015-06-02 | Mitsubishi Electric Corporation | Electric driving device and electric power steering system including the same |
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US9338925B2 (en) | 2010-10-27 | 2016-05-10 | Mitsubishi Electric Corporation | Device for controlling drive of motor for electric power steering device |
CN104071215A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-10-01 | 重庆龙润汽车转向器有限公司 | 一种配备安装支架的电动助力转向控制盒 |
CN104085441A (zh) * | 2014-05-30 | 2014-10-08 | 重庆龙润汽车转向器有限公司 | 一种电动助力转向控制器的安装支架 |
CN104085441B (zh) * | 2014-05-30 | 2016-05-04 | 重庆龙润汽车转向器有限公司 | 一种电动助力转向控制器的安装支架 |
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