JP2006151214A - 操舵制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 操舵軸モータに異常が発生した場合であっても、操舵トルクを検出可能な操舵制御装置を提供する。
【解決手段】 入力軸と相対回転可能に接続され、電動機と機械的に接続する出力軸と、出力軸と電動機との間に設けられ、電動機から出力軸への回転伝達を許可し、出力軸から電動機への回転伝達効率は、電動機から出力軸への回転伝達効率よりも低く設けられた回転力伝達手段と、出力軸と機械的に分離された転舵輪に転舵アシスト力を付与する転舵アクチュエータと、操舵トルク、操舵角及び転舵量に基づいて電動機及び転舵アクチュエータを駆動制御するコントロールユニットと、を有し、コントロールユニットは、操舵トルクに基づき転舵アクチュエータを駆動制御するとともに、転舵量に基づき電動機を駆動制御することとした。
【選択図】 図1
【解決手段】 入力軸と相対回転可能に接続され、電動機と機械的に接続する出力軸と、出力軸と電動機との間に設けられ、電動機から出力軸への回転伝達を許可し、出力軸から電動機への回転伝達効率は、電動機から出力軸への回転伝達効率よりも低く設けられた回転力伝達手段と、出力軸と機械的に分離された転舵輪に転舵アシスト力を付与する転舵アクチュエータと、操舵トルク、操舵角及び転舵量に基づいて電動機及び転舵アクチュエータを駆動制御するコントロールユニットと、を有し、コントロールユニットは、操舵トルクに基づき転舵アクチュエータを駆動制御するとともに、転舵量に基づき電動機を駆動制御することとした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ステアバイワイヤ装置の制御を行う操舵制御装置に関する。
従来、特許文献1に開示される車両用操舵装置にあっては、操舵トルクセンサで検出された操舵トルクと反力センサで検出された転舵反力とを基に、操舵ハンドルに付与する操舵反力を演算し、この演算結果に基づいて操舵軸モータの駆動制御を行っている。
特開平10−264833号公報
しかしながら上記従来技術にあっては、操舵軸モータに異常が発生した場合には、この操舵軸モータは操舵ハンドルの回転に合わせて回転するようになり、入出力軸間の相対回転が発生しないため操舵トルクを検出できず、操舵トルクに基づき制御を行うことができないという問題があった。
本発明は上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、操舵軸モータに異常が発生した場合であっても、操舵トルクを検出可能な操舵制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、操舵入力手段に接続された入力軸と、前記入力軸と相対回転可能に接続される出力軸と、前記出力軸と機械的に接続する電動機と、前記出力軸と電動機との間に設けられ、前記電動機から前記出力軸への回転伝達を許可し、前記出力軸から前記電動機への回転伝達効率は、前記電動機から前記出力軸への回転伝達効率よりも低く設けられた回転力伝達手段と、前記入力軸と出力軸との相対回転に伴い、前記入出力軸間に発生する操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、前記出力軸の操舵角を検出する回転角センサと、前記出力軸と機械的に分離された転舵輪に転舵アシスト力を付与する転舵アクチュエータと、前記転舵輪の転舵量を検出する転舵量検出手段と、前記操舵トルク、前記操舵角及び前記転舵量に基づいて前記電動機及び前記転舵アクチュエータを駆動制御するコントロールユニットと、を有し、前記コントロールユニットは、前記操舵トルクに基づき前記転舵アクチュエータを駆動制御するとともに、前記転舵量に基づき前記電動機を駆動制御することとした。
よって、電動機から前記出力軸への回転伝達のみを許可し、前記出力軸から電動機への回転伝達を行わない一方向回転力伝達手段を設けたことで、操舵軸モータに異常が発生した場合であっても、操舵トルクの検出を可能として操舵トルクに基づく制御を続行可能な操舵制御装置を提供できる。
以下、本発明の操舵制御装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
[操舵制御装置のシステム構成]
実施例1につき図1ないし図10に基づき説明する。図1は、本願操舵制御装置のシステム構成図である。操舵制御装置はステアリングホイール1(操舵入力手段)、入力軸2、出力軸3、トルクセンサ4(操舵トルク検出手段)、操舵角センサ5(回転角センサ)、操舵アクチュエータ10、コントロールユニット200、第1、第2転舵アクチュエータ300,400、第1、第2転舵角センサ310,410(転舵量検出手段)、を有する。
実施例1につき図1ないし図10に基づき説明する。図1は、本願操舵制御装置のシステム構成図である。操舵制御装置はステアリングホイール1(操舵入力手段)、入力軸2、出力軸3、トルクセンサ4(操舵トルク検出手段)、操舵角センサ5(回転角センサ)、操舵アクチュエータ10、コントロールユニット200、第1、第2転舵アクチュエータ300,400、第1、第2転舵角センサ310,410(転舵量検出手段)、を有する。
なお、操舵アクチュエータ10内には、ウォームホイール110、ウォームシャフト120(図2及び図3参照)、及び操舵側モータ130(電動機)が設けられている。
ステアリングホイール1は入力軸2と接続し、入力軸2はトーションバー6(図2参照)を介して出力軸3に接続する。入力軸2上には操舵アクチュエータ10が設けられ、操舵アクチュエータ10とステアリングホイール1との間にはトルクセンサ4が設けられている。トルクセンサ4と操舵アクチュエータ10との間には操舵角センサ5が設けられ、出力軸3上であってステアリングホイール1と反対側の端部にはストッパ9が設けられ、入出力軸2,3の最大回転量を規制している。
本願操舵制御装置はステアリングホイール1と転舵輪81,82とを機械的に分離してそれぞれ独立に自由度の高い操舵制御を行うものである。したがって操舵トルクTの検出精度を向上させるため、トルクセンサ4は操舵アクチュエータ10及び操舵角センサ5よりもステアリングホイール1側に設けられている。
操舵アクチュエータ10は操舵側モータ130を備え、コントロールユニット200からの指令に基づき入力軸2の回転制御を行うとともに、操舵側モータ角センサ131が設けられて操舵側モータ130の回転角θsmの指令値をコントロールユニット200へ出力する。
トルクセンサ4は入力軸2内部に設けられたトーションバー6の捩れに基づき操舵トルクTを検出し、コントロールユニット200へ出力する。また、操舵角センサ5はステアリングホイール1による入力軸2の操舵量θsを検出し、コントロールユニット200へ出力する。なお、他の実施例に示すように、入力軸2の回転角と出力軸の回転角をそれぞれ検出し、入出力軸2,3の相対回転角に基づいて操舵トルクを検出することとしてもよく特に限定しない。
第1、第2転舵アクチュエータ300,400は、それぞれ左右の転舵輪81,82に設けられたラック83,84に接続してコントロールユニット200からの指令に基づき各転舵輪81,82の転舵を行う。各転舵アクチュエータ300,400はそれぞれモータ320,420によりピニオン85,86を介して各ラック83,84を駆動する。
また、第1、第2転舵アクチュエータ300,400はそれぞれ第1、第2転舵角センサ310,410及びモータ角センサ321,421を有し、各ピニオン85,86による転舵量θ1、θ2及び各モータ320,420の回転角θ1m、θ2mを検出してコントロールユニット200へ出力する。さらに、車速センサ87,88により検出された車速VSPがコントロールユニット200へ出力される。
[パワーステアリング装置部分のx−y平面およびy−z平面断面図]
図2は操舵制御装置におけるパワーステアリング装置部分のx−y平面における部分断面図、図3はx−z平面における部分断面図である。なお、図2における入力軸2と平行にy軸をとり、図2の図面に平行かつy軸と直交する方向をx軸と定義する。また、図2の法線方向をz軸と定義する。
図2は操舵制御装置におけるパワーステアリング装置部分のx−y平面における部分断面図、図3はx−z平面における部分断面図である。なお、図2における入力軸2と平行にy軸をとり、図2の図面に平行かつy軸と直交する方向をx軸と定義する。また、図2の法線方向をz軸と定義する。
パワーステアリング装置部分には、入力軸2、出力軸3、トルクセンサ4、トーションバー6、操舵アクチュエータ10が設けられ、操舵アクチュエータ10には操舵側モータ130、操舵側モータ角センサ131、ウォームホイール110、ウォームシャフト120、制御系基板201、パワー系基板202が設けられている。これらは第1、第2ハウジング11,12により格納される。
入力軸2はステアリングホイール1に接続し、出力軸3はウォームホイール110と接続して一体回転可能に設けられている。入出力軸2,3は互いにトーションバー6を介して接続され、運転者の操舵により相対回転し、この相対回転をトルクセンサ4によって検出する構成となっている。制御系基板201は入力軸2に対し平行かつz軸に対し垂直に設けられ、トルクセンサ4、パワー系基板202、及び操舵側モータ130の回転を検出する操舵側モータ角センサ131と接続する。
(第1ハウジングの詳細)
第1ハウジング11はギヤハウジング11a、モータハウジング11b、及びパワー系基板ハウジング11cを有する。モータハウジング11bはギヤハウジング11aに対しx軸負方向側に設けられ、パワー系基板ハウジング11cはギヤハウジング11aのx軸負方向側であってモータハウジング11bのz軸正方向側に設けられている。
第1ハウジング11はギヤハウジング11a、モータハウジング11b、及びパワー系基板ハウジング11cを有する。モータハウジング11bはギヤハウジング11aに対しx軸負方向側に設けられ、パワー系基板ハウジング11cはギヤハウジング11aのx軸負方向側であってモータハウジング11bのz軸正方向側に設けられている。
モータハウジング11bは操舵側モータ130を収容する。操舵側モータ130はステータ133、ロータ134を有し、操舵側モータ角センサ131によるロータ134の回転位置検出値に基づいてステータ133に通電を行うブラシレスモータであって、操舵側モータ角センサ131はロータ134のx軸正方向端部に設けられている。なお、操舵側モータ130はブラシ付きモータであってもよく特に限定しない。
ロータ134はウォームホイール110と噛合うウォームシャフト120と一体的に構成され、相互に位置誤差の発生を回避するよう設けられている。また、第1ハウジング11は一体のウォームシャフト120及びロータ134の両端部を軸支する軸受13,14を備えている。ウォームシャフト120及びロータ134の位置決めはこの軸受13,14のみによって行われるため、組み付け精度の向上が容易な構成となっている。なお、ロータ134とウォームシャフト120を一体構成とせず別体で設けて組み付けてもよく特に限定しない。
パワー系基板ハウジング11cは放熱性を考慮したアルミダイキャスト部材であり、内部にパワー系基板202を収容する。また、第2ハウジング12はy軸負方向から出力軸3を収容する。
制御系基板201はパワー系基板202とウォームホイール110との間であって、y−z平面に対し平行、すなわち出力軸3に対し平行に設けられており、トルクセンサ4からの入力に基づいてパワー系基板202に駆動指令を出力し、操舵側モータ130を駆動する。
パワー系基板202はスイッチング素子等から構成され、第1ハウジング11内において制御系基板201と隣接して配置されてハーネス、コネクタ等により電気的に接続される。また、装置外部から電源を供給する電源用コネクタ230、または車速など車両状態信号を供給する信号用コネクタ240は、パワー系基板ハウジング11cのx軸負方向端面に形成される。
[ウォームの伝達効率最適化]
一般に、ウォームギヤにおいてはウォームシャフトとウォームホイールとのギヤ比が極めて大きく、また互いのギヤの噛合角が通常のギヤよりも大きい。したがって、ウォームシャフトを駆動してウォームホイールを回転させることは噛合角によらず容易であるが、噛合角が一定値を超えるとウォームホイールを駆動してウォームシャフトを回転させることは不可能となり、ウォームギヤは回転伝達の非可逆性を有することとなる。
一般に、ウォームギヤにおいてはウォームシャフトとウォームホイールとのギヤ比が極めて大きく、また互いのギヤの噛合角が通常のギヤよりも大きい。したがって、ウォームシャフトを駆動してウォームホイールを回転させることは噛合角によらず容易であるが、噛合角が一定値を超えるとウォームホイールを駆動してウォームシャフトを回転させることは不可能となり、ウォームギヤは回転伝達の非可逆性を有することとなる。
したがって噛合角を変更することにより、ウォームギヤを非可逆とするか、可逆とするかを変更可能である。可逆とする場合でも、噛合角を変えることで伝達効率を変更可能である。また、可逆であってもウォームホイールからウォームシャフトへの伝達効率は、ウォームシャフトからウォームホイールへの伝達効率よりも必然的に低くなる。
本願におけるウォームが可逆となるよう噛合角を設定すれば、ウォームホイール110と接続する出力軸3からウォームシャフト120と接続する操舵側モータ130への回転伝達が可能となる。したがって、操舵側モータ130が作動しない場合であっても出力軸3に回転角すなわち操舵角θを発生させ、この操舵角θsを検出することで操舵角θsによる操舵アクチュエータ10の制御を継続させることが可能である。異常が一時的なものであれば、異常解消後直ちに操舵アクチュエータ10の制御を開始することが可能である。
可逆性を持たせたとしても、ウォームギヤである以上ウォームホイール110からウォームシャフト120への回転伝達効率はきわめて小さいため、ステアリングホイール1への操舵力はウォームシャフト120へはほとんど伝達しない。したがって、操舵力の大部分はトーションバー6の捩れによって吸収され、可逆性を持たせた場合であっても操舵トルクTを検出し、操舵角θsに加え操舵トルクTによる操舵制御を継続可能である。
[制御ブロック図]
図4は、操舵制御装置の制御ブロック図である。コントロールユニット200には操舵アクチュエータ制御信号演算部210、転舵アクチュエータ制御信号演算部220が設けられている。
図4は、操舵制御装置の制御ブロック図である。コントロールユニット200には操舵アクチュエータ制御信号演算部210、転舵アクチュエータ制御信号演算部220が設けられている。
操舵アクチュエータ制御信号演算部210には操舵量θs、第1、第2転舵量θ1、θ2が入力され、θs、θ1、及びθ2の検出値に基づき操舵アクチュエータ10の制御量を演算し、操舵アクチュエータ10へ出力する。また、転舵アクチュエータ制御信号演算部220には操舵トルクT及び車速VSPが入力され、これに基づいて第1、第2転舵アクチュエータ300,400に制御信号を出力する。
[通常操舵制御およびその経時変化]
図5は、通常制御時におけるタイムチャートである。運転者によりステアリングホイール1の操舵が行われると、入力軸2、トーションバー6、出力軸3を介してウォームホイール110に操舵力が伝達される。
図5は、通常制御時におけるタイムチャートである。運転者によりステアリングホイール1の操舵が行われると、入力軸2、トーションバー6、出力軸3を介してウォームホイール110に操舵力が伝達される。
ここで、トーションバー6の捩れにより入出力軸2,3間に相対回転が発生し、この相対回転がトルクセンサ4により検出され、操舵トルクTとしてコントロールユニット200内の転舵アクチュエータ制御信号演算部220に出力される。
コントロールユニット200では、転舵アクチュエータ制御信号演算部220において入力された操舵トルクTに基づき転舵量指令値Atが演算され、第1、第2転舵アクチュエータ300,400へ出力される。この転舵量指令値Atに基づき第1、第2転舵アクチュエータ300,400はラック83,84を駆動し、転舵輪81,82が転舵される。
このとき、ステアリングホイール1と転舵輪81,82とは機械的に分離されているため、運転者による操舵量と転舵輪81,82の転舵量が一致しない場合操舵フィーリングの悪化を招いてしまう。そこで本願においては、コントロールユニット200において転舵量に基づき操舵アクチュエータ10の駆動量を演算し、操舵量と転舵量が一致するような制御を行う。
具体的には、まず転舵量θ1、θ2を各転舵角センサ310,410により検出し、コントロールユニット200内の操舵アクチュエータ制御信号演算部210へ出力する。通常時であればθ1=θ2であるため、転舵量をθt(=θ1,θ2)とする。
次に、操舵角センサ5は出力軸3の操舵量θsを検出し、コントロールユニット200内の操舵アクチュエータ制御信号演算部210へ出力する。操舵アクチュエータ制御信号演算部210は、入力された操舵量θs、転舵量θtに基づき、転舵量θtと操舵量θsが一致するよう操舵量指令値Asを演算し、操舵アクチュエータ10へ出力する。
この操舵量指令値Asに基づき操舵アクチュエータ10が駆動される。ここで、操舵アクチュエータ10は、この操舵アクチュエータ10の駆動範囲と第1、第2転舵アクチュエータ300,400の駆動範囲とが一致するように入力軸2の回転制御を行うこととする。操舵アクチュエータ10の駆動力はウォームシャフト120及びウォームホイール110を介して出力軸3に操舵側モータ130の駆動力が伝達され、出力軸3の回転量は操舵量θsに規定される。
これにより、運転者が転舵量θtに対応する操舵量θsを超えて操舵を行おうとしたとしても、出力軸3の回転量はθsに規定されているため操舵量θsと転舵量θtは一致し、操舵時の違和感を回避可能である。また、運転者にはトーションバー6の捩りトルクのみが反力として伝達するため、人工的に反力を作り出した場合に比べ自然な操舵フィーリングを得ている。
また、入出力軸2,3の回転量θsが転舵量θ1、θ2と一致するよう操舵アクチュエータ10を制御することで、入力軸2と転舵輪81,82とが機械的に接続されたパワーステアリング装置と同じような挙動を達成し、操舵違和感を最小限にする。
(車速による操舵量補正)
図6は、操舵量θsと転舵量θtの関係を示す図である。低速時を実線で、高速時を一点鎖線で示す。駐車時など停車または低速時においては操舵量θsに対する転舵量θtを大きくし、高速走行時においては操舵量θsに対する転舵量θtを小さくする。このように、車速VSPに基づいて操舵量指令値Asを可変とすることにより運転者の操舵負荷を軽減し、高速走行安定性の向上を可能とするものである。
図6は、操舵量θsと転舵量θtの関係を示す図である。低速時を実線で、高速時を一点鎖線で示す。駐車時など停車または低速時においては操舵量θsに対する転舵量θtを大きくし、高速走行時においては操舵量θsに対する転舵量θtを小さくする。このように、車速VSPに基づいて操舵量指令値Asを可変とすることにより運転者の操舵負荷を軽減し、高速走行安定性の向上を可能とするものである。
[操舵アクチュエータ異常検出]
操舵アクチュエータ10の異常を検出するため、コントロールユニット200においてトルクセンサ4の検出値と操舵角センサ5の検出値の比較を行い、比較値のズレが所定値を超過する場合は異常と判断する。操舵アクチュエータ10の操舵側モータ130はブラシレスタイプであり、回転位置を検出する操舵側モータ角センサ131は必然的に設けられるため、トルクセンサ4による操舵量と操舵側モータ角センサ131の出力信号を相互監視することにより、装置の異常を早期に検出する。
操舵アクチュエータ10の異常を検出するため、コントロールユニット200においてトルクセンサ4の検出値と操舵角センサ5の検出値の比較を行い、比較値のズレが所定値を超過する場合は異常と判断する。操舵アクチュエータ10の操舵側モータ130はブラシレスタイプであり、回転位置を検出する操舵側モータ角センサ131は必然的に設けられるため、トルクセンサ4による操舵量と操舵側モータ角センサ131の出力信号を相互監視することにより、装置の異常を早期に検出する。
また、操舵アクチュエータ10の異常を検出する際には、トルクセンサ4の端子間電圧を監視し、検出された操舵トルクTが所定値以上のときに異常を検出する。操舵側モータ130に異常が発生し、出力軸3の回転制御が不能となった場合には、ウォームホイール110とウォームシャフト120の回転負荷により操舵トルクTが通常時よりも増加する。この操舵トルクTの増加を検出することにより、操舵側モータ130の異常を判断する。
[操舵アクチュエータ異常検出制御処理]
図7は、操舵アクチュエータ異常検出制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップにつき説明する。
図7は、操舵アクチュエータ異常検出制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップにつき説明する。
ステップS101では、操舵アクチュエータ10の各モータ端子間電圧を検出し、ステップS102へ移行する。
ステップS102では、検出された端子間電圧に基づいて操舵側モータ130に異常があるかどうかが判断され、YESであればステップS103へ移行し、NOであればステップS101へ戻る。
ステップS103では、操舵側モータ130に給電を停止し、モータ端子をオープンとしてステップS200へ移行する。
ステップS200では、転舵アクチュエータ異常時制御を実行して制御を終了する。
[転舵アクチュエータ異常検出制御]
第1、第2転舵アクチュエータ300,400のいずれか1つにでも異常が発生した場合、通常制御に支障をきたすため異常時制御を実行する。その際、いずれのモータに異常が発生しているかにより制御内容が異なるため、まず第1、第2転舵アクチュエータ300,400のうちいずれに異常があるかを検出する異常検出制御を行う。
第1、第2転舵アクチュエータ300,400のいずれか1つにでも異常が発生した場合、通常制御に支障をきたすため異常時制御を実行する。その際、いずれのモータに異常が発生しているかにより制御内容が異なるため、まず第1、第2転舵アクチュエータ300,400のうちいずれに異常があるかを検出する異常検出制御を行う。
具体的には、コントロールユニット200は、第1、第2転舵角センサ310,410によって検出された第1、第2転舵量θ1、θ2とを互いに比較することにより、装置の異常を検出する。
また、ブラシレスモータである第1、第2転舵側モータ320,420に設けられた第1、第2モータ角センサ321,421により検出された第1、第2モータ回転角θ1m、θ2mと、第1、第2転舵量θ1、θ2のそれぞれの値が所定範囲内にあるかを検出し、所定範囲内の値の数が幾つあるかによって、第1、第2転舵アクチュエータ300,400の駆動または停止を決定するか、第1、第2モータ角センサ321,421による回転角検出を行わないか、通常制御を続行するかの判断を行う。異常検出の検出精度をより向上させるとともに、装置を継続して制御可能に設けられている。
[転舵アクチュエータ異常時制御(制御量減少補正)]
図8は、各転舵アクチュエータ300,400に対する制御ゲインを示す図である。各アクチュエータ300,400のいずれか1つにでも異常が検出された場合、ウォームホイール110とウォームシャフト120の回転負荷により通常時よりも操舵トルクTが増加する。この操舵トルクTに基づき、通常どおり各転舵アクチュエータ300,400を駆動制御した場合、オーバーアシストとなるおそれがある。
図8は、各転舵アクチュエータ300,400に対する制御ゲインを示す図である。各アクチュエータ300,400のいずれか1つにでも異常が検出された場合、ウォームホイール110とウォームシャフト120の回転負荷により通常時よりも操舵トルクTが増加する。この操舵トルクTに基づき、通常どおり各転舵アクチュエータ300,400を駆動制御した場合、オーバーアシストとなるおそれがある。
よって、各転舵アクチュエータ300,400の制御量Atを減少補正することにより、転舵アクチュエータのオーバーアシストを防止する。異常がいずれか1つのモータに発生している場合、他方のモータにより操舵を行う。異常が大きくなければ、従前の通常制御を実行する。
[転舵アクチュエータ異常時制御処理]
図9は、図7における転舵アクチュエータ異常検出制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップにつき説明する。
図9は、図7における転舵アクチュエータ異常検出制御処理の流れを示すフローチャートである。以下、各ステップにつき説明する。
ステップS201では、第1、第2転舵量θ1,θ2及び第1,第2モータ回転角θ1m、θ2mを検出し,ステップS202へ移行する。
ステップS202では、第1、第2転舵量θ1,θ2の差分の絶対値|θ1−θ2|が所定値Δθ以下であるかどうかが判断され,YESであればステップS203へ移行し、NOであればステップS210へ移行する。
ステップS203では、まず第1転舵側アクチュエータ300の異常判断を行う。すなわち、第1転舵量θ1と第1モータ回転角θ1mの差分の絶対値|θ1−θ1m|が所定値Δθ以下であるかどうかが判断され,YESであればステップS206へ移行し、NOであればステップS204へ移行する。
ステップS204では、第1モータ回転角θ1mに異常があると判断され、ステップS205へ移行する。
ステップS205では、第1第1、第2転舵アクチュエータ300,400を停止して制御を終了する。
ステップS206では、第2転舵側アクチュエータ400の異常判断を行う。すなわち、第2転舵角θ2と第2モータ回転角θ2mの差分の絶対値|θ2−θ2m|が所定値Δθ以下であるかどうかが判断され、YESであればステップS207へ移行し、NOであればステップS208へ移行する。
ステップS207では、第1、第2アクチュエータ300,400に異常はないとして通常制御を行い、制御を終了する。
ステップS208では、第2モータ回転角θ2mに異常があると判断され、ステップS209へ移行する。
ステップS209では、第2第1、第2転舵アクチュエータ300,400を停止して制御を終了する。
ステップS210では、第1転舵側アクチュエータ300の異常判断を行う。すなわち、第1転舵量θ1と第1モータ回転角θ1mの差分の絶対値|θ1−θ1m|が所定値Δθ以下であるかどうかが判断され,YESであればステップS213へ移行し、NOであればステップS211へ移行する。
ステップS211では、第1モータ回転角θ1mに異常があると判断され、ステップS205へ移行する。
ステップS212では、第1モータ回転角θ1mの検出制御を解除し、第2第1、第2転舵アクチュエータ300,400のみによる制御を行うため第2モータ回転角θ2mを検出する。
ステップS213では、第2転舵側アクチュエータ400の異常判断を行う。すなわち、第2転舵角θ2と第2モータ回転角θ2mの差分の絶対値|θ2−θ2m|が所定値Δθ以下であるかどうかが判断され,YESであれば制御を終了し、NOであればステップS214へ移行する。
ステップS214では、第1モータ回転角θ2mに異常があると判断され、ステップS215へ移行する。
ステップS215では、第2モータ回転角θ2mの検出制御を解除し、第1第1、第2転舵アクチュエータ300,400のみによる制御を行うため第1モータ回転角θ1mを検出する。
[従来例と本願実施例における作用効果の対比]
従来、操舵制御装置にあっては、操舵トルクセンサで検出された操舵トルクと反力センサで検出された転舵反力とを基に、操舵ハンドルに付与する操舵反力を演算し、この演算結果に基づいて操舵軸モータの駆動制御を行っている。
従来、操舵制御装置にあっては、操舵トルクセンサで検出された操舵トルクと反力センサで検出された転舵反力とを基に、操舵ハンドルに付与する操舵反力を演算し、この演算結果に基づいて操舵軸モータの駆動制御を行っている。
しかしながら上記従来技術にあっては、操舵軸モータに異常が発生してモータが回転自由状態となった場合には、操舵軸モータが操舵ハンドルの回転に合わせて連れ回ってしまい、入出力軸間の相対回転が発生しないため操舵トルクを検出して制御を行うことができないという問題があった。
これに対し本願実施例では、入力軸2と出力軸3とをトーションバー6によって接続し、出力軸3にウォームホイール110を接続し、ウォームシャフト120を操舵側モータ130と接続し、出力軸3から操舵側モータ130への回転伝達効率は、操舵側モータ130から出力軸3へのへの回転伝達効率よりも低くなるよう、ウォームホイール110とウォームシャフト120との噛合角を設定した。
また、コントロールユニット100は、トルクセンサ4により検出された操舵トルクTに基づいて転舵アクチュエータ300,400を制御し、転舵角センサ310,410により検出された転舵量θtに基づいて操舵アクチュエータ10を制御することとした。
これにより、操舵力の大部分はトーションバー6により吸収させ、操舵トルクTを検出することが可能となる。よって、操舵側モータ130に異常が発生し、ウォームシャフト120に直結するロータ134が回転自由状態となったとしても、操舵トルクTによる転舵アクチュエータ300,400の制御を継続することができる。
[他の実施例]
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
以上、本発明を実施するための最良の形態を実施例1に基づいて説明してきたが、本発明の具体的な構成は各実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
本願実施例1ではトルクセンサ4によって操舵トルクTを検出したが、図10に示すように入出力軸2,3にそれぞれ回転センサ510,520を設け、入出力軸2,3の相対回転角を検出して操舵トルクTを算出してもよい。トルクセンサ4を設ける場合に比べ、簡易な構成により操舵トルク検出を行うことができる。
また、実施例1では回転力伝達手段としてウォームを用いたが、請求項2に記載のように、出力軸3から操舵アクチュエータ10への回転伝達を抑制する回転伝達抑制手段(ブレーキ等)を設け、操舵アクチュエータ10の異常時にのみこの回転伝達抑制手段を作動させることとしてもよい。出力軸3とロータ134との間の回転伝達が抑制されることで、操舵力によりトーションバー6に捩れを発生させ、操舵トルクTを検出することができる。
更に、上記各実施例から把握しうる請求項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ) 請求項1に記載の操舵制御装置において、
前記操舵トルク検出手段は、前記入力軸の回転角を検出し、前記回転角センサとの相対角を検出することにより、前記入力軸と出力軸との間に発生する操舵トルクを検出することを特徴とする操舵制御装置。
前記操舵トルク検出手段は、前記入力軸の回転角を検出し、前記回転角センサとの相対角を検出することにより、前記入力軸と出力軸との間に発生する操舵トルクを検出することを特徴とする操舵制御装置。
操舵トルク検出手段の構成を簡素化することができる。
(ロ) 請求項1に記載の操舵制御装置において、
前記電動機に異常が生じた場合、前記一方向回転力伝達手段は、前記操舵入力手段からの操舵入力により回転可能に設けられていることを特徴とする操舵制御装置。
前記電動機に異常が生じた場合、前記一方向回転力伝達手段は、前記操舵入力手段からの操舵入力により回転可能に設けられていることを特徴とする操舵制御装置。
異常時に出力軸側から電動機側へ回転力を伝達可能とすることにより、出力軸の回転角も発生させることができる。これにより、操舵トルクに加え、回転角制御も継続することができる。
(ハ) 請求項1に記載の操舵制御装置において、
前記一方向回転力伝達手段は、前記出力軸に設けられたウォームホイールと、前記ウォームシャフトに噛合い、前記電動機と接続するウォームシャフトにより構成されることを特徴とする操舵制御装置。
前記一方向回転力伝達手段は、前記出力軸に設けられたウォームホイールと、前記ウォームシャフトに噛合い、前記電動機と接続するウォームシャフトにより構成されることを特徴とする操舵制御装置。
簡単な構成により、出力軸側から電動機側への回転力伝達を遮断することができる。
(ニ) 上記(ハ)に記載の操舵制御装置において、
前記コントロールユニットは、前記操舵トルクが所定値以上のとき、前記電動機の異常と判断することを特徴とする操舵制御装置。
前記コントロールユニットは、前記操舵トルクが所定値以上のとき、前記電動機の異常と判断することを特徴とする操舵制御装置。
電動機に異常が発生し、出力軸の回転制御が不能となった場合には、ウォームギヤの回転負荷により操舵トルクが通常時よりも増加する。この操舵トルクの増加を検出することにより、電動機の異常を判断することができる。
(ホ) 上記(ハ)に記載の操舵制御装置において、
前記コントロールユニットは、前記電動機の異常を検出したとき、前記操舵トルクに対する転舵アクチュエータの制御量を減少補正することを特徴とする操舵制御装置。
前記コントロールユニットは、前記電動機の異常を検出したとき、前記操舵トルクに対する転舵アクチュエータの制御量を減少補正することを特徴とする操舵制御装置。
電動機に異常が発生した場合には、ウォームギヤの回転負荷により通常時よりも操舵トルクが増加する。この操舵トルクに基づき、通常どおり転舵アクチュエータを駆動制御した場合、オーバーアシストとなるおそれがある。よって、転舵アクチュエータの制御量を減少補正することにより、転舵アクチュエータのオーバーアシストを防止することができる。
(ヘ) 請求項1に記載の操舵制御装置において、
前記コントロールユニットは、前記電動機の異常を検出したとき、前記転舵量と前記回転角が一致するように前記電動機を駆動制御することを特徴とする操舵制御装置。
前記コントロールユニットは、前記電動機の異常を検出したとき、前記転舵量と前記回転角が一致するように前記電動機を駆動制御することを特徴とする操舵制御装置。
操舵入力手段と電動機との間に発生する操舵トルクが運転者の操舵負荷となるため、人工的に作られた操舵トルクに比べて自然なフィーリングを得ることができる。また、電動機は転舵量と回転角とが一致するように制御されることにより、入力軸と転舵輪とが機械的に接続されたパワーステアリング装置と同じような挙動を示すため、操舵違和感を最小限にすることができる。
1 ステアリングホイール
2 入力軸
3 出力軸
4 トルクセンサ
5 操舵角センサ
6 トーションバー
9 ストッパ
10 操舵アクチュエータ
11 第1ハウジング
11a ギヤハウジング
11b モータハウジング
11c パワー系基板ハウジング
12 第2ハウジング
13,14 軸受
81,82 転舵輪
83,84 ラック
85,86 ピニオン
87,88 車速センサ
110 ウォームホイール
120 ウォームシャフト
130 操舵側モータ
131 操舵側モータ角センサ
133 ステータ
134 ロータ
200 コントロールユニット
201 制御系基板
202 パワー系基板
210 操舵アクチュエータ制御信号演算部
220 転舵アクチュエータ制御信号演算部
230 電源用コネクタ
240 信号用コネクタ
300,400 第1、第2転舵アクチュエータ
310,410 第1、第2転舵角センサ
320,420 第1、第2転舵側モータ
321,421 第1、第2モータ角センサ
2 入力軸
3 出力軸
4 トルクセンサ
5 操舵角センサ
6 トーションバー
9 ストッパ
10 操舵アクチュエータ
11 第1ハウジング
11a ギヤハウジング
11b モータハウジング
11c パワー系基板ハウジング
12 第2ハウジング
13,14 軸受
81,82 転舵輪
83,84 ラック
85,86 ピニオン
87,88 車速センサ
110 ウォームホイール
120 ウォームシャフト
130 操舵側モータ
131 操舵側モータ角センサ
133 ステータ
134 ロータ
200 コントロールユニット
201 制御系基板
202 パワー系基板
210 操舵アクチュエータ制御信号演算部
220 転舵アクチュエータ制御信号演算部
230 電源用コネクタ
240 信号用コネクタ
300,400 第1、第2転舵アクチュエータ
310,410 第1、第2転舵角センサ
320,420 第1、第2転舵側モータ
321,421 第1、第2モータ角センサ
Claims (2)
- 操舵入力手段に接続された入力軸と、
前記入力軸と相対回転可能に接続される出力軸と、
前記出力軸と機械的に接続する電動機と、
前記出力軸と電動機との間に設けられ、前記電動機から前記出力軸への回転伝達を許可し、前記出力軸から前記電動機への回転伝達効率は、前記電動機から前記出力軸への回転伝達効率よりも低く設けられた回転力伝達手段と、
前記入力軸と出力軸との相対回転に伴い、前記入出力軸間に発生する操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
前記出力軸の操舵角を検出する回転角センサと、
前記出力軸と機械的に分離された転舵輪に転舵アシスト力を付与する転舵アクチュエータと、
前記転舵輪の転舵量を検出する転舵量検出手段と、
前記操舵トルク、前記操舵角及び前記転舵量に基づいて前記電動機及び前記転舵アクチュエータを駆動制御するコントロールユニットと、を有し、
前記コントロールユニットは、前記操舵トルクに基づき前記転舵アクチュエータを駆動制御するとともに、前記転舵量に基づき前記電動機を駆動制御することを特徴とする操舵制御装置。 - 操舵入力手段に接続された入力軸と、
前記入力軸と相対回転可能に接続される出力軸と、
前記出力軸と機械的に接続する電動機と、
前記出力軸と電動機との間に設けられ、前記電動機の異常時には、前記出力軸から前記電動機への回転伝達を抑制する回転伝達抑制手段と、
前記入力軸と出力軸との相対回転に伴い、前記入出力軸間に発生する操舵トルクを検出する操舵トルク検出手段と、
前記出力軸の操舵角を検出する回転角センサと、
前記出力軸と機械的に分離された転舵輪に転舵アシスト力を付与する転舵アクチュエータと、
前記転舵輪の転舵量を検出する転舵量検出手段と、
前記操舵トルク、前記操舵角及び前記転舵量に基づいて前記電動機及び前記転舵アクチュエータを駆動制御するコントロールユニットと、を有し、
前記コントロールユニットは、前記操舵トルクに基づき前記転舵アクチュエータを駆動制御するとともに、前記転舵量に基づき前記電動機を駆動制御することを特徴とする操舵制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004345540A JP2006151214A (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 操舵制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004345540A JP2006151214A (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 操舵制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006151214A true JP2006151214A (ja) | 2006-06-15 |
Family
ID=36630010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004345540A Abandoned JP2006151214A (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 操舵制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006151214A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009113536A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Hitachi Ltd | トルクセンサ |
JP2015160504A (ja) * | 2014-02-27 | 2015-09-07 | 株式会社ジェイテクト | 車両用操舵装置、当該装置の故障判定方法、及び転舵モータの制御方法 |
CN105501290A (zh) * | 2015-12-09 | 2016-04-20 | 云杉智慧新能源(深圳)有限公司 | 一种新型电子助力结构 |
-
2004
- 2004-11-30 JP JP2004345540A patent/JP2006151214A/ja not_active Abandoned
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009113536A (ja) * | 2007-11-02 | 2009-05-28 | Hitachi Ltd | トルクセンサ |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20080421 |