JP2005312086A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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徹 瀬川
Takeshi Momo
雄志 百々
Hiroshi Eda
広 恵田
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顕禎 金澤
Masaru Wada
勝 和田
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Abstract

【課題】性能や組立作業性を損なうことなく、全長を短縮すること。
【解決手段】ステータ30の内径側であって、回転駆動用永久磁石12とセンシング用永久磁石13との間に、ロータ10のウォーム側を回転自在に支持する軸受8が配置してある。具体的には、軸受8は、筒状ブラケット34を介して、樹脂モールド成形したステータ30の内径側に取り付けてある。この軸受8は、ホールIC17とコイル15との間の誤作動を防止するための空間に配置してあり、これにより、ロータ10の全長を短縮することができ、ひいては、ブラシレスモータの全長を短縮することができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、性能や組立性を損なうことなく、全長を短縮することができる電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の電動パワーステアリング装置として、補助操舵トルクとなる電動モータの回転出力を歯車装置により減速して操舵機構の出力軸に伝達し、ステアリングホイールに印加された操舵力を補助して、車輪の操舵を行うように構成したものが知られている。このような電動パワーステアリング装置においては、ハウジング内に設けられた動力伝達機構を用いて、電動モータの回転を減速しつつ出力軸に動力を伝達している。
【0003】
この電動パワーステアリング装置に用いる電動モータは、ブラシ付きモータが主流であったが、近年、信頼性の向上と更なる効率の改善のため、ブラシレスモータに移行しつつある。
【0004】
このブラシレスモータを備えた電動パワーステアリング装置が図2に示してある。ステアリングホイール(図示略)に連結した入力軸(図示略)に、トーションバー(図示略)等を介して出力軸1が連結してあり、出力軸1に、ウォームギヤ減速機構のウォームホイール2が固定してある。
【0005】
このウォームホイール2には、ギヤハウジング3に軸受4等により回転自在に支持したウォーム5が噛合してある。
【0006】
ギヤハウジング3には、フランジ(仕切板)6を介してブラシレスモータのモータカバー7が連結してある。フランジ(仕切板)6と、モータカバー7とには、それぞれ、軸受8,9を介して、ブラシレスモータのロータ10が回転自在に支持してある。このロータ10と、ウォーム5とは、スプライン嵌合部11により接続してあり、両者は、軸方向移動自在且つ相対回転不能になっている。
【0007】
ロータ10の外径側には、筒状の回転駆動用永久磁石12が後述する積層鉄心15に対向して取付けてあると共に、リング状のセンシング用永久磁石13が取付けてある。
【0008】
モータカバー7の内径側には、筒状のステータ14が設けてある。このステータ14は、コイル15を巻回した積層鉄心16と、センシング用永久磁石13の磁力を検出するホールIC17と、このホールIC17を搭載した基板18と、コイル15を結線するターミナル(ブスバー)19とを一体的に樹脂モールド成形して構成してある。
【0009】
また、ターミナル(ブスバー)19には、コイル15と接続している端子、及びホールIC17の信号を出力する端子のための電線コード20がはんだ付け等により結線してある。
【0010】
なお、特許文献1には、モータの全長を短縮するため、ロータの軸受とウォームの軸受とを共用したブラシレスモータが開示してある。
【0011】
【特許文献1】
国際公開第99/65758号パンフレット
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
電動パワーステアリング装置は、昨今、搭載する車種の増加に伴って要求出力が増大しており、モータは、その出力の増大化が要望されている一方、省スペース化の観点から、そのサイズの小型化も要望されている。
【0013】
また、ホールIC17は、コイル15に近付け過ぎると、コイル15から発生する磁力によって誤作動する虞れがあるため、コイル15とは、所定間隔(所定空間)離間して配置する必要があり、モータ全長を短縮することは、困難であるといったことがある。
【0014】
さらに、ステータ14の外周若しくは端面に、軸受8,9を支持するブラケットやフランジを取付ける必要があり、ロータ10の軸受8,9を含めた軸方向長さを短縮することは、困難であるといったことがある。
【0015】
なお、特許文献1には、モータの全長を短縮するため、ロータの軸受とウォームの軸受とを共用したブラシレスモータが開示してある。
【0016】
しかしながら、この場合には、ウォームの負荷変動によりロータの径方向位置が変位し、これに伴って、振動が発生したり、特性が変化する等の問題がある。また、組み立てに際しても、回転駆動用永久磁石を備えたロータへの鉄屑等の付着を防止するため、管理を厳しくする必要があり、ロータやステータを別々に組み込まねばならず、組立作業性を損なうため、組立工数も増加するといった問題がある。さらに、ウォームギヤ機構とブラシレスモータを組み立た後でなければ、モータを検査することができず、モータ単体で、その性能等の検査を行えないといったことがある。
【0017】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、性能や組立作業性を損なうことなく、全長を短縮することができる電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに対応して、ブラシレスモータから補助操舵トルクを発生して、減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置において、
ロータには、筒状の回転駆動用永久磁石と、前記ロータの回転角度を検出するための被検出体とが取付けてあり、
前記ロータに対向した筒状のステータには、コイルを巻回した積層鉄心と、前記被検出体から前記ロータの回転角度を検出する検出手段と、コイルを結線するターミナルとが一体的に樹脂モールド成形してあり、
前記ステータの内径側であって、前記回転駆動用永久磁石と前記被検出体との間に、前記ロータを回転自在に支持する少なくとも1個の軸受が配置してあることを特徴とする。
【0019】
このように、請求項1によれば、ステータの内径側であって、回転駆動用永久磁石と被検出体との間に、ロータを回転自在に支持する少なくとも1個の軸受が配置してある。即ち、軸受は、検出手段とコイルとの間の誤作動を防止するための空間に配置してあり、これにより、ロータの全長を短縮することができ、ひいては、ブラシレスモータの全長を短縮することができる。
【0020】
また、軸受は、検出手段とコイルとの間の誤作動を防止するための空間に配置してあり、軸受が磁性体である場合には、軸受は、コイルからの磁束を閉じ込める磁路を形成するため、コイルから発生する磁束が検出手段に与える影響が小さくなり、検出手段の感度を向上することができる。
【0021】
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、前記ステータは、その内径が軸方向に段階的に変化していることを特徴とする。
【0022】
このように、請求項2によれば、前記ステータは、その内径が軸方向に段階的に変化している。即ち、ステータの内径は、その開口側が大径であり、奥側に進むにつれて大径から小径に段階的に変化している。そため、樹脂成形・硬化後に、金型の芯金を引っ掛かりなく引き抜くことができ、型抜きをスムーズに行うことができる。
【0023】
また、前記ステータは、その内径が軸方向に段階的に変化している。即ち、ステータの内径は、その開口側が大径であり、奥側に進むにつれて大径から小径に段階的に変化している。そのため、軸受を取付けたロータは、最大径を有する開口部側から挿入することができ、組立作業性を改善することができる。
【0024】
従って、組み立てに際しても、ブラシレスモータを単体で組み立てた後、ウォームギヤ機構に組み付けることができるため、組立作業性を損なうことがなく、また、ブラシレスモータ単体で、その性能等の検査を行うことができる。
【0025】
さらに、請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、前記ステータは、電線接続端子を一体的に有していることを特徴とする。
【0026】
このように、請求項3によれば、ステータは、電線接続端子を一体的に有している。即ち、ステータには、コイルと接続している端子、及び検出手段の信号を出力する端子のための電線接続端子(コネクター)が一体的に成形してあるため、従来電線コードをはんだ付け等により結線していた作業を不要にすることができ、部品点数や組立工数を削減することができる。
【0027】
さらに、請求項4に係る電動パワーステアリング装置は、前記被検出体は、モータ出力側端部と反対側のロータ端部に設置されていることを特徴とする。
【0028】
このように、請求項4によれば、被検出体を、モータ出力側端部と反対側のロータ端部に備えることにより、ギヤハウジングと電線接続端子の干渉部分をなくし、形状の簡略化、防塵、防水性の向上を図ることができ、モータ組立単体時の内部への鉄くず等の侵入を防止することが可能となる。
【0029】
さらに、請求項5に係る電動パワーステアリング装置は、前記ステータは、その外面に、前記ブラシレスモータを前記減速機に装着するためのフランジを有し、そのフランジは、ステータ軸長方向中心付近に配置してあることを特徴とする。
【0030】
このように、請求項5によれば、ステータは、その外面に、減速機に装着するためのフランジを有している。そのため、このステータのフランジにより、ブラシレスモータを減速機に装着することができ、従来の金属製のモータカバーやその取付フランジを不要にすることができ、部品点数や組立工数の削減を図ることができ、製造コストを低減することができる。さらに、このフランジが、ステータ軸長方向中心付近に備えられることにより、モータ重心とフランジの距離を短くすることが出来、振動等によりフランジに発生する力が減少するので、フランジの必要強度を下げる、すなわち、重量や大きさを小さくすることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
【0032】
図1は、本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【0033】
図1に示すように、ステアリングホイール(図示略)に連結した入力軸(図示略)に、トーションバー(図示略)等を介して出力軸1が連結してあり、出力軸1に、ウォームギヤ減速機構のウォームホイール2が固定してある。
【0034】
このウォームホイール2には、ギヤハウジング3に軸受4等により回転自在に支持したウォーム5が噛合してある。
【0035】
ギヤハウジング3には、ブラシレスモータのモータカバー7が連結してある。ブラシレスモータのロータ10と、ウォーム5とは、スプライン嵌合部11により接続してあり、両者は、軸方向移動自在且つ相対回転不能になっている。
【0036】
ロータ10の外径側には、筒状の回転駆動用永久磁石12が後述する積層鉄心15に対向して取付けてあると共に、リング状のセンシング用永久磁石13(被検出体)が取付けてある。
【0037】
モータカバー7の内径側には、筒状のステータ30が設けてある。このステータ30は、コイル15を巻回した積層鉄心16と、センシング用永久磁石13(被検出体)の磁界を検出して、ロータ10の回転角度を検出するホールIC17(検出手段)と、このホールIC17を搭載した基板18と、コイル15を結線するターミナル(ブスバー)19と、コイル15と接続している端子及びホールIC17(検出手段)の信号を出力する端子のための電線接続端子(コネクター)31とを一体的に樹脂モールド成形して構成してある。
【0038】
なお、電線接続端子(コネクター)31は、モールド成形する樹脂と同材質であっても、異なる材質であってもよい。
【0039】
本実施の形態では、ステータ30の内径側であって、回転駆動用永久磁石12とセンシング用永久磁石13(被検出体)との間に、ロータ10のウォーム側を回転自在に支持する軸受8が配置してある。
【0040】
具体的には、軸受8は、筒状ブラケット34を介して、樹脂モールド成形したステータ30の内径側に取り付けてある。但し、ブラケット34を設けることなく、軸受8がステータ30の内径側に直接取り付けてあってもよい。
【0041】
なお、モータカバー7には、ロータ10の反ウォーム側を回転自在に支持する軸受9が設けてある。
【0042】
軸受8は、ホールIC17(検出手段)とコイル15との間の誤作動を防止するための空間に配置してあり、これにより、ロータ10の全長を短縮することができ、ひいては、ブラシレスモータの全長を短縮することができる。
【0043】
また、軸受8は、ホールIC17(検出手段)とコイル15との間の誤作動を防止するための空間に配置してあり、軸受8が磁性体である場合には、軸受8は、コイル15からの磁束を閉じ込める磁路を形成するため、コイル15から発生する磁束がホールIC17(検出手段)に与える影響が小さくなり、ホールIC17(検出手段)の感度を向上することができる。又、このロータ10の角度検出のための検出手段・被検出体は、ホールIC・永久磁石だけでなく、レゾルバやインダクトコーダ等を用いてもよい。
【0044】
また、樹脂モールド成形したステータ30は、その内径が軸方向に段階的に変化している。即ち、ステータ30の内径は、その開口側が大径であり、奥側に進むにつれて大径から小径に段階的に変化している。
【0045】
そのため、樹脂成形・硬化後に、金型の芯金を引っ掛かりなく引き抜くことができ、型抜きをスムーズに行うことができる。
【0046】
また、ステータ30の内径は、その開口側が大径であり、奥側に進むにつれて大径から小径に段階的に変化しているため、軸受8を取付けたロータ10は、最大径を有する開口部側から挿入することができ、組立作業性を改善することができる。
【0047】
従って、組み立てに際しても、ブラシレスモータを単体で組み立てた後、ウォームギヤ機構に組み付けることができるため、組立作業性を損なうことがなく、また、ブラシレスモータ単体で、その性能等の検査を行うことができる。
【0048】
さらに、樹脂モールド成形したステータ30には、コイル15と接続している端子及びホールIC17(検出手段)の信号を出力する端子のための電線接続端子(コネクター)31が一体的に樹脂モールド成形してあるため、従来電線コードをはんだ付け等により結線していた作業を不要にすることができ、部品点数や組立工数を削減することができる。
【0049】
次に、図2は、本発明の実施の形態の変形例に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【0050】
本変形例では、筒状の樹脂製のステータ30が設けてある。すなわち、このステータ30は、コイル15を巻回した積層鉄心16と、センシング用永久磁石13(被検出体)の磁界を検出して、ロータ10の回転角度を検出するホールIC17(検出手段)と、このホールIC17を搭載した基板18と、コイル15を結線するターミナル(ブスバー)19と、コイル15と接続している端子及びホールIC17(検出手段)の信号を出力する端子のための電線接続端子(コネクター)31とを一体的に樹脂モールド成形して構成してある。
【0051】
ステータ30のモータ出力側端部と反対側の厚肉端部に、ホールIC17(検出手段)と、基板18と、ターミナル(ブスバー)19と、電線接続端子(コネクター)31とが配置してある。
【0052】
また、ステータ30のモータ出力側端部と反対側の軸受9は、筒状ブラケット9aを介して、この厚肉端部に設けてある。
【0053】
さらに、センシング用永久磁石(被検出体)13は、モータ出力側端部と反対側のロータ10の端部に設置してある。これにより、ギヤハウジング3と電線接続端子31の干渉部分をなくし、形状の簡略化、防塵、防水性の向上を図ることができ、モータ組立単体時の内部への鉄くず等の侵入を防止することが可能となる。また、センシング用永久磁石(被検出体)13と、ロータ10の端部とは、は、閉塞壁35の凹部36内に収納してある。
【0054】
さらに、ステータ30は、その外面に、減速機に装着するためのフランジ33を有している。そのため、このステータ30のフランジ33により、ブラシレスモータを減速機に装着することができ、従来の金属製のモータカバーやその取付フランジを不要にすることができ、部品点数や組立工数の削減を図ることができ、製造コストを低減することができる。
【0055】
しかも、このフランジ33は、ステータ30の軸長方向中心付近に備えられることにより、モータ重心とフランジ33の距離を短くすることが出来、振動等によりフランジ33に発生する力が減少するので、フランジ33の必要強度を下げる、すなわち、重量や大きさを小さくすることができる。
【0056】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、ステータの内径側であって、回転駆動用永久磁石と被検出体との間に、ロータを回転自在に支持する少なくとも1個の軸受が配置してある。即ち、軸受は、検出手段とコイルとの間の誤作動を防止するための空間に配置してあり、これにより、ロータの全長を短縮することができ、ひいては、ブラシレスモータの全長を短縮することができる。
【0058】
また、軸受は、検出手段とコイルとの間の誤作動を防止するための空間に配置してあり、軸受が磁性体である場合には、軸受は、コイルからの磁束を閉じ込める磁路を形成するため、コイルから発生する磁束が検出手段に与える影響が小さくなり、検出手段の感度を向上することができる。
【0059】
また、請求項2によれば、前記ステータは、その内径が軸方向に段階的に変化している。即ち、ステータの内径は、その開口側が大径であり、奥側に進むにつれて大径から小径に段階的に変化している。そため、樹脂成形・硬化後に、金型の芯金を引っ掛かりなく引き抜くことができ、型抜きをスムーズに行うことができる。
【0060】
また、前記ステータは、その内径が軸方向に段階的に変化している。即ち、ステータの内径は、その開口側が大径であり、奥側に進むにつれて大径から小径に段階的に変化している。そのため、軸受を取付けたロータは、最大径を有する開口部側から挿入することができ、組立作業性を改善することができる。
【0061】
従って、組み立てに際しても、ブラシレスモータを単体で組み立てた後、ウォームギヤ機構に組み付けることができるため、組立作業性を損なうことがなく、また、ブラシレスモータ単体で、その性能等の検査を行うことができる。
【0062】
さらに、請求項3によれば、ステータは、電線接続端子を一体的に有している。即ち、ステータには、コイルと接続している端子、及び検出手段の信号を出力する端子のための電線接続端子(コネクター)が一体的に成形してあるため、従来電線コードをはんだ付け等により結線していた作業を不要にすることができ、部品点数や組立工数を削減することができる。
【0063】
さらに、請求項4によれば、被検出体を、モータ出力側端部と反対側のロータ端部に備えることにより、ギヤハウジングと電線接続端子の干渉部分をなくし、形状の簡略化、防塵、防水性の向上を図ることができ、モータ組立単体時の内部への鉄くず等の侵入を防止することが可能となる。
【0064】
さらに、請求項5によれば、ステータは、その外面に、減速機に装着するためのフランジを有している。そのため、このステータのフランジにより、ブラシレスモータを減速機に装着することができ、従来の金属製のモータカバーやその取付フランジを不要にすることができ、部品点数や組立工数の削減を図ることができ、製造コストを低減することができる。さらに、このフランジが、ステータ軸長方向中心付近に備えられることにより、モータ重心とフランジの距離を短くすることが出来、振動等によりフランジに発生する力が減少するので、フランジの必要強度を下げる、すなわち、重量や大きさを小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の変形例に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【図3】従来に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 出力軸
2 ウォームホイール
3 ギヤハウジング
4 軸受
5 ウォーム
6 フランジ
7 モータカバー
8 軸受
9 軸受
9a 筒状ブラケット
10 ロータ
11 スプライン嵌合部
12 回転駆動用永久磁石
13 センシング用永久磁石(被検出体)
15 コイル
16 積層鉄心
17 ホールIC(検出手段)
18 基板
19 ターミナル(ブスバー)
20 電線コード
30 ステータ
31 電線接続端子(コネクター)
33 フランジ
34 筒状ブラケット
35 閉塞壁
36 凹部

Claims (5)

  1. ステアリングホイールに印加された操舵トルクに対応して、ブラシレスモータから補助操舵トルクを発生して、減速機により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置において、
    ロータには、筒状の回転駆動用永久磁石と、前記ロータの回転角度を検出するための被検出体とが取付けてあり、
    前記ロータに対向した筒状のステータには、コイルを巻回した積層鉄心と、前記被検出体から前記ロータの回転角度を検出する検出手段と、コイルを結線するターミナルとが一体的に樹脂モールド成形してあり、
    前記ステータの内径側であって、前記回転駆動用永久磁石と前記被検出体との間に、前記ロータを回転自在に支持する少なくとも1個の軸受が配置してあることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
  2. 前記ステータは、その内径が軸方向に段階的に変化していることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 前記ステータは、電線接続端子を一体的に有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。
  4. 前記被検出体は、モータ出力側端部と反対側のロータ端部に設置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
  5. 前記ステータは、その外面に、前記減速機に装着するためのフランジを有し、そのフランジは、ステータ軸長方向中心付近に配置してあることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電動パワーステアリング装置。
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