JP2009111327A - 回路接続材料及びそれを用いた回路部材の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】150℃以下の低温でも硬化可能であり、かつOSP処理された基板の接続に十分な接着強度を与える回路接続材料、及びそれを用いた回路部材の接続構造を提供することを目的とする。
【解決手段】対向する回路電極同士を電気的に接続する回路接続材料であって、(1)遊離ラジカルを発生する硬化剤と、(2)ラジカル重合性物質と、(3)下記一般式(I)で表される構成単位を有するポリアミドイミド樹脂と、を含有する回路接続材料1。
【化1】
Figure 2009111327

(式(I)中、R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜18のアルキレン基を示し、X及びXは、それぞれ独立にアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、m及びnは、それぞれ独立に1〜20の整数を示し、Yは三価の有機基を示す。)
【選択図】 図1

Description

本発明は、回路接続材料及びそれを用いた回路部材の接続構造に関する。
半導体素子や液晶表示素子用の接着剤としては、接着性に優れ、かつ高い信頼性を示すエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂が用いられている(例えば、特許文献1参照)。上記接着剤の構成成分としては、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂と反応性を有するフェノール樹脂等の硬化剤、エポキシ樹脂と硬化剤との反応を促進する熱潜在性触媒が一般に用いられている。熱潜在性触媒は、接着剤の硬化温度及び硬化速度を決定する重要な因子となっており、室温での貯蔵安定性及び加熱時の硬化速度の観点から種々の化合物が用いられている。
また、最近では、アクリレート誘導体やメタクリレート誘導体等のラジカル重合性化合物とラジカル重合開始剤である過酸化物から構成されるラジカル硬化型接着剤が注目されている。ラジカル硬化型接着剤は、低温かつ短時間での硬化が可能である(例えば、特許文献2、3参照)。
特開平1−113480号公報 特開2002−203427号公報 国際公開第98/044067号パンフレット
これらの技術は、液晶パネル等のフラット・パネル・ディスプレイ(Flat Panel Display、以下「FPD」という)の分野で主に普及してきており、プリント配線板(Printed Wiring Board、以下場合により「PWB」という)と、テープ・キャリア・パッケージ(Tape Carrier Package、以下「TCP」という)又はチップ・オン・フレックス(Chip On Flex、以下「COF」という)との接続に使用され始めた。FPDの分野のフレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Circuits、以下場合により「FPC」という)とPWBとの接続には回路接続材料が使用され、回路には一般的に金めっき処理が施されている。一方、チップやコンデンサ等の部品が実装されるPWBでは、半田による実装が主流である。良好な半田付け性を得るため、回路の表面処理としては、ベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜が使用されている。大型のマザーボードなどには、金を使用せずコストを削減できることから、ベンズイミダゾール処理(以下場合により「OSP処理」という)によりベンズイミダゾール系樹脂被膜を形成するのが一般的である。このようなOSP処理された回路基板の実装において、現在上記回路接続材料の使用が検討されつつある。
エポキシ樹脂を用いたアニオン重合系の接着剤であれば、OSP処理された基板に対しても、良好な接着力と接続信頼性を与えることができる。しかしながら、高密度実装の流れから、回路基板の構造は多層構成が主流となっており、接続時の熱を逃がすために、接続部の近傍にビアホールやスルーホールなどが設けられている。このビアホールやスルーホールのために、アニオン重合系の接着剤の硬化に十分な熱量を与えることができない。十分な時間を掛けて必要な熱量を与えると長時間の接続が必要となり、アニオン重合系の接着剤を用いることは、生産効率上現実的ではない。一方、ラジカル硬化型接着剤は、FPD分野のFPCとPWBとの接続に使用され150℃以下の低温でも硬化可能であるが、OSP処理された基板に適用した場合には、金めっき処理された基板に適用した場合と比較して、著しく接着強度が低下するという問題がある。
そこで、本発明は、150℃以下の低温でも硬化可能であり、かつOSP処理された基板の接続に十分な接着強度を与える回路接続材料、及びそれを用いた回路部材の接続構造を提供することを目的とする。
本発明は、対向する回路電極同士を電気的に接続する回路接続材料であって、(1)遊離ラジカルを発生する硬化剤と、(2)ラジカル重合性物質と、(3)下記一般式(I)で表される構成単位を有するポリアミドイミド樹脂と、を含有する回路接続材料を提供する。
Figure 2009111327
式(I)中、R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜18のアルキレン基を示し、X及びXは、それぞれ独立にアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、m及びnは、それぞれ独立に1〜20の整数を示し、Yは三価の有機基を示す。
この回路接続材料は、上述の一般式(I)で表される構成単位を有するポリアミドイミド樹脂を含有することにより、150℃以下の低温でも硬化可能であり、かつOSP処理された基板の接続に十分な接着強度を与えるものとなった。
本発明の回路接続材料において、(3)成分が、(a)酸無水物基及びカルボキシル基を有する化合物又は酸無水物基を2つ以上有する化合物に、(b)下記一般式(II)で表されるジイソシアネート、を反応させて得られるポリアミドイミド樹脂であることが好ましい。
Figure 2009111327
式(II)中、R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜18のアルキレン基を示し、X及びXは、それぞれ独立にアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、m及びnは、それぞれ独立に1〜20の整数を示す。
上記(a)成分に(b)成分を反応させることで、(3)成分のポリアミドイミド樹脂を容易に得ることができる。
本発明は、対向する回路電極同士を電気的に接続する回路接続材料であって、(1)遊離ラジカルを発生する硬化剤と、(2)ラジカル重合性物質と、(3)下記一般式(III)で表される構成単位を有するポリアミドイミド樹脂と、を含有する回路接続材料を提供する。
Figure 2009111327
式(III)中、Xはアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Yは三価の有機基を示し、Rは下記一般式(IV)で表される構成単位を有する2価の基を示す。式(IV)中、Xはアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Rは下記一般式(V)で表される構成単位を有する2価の基を示し、式(V)中、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示す。
Figure 2009111327
Figure 2009111327
この回路接続材料は、上述の一般式(III)で表される構成単位を有するポリアミドイミド樹脂を含有することにより、150℃以下の低温でも硬化可能であり、かつOSP処理された基板の接続に十分な接着強度を与えるものとなった。
本発明の回路接続材料において、(3)成分が、(a)酸無水物基及びカルボキシル基を有する化合物又は酸無水物基を2つ以上有する化合物に、(b)下記一般式(VI)で表されるジイソシアネート、を反応させて得られるポリアミドイミド樹脂であることが好ましい。
OCN−R−X−NCO (VI)
式(VI)中、Xはアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Rは上述の一般式(IV)で表される構成単位を有する2価の基を示す。
上記(a)成分に(b)成分を反応させることで、(3)成分のポリアミドイミド樹脂を容易に得ることができる。
本発明の回路接続材料において、(3)成分が、(a)成分に、(b)成分とともに、(b)成分とは異なる(c)ポリイソシアネート化合物を反応させて得られるポリアミドイミド樹脂であることが好ましい。(a)成分に(b)成分とともに上記(c)成分を反応させて得られるポリアミドイミド樹脂を用いることで、得られる回路接続材料に更に優れた耐熱性が付与される。
本発明の回路接続材料は、表面に突起部を有する導電粒子を含有することが好ましい。回路接続材料に表面に突起部を有する導電粒子を含有させることで、回路電極表面が非導電性物質の被膜で形成されている場合でも、導電粒子の有する突起部が前記被膜を貫通するため、回路電極同士のより安定した接続を得ることができる。
本発明の回路部材の接続構造は、第1の回路基板の主面上に単数又は複数の第1の回路電極が形成された第1の回路部材と、第2の回路基板の主面上に単数又は複数の第2の回路電極が形成された第2の回路部材と、第1の回路基板の主面と第2の回路基板の主面との間に設けられ、第1の回路電極と第2の回路電極とを対向配置させた状態で電気的に接続する回路接続部材と、を備え、回路接続部材は、上記本発明の回路接続材料の硬化物であり、第1の回路電極及び/又は第2の回路電極が、ベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜を有し、被膜が回路電極表面のうち回路接続材料と接する部分を形成するものである。
本発明の回路部材の接続構造は、回路電極表面を、ベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜で形成させているために、回路電極が酸化から守られ、良好な半田付け性を得ることができる。また、本発明の接続構造は、上記本発明の回路接続材料により回路部材同士が接続されていることにより、十分な接着強度及び接続信頼性を有している。
本発明によれば、150℃以下の低温でも硬化可能であり、かつOSP処理された基板の接続に十分な接着強度を与える回路接続材料、及びそれを用いた回路部材の接続構造が得られる。
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本実施形態に係る回路接続材料は、回路電極同士を電気的に接続するために用いられる接着剤である。図1は、回路接続材料の一実施形態を示す断面図である。図1に示す回路接続材料1は、樹脂層3と、樹脂層3内に分散している複数の導電粒子5とから構成され、フィルム状の形状を有する。樹脂層3は、(1)遊離ラジカルを発生する硬化剤と、(2)ラジカル重合性物質と、(3)ポリアミドイミド樹脂とを含有する。言い換えると、回路接続材料1は、(1)遊離ラジカルを発生する硬化剤と、(2)ラジカル重合性物質と、(3)ポリアミドイミド樹脂と、導電粒子5とを含有する。回路接続材料1が加熱されたときにラジカル重合性物質の重合により接着剤層3において架橋構造が形成され、回路接続材料1の硬化物が形成される。
以下、回路接続材料1の各構成材料について説明する。回路接続材料1に用いられる遊離ラジカルを発生する硬化剤は、過酸化化合物、アゾ系化合物などの加熱により分解して遊離ラジカルを発生するものであり、目的とする接続温度、接続時間、ポットライフ等により適宜選定される。配合量は回路接続材料1の全体重量を基準として、0.05〜10重量%が好ましく、0.1〜5重量%(回路接続材料1の全体重量を100重量部として、0.05〜10重量部が好ましく、0.1〜5重量部)がより好ましい。遊離ラジカルを発生する硬化剤は、具体的には、ジアシルパーオキサイド、パーオキシジカーボネート、パーオキシエステル、パーオキシケタール、ジアルキルパーオキサイド、ハイドロパーオキサイド等から選定できる。また、回路部材の接続端子の腐食を抑えるために、パーオキシエステル、ジアルキルパーオキサイド、ハイドロパーオキサイドから選定されることが好ましく、高反応性が得られるパーオキシエステルから選定されることがより好ましい。
ジアシルパーオキサイド類としては、例えば、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、3,5,5,−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド、オクタノイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ステアロイルパーオキサイド、スクシニックパーオキサイド、ベンゾイルパーオキシトルエン、ベンゾイルパーオキサイドが挙げられる。
パーオキシジカーボネート類としては、例えば、ジ−n−プロピルパーオキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシメトキシパーオキシジカーボネート、ジ(2−エチルヘキシルパーオキシ)ジカーボネート、ジメトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−メトキシブチルパーオキシ)ジカーボネートが挙げられる。
パーオキシエステル類としては、例えば、1,1,3,3,−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシノエデカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエート、t−ブチルパーオキシピバレート、1,1,3,3,−テトラメチルブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノネート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(2−エチルヘキサノイルパーオキシ)ヘキサン、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシ2−エチルヘキサノネート、t−ヘキシルパーオキシ−2−エチルヘキサノネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサノネート、t−ブチルパーオキシイソブチレート、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン、t−ヘキシルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノネート、t−ブチルパーオキシラウレート、2,5−ジメチル−2,5−ジ(m−トルオイルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルパーオキシイソプロピルモノカーボネート、t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキシルモノカーボネート、t−ヘキシルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパーオキシアセテートが挙げられる。
パーオキシケタール類としては、例えば、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1,1−ビス(t−ヘキシルパーオキシ)シクロヘキサン、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、1、1−(t−ブチルパーオキシ)シクロドデカン、2,2−ビス−(t−ブチルパーオキシ)デカンが挙げられる。
ジアルキルパーオキサイド類としては、例えば、α,α´ビス(t−ブチルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン、ジクミルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチルクミルパーオキサイドが挙げられる。
ハイドロパーオキサイド類としては、例えば、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイドが挙げられる。
これらの遊離ラジカルを発生する硬化剤は、単独又は混合して使用することができ、分解促進剤、抑制剤等を混合して用いてもよい。また、これらの硬化剤をポリウレタン系、ポリエステル系の高分子物質等で被覆してマイクロカプセル化したものは、可使時間が延長されるため好ましい。
回路接続材料1に用いられるラジカル重合性物質とは、ラジカルにより重合する官能基を有する物質であり、アクリレート、メタクリレート、マレイミド化合物、シトラコンイミド樹脂、ナジイミド樹脂等が挙げられる。ラジカル重合性物質の配合量は回路接続材料1の全体重量を100重量部として、20〜50重量部が好ましく、30〜40重量部がより好ましい。ラジカル重合性物質はモノマー及びオリゴマーのいずれの状態でも用いることが可能であり、モノマーとオリゴマーを併用することも可能である。
上記アクリレート(対応するメタクリレートも含む、以下同じ)としては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、イソプロピルアクリレート、イソブチルアクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、テトラメチロールメタンテトラアクリレート、2−ヒドロキシ−1,3−ジアクリロキシプロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシメトキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(アクリロキシポリエトキシ)フェニル]プロパン、ジシクロペンテニルアクリレート、トリシクロデカニルアクリレート、トリス(アクリロイロキシエチル)イソシアヌレート、ウレタンアクリレートが挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができ、必要によりハイドロキノン、メチルエーテルハイドロキノン類などの重合禁止剤を適宜用いてもよい。また、ジシクロペンテニル基及び/又はトリシクロデカニル基及び/又はトリアジン環を有する場合は、耐熱性が向上するので好ましい。
上記マレイミド化合物としては、分子中にマレイミド基を少なくとも2個以上含有するもので、例えば、1−メチル−2,4−ビスマレイミドベンゼン、N,N´−m−フェニレンビスマレイミド、N,N´−p−フェニレンビスマレイミド、N,N´−m−トルイレンビスマレイミド、N,N´−4,4−ビフェニレンビスマレイミド、N,N´−4,4−(3,3´−ジメチルビフェニレン)ビスマレイミド、N,N´−4,4−(3,3´−ジメチルジフェニルメタン)ビスマレイミド、N,N´−4,4−(3,3´−ジエチルジフェニルメタン)ビスマレイミド、N,N´−4,4−ジフェニルメタンビスマレイミド、N,N´−4,4−ジフェニルプロパンビスマレイミド、N,N´−3,3´−ジフェニルスルホンビスマレイミド、N,N´−4,4−ジフェニルエーテルビスマレイミド、2,2−ビス(4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(3−s−ブチル−4,8−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル)プロパン、1,1−ビス(4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル)デカン、4,4´−シクロヘキシリデン−ビス(1−(4−マレイミドフェノキシ)−2−シクロヘキシルベンゼン、2,2−ビス(4−(4−マレイミドフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパンが挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
上記シトラコンイミド樹脂とは、分子中にシトラコンイミド基を少なくとも1個有しているシトラコンイミド化合物を重合させたもので、シトラコンイミド化合物としては、例えば、フェニルシトラコンイミド、1−メチル−2,4−ビスシトラコンイミドベンゼン、N,N´−m−フェニレンビスシトラコンイミド、N,N´−p−フェニレンビスシトラコンイミド、N,N´−4,4−ビフェニレンビスシトラコンイミド、N,N´−4,4−(3,3−ジメチルビフェニレン)ビスシトラコンイミド、N,N´−4,4−(3,3−ジメチルジフェニルメタン)ビスシトラコンイミド、N,N´−4,4−(3,3−ジエチルジフェニルメタン)ビスシトラコンイミド、N,N´−4,4−ジフェニルメタンビスシトラコンイミド、N,N´−4,4−ジフェニルプロパンビスシトラコンイミド、N,N´−4,4−ジフェニルエーテルビスシトラコンイミド、N,N´−4,4−ジフェニルスルホンビスシトラコンイミド、2,2−ビス(4−(4−シトラコンイミドフェノキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(3−s−ブチル−3,4−(4−シトラコンイミドフェノキシ)フェニル)プロパン、1,1−ビス(4−(4−シトラコンイミドフェノキシ)フェニル)デカン、4,4´−シクロヘキシリデン−ビス(1−(4−シトラコンイミドフェノキシ)フェノキシ)−2−シクロヘキシルベンゼン、2,2−ビス(4−(4−シトラコンイミドフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパンが挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
上記ナジイミド樹脂とは、分子中にナジイミド基を少なくとも1個有しているナジイミド化合物を重合したもので、ナジイミド化合物としては、例えば、フェニルナジイミド、1−メチル−2,4−ビスナジイミドベンゼン、N,N´−m−フェニレンビスナジイミド、N,N´−p−フェニレンビスナジイミド、N,N´−4,4−ビフェニレンビスナジイミド、N,N´−4,4−(3,3−ジメチルビフェニレン)ビスナジイミド、N,N´−4,4−(3,3−ジメチルジフェニルメタン)ビスナジイミド、N,N´−4,4−(3,3−ジエチルジフェニルメタン)ビスナジイミド、N,N´−4,4−ジフェニルメタンビスナジイミド、N,N´−4,4−ジフェニルプロパンビスナジイミド、N,N´−4,4−ジフェニルエーテルビスナジイミド、N,N´−4,4−ジフェニルスルホンビスナジイミド、2,2−ビス(4−(4−ナジイミドフェノキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(3−s−ブチル−3,4−(4−ナジイミドフェノキシ)フェニル)プロパン、1,1−ビス(4−(4−ナジイミドフェノキシ)フェニル)デカン、4,4´−シクロヘキシリデン−ビス(1−(4−ナジイミドフェノキシ)フェノキシ)−2−シクロヘキシルベンゼン、2,2−ビス(4−(4−ナジイミドフェノキシ)フェニル)ヘキサフルオロプロパンが挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
回路接続材料1に用いられるポリアミドイミド樹脂は、上述の一般式(I)又は(III)で表される構成単位を有するものであれば特に限定されないが、酸無水物基及びカルボキシル基を有する化合物又は酸無水物基を2つ以上有する化合物(以下場合により「(a)成分」という)に、上述の一般式(II)又は(VI)で表されるジイソシアネート(以下場合により「(b)成分」という)とともに、(b)成分とは異なるポリイソシアネート(以下場合により「(c)成分」という)を反応させることで容易に得られる。
(a)成分の酸無水物基及びカルボキシル基を有する化合物は、特に限定されないが、例えば、下記一般式(VII)又は下記一般式(VIII):で表される化合物を使用することができる。密着性、コスト面等を考慮すれば、トリメリット酸無水物が、特に好ましい。
Figure 2009111327
式(VII)及び(VIII)中、R´は、水素、炭素数1〜10のアルキル基又はフェニル基を示し、Xは、−CH2−、−CO−、−SO2−、又は−O−を示す。
(a)成分の酸無水物基を2つ以上有する化合物は、特に限定されないが、例えば、テトラカルボン酸二無水物が挙げられる。テトラカルボン酸二無水物としては、例えば、ピロメリット酸二無水物、3,3,3´,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5,6−ピリジンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、4,4´−スルホニルジフタル酸二無水物、m−t−フェニル−3,3´,4,4´−テトラカルボン酸二無水物、4,4´−オキシジフタル酸二無水物、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(2,3−又は3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、或いは2,2−ビス〔2,3−又は3,4−ジカルボキシ(2,3−又は3,4−ジカルボキシフェノキシ)フェニル〕プロパン二無水物を使用することができる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
(b)成分のジイソシアネートは、例えば、下記一般式(IX)で表されるカーボネートジオール類と下記一般式(X)で表されるジイソシアネート類とを反応させることにより得られる。
Figure 2009111327
式(IX)中、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示し、mは、1〜20の整数を示す。
OCN−X−NCO (X)
式(X)中、Xは、フェニレン基等のアリーレン基(メチル基等の炭素数1〜5の低級アルキル基を置換基として有していてもよい)又は炭素数1〜18のアルキレン基を示す。
上述の一般式(IX)で表されるカーボネートジオール類としては、例えば、α,ω−ポリ(ヘキサメチレンカーボネート)ジオール、α,ω−ポリ(3−メチル−ペンタメチレンカーボネート)ジオールが挙げられ、市販されているものとしては、ダイセル化学(株)製の商品名PLACCEL、CD−205、205PL、205HL、210、210PL、210HL、220、220PL、220HLが挙げられる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
上述の一般式(X)で示されるジイソシアネート類としては、ジフェニルメタン−2,4´−ジイソシアネート;3,2´−、3,3´−、4,2´−、4,3´−、5,2´−、5,3´−、6,2´−又は6,3´−ジメチルジフェニルメタン−2,4´−ジイソシアネート;3,2´−、3,3´−、4,2´−、4,3´−、5,2´−、5,3´−、6,2´−又は6,3´−ジエチルジフェニルメタン−2,4´−ジイソシアネート;3,2´−、3,3´−、4,2´−、4,3´−、5,2´−、5,3´−、6,2´−又は6,3´−ジメトキシジフェニルメタン−2,4´−ジイソシアネート;ジフェニルメタン−4,4´−ジイソシアネート;ジフェニルメタン−3,3´−ジイソシアネート;ジフェニルメタン−3,4´−ジイソシアネート;ジフェニルエーテル−4、4´−ジイソシアネート;ベンゾフェノン−4,4´−ジイソシアネート;ジフェニルスルホン−4,4´−ジイソシアネート;トリレン−2,4−ジイソシアネート;トリレン−2,6−ジイソシアネート;m−キシリレンジイソシアネート;p−キシリレンジイソシアネート;ナフタレン−2,6−ジイソシアネート;4,4´−〔2,2ビス(4−フェノキシフェニル)プロパン〕ジイソシアネート等の一般式(X)において、Xが芳香族環を有する芳香族ポリイソシアネートを使用することが好ましい。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
また、一般式(X)で示されるジイソシアネート類としては、本発明の目的の範囲内で、ヘキサメチレンジイソシアネート、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、4,4´−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート、トランスシクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、水添m−キシリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネート等の脂肪族又は脂環式イソシアネート、或いは3官能以上のポリイソシアネートを使用することができる。
一般式(X)で示されるジイソシアネート類は、経日変化を避けるために必要なブロック剤で安定化したものを使用してもよい。ブロック剤としては、アルコール、フェノール、オキシム等があるが、特に制限はない。
一般式(IX)で示されるカーボネートジオール類と一般式(X)で示されるジイソシアネート類の配合量は、水酸基数とイソシアネート基数の比率が、イソシアネート基/水酸基=1.01以上になるようにすることが好ましい。
一般式(IX)で示されるカーボネートジオール類と一般式(X)で示されるジイソシアネート類の反応は、無溶媒或いは有機溶媒の存在下で行うことができる。反応温度は、60〜200℃とすることが好ましく、より好ましくは80〜180℃である。反応時間は、バッチの規模、採用される反応条件等により適宜選択することができる。
このようにして得られる(b)成分のジイソシアネートの数平均分子量は、500〜10000であることが好ましく、1000〜9500であることがより好ましく、1500〜9000であることが特に好ましい。数平均分子量が500未満であると、得られるポリアミドイミド樹脂の接着性が低下する傾向があり、10000を超えると、イソシアネート化合物の反応性が低下し、ポリアミドイミド樹脂が得ることが困難となる傾向がある。
(c)成分は上記(b)成分とは異なるポリイソシアネート化合物である。(c)成分を用いることで回路接続材料1の耐熱性を向上させることができる。(c)成分としては、(b)成分以外のポリイソシアネート化合物であれば特に限定されず、例えば、式(II)又は(VI)で表されるジイソシアネート類或いは3価以上のポリイソシアネート類が挙げられる。これらは、単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
(c)成分のポリイソシアネート化合物としては、その総量の50〜100重量%が芳香族ポリイソシアネートであることが好ましく、耐熱性、溶解性、機械特性、コスト面等のバランスを考慮すれば、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネートが特に好ましい。
(b)成分と(c)成分を併用する場合、(b)成分/(c)成分の当量比で0.1/0.9〜0.9/0.1とすることが好ましく、0.2/0.8〜0.8/0.2とすることがより好ましく、0.3/0.7〜0.7/0.3とすることが特に好ましい。当量比がこの範囲にあると、良好な反り性、密着性と良好な耐熱性等の膜特性をともに得ることができる。
また、(a)成分の酸無水物基及びカルボキシル基を有する化合物又は酸無水物基を2つ以上有する化合物の配合割合は、(b)成分及び(c)成分中のイソシアネート基の総数に対する(a)成分中のカルボキシル基及び酸無水物基の総数の比が、0.6〜1.4となるようにすることが好ましく、0.7〜1.3となるようにすることがより好ましく、0.8〜1.2となるようにすることが特に好ましい。この比が0.6未満又は1.4を超えると、(3)成分であるポリイミドアミド樹脂の分子量を高くすることが困難となる傾向がある。
本発明において、(3)成分として使用されるポリアミドイミド樹脂の製造法における(a)成分に、(b)成分とともに、(b)成分とは異なる(c)成分を反応させる反応は、有機溶媒、好ましくは非含窒素系極性溶媒の存在下に、遊離発生してくる炭酸ガスを反応系より除去しながら加熱縮合させることにより行うことができる。
上記非含窒素系極性溶媒としてはエーテル系溶媒、例えば、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、トリエチレングリコールジエチルエーテル;含硫黄系溶媒、例えば、ジメチルスルホキシド、ジエチルスルホキシド、ジメチルスルホン、スルホラン;エステル系溶媒、例えば、γ−ブチロラクトン、酢酸セロソルブ;ケトン系溶媒、例えば、シクロヘキサノン、メチルエチルケトン;芳香族炭化水素系溶媒、例えば、トルエン、キシレンが挙げられ、これらは単独で又は2種類以上組み合わせて使用することができる。生成する樹脂を溶解する溶剤を選択して使用するのが好ましい。高揮発性であって、低温硬化性を付与でき、かつ効率良く均一系で反応を行うためには、γ−ブチロラクトンが最も好ましい。溶媒の使用量は、生成するポリアミドイミド樹脂の0.8〜5.0倍(重量比)とすることが好ましい。0.8倍未満では、合成時の粘度が高すぎて、攪拌不能により合成が困難となる傾向があり、5.0倍を超えると、反応速度が低下する傾向がある。
反応温度は、80〜210℃とすることが好ましく、100〜190℃とすることがより好ましく、120〜180℃とすることが特に好ましい。80℃未満では反応時間が長くなり過ぎ、210℃を超えると反応中に三次元化反応が生じてゲル化が起こり易い。反応時間は、バッチの規模、採用される反応条件により適宜選択することができる。また、必要に応じて、三級アミン類、アルカリ金属、アルカリ土類金属、スズ、亜鉛、チタニウム、コバルト等の金属又は半金属化合物等の触媒存在下に反応を行ってもよい。
このようにして得られた(3)成分のポリアミドイミド樹脂の数平均分子量は、4000〜40000であることが好ましく、5000〜38000であることがより好ましく、6000〜36000であることが特に好ましい。数平均分子量が4000未満であると、耐熱性が低下し、回路接続材料1に配合した際の接続抵抗の耐久性が悪化する傾向があり、40000を超えると、非含窒素系極性溶媒に溶解しにくくなり、合成中に不溶化しやすい。また、作業性に劣る傾向がある。
また、合成終了後に樹脂末端のイソシアネート基をアルコール類、ラクタム類、オキシム類等のブロック剤でブロックすることもできる。
なお、回路接続材料1の耐熱性が向上するため(b)成分と(c)成分とを併用することが好ましいが、これらは単独で用いてもよい。なお、(b)成分及び(c)成分をそれぞれ単独で用いる場合は、(b)成分を使用することが好ましい。(b)成分のジイソシアネートは、その骨格に応力緩和成分を備えており、回路接続材料の接着力をより向上させることができる。
回路接続材料1(樹脂層3)は、以上のような成分に加えて、他の成分を含有していてもよい。例えば、熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂を含有することができる。
上記熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、フェノキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、キシレン樹脂、ポリウレタン樹脂等が使用できる。
また、熱可塑性樹脂としてTg(ガラス転移温度)が40℃以上で分子量10000以上の水酸基含有樹脂が好ましく使用することができ、例えばフェノキシ樹脂を好適に使用することができる。フェノキシ樹脂は、二官能フェノール類とエピハロヒドリンを高分子量になるまで反応させるか、又は二官能エポキシ樹脂と二官能フェノール類を重付加反応させることにより得られる。
熱硬化性樹脂としては、尿素樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、エポキシ樹脂、ポリイソシアネート樹脂等が挙げられる。
上記熱可塑性樹脂を含有した場合取り扱い性もよく硬化時の応力緩和に優れるため好ましい。また、上記熱可塑性樹脂及び熱硬化性樹脂は水酸基等の官能基を有する場合接着性が向上するためより好ましく、エポキシ基含有エラストマー、ラジカル重合性の官能基によって変性されていてもよい。ラジカル重合性の官能基で変性したものは耐熱性が向上するため好ましい。
上記熱可塑性樹脂の重量平均分子量は10000以上であることが製膜性などの観点から好ましいが、1000000以上になると混合性が悪くなる傾向にある。なお、本願で規定する重量平均分子量とは、以下の条件に従ってゲルパーミエイションクロマトグラフィー法(GPC)により標準ポリスチレンによる検量線を用いて測定したもののことをいう。
〈GPC条件〉
使用機器:日立L−6000型(日立製作所(株)製)
カラム:ゲルパックGL−R420+ゲルパックGL−R430+ゲルパックGL−R440(計3本)(日立化成工業(株)製)
溶離液:テトラヒドロフラン
測定温度:40℃
流量:1.75ml/min
検出器:L−3300RI(日立製作所(株)製)
さらに、回路接続材料1(樹脂層3)は、充填材、軟化材、促進剤、老化防止剤、着色剤、難燃化剤、チキソトロピック剤、カップリング剤及びイソシアネート類等を含有することもできる。充填材を含有した場合、接続信頼性等の向上が得られるので好ましい。充填材の最大径が導電粒子5の粒径未満であれば使用でき、配合量は、5〜60体積%の範囲が好ましい。60体積%を超すと信頼性向上の効果が飽和する。カップリング剤としては、ビニル基、アクリル基、アミノ基、エポキシ基、及びイソシアネート基含有物が、接着性の向上の点から好ましい。必要に応じて、ハイドロキノン、メチルエーテルハイドロキノン類などの重合禁止剤を適宜用いてもよい。
導電粒子5としては、Au、Ag、Ni、Cu及びはんだ等の金属を含む金属粒子、並びにカーボン粒子が挙げられる。導電粒子5は、好ましくはAu、Ag及び白金族の貴金属から選ばれる金属、より好ましくはAuからその最表層が構成されていることがより好ましい。導電粒子5の最表層をこれらの金属で構成することにより、回路接続材料1のポットライフを十分に長くできる。導電粒子5は、Ni等の遷移金属から構成される核体と、該核体の表面を被覆する上記最表層とを有する被覆粒子であってもよい。或いは、ガラス、セラミックス又はプラスチックから構成される絶縁性の核体と、該核体の表面を被覆する上記最表層とを有する被覆粒子であってもよい。特に、核体がプラスチック又は熱溶融金属から構成される核体を有する被覆粒子が好ましい。このような被覆粒子は、回路接続材料1が加熱及び加圧されたときに変形する。その結果、導電粒子5と回路電極との接触面積が大きくなり、接続信頼性が向上する。
導電粒子5は、表面に突起部を有することが好ましい。導電粒子5の表面に突起部を設けることで、OSP処理基板における回路接続材料1の接続信頼性が向上する。このように接続信頼性が向上する理由は、回路電極表面がベンズイミダゾール系樹脂錯体等の非導電性の被膜で形成されているOSP処理基板等において、導電粒子の突起部が回路電極の非導電性物質の被膜を貫通し、回路電極の導体部分と直接接触することができるためであると考えられる。導電粒子5は該突起部を複数有することが好ましい。突起部を複数設けることで、該突起部がより非導電性の物質を貫通しやすくなると考えられる。対向する回路の材質が有機基板上に形成された金属である場合には、導電粒子は表面に多数の突起部を有するNi粉体であってもよく、該Ni粉体は被覆粒子でなくてもよい。前記Ni粉体の平均粒径は、2.0〜7.0μmの範囲に入ることが好ましい。前記Ni粉体の粒径が7.0μm以下であると、7.0μmより大きい場合と比べて電極間の樹脂が十分に排除されるため、吸湿や温度上昇に伴う電極間間隙の膨張が抑制される。その結果接続信頼性が向上する。一方、粒径が2.0μm以上であると、2.0μm未満の場合と比べて、前記Ni粉体が回路電極の非導電性物質の被膜を貫通しやすく、接続抵抗の上昇を抑制しやすい。なお、本願で規定する導電粒子の平均粒径は、SALD−1000(島津製作所製商品名)を用いて測定されたレーザー回折方式による測定結果である。
導電粒子5の配合量は用途により適宜設定されるが、通常、接着剤層3(すなわち、回路接続材料1のうち導電粒子5以外の部分)100体積部に対して0.1〜30体積部の範囲内である。更に、同一回路基板上で隣り合う回路電極同士の短絡を防止する観点からは、導電粒子の配合量は0.1〜10体積部であることがより好ましい。
本発明に係る回路接続材料は、図1に示される構成に限定されるものではない。例えば、回路接続材料が、組成の異なる2層以上の層から構成された積層構造を有していてもよい。この場合例えば、硬化剤と導電粒子とがそれぞれ別の層に含まれていてもよい。これにより回路接続材料の保存安定性が向上する。また、回路接続材料は導電粒子を含んでいなくてもよい。
次に、回路接続材料1を用いた本発明の回路部材の接続構造について説明する。回路接続材料1は、半導体チップ、抵抗体チップ及びコンデンサチップ等のチップ部品、並びにプリント配線板のような、1又は2以上の回路電極(接続端子)を有する回路部材同士が接続された接続構造を形成するために好適に用いられる。
図2は、回路部材の接続構造の一実施形態を示す断面図である。図2に示す回路部材の接続構造100は、第一の基板11及びこれの主面上に形成された第一の回路電極13を有する第一の回路部材10と、第二の基板21及びこれの主面上に形成された、第二の回路電極23を有し、第二の回路電極23と第一の回路電極13とが対向するように配置された第二の回路部材20と、第一の回路部材10及び第二の回路部材20の間に介在する接続部1aとを備える。
接続部1aは、回路接続材料1が硬化して形成された硬化物である。接続部1aは、対向する第一の回路電極13と第二の回路電極23とが電気的に接続されるように、第一の回路部材10と第二の回路部材20とを接着している。対向する第一の回路電極13と第二の回路電極23とは、導電粒子5を介して電気的に接続されている。なお、接続部が導電粒子5を含有していない場合でも、回路接続材料1を介して第一の回路電極13と第二の回路電極23とは電気的な接続が可能である。
第一の基板11は、ポリエステルテレフタレート、ポリエーテルサルフォン、エポキシ樹脂、アクリル樹脂及びポリイミド樹脂からなる群より選ばれる少なくとも1種の樹脂を含む樹脂フィルムである。第一の回路電極13は、電極として機能し得る程度の導電性を有する材料(好ましくは金、銀、錫、白金族の金属及びインジウム−錫酸化物からなる群より選ばれる少なくとも一種)から形成されている。
第二の基板21は半導体チップ類のシリコーンやガリウム・ヒ素等や、ガラス、セラミックス、ガラス・エポキシ複合体、プラスチック等の絶縁基板で形成される多層配線板である。第二の回路電極23は、導体部23aと、回路電極23の表面のうち接続部1aと接する部分を形成する被膜23bとを有する。導体部23aは回路電極23が電極として機能し得る程度の導電性を有する材料(好ましくは金、銀、錫、白金族の金属及びインジウム−錫酸化物からなる群より選ばれる少なくとも一種)から形成されている。被膜23bはベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜である。ベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜とは、ベンズイミダゾール系誘導体と金属から生じた錯体が、電極表面上で互いに結合することによって形成された膜である。ベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜は、回路電極が形成された基板をベンズイミダゾール処理(OSP処理)することにより形成できる。OSP処理は、例えば、市販されているものとしては、四国化成(株)製の商品名タフエースF2又はF2(LX)、三和研究所(株)製の商品名ドーコートGVII、Enthone.Inc製の商品名Entek106A又は106A(X)若しくはメック(株)製商品名メックシールCL−5824S、CL−5018又はCL−5018Sを用いて行うことができる。これらは単独で又は2種類以上を組み合わせて使用することができる。
従来の150℃以下の低温で硬化可能な回路接続材料では、回路電極がベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜を有している構成の場合、良好な接着強度を得ることが困難であった。これに対して、接続構造100においては、接続部1aが回路接続材料1の硬化物であることにより、150℃以下の低温でも硬化可能であり、かつ十分に高い接着強度を得ることができる。
回路部材の接続構造100は、例えば、第一の回路部材10と、上述のフィルム状の回路接続材料1と、第二の回路部材20とを、第一の回路電極13と第二の回路電極23とが対峙するようにこの順に積層した積層体を加熱及び加圧又は光照射することにより、第一の回路電極13と第二の回路電極23とが電気的に接続されるように第一の回路部材10と第二の回路部材20とを接続する方法によって、得られる。
この方法においては、まず、支持フィルム上に形成されているフィルム状の回路接続材料1を第二の回路部材20上に貼り合わせた状態で加熱及び加圧して回路接続材料1を仮接着し、支持フィルムを剥離してから、第一の回路部材10を、回路電極が対向するように位置合わせしながら載せて、積層体を準備することができる。接続の際の加熱によって発生する揮発成分による接続への影響を防止するために、接続工程の前に回路部材を予め加熱処理しておくことが好ましい。
上記積層体を加熱及び加圧する条件は、回路接続材料中の組成物の硬化性等に応じて、回路接続材料が硬化して十分な接着強度が得られるように、適宜調整される。
本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形が可能である。例えば、より良好な電気的接続を得るためには、回路電極(接続端子)の少なくとも一方が、金、銀、錫及び白金族から選ばれる少なくとも1種の金属から構成される最表層を有することが好ましい。回路電極は、銅/ニッケル/金のように複数の金属を組み合わせた多層構成を有していてもよい。
接続構造を構成する回路部材が有する基板は、シリコン及びガリウム・ヒ素等の半導体チップ、並びに、ガラス、セラミックス、ガラス・エポキシ複合体、及びプラスチック等の絶縁基板であってもよい。
以下、本発明の内容を、実施例を用いてさらに具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
(1)回路接続材料の作製
(1−1)ポリアミドイミド樹脂Aの合成
撹拌機、油水分離器付き冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた5リットルの四つ口フラスコに、1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートジオール(ダイセル化学工業(株)製、商品名PLACCEL CD−220)1000.0g(0.50モル)、4,4´−ジフェニルメタンジイソシアネート250.27g(1.00モル)、及びγ−ブチロラクトン833.51gを仕込み、140℃まで昇温した。140℃で5時間反応させ、(b)成分であるジイソシアネート(一般式(II)において、R及びRがすべてヘキサメチレン基であり、X及びXがジフェニルメタン基であり、m=13、n=1であるジイソシアネート)を得た。
更に、この反応液に(a)成分として無水トリメリット酸288.20g(1.50モル)、(c)成分として4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート125.14g(0.50モル)、及びγ−ブチロラクトン1361.14gを仕込み、160℃まで昇温した後、6時間反応させて、数平均分子量が18000のポリアミドイミド樹脂を生成させた(以下「ポリアミドイミド樹脂A」という)。反応液を凍結乾燥後、ポリアミドイミド樹脂Aを固形分として回収した。なお、(b)成分/(c)成分のモル比は、0.5/0.5である。
(1−2)ポリアミドイミド樹脂Bの合成
攪拌機、油水分離器付き冷却管、窒素導入管及び温度計を備えた5リットルの四つ口フラスコに、1,6−ヘキサンジオール系ポリカーボネートジオール(ダイセル化学工業(株)製、商品名PLACCEL CD−220)1000.0g(0.50モル)、3,3′−ジフェニルメタンジイソシアネート250.27g(1.00モル)、及びγ−ブチロラクトン833.51gを仕込み、140℃まで昇温した。140℃で5時間反応させ、(b)成分であるジイソシアネート(一般式(II)において、R及びRがすべてヘキサメチレン基であり、X及びXがジフェニルメタン基であり、m=13、n=1であるジイソシアネート)を得た。
更に、この反応液に(a)成分としてピロメリット酸二無水物321.27g(1.50モル)、(c)成分として3,3′−ジフェニルメタンジイソシアネート125.14g(0.50モル)及びγ−ブチロラクトン1361.14gを仕込み、160℃まで昇温した後、6時間反応させて、数平均分子量が19000のポリアミドイミド樹脂を生成させた(以下「ポリアミドイミド樹脂B」という)。反応液を凍結乾燥後、ポリアミドイミド樹脂Bを固形分として回収した。なお、(b)成分/(c)成分のモル比は、0.5/0.5である。
実施例1
遊離ラジカルを発生する硬化剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ(2−エチルヘキサノイル)ヘキサン(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサ25O)を8重量部(パーヘキサ25Oは50%溶液なので、不揮発分換算で4重量部)、ラジカル重合性物質として、ウレタンアクリレートオリゴマー(新中村化学工業(株)製、商品名UA5500T)のトルエン溶解品70重量%溶液を50重量部(不揮発分換算で35重量部)、ジシクロペンタジエン型ジアクリレート(東亞合成(株)製、商品名DCP−A)を10重量部、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート(共栄社化学(株)製、商品名P−2M)を3重量部、ポリアミドイミド樹脂として、ポリアミドイミド樹脂Aをメチルエチルケトンに溶解して得られた30重量%溶液を66.7重量部(不揮発分換算で20重量部)、熱可塑性樹脂として、ビスフェノールF型フェノキシ樹脂(フェノール・ホルムアルデヒド重縮合物のエピクロルヒドリンによるジグリシジルエーテル化合物、重量平均分子量35000〜50000)をトルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶媒に溶解して得られた50重量%溶液を50重量部(不揮発分換算で25重量部)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンポリケミカルズ製、商品名EV40W)をトルエンに溶解して得られた20重量%溶液を50重量部(不揮発分換算で10重量部)配合し、更に、表面に多数の突起部を有する平均粒径2〜3.3μmのNi粉体を5重量部配合した。この混合溶液をアプリケータでPETフィルム上に塗布し、70℃10分の熱風乾燥により、接着剤層の厚みが35μmであるフィルム状の回路接続材料を得た。
実施例2
遊離ラジカルを発生する硬化剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ(2−エチルヘキサノイル)ヘキサン(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサ25O)を8重量部(パーヘキサ25Oは50%溶液なので、不揮発分換算で4重量部)、ラジカル重合性物質として、ウレタンアクリレートオリゴマー(新中村化学工業(株)製、商品名UA5500T)のトルエン溶解品70重量%溶液を42.9重量部(不揮発分換算で30重量部)、ジシクロペンタジエン型ジアクリレート(東亞合成(株)製、商品名DCP−A)を10重量部、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート(共栄社化学(株)製、商品名P−2M)を3重量部、ポリアミドイミド樹脂として、ポリアミド樹脂Aをメチルエチルケトンに溶解して得られた30重量%溶液を100重量部(不揮発分換算で30重量部)、熱可塑性樹脂として、ビスフェノールF型フェノキシ樹脂(フェノール・ホルムアルデヒド重縮合物のエピクロルヒドリンによるジグリシジルエーテル化合物、重量平均分子量35000〜50000)をトルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶媒に溶解して得られた50重量%溶液を40重量部(不揮発分換算で20重量部)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンポリケミカルズ製、商品名EV40W)をトルエンに溶解して得られた20重量%溶液を50重量部(不揮発分換算で10重量部)配合し、更に、表面に多数の突起部を有する平均粒径2〜3.3μmのNi粉体を5重量部配合し、製膜は実施例1と同様にして回路接続材料を得た。
実施例3
遊離ラジカルを発生する硬化剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ(2−エチルヘキサノイル)ヘキサン(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサ25O)を8重量部(パーヘキサ25Oは50%溶液なので、不揮発分換算で4重量部)、ラジカル重合性物質として、ウレタンアクリレートオリゴマー(新中村化学工業(株)製、商品名UA5500T)のトルエン溶解品70重量%溶液を50重量部(不揮発分換算で35重量部)、ジシクロペンタジエン型ジアクリレート(東亞合成(株)製、商品名DCP−A)を10重量部、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート(共栄社化学(株)製、商品名P−2M)を3重量部、ポリアミドイミド樹脂として、ポリアミド樹脂Bをメチルエチルケトンに溶解して得られた30重量%溶液を66.7重量部(不揮発分換算で20重量部)、熱可塑性樹脂として、ビスフェノールF型フェノキシ樹脂(フェノール・ホルムアルデヒド重縮合物のエピクロルヒドリンによるジグリシジルエーテル化合物、重量平均分子量35000〜50000)をトルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶媒に溶解して得られた50重量%溶液を50重量部(不揮発分換算で25重量部)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンポリケミカルズ製、商品名EV40W)をトルエンに溶解して得られた20重量%溶液を50重量部(不揮発分換算で10重量部)配合し、更に、表面に多数の突起部を有する、平均粒径2〜3.3μmのNi粉体を5重量部配合し、製膜は実施例1と同様にして回路接続材料を得た。
比較例1
遊離ラジカルを発生する硬化剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ(2−エチルヘキサノイル)ヘキサン(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサ25O)を8重量部(パーヘキサ25Oは50%溶液なので、不揮発分換算で4重量部)、ラジカル重合性物質として、スチレン/無水マレイン酸共重合体(ノバケミカルズ製、商品名D−250)のトルエン溶解品30重量%溶液を10重量部(不揮発分換算で3重量部)、ウレタンアクリレートオリゴマー(新中村化学工業(株)製、商品名UA5500T)のトルエン溶解品70重量%溶液を42.9重量部(不揮発分換算で30重量部)、ジシクロペンタジエン型ジアクリレート(東亞合成(株)製、商品名DCP−A)を17重量部、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート(共栄社化学(株)製、商品名P−2M)を3重量部、熱可塑性樹脂として、ビスフェノールF共重合型フェノキシ樹脂(フェノール・ホルムアルデヒド重縮合物のエピクロルヒドリンによるジグリシジルエーテル化合物、重量平均分子量35000〜50000)をトルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶媒に溶解して得られた50重量%溶液を70重量部(不揮発分換算で35重量部)、ポリエーテル系ウレタン樹脂(ディーアイーシーバイエルポリマー(株)製、商品名T−6075N)をトルエンに溶解して得られた15重量%溶液を100重量部(不揮発分換算で15重量部)配合し、更に、表面に多数の突起部を有する平均粒径2〜3.3μmのNi粉体を5重量部配合し、製膜は実施例1と同様にして回路接続材料を得た。
比較例2
遊離ラジカルを発生する硬化剤として2,5−ジメチル−2,5−ジ(2−エチルヘキサノイル)ヘキサン(日本油脂(株)製、商品名パーヘキサ25O)を8重量部(パーヘキサ25Oは50%溶液なので、不揮発分換算で4重量部)、ラジカル重合性物質として、ウレタンアクリレートオリゴマー(新中村化学工業(株)製、商品名UA5500T)のトルエン溶解品70重量%溶液を57.1重量部(不揮発分換算で40重量部)、ジシクロペンタジエン型ジアクリレート(東亞合成(株)製、商品名DCP−A)を10重量部、2−メタクリロイロキシエチルアシッドホスフェート(共栄社化学(株)製、商品名P−2M)を3重量部、熱可塑性樹脂として、ビスフェノールF型フェノキシ樹脂(フェノール・ホルムアルデヒド重縮合物のエピクロルヒドリンによるジグリシジルエーテル化合物、重量平均分子量35000〜50000)をトルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶媒に溶解して得られた50重量%溶液を80重量部(不揮発分換算で40重量部)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(三井デュポンポリケミカルズ製、商品名EV40W)をトルエンに溶解して得られた20重量%溶液を50重量部(不揮発分換算で10重量部)配合し、更に、表面に多数の突起部を有する平均粒径2〜3.3μmのNi粉体を5重量部配合し、製膜は実施例1と同様にして回路接続材料を得た。
比較例3
エポキシ樹脂及びアニオン重合型硬化剤としてイミダゾール系マイクロカプセル混合型エポキシ樹脂(旭化成ケミカルズ(株)製、商品名HX−3941HP)を60重量部、フィルム形成成分として、トルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶媒に溶解して得られた40重量%のフェノキシ樹脂(PKHC、重量平均分子量45000、インケムコーポレーション社製)を50重量部(不揮発分換算で20重量部)、アクリルゴムとして、ブチルアクリレート40部−エチルアクリレート30部−アクリロニトリル30部−グリシジルメタクリレート3部の共重合体(重量平均分子量約85万)をトルエン/酢酸エチル=50/50の混合溶媒に溶解して得られた10重量%溶液アクリルゴムを200重量部(不揮発分換算で20重量部)、シランカップリング剤としてγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)製、商品名SH6040)を1重量部配合し、更に、表面に多数の突起部を有する平均粒径2〜3.3μmのNi粉体を5重量部配合し、製膜は実施例1と同様にして回路接続材料を得た。
実施例1〜3及び比較例1〜3の回路接続材料の組成を重量部(不揮発分換算)で表1に示す。
Figure 2009111327
(2)回路部材の接続構造の作製
(2−1)OSP処理又は金めっき処理されたプリント配線板(PWB)の作製
ガラスエポキシ多層プリント配線板上に、ライン幅100μm、ピッチ200μm、厚み35μmの銅回路電極を形成させた(これを以下「PWB」という)。更にPWBの銅回路電極表面に、ベンズイミダゾール化合物(四国化成(株)製、商品名タフエース)を用いてOSP処理をし、厚み0.10μm〜0.32μmのベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜を形成させた(これを以下「OSP−PWB」という)。またOSP処理の代わりに、PWBに金めっき処理を施し、銅回路電極表面に厚み0.10μm〜0.32μmの金の被膜を形成させたPWBを作製した(これを以下「Gold−PWB」という)。なお、作製されたPWBは評価用であり、接続部の周辺には、ビアホール等のPWB裏面に熱を逃がす回路を設けなかった。
(2−2)金めっき処理されたフレキシブルプリント配線板(FPC)の作製
厚み25μmのポリイミドフィルム上に、ライン幅100μm、ピッチ200μm、厚み18μmの銅回路電極が直接形成されたフレキシブルプリント配線板(これを以下「FPC」という)を用意した。FPCに金めっき処理を施して、厚み0.10μm〜0.32μmの金の被膜を銅回路電極表面に形成させたFPCを作製した(これを以下「Gold−FPC」という)。なお、作製されたFPCは評価用であり、接続部の周辺には、ビアホール等のFPC裏面に熱を逃がす回路を設けなかった。
(2−3)回路電極の接続(PWBとFPCの接続)
OSP−PWB又はGold−PWB上に、上記のフィルム状の回路接続材料の接着面を貼り付けた後、70℃、1MPaで2秒間加熱及び加圧して仮接続し、その後、PETフィルムを剥離した。次に、Gold−FPCの回路電極とOSP−PWB又はGold−PWBの回路電極とが向かい合うように位置合わせした後、実施例1〜3及び比較例1〜2の回路接続材料を用いたものは、140℃、2MPaで10秒間加熱及び加圧した。比較例3の回路接続材料を用いたものは170℃、2MPaで20秒間加熱及び加圧した。Gold−FPCとOSP−PWB又はGold−PWBとの間に挟まれた回路接続材料が硬化することにより、FPCとPWBが接続された。FPCとPWBの基板間の幅は2mmであった。
(3)回路部材の接続構造の評価
(3−1)接着力の測定
作製した回路部材の接続構造からFPCを剥離するために必要な力を接着力として測定した。測定は、JIS Z−0237に準拠し、90度剥離、剥離速度50mm/分として、接着力測定装置を用いて接着力測定を行った。接着直後、及び85℃/85%RHの高温高湿槽中に500時間保持する高温高湿処理を行った後の接着力を測定した。
(3−2)接続抵抗の測定
作製した回路接続構造の回路接続部を含む回路間の抵抗値を測定するため、PWB及びFPC上で互いに隣り合う回路間の抵抗値をマルチメーターで測定した。抵抗値は異なる隣接回路間の抵抗150点の平均(x+3σ)で示した。高温高湿試験後の抵抗値が接続直後の抵抗値の2倍以内であるものを良好なレベルとした。得られた結果を表2に示す。
Figure 2009111327
Gold−PWBとGold−FPCとを接続した場合、実施例1〜3及び比較例1〜3の回路接続材料はいずれも接続直後6N/cm以上、高温高湿処理後4N/cm以上の良好な接着力を示した。高温高湿処理後の接続抵抗の上昇も少なく、耐久性は良好であった。
OSP−PWBとGold−FPCとを、実施例1〜3の回路接続材料を用いて接続した場合、いずれも良好な接着力と接続抵抗を示した。高温高湿処理後も良好な接着力が維持され、接続抵抗の上昇は安定な範囲に収まった。OSP−PWBとGold−FPCとを、低温硬化系である比較例1及び2の回路接続材料を用いて接続した場合、接続直後から接着力が6N/cmを下回り、OSP処理基板に対して低い接着性を示した。OSP処理基板を比較例1及び2の回路接続材料を用いて接続した場合の接続抵抗は評価しなかった。比較例3の回路接続材料を用いた場合は、OSP処理基板に対しても良好な接着力と接続抵抗を示した。しかしながら、接続条件が170℃20秒と高温長時間であり、ビアホールなどにより熱の逃げやすい回路基板への適用は困難である。
回路接続材料の一実施形態を示す断面図である。 接続構造の一実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1…回路接続材料、1a…接続部、3…樹脂層、5…導電性粒子、10…第一の回路部材、11…第一の基板、13…第一の回路電極、20…第二の回路部材、21…第二の基板、23…第二の回路電極、23a…導体部、23b…被膜、100…回路部材の接続構造。

Claims (7)

  1. 対向する回路電極同士を電気的に接続する回路接続材料であって、
    (1)遊離ラジカルを発生する硬化剤と、
    (2)ラジカル重合性物質と、
    (3)下記一般式(I)で表される構成単位を有するポリアミドイミド樹脂と、を含有する回路接続材料。
    Figure 2009111327

    (式(I)中、R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜18のアルキレン基を示し、X及びXは、それぞれ独立にアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、m及びnは、それぞれ独立に1〜20の整数を示し、Yは三価の有機基を示す。)
  2. 前記(3)成分が、
    (a)酸無水物基及びカルボキシル基を有する化合物又は酸無水物基を2つ以上有する化合物に、
    (b)下記一般式(II)で表されるジイソシアネート、を反応させて得られるポリアミドイミド樹脂である請求項1記載の回路接続材料。
    Figure 2009111327

    (式(II)中、R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜18のアルキレン基を示し、X及びXは、それぞれ独立にアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、m及びnは、それぞれ独立に1〜20の整数を示す)。
  3. 対向する回路電極同士を電気的に接続する回路接続材料であって、
    (1)遊離ラジカルを発生する硬化剤と、
    (2)ラジカル重合性物質と、
    (3)下記一般式(III)で表される構成単位を有するポリアミドイミド樹脂と、を含有する回路接続材料。
    Figure 2009111327

    (式(III)中、Xはアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Yは三価の有機基を示し、Rは下記一般式(IV)で表される構成単位を有する2価の基を示し、
    Figure 2009111327

    式(IV)中、Xはアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Rは下記一般式(V)で表される構成単位を有する2価の基を示し、
    Figure 2009111327

    式(V)中、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示す。)
  4. 前記(3)成分が、
    (a)酸無水物基及びカルボキシル基を有する化合物又は酸無水物基を2つ以上有する化合物に、
    (b)下記一般式(VI)で表されるジイソシアネート、を反応させて得られるポリアミドイミド樹脂である請求項3記載の回路接続材料。
    OCN−R−X−NCO (VI)
    (式(VI)中、Xはアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Rは下記一般式(IV)で表される構成単位を有する2価の基を示し、
    Figure 2009111327

    式(IV)中、Xはアリーレン基又は炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示し、Rは下記一般式(V)で表される構成単位を有する2価の基を示し、
    Figure 2009111327

    式(V)中、Rは炭素数1〜18のアルキレン基を示す。)
  5. 前記(3)成分が、
    前記(a)成分に、前記(b)成分とともに、
    前記(b)成分とは異なる(c)ポリイソシアネート化合物を反応させて得られるポリアミドイミド樹脂である請求項2又は4記載の回路接続材料。
  6. 表面に突起部を有する導電粒子を含有する請求項1〜5に記載の回路接続材料。
  7. 第1の回路基板の主面上に単数又は複数の第1の回路電極が形成された第1の回路部材と、
    第2の回路基板の主面上に単数又は複数の第2の回路電極が形成された第2の回路部材と、
    前記第1の回路基板の前記主面と前記第2の回路基板の前記主面との間に設けられ、前記第1の回路電極と前記第2の回路電極とを対向配置させた状態で電気的に接続する回路接続部材と、を備え、
    前記回路接続部材は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の回路接続材料の硬化物であり、
    前記第1の回路電極及び/又は前記第2の回路電極が、ベンズイミダゾール系樹脂錯体の被膜を有し、前記被膜が前記回路電極表面のうち前記回路接続材料と接する部分を形成する回路部材の接続構造。
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