JP2009109739A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温になる耐熱性樹脂から発生するVOCの放出量を低減させることのできる定着装置および画像形成装置を提供する。
【解決手段】定着装置16は、加圧ローラ20、加熱ローラ22、加圧ローラ20や加熱ローラ22を覆う定着ハウジング24a,24b等で構成されている。定着ハウジング24a,24b、コイル支持部材28、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材36は、PET等の耐熱性樹脂からなるものが使用されている。さらに、定着ハウジング24a,24b、コイル支持部材28、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材36の表面には、膜厚が1.0μmの炭素膜38が形成されている。炭素膜38としては、水素アモルファス炭素膜、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜、または硬質炭素膜などがある。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの定着装置および画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用する複写機やプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置には、被記録媒体である用紙に転写されたトナー像を定着するための定着装置が備えられている。この定着装置としては、互いに当接して回転する加熱ローラと加圧ローラを備える2ローラ方式の定着手段が一般的に使用されている。この定着装置においては、未定着トナー像が表面に転写された用紙が、加熱ローラと加圧ローラが当接して形成される定着ニップ部に搬送されると、熱及び圧力によってトナーが溶融して用紙の表面にトナー像が永久画像として定着される。ここで、加熱ローラや加圧ローラとしては、フッ素ゴムやシリコンゴム等を金属製ローラ芯金上に被覆して成るものが一般的に使用されている。
また、定着装置は、加熱ローラや加圧ローラを覆う定着ハウジング、用紙の搬送路を案内する用紙搬送ガイド、サーモスタットを支持するサーモスタット支持部材等で構成されている。サーモスタットは、発熱体の通電路を遮断して加熱ローラのオーバーヒートを防止するためのものである。この定着ハウジング、用紙搬送ガイド、サーモスタット支持部材はPET(ポリエチレンテレフタレート)等の耐熱性樹脂から成るものが一般的に使用されている。
また、近年、省エネルギー化を図るために、高いエネルギー効率を持つ加熱源として誘導加熱コイルを用いた誘導加熱方式の定着装置が提案されている。ここで、誘導加熱コイルを支持する部材もPET等の耐熱性樹脂から成るものが一般的に使用されている。
ところで、最近、VOC(揮発性有機化合物)に由来する大気汚染の防止が叫ばれ、事務所等において使用される複写機やプリンタ等の画像形成装置から排出されるVOC等に対する環境面からの配慮が必要になってきている。VOCの放出量については、トナー由来の成分と定着装置由来の成分が多い。定着装置由来の成分については、加圧ローラで使われているシリコンゴムから揮発しているシロキサンと定着ハウジング等の樹脂部材で使われているPETから揮発しているBHT(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール)が多い。これらのVOCは、定着装置やトナーが加熱されたときに多く揮発する。
そこで、この問題を解消する方法として、特許文献1および特許文献2には、定着装置の近傍に吸着剤を担持する部材を配置することにより、定着時に発生するVOCを吸着させ、画像形成装置内外に拡散することを防ぎ、不快臭の発生を防止する技術が開示されている。また、特許文献3には、誘導加熱コイルの支持部材を耐熱性樹脂の基体の外側表面にVOCを吸収する材料のシートを被せて構成することにより、耐熱性樹脂から発生するVOC放出を削減する技術が開示されている。
特開平4−221968号公報 特開2005−338539号公報 特開2004−271684号公報
しかしながら、これら従来の技術をもってしても、VOCの放散量を満足できる値まで下げることができず、環境改善の観点からはVOCの放散量を更に低く抑える必要があった。
それゆえに、本発明の主たる目的は、高温になる耐熱性樹脂から発生するVOCの放出量を低減させることのできる定着装置および画像形成装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、用紙を通過させて、用紙上に形成された未定着画像を加熱定着させる定着手段を有した定着装置であって、定着手段を覆うように配置された定着ハウジングの表面に、炭素膜が形成されていることを特徴とする、定着装置である。定着手段としては、例えば、互いに当接して回転する加熱ローラと加圧ローラを備える2ローラ方式のものが用いられる。
請求項1の発明では、炭素膜を定着ハウジングの表面に形成することで、定着ハウジングのガスバリア性が著しく向上し、定着装置が高温になったときに定着ハウジングから揮発するVOCの放出量が大幅に低減する。
請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明に従属する発明であって、定着手段に内挿された加熱手段と、加熱手段の通電を遮断するサーモスタットと、サーモスタットを支持するサーモスタット支持部材と、を備え、サーモスタット支持部材の表面に、炭素膜が形成されていることを特徴とする、定着装置である。
請求項2の発明では、炭素膜をサーモスタット支持部材の表面に形成することで、サーモスタット支持部材のガスバリア性が著しく向上し、定着装置が高温になったときにサーモスタット支持部材から揮発するVOCの放出量が大幅に低減する。
請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明に従属する発明であって、加熱手段が、誘導加熱コイルおよび誘導加熱コイルを支持するコイル支持部材からなり、コイル支持部材の表面に、炭素膜が形成されていることを特徴とする定着装置である。
請求項3の発明では、誘導加熱コイルによって高温になるコイル支持部材の表面に炭素膜を形成することで、コイル支持部材のガスバリア性が著しく向上し、コイル支持部材から揮発するVOCの放出量が大幅に低減する。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに係る発明に従属する発明であって、用紙を案内するための用紙搬送ガイド部材を備え、用紙搬送ガイド部材の表面に、炭素膜が形成されていることを特徴とする、定着装置である。
請求項4の発明では、用紙搬送ガイド部材の表面に炭素膜を形成することで、用紙が搬送されるときの用紙搬送ガイド部材表面の磨耗量が大幅に低減し、初期の摩擦係数が長期間維持できる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4のいずれかに係る発明に従属する発明であって、定着ハウジング、コイル支持部材、サーモスタット支持部材および用紙搬送ガイド部材の少なくともいずれか一つが耐熱性樹脂からなることを特徴とする、定着装置である。
請求項5の発明では、定着装置内の耐熱性樹脂からなる定着ハウジングなどの表面に、炭素膜を形成することで、ガスバリア性が著しく向上し、定着装置が高温になったときに耐熱性樹脂から揮発するVOCの放出量が大幅に低減する。
請求項6に係る発明は、請求項1〜請求項5のいずれかに係る発明に従属する発明であって、炭素膜は、水素化アモルファス炭素膜、DLC膜、および硬質炭素膜の少なくともいずれか一つであることを特徴とする、定着装置である。
請求項6の発明では、炭素膜が水素化アモルファス炭素膜、DLC膜、または硬質炭素膜であるため、低温プラズマによる成膜が行え、樹脂等の耐熱温度の低い材料に成膜が可能である。
請求項7に係る発明は、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置を備えていることを特徴とする、画像形成装置である。
請求項7の発明では、高温になる耐熱性樹脂から発生するVOCの放出量を低減させることのできる定着装置を備えた画像形成装置が得られる。
本発明によれば、定着装置内の耐熱性樹脂からなる定着ハウジングなどの表面に、所定の炭素膜を形成することで、ガスバリア性を著しく向上させることができ、定着装置が高温になったときに耐熱性樹脂から揮発するVOCの放出量を大幅に低減することができる。
本発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明を実施するための最良の形態の説明から一層明らかとなろう。
(画像形成装置)
図1は本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
感光体ドラム2は駆動手段によって図示矢印の時計方向に所定速度で駆動される。感光体ドラム2の外周近傍には、帯電器(図示せず)、現像器4、転写ローラ6、クリーニング部材7が設けられている。感光体ドラム2は帯電器にて表面が帯電される。感光体ドラム2の回転方向における帯電器の下流側には、レーザースキャニングユニット(図示せず)が配置されている。レーザースキャニングユニットから放射されたレーザ光は、感光体ドラム2上に照射され、静電潜像が形成される。
レーザースキャニングユニットの下流側には、現像器4が配置されている。現像器4は、ブラックのトナーを感光体ドラム2に付与するためのものである。現像器4に対して、トナーカートリッジ8が配設されている。現像器4の下流側には、転写ローラ6が配置されている。さらに、転写ローラ6の下流側には、感光体ドラム2に残ったトナーを除去するためのクリーニング部材7が配置されている。
一方、給紙ローラ14はブラックトナー像と同期して、給紙カセット12から被記録媒体としての用紙を引き出して給紙する。用紙には感光体ドラム2上に形成されたトナー像が転写され、定着装置16に搬入される。トナー画像を転写された用紙は、定着装置16で定着され、印刷物として機外に排出されて排紙トレイ上に積載される。
(定着装置の第1の実施形態)
図2は本発明に係る定着装置の第1の実施形態を示す概略構成図である。この定着装置16は、加圧ローラ20、加熱ローラ22、加圧ローラ20や加熱ローラ22を覆う定着ハウジング24a,24b、誘導加熱コイル26、誘導加熱コイル26を支持するコイル支持部材28、サーモスタット30、サーモスタット30を支持するサーモスタット支持部材32、用紙の搬送路を案内する用紙搬送ガイド部材36等で構成されている。
加圧ローラ20は、外径が30mmの金属製(鉄製)ローラ芯金上に、シリコンゴムの弾性層とフッ素樹脂の表層とを被覆してなるものである。加熱ローラ22は、ステンレス鋼(SUS430)などの導電性部材で形成された、外径が40mmの円筒形状の中空ローラで、速やかに加熱されるようにできるだけ薄肉となっており、その表面にはフッ素樹脂コートされた離型層が設けられている。ローラ20,22は、中心軸周りに回転可能に保持されている。なお、剥離爪34は加熱ローラ22の外周面に接触している。
誘導加熱コイル26は銅線からなり、図3に示すように、画像形成装置本体に取り付けられた梁部材29に固定されたコイル支持部材28に巻き付けられた状態で、加熱ローラ22の内側の所定位置に配設されている。この誘導加熱コイル26に高周波電力を供給することにより、加熱ローラ22に渦電流が生じ、加熱ローラ22が加熱する。
この加熱された加熱ローラ22を用いて用紙上に形成されたトナー像を用紙に定着する。すなわち、未定着トナー像が表面に転写された用紙が、加熱ローラ22と加圧ローラ20が当接して形成される定着ニップ部に搬送されると、熱及び圧力によってトナーが溶融して用紙の表面にトナー像が永久画像として定着される。
サーモスタット30は、サーモスタット支持部材32によって加熱ローラ22の近傍に支持されている。サーモスタット30は、誘導加熱コイル26の通電を遮断して加熱ローラ22のオーバーヒートを防止するためのものである。図4に示すように、サーモスタット30は円盤形状の本体に一対の金属端子31a,31bを電気的に接続し、サーモスタット支持部材32に収容されている。サーモスタット支持部材32は定着ハウジング24aの内壁面に固定されている。
用紙搬送ガイド部材36は、トナー像定着後の用紙を案内するためのものである。定着ハウジング24a,24b、コイル支持部材28、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材36は、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の耐熱性樹脂からなるものが使用されている。
さらに、定着ハウジング24a,24b、コイル支持部材28、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材36の表面には、膜厚が1.0μmの炭素膜38(図2において点線で表示している)が形成されている。炭素膜38としては、水素アモルファス炭素膜、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜、または硬質炭素膜などがある。本実施形態では、炭素膜38としてDLC膜を用いた。これらの炭素膜38は、熱伝導率が200〜600W/m・K、電気抵抗(体積抵抗率)が106〜1011Ω・cm、ビッカース硬度が2000〜5000kg/mm2、摩擦係数が0.2より小さい等の物理的性質を有するものである。また、気体分子を非常に透過させにくい性質、すなわちガス(VOC)バリア性を備えている。この結果、定着装置16が高温になったとき、定着ハウジング24a,24b、コイル支持部材28、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材36から揮発するVOCの放出量を大幅に低減することができる。
また、これらの炭素膜38は、低温プラズマイオン注入法を用いて室温で成膜できるため、樹脂等の耐熱温度の低い材料に成膜が可能であり、安価な定着装置16を提供することができる。
また、炭素膜38は摩擦係数が比較的小さいので、用紙搬送ガイド部材38の表面に炭素膜38を形成することで、搬送用紙のエッジが用紙搬送ガイド部材38に接触することによって生じる用紙搬送ガイド部材38表面の傷や磨耗を大幅に低減させ、初期の摩擦係数を長期間維持させることができる。そのため、用紙を詰まらせることなく、所望のトナー画像を得ることができる。さらに、用紙搬送ガイド部材38表面に凹凸が発生しにくいため、用紙上のトナーが用紙搬送ガイド部材38表面に入り込んで付着するおそれもない。
以上の構成からなる定着装置16を装着した画像形成装置のVOC放出評価をした。すなわち、SUS製チャンバー(容積1m3、内面電解研磨仕上げ)内に設置し、外気環境を23±2℃、50±5%Rhに設定するとともに、チャンバー内を67L/分で換気を行うように設定した。約1時間換気後、10分間プリント動作を行い、チャンバー内の空気をTENAX(登録商標)捕集管にて100mL/分で連続サンプリングした。プリント停止後も約2時間は、連続してサンプリングした。そして、サンプリングしたTENAX(登録商標)捕集管を加熱脱着装置で脱着し、捕集された揮発性有機化合物(VOC)をGC−MSにて測定することにより、機外に排出される揮発性有機化合物の量を見積もった。その結果、定着装置16を装着した画像形成装置のVOCの排出量は5.6mg/hであった。
比較のため、炭素膜38を形成していない定着ハウジング24a,24b、コイル支持部材28、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材36で構成された定着装置を装着した画像形成装置を用いて、前記実施形態と同様の条件で測定した。その結果、炭素膜38を形成していない定着装置を装着した画像形成装置のVOCの排出量は11.8mg/hであった。従って、炭素膜38を形成することにより、VOCの機外への排出量を約1/2に低減することができた。
(定着装置の第2の実施形態)
図5は本発明に係る定着装置の第2の実施形態を示す概略構成図である。この定着装置16Aは、加圧ローラ20、加熱ローラ22、加圧ローラ20や加熱ローラ22を覆う定着ハウジング24a,24b、ハロゲンヒータ40、サーモスタット30、サーモスタット30を支持するサーモスタット支持部材32、用紙の搬送路を案内する用紙搬送ガイド部材42等で構成されている。なお、前記第1の実施形態の定着装置と同一の部品および部分については、その詳細な説明は省略する。
加圧ローラ20は、外径が25mmの金属製(鉄製)ローラ芯金上に、シリコンゴムの弾性層とフッ素樹脂の表層とを被覆してなるものである。加熱ローラ22は、アルミニウムなどの金属製部材で形成された、外径が30mmの円筒形状の中空ローラで、速やかに加熱されるようにできるだけ薄肉となっており、その表面にはフッ素樹脂コートされた離型層が設けられている。ローラ20,22は、中心軸周りに回転可能に保持されている。
ハロゲンヒータ40は消費電力が800Wのもので、加熱ローラ22の内側の所定位置に配設されている。このハロゲンヒータ40に電力を供給することにより、加熱ローラ22が加熱する。
用紙搬送ガイド部材42は、未定着トナー像が表面に転写された用紙を案内するためのものである。定着ハウジング24a,24b、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材42は、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の耐熱性樹脂からなるものが使用されている。
さらに、定着ハウジング24a,24b、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材42の表面には、膜厚が1.0μmの炭素膜38(図5において点線で表示している)が形成されている。炭素膜38としては、水素アモルファス炭素膜、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)膜、または硬質炭素膜などがある。この結果、定着装置16Aが高温になったとき、定着ハウジング24a,24b、サーモスタット支持部材32および用紙搬送ガイド部材42から揮発するVOCの放出量を大幅に低減することができる。また、これらの炭素膜38は、低温プラズマイオン注入法を用いて室温で成膜できるため、樹脂等の耐熱温度の低い材料に成膜が可能であり、安価な定着装置16Aを提供することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形される。
本発明に係る画像形成装置の一例を示す概略構成図である。 本発明に係る定着装置の一例を示す概略構成図である。 加熱ローラの構成を示す斜視図である。 サーモスタットとサーモスタット支持部材を模式的に示す斜視図である。 本発明に係る定着装置の別の例を示す概略構成図である。
符号の説明
2 感光体ドラム
4 現像器
6 転写ローラ
16,16A 定着装置
20 加圧ローラ
22 加熱ローラ
24a,24b 定着ハウジング
26 誘導加熱コイル
28 コイル支持部材
30 サーモスタット
32 サーモスタット支持部材
36,42 用紙搬送ガイド部材
40 ハロゲンヒータ
38 炭素膜

Claims (7)

  1. 用紙を通過させて、用紙上に形成された未定着画像を加熱定着させる定着手段を有した定着装置であって、
    前記定着手段を覆うように配置された定着ハウジングの表面に、炭素膜が形成されていることを特徴とする、定着装置。
  2. 前記定着手段に内挿された加熱手段と、
    前記加熱手段の通電を遮断するサーモスタットと、
    前記サーモスタットを支持するサーモスタット支持部材と、を備え、
    前記サーモスタット支持部材の表面に、炭素膜が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記加熱手段が、誘導加熱コイルおよび前記誘導加熱コイルを支持するコイル支持部材からなり、前記コイル支持部材の表面に、炭素膜が形成されていることを特徴とする、請求項2に記載の定着装置。
  4. 用紙を案内するための用紙搬送ガイド部材を備え、前記用紙搬送ガイド部材の表面に、炭素膜が形成されていることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の定着装置。
  5. 前記定着ハウジング、前記コイル支持部材、前記サーモスタット支持部材および前記用紙搬送ガイド部材の少なくともいずれか一つが耐熱性樹脂からなることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の定着装置。
  6. 前記炭素膜は、水素化アモルファス炭素膜、DLC膜、および硬質炭素膜の少なくともいずれか一つであることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかに記載の定着装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の定着装置を備えていることを特徴とする、画像形成装置。
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