JP6866109B2 - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Description
フィルムや定着ベルトなど)の内周面にセラミックヒータ(以下、単にヒータとする)を
接触させ、フィルムを介してヒータで記録材を加熱するオンデマンド方式(フィルム加熱
方式)がある。さらに、記録材を搬送するためのローラ自体が発熱する電磁誘導加熱タイ
プがある。
絶縁性を有するフィルムと、
前記フィルムの外周面に接触する加圧ローラであって、前記フィルムとの間にニップ部を形成する加圧ローラと、
前記フィルムの内部空間に配置されているヒータであって、基板と、基板上に形成された発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体を覆う絶縁性を有するガラス層と、を有するヒータと、
前記フィルムの内部空間に配置されている導電部材であって、第1の面が前記ヒータのガラス層と接しており、第2の面が前記フィルムの内周面に接している導電部材と、を有し、
前記ヒータと前記加圧ローラで前記導電部材と前記フィルムを挟持しており、記録媒体に形成された画像は前記フィルムと前記加圧ローラの間に形成された前記ニップ部で前記フィルムを介して加熱される定着装置であって、
前記導電部材は接地されており、
記録媒体に形成された画像が前記ヒータによって加熱される状態において、前記導電部材と、
記録媒体は前記フィルムによって絶縁されていることを特徴とする。
上記定着装置を有し、
前記定着装置が現像剤像を記録媒体に定着させることで、記録媒体に画像を形成することを特徴とする。
<(1)画像形成装置A>
図1は、実施例1に係る画像形成装置Aの構成を示す図である。具体的には、図1は、実施例1に係る加熱定着装置6が搭載された画像形成装置Aの概略構成図である。なお、本実施例において、画像形成装置Aは、転写式電子写真プロセスを利用したレーザビームプリンタである。感光ドラム1(像担持体に対応する)は、回転ドラム型の電子写真感光体であり、図1の矢印s方向に所定の周速度(プロセススピード)で回転する。感光ドラム1は、OPC・アモルファスSe・アモルファスSi等の感光材料層が、アルミニウムやニッケルなどのシリンダ(ドラム)状の導電性基体の外周面に設けられることで形成される。
図3は、本実施例に係る加熱定着装置6の構成を示す概略図である。本実施例において、加熱定着装置6は、フィルム加熱方式の定着装置である。加熱定着装置6は、円筒状のフィルム23(絶縁体に対応する)と、フィルム23に接触する導電板26(導電部材に対応する)と、導電板26と接触するヒータ22(加熱体に対応する)(図2を参照)とを有する。また、加熱定着装置6は、フィルム23を介して導電板26と定着ニップNを形成する加圧ローラ24を有する。ヒータ22と導電板26は、円筒状のフィルム23の内部に配置されており、記録材P上のトナー画像は、ヒータ22によって加熱された導電板26によって、周方向に回転するフィルム23を介して加熱される。なお、導電板26は熱伝導性を有し、フィルム23は可撓性を有している。
制御される。また、フィルム23の厚みは、良好な熱伝導性を確保するために20μm以上100μm以下程度であることが好ましい。フィルム23は複合層フィルムである。そして、フィルム23は、PTFE・PFA・PPS等の材質の単層フィルム、または、ポリイミド・ポリアミドイミド・PEEK・PES等を材質としたベース層の表面に、PTFE・PFA・FEP等が離型層としてコーティングされることで形成される。なお、PTFEはポリテトラフルオロエチレンであり、PFAはテトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテルであり、PEEKはポリエーテルエーテルケトンであり、PESはポリエーテルスルホンである。また、PTFE・PFA・FEPは、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテルである。
ム23を用いた。本実施例では、フィルム23におけるベース層と離型層とがともに絶縁体で形成されるため、フィルム23は絶縁体となっている。なお、フィルム23のサイズについて、直径は25mm、長さは240mm、ベース層の厚みは50μm、離型層の厚みは3μmとなっている。
本実施例において、加熱定着装置6の構成は、フィルム23および導電板26以外は、実施例1に係る加熱定着装置6と同じである。なお、本実施例において、実施例1と同一の機能を有する部分についての説明は、同一の符号を付すことで省略することとする。本実施例では、フィルム23において、ベース層の材料として実施例1と同じくポリイミドを用いたが、フィルム23の熱伝導率を向上させるために、さらに、ベース層に、カーボンからなる高熱伝導フィラーを添加している。そのため、本実施例において、フィルム23におけるベース層は導電性を有している。
比較例では、加熱定着装置は導電板26を有しておらず、ヒータ22とフィルム23とが直接摺動している。比較例に係る加熱定着装置において、それ以外の構成については、実施例1に係る加熱定着装置6と同じである。また、比較例では、特許文献1および2に開示される技術のように、記録材Pをガイドするガイド部材またはフィルム23を、コンデンサおよび電気抵抗を介して接地させるための回路が設けられていない。
録材Pを介して転写ローラ5から感光ドラム1に流れる電流である。また、具体的には、図5と図6は、高温多湿(室温30度・湿度80%)の環境下で放置された記録材P(含水量の多い記録材P)を通紙した際の転写ニップnにおける転写電流を示した図である。
Claims (13)
- 絶縁性を有するフィルムと、
前記フィルムの外周面に接触する加圧ローラであって、前記フィルムとの間にニップ部を形成する加圧ローラと、
前記フィルムの内部空間に配置されているヒータであって、基板と、基板上に形成された発熱抵抗体と、前記発熱抵抗体を覆う絶縁性を有するガラス層と、を有するヒータと、
前記フィルムの内部空間に配置されている導電部材であって、第1の面が前記ヒータのガラス層と接しており、第2の面が前記フィルムの内周面に接している導電部材と、を有し、
前記ヒータと前記加圧ローラで前記導電部材と前記フィルムを挟持しており、記録媒体に形成された画像は前記フィルムと前記加圧ローラの間に形成された前記ニップ部で前記フィルムを介して加熱される定着装置であって、
前記導電部材は接地されており、
記録媒体に形成された画像が前記ヒータによって加熱される状態において、前記導電部材と記録媒体は前記フィルムによって絶縁されていることを特徴とする定着装置。 - 記録媒体上の現像剤像は、前記ヒータによって加熱された前記導電部材によって前記フィルムを介して加熱されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記フィルムは円筒状であって、
記録媒体上の現像剤像は、前記ヒータによって加熱された前記導電部材によって、周方向に回転する前記フィルムを介して加熱されることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。 - 記録媒体上の現像剤像が前記ヒータによって加熱される状態において、前記ヒータは前記導電部材を介して前記フィルムに接触し、前記導電部材は前記フィルムを介して前記記録媒体に接触することを特徴とする請求項3に記載の定着装置。
- 前記導電部材と記録媒体とを絶縁するための絶縁体であって、前記導電部材の表面をコーティングする絶縁体を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
- 前記フィルムは、可撓性を有しており、
前記ヒータは、前記導電部材と前記フィルムを介して、記録媒体上の現像剤像を加熱することを特徴とする請求項5に記載の定着装置。 - 前記絶縁体は、前記導電部材にアルマイト処理を施すことで前記導電部材の表面をコーティングすることを特徴とする請求項5または6に記載の定着装置。
- 記録媒体上の現像剤像は、前記絶縁体によってコーティングされた前記導電部材を介して前記ヒータによって加熱されることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記ヒータは、交流電流が印加されることで発熱することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記ヒータが記録媒体上の現像剤像を加熱することで、記録媒体上の現像剤像が記録媒体に定着することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の定着装置。
- 請求項1から10のいずれか1項に記載の定着装置を有し、
前記定着装置が現像剤像を記録媒体に定着させることで、記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。 - 現像剤像が形成される像担持体と、
電流が印加されることで、前記像担持体上の現像剤像を記録媒体に電気的に転写する転写部材と、
を有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。 - 前記ヒータは、交流電流が印加されることで発熱し、
前記転写部材は、直流電流が印加されることで、前記像担持体上の現像剤像を記録媒体に転写することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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JP2016210767A Active JP6866109B2 (ja) | 2016-10-27 | 2016-10-27 | 定着装置および画像形成装置 |
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