JP2009107253A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部を備えた筆記具を提供する。
【解決手段】本発明の筆記具1は、キャップまたは筆記具本体からなる筒体2の外面に軸方向に延びるクリップ部3を設ける。クリップ部3が無色透明の合成樹脂からなる。クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する傾斜面32とを備える。クリップ部3の裏面がフラット面33を備える。クリップ部3の表面及びクリップ部3の裏面を光沢面とする。裏面のフラット面33と表面の傾斜面32とのなす角度α,βを90度未満に設定する。筒体2の外面が着色される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、クリップ部を備えた筆記具に関する。詳細には、キャップまたは筆記具本体からなる筒体の外面に軸方向に延びるクリップ部を設けた筆記具に関する。
従来、筆記具のクリップにおいて、例えば、特許文献1には、クリップが透明の合成樹脂成形品よりなり、クリップ裏面の表示部を、クリップ表面から透視可能にすることが記載されている。また、前記特許文献1には、クリップの表面を、レンズ効果を呈する曲面にすることが記載されている。
実開平7−12289号明細書
前記特許文献1のクリップは、裏面の表示を透視可能にするために略板状に形成されている。前記従来のクリップは、正面から見たときの透明感は得られるとしても、クリップの表面または裏面に表示等の着色を施さない場合、存在感のない外観を呈することになる。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部を備えた筆記具を提供しようとするものである。
尚、本発明において、「前」とはクリップ部の玉部側を指し、「後」とはクリップ部の基部側を指す。また、本発明において、「径方向内方」とは、クリップ表面から筒体に向かう方向を指す。
本願の第1の発明は、キャップまたは筆記具本体からなる筒体2の外面に軸方向に延びるクリップ部3を設けた筆記具であって、前記クリップ部3が無色透明の合成樹脂からなり、前記クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する傾斜面32とを備え、前記クリップ部3の裏面がフラット面33を備えたこと(請求項1)を要件とする。(図1乃至図5参照)
前記第1の発明の筆記具1は、前記クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する傾斜面32とを備え、前記クリップ部3の裏面がフラット面33を備えた構成により、クリップ部3を正面視したとき(即ちクリップ部3を正面から見たとき)、クリップ部3の頂部の両側(即ち一対の傾斜面32)に、光の反射及び屈折によって、一対の軸方向に延びる帯状の鏡面光沢Sを視認できる(図1参照・斜線部分は帯状の鏡面光沢Sを示す)。それにより、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部3を得る。尚、本願発明と異なる構成(例えば、図6に示すように、クリップ部の頂部4を角状とした場合や、図7に示すように、クリップ部の頂部5を平面状とした場合)では、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側に帯状の鏡面光沢Sを視認できない。
尚、前記第1の発明で、前記傾斜面32は、例えば、テーパ状平面(図3参照)、凸曲面(図4参照)、または凹曲面(図5参照)が挙げられる。
本願の第2の発明は、前記第1の発明において、前記クリップ部3の表面及び裏面を光沢面(または平滑面)としたこと(請求項2)を要件とする。(図1乃至図5参照)
前記第2の発明の筆記具1は、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側に明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できる。もし、クリップ部3の表面または裏面を粗面または梨地面とした場合、十分な光の反射及び屈折が得られず、クリップ部3の頂部31の両側に明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できない。
本願の第3の発明は、前記第2の発明において、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを90度未満に設定したこと(請求項3)を要件とする。(図1乃至図5参照)
前記第3の発明の筆記具1は、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側に、一層明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できる。もし、裏面のフラット面33と表面の傾斜面32とのなす角度α,βが90度以上の場合、クリップ部3の頂部31の両側に、明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できない。尚、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βとは、傾斜面32が凸曲面または凹曲面の場合、傾斜面32の内方端部(即ち頂部31との反対側の端部)に接する接線と、裏面のフラット面33とのなす角度をいう。前記裏面のフラット面33と表面の傾斜面32とのなす角度α,βは、帯状の鏡面光沢Sが容易に視認できる点で30度以上が好ましい。
本願の第4の発明は、前記第2の発明において、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを80度以下に設定したこと(請求項4)を要件とする。
前記第4の発明の筆記具1は、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側に、一層明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できる。もし、裏面のフラット面33と表面の傾斜面32とのなす角度α,βが80度を超える場合、クリップ部3の頂部31の両側に、明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できないおそれがある。尚、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βとは、傾斜面32が凸曲面または凹曲面の場合、傾斜面32の内方端部(即ち頂部31との反対側の端部)に接する接線と、裏面のフラット面33とのなす角度をいう。尚、前記裏面のフラット面33と表面の傾斜面32とのなす角度α,βは、帯状の鏡面光沢Sが容易に視認できる点で30度以上が好ましい。
本願の第5の発明は、前記第3の発明または第4の発明において、前記筒体2の外面が着色されてなること(請求項5)を要件とする。
前記第5の発明の筆記具1は、クリップ部3を正面視したとき、無色透明のクリップ部3と、背部の着色された筒体2とのコントラストにより、クリップ部3の頂部31の両側に、帯状の鏡面光沢Sが一層際立って視認される。もし、筒体2が無色透明の場合、無色透明のクリップ部3の頂部31の両側に、帯状の鏡面光沢Sを容易に視認することができない。
本願の第6の発明は、キャップまたは筆記具本体からなる筒体2の外面に軸方向に延びるクリップ部3を設けた筆記具であって、前記クリップ部3が無色透明の合成樹脂からなり、前記クリップ部3の横断面が略三角形状を有し、前記クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔するテーパ状平面よりなる傾斜面32とを備え、前記クリップ部3の裏面がフラット面33を備え、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを80度以下(好ましくは75度以下)に設定し、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とし、前記筒体2の外面が着色されてなること(請求項6)を要件とする。(図1、図2、及び図3参照)
前記第6の発明の筆記具1は、クリップ部3の横断面が略三角形状を有し、クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔するテーパ状平面よりなる傾斜面32とを備え、クリップ部3の裏面がフラット面33を備えた構成により、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側(即ち一対の傾斜面32)に、光の反射及び屈折によって、一対の軸方向に延びる帯状の鏡面光沢Sを視認できる(図1参照・斜線部分は帯状の鏡面光沢Sを示す)。それにより、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部3を得る。尚、本願発明と異なる構成(例えば、図6に示すように、クリップ部の頂部4を角状とした場合や、図7に示すように、クリップ部の頂部5を平面状とした場合)では、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側に帯状の鏡面光沢Sを視認できない。
さらに、前記第6の発明の筆記具1は、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを80度以下に設定し、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とし、前記筒体2の外面が着色されてなることにより、クリップ部3の頂部31の両側に、一層明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できる。尚、前記裏面のフラット面33と表面の傾斜面32とのなす角度α,βは、帯状の鏡面光沢Sが容易に視認できる点で30度以上が好ましい。
本願の第7の発明は、キャップまたは筆記具本体からなる筒体2の外面に軸方向に延びるクリップ部3を設けた筆記具であって、前記クリップ部3が無色透明の合成樹脂からなり、前記クリップ部3の横断面が略半月形状を有し、前記クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する凸曲面状の傾斜面32とを備え、前記クリップ部3の裏面がフラット面33を備え、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを90度未満に設定し、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とし、前記筒体2の外面が着色されてなること(請求項7)を要件とする。(図1、図2、及び図4参照)
前記第7の発明の筆記具1は、クリップ部3が無色透明の合成樹脂からなり、クリップ部3の横断面が略半月形状を有し、クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する凸曲面状の傾斜面32とを備え、クリップ部3の裏面がフラット面33を備えた構成により、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側(即ち一対の傾斜面32)に、光の反射及び屈折によって、一対の軸方向に延びる帯状の鏡面光沢Sを視認できる(図1参照・斜線部分は帯状の鏡面光沢Sを示す)。それにより、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部3を得る。尚、本願発明と異なる構成(例えば、図6に示すように、クリップ部の頂部4を角状とした場合や、図7に示すように、クリップ部の頂部5を平面状とした場合)では、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側に帯状の鏡面光沢Sを視認できない。
さらに、前記第7の発明の筆記具1は、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを90度未満に設定し、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とし、前記筒体2の外面が着色されてなることにより、クリップ部3の頂部31の両側に、一層明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できる。尚、前記裏面のフラット面33と表面の傾斜面32とのなす角度α,βは、帯状の鏡面光沢Sが容易に視認できる点で30度以上が好ましい。
本願の第8の発明は、キャップまたは筆記具本体からなる筒体2の外面に軸方向に延びるクリップ部3を設けた筆記具であって、前記クリップ部3が無色透明の合成樹脂からなり、前記クリップ部3の横断面が略釣鐘形状を有し、前記クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する凹曲面状の傾斜面32とを備え、前記クリップ部3の裏面がフラット面33を備え、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを80度以下に設定し、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とし、前記筒体2の外面が着色されてなること(請求項8)を要件とする。(図1、図2、及び図5参照)
前記第8の発明の筆記具1は、クリップ部3が無色透明の合成樹脂からなり、クリップ部3の横断面が略釣鐘形状を有し、クリップ部3の表面が、凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する凹曲面状の傾斜面32とを備え、クリップ部3の裏面がフラット面33を備えた構成により、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側(即ち一対の傾斜面32)に、光の反射及び屈折によって、一対の軸方向に延びる帯状の鏡面光沢Sを視認できる(図1参照・斜線部分は帯状の鏡面光沢Sを示す)。それにより、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部3を得る。尚、本願発明と異なる構成(例えば、図6に示すように、クリップ部の頂部4を角状とした場合や、図7に示すように、クリップ部の頂部5を平面状とした場合)では、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の頂部31の両側に帯状の鏡面光沢Sを視認できない。
さらに、前記第8の発明の筆記具1は、前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを80度以下に設定し、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とし、前記筒体2の外面が着色されてなることにより、クリップ部3の頂部31の両側に、一層明確な帯状の鏡面光沢Sが視認できる。尚、前記裏面のフラット面33と表面の傾斜面32とのなす角度α,βは、帯状の鏡面光沢Sが容易に視認できる点で30度以上が好ましい。
尚、前記第1の発明乃至第8の発明で、前記クリップ部3を構成する無色透明の合成樹脂は、例えば、ポリカーボネイト樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド系樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
尚、前記第1の発明乃至第8の発明で、前記筒体2は、例えば、一端にペン先を備え且つ内部にインキが収容された筆記具本体、筆記具本体のペン先側に着脱自在のキャップ、筆記具本体の反ペン先側端部に取り付けられる尾冠、またはキャップの閉鎖側端部に取り付けられる頭冠等の筆記具用部品が挙げられる。
尚、前記第4の発明乃至第8の発明で、筒体2の外面は、筆記具本体に内蔵されるインキの色に着色されることが、インキ色を容易に識別できる点で好ましい。
本発明の筆記具によれば、クリップ部を正面視したとき、クリップ部の頂部の両側に、光の反射及び屈折によって軸方向に延びる帯状の鏡面光沢を視認でき、それにより、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部を得る。
<第1の実施の形態>
本発明の筆記具1の第1の実施の形態を図1乃至図3に示す。
本実施の形態の筆記具1は、キャップまたは筆記具本体を構成する筒体2と、該筒体2の外面に設けられるクリップ部3とを備える。
・筒体
前記筒体2は、合成樹脂の射出成形から得られる円筒状部材からなる。前記筒体2の外面は、筆記具本体に内蔵されたインキの色と略同色に着色されている。具体的には、前記筒体2は、筆記具本体に内蔵するインキの色に着色された不透明の合成樹脂、または、筆記具本体に内蔵するインキの色に着色された着色透明の合成樹脂により形成される。尚、前記筒体2は、無色透明のクリップ部3と背部の着色された筒体2とのコントラストにより、クリップ部3の頂部31の両側に、帯状の鏡面光沢Sが一層際立って視認される点で、不透明の合成樹脂により形成されることが好ましい。
・クリップ部
前記クリップ部3は、無色透明の合成樹脂の射出成形により得られる。前記クリップ部3は、筒体2の外面に、圧入、嵌合、係合、溶着、接着、2色成形等の手段により設けられる。前記無色透明の合成樹脂は、例えば、ポリカーボネイト樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド系樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
前記クリップ部3は、軸方向に延設され、前端近傍の裏面に玉部34が突出され、後端に基部35が形成される。前記クリップ部3は、前記基部35を介して、筒体2の外面に接続され、径方向にたわみ変形可能である。
前記クリップ部3の表面が、軸方向に延びる凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する、軸方向に延びるテーパ状平面よりなる傾斜面32とを備える。前記クリップ部3の裏面が、軸方向に延びるフラット面33を備える。前記クリップ部3は、横断面が略三角形状を有する。前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを30度〜80度(好ましくは30度〜75度以下)に設定した。また、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とした。
本実施の形態の筆記具によれば、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の両側縁部(即ち頂部31の両側)に、光の反射及び屈折によって、一対の軸方向に延びる帯状の鏡面光沢Sを視認できる。それにより、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部3を得る。
<第2の実施の形態>
本発明の筆記具1の第2の実施の形態を図1、図2、及び図4に示す。
本実施の形態の筆記具1は、キャップまたは筆記具本体を構成する筒体2と、該筒体2の外面に設けられるクリップ部3とを備える。
・筒体
前記筒体2は、合成樹脂の射出成形から得られる円筒状部材からなる、前記筒体2の外面は、筆記具本体に内蔵されたインキと略同色に着色されている。具体的には、前記筒体2は、筆記具本体に内蔵するインキの色に着色された不透明の合成樹脂、または、筆記具本体に内蔵するインキの色に着色された着色透明の合成樹脂により形成される。尚、前記筒体2は、無色透明のクリップ部3と背部の着色された筒体2とのコントラストにより、クリップ部3の頂部31の両側に、帯状の鏡面光沢Sが一層際立って視認される点で、不透明の合成樹脂により形成されることが好ましい。
・クリップ部
前記クリップ部3は、無色透明の合成樹脂の射出成形により得られる。前記クリップ部3は、筒体2の外面に、圧入、嵌合、係合、溶着、接着、2色成形等の手段により設けられる。前記無色透明の合成樹脂は、例えば、ポリカーボネイト樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド系樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
前記クリップ部3は、軸方向に延設され、前端近傍の裏面に玉部34が突出され、後端に基部35が形成される。前記クリップ部3は、前記基部35を介して、筒体2の外面に接続され、径方向にたわみ変形可能である。
前記クリップ部3の表面が、軸方向に延びる凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する、軸方向に延びる凸曲面状の傾斜面32とを備える。前記クリップ部3の裏面が、軸方向に延びるフラット面33を備える。前記クリップ部3は、横断面が略半月形状を有する。前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを30度〜89度(好ましくは30度〜85度以下)に設定した。また、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とした。
本実施の形態の筆記具1によれば、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の両側縁部(即ち頂部31の両側)に、光の反射及び屈折によって軸方向に延びる、一対の帯状の鏡面光沢Sを視認できる。それにより、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部3を得る。
<第3の実施の形態>
本発明の筆記具1の第3の実施の形態を図1、図2、及び図5に示す。
本実施の形態の筆記具1は、キャップまたは筆記具本体を構成する筒体2と、該筒体2の外面に設けられるクリップ部3とを備える。
・筒体
前記筒体2は、合成樹脂の射出成形から得られる円筒状部材からなる。前記筒体2の外面は、筆記具本体に内蔵されたインキと略同色に着色されている。具体的には、前記筒体2は、筆記具本体に内蔵するインキの色に着色された不透明の合成樹脂、または、筆記具本体に内蔵するインキの色に着色された着色透明の合成樹脂により形成される。尚、前記筒体2は、無色透明のクリップ部3と背部の着色された筒体2とのコントラストにより、クリップ部3の頂部31の両側に、帯状の鏡面光沢Sが一層際立って視認される点で、不透明の合成樹脂により形成されることが好ましい。
・クリップ部
前記クリップ部3は、無色透明の合成樹脂の射出成形により得られる。前記クリップ部3は、筒体2の外面に、圧入、嵌合、係合、溶着、接着、2色成形等の手段により設けられる。前記無色透明の合成樹脂は、例えば、ポリカーボネイト樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリアミド系樹脂、ABS樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。
前記クリップ部3は、軸方向に延設され、前端近傍の裏面に玉部34が突出され、後端に基部35が形成される。前記クリップ部3は、前記基部35を介して、筒体2の外面に接続され、径方向にたわみ変形可能である。
前記クリップ部3の表面が、軸方向に延びる凸曲面状の頂部31と、該頂部31の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する、軸方向に延びる凹曲面状の傾斜面32とを備える。前記クリップ部3の裏面が、軸方向に延びるフラット面33を備える。前記クリップ部3は、横断面が略釣鐘形状を有する。前記裏面のフラット面33と前記表面の傾斜面32とのなす角度α,βを30度〜80度(好ましくは30度〜75度)に設定した。また、前記クリップ部3の表面及び前記クリップ部3の裏面を光沢面とした。
本実施の形態の筆記具1によれば、クリップ部3を正面視したとき、クリップ部3の両側縁部(即ち頂部31の両側)に、光の反射及び屈折によって軸方向に延びる、一対の帯状の鏡面光沢Sを視認できる。それにより、表面や裏面に着色を施さない場合であっても、存在感のある外観を呈する透明合成樹脂製のクリップ部3を得る。
本発明筆記具の第1乃至第3の実施の形態を示す要部正面図である。 図1の側面図である。 第1の実施の形態の場合の図1のA−A線拡大断面図である。 第2の実施の形態の場合の図1のA−A線拡大断面図である。 第3の実施の形態の場合の図1のA−A線拡大断面図である。 クリップ部の比較例を示す要部横断面図である。 クリップ部の比較例を示す要部横断面図である。
符号の説明
1 筆記具
2 筒体
3 クリップ部
31 頂部
32 傾斜面
33 フラット面
34 玉部
35 基部
4 頂部
5 頂部
S 帯状の鏡面光沢
α フラット面と傾斜面とのなす角度
β フラット面と傾斜面とのなす角度

Claims (8)

  1. キャップまたは筆記具本体からなる筒体の外面に軸方向に延びるクリップ部を設けた筆記具であって、
    前記クリップ部が無色透明の合成樹脂からなり、前記クリップ部の表面が、凸曲面状の頂部と、該頂部の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する傾斜面とを備え、前記クリップ部の裏面がフラット面を備えたことを特徴とする筆記具。
  2. 前記クリップ部の表面及び前記クリップ部の裏面を光沢面とした請求項1記載の筆記具。
  3. 前記裏面のフラット面と前記表面の傾斜面とのなす角度を90度未満に設定した請求項2記載の筆記具。
  4. 前記裏面のフラット面と前記表面の傾斜面とのなす角度を80度以下に設定した請求項2記載の筆記具。
  5. 前記筒体の外面が着色されてなる請求項3または4記載の筆記具。
  6. キャップまたは筆記具本体からなる筒体の外面に軸方向に延びるクリップ部を設けた筆記具であって、
    前記クリップ部が無色透明の合成樹脂からなり、前記クリップ部の横断面が略三角形状を有し、前記クリップ部の表面が、凸曲面状の頂部と、該頂部の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔するテーパ状平面よりなる傾斜面とを備え、前記クリップ部の裏面がフラット面を備え、前記裏面のフラット面と前記表面の傾斜面とのなす角度を80度以下に設定し、前記クリップ部の表面及び前記クリップ部の裏面を光沢面とし、前記筒体の外面が着色されてなることを特徴とする筆記具。
  7. キャップまたは筆記具本体からなる筒体の外面に軸方向に延びるクリップ部を設けた筆記具であって、
    前記クリップ部が無色透明の合成樹脂からなり、前記クリップ部の横断面が略半月形状を有し、前記クリップ部の表面が、凸曲面状の頂部と、該頂部の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する凸曲面状の傾斜面とを備え、前記クリップ部の裏面がフラット面を備え、前記裏面のフラット面と前記表面の傾斜面とのなす角度を90度未満に設定し、前記クリップ部の表面及び前記クリップ部の裏面を光沢面とし、前記筒体の外面が着色されてなることを特徴とする筆記具。
  8. キャップまたは筆記具本体からなる筒体の外面に軸方向に延びるクリップ部を設けた筆記具であって、
    前記クリップ部が無色透明の合成樹脂からなり、前記クリップ部の横断面が略釣鐘形状を有し、前記クリップ部の表面が、凸曲面状の頂部と、該頂部の両側に連設され且つ径方向内方に向かうに従い互いに離隔する凹曲面状の傾斜面とを備え、前記クリップ部の裏面がフラット面を備え、前記裏面のフラット面と前記表面の傾斜面とのなす角度を80度以下に設定し、前記クリップ部の表面及び前記クリップ部の裏面を光沢面とし、前記筒体の外面が着色されてなることを特徴とする筆記具。
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